美唄市議会 平成18年第2回定例会 2006年6月16日
(1)農業行政について/(2)教育行政について
2006年6月16日、美唄市議会の一般質問で、五十嵐聡議員が「農業行政について」「教育行政について」について質問し、市長 桜井道夫、農政部長 酒巻進、教育長 村上忠雄が答弁しました。
- 質問者
- 五十嵐聡 議員
- 答弁者
- 市長 桜井道夫、農政部長 酒巻進、教育長 村上忠雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 五十嵐聡
平成 18 年第2回定例会に当たり、大綱2点について、市長、教育長にお伺いいたします。大綱1点目は、農業行政についてであります。1点目に、ことしは雪解けがおくれ春作業に苦労され、また、低温で寒い日が続いており、作物の生育、特に水稲が心配されます。秋まき小麦においては褐色雪腐病の被害を受け、管内でも特に美唄に被害が多く、根雪時期の早さと雪解けのおくれが原因と聞いておりますが、播種時期、地域、個人差も見受けられ、今後の課題であり、調査と原因の究明が必要と考えます。被害にあった麦畑をやむなく廃耕し、大豆に転作したところが多く、廃耕面積は 600 ヘクタール以上と聞いております。そこで、本年の主要農作物の作付、それぞれの作物の生育状況をお伺いいたします。2点目に、昨年の大豆作付 620 ヘクタール、こ と し は 秋 麦 の 廃 耕 に よ る 作 付 も 加 わ り1,400 ヘクタール以上の作付となり、収穫・乾燥・調製を現在ある施設では到底まかなえません。JAでも検討されておりますが、施設等に対する考え方をお伺いいたします。3点目に、「食料・農業・農村基本計画」の見直しに基づき、19 年度から始まる戦後農政を抜本から見直すものとなる「品目横断的経営安定対策」、5月 18 日衆議院を通過し、参議院で審議が行われ、6月 14 日担い手新法が成立されました。認定農業者は全国で 20 万人を超し、道内も3万人目前と報道がありました。美唄市においても昨年1月末、524 戸の経営体が認定を受けており、6.4 ヘクタール以下で対象にならない経営体が約 320 戸でありました。冬から春にかけて、各関係機関での講習や指導で担い手がふえたものと考えます。そこで、現在の農家数と担い手の数、また、担い手から外れる農業者に対する対策をお伺いいたします。4点目に、農業の持続的な発展と多目的な機能の健全な発揮として、資源・環境対策も19 年度から施行されます。品目横断的政策と車の両輪と言われており、農地・農業用水等の資源を、保全・向上する対策と、化学肥料・農薬の使用を大幅に低減する農業生産環境対策を一体的に推進するもので、対象者は担い手以外も含めた地域共同体であり、水田なら 10 アール当たり 3,400 円交付され、半分の 1,700 円を道と市町村が負担するとなっております。18 年度モデル事業として、国が 3,000 万円、道と市町村が 1,500 万円ずつ負担し、当別町など 13 カ所で 5,001 ヘクタールが対象。モデル事業で弾みをつけて 19 年度からの全道的な取り組みをめざすと、2月に新聞報道がありました。そこで、資源対策の取り組みについてお伺いいたします。5点目に、担い手の育成へ向けて農地の流動、あっせんを進めていくに当たって、19 年から麦・大豆の過去の生産実績に基づく支払いがあり、過去3年の実績のない農地に対しては対象から外れるため、優良農地の値崩れ、耕作放棄地が危惧されます。担い手育成、農地の流動化をどのように進めていくのか、また、各農協、市農協では5月 17 日に、関係機関で担い手育成総合支援協議会を設立しましたが、その役割をあわせてお伺いいたします。6点目に、地元農産物や特産品などの情報発信や交流機能を備えた「食の駅」の新設、これまでの調査結果と今後のスケジュールをお伺いいたします。大綱2点目は、教育行政についてであります。芸術文化の振興、各種の文化活動や交流の施設として市民会館は重要な施設であります。しかし、現代の1人1台の車社会において、本市の市民会館には整備された駐車場がなく、イベントがあるたびに車を駐車するには場所が狭く、非常に不便であります。今後、指定管理者制度の導入、NPO法人に管理委託するにしても、駐車場を含めた周辺整備をする必要があると考えますが、教育長の考えをお伺いいたします。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
五十嵐議員の質問にお答えします。はじめに、大豆の調製施設についてでありますが、ことしの大豆の作付面積は秋まき小麦の廃耕により約 550 ヘクタール増加し、1,445 ヘクタールとなっております。大豆の調製施設は従来より、処理能力不足が課題となっており、今年度はさらに厳しい状況となっております。このことから、各農協では処理能力の向上に取り組んでいるところですが、さらに現在調製施設の整備を行い、一層の充実を図ることとして、農協や空知支庁と協議を進めております。次に、現在の農家戸数と担い手数についてでありますが、農業委員会の農家基本台帳上で、30 アール以上の農家戸数は、5月末現在で 907 戸となっており、このうち品目横断的経営安定対策の経営規模要件の特例ガイドラインの 6.4 ヘクタール以上に該当する農家戸数は 560 戸で、うちすでに認定農家となっている 519 戸が現時点で担い手になると考えております。これ以外の農家につきましては、認定農業者になることが前提となりますが、所得の特例で認定されるか、あるいは規模拡大をしなければ担い手になれないことから、各農協の担い手育成総合支援協議会と連携して意向の確認を行い、1人でも多くの農家が担い手になれるよう、誘導に努めたいと考えております。また、担い手にならない意向の農家に対しましては、水稲農家、アスパラやイチゴ等の野菜や花きなどの高収益作物を振興するなど、様々な角度から対策を講じてまいりたいと考えております。次に、資源・環境対策の取組についてでありますが、国は平成 19 年度から、「農地・水・環境保全向上対策」を導入することとし、平成 18 年度にモデル地区を設定し、地域における活動組織の設立や実践的な取組を行っているところです。この事業は現在のところ、都道府県・市町村・土地改良事業団体連合会等で構成する地域協議会が主体となって実施し、市としては活動組織としての協定締結や履行の確認などを行うとされておりますが、具体的内容については現在実施中のモデル事業の検証状況を踏まえて決定されると承知しているところでございます。次に、担い手育成農地の流動化と担い手総合支援協議会についてでありますが、品目横断的経営安定対策の生産条件格差是正対策については、「過去の生産実績」のない農家の農地を担い手が集積しても、「過去の生産実績に基づく支払」は対応されず、「毎年の生産量・品質に基づく支払」のみの対応となることから、農地流動化の停滞や農地価格の下落につながることが懸念されます。市といたしましては、協議会などと国の動向を見極め対応について検討してまいりたいと考えております。また、協議会は各農協ごとに設立しており、本年度は認定農業者等の経営相談・フォローアップ活動、経営改善計画の作成指導、法人化相談・指導、担い手育成・確保アクションプログラム策定などに取り組むこととなっております。次に、「食の駅」についてでありますが、平成 17 年度においては、深川市ほか3カ所の「道の駅」の施設内容や管理方法、整備手法等についての視察調査、市内外におけるイベント会場において、「美唄の食」に関するアンケート調査の実施、さらにはコスモス通で「食のフリーマーケット」を開催し、地元農産物や特産品の展示販売を通じ「食」に関する意識の高揚を図っております。今年度の取り組みといたしましては、6月にニセコ町の「道の駅 ニセコビュープラザ」ほか、数箇所の施設と農産物直売所の運営状況等について調査を行いました。また、今後は、7月に「食のフリーマーケット」を開催するほか、随時「食の駅検討プロジェクト会議」を開催し、さらに検討を進めてまいりたいと考えております。私からは以上でございます。なお、主要農作物の作付と生育状況につきましては、農政部長から答弁をさせていただきます。
答弁 農政部長 酒巻進(農政部長は2006年6月まで)
主要農作物の作付とそれぞれの生育状況については、私から答弁をさせていただきます。主要農作物の作付とそれぞれの生育状況についてでありますが、現時点で把握している作付面積及び生育状況で申し上げますと、水稲は 4,454 ヘクタールで、生育は6月に入り低温、曇天が続いており、平年に比べおくれが目立つ状況となっており、また秋まき小麦は 1,657 ヘクタールで、平年よりも一週間程度おくれておりますが、昨年並みであります。春まき小麦は 274 ヘクタールで平年よりも進んでおります。大豆は 1,446 ヘクタールで平年並みであります。なお、そばは 268 ヘクタールで、現在は播種作業が進められている状況です。また、今回発生した褐色雪腐病については、来年度の秋まき小麦の栽培にもかかわってくる問題であるため、農業支援センターにおいて分析を進めております。
答弁 教育長 村上忠雄(教育長は2008年6月まで)
五十嵐議員のご質問にお答え申し上げます。市民会館の周辺整備についてでありますが、この市民会館の駐車場につきましては、特に大きなイベント等の開催時には、来館者に対する十分な駐車スペースの提供という点でご不便をおかけすることもありますが、これまで駐車台数が多いと予想される行事の場合、事前に主催者側に近くにあります温水プールや総合体育館等の駐車場のご利用をご案内し、対応しているところでございます。今後におきましても、こういった隣接する施設駐車場の利用等により、駐車スペースの確保に努めてまいりたいと、このように考えているところでございます。
再質問 3番 五十嵐聡
この場から再質問させていただきます。農地・水・環境保全対策でありますが、国、農水省では、8月末の概算要求に予算を盛り込むため、各都道府県に対し、19 年度で取り組む目標面積を6月までに農水省に報告を求めており、美唄市の水田面積は 8,760 ヘクタールであり、本市の財政も厳しいわけですが、10 アール当たり 1,700 円の半分 850 円、つまり 7,446 万円の市負担で 10 アール当たり3,400 円、2億 9,800 万円の交付があり、さらに減農薬、有機栽培などの取組に対しても環境保全対策として上乗せの助成が受けられるものと聞いております。美唄市農業者にとりましても経済効果は絶大であり、これらの対策に乗りおくれのないようお願いしたいわけですけれども、いま一度お伺いいたします。次に、市民会館の駐車場を含めた整備でありますが、今どき公の施設で、どこまでが道路で、どこからが駐車場なのか、白線も引いていない駐車場はなく、今の状況では景観もよくなく、幾らも駐車はできません。他町村からのお客さんにも印象は悪いと考えます。北海幹線跡地や会館の南側に隣接する、民間の所有物と思われますが空き地もあるわけであります。今後に向けた、駐車場を含めた整備の考えはあるのか、教育長にお伺いいたします。
答弁 市長 桜井道夫(市長は2010年6月まで)
五十嵐議員の質問にお答えします。農地・水・環境保全向上対策の目標面積についてでありますが、今後は国・道等と十分協議をし、本市の目標面積などにつきまして、市の財政負担も考慮しながら検討してまいりたいと考えております。
答弁 教育長 村上忠雄(教育長は2008年6月まで)
市民会館の駐車場の整備についてでございますけれども、ただいまご答弁申し上げましたように、これまで近隣する駐車場の総合利用ということで対応してきているところでございまして、基本的にはこの考え方は、今後においてもそういったことでいきたい、このように考えているところでございます。ただ、ただいまご指摘ありましたように、道路・駐車場の境界線のことであるとか、現在も駐車場の一部に切った雑木が積んであるとか、こういった景観上もよろしくないこともあります。また、北海幹線のところが今撤去されまして、多少使えるかなと思うところもありますので、こういった部分の有効活用もこれからいろいろ考慮に入れながら、需要のある、駐車の需要に対して対応するよう心してまいりたいとこのように考えております。