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赤平市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月9日

市民の健康について

2021年9月9日、赤平市議会の一般質問で、木村恵議員が「市民の健康について」質問し、市長 畠山渉が答弁しました。

質問者
木村恵 議員
答弁者
市長 畠山渉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 7番 木村恵

件名の3です。市民の健康について、項目の1、国民健康保険の一部負担金減免制度について、要旨の1です。北海道は、国民健康保険の都道府県単位化の一環として、一部負担金減免要綱の標準例を市町村に公表しました。しかし、その内容は、通院や調剤薬局の薬代などは対象ではないと、収入の中に借入金などを含むとか、複数の問題点があるというふうに言われております。現在市町村ではこの標準例に基づいて基準の見直し作業が行われているとのことで、北海道社会保障推進協議会の調査によれば、道内162保険者中66保険者から回答があり、既に見直しを行ったところが約1割、見直す予定と答えたところは6割に上っているということでした。そこで、赤平市はこの調査にどういうふうに答えたのか。そして、今後どのように取り扱っていく考えなのかお伺いしたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

国民健康保険の一部負担金減免制度の今後の取扱いについてでございますが、議員も言われますとおり、国の標準例といたしましては対象となるのは入院のみとなっております。また、道におきましても、時限は決定されていないものの、令和2年にはこれまで対象としておりました外来を廃止することを決定されたところでございます。その主な理由といたしましては、外来で高額な医療費が発生する被保険者に対しては一部負担金減免以外にも社会福祉施策として生活保護制度が保障されているようでございますが、風邪やけがなどの軽度な治療内容も外来療養であることから、これらに一部負担金減免を適用すると相互扶助の国保理念が希薄化するとも考えられること、さらに外来療養の範囲が広い以上、減免が必要な療養とそれ以外とを線引きすることは難しいことなど様々な要因から、外来の減免制度廃止に至ったようでございます。一方、当市における国民健康保険一部負担金の減免制度におきましては、入院はもとより外来も適用しているところであり、加えて減免期間の拡充としましても、国では最大3か月のところ最大6か月の期間を設けるなどとした赤平市国民健康保険一部負担金の減免又は徴収猶予の取扱い要綱を平成22年10月1日に施行し、現在に至っております。ちなみに、令和2年度までの状況でございますが、この5年間では利用される方は減少しているものの、入院のほうよりも外来のほうが多い現状にあります。当市において国の標準基準にはない外来も適用した主な理由につきましては、金銭的な面で入院は高額であるものの、外来も生活が困窮している方にとりましては大変高額でありますことから、外来につきましても適用としたところでございます。当市における一部負担金減免制度の今後の取扱いについてでございますが、議員が言われます調査の回答はしておりませんが、道の財源、同調整交付金が措置される間は外来の適用についても継続してまいりたいと考えておりますが、外来の廃止という道の判断も考慮しなければならないとも考えております。また、当市では外来を対象とした制度創設の経緯もありますことから、今後におきましては道の動向を注視しながらも、現在利用されている方の状況、さらには財源の確保なども勘案しながら、来たるべき時期に適切かつ総合的に判断してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただければと思います。

質問 7番 木村恵

なかなか難しいですね。北海道が一部負担金の減免から外来を外した理由というのがまず最初に述べられたと思うのですけれども、高額医療は生活保護等があると、本当に医療が必要か、そうでないか、医療の線引きが難しいと、そういった理由から全てを廃止しますというのは極めて乱暴なやり方だなというふうに私は思うのです。比べて赤平市の今までの制度の経緯を述べられましたけれども、赤平市の生活が困窮している方に対する考え方のほうが、これがまさに行政のあるべき姿ではないかなというふうに思います。しかし、今の答弁ですと令和6年までなのかはちょっと定かではないですが、いわゆる財源措置をされている間は継続をしますと、そこは確認取れたと思うのですが、道の判断も考慮しなければならないというのがやっぱりついてくるわけです。全く無視というのも難しいとは思いますが、外来を対象とした赤平市独自の制度創設の経緯というのは大切にする必要があるのかなと。利用状況、財源確保など併せて総合的に判断されていくのでしょうけれども、外来のほうが今はやっぱり使われていること多いということも述べられておりましたので、ぜひここは、現時点では廃止なのか継続なのかの判断が難しい、可能性が低いとは言えないのかなという答弁であったと、財源措置される間は継続されるということですけれども。私外来の廃止が一番、これに特化して今質問していますけれども、一番問題なのは生活困窮されている方なんかの診療抑制、そういうところにやっぱりつながっていくのではないかと、その懸念が大いにあるというふうに思うのです。今すぐここで廃止しないと、6年、財源措置が終わっても廃止しませんという答えはちょっと今聞けないのかなとは思うのですけれども、赤平市の今までの経緯も含めて、こういった姿勢をできるだけ堅持していくとか、そういう考え方というのを示していただきたいのですけれども、もう一度お伺いしたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

現状では明確なお答えはできませんが、やはり財源確保の問題、課題もありますことから、繰り返しにはなりますが、来たるべき時期に適切かつ総合的に判断してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただければと思います。

質問 7番 木村恵

特別会計ということもありますし、一般の方と違う、市民全部ではないというのもあるのかもしれないですし、ただ特別会計のほうにも基金のほうもありますし、いろいろ含めて少し前向きにといいますか、考えていただきたいなというふうに思うのですが、このほかにも北海道の標準例というのは国民健康保険法の第44条、市町村が委任している趣旨というものが生かされていない内容であったり、先ほど言いましたように仕送りや借入金なども収入として考えられていることとか、答弁にあったように赤平6か月だけれども、減免等は原則3か月なのだというようなことがあるわけです。制度を利用する対象者にとっては非常に冷たいといいますか、使いにくい部分が多いというふうに感じています。財政的な課題というのがやっぱり一番大きいのかなというふうにも思いますけれども、こういったことも含めて運営協議会においてしっかりと意見を聞きながら判断をしていただきたいと思うのです。標準例がこうだから、こうなりますという提案の仕方ではなく、標準例はこうだけれども、赤平市はこういった経緯があって、こういう課題もあるという提案の仕方をしていただいて、ぜひ運営協議会でしっかりと議論をしていっていただきたいというふうに思います。今の制度のよいところというのはぜひ市民のために継続していただきたいということをここで要望させていただきたいと思います。よろしくお願いします。次の質問に移ります。項目の2です。特定健診とがん検診について、要旨の1です。今年度の集団検診の申込みというのは9月2日で終了していると思います。今年度もコロナ禍での集団検診となっておりますが、申込み状況、受診の状況などはどうなっているのかお伺いします。あわせて、がん検診について現在は肺がん、胃がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がんの5つ、これらについては集団検診時に自己負担500円で行っております。しかし、前立腺がん検診というのはオプションで、これは2,100円ということになっています。2017年の統計では、日本で前立腺がんを発症した人は年間約9万人、男性に発症するがんの1位となっております。前立腺がんの死亡率、これはほかのがんに比べるとあまり高くはないものの、転移すれば5年生存率は5割低下すると言われています。こういったことからも早期に血液検査することが私は望ましいのではないかというふうに思うのですが、より多くの受診機会を持っていただくためにも、前立腺がん検診についてもほかのがん検診同様500円にして行っていく考えはないのか、併せてお伺いします。

答弁 市長 畠山渉

集団検診の申込み状況、受診状況についてでございますが、令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響により検診を控える方がおり、令和元年度と比較しますとがん検診の受診者は全体で23%の減少となりました。令和3年度の集団検診の受診者は、胃がん、肺がん、大腸がんは令和2年度と比較しますとほぼ横ばい、子宮頸がん、乳がん、特定健診につきましては僅かながら増加の見込みとなっております。前立腺がん検診の自己負担を500円にしていく考えについてでございますが、現在赤平市で助成して行われているがん検診は、がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針に定める胃がん、肺がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がんの5つの検診となっております。指針に定められているこの5つの検診は、国立がんセンター有効性評価に基づくがん検診ガイドラインにより、死亡率減少効果を認め、過剰診断などの不利益も比較的小さく、検診としての実施を推奨するものと位置づけられているものでございます。前立腺がん検診、PSA検査は、前立腺がんの早期診断をする上では有用な検査ですが、死亡率減少効果の有無を判断する証拠が現状では不十分とされております。これにより、集団検診として行うことは推奨されておらず、個人レベルで受診を判断するものと位置づけられております。このことから、当市としては現段階では前立腺がん検診に助成を実施する予定はございませんが、今後も指針やガイドラインを注視してまいりたいと考えております。

質問 7番 木村恵

予定はないということでした。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、令和2年度は23%とがん検診受診が減ったと、今年度もほぼ横ばいで、がん検診においては若干、その種類によってはちょっと上がっているか横ばいというようなことだったのかなと思います。集団検診ということで、パーティションとかで仕切ったりしながらも、やっぱり感染防止対策しっかり行わないと市民の方もなかなか今の状況だと受けたくないというふうに思ってしまうかもしれませんが、今年度は大切なご案内という、こういうものをすごく目立つカラーの袋とじのものでお知らせをしたり郵送されたりしていたので、受診率向上に努力をされているのだなということは一定評価したいというふうに思います。しかし、コロナの影響というのはいまだちょっとあるのかなというのが実態だったと思います。今後もこういった特定健診等の勧奨というのはしっかりと取り組んでいっていただきたいですが、前立腺がんについてなのです。がん検診のガイドラインで集団検診としては推奨されない。されるものしか今やっていない。助成していないので、推奨されていないということになると思うのです。近隣市などでは集団検診で胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮頸がんと併せて前立腺がん、ここは無料でやっているところなのですけれども、そういったところもあるのです。赤平市で集団検診時に前立腺がんの助成を行う場合、今の要件以外にだと、例えば財政的な面の課題とかは多少出てくるのかもしれませんけれども、それ以外に何か課題というか、障害というか、そういったものがあるのかどうか、もう一度お伺いしたいと思います。

答弁 市長 畠山渉

前立腺がんの助成を行う場合の課題についてでございますが、がん検診は対象集団全体の死亡率を下げることを目的に、利益と不利益を考慮し、科学的根拠に基づき実施するものでございます。前立腺がん検診であるPSA検査の不利益としましては、1回のPSA検査では見逃される場合があることや、またPSA値が異常値であっても軽度上昇の場合がんではない方もいらっしゃるため、結果として不必要な前立腺精検を受けることになってしまう場合もあります。さらに、前立腺がんが発見されたとしても、命に影響を与えないがんの場合もあります。この場合でも治療を行うことになると生活の質の低下なども考えられます。このようなことから、不利益が利益を上回る可能性があり、集団検診として推奨される科学的根拠が明確ではないことが挙げられると考えております。

質問 7番 木村恵

科学的根拠がないということなのですね。死亡率を下げるためというのが前提になっているということからすると、そこだけ捉えてしまうとやらないということに直結してしまうのかなというふうに思うのですけれども、PSA検査の不利益が利益を上回る可能性も確かにあるのですけれども、これ自治体の集団検診で助成することの課題というよりは、医療費の抑制という部分がすごく色濃く見えるというふうに私は感じるのです。自覚症状があれば、当然検診ではなく医療機関で診察を受けると思うのです。もちろん先ほどありましたけれども、PSAの基準値超えていてもがんでない場合や基準値以下だけれども、がんという可能性は当然ありますし、悪性度が6以下であれば、先ほども言いましたけれども、監視療法が取られる。つまりすぐに命に影響はないという状況、6以下は影響はすぐにはないと。確かにそういう内容なのですけれども、しかし集団検診の本来の目的、死亡率下げるためだけなのかなというところなのです。痛みがないから異変に気づかず、放置すると生活習慣病が重症化する可能性が高くなります。これは、このご案内の中の一文です。ここに書いてありますけれども、生活習慣病もやっぱり前立腺がんの原因になると考えられてもいますけれども、早く見つけるということがむしろ重要なのではないかなと、そのために特定健診をやってできるだけ受診の機会を増やしてもらっているのではないかと私は思うのです。今のままですと、前立腺がんの死亡率が高くなってから、国のガイドラインが変わってから、ではやろうかということになってしまうのかなと。それでは私は本来の意味合いからずれていってしまうというふうにも思いますので、推奨されてからやることが本当に正しいのか、それとも、今こういう状況で前立腺がんの方本当に増えているので、無駄な精検につながらないような案内もしながら検査につなげていってはいただけないものかというふうにも思います。ぜひ改めて内部検討のほうは促したいと思いますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。

出典:赤平市議会 令和3年第3回定例会 2021年9月9日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる