みんなの議会

浦幌町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月11日

防災無線の設置

2018年9月11日、浦幌町議会の一般質問で、森秀幸議員が「防災無線の設置」について質問し、町長 水澤、総務課長 獅子原が答弁しました。

質問者
森秀幸 議員
答弁者
町長 水澤、総務課長 獅子原

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 森秀幸

通告に従いまして、防災無線の設置について質問させていただきます。初めに、胆振管内厚真町で6日未明、道内で初めての最大震度7を観測した胆振東部地震でお亡くなりになりました方々のご冥福をお祈りを申し上げますとともに、被災されました方々に心からお見舞いを申し上げます次第でございます。昭和58年から開始したアナログ防災無線、浦幌町農業協同組合と設置費を分担し、農村情報連絡施設として農業世帯500戸以上に運用してきましたが、この施設は平成9年に運用廃止されております。また、津波による浸水が想定される地域には、平成25年にアナログであった防災行政無線をデジタル防災無線へ移行し、屋外受信局2局と戸別受信機により運用を行っています。しかし、上浦幌地区については、機器の老朽化に伴い、修繕の見通しが立たず、またアナログ無線の機器の使用期限が平成34年までとなっていることに鑑み、現在運用を停止している状況となっております。今後は、町民の皆さんが災害関連情報を確実に受けとめる体制の構築を目指し、検討を進めると昨年11月、第3回臨時会において行政報告がありました。近年東日本大震災や熊本地震、九州北部や広島の豪雨など、大規模な自然災害が全国各地で発生しています。また、北海道においても相次いで上陸、接近した台風、前線により河川の氾濫や土砂災害が発生している状況であり、予想を上回る大災害が起きていることが現状だと思われますし、また今回のように胆振東部地震の影響で道内では大規模な停電が生じたところでもございます。このようなことから、町民の皆さんが安全で安心して暮らせるように、早急な防災行政無線の設置が喫緊の課題であると考えますが、町長の考えを伺います。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

森議員のご質問にお答えします。上浦幌地区において運用していたアナログ防災行政無線につきましては、昨年機器の不良による修繕の見通しが立たなかったことなどから運用を停止し、現在は貴老路、宝生、美園にある消防用サイレンを代替として運用しています。このため、本町の津波浸水想定区域に設置、運用しているデジタル防災行政無線の運用地域を拡張し、運用を停止したアナログ防災行政無線と同様に貴老路、美園に屋外拡声子局を設置した場合における電波の伝搬シミュレーションを実施しております。シミュレーション結果としては、現在の東山基地局と上厚内中継局からのデジタル電波送信では貴老路、美園の屋外拡声子局には電波が届かないと考えられ、本町市街地と上浦幌地区の中間に中継局または再送信子局の設置が必要との結果が出ており、相当な費用負担が見込まれました。防災行政無線は、一度に多数の住民の方に対して同じ内容の情報を短時間で提供することができるなど、災害情報の伝達手段として重要な役割を担うものとなっています。ただ、屋外拡声子局からの放送のみでは、雨や風などの気象条件や近年の住宅の気密性向上により十分に聞き取れない場合も想定されます。また、広域な上浦幌地区において2カ所の屋外拡声子局では不十分であり、新たな地域への屋外拡声子局の設置や戸別受信機の配付などが必要と思われ、さらなる費用負担の増加が予想されます。昨今では情報通信技術、ICTなどの発展から多くの情報伝達手段が存在しています。本町としては、さまざまな情報伝達手段の情報、資料収集等を行い、それぞれメリット、デメリットの検証を進めてまいります。以上、森議員の答弁といたします。

質問 森秀幸

地域が広いとなかなか思うように町民への通達ができないのかなというふうにも思っているところなのですけれども、本年度予算において地域防災計画策定委託業務として565万円の予算を計上していますが、この辺についての進捗状況というのはどこまで進んでいるのでしょうか。

答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)

ただいまの件でございますが、本年度計画の策定ということで、業者の選定のほうはプロポーザル方式で行いまして業者が決まりまして、それに伴いまして今後順次進めていく形になっておりまして、今業者のほうと現状どういった形になっているかというすり合わせを行っておりまして、また今月下旬には防災会議のほうも開催いたしまして、その中で今年について防災計画のほうを改定していくということをお伝えしながら進めていく予定となっております。以上です。

質問 森秀幸

ありがとうございます。本町は、ご承知のように幅広い地域になっておりますし、この地域防災計画の策定と防災行政無線網は密接な関係だと思いますけれども、このことについてどちらを優先的に策定しているのか、ちょっとお伺いしたいのですけれども。

答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)

現段階で、先ほど町長のほうから答弁しているとおり、さまざまなものがありまして、検討も早急に結論を出すというのはなかなか難しい状況にあります。ただ、言われるように、早く設置することは当然必要にはなってきますけれども、そういったこともありまして、今現在としては計画のほうが先に進んでおりまして、計画の中では具体的などういったものを今後整備するというところまでうたうことはどうかなというところで今考えているところでございます。

質問 森秀幸

進捗状況はお伺いしましたけれども、災害につきましては、今年は台風が非常に多く発生していると思います。また、台風に伴って前線が押し上げられまして、大雨、また豪雨になったところもございます。8月には、台風が私10個かと思ったら9個も発生をしているのです。また、上陸したところを見ますと土石流が流れて集落を襲い、村がなくなったというケースもございます。浦幌町も本町の75%は山林でございます。そういう面では、上浦幌地区のみならず、沢伝いの土砂災害が起きる可能性は十分に私はあると思うのです。ただ、前もって台風情報や何かは報道、テレビあたりでもわかるのですけれども、前線がとまったとか、そういうときにはいち早く町民の方に連絡というのが私は必要だというふうに思うのですけれども、今回のように車につけました拡声器ですか、やられているようですけれども、なかなか聞き取れないというようなこともすごくあるのです。ですから、そういう面では行政としてもいち早く防災に関しての無線網の設置が必要だというふうに思うのですけれども、この辺につきましてはいかがでしょうか。

答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)

今回の停電に係る部分でございますが、今回につきましては自主避難所のほうを町内に4カ所ほど設けております。そのことにつきましては、言われたように広報車による広報、また行政区長さんへの連絡、それから町の電子メールサービス、それから町のホームページのほうに掲載をするという形で情報の伝達を行っているところでございますが、先ほど言われたように広報車だけではなかなか聞き取りづらいというものもございます。ただ、今現在は無線がついていないという状況でございますので、行政区長さんなりにお伝えした段階で、今町のほうで進めています自主防災組織等が、本来はそういったものがしっかりとできている状況であれば行政区長さんなり自主防災組織を通じて地域の皆さんにお伝えしていただくということもできたかと思うのですけれども、なかなかそれも今現在進んでいない状況にあります。また、金曜日の日には、入浴ができないということもありましたので、上浦幌地域において上浦幌の公民館のほうで入浴をできるようなサービスをすることと、あと留真温泉ですとか、また健康湯のほうの無料開放というものを予定しておりました。それにつきましては、町内の市街地の停電している地域全戸と上浦幌地域全戸について、人海戦術ということで職員が出向きまして、各戸に文書を入れて周知することを予定していたのですけれども、その前に停電のほうが解消されたことによりまして、そのことは実際には行わなかったのですけれども、そういったことでたまたま今回は地域が限られていて戸数も余りなかったということもあったので、全戸配布ということも考えていたのですけれども、そのとき、そのときによって対応は変わるとは思うのですけれども、今回はそのような対応をしております。なるべく先ほど言ったように早く整備するのはいいのですけれども、ただ整備をしても、今回いろんなまちで整備しているものがありますけれども、長期間の停電ということで蓄電池の関係とかがあったりして、実際に使いたかったものが使えなかったりですとか、サイレンのほうもあと1回しか鳴らせないだとか、そういったようなことがあったという話も聞いてございます。ですから、いろいろなものがあるのですけれども、そういったものを実際に整備しているまちに、例えば今回どういった結果であったのかですとか、そういったことも聞き取りをしながら、今後我々が整備するとした場合にどういった形のものがいいのか、またそれ以外のもので何かいいものがないのかですとか、そういったものも含めながら、またあと金額の部分も整備するものによっては多額の費用もかかりますので、その費用がどれぐらいかかるのか、またそれに対する補助金や起債の措置がどういった形になっているのか、またそれによってより多くの人に本当に届けることができるのかですとか、またその後の更新の費用もかかってくるもの等もありますので、そういったものも複合的に考えてということになりますと、どうしても早い整備が必要なのですけれども、早急な結論が出せないという状況にありますので、そういったこともご理解いただきたいと思います。よろしくお願いします。

質問 森秀幸

今回の停電のことで各地域、また住民の方にいろいろとサービスを提供するというようなことをお話をいただきました。今回この停電のことにつきましては、誰しもが停電になっても30分や1時間や2時間待てば大体はまた戻ってくるだろうというようなお考えを持っていたと思うのです。ただ、今回の場合は、情報収集している方々、今は車の中にテレビもありますし、またスマートフォンや何かでなぜ停電になったのかということを調べた場合、情報を先にキャッチをして、これは停電で、いつ復旧するかわからないぞというような方々は店屋に行っていろんなものを用意をできるのですけれども、うちにおられる方、高齢者等の方々はそういう内容というのは全然わからないのです。わかったときには、もうこれから暗くなっていく、また食料のほうも不安になるということも今回の場合はかなりあったというふうに思います。ですから、そういう面では、私は拡声器の車もいいのですけれども、個々の何か伝達方法というのですか、例えば個別に受信機みたいものをつけるとしたら、それはすごく個数はございます。そういう面では大体どれぐらいかかるのかとか、そういうことはお調べになっていると思うのですけれども、仮に全戸に配布するということになれば、ちなみにどれぐらいの費用がかかっていくものなのでしょうか。

答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)

現在いろいろ考えているものがございまして、防災行政無線の今デジタルでやっている部分を拡張する方法ですとか、またIP告知というものがございまして、携帯電話網を使って行うものですとか、またポケットベルの電波を使ってラジオ型のようなものを個別に配付するものですとか、いろいろございまして、それらによっても金額は違うのですけれども、金額のほうを言ってしまうとそればかりが先行してしまいそうな気もするので、あれなのですけれども、いずれにしても戸別受信機だけでは受信ができないので、先ほどの防災無線と同じように途中に中継の局ですとか、そういう電波を発生するものも設けなければなりません。ですから、戸別受信機自体はそんなに高いものでは、10万円弱ぐらいの金額のものがほとんどで、今防災行政無線に関しましては国のほうでもモデル的なものを標準として出しております。そのモデル的なもの、標準的なものを出すことによって業者が必要最低限のものをつくっていただけるのではないかという形で出しております。それが出たのが今年の3月なものですから、これから業者がそれに従って、低廉で安く買えるようなもの、そういったものを今後つくっていただけることを希望して出したものであって、必ずそれをつくっていただけるかどうかもわかりません。その辺になると大体3万円弱ぐらいで買えるというふうには言われておりますけれども、ただ先ほど言ったように中継の局を建てるのに何千万円という金額がかかってきますので、そういった部分も含めると全体的にはどうしてもどの方法をとっても大体億は超えるような金額がかかるということで私どものほうでは押さえております。

質問 森秀幸

確かにお金のかかることなのですけれども、高齢者の方々、そういうスマートフォンだとかを使えない方、まだこれ大勢いらっしゃると思うのです。その辺のことも十分に考えて、今後経費のかかることなのですけれども、やはり町民の方々に通達する方法を考えていただきたいなというふうにも思っております。この辺につきましてはぜひ考えていただいてやっていただきたいなというふうに思いますけれども、この辺のほうをもう一度答弁いただきたいと思います。

答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)

今言われたように、若い方ですとか携帯電話をお持ちの方については、町のほうでも先ほど申し上げたとおり町の登録制メールに登録していただけるとそういった情報も入手することができますので、こういったものをどんどんPRをして、ぜひこういった機会に携帯電話を持っている方には全ての方に登録していただきたいなというふうには私どものほうで思っております。ただ、今言われたように、ご高齢の方で携帯電話等をお持ちでない方ですとか、メールの受信の仕方がわからないですとか、そういった方も当然おりますので、そういった方々については今後戸別受信機の配付等も考えるとか、そういったことも必要かと思います。また、これだけではないのですけれども、今回の停電に関しましてはなかなか長期間の停電ということで、今まで経験がないものでございましたので、今職員全員にどういった問題点、課題点があったかというものを集約している状態になっています。また、避難所対応した者もいますので、その中で住民の方からこういったことできないのかと、こういったものが必要だとかという声も聞いているというふうに聞いておりますので、そういったものを全てまとめまして、それをまとめた後に、どういった対応が必要だったのか、今後はどういった対応をするべきかということを検討した上で、今後の災害対応に生かしていきたいと考えております。また、議会のほうでも防災会議を開いたというふうに聞いてございます。議員の皆さんでもいろいろ聞いたお話等がもしあれば、ぜひ私どものほうにこういった声があったということを伝えていただければ、それを今後の災害対応に私どもも生かしていきたいと思っておりますので、その辺もよろしくお願いしたいと思います。

質問 森秀幸

ぜひ考えていただきたいなというふうに思いますし、また私ども、また町民の皆さんもこういう経験というのは初めてであろうなというふうにも思っております。私らの地区は大方2日間電気が来ない状態が続いたということで、非常に不安もありました。ただ、水の関係では、町民の方も水は常時出たから、これはよかったですよというようなお話をされていました。ただ、私が言いたいのは、途中、途中の情報を提供するということはやっぱり一番大事であろうかなというふうにも思っております。今は本当に災害というのは頻繁に起こっている状況でございます。5日の未明に台風21号が北海道付近を通過して大風が吹きまして、やれやれと安心したと思えば、次の日には大地震、また停電が起こったということでもございます。最近は身の安全を確保するという言葉から、命を守る行動をとってくださいという言葉がございます。ただ、こういう状況が変わったときに伝達するというのは大変難しいと思うのですけれども、異常気象ということを考えた場合、行政としても住民の安全確保に努めていただきたいなというふうに思っております。先ほども町長のほうから答弁いただきましたけれども、最後にいま一度答弁をいただきまして終わりにしたいと思います。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

本当に最近異常気象により生じた自然災害が多発しているというのが全国的に見られるところでありまして、浦幌町もその枠外では決してないというふうに思っています。いつ、いかなるときにそういう災害が発生するかもしれないというのは、本当に現実的な問題かなというふうに思っています。そういう面では、地域の皆さんが安心できる伝達方法というのは構築していく必要があるだろうというふうに思ってはいるところであります。ただ、今まで答えさせていただきましたように、その伝達方法をどうしたらいいのかというのが今本当に最大の課題でありまして、国もいろんな意味でできるだけ全国に伝わるように安価な機材を開発したいということで、それぞれメーカーにモデル的なものを出しておりますけれども、それが今現実にメーカーで機械として出てきているものではまだないということであります。それでは、今あるもので整備したほうがいいのかということになると、先ほど申し上げましたとおり整備に1億円以上かかってしまうと、そしてそれががまた1年たつと古くなって、より新しいものが出てくるというのであれば、またこれも拙速的にやることがいかがなものかなという話になるのではないかなというふうに思います。でも、そこは兼ね合いでありますから、どのように、お年寄りに安心してもらえるためにはどうしたらいいのかというのは今私どもとして行政としても課題だというふうに思っています。できるだけ早い時期に、そしてお年寄りに安心してもらえる伝達方法を考えていく必要はあるだろうなというふうに思っています。ただ、先ほど総務課長が申し上げましたけれども、今登録メールというのがありまして、登録している方には町から出せばすぐ受けてもらえるという情報機関もあることはあります。また、いろんな方法がこれからも出てくるだろうと思いますので、そういうのをしっかり見きわめながら配備計画を進めてまいりたいというふうに思っていますので、今すぐというわけにはいかないかもしれませんけれども、できるだけ早く、そして有効な手段を講じてまいりりたいというふうに思っていますので、これからもうちょっとお待ちいただいて、防災計画も含めて全体計画の中で掲げて進めていくことが必要だろうというふうに思っていますので、ご理解いただきたいと思います。

質問 森秀幸

大変ありがとうございました。ただ、1つ、今町長が言われましたように、いろいろやっていかれるということなのですけれども、私どもは進捗状況というのはなかなかつかめないものなのです。どこまで、まだ正式に決まってはいないのですけれども、途中でここまでやっていますとか、このように進んでいますとか、そういうことを途中で報告いただければ大変ありがたいと思うのですけれども、この辺につきましてはどうなのですか、最後に聞いておきます。

答弁 総務課長 獅子原(総務課長は2026年3月まで)

今言われた件につきましては、防災に関しましては議会のほうからも防災に関する政策提案等もいただいていることもございますので、その辺についてはどこまでという部分もありますけれども、何らかの形でそういったことを報告できればなというふうに考えますので、よろしくお願いしたいと思います。

質問 森秀幸

終わります。

出典:浦幌町議会 平成30年第3回定例会 2018年9月11日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる