みんなの議会

歌志内市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月20日

(1)消滅可能性自治体について/(2)総合計画及び総合戦略について/(3)地域おこし協力隊について/(4)職員の市内居住及び居住実態の把握について

2024年6月20日、歌志内市議会の一般質問で、松井敬道議員が「消滅可能性自治体について」「総合計画及び総合戦略について」「地域おこし協力隊について」「職員の市内居住及び居住実態の把握について」について質問し、企画財政課長 金谷恵一、総務課長 北風是紀、産業課長 東所勝則、副市長 平間靖人、市長 柴田一孔が答弁しました。

質問者
松井敬道 議員
答弁者
企画財政課長 金谷恵一、総務課長 北風是紀、産業課長 東所勝則、副市長 平間靖人、市長 柴田一孔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の議事日程ではこの議員の件名が 4 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の議事日程の表記です。

質問 4番 松井敬道

おはようございます。通告に基づき質問いたしますので、よろしくお願いいたします。件名の1、消滅可能性自治体について。本年4月24日に民間団体の人口戦略会議が、将来的に消滅の可能性がある自治体などを取りまとめた報告書を公表しました。その概要は、国立社会保障・人口問題研究所の推計を基に、2020年(令和2年)~2050年(令和32年)の30年間で、子どもを産む中心の年代となる20~39歳の若年女性の人口が50%以下になる自治体は、その後、人口が急減し、最終的に消滅する可能性のある「消滅可能性自治体」とされ、全国で約4割の744自治体が該当しました。また、10年前の896自治体から152自治体が「消滅可能性自治体」から脱却したと報告されています。そこで伺います。①管内では滝川市、浦臼町、新十津川町、秩父別町の1市3町が、前回調査から若年女性の推定減少率が改善し、消滅可能性自治体から脱却しています。本市は若年女性の推定減少率が84.5%から86.7%に拡大し、道内順位もワースト4位から1位に悪化しています。消滅可能性自治体の定義や表現にはいろいろな意見があり、参考とする指標の一つにすぎないと思いますが、減少率、順位とも悪化していることについて、どのように受け止めているのか伺います。②消滅可能性自治体からの脱却は容易ではないと思いますが、少なくても若年女性の推定減少率が前回数値よりも改善される取組が必要だと思います。そこで、現在本市において、主に20代、30代女性の減少対策として行っている施策、事業等があるのか伺います。③総合戦略の重要業績評価指標(KPI)の結婚奨励策としての若者交流事業について、前回の一般質問では、計画策定時と時代背景も大きく変革しており、実施の意義や方法など、いま一度検討したいという趣旨の答弁でした。婚活イベントについては、滝川市では実施済み、砂川市も青年会議所の主催により開催する予定で、福岡県でも県を挙げて取り組み、これまで600組が結婚しています。また、東京都では結婚応援パスポート事業に加え、今年度からAIマッチングシステムによる婚活事業を実施します。婚活イベントにこだわるつもりはありませんが、本市の人口ビジョンの目標人口は全てのKPIが達成されることを前提に推計されていると思います。KPIで掲げている婚活イベントを実施しないのであれば、新たにこれに代わる事業等を実施しなければ、目標人口の達成がより困難になると思いますが、今年度の代替事業を含めた実施について伺います。件名の2、総合計画及び総合戦略について。昨年10月に過疎地の限界について衝撃的な記事が47NEWSに掲載されました。タイトルは『「このままでは手遅れになる」過疎地の限界は人口4,000人、高齢化率45%、分析した官僚が故郷の町長になって7年ぶりに人口増、何をした?』です。─ 19 ─その概要は、地方創生の企画・立案、総合調整を行う内閣官房が地方創生の限界を探る調査を実施し、明確な答えが出たとの記事で、「人口4,000人以下で65歳以上が45%を超える自治体は、将来的な再生が極めて困難になる」との調査結果でした。また、この調査を担当した職員は、自分の出身地(山形県西川町)がこの限界に限りなく近づいていたことから、このままでは故郷は手後れになる、何とかできないかと悩んだ末に町長になると決断、選挙戦を制し町長に就任すると、長年温めていた施策を次々に繰り出し、7年ぶりに人口が増えたとの内容でした。衝撃的だったのは、前段の部分で、国の調査により過疎地の限界について明確な調査結果が出ていたとのことでした。本市は、この内閣官房の調査結果による将来的に再生が極めて困難な人口4,000人以下、高齢化率45%以上という基準を既に超えています。このため、持続可能な地域として存続していくには、極めて厳しい現状を認識するとともに、現在の総合計画及び総合戦略の着実な実行と、次期の総合計画及び総合戦略の策定内容と進行管理が非常に重要だと思います。そこで伺います。①内閣官房が調査した地方創生の限界について、国等からより詳細な情報提供がされているのか伺います。また、情報提供がされている場合は、その内容について伺います。②総合戦略について、外部検証機関による効果検証を行う主な理由は、外部検証機関からいただいた意見等を踏まえ、KPIの見直しや施策の充実等の検討を進め、次年度予算への反映や、必要に応じて総合戦略の見直しを行うためだと思います。本市の令和4年度の効果検証は、外部検証機関による1回目の会議を令和5年12月27日、2回目は書面会議を令和6年1月に行い、検証結果の公表は3月に行っています。これでは次年度の施策充実等の検討や予算反映は困難だと思います。検証結果の公表は遅くとも翌年の秋頃までに実施すべきだと思いますが、見解を伺います。③現在の総合戦略は令和6年度、総合計画は令和7年度が計画の最終年となります。今年度予算の債務負担行為で、令和6年度、7年度の2か年事業として、総合計画等策定支援業務委託料682万円を計上していますが、次期総合戦略は空白期間が生じないように、令和7年度からの計画として令和6年度中に策定するのか伺います。④次期総合計画と総合戦略の計画期間について伺います。⑤令和5年第3回定例会の一般質問で、本市では8~12年後から急速に人口の自然減が進むことが見込まれるので、この10年の人口減少対策と結果に、将来の歌志内の存続がかかっているのではないかとの質問に対し、答弁は認識のとおりで、これまでもあらゆる施策を総動員してきたが、今後も必要な対策を講じますとの趣旨の答弁内容でした。しかし、今回の内閣官房の調査結果を考慮すると、本市の人口減少対策は待ったなしの瀬戸際にあり、さらに取組を加速させる必要があると思います。このため、総合計画と総合戦略について、現計画の残存期間と新計画の前半の3年間を「集中対策期間」として位置づけ、効果が見えやすいソフト事業を中心に、集中的に人口減少対策に取り組むべきだと思いますが、見解を伺います。⑥国の第2期総合戦略であります「まち・ひと・しごと創生総合戦略(計画期間:令和2年度~6年度)」は令和4年12月に抜本的に改定し、新たに令和5年度を初年度とする「デジタル田園都市国家構想総合戦略」を策定しています。─ 20 ─国は総合戦略を2年前倒しし、現在、国の総合戦略は令和5年度~9年度の5か年となっており、地方の総合戦略の期間も国の総合戦略の期間を勘案して設定するよう要請をしています。ただし、地域の実情に応じた期間を設定することも、差し支えないとなっていますので、現時点で本市の総合戦略の期間は令和2年度~6年度のままだと思います。残りの計画期間が1年を切っていますので、今から前倒しした計画を策定することは困難だと思いますが、国が総合戦略を前倒ししたのは、デジタル技術の活用によって、地域の個性を生かしながら地方の社会課題解決や魅力向上の取組を加速化・深化させるためだと思いますが、その部分の施策は、現在の本市の第2期総合戦略にどのように取り込んだのか伺います。⑦令和6年4月号の広報紙に「R5社人研推計と市独自人口推計の比較」という特集記事が掲載されました。その中で、国立社会保障・人口問題研究所が、2018年と2023年に推計した2040年の人口を比較し、本市が令和3年度~5年度に実施した移住・定住施策の効果により、2023推計値が2018年推計値に比べ24.5%の増となり、空地管内で2番目になったと掲載されていました。しかし、2023年の推計値には、令和3年度~5年度の移住・定住者の人数は含まれていなく、翌月の広報5月号に訂正記事を掲載されたと思います。これから次期総合計画や総合戦略を策定する上でも、正確な分析をしなければ適切な対策は講じられないと思いますが、なぜこのようなことになったのか伺います。件名の3、地域おこし協力隊について。地域おこし協力隊は、都市地域から過疎地域等の条件不利地域に移住して、地域ブランドや地場産品の開発・販売・PR等の地域おこし支援や農林水産業への従事、住民の生活支援などの「地域協力活動」を行いながら、その地域への定住・定着を図る取組で、その経費は一定の要件の下で地方交付税措置がされていると思います。そこで伺います。①地域おこし協力隊の募集は、どのように行っているのか伺います。②令和5年度までに採用した地域おこし協力隊員の人数と、任期満了後の定住状況について伺います。③今年度募集した地域おこし協力隊員の職種及び応募・採用状況について伺います。④地域おこし協力隊員の令和6年度の本市の報酬は、給与月額20万8,000円、期末手当、通勤手当支給となっていますが、期末手当の支給月数と金額を伺います。また、1年間の給与と期末手当等を合算した年収見込額を伺います。⑤地域おこし協力隊員が多い道内の自治体では、期末手当や通勤手当は支給月数や金額を具体的に数値で記載しているところがほとんどだと思います。本市のように、期末手当、通勤手当支給だけでは、一見しただけでは幾ら支給されるのか分からず、その段階で応募する候補地から除外されるケースもあると思います。そのため、協力隊員が多い道内自治体の例を参考にして、募集要項に記載する内容を見直すべきだと思いますが、見解を伺います。⑥地域おこし協力隊について、地方交付税措置される報酬の上限額は幾らなのか伺います。また、本市が協力隊員に支払う報酬額は、地方交付税措置される上限額なのか伺います。⑦本市の地域おこし協力隊の募集形態は、あらかじめ活動内容を明確に定めて募集するミッション型ですが、他の自治体では活動内容を定めないフリーミッション型または双方の組合せ─ 21 ─型で募集しているところがあります。本市も協力隊員が柔軟性や創造性を発揮できるフリーミッション型、組合せ型の採用も検討すべきだと思いますが、見解を伺います。⑧地域おこし協力隊制度について、外部からの人材を活用して地域の活性化を図る上でも、もっと幅広い分野で積極的に活用すべきだと思いますが、見解を伺います。件名の4、職員の市内居住及び居住実態の把握について。令和5年第4回定例会に続き、質問いたします。①市内に住民票を置いていても居住実態がない場合、市長選挙や市議会議員選挙の選挙権があるのか。本来は選挙人名簿から除外され選挙権はないと思いますが、見解を伺います。②前回の一般質問以降も、市民から市職員が市内に公営住宅を借りているが居住していないとの声を聞きます。居住実態がないのに市内に住民票を置いておくと、市民税、選挙、住宅手当、市独自の市民サービスや給付など、様々な問題が出てくると思います。また、地域の住民からは、いつも不在で市から依頼された回覧板もストップするとの声や、町内会費や共同募金、除雪などの共益費の徴収にも支障を来しているケースもあるようですが、見解を伺います。③前回の答弁では、職員の居住実態の把握は住居届と通勤届で行っているとのことでした。また、中にはちょっと本当にそこに住んでいるのかなという話を聞くこともあるとのことでしたが、そのままにしていてよろしいのでしょうか。そういう声を聞くことがあるのに何も対応しなければ、何かあったときには当該職員はもちろん、市も責任を問われることになりかねません。もし居住実態がないことが原因で、選挙無効や住宅手当が返還されるようなことにでもなれば大きな問題になります。そのためには、職員に対し制度周知と居住実態のあるところに住民票を置くよう「通知」し、実態を「申告」してもらい、必要に応じて実態を「調査」するようなことが必要だと思います。また、万が一職員からの申告内容と調査結果が違う場合は、賞罰委員会に諮るなどしかるべき対応が必要だと思いますが、見解を伺います。④市外に居住する職員の市内居住への勧奨について、前回の答弁では市内居住の強制は難しく、市内居住の必要性については当該職員の多くが一番強く認識していると感じているとの趣旨の内容で、勧奨をする、しないについて明確な答弁はありませんでした。私も市内居住を強制すべきと言っているのではなく、年1回ぐらいは文書で市内居住の勧奨を発出し、改めて本市の置かれている現状等について考えるきっかけにしてもらうべきではないかと思いますが、改めて実施する考えがないか伺います。以上、4件の件名について質問いたします。よろしくお願いいたします。

答弁 企画財政課長 金谷恵一

私から、件名1から件名3までを御答弁申し上げます。最初に、件名1の消滅可能性自治体についての①減少率等の悪化をどのように受け止めているかについてでございますが、これまで人口減少対策として子育て支援策などの各種事業に取り組み、人口減少の抑制に努めてまいりましたが、厳しい結果であり重く受け止めております。次に、②の20代、30代女性の減少対策についてでございますが、女性に限定した施策・事業といたしまして、妊婦健診費助成事業、妊婦の歯科健診など保健・医療に関する事業のほか、昨年度から女性の専門職資格取得支援補助金交付事業を実施しております。なお、子ども医療費助成事業をはじめ、学校給食費の無料化、認定こども園の保育料・給食─ 22 ─費の無料化や、一時預かり保育・延長保育など、若年女性に関わる子育て支援につきましても実施しているところであります。次に、③の婚活イベントの代替事業等についてでございますが、若者交流事業の実施につきまして、未婚化・晩婚化が進む中、自治体が主催する婚活イベントの開催やAIマッチングシステムの活用による婚活など、多くの自治体が独身者に出会いの場を提供するなどの結婚支援事業を行っております。本市の人口減少の加速化は今後も予想され、未婚の若者が増えたことに伴う少子化、そして若い女性の転出超過への対策は喫緊の課題であることから、若者交流事業はその対策の一つとして期待されるものと考えられます。しかしながら、婚活イベント自体が目的ではなく、成婚したカップルがその地域にそのまま住み続ける、あるいは、成婚を機に移住してくれることが重要であり、「出会いの場づくり」にも増して、「結婚して住みたいまちづくり」こそが行政の使命であると考えます。一方で、マスコミや専門家のコメントによるものではありますが、結婚という個人的な事柄に行政が関わることや、結婚を望まない方、性的少数者など、多様な生き方をしている方々への配慮が含まれていないなど、批判的な意見があることも事実でございます。以上のように、様々な意見がありますが、いずれにいたしましても、KPIで掲げる婚活イベント、またはそれに代わる事業の実施につきましては、これから慎重に検討してまいります。続きまして、件名2の総合計画及び総合戦略についての①国等からの情報提供についてでございますが、内閣官房をはじめとする過去の関連通知等を確認いたしましたが、国等からの情報提供はございません。次に、②の検証結果の公表についてでございますが、議員御指摘のとおりであります。令和5年度の効果検証につきましては、繰り返すことのないよう、秋頃の公表に向け取り組んでまいります。次に、③の次期総合計画についてでございますが、次期総合戦略については、次期総合計画と併せて本年度からの2か年で策定作業を進めてまいります。また、7年度においても切れ目のない取組が進められ、あわせて次期総合戦略との空白期間が生じないように、本年度中に現行の第2期総合戦略を1か年延長する改訂版を策定する予定であります。次に、④の次期総合計画と総合戦略の計画期間についてでございますが、総合計画につきましては、令和8年度から令和17年度、総合戦略につきましては、令和8年度から令和12年度を予定しております。次に、⑤のソフト事業を中心に集中的に人口減少対策に取り組むことについてでございますが、内閣官房の調査結果のとおりである場合、本市が将来的な再生が極めて困難となるとされる時期につきまして、人口が4,000人以下となったのが平成26年3月末、高齢化率が45%を超えたのが平成27年3月末であり、すでに9年以上が経過してございます。人口減少対策は待ったなしの状況であり、取組を加速させる必要性につきましては同じ認識であります。今後の本市が目指すべき方向性、人口減少を想定した取組など、議員を含め幅広く御意見を求めながら、慎重に検討し、次期計画等に反映してまいります。次に、⑥の国の総合戦略の本市戦略への取り込みについてでございますが、現在の本市総合戦略において、これまで国の総合戦略の施策を勘案した改訂は行っておりません。次に、⑦の広報掲載記事についてでございますが、新たに公表された本市の人口推計が以前─ 23 ─に比べ改善され、その割合が管内でも高くなっていたこと、また、移住・定住対策の効果が表れてきたことなどから、市民の皆さんと情報共有を図るため、記事の掲載に至ったところであります。しかしながら、分かりにくい表現があったことから、翌月に訂正記事を掲載したところであり、今後は表現方法など十分に注意してまいります。続きまして、件名3の地域おこし協力隊についての①協力隊の募集についてでございますが、市ホームページをはじめ、場合によっては新聞に募集記事を掲載するほか、インターネット上の無料で募集情報を掲載できる外部のウェブサイトを活用した募集を行っているところであります。次に、②の採用・定住状況についてでございますが、本市において昨年度までに採用した地域おこし協力隊員は8名であり、このうち任期満了後の定住につきましては1件となっております。次に、③の今年度募集職種及び採用状況についてでございますが、本年度募集の協力隊員は、観光等情報発信、宿泊業務、教育文化魅力発信の3職種であります。応募・採用状況については、観光等情報発信に2名の応募がありましたが、採用には至っておりません。宿泊業務は応募がない状況であり、教育文化魅力発信については1名の応募があり、6月1日付で採用しております。また、観光等情報発信及び宿泊業務については現在も募集中であります。次に、④の期末手当の支給月数と年収見込額についてでございますが、本年度の期末手当の支給月数は、現状において6月、12月とも1.225月の年間2.45月であり、これを報酬額20万8,000円に乗じて得た額50万9,600円が支給額となる見込みであります。なお、本年3月の第1回定例市議会で可決いただきました関係条例等により、本年度から勤勉手当を支給いたします。これらを合算いたしまして、本市の地域おこし協力隊員の年収は350万円弱の見込みであります。次に、⑤の募集要項の内容見直しについてでございますが、募集要項の内容については、応募者が初めて地域を知る大切な機会でもありますので、より多くの方に応募いただけるように、他の自治体の情報を収集、参考にしながら、人材確保に向けて掲載内容の修正・改善に取り組んでまいります。次に、⑥の報酬額の交付税措置上限額についてでございますが、本年度の協力隊員に係る特別交付税措置のうち、報償費等の通常の上限額は、国の推進要綱の改正により、隊員1人当たり320万円となっておりますが、本市では地理的な条件を考慮する弾力的な基準を適用しており、370万円が上限となります。これによりまして、先ほど④でお答えした年収見込額と約20万円の差が生じており、上限には達していないことになります。次に、⑦のフリーミッション型採用等の検討についてでございますが、今後の募集に当たっては、従来の活動内容を定めた募集に加え、フリーミッション型等による募集も視野に入れ、必要とする人材の確保に向けて取り組んでまいります。次に、⑧の幅広い分野での積極的な活用についてでございますが、地域の活性化を図る一つの手段として、全国的に様々な形態により地域おこし協力隊制度が活用されております。市といたしましても、協力隊員は様々な分野において、地域に活力をもたらす貴重な人材として期待しているところであります。幅広い分野での制度活用に向けては、地域活性化のために、本市においてどの分野で協力隊員を求めるかなど、内部協議を進め活用について検討してまいります。以上でございます。─ 24 ─

答弁 総務課長 北風是紀(総務課長は2025年3月まで)

私からは、件名4、職員の市内居住及び居住実態の把握について御答弁申し上げます。初めに、①市内に住民票を置いていても居住実態がない場合の市長選挙や市議会議員選挙の選挙権についてでございますが、公職選挙法では、市区町村議会議員及び市区町村長の選挙権は、日本国民で年齢満18歳以上であり、引き続き3か月以上、その市区町村の区域内に住所を有する者とされておりますので、これらの要件を有していなければ選挙権はないこととなります。次に、②の居住していない場合の問題についてでございますが、居住実態がない場合、議員御指摘のような様々な問題が生じることもあると認識しております。次に、③の職員に対する居住実態の把握等についてでございますが、職員への届出住所等の再確認につきましては、本年4月に総務課長名で届出事項が実態と異なっている場合には、必要な届出をしてほしい旨の通知を発出しております。また、申告内容が実態と違う場合については、その内容にもよりますが、場合によっては賞罰委員会の対象となる場合もあるかと思われます。最後に、④の職員に対する市内居住への勧奨についてでございますが、職員に対しては、企画調整会議等でも市長から直接、地域の担い手や全体の奉仕者としての役割を認識するよう機会があるたびに伝えているところであり、通知につきましても、さきの御答弁のとおり、4月に総務課長名で届出住所等の再確認について通知を発出しているところでございます。以上でございます。

再質問 4番 松井敬道

ありがとうございます。それでは、順次再質問させていただきます。順番ですけれども、地域おこし協力隊について先に質問させていただきたいと思います。地域おこし協力隊員が任期満了後、または3年を待たずに退職し、なかなか定住につながっていないと思います。先ほどの答弁では1件ということでしたが、この要因をどのように分析されているのか伺います。

答弁 企画財政課長 金谷恵一

定住が定着していないということでございますが、基本的にその要因といたしましては、やはり起業等が進まないというか、たどり着けないという部分が大きな要因で、なかなかその産業といいますか、そういう自分の収入を得ることが難しいということだと考えております。

再質問 4番 松井敬道

起業に結びつかないということですが、必要な対策を講じていただきたいと思いますが、地域おこし協力隊について、当市は副業というのを認めているのか。認めているところと認めていない自治体があると思いますけれども、それについて伺います。

答弁 企画財政課長 金谷恵一

当市の地域おこし協力隊員につきましては、令和2年度から会計年度任用職員の中の特別な職として任用している形になりますので、基本的に会計年度任用職員については、業務に支障のない範囲で副業については検討していくというような形になろうかと思います。

再質問 4番 松井敬道

検討していくということは認めないということではないということで─ 25 ─すね。分かりました。あと、地域おこし協力隊の任期は原則3年だと思いますが、在職期間中に起業の準備をする場合、本市ではどのようなサポートや支援が受けられるのか伺います。

答弁 産業課長 東所勝則(産業課長は2024年9月まで)

地域おこし協力隊を配置している立場のほうで御答弁申し上げますけれども、地域おこし協力隊に限らず、企業化、企業を起こす場合については、産業の私どもの所管のほうで支援、補助・支援の制度を持ってございますので、そちらを使うことができると。さらに、地域おこし協力隊の企業化に向けた支援としては、特別交付税の措置の制度もございますので、これは状況に応じて補正予算対応等も含めて、そういった活動が、実態があれば、それに応じて予算措置をするということになろうかと思います。

再質問 4番 松井敬道

どこかの企業に就職するですとか、そういうことであればよろしいのですけれども、起業を目指す方については、在職期間中にもう準備をしなければいけないと思うのです。それで、何らかの支援、対策が必要だと思うのですけれども、もう少し踏み込んだ支援とかができないのか伺います。

答弁 産業課長 東所勝則(産業課長は2024年9月まで)

議員おっしゃるとおり、今の協力隊員についても通常の任務、活動をしながら、歌志内の中で何か起業ができるのではないかという、自分のスキルを使いながら活動しているというのが実態でございますので、その辺については、今の予算の活動費の中も含めて、企業化に向けた支援はしていきたいなと考えています。

再質問 4番 松井敬道

よろしくお願いします。あと、交付税措置の関係だったのですけれども、当市のほうでは地理的な条件があり370万円が限度だということだと思うのですけれども、実際には350万円ですから、20万円引き上げる余裕があると思うのですけれども、せっかく制度があるのですから引き上げたほうがよろしいと思うのですけれども、その辺についてどのように考えているのか伺います。

答弁 企画財政課長 金谷恵一

地域おこし協力隊員の報酬の引上げについてでございますが、先ほども御答弁したように、今現状20万円程度の差額がございます。ただ、今まで報酬額を変えていなかった経過といたしましては、基本的にこれまで採用してきました職種とほぼ同等の職種を採用してきた経過があって、報酬額を改定していなかったということでございます。確かに報酬額を引き上げることによって、より多くの方が応募してくれる可能性もございますので、このあたりについては交付税措置されるものでございますので、今後はどういった報酬の引上げになるかはちょっと検討することになると思うのですけれども、そういう形で対応してまいりたいと思います。

再質問 4番 松井敬道

報酬、ほかの地域が370万円ですと、同じもし内容ですと、地域性の部分はあると思いますけれども、ちょっと見劣りしますので、活用できるのであれば早急にしたほうがいいと思いますのでよろしくお願いします。あと、募集の関係だったのですけれども、中には地域おこし協力隊制度に興味はあるのですけれども、実際の活動内容や地域に適応できるか不安な方もいると思うのです。そこで移住・─ 26 ─交流推進機構でも推奨しております、2泊3日程度の活動体験を行うお試し制度や、2週間から3か月程度滞在して、実際に協力隊員の業務を行うインターン制度を導入してはいかがかと思いますが、答弁をお願いいたします。

答弁 産業課長 東所勝則(産業課長は2024年9月まで)

今、教育委員会のほうと私どもの産業課のほうに地域おこし協力隊を配置しているところでありますけれども、私どもの産業課のほうの観光振興とか宿泊業務等も含めて、議員おっしゃるとおり、観光振興、観光情報発信等、ある程度具体的な活動内容を示して募集をかけているのですけれども、議員おっしゃるとおり、やはり歌志内市のネームバリューもございますし、そういったところで不安を覚えながら興味があってもなかなか一歩前に出ない、出てきてくれないという実態もあろうかと思っております。議員おっしゃるとおり、今の制度、お試し活動とかインターンの部分については、これからに向けて、協力隊をどんどん歌志内に受け入れるということであれば、それはやはり取り組んでいく必要があるかなと所管としても考えております。

再質問 4番 松井敬道

分かりました。よろしくお願いします。それでは、消滅可能性自治体の関係で1番に行きます。前回の答弁で、ジェンダーレスが重要視され価値観の多様化も進んでいることなどから、公共である市が率先して結婚奨励策を実施する時代ではなくなりつつあると感じているという答弁でした。マイノリティーの方がいるから、マジョリティーのことができないというのは私ちょっと違うと思うのです。私には実施しない口実にしか思えません。必要な対策や支援は両方行うべきだと思います。ジェンダーの方にも、定住していただく方に必要な対策や支援があるのであれば行うべきだと思います。令和3年に内閣府が実施した調査では、47都道府県のうち44都道府県で何らかの婚活支援を行っており、市町村でも多くのところが実施していると思います。ジェンダー問題とは切り離して実施するべきだと思います。それでも結婚奨励策は行政がやるべきではないという考えであれば、次期の総合戦略には結婚奨励策に関係する指標は、事業は出てこないという理解でよろしいのか、あわせて伺います。

答弁 副市長 平間靖人(副市長は2024年9月まで)

ただいま前回のこれまでの議会答弁の中で、婚活の部分が総合戦略の中に掲げられているにもかかわらず、本市の実態が伴っていないのではないかと。その中にジェンダーの部分が絡むのが、一つの主な要因という形で御答弁したことに対して、それは関係ないのではないかと。ジェンダーの部分につきましては、それはそれで支援を行うべきでなかろうかと。そういったただいまの御質問かと思います。そういった部分は当然あろうかと思います。先ほど議員のほうで歌志内市の人口の減少に関しては待ったなしだというようなことも言われております。私ども当然認識は同じでございます。そういった意味から、婚活の部分につきましても、やはり考えていかなければならない、当然戦略の中に掲げている以上は、当然やっていかなければならないことだと思いますけれども、先ほどの答弁にもありましたように、時代背景の変化といったこともございますので、次期の総合戦略の中には、改めてそういった婚活に関する部分も検討しながら、乗せる乗せないという部分を考えてまいりたいと思っております。

再質問 4番 松井敬道

分かりました。国のほうでは、地方創生の四つの柱の中に、結婚・出産・子育て、これ1項目になっています。ですから、次期総合戦略に入れるか入れないかについては慎重に検討していただきたいと思います。2番目の総合計画及び総合戦略についてに参ります。検証結果の公表が遅れた理由ですが、最終会議が1月なのに、なぜ公表が3月の議会中また議会後になったのか伺いたいと思うのですが、所管課長が4月に替わられていますので、もし分からなければ、今までの行政経験から一般的な事務処理として適正と思うか、答弁をしてください。

答弁 企画財政課長 金谷恵一

公表時期の遅延といいますかについてでございますが、私、議員おっしゃるとおり、4月からこの職に異動してまいりました。一番重要な総合計画、市の基幹となる計画についての検証結果を行って公表していかなければならないという部分については一般的に考えまして、私も一般的には遅れてしまったことについてはちょっと残念なところがあるかなと考えております。

再質問 4番 松井敬道

以前は検証結果は議会の委員会に報告されておりましたが、一方的に何も相談もなく委員会への報告をやめています。このことについて6月に一般質問したところ、毎年第三者機関による評価検証を行い、ホームページで公表をしていると。第2期以降は、第1期の5年間の検証等に対する議論や意見の状況も考慮し、市のホームページのみの公表としたということです。なぜ第1期の5年間の検証等に対する議論や意見を考慮すると、議会への報告が不要になるのでしょうか。第三者機関から議会への報告は不要だと意見が出たということなのでしょうか。これも私ちょっと理解ができません。10月か11月の議会の委員会に報告することになっていれば、今回のように公表が翌々年の3月になるということにはならないと思います。しかも、国は、議会においても総合戦略の策定段階や効果検証の段階、これで十分な審議が行われるようにすることが重要だと手引にも書いております。市の最上位計画の重点プロジェクトのスケジュールや進行管理をしっかり行わない、議会にも報告するのを一方的にやめる。挙げ句に、検証結果は3月の一般質問の後に公表する。こんなことでよいのでしょうか。6月の一般質問は、事前に通告をした内容に対するものでありますので、再質問と違い、所管課長が自分の考えで述べたものではございません。答弁要旨は理事者の方も十分内容を精査して回答していただいていると思いますので、できれば理事者の答弁をお願いしたいのですが、いかがでしょうか。

答弁 市長 柴田一孔

このたびの総合戦略に係る公表ということで、遅延したということにつきましては反省をしているところでございます。今、松井議員の御質問の中で、第1期の総合戦略のいわゆる検証という部分に関しましては、第2期が令和2年から始まっておりますので、その前の計画に対する検証ということでございます。これらについては既に経過しておりますが、今後このようなことがないように、早めに対応していきたいと思っておりますので、御理解をお願いしたいと思います。

再質問 4番 松井敬道

次の国勢調査まで1年4か月を切りました。総合戦略に掲げる人口ビジョンの達成見込みについて質問します。人口ビジョンの令和7年の目標人口は2,487人です。一方、本年5月末の住民基本台帳上の人口は2,639人です。ここから住民票を置いているが、実際には住んでいない幽霊人口を差し引きますが、令和7年の人数は国勢調査が確定しなければ分かりませんので、令和2年の国勢調査時の幽霊人口73人と同程度と見込み、73人を差し引きますと2,566人となり、これが本年5月末の国勢調査ベースの推定人口になります。本年5月末の推計人口2,566人から人口ビジョンの令和7年の目標人口2,487人を差し引くと79人になります。このことから、次の国勢調査までの1年4か月後までに、人口減が79人を超えると、人口ビジョンの目標人口を下回ることになると思います。令和2年の国勢調査以降、3年間の年平均の人口減少は120人程度ですので、幽霊人口の変動により多少増減するとは思いますが、現状では令和7年の人口ビジョンの目標人口を達成することは、私は相当難しいと思います。そこで所管としては、令和7年の目標人口の達成の可否について、現時点でどのように分析をされているのか伺います。

答弁 副市長 平間靖人(副市長は2024年9月まで)

ただいま議員のほうから人口ビジョンに掲げる推計人口、そして今現実に住民基本台帳の人口の関係、そういったところから推計の目標値が達成、なかなか困難でないかと、そういった形で御指摘をいただいたところでございます。私どもといたしましても、過去何年間かの人口の減少率という部分について、数値的なものを見ているところでございます。確かに年間120人程度のマイナスが続いているところではありますが、今年度4月、5月、この2か月間を見ますと、この2か月では大体10人程度しか減少がないという現実もございます。これらはこれまで私どものほうで継続してきたいろいろな人口減少対策が少しずつ効果が表れてきているのかなと、そのように思っております。しかしながら、若年層中心として市外流出というのが続いている状況でございますので、少しでも目標値に達するというか、それを達成できるような形で引き続き、取組を進めていかなければならないのかなと、そのように思います。

再質問 4番 松井敬道

分かりました。私は人口ビジョンは目標ですので、達成しないことも中にはあり得るのかなと思いますが、社人研が推計した人口、これは最低限クリアしなければ本当に生き残っていけないなと感じております。それで、2023年推計が2018年推計に比べ24.5%人口が増加した理由について、令和3年度から5年度分の移住者15人、定住者37人の効果であるという部分については、5月の広報で訂正をされましたが、そうすると、推計値が24.5%増えた要因、これをどのように分析されているのか伺います。

答弁 市長 柴田一孔

2023年の推計というのは、2020年の国調ですので、松井議員言うように、21、22、23というのは考慮されていないということでございますので、コロナ禍による影響もこれには考慮されていないのかなと思います。したがって、2023の推計引く2018、これを分母として、そして分子は2018ですか、というような数字の算式になっておりますので、これはまさにその間の行政の取組、子育て支援、さらには移住・定住、それ以前のそういった皆様方の御努力の数字がそういう予想値になったということで24.5%ということになったと私は読んでおります。

再質問 4番 松井敬道

私なりにこの要因を分析してみますと、2018年推計というのは、平成27年国調がベースなのですが、本市は平成26年頃までは不適切な借入れ問題があり財政的に厳しかったので、独自の人口減少対策はやりたくてもできない時代で、この時代の、このときの平成29年国調の人口の減少率は18.3%です。炭鉱閉山のときの平成7年の国調17.1%を超えて、平成では最低で最悪期なのです。一方、2023年の推計は令和2年国調がベースで、平成27年頃から財政的に少し落ち着き始めて、そして第1期の総合戦略が始まり、子育て支援、高齢者や移住・定住の対策も行いましたので、人口減少のスピードが少し緩和されたのが主な原因で、ほかの要因もありますが、今回このような数値になったのだと思います。もう少し簡潔に言うと、2018年推計値のときが最悪期で、2023年推計値は少し改善されたので、その反動増によりこのような上昇率になったもので、2023年推計値が平時の推計値で元に戻っただけだと思います。しかし、2023年推計値が平時に戻ったといっても、減少率は全道でワースト1、全国ではワースト4位です。したがって、総合戦略の取組を加速し、2023年推計値を少しでも上回るような結果を出さなければ、26年後の2050年の推計は推計どおり838人になってしまうと思いますが、これについてどのようにお考えになるのか、答弁をお願いします。

答弁 市長 柴田一孔

松井議員の分析ということを今お聞かせいただきました。まさにその要因もあると考えております。先ほど副市長からもお話ありましたが、人口の持ち直しというお話をさせていただきました。今年、令和6年1月から令和6年5月までのいわゆる転入・転出、この数字は今までは転出のほうが非常に大きく上回っていたということでございますが、今時点、5月末時点では転入が49で、転出が48ということで、この時点では転入が上回っているという、過去数年にない状況でございます。これは広報に掲載して、誤った掲載ということでございますけれども、2021年、22年、23年のいわゆる住宅奨励金の交付、住宅奨励金のそういう施策が功を奏しているという部分で、私はそう思っております。今後も引き続き、人口減少対策、まち・ひと・しごと創生総合戦略をしっかり進めていくということが、まちづくりの基本であると思います。以上でございます。

出典:歌志内市議会 令和6年第2回定例会 2024年6月20日 議事録 PDF(2ページ) 間違いを知らせる