浦幌町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月11日
学力向上への取り組み
2020年12月11日、浦幌町議会の一般質問で、沼尾昌也議員が「学力向上への取り組み」について質問し、教育長 水野、教育次長 熊谷、町長 水澤が答弁しました。
- 質問者
- 沼尾昌也 議員
- 答弁者
- 教育長 水野、教育次長 熊谷、町長 水澤
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は会議録の目次の表記です。
質問 沼尾昌也
通告に従い、一般質問いたします。項目は、学力向上への取組についてです。先般令和2年度浦幌町教育委員会の権限に属する事務の管理及び執務の点検及び評価(令和元年度分)が報告され、その中において全国学力・学習状況調査結果についても記載されているところである。本町の結果は、小学校は全科目全国、全道平均を下回り、中学校においては一部科目で全国、全道平均を下回る結果となっている。教育は学力が全てではないものの、子どもの将来の選択肢を広げるためにも学力の向上は必要不可欠であると考えるため、以下の点について伺う。1、本町では全国学力・学習状況調査の結果をどのように分析し、学力の向上につなげているか。2、学力の向上には家庭の学習時間が影響しているとも考えられるが、第2期浦幌町教育振興基本計画に記載の浦幌町家庭学習のすすめについてどのように進捗しているか。3、学校外教育も学力の向上に非常に有効と考えるが、特に公設民営塾及び塾代の助成等、町として何か取り組むことはあるか。
答弁 教育長 水野(教育長は2025年3月まで)
沼尾議員のご質問にお答えいたします。学力向上への取組についてでありますが、1点目の全国学力・学習状況調査の分析と学力向上への結びつきにつきましては、各学校において自己採点による分析や解答状況整理表を作成し、個人や学年における傾向や課題などの分析を行っており、また全国学力・学習状況調査は学力テストのほかに児童生徒質問紙も同時に実施され、児童生徒の学習に対する意欲や取組、家庭での様子などを詳細に把握できる内容となっていることから、こちらについても併せて集計し、分析を行っているところであります。学力向上への結びつきにつきましては、これらの集計や分析結果を基にPDCAサイクルを活用した学校改善プランや年間計画として授業改善ロードマップを作成するなど、その年の結果に合わせた改善策をまとめ、教職員が一丸となって児童生徒の学力向上に積極的に取り組んでいるところであります。2点目の家庭学習の影響及び浦幌町家庭学習のすすめについてでありますが、平成25年3月に浦幌町家庭学習のすすめを作成し、平成25年度から取り組んでいるところでありますが、平成27年4月から浦幌町小中一貫コミュニティ・スクールを導入したことによって浦幌町家庭学習のすすめを基盤とした中で小中一貫教育を推進するための新たなテーマとして、早寝、早起き、朝御飯、スマホ、ゲーム機使用のルール宣言、リレー家読などを掲げ、基本的な生活習慣及び家庭学習の定着と学力、体力の向上を図るための取組を進めているところであります。また、各学校においては家庭学習に取り組むための時間や環境などを把握するため生活実態のアンケート調査を行うなど全国学力・学習状況調査における児童生徒質問紙に加え、さらに詳細な調査と分析を実施し、浦幌町小中一貫コミュニティ・スクールにおいて定めたアクションプランを活用しながら学校、家庭、地域が一体となり、共通したビジョンを持った教育活動等に取り組んでいるところであります。3点目の公設民営塾及び塾代の助成等についてでありますが、夏季、冬季休業期間中の公設民営塾について調査を進めているところですが、期間を限定した開設の事例があまりなく、参考となる情報が収集できなかったことから、今後につきましては現在実施している小中合同学習サポート事業を参考とした中で、学習機会の確保を図るための取組を検討していきたいと考えております。塾代の助成等につきましては、近年の学校教育はGIGAスクール構想における1人1台端末の整備など数年前までは予想もつかなかった大きな変化を迎えており、そこに向けた機器等の整備や維持管理などに多くの予算が必要となることから、まずは学校のICT環境整備を他町村に遅れることなく実施していくことが最優先として考えております。限られた財源の中で効果的な教育活動を実施していかなければならないことからも塾代に対する助成の実施については考えておりません。いずれにいたしましても、教育委員会といたしましては児童生徒の学力向上に向け何が必要で何が不足しているかをしっかりと把握し、学習意欲や環境を整えるためコミュニティ・スクールを基盤とした小中一貫教育を推進し、地域総ぐるみでサポートする体制の強化を目指してまいります。以上、沼尾議員の答弁といたします。
質問 沼尾昌也
まずそれでは、1点目の質問について追加で質問させていただきたいと思います。まず、課題認識の共有をしたいと思うのですが、私は現在の小中学校の学力調査の結果から学力向上の必要性があると思いますが、この点については教育委員会並びに学校としては同じ思いということで認識してよろしいでしょうか。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
学力向上の共通認識でございますが、やはり浦幌町の小学生、中学生の学力の向上につきましては、教育委員会としても向上に向けての教育行政を積極的に進めていきたいと考え、取り進めておりますので、教育委員会の一つの取組として実施していくということで考えております。
質問 沼尾昌也
統計でも学力、いわゆる学歴と言われるものから生涯年収が変わってきてしまうというデータがございます。それと、お子さんそれぞれ、今将来の夢をお持ちの子どもさんいらっしゃると思うのですが、年々成長につれて将来の夢が変わってくると思います。私ももともと議員という仕事をやりたかったわけでもなく、小さいときはスポーツ、サッカー選手になりたいと言っていたのですが、成長につれて地元のために何かやりたいとかというふうに変わってきたときに選択肢というのはどうしても学歴で左右されてしまうということもあるので、その選択肢を広げるためにも学力向上については現在も教職員が一丸となって取り組んでいるということでしたので、引き続きお願いをしたいと思います。それで、先ほど答弁にもありましたが、自己採点の分析及び児童生徒質問紙についての分析が行われているということでしたが、こちらについてどのような分析になったか教えていただけますでしょうか。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
それぞれ各学校において自己採点の分析、それからまた解答状況調査票を作成して、分析をしております。その分析結果の詳細な内容については、各学校がそれぞれの課題、それから学級の課題ですとか、また個々人の学習状況の傾向ですとか、それぞれは学校で押さえているということで、学校側はその課題を基に授業の改善プログラム等を組みながら、そして学校自身が研修をし、また十勝教育局の指導班の指導なりを受けながら改善に向けた取組を行っているというようなことでございます。
質問 沼尾昌也
私も学校教育については専門家でありませんし、当然学校教育の専門家は教員の皆様方ということになると思いますので、引き続き学力学習調査をしっかり分析していただいて、生かして、教育をしていっていただきたいなと思います。続いて、2点目の質問について質問させていただきます。学力向上については、今お話しした学校での教育のほかに学校外、家庭ですとか地域の教育についても関係していると考えます。家庭や地域での学習は私は非常に重要だと考えておりますが、こちらについて教育委員会も認識は一緒だということでよろしいでしょうか。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
まさに家庭での学習というものにつきましては、やはり学力の向上のために必要不可欠なものと考えております。以上です。
質問 沼尾昌也
先ほど浦幌町家庭学習のすすめということで質問をさせていただきましたけれども、教育振興基本計画の中にこの浦幌町家庭学習のすすめを進めていくと記載されておりますが、まずこの浦幌町家庭学習のすすめというのは具体的にどのようなものか教えていただけますでしょうか。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
浦幌町家庭学習のすすめにつきましては、まず自ら学習を考え、計画し、実行することができる子ども、そしてまた与えられた課題をしっかりと取り組むことができる子どもをテーマに家庭学習における児童生徒の目指す姿、そしてまた家庭での取組を掲げ、家庭学習の習慣化等を図るために平成25年につくられております。
質問 沼尾昌也
この家庭学習のすすめについて、これは各家庭に浸透しているとご認識されているでしょうか。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
この浦幌町家庭学習のすすめにつきましては、平成25年当初策定されました。この作成された時期に各家庭学習の手引等も策定しまして、各家庭に配付されているところでございます。
質問 沼尾昌也
分かりました。先ほど各学校において家庭学習に取り組むための時間や環境などを把握するためにアンケートを行っているというような答弁をいただきましたが、このアンケート結果についてはどのように分析されているでしょうか。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
実は、平成27年度から浦幌町の小中一貫コミュニティ・スクールが導入されました。これは、それぞれこのコミュニティ・スクールの中でやはり基本的生活習慣を身につけさせるということがこのコミュニティ・スクールの中の一つの目的というような形で、このコミュニティ・スクールで早寝、早起き、朝御飯、ノーテレビデーですとか、あとスマホ、ゲーム機使用のルール宣言ですとか、そういう目標を掲げまして、取り組んでおります。これらの目標の成果等を確認するために浦幌では浦幌学園、それから上浦幌学園ということで、それぞれ2つの学園を設けているのですけれども、その学園が例えばバランスのよい食事を取っていますかですとか、それから基本生活習慣がちゃんと身についていますかですとか、そういうようなアンケート調査を子どもたちに行いまして、そのアンケート調査の結果を基に子どもたちの生活習慣、これ生活習慣ということはもちろん家庭学習にも関わってくるかと思いますが、それぞれの結果を見ながら家庭学習、または子どもたちの規律正しい生活習慣の指導を行っているというような内容でございます。
質問 沼尾昌也
分かりました。こちらも引き続きこの家庭学習のすすめというものがございますので、そちらにのっとってこれからも家庭学習がしっかりと行われるようにお願いをしたいと思います。次、3点目の質問に移ります。3点目ですけれども、こちらについては学校、家庭ではなくて、学校外教育、特に公設民営塾及び塾、習い事等についての質問となりますが、こちらもいろいろ調べたところ、文部科学省が出している統計で、学校外にかけている教育支出が多いほどこの学力学習調査の中での正答率が高いというようなデータがございます。私は学力向上についてこの学校外教育もしっかりと活用していくことが非常に重要だと考えておりますが、こちらについては教育委員会はどのようにお考えでしょうか。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
学力向上のための学校外教育の重要性ということだと思いますが、まず学力向上のためにはやはり、先ほど申し上げましたとおり、学校外の家庭学習というものが重要だということは十分に承知しております。以上です。
質問 沼尾昌也
重要だという認識で、私もそういう認識でおります。この家庭外の教育が重要だというのは私も当然思っているのですが、これが何が問題かというと、やはり家庭によって格差が出てきてしまうというのが私は問題だと、課題だと考えております。こちらのベネッセコーポレーションさんの統計によると、世帯によってやっぱり年収が変わってきてしまうと。その世帯年収によっていわゆる学校外での教育にかける支出がどうしても変わってきてしまうと。そこからの格差がどうしても生まれてきてしまうというようなデータがございます。このようなデータから家庭での格差というのは出てきてしまうと私は考えているのですが、教育委員会としてはどのように考えるでしょうか。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
確かにある研究機関のデータによりますと、それぞれ家庭外教育にかけるお金のかけ方によって例えば学力テストの正解率とか違ってくるというような、そういうようなデータについては私たちも確認はしております。以上です。
質問 沼尾昌也
家庭外での格差を抑えるために何か行わないといけないという考えはないでしょうか。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
家庭外の格差を考えた取組というようなことだと思いますが、6月の第2回定例会の中でも申し上げましたが、今小中学生につきましては、義務教育学校の中で子どもたちが同じく均等に学べるということでありますので、義務教育学校の中で格差というものについてはそれほど私はないのかなと思っております。以上です。
質問 沼尾昌也
今答弁いただきましたけれども、先ほどいわゆる学校外での学習ということが大切だと認識が共有できたと思うのですが、学校外での教育はそうすると重要ではないということになると思うのですが。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
学校外教育というものにつきましては、要するに家庭の中での学習の重要性ということで認識しております。以上です。
質問 沼尾昌也
家庭のという話でしたけれども、先ほどのデータによるとやっぱり習い事、塾等にかけるお金によって正答率が変わってきてしまうというデータを出したのであって、家庭外での話なのですが、いかがお考えでしょうか。
答弁 教育長 水野(教育長は2025年3月まで)
義務教育段階における学力というものは、テストで表せる、表現できる認知能力とテスト、点数で表すことのできない非認知能力を総合的に私は判断することが大切ではないかと思います。確かに沼尾議員のおっしゃるように、経済力と、それから都市部、地域、郡部による、地域による格差、それによって学力が違う、差が出るということは認識しています。しかし、感受性や協調性、自尊心など非認知能力については今年度の児童生徒の質問紙等から判断していますと、例えば浦幌の小中学生の答えからいうと、自分にはよいところがある、難しいことも失敗を恐れず挑戦する、人が困っているときには進んで助ける、いじめはどんな理由があってもいけないことだ、家で自分で計画を立て、学習をする、地域や社会をよくするために何をすべきか考えることがある、人の役に立つ人間になりたい等、これ昨年の全国の学習状況のデータと比べてみること、単純に比較することはできませんが、本町の子どもたちの意識は高いということが分かっています。そういったことからいうと、総合的に考えたときに本町の子どもたちの学力が劣っているとは私は思っていません。しかしながら、点数で表される認知能力については確かに課題はあります。そのことについては全国学力・学習状況調査やCRTテスト、チャレンジテスト、それからそれぞれ行われるテスト等を詳細に分析し、個人、それから学級で不足しているものは何か、それを補うことが必要であると思っています。以上です。
質問 沼尾昌也
先ほどの個別で、公設民営塾についてお伺いをしたいのですけれども、この公設民営塾の開設に向けてというのは2019年からの教育振興基本計画の中に記載をされております。先ほどの答弁では公設民営塾、いわゆる夏休み、冬休み期間中の公設民営塾については前例がないというようなご答弁から今現在行っている小中合同学習サポート事業、こちらを参考とした中でやっていきたいということなのですが、こちらの答弁は公設民営塾はもう行わないという考えで認識してよろしいですか。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
小中合同学習サポート事業、それを参考にしてというような答弁の内容でございましたが、まず小中合同サポート事業というのは、今浦幌学園は夏休み、冬休み中にそれぞれ3日間にわたりまして中央公民館で学習サポートを実施していると。それで、指導者につきましては教員の先生、それから地域のボランティアの方々が指導に当たっております。これらを参考にしながら第2期教育振興計画にそれぞれうたわれております夏季、冬季休業期間中の公設民営塾というのを模索していきたいと考えております。町民や教育関係者の支援などをいただきながら、地域が総ぐるみで子どもたちの学習を支えていけるというような体制の構築を検討するなどしながら、学習塾の開設について考えていきたいと考えております。以上です。
質問 沼尾昌也
それでは、公設民営塾は開設するかしないかはまだ決めたわけではないということでよろしいですね。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
今その可能性について探っているところでございます。
質問 沼尾昌也
分かりました。こちらの公設民営塾の件については、教育委員会の中ではどのような話がされているのでしょうか。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
先ほどの私の説明で申し上げましたとおり、まず夏季、冬季休業中の公設と、民営塾ということで考えていると。それから、町民や教育関係者の支援をいただきながら地域総ぐるみで子どもたちの学習を支援するような、そういう体制を検討していくというようなことで教育委員会の中ではそれぞれ捉えております。以上です。
質問 沼尾昌也
それで、会議録、ホームページ上で載っている分も見させていただいたのですが、8月で止まっていて、今年度分しか載っていなかったものですから、それは教育委員会の委員さんも含めてその協議はされているということでよろしいですね。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
この公設民営塾につきましては、今私が説明した部分につきましてはまだ教育委員さんの意見等についてはお伺いはしておりません。以上です。
質問 沼尾昌也
分かりました。あと、公設民営塾について、夏休み、冬休み期間中だけの公設民営塾は事例がないというお話でした。いわゆる期間限定せずに通年でやっている自治体は十勝にもございます。前例がなくてという話だったので、これ通年でやるという事例はございますので、通年でやるという考え方もあるのではないでしょうか。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
ただいま通年での学習塾ということでしたが、十勝管内でも現在通年で学習塾を開設している町はあります。しかしながら、その町につきましては対象は高校生ということで、地元の高校を守っていくというような形での開設塾となっておりますので、小学校、中学校を対象にしたような塾ではないということで、事例というのについてはなかなか聞かないというような実態でございます。
質問 沼尾昌也
いわゆる学校外での教育の話を今してきたわけですが、この教育振興基本計画に公設民営塾ということが記載をされて、私は非常に肯定的に捉えていて、ぜひ進めていっていただきたいなと記載された当時は思っていたわけでございますし、今もぜひ検討された中で開設できればいいのかなと思っているのですが、これ事実開設が難しいとなったときには、今民間でも浦幌町内、塾がございますので、こちらの塾代助成というようなやり方もあると思っているのですが、この点についてはどうお考えでしょうか。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
塾代の助成についてでございますが、塾代の助成については塾に通う子どもたちの一部にしか公費助成による学習機会を提供することができないということになっております。教育委員会の考えは、まず義務教育である小中学校で全ての児童生徒がしっかりと学べる環境、そちらのほうを重点的に行政施策の取組として考えていきたいなと考えております。以上です。
質問 沼尾昌也
教育委員会の考え方は分かりました。一番最初にご答弁いただいたように、多くの予算が必要となると。優先度を考えるとやはりICT環境を維持するというのが優先だとお考えなのは非常に分かるのですが、今現在話しているのは学校外という中での教育という話で、これは教育委員会のものなのか、これは非常に政策的な予算なので、政策的な話も非常に絡んでくると思っておりますので、町長のお考えも聞きたいのですが、町長としてはどうお考えでしょう。
答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)
今沼尾議員が言われる、小中学校、義務教育についての学力という話をされていました。まさに義務教育でありますから、本来はやっぱり子どもたちがしっかり学校の中で自分の学力を上げていく、そして身につけていくというのが基本的な姿勢だろうなと思います。今経済的な格差等と言われましたけれども、これ経済的な格差だけではなくて、地域的な格差も全国ではあるわけでありまして、決して経済だけで格差が生じるというものではないだろうというふうに思っています。確かに塾に通えばそれだけ勉強時間が増えるということはありますが、それは逆に言えば家庭内でも当然勉強時間は自分たちでつくれるわけでありますから、そこは子どもたちの姿勢と、そして家庭環境をしっかり子どもたちに整えていくということだろうと思います。また、大変日本の中でも今学歴社会の偏重、是正ということも言われているわけでありますから、やはり子どもたちは学力だけで判断するのではなくて、しっかりした子どもたちをつくっていく、健やかな、そして健全な子どもたちをつくっていくというのが町の教育委員会の仕事だろうと。私から言うのはちょっと、教育行政に口出しをするわけではありませんが、そういうものが必要なのでないかなと私としては考えているところであります。そして、今学校外の塾代の云々ということは、これ財政とかいうものではなくて、町としてはやっぱりそういう学校の教育環境、これをしっかりGIGAスクールも含めてつくっていく、整えていくということが行政の仕事だろうと認識をしているところであります。
質問 沼尾昌也
最後に申し述べておきたいのは、私もいわゆるテストの点数が全てだとは思っていません。当然私も最終学歴、高校卒業なので、勉強ができたわけでもございません。勉強できるからといって大人になってからうまくいくとか、そんなふうには思っていません。しかし、子どもたちが選択肢を広げるためにはやはりどうしても学歴というのは関係してくるというところも少なからずあると私は思っていますので、学校及び家庭、そして学校外での教育も引き続き教育委員会の委員の皆様方としっかりと協議していっていただきたいと思います。
答弁 教育次長 熊谷(教育次長は2022年3月まで)
やはり今の子どもたち、これからの社会につきましてはそれぞれグローバル化が一層進展しまして、IoTそれからAI等の先進技術の高度化というような社会構造になってくると思います。やはりsociety5.0を迎える時代、そういう時代にたくましく生きる、そして生きていく力を身につけてもらうためにも将来を見据えた人材育成というものは必要ではないかなと考えておりますので、教育委員会としては小学校、中学校、義務教育につきまして最大限力を注いでいきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。