浦幌町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月8日
シカ被害の行政としての考え方
2024年3月8日、浦幌町議会の一般質問で、沼尾昌也議員が「シカ被害の行政としての考え方」について質問し、町長 井上、産業課長 小川が答弁しました。
- 質問者
- 沼尾昌也 議員
- 答弁者
- 町長 井上、産業課長 小川
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 沼尾昌也
それでは、2項目めに移らせていただきます。2項目め、鹿被害の行政としての考え方。昨今管内におけるエゾシカの生息数の増加に伴い、農林業への食害や生活環境に係る交通事故などの被害など多岐にわたる被害が発生しています。その中で議会として行った農業協同組合や森林組合との一般会議でも鹿の被害についてのお話があったこと、また農業生産者からも農作物被害が増えてきており、相談を受けていることからも、以下の点について行政としての認識や考え方を伺う。1、令和3年度に作成した浦幌町鳥獣被害防止計画において、エゾシカの被害は99.35ヘクタールで被害額にして3,782万円と現状値が記載され、令和6年度目標として被害面積69.54ヘクタール、被害額2,647万円まで軽減させる目標となっています。こちらについて現在までどのような傾向で推移していると認識しているか伺います。2点目、鹿の被害対策としてわなや狩猟などの捕獲と柵等の防除があります。その中で、狩猟についてはロシアのウクライナ侵攻などによる弾薬、燃料の高騰から捕獲数の減少、また柵については老朽化してきており、自助努力で補修もしているようですが、対策に苦慮しているとの声があります。このような現状から、鹿被害減少に向け行政として鹿被害防止の方向性はどのように考えていますか。
答弁 町長 井上
沼尾議員の2項目めのご質問にお答えします。1点目の浦幌町鳥獣被害防止計画に掲げたエゾシカ被害軽減目標の推移についてでありますが、令和2年度の現状値における被害面積99.35ヘクタール、被害額3,782万円に対し令和3年度においては55.48ヘクタール、2,614万円、令和4年度においては57.17ヘクタール、3,431万円の被害集計となっており、令和4年度以降はエゾシカ捕獲頭数が減少していることから、令和5年度被害は増加傾向にあるものと予想しているところです。2点目の鹿被害防止の方向性についてでありますが、鹿被害防止対策につきましては、捕獲対策実施隊員の育成と併せ、侵入防止柵の維持補修についても重要事項と捉えております。侵入防止柵につきましては、地域集落単位を基本とする管理組合が維持管理を行うものとして、浦幌町農業協同組合が事業主体となり、総延長約454キロにわたり整備され、維持補修につきましては多面的機能支払交付金及び中山間地域等直接支払交付金などを活用しながら実施されております。しかしながら、度重なる自然災害による倒壊など軽微な補修では対応できず、侵入防止柵の本来機能が損なわれている箇所があるなど、維持管理に困窮している事態についても認識しているところです。今後につきましては、侵入防止柵の機能回復を図るため管理組合では補修できない損壊箇所の現況調査及び支援体制について浦幌町農業協同組合と連携して協議を進めてまいります。以上、沼尾議員の2項目めの答弁といたします。
再質問 沼尾昌也
それでは、1点目、再質問させていただきますが、令和3年度に作成した目標からどのような傾向で今推移していますかというご質問の中で、ご答弁としては令和4年度以降エゾシカ捕獲頭数が減少していることから、令和5年度、被害は増加傾向にあるものと予想しているところですと先ほどご答弁がありました。捕獲頭数が減少しているということでご答弁されておりましたが、捕獲頭数が減少している原因としてはどのような要因を考えておりますでしょうか。
答弁 産業課長 小川(産業課長は2025年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、これまでの捕獲頭数につきましては令和2年、令和3年につきましてはおおむね1,800頭ほどの捕獲が実績がございました。令和4年におきましては、おおむね1,500頭に若干減少してしまいました。今年度、令和2、3が1,800頭で、令和4年度は1,500頭です。令和5年度、まだ最終の実績が出ていないのですが、現在の見込みとしてはおおむね1,200頭ほどに実績がとどまってしまうのではないかと今のところ考えているところでございます。減少している要因というものにつきましては、一概にこれがということは申し述べることはできないと考えておりますが、世界的な情勢不安、そういったところで銃弾、そういったものが入手困難となっている、高くなっている、そういったことが大きな要因の一つとなっているのではないかと考えているところでございます。以上です。
再質問 沼尾昌也
2点目のところにもちょっと再質問入ってしまうのですが、今ご答弁を聞きますと、令和2年、3年は駆除が1,800頭、令和4年が1,500頭、今年度は1,200頭程度になるのではないかというようなお話でした。鹿の被害防止については、先ほどもちょっと述べたのですが、狩猟等の捕獲と、あと鹿侵入防止柵の大きく2つ、捕獲と柵の2つがあると思います。今話しているのは、駆除の話をちょっと先にしますが、駆除に対しては今減っている要因としては銃弾の入手がやはり困難であると、物価が上がっているということが要因の一つではないかというようなご答弁だったのですが、駆除に対して浦幌町でも報償金を支払っていると思います。本町は農協さんも支払っていると思いますが、そちらの駆除に対する報償金については管内自治体を見て浦幌町は高いほうなのか、安いほうなのか。これどのような、管内自治体の中ではどれぐらいの位置なのかをちょっと教えていただけますでしょうか。
答弁 産業課長 小川(産業課長は2025年3月まで)
今報償費に関してのご質問でございますが、様々、管内自治体、それぞれのお考えがございまして、それぞれ設定されてございます。本町におきましては、本町は3,000円、今議員おっしゃられたように、浦幌町農業協同組合さんが3,000円、そのほかに国からの交付がございまして、それが7,000円となっております。合計して1頭当たり1万3,000円というものが本町が報償費としてお支払いをしている金額になります。管内の報償費の状況見ますと、1万円から1万7,000円と大きく幅がございます、その自治体の考えによってでございますけれども。その中でも平均的な数字としましては、本町同様1万3,000円が平均的な報償費と認識をしてございます。ということで、平均的な報償費が本町の基準といいますか、位置になっているとお答えをさせていただきます。
再質問 沼尾昌也
管内では平均的ということで、大体真ん中ぐらいという話なのかなと思いますが、やはり鹿の捕獲頭数が減ってきているということを見れば、単純に普通に考えれば鹿の被害は増大していく可能性が高いのだろうなと思います。現段階でもさすがにちょっと厳しいという農業生産者からの声もある中で、要因としてこういう銃弾の入手困難ですとか価格が上がっているという要因が考えられるのであれば、この報償金のところ、やはり農協さんと協議をしながら今の額が適切なのかどうかというものも検討が必要なのかなと思いますが、その点いかがお考えでしょうか。
答弁 産業課長 小川(産業課長は2025年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、捕獲の増大におきまして報償費を上げたからといって捕獲数が増加するということは一概に言うことはできないかなと思っております。今現在も、自治体の皆様は最大限努力をされて行っていただいているとも認識してございます。それを考えますときに、先ほどお答えをさせていただきましたように、今現状平均値である1万3,000円を我々は交付してございますので、現状この金額を今見直すという考えは今は持ってはございませんが、今後におきましては管内の状況も変わりますですとか、そういったお声があった場合には、農協さんともその辺りについてはお話合いをさせていただくような機会も今後はあってもしかるべきかと思っております。
再質問 沼尾昌也
ぜひ農協さんとも話をしながら、また猟友会の方々ともご意見しっかりと交換しながら、必要であれば、やはりこれきついということであれば、その辺しっかりと協議を進めていっていただきたいなと思います。次、鹿の被害の対策としてのもう一方の対策案の柵についてですが、先ほどの答弁を聞いていると、柵については前向きにいろいろと協議を進めていこうと考えられているのかなと受け取りました。答弁の中では、機能回復を図るため浦幌町農業協同組合と連携して、管理組合では補修できない損傷箇所の現況調査並びに支援体制について協議を進めていくと先ほど答弁されておりましたが、こちらについては既に農協さんとそのような協議をするということで認識が一致しているということでよろしいですか。
答弁 産業課長 小川(産業課長は2025年3月まで)
ただいまのご質問でございますが、答弁の内容、町長からの答弁にもありましたとおり、通常の補修については既にやっていただいているというところはあります。ただ、損壊が大きくて、大幅な改修ですとか大がかりな補修というものは実質困窮していると、そういうのが実態だと考えております。そういった部分が総量的にどれぐらいあるのかというところを把握しなければ、例えば今後支援を打ち出す方向に至ったとしましても、どういった方策ができるのかというところの制度設計もできないということでございますので、農協さんとは地域の管理主体の方々の協力もいただきながら令和6年度の中で総量を把握していこうという話はもう既にしてございますので、私どもとしましては農協さんとそういった方向性は一致しているものと認識をしているところです。以上です。
再質問 沼尾昌也
今話を聞いてすごく、今もう既に農協さんとも話をしているということですから、本当に農家さん、今被害がすごく増えているという声いただきますので、早急に農協さんと協議を進めて、対策進めていただければと思います。以上です。