赤平市議会 平成28年第4回定例会 2016年12月15日
空き家対策について
2016年12月15日、赤平市議会の一般質問で、木村恵議員が「空き家対策について」質問し、市民生活課長 野呂道洋、企画財政課長 伊藤寿雄が答弁しました。
- 質問者
- 木村恵 議員
- 答弁者
- 市民生活課長 野呂道洋、企画財政課長 伊藤寿雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の議事日程の表記です。
質問 1番 木村恵
次の質問に移ります。大綱の3です。空き家対策についてお聞きします。①、危険家屋についてお聞きをします。視察に行った鳥取県の日南町では、危険家屋になる前に早目の対応をとるとして、空き家対策協議会を置いて調査、検討をしているとのことでした。徹底した空き家調査で、空き家バンクの登録を進め、危険家屋になる前に問題を解消するという取り組みです。そこで、当市では現在どのように空き家調査をされているのでしょうか。空き家の中には明らかに倒壊危険家屋、町内会から危ない空き家があるから何とかしてほしいという声が時々出されていると思います。また、放置しておけば、いずれそうなるような空き家、また冬になりますと、今も大分積もってきましたけれども、空き家の屋根の雪、これが一気に落ちて、歩道を歩いている人が危ないよ、そういった空き家もあると思います。全体的な空き家の調査というのは、危険家屋をふやさない、このことの前提になるものだと考えますので、現在市内全ての空き家を把握できているのか、また昨年12月議会で危険家屋について質問がありましたが、その後危険家屋の件数、推移はどうなっているのか、あわせてお聞きします。
答弁 市民生活課長 野呂道洋(市民生活課長は2017年3月まで)
危険家屋についてお答えいたします。現在どのように空き家の調査をしているのかとのご質問ですが、現状としては市民からの通報のほか、地域をある程度把握されております町内会にご協力をいただき、空き家の情報をいただいており、写真などを撮るなど現地調査をしております。その際、固定資産税台帳を内部利用いたしまして、所有者等の住所などを把握し、封書により所有者等に近所の方が空き家の状態が危険であり、迷惑しているなどをお知らせするとともに、空き家の写真、空き家解体の助成制度及び空き家バンクパンフレット、空き家ガイドブックなどを同封し、解体業者の紹介なども行っております。その成果といたしまして、昨年の10月からことしの9月までに59件の情報提供をいただきまして、所有者等に通知し、そのうち30件のご回答がございました。ご回答の返答の多くは、老朽化し、売るにも売れず、解体するにも資金がないとのことでありますが、中には解体に結びついたケースが3件ございました。次に、現在市内全ての空き家を把握しているかとのご質問ですが、主に公営住宅を除く一般住宅等の空き家のご質問の趣旨と受けとめて答弁させていただきますが、現在主に市民の皆様や町内会からの情報により調査を行っておりますことから、空き家の全体数までの把握には至っておりません。どのような方法で把握するのがよいかなど、今後の課題となっておりますが、議員のおっしゃいます危険家屋になる前の早目の対応や危険家屋をふやさない、まさしく空き家対策であると認識しております。そういう意味で、空き家等の活用促進する住みかエールや老朽住宅を解体する費用の一部を補助するあんしん住宅助成事業は有効な施策と考えているところでございます。最後になりますが、危険家屋の件数の推移ですが、昨年12月時点では9棟でしたが、現在は7棟となっております。内訳は解体による減少が2棟で、入居が1棟、新たに危険家屋としたものが1棟ございます。以上、ご答弁させていただきますので、ご理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
質問 1番 木村恵
危険家屋のほうは昨年9件だったのですけれども、今7件ということで、2件の減少ということになりますが、それでも1件新しいのがふえたという答弁だったと思います。件数は着実に減っているということは確認できました。行政代執行などすると市の負担、市民負担に返ってきますけれども、そういったこともありますので、これなかなか難しい状況だと思います。空き家の総数ですけれども、全体はまだ把握されてはいないということですが、過去1年間で59件の情報提供があり、30件回答をもらったということで、その中から解体が3件という今お話がありました。危険家屋をふやさないという空き家対策の認識というのは十分あって、対応もされているのかなというふうに受け取りました。そこで、空き家の活用、こちらのほうはやっぱり今後考えていかないといけないと思います。現在行っている施策をもって対応するというような内容の答弁でしたが、登録件数をふやしていくようなことになるということは、空き家の総数を把握していくことが大事なのかなと、ただこれ市民生活課だけではなかなかできないというのも事実だと思います。税務課、企画財政課、商店街などでは商工労政なんかも入ると思います。各課のほうで連携、情報共有をしていただいて、さらに空き家を減らしていく、登録物件をふやしていく、そういった取り組みにつなげていただきたいと思います。町内会との連携もしっかりされていると思います。さらに、危なくなってからの提供ではなく、あいているよというところでの段階で提供していただけるような、そういった連携のほうを強めていただきたいと思います。②の質問に移ります。住みかエールについてお聞きします。アの登録・情報提供についてお聞きをしていきます。視察先では住みかエールと同様の施策、空き家バンクですね、されておりまして、かなりの件数が実績として残っていました。物件の登録数は年平均9件ずつふえていき、2015年度末時点では延べ56件、相談件数も143件、活用実績も47件ということになっていました。登録に関しての情報提供は、やはり圧倒的に自治会や地元住民協力依頼して得るものが多いと聞きました。地域担当職員、集落支援員という形だったと思いますけれども、そういった方をかなり人もかけてやっているということはありましたけれども、地域住民との連携という面では進んでいるなという感じを受けてきました。そこで、赤平市の取り組み及び実績は現在今どのようになっているでしょうか。情報提供など町内会との連携、住みかエールについてあるのか、お聞きをします。
答弁 企画財政課長 伊藤寿雄
住みかエールの登録、情報提供についてお答えをさせていただきます。市内の空き家等、住まいの情報をワンストップで発信し、赤平への移住、定住を応援するため、平成26年7月にあかびら住みかエール制度を開始したところでございます。住みかエールの問い合わせにつきましては、22件中8件の実績となっております。また、この実績には含まれておりませんが、申請書類を整備している最中に住宅購入、賃貸希望者に声をかけ、物件の売買、賃貸につながったケースも数件ございます。空き家等登録の情報提供につきましては、広報あかびら、市ホームページ内の移住、定住支援サイトへの物件募集記事の掲載や税務課で発行しております固定資産税の納付書に物件募集のチラシを同封するなど、住みかエールの登録の呼びかけを行っております。また、地元建設会社と連携を図るため、情報交換なども行いながら、空き家等の登録を進めております。住みかエールの問い合わせ件数も増加傾向にありますが、今後は所有者や建設業者だけではなく、町内会長会議などで地域の情報提供も依頼をいたしまして、さまざまな媒体を用いて空き家等の登録促進の情報提供に努めてまいりたいと思いますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
質問 1番 木村恵
ワンストップで対応して、問い合わせ件数も増加傾向にあると、実績も出てきているということでした。さらに、移住、定住を促進していくために、やっぱり登録件数というところがかなり大事なのかなと思います。税務課とか建設会社との連携というのはもうしているという答弁だったと思いますが、町内会長会議など具体的に今情報提供収集に努めるということでしたので、しっかりと地域住民との連携を強化していただいて、登録件数、移住件数につなげていただきたい、こう思います。住民から得る情報というのは、先ほどの危険家屋もそうですし、空き家を減らすというのに一番早い道だと思いますので、しっかり取り組んでいただきたいと思います。次の質問に移ります。市内間移動についてお聞きします。視察先でも意外と町内間、同じまちの中の移動が多いということを聞きました。同じ県内からは24.2%、県外からは39.4%、町内間移動も36.4%という活用実績がありました。赤平市でも民間賃貸の新築が今施策によって多くなってきておりますが、市内間移動がそこでも多いかなというふうに見受けられます。集合住宅から集合住宅については、住みかエール、これには関係しませんし、決して市内間の移動を否定するつもりもないのですけれども、市内間移動だと空き家が減ることには直結しないのではないかということも懸念されます。民間賃貸、家賃助成があっても、そういう問い合わせが市外から来ても、空きがなければ入ってくることはできません。やはり空き家をどう活用していくのかということが大事になってくると思います。戸建ての賃貸も今後の検討課題と言えるのではないでしょうか。この件についての考えをお聞きしたいと思います。
答弁 企画財政課長 伊藤寿雄
市内間移動についてお答えをさせていただきます。住みかエールの物件の購入者の割合といたしましては、市内62.5%、市外37.5%と当市におきましても市内間移動の割合が高い状況となっておりますが、大半が公的住宅や民間賃貸住宅からの移転となっておりまして、戸建ての空き家の減少にはつながっていると思います。また、民間賃貸住宅家賃助成事業の利用者につきましては、制度上市外からの転入者が中心となった制度であるため、当市におきましては民間賃貸住宅が不足している状況にありまして、春先などの引っ越し時期には住宅の空き待ちとなるケースもございまして、空き家活用に対する情報提供をしっかりと行いながら、先ほども申し上げましたおためし暮らしの住宅拡充など、新たな検討も行いながら、空き家を効果的に活用できるよう努力をしてまいりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。
質問 1番 木村恵
公的住宅から、あるいは民間賃貸から住みかエールで戸建てを購入されれば、確かに空き家の減少にはつながっています。62.5%の市内間移動、やっぱり市内間移動が高いと思います。しかし、賃貸と購入ではさまざまな要件が違ってくると考えます。民間賃貸の数が足りない、新しい民間賃貸を建設、このサイクルだけでは空き家対策が売買に偏ってしまうという傾向が今出ているのではないかと思います。しかも、市内間移動によって民間賃貸が埋まってしまい、先ほど言ったように住みかエールには賃貸物件が登録されない、市外から来たいけれども、借りれないという状況ではないでしょうか。確かに移住しか認めないという賃貸住宅建設、これあり得ませんし、今住んでいる市民の方がよりよい環境に移り住むことも当然の権利だと思います。そうなりますと、やはり住みかエールで賃貸物件の登録の推進というのが強化されなければならないと思います。そこで、最後ウのほうの質問に移りたいと思います。リフォーム助成の活用と家財道具についてお聞きをします。空き家がふえる要因は、住んでいる方が亡くなられた、あるいは高齢の方が施設に入られた、あるいは子供さんなどの家族のところに同居しに行くという部分が大半ではないでしょうか。リフォーム助成して家族が移り住んでくれるということなんかは、なかなか少ないのかなと考えます。このことがリフォーム助成の施策がいま一つ伸びていかない原因の一つと考えますが、これが住みかエールのマッチングにも影響していると思います。視察した日南町というところは、空き家バンクの契約が進んでいる理由として、空き家を売りたいというよりは貸したいという人が多いと、そして買いたい人よりも借りたい人が多いということで、条件が合っているということだったのです。少々驚いたのですけれども、赤平市では売りたい人はいますけれども、買いたいという人の数がそんなに多くないと、借りたいという人が多くても貸したいという人がなかなかいないという、こういうミスマッチがあると思います。そこで、例えば売りたいという人に期限を決めて3年間貸して4年目に買い上げるとか、そういったいきなり売買ではなく、期間を決めて賃貸契約をして売買に結びつけるという方向が考えられないのかなと思います。そうすることによって、リフォーム助成のほうももっと周知をしていけば活用されてもいくのかなというふうにも考えます。また、同じ日南町では家財道具が残っている物件でも、まずは空き家バンクにそのまま登録をして、売買契約や賃貸契約が成立した場合に家財道具処分に補助金を出すという制度がありました。こういったものもあわせて検討してみる必要があるのかなと思いますが、あわせてお聞きをします。
答弁 企画財政課長 伊藤寿雄
リフォーム助成の活用と家財道具についてお答えをさせていただきます。空き家住宅を賃貸住宅として借りた場合は、最大5年間の民間賃貸住宅家賃助成事業の対象となりまして、その間またはその後に中古住宅を購入した際は上限額125万円の助成があり、住宅取得後にリフォームを行う場合にも限度額30万円、18歳未満の子供がいる世帯には15万円が加算されるといった助成制度を活用することが可能となっております。また、家財道具の処分に関する助成につきましては、これはあくまでも個人の財産ということになりますので、所有者の自己責任として処分すべきものであるというふうに考えますので、この点ご理解をいただきますようお願い申し上げます。
質問 1番 木村恵
今言ったように、助成事業リフォームも使えるということをもっと制度があっても周知し、活用されなければいけないと思うのです。そういうことをするためにも、まずは賃貸を住みかエールの登録で進めてみるということを考えてみてはどうかと思います。当然借りたい方にも、いずれ買っていただいたらそういうものがあるよということがわかっていただければ、期限つきの賃貸契約というのも進んでいくのではないのかなというふうに考えます。住みかエールでは、今言ったようにもっと賃貸物件、今ゼロ件です。8件は売買物件で、ゼロ件、賃貸物件ということですから、もっと試行錯誤して賃貸物件ふやすような取り組みをしていただきたいと思います。家財道具の処分は、おっしゃるとおり原則は自己責任でございます。重々わかっておりますけれども、それでも件数をふやすのに活用できるのではないかということで質問をしました。来年度は徹底したワンストップのサービス、この強化をして住みかエールの賃貸物件登録推進に力を入れて、ふえてきた問い合わせを逃さず、しっかりと移住、定住につなげていっていただきたいと申し上げまして、質問を終わります。