浦幌町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月8日
本別・浦幌生活維持路線バスの廃止
2024年3月8日、浦幌町議会の一般質問で、竹田風子議員が「本別・浦幌生活維持路線バスの廃止」について質問し、町長 井上、まちづくり政策課長 岡崎、副町長 山本が答弁しました。
- 質問者
- 竹田風子 議員
- 答弁者
- 町長 井上、まちづくり政策課長 岡崎、副町長 山本
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 竹田風子
浦幌町議会会議規則第61条第2項の規定による通告に従い、本別浦幌生活維持路線バスの廃止について伺います。面積が縦に長い本町において、民間タクシー会社が撤退し、また民間のバス路線もない中、公共交通の担う役割は重要であります。さらに、本町で受けられる診療科目は限られており、帯広方面や隣町の池田町、本別町の病院など遠方へ通う負担がある中で、町民の皆様に本町へ住み続けていただくには通院しやすい体制を整える必要があります。今回本別浦幌生活維持路線バスが廃止になるということで、不安に感じている町民の方もいらっしゃいます。また、本別浦幌生活維持路線バスは通学、通院の利用のみならず、上浦幌地区の方々が本別町へ買物等に行く際利用される場合もあると聞いております。今後高齢化がますます進み、自家用車を手放す、運転免許を返納している方もいることを考慮し、地域住民へ事前に説明する機会があってもよかったのではないかと考えております。以上を踏まえ、次の項目について伺います。1点目です。今年度の本別浦幌生活維持路線バスの利用実績はどのようになっていますか。現状通学利用、通院利用はそれぞれどの程度あり、それ以外の利用実績があるか伺います。2点目です。これまで利用していた方々へ廃止後どのように対応するのか伺います。3点目です。令和元年10月より交通空白地有償運送を開始しており、上浦幌地区においては令和3年10月より実施しています。上浦幌地区において、利用実績はどのようになっていますか。4点目です。自力で通院することが難しくなる人が今後ますます増えてくることは明らかであり、この方々に対する支援が必要であると考えます。通院手段の構築をぜひ検討していただきたいと考えておりますが、町長のお考えを伺います。以上、4点についてお伺いいたします。
答弁 町長 井上
竹田議員のご質問にお答えいたします。本別浦幌生活維持路線バスの廃止についてでありますが、さきに行政報告させていただいたとおり、昨年9月に運行委託している事業者のうち1社から今年度をもって撤退したいとの申出があったことから、本町と本別町とで路線維持の方策を探ってまいりましたが、新たな運行事業者が見つからず、昨年12月にやむなく運行困難との結論に至りました。廃止に当たっては、現在ご利用いただいている本別高校通学生や透析治療のため本別の病院に通院されている方々に不安や心配を与えないよう4月以降の代替措置について両町で協議を進め、見通しがついた1月中旬に本別町から利用者の方々に路線の廃止についてお知らせしたところです。1点目の今年度の利用実績についてでありますが、今年度1月末時点での延べ利用者は全体で5,415人のうち学生が4,762人で約88%、一般が653人で約12%であり、一般のほとんどが通院で利用されていると想定され、通学利用、通院利用のいずれも市街地からの利用者が大半を占めている状況となっております。2点目の廃止後の対応についてでありますが、本別高校通学生については本別町が新たに本別高校スクールバスを運行する一方、透析治療のため本別の病院に通院されている方々については本町の福祉有償運送で対応させていただくこととしております。3点目の交通空白地有償運送の上浦幌地区における利用実績についてでありますが、上浦幌地区に関しましては令和3年10月に車両1台で実証運行を開始し、令和4年4月から本格始動して現在に至っており、今年度は9名の方に登録いただき、買物のための本別町への移動や上浦幌公民館で行っている健康プログラムに参加するための移動などが主な利用で、今年度12月末時点での延べ利用者は276人、1か月当たりの延べ輸送人員は30.7人となっております。4点目の通院手段の構築についてでありますが、現在本町における公共交通の移動手段としてはJR、町が運行するコミュニティバス、NPO法人が運行する交通空白地有償運送及び社会福祉協議会が運行する福祉有償運送があるものの、今後も通院等移動が困難となる方が増えてくることが想定されるため、移動手段の確保は大きな課題として捉えているところです。町としましては、NPO法人とも連携を図りながら、まずは交通空白地有償運送の充実を図っていきたいと考えているところであり、さらに町内公共機関の利用実態やニーズの把握に努め、本町の交通体系全般における運行形態やサービスの提供方法を検討してまいりたいと考えております。以上、竹田議員の答弁といたします。
再質問 竹田風子
まず、2点目について再質問させていただきます。本別高校スクールバスについて伺います。さきの行政報告を見る限り、運行経費の一部負担は2年間とのことですが、その後については本町の負担なしで運行が継続されるとのことでよろしいでしょうか。生徒数によってはスクールバス廃止になるといったことも現段階であるのか含めて伺います。
答弁 まちづくり政策課長 岡崎(まちづくり政策課長は2025年3月まで)
ただいまのご質問にお答えします。本別高校スクールバスの負担に関してですが、今回新年度予算に計上させていただいたのは、令和5年度の負担金の半額ということで予算を計上させていただいておりまして、翌年度はそのさらに半額ということで、5年度に対しますと4分の1の負担ということで考えてございます。スクールバスの運行に関しましては、両町理事者含めて負担の在り方について協議を行ってまいりまして、本来であればスクールバスということで本別さん側が負担すべきということで協議を進めてまいりましたが、現在通っている現1年生が9名、それから2年生が5名、計14名いらっしゃるということも考えますと、通っている子どもたちがスクールバスに乗れないような影響が出てきても困るということで、今現在通っている子どもたちがいる間の2年間に関しては負担させていただきますということで協議が済んでおりますので、3年目以降は本別町の高校のスクールバスとして運行していただくということでお話はついています。以上です。
再質問 竹田風子
3年目以降は本別町のほうでスクールバスとして運行していただくということで理解いたしました。確認ですが、今まで本別浦幌生活維持路線バスを利用していた高校生の、定期の形で通われていたかと思うのですけれども、利用料金負担は今後はなくなるとの認識でよろしいでしょうか。
答弁 まちづくり政策課長 岡崎(まちづくり政策課長は2025年3月まで)
ただいまのご質問にお答えします。現在はバス料金、一旦払っていただいたその後に本別町のほうから料金が払い戻されているというような補助をしているというお話を聞いておりますが、今後本別高校のスクールバスに運行が変わるということに関しましては、具体的にはお聞きしておりませんが、通常のスクールバスということなので、負担のほうは発生しないと思われますが、運行経費の部分によってはどのようになるか分からないので、現在のところ本別町としての考え方でございますので、浦幌町としては実際にどれぐらいの負担があるのかないのかということは承知しておりませんので、ご理解いただきたいと思います。
再質問 竹田風子
2点目の次の部分についてお伺いいたします。透析治療のための本別の病院に通院されている方々については、本町の福祉有償運送で対応されるという形で答弁がありました。透析治療のために通院されている方々について、現在運転手の確保だったりとか人手不足が叫ばれる中で、今回4月以降も運行できる体制を整えていただいたということで大変ありがたく思っております。透析治療のために通院されている方々は、現在本別浦幌生活維持路線バスを利用した場合、往復1回2,000円、障がい者割引を適用し、5割で1,000円です。福祉有償運送は透析通院サービスという料金枠があり、そちらは1回2,300円、1回につき1,300円の増額になります。仮に週3回、月おおよそ13回を12か月と計算すると、現在のバスを利用すると年間15万6,000円、福祉有償運送で全て行かれるとなりますと年間35万8,800円、年間20万2,800円の増額となります。現在重度身体障がい者等交通費補助制度による補助はありますが、そちらは距離による算出によるため、補助額は変わりません。そういった自己負担増額に関して、廃止に当たってどのような検討があったか伺います。
答弁 副町長 山本
ただいまのご質問ですが、竹田議員からおっしゃられるとおり、本町では腎臓機能障がい者の方、透析患者の方々の町外への病院に通院する場合の通院補助ということを行っているところですが、具体的に本別町の病院だけではなく、帯広市とか、それから池田町とか中には幕別町というような方々に対して通院補助を行っています。内容については今議員がおっしゃるとおりなのですが、対象者の方々はそれぞれ自家用車でご家族が運転して通われている方、それから本別浦幌生活維持路線バスのような、こういった形で利用されている方、また中にはもともと福祉有償運送で町外の病院に通っている方ということで、それぞれいろんな形があるということになっています。ですので、現時点は本別浦幌線の廃止に伴って福祉有償運送を使わなければならないという方がいるのですが、この方々だけに例えば通院補助をアップするとか、そういったことは全体的なバランスで考えるとちょっと難しいのではないかなということで現在は捉えているところでありまして、あくまでもまず交通手段、廃止になるということで、この後福祉有償運送の車両を使っていただくということの足の確保をまず第一に考えているということでご理解をいただきたいと思います。以上でございます。
再質問 竹田風子
3月4日の行政報告に関して、今の部分に関しては路線の廃止により通学や通院に影響が及ばないようという文言がありました。もともと利用されていた方々にとって年間20万円の増額になるということが影響はないという認識ということでよろしいでしょうか。
答弁 副町長 山本
正直なところ金額を伺った中ですと、大変負担が多くなるということは認識しているところであります。ただ、先ほど説明させていただいたとおり、これまで町外に通っている方々の中には自家用車を使っている方、もともと福祉運送を使っている方ということが、いろんな方々がいらっしゃるものですから、その方々だけについては、その方というか、今回廃止になることによって福祉有償運送に変わる方、この方々だけに補助というのは難しいと考えています。ただ、令和6年度事業に取り組む中で全体的なこういった事案があるというのが現在把握できましたので、トータル的にどのような形が一番いいのか、そういったものを調査研究、検討はしてまいりたいとは考えております。以上でございます。
再質問 竹田風子
通院されている方それぞれの事情があり、それぞれの手段でいろいろなところに通院されているということで、一部の方だけは難しいということで答弁いただいたのを理解いたしました。3点目について伺います。上浦幌の地区における空白地有償運送について、現在は登録数が少ないように私は答弁を受けて印象としては受けましたが、議会報告会などで将来的に不安になるといった声が複数ありました。そういった声や相談は、特に届いていなかったでしょうか。
答弁 まちづくり政策課長 岡崎(まちづくり政策課長は2025年3月まで)
ただいまのご質問にお答えします。具体的に町のほうに要望とかいう部分はなくて、こちらも上浦幌地区の交通手段の確保ということで委託事業としてやっておりますので、ぜひ多くの方に利用していただきたいということで考えております。以上です。
再質問 竹田風子
将来的な不安の声ということでいただいたわけなのですが、そういった不安に先んじて町のほうでもしっかり対応がされているため、将来的に活用されるかもしれないといった方々にもぜひ多くの登録をしていただきたいと、私も積極的に登録して、活用していただけたらと思いました。いざ実際に必要になったタイミングで利用実績が少なかったので、事業を廃止しますといったことにならないように、そちらに関しては私も同様の気持ちですので、積極的に利用していただけるよう私も発信のほう協力させていただければなと思いました。次に、4点目について伺います。交通手段の確保についての部分について、これから移動手段の確保をすることは大きな課題として捉えているというような答弁がありました。そちらは通院に限らず、買物など生活を維持するためにも私も重要な課題であると同様に捉えております。ぜひまずは交通空白地有償運送の充実や拡大を図っていただきたいと考えておりますが、こちらについて具体的な展望があれば伺います。
答弁 町長 井上
ただいまの竹田議員のご質問にお答えいたします。総じてこの公共交通の問題に関しては、以前から町民の皆様からの課題として捉えております。町としてはJR、またコミュニティバス、そしてただいま言われているとおり、交通空白地有償運送、今この3本柱で町内、足のない方々の運送をカバーしている状況であります。コミュニティバスに関しましては、その利用に関して今改めてルートについても見直さなければいけないとは思っておりますし、また一方で交通空白地有償運送のほうがドア・ツー・ドアで人を運べるということもあって、これからそこが丁寧にお客様を運べる手段の主力になってくるのではないかなとも感じております。今市街地区、併せて上浦幌地区と2系統で走っていますから、そういった部分もっと宣伝をさせていただきながら、まずは乗っていただいて、そこにどんな不便があるのか、そういったお声をいただきながら改善できるものを改善していきたい、そう考えております。以上です。
再質問 竹田風子
現在空白地有償運送については市街地区と上浦幌地区ということで、その他の市街地外の郊外地区においてはコミュニティバスで対応していただいている部分もあるかと思います。そちらは、実際の現在の利用状況やニーズに応じて今後、先ほどおっしゃられたように、ドア・ツー・ドアが主力になってくるだろうということも踏まえて、ぜひニーズ調査をしていただきたいのだと考えております。今後市街地区以外のエリアにおいてはそういった形で空白地有償運送といった形を拡大していくのか、あるいはコミュニティバスを見直す中でデマンド型の郵送という形で公共交通として担っていくのか、そういったところは具体的に考えているか伺います。
答弁 まちづくり政策課長 岡崎(まちづくり政策課長は2025年3月まで)
ただいまのご質問にお答えします。空白地有償運送につきましては、浦幌町全域になっておりますので、浦幌から上浦幌まで行くと時間的な部分もありますので、上浦幌地域に拠点置いておりますが、現在も市街地区に関しましては郊外の方から利用されている方もいらっしゃいますし、料金体系が違うということございまして、バスを利用されている方、もしくはこの空白地有償運送を利用されている方、それぞれございます。以上です。
再質問 竹田風子
誤った内容について質問してしまい申し訳ございません。今後現在の町内のコミュニティバスの利用状況や、そういったニーズを確認しながら、交通体験全般における運行形態やサービスの提供方法を検討してまいりたいといった答弁がありましたが、実際ではどういったことを充実させたら町内の方々にとって使いやすいものになるのか。整えたけれども、実際に利用されなかったといったことにならないよう、ぜひ町内の方のお声を聞いたり、利用状況の調査をして、今後も検討を進めていただきたいと考えておりますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 井上
ただいまの竹田議員のご質問にお答えします。先ほど申し上げましたとおり、町としてもこの交通の問題は重要な課題として捉えておりまして、あらゆる手段を考えたいと思っています。また、今はDXの時代でありますので、そういったデジタルを使って別な形での相乗りとか、そういった部分での導入をしている町もあると聞いております。そういった先進事例のことも学びながら、また地域性も考えながらどういった交通体系の在り方があるか、そういったものも今後検討、導入していきたいと考えております。以上です。