浦幌町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月6日
今後の公共施設の維持・管理
2025年6月6日、浦幌町議会の一般質問で、高橋いづみ議員が「今後の公共施設の維持・管理」について質問し、町長 井上、まちづくり政策課長 辻が答弁しました。
- 質問者
- 高橋いづみ 議員
- 答弁者
- 町長 井上、まちづくり政策課長 辻
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 高橋いづみ
通告に従い、一般質問をさせていただきます。今後の公共施設の維持、管理。平成28年度に策定された浦幌町公共施設等総合管理計画では、本町の町民1人当たりの公共施設面積は約25平米であり、全道値の約3.8倍、全国値の約6.7倍となっていたが、その後令和4年度に改定された計画では町民1人当たりの公共施設面積は約32平米で、全道値の約4.7倍、全国値の約8.3倍となり、前回整理時に比べ差が広がっています。今後のさらなる人口減少や厳しい財政制約が予想される中で公共サービスを持続的に提供していくためには、現在の公共施設の総量を削減する必要があり、必要性の低い施設や経費負担が大きい施設などを積極的に整理統合することで公共施設の保有量を最適化するとしております。また、公共施設は、地域住民の生活に密接に関わることから、情報を共有し、町が一体となって取り組む必要があり、関係する地域住民や企業、周辺自治体などと協力、連携を進めていくこととされていますが、そこで以下の点について伺います。1、全庁的な取組体制の構築として、計画の実行状況とそれに伴う効果等の検証、改善案の検討を庁内会議(課長会議)で行い、計画の進捗状況に合わせた各方針や数値目標の見直しを行うとしておりますが、これにより各課で所管し管理している公共施設についての情報が共有されるようになったのか伺います。2、地域住民の生活に密接に関わることから、情報を共有し、地域住民の理解の下、対策を実施していく必要があるとしておりますが、情報共有としてどのようなことをされていますか。3、周辺自治体との協力や連携について、これまで協議等されていますか。4、施設を適切に維持管理するためには、必要な技術力、ノウハウを有する民間、団体と町とが協働し、指定管理者制度等の活用を検討、コスト削減やサービス向上を図るとしていますが、現在指定管理者制度を活用されている施設以外で活用の検討をされている施設はありますか。
答弁 町長 井上
高橋いづみ議員のご質問にお答えします。1点目の全庁的な各課所管施設の情報共有についてでありますが、浦幌町公共施設等総合管理計画に関する庁内会議は開催しておらず、施設個々の情報は共有されておりません。毎年度の利用者数、年間収入、年間経費、存廃方針等については、施設所管課へ照会、把握しており、進捗管理等は行っているところですが、全庁的な取組体制の構築は同計画に定められていることから、早急に開催方法等を検討し、公共施設情報の共有化を図ります。2点目の地域住民との情報共有についてでありますが、浦幌町第4期まちづくり計画実施計画において公共建築物や施設管理経費の削減率を成果指標にしており、浦幌町総合振興計画審議会に実績を報告するとともに、町ホームページにて公表をしているところであります。3点目の周辺自治体との協力や連携についてでありますが、十勝定住自立圏共生ビジョンによる保育所の広域入所などを進めております。4点目の指定管理者制度の活用についてでありますが、現時点では新たに指定管理者制度を活用する必要がある施設はないと判断しておりますが、今後の施設の利用状況や財政面、受託事業者の存在等を考慮し、指定管理者制度の活用によるメリットが見込まれる場合には適切なタイミングでその活用について検討を進めてまいります。以上、高橋いづみ議員の答弁といたします。
再質問 高橋いづみ
それでは、1点目から再質問をさせていただきます。数値などのデータは、各課で把握をされているとのことでしたが、各課で大まかにでも整理統合の方向性が決まっている施設はあるのでしょうか、お伺いします。
答弁 まちづくり政策課長 辻
お答えいたします。まず、廃止が決まっている施設につきましては、除却計画というものがございまして、そちらに掲載している施設につきましては解体をしていくというような方針になっております。現在利用していただいている施設につきましては、廃止の方向ではなく、継続といった考え方を持っているところです。以上です。
再質問 高橋いづみ
今答弁をいただいた計画などを基にそれを今後、現在は庁内会議等は行っていないといったことですが、これから行っていく中で情報を共有し、施設の整理や統合について総合的に判断することになると思うのですが、どのようなことに取り組まれていくのか、お考えがあれば教えていただきたいと思います。
答弁 まちづくり政策課長 辻
お答えいたします。庁内会議につきましては、計画の見直しの際には開催をしておりましたが、毎年度の進捗管理については行っておりませんでした。こちらにつきましては、どういった方法がいいのか今後検討いたしまして、課長会議の中で審議をしていただいて共有の方法について検討していきたいと考えております。以上です。
再質問 高橋いづみ
取組については、早急に開催方法を検討するといったことですので、ぜひ行っていただければなと思っております。次、2点目の地域住民との情報共有についてなのですが、情報共有についてはまちづくり計画において公共建築物や施設管理経費の削減率を成果指標にしており、浦幌町総合振興計画審議会に実績を報告、ホームページにて公表されているといったことだったのですが、住民の方にこういった情報を共有していくことがこの計画を進めていくに当たり一番重要なところであると思っております。その中で公共施設の統廃合を単なる削減と捉えられてしまうと、町民の皆さんにとっては不安が大きくなってくると思いますし、一方で今後も限られた財源で町民サービスを持続させ、提供していくためには公共施設の統廃合や機能集約について避けられない大きな課題であるとも考えております。統廃合の進め方には、丁寧な説明と町民の皆さんの理解と納得感が必要になりますが、例えばこの施設をなくすから説明会を開きますというような行政の方々で主導するだけではなく、町民の皆さんが自分たちの町のこととして一緒に考える機会をつくることがまず大切ではないかなと思っております。そのために各施設の利用状況や維持管理費、人口推計などのデータを分かりやすく見える化するといいのではないかなと考えますが、その点のお考えをお伺いいたします。
答弁 まちづくり政策課長 辻
各施設の利用者数ですとか、年間経費につきましては、毎年度各課に照会をいたしましてまちづくり政策課のほうで把握をしております。こういった数値をどういったものを分かりやすく公表できるかというところについては、今後検討を進めてまいりまして、どういった形がいいのかについては早急に検討してできるだけ早めに公表できるように進めていきたいと考えております。以上です。
再質問 高橋いづみ
各施設、公共建築物のうち行政施設と行政施設ではないものとあると思いますが、このどちらの施設についても数値等見えるようにすることが可能であるのかお伺いいたします。
答弁 まちづくり政策課長 辻
お答えいたします。先ほどの数値等につきましては、施設個々で把握をしておりますので、そういった公表は可能かと考えております。以上です。
再質問 高橋いづみ
計画自体は、2036年までと、あと11年間の期間がありますが、今から現状の共有をし、なくすことが決まる前に考える時間が持てることが必要であると思いますので、数値など見えるようになった後に共に考える機会ですとか、説明会などを行っていただければと思いますが、その点いかがでしょうか。
答弁 まちづくり政策課長 辻
お答えいたします。先ほど議員もおっしゃったとおり、個別施設で統合等あった場合については所管課において丁寧な説明会等をしてきているところですが、今後そういった形、全体的にそういった数値目標20%といったところを考えておりますので、それに向けて町民の方と協力してどういった形で説明会ですとか、例えばワークショップだとか、そういったものが開催できるのか検討していきたいと考えております。以上です。
再質問 高橋いづみ
次に、3点目についてお伺いしたいと思います。周辺自治体との協力や連携についてなのですが、周辺の自治体と公共施設等の現状や広域的な活用などについて協議等をされることがあるのかお伺いをしたいと思います。
答弁 町長 井上
ただいまのご質問にお答えします。周辺自治体との連携についての協議の場はあるかということでありますが、具体的に今の段階ではそういった場面はないとお答えさせていただきますが、しかしながら近隣自治体含めて過疎化が進みながら人口減少が進んでおります。つまり公共施設等々におきましてもその利用については同じような悩みを抱えていると感じておりますから、定期的に行われております町村長会議等の場面におきまして少なくとも近隣自治体の首長にお声がけをしながら、何かそういった公共施設の利活用についてテーマを少し設けながらお話をする場面についてお願いすることをしていきたいなと思います。以上です。
再質問 高橋いづみ
今ご答弁をいただいたように、将来的には本町だけで課題の解決に臨むのではなく、周辺の自治体との協働も必要になってくる部分もあると思いますので、協議等いただきながら関係性を構築していただければと思っております。次に、4点目です。指定管理者制度の活用についてなのですが、現状では新たに活用する予定はないとのことでした。ただ、今本町では企業との協働に力を入れているところでもあると思います。その中で公共施設の管理や運営について企業との協働や連携について行っていく考えがあるでしょうか、お伺いします。
答弁 町長 井上
ただいまのご質問にお答えします。本町では、以前から町の所有しているあらゆる資源を生かすために各種企業の皆様と連携してまちづくりを進めているところであります。こうした企業との関わりの先にこれから公共施設の維持管理、運営についても可能性があるかというようなご質問だったかと思いますが、当然本町に様々な公共施設がありますから、こうした部分についてもし外部の企業の方から町民サービスの向上に資するものとして関わっていただけるものがあれば、私としても積極的に受け入れたいと思っています。既に企業の皆様には本町にまず来ていただいてこういった豊かな自然を感じていただいたり、あるいは第1次産業に触れていただいたり、そしてその中では様々な公共施設を体験していただく企業の皆様もおりますから、もしそういった方々から、今はまだ具体的なお話はありませんが、いわゆる本町の各種公共事業の利用に当たって関係人口が増えるだとか、あるいは収益が増やせるだとか、そういったアイデアや提案がございましたら、今指定管理をしていない施設等について前向きに検討を進めていきたいと思います。以上です。
再質問 高橋いづみ
今前向きなご答弁をいただきました。今お伺いした企業との協働ですとか、3点目の周辺自治体との協働については、2点目でお伺いした町民の方々との現状の把握がやはり大事であると思っております。ただいま4点について再質問をさせていただきました。最後、町長にお伺いをしたいのですが、公共施設の削減と聞くとどうしてもマイナスな印象を受けてしまうのかなとも思いますが、計画の期間としてはあと11年ございます。今から町民全体で情報を共有し、考えていくことで縮むが、中身や内容を充実させていくことなど前向きな方法に進むこと、そして内発的な動きが出てくることが可能であると思っております。今後計画を進めるに当たってのお考えをお伺いいたします。
答弁 町長 井上
ただいまのご質問にお答えします。総じて今回は、これからの人口減少、課題に伴って広い浦幌町にある公共施設どうやって維持していくかという部分ではやはり残りの11年間でしっかりと見直しを進める、そのきっかけをつくっていかなければならないと思っております。議員おっしゃるとおり、どうしても統廃合というふうなことになると地域の皆さんもマイナスな要因、マイナスなイメージを持ってしまうと思いますし、私もかつて職員時代にはそういったお話をしなければならない場面にも遭ったときにはやはりどうしても交渉がうまくいかなかったりすることもありました。ただ、今議員おっしゃるとおり、今ないよりはあったほうがいいという議論よりも、将来の浦幌町を町民皆さんで存続していくためにこれが本来必要なものなのかどうか、そういったところをまず町民の皆様に考えていただくために、先ほど来から議員が言われているとおり、数字として今こういった状況にあるということを示すのがまず行政としては必要な一歩なのかなと思いました。また一方で、あくまでも存廃というだけではなく、今ある施設がもしかしたら全然別な形として有効利用ができるかもしれないという、そういった可能性も捨て切れないと私は思っております。これが例えになるかどうかはあれですが、先日浦幌町内をぐるっと見回しながら町内を知る博物館事業に私参加させていただいた中で、途中本別の学習資料館にも立ち寄らせていただいて、それは戦争の歴史から浦幌町だけではなくて本別にもあった空襲の歴史、そういったものもこのツアーの中に一緒に組み込んでいただいた、つまり横連携がここで図られて、そういったことがもしかしたら浦幌町の歴史やそういったものを町内だけでなくて連携する近隣自治体とも共有できる可能性があるかもしれない、そういったときにそういう場面を共有するのは浦幌町の公共施設でもあるかもしれませんし、本別町の公共施設でもあるかもしれない、そういったことに興味を持つ町外からのお客様を含めて何かツーリズムが始まるかもしれない、そういったことも私感じてヒントを得たわけであります。なので、全ての公共施設、単純に経費のことだけで存廃を考えるのではなく、もしかしたらそれ以外の方法として新たな有効利用という部分も当然考えながら、町民の皆様と一緒に考えて進めていく、それがこれから重要なのかなと改めて思ってございますので、担当課、所管課含めながらこういった公共施設の問題について深く検討してまいりたいと思います。以上です。