浦幌町議会 令和5年第4回定例会 2023年12月10日
浦幌町の高齢者在宅福祉支援(給食サービス)事業
2023年12月10日、浦幌町議会の一般質問で、竹田風子議員が「浦幌町の高齢者在宅福祉支援(給食サービス)事業」について質問し、町長 井上、保健福祉課長 新宅が答弁しました。
- 質問者
- 竹田風子 議員
- 答弁者
- 町長 井上、保健福祉課長 新宅
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 竹田風子
浦幌町議会会議規則第61条第2項の規定による通告に従い、次のように質問いたします。浦幌町の高齢者在宅福祉支援、給食サービス事業について。高齢者は、コロナ禍において特に対面で会う機会が減り、活動は大きく制限されてきました。ステイホームが余儀なくされ、抑圧された中での生活が続いた後、現在新型コロナウイルス感染症が5類へ移行したことにより徐々に日常が戻ってきつつあります。生きていく中で切っても切り離せないものの一つに食があります。1日3食、365日の食事を生涯続ける中で、飽きない工夫や継続する努力などそれぞれの町民が取り組んでいることと考えております。さて、令和3年度から3年間を計画期間としている浦幌町老人福祉計画・第8期介護保険事業計画において、在宅高齢者の食を豊かにする事業として給食サービス事業が行われています。これは、週1回配達することで安否を確認するふれあい給食、退院直後など食事の支度が困難な方を対象に行われるいたわり給食、そして各地域で行われるその他の給食サービスという3つに大きく分類されます。それぞれのサービスにより自分で食事を用意する負担が軽減されること、いつもの自分の献立とは違うメニューであり、食べる楽しみもあることから、高齢者の在宅生活を支援する事業として非常に有効であると感じております。本計画にあるとおり、給食サービス事業は高齢化が進んでいる本町においてとても需要が高まっていると感じています。今回は、その給食サービスの一つであるふれあい給食について伺います。1点目です。本計画では令和3年度から給食サービス事業の利用者数及び配食数が年々増加するとしておりますが、そのうちふれあい給食のこれまでの実績について現在までどのように推移していますか。また、今年度の現場から今後さらに需要が高まる傾向があるのでしょうか。アンケートなど調査を実施しているのであれば、その結果も踏まえ、令和6年度からの次期計画に向けたふれあい給食事業の実施に係る考えを伺います。2点目です。現状を踏まえ、今後も事業を継続していただきたいと考えておりますが、今後もしこの事業が拡大していくのであれば、この給食事業の実施に当たり課題になり得ることとして捉えていることが現在ありますか。また、これからこの給食サービスを希望される高齢者等の需要が増えると考えているところであり、さらによりよい事業として実施していくために新たに工夫をしなければならないことがあるか考えを伺います。
答弁 町長 井上
竹田議員のご質問にお答えします。浦幌町高齢者在宅福祉支援事業のふれあい給食サービスにつきましては、独り暮らしの高齢者または高齢者のみの世帯を対象として、週1回弁当の配達と、併せて安否確認を行うことを目的に実施しております。1点目のふれあい給食の実績についてでありますが、令和2年度の年間利用者数は55人でしたが、令和3年度から5年度は80人以上に増加しており、配食数につきましても令和2年度は年間1,651食でしたが、令和3年度は年間2,829食、令和4年度は年間3,249食と増加しており、令和5年度につきましても年間3,000食を超える見込みとなっております。このような中、令和4年12月に第9期浦幌町介護保険事業計画策定に向けたアンケート調査を行っておりますが、将来必要な支援についての質問項目では回答された4分の1の方が弁当などの配食を希望されており、個別の意見の中にも配食サービスのご希望が寄せられているところです。今後につきましては、これまでの実績や利用者からの要望を踏まえ、希望者の増加も見込まれるため、現在のサービス体制を見直し、利用者数や配食数が増えても対応できる仕組みを早急に検討する予定です。また、浦幌町老人福祉計画・第9期浦幌町介護保険事業計画策定審議会においても、令和6年度以降のふれあい給食サービスについて委員の皆様にご意見を賜りたいと考えております。2点目のふれあい給食サービスの拡大についてでありますが、本町では安否確認を目的に週1回の配達としておりますが、令和5年7月に十勝管内のサービス状況を調査したところ、他町村では高齢者の食生活を支えるため、安否確認だけにとどまらず、日々の食事の提供を目的として18町村のうち17町村が週2回以上の配食サービスを実施している状況です。また、管内の町村では調理と配達を別の事業者が請け負い、役割分担して実施しているところがほとんどでありますが、本町では1事業者に調理と配達を担っていただいているところであり、これ以上の配達回数の増加やエリアの拡大は難しいと考えております。今後につきましては、持続可能な配食サービスの体制構築を図るため複数の事業者や配達事業者の拡大に取り組み、併せてサービス内容の充実や配達回数の増加等について引き続き検討してまいります。以上、竹田議員の答弁といたします。
質問 竹田風子
1点目についてアンケート調査を実施したというお話でしたが、アンケート調査はどなたを対象者とし、また何人に対して行ったものですか。そのうちのアンケートの回答数についても伺います。
答弁 保健福祉課長 新宅(保健福祉課長は2026年3月まで)
第9期の介護保険計画のために65歳以上の方を対象としてアンケート調査を行っております。回答数は、今パーセンテージまで出せていないのですが、56%程度の回答だったと思っております。配食サービスに関しては22%の方がご希望されていまして、そして将来的にも配食サービスをもう少し増やしてほしいとか、今使っていないけれども、使いたいというご希望があったと記憶しております。以上です。
質問 竹田風子
2点目について、十勝管内においても本町は特にエリアが広いことからも拡大していく上で困難となる課題があることは理解できます。同時に、本町は十勝管内において都市部から離れた東端の町であり、高齢者にとって都市部にアクセスすることが容易ではないという現状を踏まえると、やはり給食サービスの需要は他町村に比べると切実なものであると考えます。それらを踏まえ伺います。まず、現在1事業者に調理と配達を担っていただいている中で令和2年度において1,651食、そこから令和4年度において3,249食とおおよそ2倍に増えたことで現状の運営は支障なく行われているか、あるいは負担となっている部分があるのかお答えください。
答弁 保健福祉課長 新宅(保健福祉課長は2026年3月まで)
現状は基本的に1社しか今委託しておりませんので、需要に応じて十分な供給ができているかというと、そこは十分ではないと把握しております。過去に、平成18年からこの事業は始まっておりますが、18年度はたしか私の記憶では2社か3社あったはずなのですが、先ほどの町長の答弁にもありましたが、要するに調理と配送を同時に1事業者がやるというのには限界があると把握しております。ただ、町内業者なかなか両方やっていただけるところがなくて今もこの状況になっておりまして、調理と配送を分けて、もう一回事業の練り直しをしなければならないと思っております。先ほどのアンケート調査実施していますが、その時点で配食のニーズは非常に高いと認識しておりますから、既に内部では検討を進めてはいるのですが、これから令和6年度に向けて配送業者と、あと調理業者、その辺りどこにどんな形でお願いできるのかということも今検討を少しずつ進めている段階ではあります。以上です。
質問 竹田風子
1事業者に調理と配達を担っていただいている、1事業者でやる分には限界があるということ以外に課題として挙げられること、考えられることはありますか。
答弁 保健福祉課長 新宅(保健福祉課長は2026年3月まで)
課題は、お弁当は要するにそれぞれの好みもあったりとか、あとは病態別です。入院しているときは減塩食だったとか、糖尿病食だったとか、あとは調理の形態が刻みだったりだとか、硬いものは食べれないとか、飲み込めないとか、そういった事情もあると思うのです。そこまで配慮した調理を今後委託できる先があるのかどうかとか、その辺りも非常に課題かなというのと、あと浦幌町内は非常に広いエリアなので、端から端まで同じ日に配送できるのかどうかというところも課題としてはあるかなと思っております。以上です。
質問 竹田風子
今エリアが広いことも課題だという話があったかと思うのですが、同じ日に全町回るというのはなかなか配達の面からも厳しい部分もあるのかなと考えております。ですから、週1回の給食サービスになりますので、例えばエリアによって曜日を分けて行うだったりということで、作る事業者に担っていただく負担は増えてしまうのですが、そういった体制をできるように事業者の拡大も検討いただくことはできるのかなと考えておりますが、そういった形でのエリアの拡大はお考えがありますでしょうか。
答弁 保健福祉課長 新宅(保健福祉課長は2026年3月まで)
ただいまのご質問にお答えいたします。複数の事業者に入っていただかなければならないかなとは考えておりますし、あと配送の部分も1か所の配送という形よりは、要するに市街地は市街地にある業者さん、上浦幌は上浦幌で担っていただける業者さんという形で探せないかどうかということも含めて考えていかなければならない部分かなとは思っております。何しろ今は夕方の食事しか週に1回配達していませんので、例えばお昼と夕方と2食希望されるという方もいらっしゃるかもしれないですし、将来的には。お昼は要るけれども、夕方は要らないとか、そういったニーズも全部ひっくるめて考えていくと、そこに対応できるだけの時間と、あとはいかに効率よくやっていくかというところが重要になってくるかと思っております。以上です。
質問 竹田風子
今現状夕食1食分ですが、2食というご希望もあったりということでしたが、まずは夕食1食を週に2回以上とかといった形で、昼は要るけれども、夜は要らないだったり、そういったご希望、ご希望になっていくと、80人以上のそれぞれの希望に対応するという部分もなかなか現実的ではないのかなと思う部分もあるので、まずは本町も十勝管内他17町村同様週2回以上の配食サービス実施の実現に向けて目指していただくための体制構築を図っていただきたいと考えております。基本的には委託し、拡大していくというような考えでよろしいでしょうか。
答弁 保健福祉課長 新宅(保健福祉課長は2026年3月まで)
町長の答弁にもありましたように、週1回の給食サービスで実施している町村はそうそう今ないという現状で、さすがに早いうちに見直しをかけていく必要があった事業だと私も認識しており、反省しつつ、急いで今進めているところです。週2回でも多分少ないのだと思うのです。将来的には毎日でもというような対応に、要するにそこのニーズに対応できるような形で考えていかなければならないとは思いますが、当面は今週1回の部分を週2回以上ということを目標に考えていきたいと思っております。以上です。
質問 竹田風子
給食サービスという取組自体は食の楽しみの部分でもあり、負担軽減という面からも在宅支援として非常に有効であると考えております。こういったいい取組を継続していただくためにも早急に検討を重ねていただきたいと考えます。また、町内の高齢者の方々が安心して町に住み続けることができる、そういった地域ネットワーク強化も図ることを望みます。それは、給食サービスの今週1回が安否確認ということでしたが、それが週2回以上になっていくことで地域としてのネットワークもより強化していくことができるのかなと考えています。例えば今ふれあい給食サービスについて伺っていますが、その他の給食サービスなどもボランティアの方々によって運営されている部分もありますが、それはボランティアの方々によるところであり、それをしっかり継続していくためにも次の担い手を増やしていくなど対策を講じていく必要もあるのかなと考えています。ただ、そこをボランティアで行うところが難しい部分に関しては、例えば給食サービスが行われていないエリアに関してはふれあい給食を増やすだとか、そういった形でのフォローをすることも可能なのかなと考えております。新たな取組も含め、町民の声を反映していただくためにも今後しっかりニーズをはかっていただいて検討いただくことを望みます。最後に町長のお考えを伺います。
答弁 町長 井上
ただいまのご質問にお答えします。冒頭の私からの答弁にもありましたとおり、このふれあい給食サービスのニーズ、コロナ禍もあってかなり大きく期待されていると感じております。先ほども保健福祉課長からの答弁もありましたが、今課題となっているのは1事業者で調理と配送を委託しているというところ、これが今エリア拡大に大きくつながっていない要因だなと思っておりますし、また高齢者一人一人の方のニーズに応えて調理一つ一つを考えていかなければならない、そういったこともこれからは検討していかなければならないと思っております。しかしながら、少子高齢化社会においてこういった配食サービスは必ず効果が高いと私も思っておりますので、先ほどから述べておりますとおり令和6年度からでも始めれるものは早急に始めていきたいと、そう思っておりますし、そのためにも業者の皆様にはお声がけをさせていただきながら、できる限り町内の飲食店、また運送に当たっても協力できる事業者にお聞きしながら早急に始めていきたいと思っております。また、先ほど議員もおっしゃっていましたが、これはただ単純に配食をするだけではなくて、そこに行った先で一言声をかけて、安否確認というよりも市街から離れた場所でも安心して暮らせますよという、そういった面もあると思います。そういった部分では、この名前のとおりふれあい給食というような名前の中から、地域の方どこに住んでいても安心して暮らせますよという部分をさらに理解していただくためにも、この事業に関しては早急に進めていきたいと思っております。以上、答弁とさせていただきます。