美唄市議会 平成20年第2回定例会 2008年6月13日
(1)環境行政について/(2)教育行政について
2008年6月13日、美唄市議会の一般質問で、本郷幸治議員が「環境行政について」「教育行政について」について質問し、市長 桜井道夫、教育長 村上忠雄が答弁しました。
- 質問者
- 本郷幸治 議員
- 答弁者
- 市長 桜井道夫、教育長 村上忠雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 12番 本郷幸治
2008年第2回定例会に当たり、大綱2点について市長並びに教育長に質問します。大綱の1点目。環境行政について。その1つ、エコキャップ推進運動について。ペットボトルのキャップの回収を、東京都に事務所があるNPO法人エコキャップ推進委員会が全国の各団体等に呼びかけております。同会では、回収したキャップをリサイクルメーカーに売却し、そこで得た売却益をNPO法人、世界の子供にワクチンを日本委員会に寄附をし、そこからポリオワクチンを世界の途上国に送っております。ポリオ、すなわち小児麻痺です。今から50年前に世界中で猛威をふるいそして、日本でもこのウイルスが、1960年には5,000人以上の患者が発生しました。当時政府はカナダや旧ソ連からポリオワクチンを緊急輸入し、国内で1,300万人の子供に投与しました。その結果、同年より患者数が激減し、現在では完全に撲滅状態が続いております。しかし、インドやアフガニスタン、ミャンマーなどでは未だに患者が発生しており、毎年180万人の子供がこれらの感染症で命を落としているとの報道があります。こうした中で、世界保健機構やユニセフはこの状況を改善すべく、ワクチン接種の推進を世界各国に働きかけております。ワクチンは1人分、20円です。800個のキャップで一人の子供の命が救えます。本市では、キャップはプラスチック類として分別していますけれども、例えばキャップだけを分別して回収し、NPO法人エコキャップ推進委員会に送られてはいかがでしょうか。ぜひとも人道支援の観点から、大変評価できることと思いますが、この取り組みについて市長の御所見をお伺いします。その2つ目。緑のまちづくりについて。7月7日から北海道洞爺湖サミットが開催されます。そこでは、地球温暖化対策を始め、環境問題が大きなテーマとなっております。地球温暖化の原因である二酸化炭素を始めとした、温室効果ガスの排出量の削減が、今や地球規模で重要な課題となっております。環境問題の専門家は、温室効果ガスを削減するには、省エネの徹底とともに、光合成を行う森を増やす事が効果的であると述べております。近年こうした環境保全に対して、多くの企業や民間団体がボランティアで行政とも連携をとりながら、積極的に植樹活動が展開されています。本市にありましても、緑のまちづくりの推進のために、具体的に取り組むべきだと思います。市長のご所見をお伺いします。併せて今年度のゼロ予算にあります、花と緑のまちづくり促進事業の内容についても、お伺いします。大綱の2点目、教育行政について。その1つ目、学校支援地域本部事業について。文部科学省は、今年度より学校教員の負担軽減を図り、教員が子供と向き合う時間の拡充のため、地域住民による学校支援活動を促進し、地域ぐるみの子供の教育の推進や、地域の教育力の向上などを図る取り組みとして、学校支援事業をスタートさせました。既に革新的な取り組みで、話題を呼んでいる杉並区立和田中学校の例もありますが、本市の今までの取り組み状況と今後の考え方についてお伺いします。その2つ目。学校へのAED設置について。既に本市にありましては、主な公共施設にAEDが設置されました。一昨年の8月には、厚生労働省からの通知で、小児用パッドを取りつけることにより、1歳以上8歳未満の子どもにもAEDが使用できるようになりました。学校における子ども達の安心・安全を確保するためにも、本市の小中学校にAEDを設置することを提案しますが、ご所見をお伺いします。3つ目。子どもの通学時における安心・安全について。いまだ記憶に新しい平成13年6月、附属池田小学校で起きた無差別殺人事件。その後も、不審者が学校に侵入しての事件や通学路での子どもに危害を加える事件がいまだ後を絶たない現状です。こうした状況下で、文部科学省の対応も学校安全の推進のための子ども安心プロジェクトの更なる充実を図っております。最近、市のホームページの不審者情報を見ますと、昨年よりも増加しているように思われますが、そこで、1つ本市も含めた空知管内の平成18年、平成19年の不審者の出没状況。それから直近の現状。そして、それらの対応状況はどのようになっているのか。また、今後の具体的な対応策についてお伺いします。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
本郷議員の質問にお答えします。初めに環境行政について、エコキャップ推進運動についてでありますが、エコキャップ運動につきましては、再資源化の促進と同時に世界の子供にワクチンを送る取り組みであり、大変意味深いものと考えております。現在ペットボトルのキャップについては、資源ごみとしてプラスチック類と合わせて回収し、リサイクルを行っておりますが、現状の収集体制の中で新たにキャップのみを分別して回収するためには、新たな経費が見込まれることから、現状では検討すべき課題があるものと考えております。次に、緑のまちづくりについてでありますが、本年度の地域力活用事業、いわゆる「ゼロ予算事業」として予定している「花と緑のまちづくり促進事業」は、東明公園の桜やつつじ、水芭蕉等の自生植物の群落など、市内の特徴的な花の鑑賞スポットを市のホームページ上で紹介することに加え、市民と市が連携した花づくりや樹木の植栽などを進めようとするものであります。特に温暖化対策として道立林業試験場が開発したグイマツの新品種等の話題もあることから、身近な場所を「ふるさとの森」として、市民や市外からの来訪者と共に植樹の取り組みを進めることができるよう、場所や木の種類の選定など、現在検討作業を進めているところであります。次に、推進の取り組みでありますが、東明公園を初めとする公園整備や、北海幹線用水路の敷地を活用した緑道の整備など、緑化等の推進に努めてきたところであります。市といたしましても、かけがえのない資源である緑を増やし、保存するため市民の皆さんや関係機関・団体等と連携を図りながら、緑化の普及に努め、今後も緑のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。
答弁 教育長 村上忠雄(教育長は2008年6月まで)
本郷議員の質問にお答をいたします。初めに、学校支援地域本部事業についてでありますが、これは、地域住民のボランティア活動を通じ、地域全体で学校教育活動を支援することにより、教師が子ども達と向き合う時間を十分確保するとともに、地域の教育力の活性化を図る為の体制づくりを整備しようとするものでございます。具体的に申し上げますと、各市町村に活動促進の核となる1つの実行委員会を設置。さらに1中学校区に1つの地域支援本部を設置し、各本部と各学校が連携を図り、地域住民が通学路の安全指導や部活動の支援、環境整備などのボランティアを派遣し、地域ぐるみで学校教育活動を支援しようとするものであります。教育委員会といたしましては、各学校における地域とのこれまでの取り組みを基本とし、本市の実態にあった美唄らしい「学校支援地域本部事業」とするために、校長会・教頭会と連携し、教育委員会事務局全体で取り組むべく、今進めているところでございます。本事業は、地域と学校を中心として、地域住民が主体的に学校に関わりを持っていくことが必要であり、この考え方がしっかりと根づいていくよう、関係部署との連携を深めながら、導入に向けて検討してまいりたいと考えております。次に、学校へのAEDの設置についてでありますが、御質問にありましたように、小児用のパッドの取りつけ措置により、管内小中学校においても特にこの1年間で、急速にAEDの設置が進んでいると。このように認識をしております。教育委員会といたしましては児童生徒の生命を守ることはもちろん、「部活動等での不慮の事故への備え」「生命を大切にする心を育てる観点から有効であること。」また、「市内すべての小・中学校が広域避難場所に指定されていること」等の点から有用と考えておりますが、市内小・中学校へのAED設置につきましては、広く関係機関とも協議をしながら、検討を進めてまいりたいと考えております。次に、子どもの通学時における安心・安全についてでありますが、最近3年間の不審者出没事件は平成18年度が、空知管内82件、うち美唄市内11件。平成19年度が空知管内58件、うち美唄市内9件、平成20年度が今年6月11日現在で、空知管内30件、うち美唄市内4件で昨年度の同時期と比較しますと、空知管内は19件の増、これは昨年の約3倍でございます。美唄市内は2件の増で、これは昨年の倍でありますけれども、今日ここに来る前に、私の机の上に、奈井江町で母町で1つ。美唄高校の前で、また不審者1件出るということで、毎日のようにこの数字、最近増えているところでございます。教育委員会では、不審者情報が提出され次第迅速に、市内各小・中学校及び各幼稚園に生徒指導情報を発行して、児童生徒及び幼児の安全の確保について、万全を期すように指導しているほか、教育委員会職員や学校教職員による、定期的な巡回指導、民間の協力による新入学全児童への防犯ブザーの配付等を行っております。また、各学校では、不審者に対する指導や家庭への情報提供、教職員による通学路の点検、すきやき隊や地域との連携による児童生徒の登下校時の見守り等に取り組んでおります。今後は、市の広報紙を活用して、市民全体に児童生徒の見守りを呼びかけたり、学校における防犯教室を、警察との連携により、推進するなど、児童生徒の安全確保に向けて、一層の取り組みに努めてまいりたい。このように考えております。
再質問 12番 本郷幸治
一通りの答弁ありがとうございます。自席から1点、再質問させていただきます。エコキャップの推進運動ということなんですが、ただいまの市長のご答弁で、通常のいわゆるごみの回収。資源ごみの回収という、そういう体制をとった場合には、予算として大体600から1,800万円くらいかかりますと。今、本市の財政状況からすれば、このキャップの回収のために、これだけの多額の費用をかけるというのは、私自身も現実それは大変厳しいだろうなという、ただ今の答弁でそういう認識を持ちました。しかしながら、その回収の方法を変えると、どういうふうになるのか。いわゆる費用をなるべくかけないで、回収方法を考えると、どういうふうになるのか。例えば、公共施設。本庁舎、それから学校、市民会館、総合体育館、温水プール。人がたくさん集まって、いわゆるそこで飲料水を飲んだりというような、そういう場所に回収箱を設置するとか。それからまた、各町内にお願いして、回収をしていただくとか。こういう方法がとれないのか。これ実は、美唄のある団体が、今年1月から2月まで、それぞれ町内に呼びかけたり、それからまた友人知人に呼びかけて、回収して既にもう3月に送っているという。そういう報告を聞いているんです。趣旨を説明すると、それであれば、ぜひ喜んで持って行きますよということで積極的に参加していただいたという。そういう実績もあります。そんなことで、大変本市としても、財政状況が厳しいと思いますけど、本市としてどうやったら取り組めるか。その取り組められる範囲の中で、ぜひひとつ取り組んではいかがでしょう。再度お願いします。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
本郷議員の質問にお答えします。エコキャップ推進運動についてでありますが、この運動を促進するためには、行政だけでなく、市民をはじめ、地域や企業、団体などの連携、協力が重要でありますので、回収方法等も含め、他の先進的な取り組み事例を調査するなど、検討を進めてまいりたいと考えております。