遠別町議会 令和8年第4回定例会 2026年6月19日
eスポーツを活用した高齢者の介護予防について
2026年6月19日、遠別町議会の一般質問で、山下悟議員が「eスポーツを活用した高齢者の介護予防について」質問し、町長 國部雅人が答弁しました。
- 質問者
- 山下悟 議員
- 答弁者
- 町長 國部雅人
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 山下悟
おはようございます。議長の許可をいただきましたので、eスポーツを活用した高齢者の介護予防についてお聞きします。本町の高齢化率は既に42%に達し、第7期総合計画では令和22年に52%、町民の2人に1人以上が高齢者になると推計されています。要介護になる前のフレイルや認知症の予防、閉じ籠もりの防止がこれまで以上に重要です。国は、介護予防の通いの場への参加率を8%へ高めることを目標に掲げ、その参加者数を保険者機能強化推進交付金の評価指標としてきました。通いの場を広げれば交付金も増える仕組みです。本町は、要介護になった後の介護給付費に年間3億円以上を投じる一方、その手前の一時予防は手薄です。既に上士幌町では、令和4年度から町と民間事業者が連携し、eスポーツとリズム体操による介護予防を毎週実施しており、千葉大学予防医学センターが作成した自治体向け導入ガイドもあります。そこで、町長に4点伺います。1点目は、現状認識です。現在の通いの場の参加率をどのように把握しておられるか。第9期介護保険事業計画には参加率の目標も実績も見当たりませんが、国が目標としてきた8%に対し、本町の現状は何%でありますでしょうか。2点目、導入の考えです。上士幌町などに倣い、要支援になる前の高齢者を対象とする通いの場にeスポーツを試験的に導入するお考えはないか。まずは体験から始められないか伺います。3点目、交付金です。本町は、保険者機能強化推進交付金で近年どの程度の評価と交付を受けているのか。eスポーツで参加率を高め、交付金の獲得増にもつなげるお考えはないか伺います。4点目、多世代への展開です。本町には多世代交流拠点「なごーみ」があります。これを生かし、遠別農業高校の生徒や子供たちとの多世代交流としてeスポーツを広げ、高齢者の生きがいと若い世代の関係人口づくりにつなげるお考えはないか伺います。答弁によっては再質問させていただきます。
答弁 町長 國部雅人
それでは、山下議員の一般質問にお答えさせていただきます。eスポーツを活用した高齢者の介護予防についての御質問ですが、本町の令和8年5月末人口は2,133人、うち65歳以上は903人となっており、高齢化率は42%を超え、介護認定者は177人で認定率は20%弱という状況になっております。現在は、フレイルや認知症の予防、閉じ籠もり対策として、地域支え合いサロンやオレンジカフェなどの事業を、関係団体と連携し実施してきております。御質問の1点目の、通いの場の参加率をどのように把握しているのか。本町の現状は何%かという御質問ですが、第9期介護保険事業計画には数値目標の記載はありませんが、委託事業者からの事業報告に基づき、65歳以上を対象に算出しているところでは、本町において1.58%となっております。2点目の、eスポーツを試験的に導入する考えはないのか。まずは体験会から始められないかについての質問ですが、今年度、チェックリストの結果、外出機会が減っておりフレイル予防が必要と思われる男性を対象に、5月29日、社会福祉協議会と町が連携して「ちょこっと交流会」を開催し、eスポーツに類似するモーショントレーニングシステムを活用したゲーム感覚のトレーニングを体験実施したところであります。内容といたしましては、姿勢を測定し、体のゆがみ箇所をAIが診断、その後モニターに映された効果的な運動を行うというものです。今後におきましても、多くの方を対象にこのような体験会が実施できるよう検討していきたいと考えております。3点目の、近年どの程度の評価と交付を受けているのか。eスポーツで参加率を高め、交付金の獲得増につなげる考えはないかについての御質問ですが、保険者機能強化推進交付金はポイント制となっており、昨年度の本町の獲得ポイントは417ポイントで、92万8,000円の交付を受けており、通いの場の参加率のポイントは獲得しているところであります。今後、交付金の獲得増を図るには、事業実施評価などの取組が必要となるため、ポイント獲得につながるよう取り組んでいきたいと考えております。4点目のeスポーツを広げ、高齢者の生きがいと若い世代の関係人口づくりにつなげる考えはないのかについての御質問ですが、高齢者の生きがいとして、認知機能の維持・活性化や身体的ハードルの低さから、eスポーツの取組は介護予防の一環として有効かと思います。また、ゲーム体験をきっかけとし、若い世代との交流や談笑を行うことで、通いの場としての機能を高めることも必要と考えます。これまで継続している地域支え合いサロンなどの事業を継続しながら、今後、eスポーツの活用について、関係団体と連携し検討していきたいと考えております。以上、答弁とさせていただきます。
再質問 7番 山下悟
では、再質問させていただきます。町長は、参加率が1.58%と低いことも、eスポーツが介護予防に有効であることも、交付金が参加率を評価する仕組みであることも、多世代交流で通いの場の機能が高まることも、全てお認めになりました。これらは別々の話ではありません。eスポーツ含め、一つの取組が参加率を上げ、予防を進め、介護給付費を抑え、交付金にも資し、多世代の交流で高齢者の生きがいと若者とのつながりを生む、一つで幾重にも効く取組です。だからこそ、検討ではなく実行を求め、町長の決意を伺って、私の一般質問を終わります。
答弁 町長 國部雅人
御質問いただきまして、このeスポーツ、非常に有効だと思います。体験会をやったモーショントレーニングシステムをeスポーツと呼ぶのかどうか、なかなか、電子機器を使ったスポーツであることは間違いないので、既に体験会をやったということになっているのかと思うんですけれども、恐らくこのeスポーツを山下議員が指しているのは、例えばNintendo Switchを使った太鼓の達人だとかそういったところを想定してるのかなとは思ってるんですけれども、それは、実際まずはどのような対象者が興味を持っていただけるかというのを体験会からぜひ始めたいとは考えております。このモーションシステムを継続するか、もしくはまた新たなeスポーツを体験していただくのか、業者にもよってなかなか違うとは思うんですけれども、これは有効だと思いますので、引き続き体験会含め、実際の事業化も見据えて考えていきたいと思っております。