当別町議会 令和8年第2回定例会 2026年6月17日
(1)町内にある医療機関への支援について/(2)当別町公共施設等総合管理計画について
2026年6月17日、当別町議会の一般質問で、芳形幸夫議員が「町内にある医療機関への支援について」「当別町公共施設等総合管理計画について」について質問し、町長 後藤正洋が答弁しました。
- 質問者
- 芳形幸夫 議員
- 答弁者
- 町長 後藤正洋
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 芳形幸夫
議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問を行います。日本共産党の芳形です。本日は質問大項目が2項目、質問小項目は7項目となります。最初の大きな項目ですが、町内にある医療機関への支援についてということで伺います。近年全国的に医療機関への経営環境が厳しさを増しております。物価高騰や人件費の上昇に加え、医療材料費や光熱費の高騰などにより、多くの医療機関が経営上の大きな課題を抱えております。昨年11月には日本病院会、国立病院機構、日本赤十字社、労働者健康安全機構、全国自治体病院協議会など、計8団体が国に対し病院経営を取り巻く危機的状況の改善を求める要望書を提出しております。病院は、地域住民の命と健康を守る重要な社会基盤であります。経営環境の悪化によって医療体制そのものが弱体化することは、避けなければならないと考えます。また、本年6月からは、診療報酬が三十数年ぶりの引上げ水準で3.09%となりましたが、実情は10%以上の改定率が必要と医療関係団体は主張しています。そんな中、当町においても医療機関の方々からは経営環境が厳しいとの声を聞いております。3.09%の現状では非常に厳しいという声が多いです。そこで、最初の質問ですが、全国的な病院経営の危機的な状況が指摘されておりますが、町内の医療機関について町は現在どのような状況認識をお持ちなのかお伺いいたします。見解をお聞かせください。次の項目となります。町では、これまでも医療機関に対する支援を実施してきております。とはいえ、依然として厳しい経営環境は続いていると聞いていますが、医療機関は高齢化が進む本町にとって必要不可欠な存在であり、外来医療のみならず在宅医療や介護との連携など、地域包括ケアや在宅医療を支える重要な役割も担っていると考えます。命の継続にとってとても大切なところであります。医療機関の経営環境がさらに悪化し、診療体制の縮小や医療従事者の確保が困難になれば、最終的には住民サービスそのものに影響が及ぶことも懸念されますし、ひいては命の危険に及ぶことになります。そのために私は国の支援を待つのではなく、自治体としてできる支援について積極的に検討していく必要があると考えています。そこで、2つ目の質問となります。町としては、今後新たな支援策や支援制度の拡充を検討する考えがあるのでしょうか。町の見解をお聞かせください。続いて、第2次当別町公共施設等総合管理計画について伺います。本計画では、人口減少や少子高齢化の進行に加え、公共施設の老朽化が大きな課題として示されております。また、今後の財政状況を考えると全ての施設を現在のまま維持していくことは困難であり、施設の適正配置や統廃合などについて検討していく必要があることも示されております。公共施設は、住民サービスを支える重要な基盤である一方、維持管理には多額の費用を要します。将来世代に過度な負担を残さないためにも計画的な施設管理が求められています。受持ち部局においても重々心して取り組まれていると認識しています。そこでまず、1点目なのですが、町は現在の公共施設等の状況についてどのような認識を持っているのか見解をお聞かせください。続いて、質問2点目になります。人口減少や利用者数の変化が進む中で、公共施設の利用状況も大きく変化していくものと考えます。そのような中で、今後特に課題となる施設分野についてはどのようにお考えなのか、見解をお聞かせください。続いて、3点目の質問となります。本計画では、解体、譲渡、売却、統廃合等の考え方が示されております。今後の施設配置を考える上では重要な視点であると考えますが、一方では地域住民にとっては不安につながる可能性があることを考慮していただきたいと思います。そこで、質問となります。今後どのような考え方を基本として総合管理計画を展開していくのか、改めて町の見解をお聞かせ願いたいと思います。4点目の質問です。公共施設は町民共有の財産であり、将来の在り方については町民の理解と協力が欠かせないと考えます。また、今後のことですが、総合管理計画の実行段階にあっても町民の理解と協力を仰がねばならないと私は考えます。質問となります。総合管理計画の策定に当たり、町民の声の把握や意見聴取はどのように行われたのかお聞かせ願います。最後の質問となります。本計画の当初計画の成果の中で、コンパクトなまちづくりを進めることによって持続可能な施設配置を目指すとの考え方が示されております。私は、この総合管理計画は人口減少の状況の中でも維持できる町をつくる方向性の計画なのかなと感じました。そこで、最後の質問となります。町が考えるコンパクトなまちづくりとはどのような姿を目指しているのか、もう一度町長の考えをお伺いいたしたいと思います。以上で私の最初の質問となります。
答弁 町長 後藤正洋
芳形議員の一般質問にお答えをいたします。初めに、町内の医療機関における運営状況についてのご質問でありましたけれども、医療機関の診療報酬は2年ごとに改定されるため賃金上昇や物価高に柔軟な対応ができず、各医療機関では運営にご苦労されているものと認識をしております。町といたしましても医療体制の維持には適正な診療報酬の設定が不可欠であるとの認識の下、診療報酬改定に当たり地方の実情を考慮することや医療従事者などの人材不足に対する意見を北海道町村会の政策懇談会へ提言をしてまいりました。そのような流れの中で、国におきましては令和8年度の診療報酬改定が行われ、賃上げ分や物価対応分を踏まえた3.09%の増額改定になったと承知しております。次に、町独自で医療機関への新たな支援策が必要ではないかとのご提言でありますが、町では独自に令和8年度から医療人材確保支援事業に取り組んでいるところでありますが、今後におきましても町の医療体制を確保するために必要な施策につきましては、医療機関の皆様のご意見も伺いながら検討を続けてまいりたいと考えております。次に、公共施設等総合管理計画についてのご質問でありますが、まず現在の公共施設等の状況についてのご質問ですけれども、本町の公共施設につきましては、総合管理計画において整理しているとおり、築30年以上の施設が78.8%を占めるなど、老朽化が進行している状況にあります。また、議員のご発言のとおり、財政状況や人口の推移などを踏まえますと全ての施設を維持していくことは現実的には極めて困難な状況にあるものと認識をしております。次に、今後の維持管理において特に課題となる公共施設等についてのご質問でありますが、今後人口減少や利用形態の変化などにより多くの施設において様々な課題が出てくるであろうと想定をしております。特に下水道や道路、橋梁といったインフラ施設については、町民生活を支える重要な基盤であることから、人口の推移等にかかわらず維持、更新が不可欠であり、必要となるコストの増大が今後の大きな課題となると認識をしております。次に、解体、譲渡、売却、統廃合等についてのご質問でありますが、解体や売却などの方向性については、総合管理計画とは別に個別施設計画を策定をし、施設の老朽化や利用状況等を踏まえ、現時点での施設の方向性及び今後の方針として整理しております。なお、今後の公共施設の在り方につきましては、生活や地域コミュニティーの影響、利用実態、保有の必要性、維持管理及び更新コスト、他施設による代替の可否など多角的な観点から総合的に勘案をし、施設ごとに適切な時期と手法を見極めつつ、適切な対応を選択していく必要があると考えております。次に、計画策定時における町民の声や意見の聴取についてのご質問でありますが、両計画の策定に当たりましては計画案の段階でパブリックコメントを実施し、町民の意見反映に努めたところであり、結果として4件のご意見をいただきました。なお、これらご意見に対する町の考え方や対応につきましては、これまで町ホームページにおいて公表してきたところであります。次に、コンパクトなまちづくりの考え方についてのご質問でありますが、人口減少が進む中でも持続可能な町を目指す考え方であり、当別町立地適正化計画に基づき居住や生活サービス機能を中心部へ緩やかに集約する考え方で、公共施設等総合管理計画はその方針に沿って策定されたものであります。以上、芳形議員の一般質問に対する私からの答弁といたします。
質問 3番 芳形幸夫
ご答弁ありがとうございました。なかなか個別の施設、医療機関との情報把握というのは難しいというのは私も理解しております。その中で、今後の対応に向けてということで今意見を聞かせていただきましたので、改めて再質問に移らせていただきたいのですが、先ほど全国町村会との関係のことを語られたと思います。その中で、私も今までこのことを考えますと、ただ単独に全国的な問題をということか、それとあと地域的な問題ということを考えると、やはり全国町村会、ここのところの取組は大事なことだと思いますし、4月もきちんとここの町村会が社会保障審議会で、その場で医療機関の経営悪化や医師、看護師不足、訪問介護事業所の撤退が続いていることであるとか、町村が社会保障サービスを安定して提供できるよう、ここで述べられているのですけれども、財政支援と人材確保策を強化すべきだと訴えているのです。これはやはり重要だと思います。当別町においても人材確保については支援をいただいていますので。今回私のほうが特に課題的に取り上げるとすると、この財政支援が町内の医療機関についてどうなのかなというところからの視点で取り上げさせていただいています。私のほうでは、今町村会のことがありました。もう一度再質問というか、要望なのですけれども、やはりこの町村会との取組、これは大事だと思います。その点で、町としても今後このところの国に対する要望、要請、この辺を今訴えさせていただきたいのですけれども、そのことについての考えをもう一度聞かせていただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 後藤正洋
ただいま1番目の医療機関への支援についての再質問というふうにお聞きをさせていただきまして、先ほど答弁しましたように適正な診療報酬の設定が不可欠であると認識の下、診療報酬改定に当たり地方の事情を考慮することですとか、医療従事者などの人材不足に対する意見を町村会を通じて全国に申し上げているということをお伝えをしました。そのことについて改めてというご質問かというふうに思います。当然北海道全体のことを考えますと、いわゆる人口が過度に減っていっている地域の中では、お医者さんですとかいろいろな人材を確保することが難しいという格差が出てきておりますので、そういった点では全体的な要望ということで行っておりますが、特に当別の医療機関の実情を私としては踏まえた上で、そういった要望を町村会を通じて国のほうに上げているということでご理解をいただきたいというふうに思いますし、先ほどの賃上げ、物価対応を踏まえた3.09%の増額改定になったという背景も、いろいろと物価の上昇ですとか、あるいは賃金の状況ですとか、そういったことを踏まえた中で近年にない改定幅になったというふうに認識をしております。そういった意味では、それぞれの医療機関が引き続き努力をしながら、医療機関がどうしてもこれ以上はできないというような状況の場合には町として考えるですとか、さらに町村会を通じて国のほうに上げていくですとか、そういう対応を取っていきたいというふうには思っております。以上です。
質問 3番 芳形幸夫
1項目めの質問に対するご回答ありがとうございます。ぜひともここは町村会との連携を図っていただいて、この改善に当たっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。そこで、次の質問の項目になります。2つ目の質問ですが、ここのところで私としては町として今後新たな支援策、支援制度の拡充ということでどうでしょうかという質問をさせていただきました。実際に人材確保に当たる予算というのは、今年の令和8年3月の段階で計上されております。それにより、実際の医療現場では助かりますねという声も聞いております。これにとっては、よい方向に進んできたことではないかと思います。再質問なのですが、人材確保支援も先ほども言いました、助かるよという声はありますが、ここはどうしても町内の医療機関に直接に支援できるような施策について町が考えていることがほしいという意見も聞いています。人材確保関係ですと医療、介護サービス等についての支援もありますが、やはり町のそれぞれの病院がそれぞれの中で運営できるようなところへの支援、例えば設備投資でしょうか、そういうところについてどうなのでしょうかという考えも聞いています。そういうところからについてですが、このような意見を踏まえて別な支援策、具体策というのの考えはどうなのかということで2つ目に取り上げさせていただいていますが、いかがか。お考えをお聞かせください。
答弁 町長 後藤正洋
お時間いただきましてありがとうございます。芳形議員の医療機関への支援についての(2)の再質問ということでお聞きをさせていただきました。先ほど答弁させていただきましたけれども、他の福祉施設とも関連がありますので、そういった整合性も取りながら、人材の確保という点で今回予算化をさせていただいて、そして皆さんに認めていただいて予算を決めていただいております。そういった中で、先ほど答弁したように町の医療体制を確保するために必要な施策につきましては、新たにというお話がありましたけれども、現時点では医療機関の皆様のご意見も伺いながら、なおかつ他の福祉施策との整合性も図りながら検討をしていきたいというふうに考えております。
質問 3番 芳形幸夫
ご答弁ありがとうございます。ちょっとくどいのかなと私も考えておりますが、やはりここは少し踏み込んでいただきたいなというところからの質問とさせていただきました。お答えありがとうございます。次にですが、質問ということはないのですが、次の2点目の当別町公共施設等総合計画の(1)について、ここについてはやはり老朽化と費用、コストの面、この面が大変重要になってくるのかなと思います。その点を今後も考慮していただいて、計画の執行に当たっていただければと思います。再質問はありません。2項目めも再質問の予定をしていたのですが、ちょっとそぐわないところがありましたので、今回再質問はやめさせていただきます。ただ、この中でお答えいただいた中で、やはりインフラ施設の重要性というのは、今公共施設もそうですが、私が知る限りではいろんなところで出てきます。国がそのインフラ施設へのきちんとした予算配分を行っているのが私は問われると思っていますので、ぜひこの点も自治体、町としてもきちんとした対応をよろしくお願いいたします。また、これも同じく3月議会のときに道路整備等のほうについて予算を組んでいただきましたので、その辺も踏まえて今後とも展開を図っていただければと思います。4点目の質問になります。パブリックコメントを実施されたということなのですが、この点についてやはり私は町民の意見が、考えが、そういうのがどうなのかなというところにどうしても力が入ってしまいます。再質問ですが、本計画の実行の前に地域住民の理解と協力を得るために対話や意見交換が大切だと強く訴えさせていただきます。また、今後施設再編を進める際には、この時点でも地域住民との対話や意見交換の場が必要であるのですが、この場を設定する、地域住民との対話や意見交換の場を設定する考えはお持ちなのかどうか意見をお聞かせください。よろしくお願いします。
答弁 町長 後藤正洋
ご質問ありがとうございます。芳形議員の公共施設等総合管理計画の(4)の再質問ということで承りました。その前に、(2)のところでしたか、1でしたか、要望を賜りましたけれども、先ほどご質問で答弁しましたように、今町としましては公共施設の在り方を総合的に検討させていただいておりまして、その中で30年以上の施設が78.8%を占めているということを申し上げました。そういった点では、今後財政状況ですとかいろんなことを勘案しながら、経営をどうしていくかということを当然考えていかなければなりません。答弁もしましたけれども、全ての施設を維持管理、更新していくということは恐らく不可能だというふうに思っておりますので、そういった点では議員の皆様にもご理解をいただいて、必要なもの、そうでないもの、しっかりと見極めながら今後対応してまいりたいというふうに思っておりますので、その点しっかり自覚をしていただければありがたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。また、今ご質問いただきました公共施設の統廃合と再編に当たっての町民からの意見聴取などについてのご質問かというふうに思いますけれども、先ほど今後の公共施設の在り方につきましては生活ですとか地域コミュニティーへの影響、利用実態など多角的な観点から総合的に勘案をして、施設ごとに適切な時期と手法を見極めつつ適切な対応を選択していくとお答えしましたが、ご質問の意見聴取などにつきましてもその手法の一つであるというふうには認識をしておりますので、議会の皆様のご意見も賜る中でしっかりと政策判断をしてまいりたいというふうに思っております。以上、再質問にお答えいたします。
質問 3番 芳形幸夫
ありがとうございます。なかなかこの問題というのは、公共施設、インフラ施設ですから、ちょっと予算的にも老朽化対策予算、コスト面においてもかなり厳しい展開というのは理解させていただきます。ただ、私としましては、今ちょっと最後に町長のほうからのほうで、私が聞き逃したのかもしれません。やはり町民等の声や意見というところが伝わることが、それを反映させていただくことが大事だと思うものですから、その辺についてというのは今お答えの中に触れられたかどうか、もし私が聞き逃していたら、その旨もう一度お答えいただけますでしょうか。
答弁 町長 後藤正洋
再々質問にお答えをします。先ほどの意見聴取につきましては、芳形議員がおっしゃられているように、いろいろな意見聴取をする一つの手法だというふうに認識をしておりますので、そういった点で検討しますというお答えをさせていただいております。ただ、これまでも政策を進めていく中では広く議会の皆様にもお諮りをさせていただき、議論をいただいた中でご理解をいただいて進めてきておりますし、町民の皆様にも周知をさせてきていただいているということはご理解をいただきたいというふうに思います。以上です。
質問 3番 芳形幸夫
ただいまの答弁ありがとうございます。検討という言葉を聞かせていただきましたし、くどいようですけれども、町民の声、地域住民の声や意見というのは大事だと思いますので、その点を踏まえて、今後もやはりこの公共施設、インフラ施設というのは大事ですので、踏まえた上での検討に、その声の部分のパーセントというのでしょうか、そういう部分をもう少し多くしていただければなというところが今回総合管理計画を拝見させていただいた私の考えですので、もしその辺が違うということであればちょっと私のほうの見解相違なのかなというところもありますが、よろしくお願いしたいと思います。コンパクトなまちづくりについては、その方向性がどういうところなのかなというところが一番今後の当別町についての将来のまちづくりの関係からも考えが必要だと思いますので、その辺は町長のほうがご自身の思いをそのまま町政の中で反映される中で推進されていただければと思います。再質問は以上となります。ただ、先ほど言いました医療機関の支援と公共施設総合管理計画の質問でありましたが、その辺で私のほうの質問の訴えのところで表現、その辺がちょっとまずいのかもしれません。その辺は改めさせていただきますが、やはりいま一度医療機関への支援と公共施設等総合管理計画について今後の皆さんの取組をよろしくお願いしたいと思います。以上で私の質問は終わります。ありがとうございました。