みんなの議会

浦幌町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月8日

特定健診の受診率向上の改善策

2017年9月8日、浦幌町議会の一般質問で、河内富喜議員が「特定健診の受診率向上の改善策」について質問し、町長 水澤、保健福祉課長 熊谷が答弁しました。

質問者
河内富喜 議員
答弁者
町長 水澤、保健福祉課長 熊谷

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は会議録の目次の表記です。

質問 河内富喜

通告に基づき、一般質問をいたします。特定健診の受診率向上の改善策ということでございます。国民健康保険事業の特定健診受診率の向上は、成人病の予防、健康維持、医療費の抑制施策として国も目標を掲げ、各市町村に受診率向上を義務づけている。第3期まちづくり計画前期5カ年、平成23年から平成27年においては、国の目標受診率65%に対し、町の実績は毎年33%程度と停滞している。後期5カ年、平成28年から32年では、国の目標受診率は60%に下げられているが、実効性のある改善策が必要と考える。そこで、次の4点について伺います。1点目、町政執行方針においても受診率向上の取り組みについて述べているが、成果が上がっていないのが現状である。管内でも低い位置にある受診率をどのように改善しようと考えているか。2点目、レセプトの電子化により、データ活用が可能になった。特定健診の受診率向上もそれらを利用した中で考えているようだが、その成果の現状はどのようになっているのか。3点目、健康増進事業としてマイレージ制度、いわゆる健康ポイントを導入している町村もあるが、導入についての考えはないか。4点目、管内において特定健診の受診率60%を目指し、自己負担分を無料にした町がある。本町においても受診料の無料化を検討する考えはないか。以上、4点について伺います。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

河内議員の質問にお答えします。特定健康診査は、メタボリックシンドローム、内臓脂肪症候群に着目した健診で、糖尿病や心臓病、脳卒中などの生活習慣病を早期に発見し、重症化を防ぐことを目的に各保険者が40歳から74歳までの被保険者を対象に実施しています。町は、国民健康保険被保険者の特定健康診査受診率を第3期まちづくり計画後期5カ年計画で国の目標である60%に設定し、特定健康診査を実施しているところであります。1点目の受診率をどのように改善しようと考えているかについてでありますが、町は毎年国民健康保険被保険者に特定健康診査の案内時や被保険者証の更新時、医療費通知の送付時に健診受診の重要性を周知するパンフレットを同封するなど啓発を行い、また以前受診され、現在受診していない未受診者などに対し個別にはがきや電話などで健診の必要性を周知し、受診率の向上に努めてまいりましたが、ここ数年の受診率は34%前後の横ばい状況であることから、今後も積極的に受診勧奨を継続し、さらに町立診療所との連携により実施しています30歳から65歳の5歳刻みを対象者とした国保人間ドックの対象者の拡大を検討するとともに、保健業務に携わる保健師の欠員を解消するなど人員体制の整備を図り、受診率の向上につなげていくよう努めてまいります。2点目のレセプト電子化のデータ活用についてでありますが、町はレセプトデータにより健診受診者などの医療受診の状況を確認し、その後治療を中断している方や経過観察の方に対し受診勧奨を行っているところです。また、レセプトデータにより医療機関で治療をしていなく、かつ健診未受診者を把握し、受診勧奨を行っていますが、今後もさらに積極的な受診勧奨を行い、受診率の向上に努めてまいります。3点目のマイレージ制度の導入についてでありますが、北海道は平成28年度より道民が行う日ごろの健康づくりへの取り組みにポイントを付与して、一定のポイントがたまると特典を交付する北海道健康マイレージ事業を実施しています。この事業は、市町村が実施する健診や健康づくりに関連する事業の参加状況に応じてポイントシールを発行し、ポイントがたまると当該事業の協賛企業から特典が提供されるものであります。現在町独自のマイレージ事業は実施していませんが、町は28年度より北海道健康マイレージ事業を北海道と共同で実施しており、十勝管内ではまだ5町しか実施していない当該事業を今年度も引き続き実施しています。4点目の特定健康診査受診料の無料化ですが、町は平成28年度より特定健康診査の健診料金を1,500円から500円に減額し、町民の自己負担の軽減を図ってきたところですので、現在は無料化についての考えはありません。以上、河内議員への答弁といたします。

質問 河内富喜

説明いただきありがとうございました。まず、1点目でございます。ご説明のように、いろいろ今後積極的な受診勧奨をしていくということの説明がございました。また、業務にかかわる保健師の欠員解消など人員体制の整備を図るということで、受診率の向上を図りたいという考えが説明されたわけでございますが、これらをすることは恐らくどこの町村でも心がけてやっていることだと考えております。大変ご苦労さんでございますが、今後この辺の充実も徹底して進めていただくことが受診率の向上につながっていくのかなと考えているところでございます。しかし、ここで私ちょっと認識していただきたいのは、質問の中でも、管内でも非常に低いのです、浦幌町の受診率が。そのことについてどうしたらいいのかということのお答えが示されていないわけですけれども、そのことについてはどのようにお考えですか。

答弁 保健福祉課長 熊谷(保健福祉課長は2018年3月まで)

ただいま河内議員からのご質問がありました。お答えさせていただきます。十勝管内でも特定健診の受診率が低いということは、私たちも現在認識しております。先ほど町長の答弁にもあったように、未受診者に対する勧奨、それは個別で積極的に今現在行っているというような状況でございます。やはりまず、勧奨というものは継続して行っていかないと、ただ通知だけではというような問題もありますので、電話ですとか、一回通知した後、さらにはがきで勧奨を行っているというような状況でございますけれども、今まで健診率低い中で、私たちも健診率の向上を、さらなる上げるということでございまして、今考えておりますのは国保人間ドック。国保人間ドックの対象者、国保人間ドックにつきましては30歳から65歳の5歳刻みの段階で実施しているという状況ですが、この対象年齢の拡大を今現在考えているところでございます。ただ、この拡大によりまして、今委託している医療機関につきましては町立診療所ですので、町立診療所の健診の受診者の受け入れ態勢という問題もこれは出てきますので、その辺のところは町立診療所と十分に協議を行いながら、対象年齢の拡大を検討していきたいと。その上で受診率の向上を目指していきたいというふうに考えているところでございます。

質問 河内富喜

こういうこと、国保人間ドックのカリキュラムを町立診療所と連携して充実を図りたいというお答えでしたけれども、そのことについては恐らくどこの町村も同じようなことをやっていっているのではないかと私は想像ですけれども、思っております。それで、参考にほかの町村がどの程度の受診率かということをちょっとお示しいたしたいと思いますが、これ上士幌町ですけれども、今無料化したということでございますが、平成27年で43.6%でございます。浦幌からは相当高いわけですけれども、それでも無料化を図ってさらに向上しようとしている。それと、士幌町は49%、大樹町は55.7%、足寄町は56.7%、これは平成27年ですけれども、このような形で浦幌の受診率と比較してはるかに高い受診率の町村がある。こういうことをしっかり認識をして、この改善策をきちっとやはり出していただきたいわけです。今課長が言われた努力については、恐らくどこの町村も当然きちっとやっていることだと思います。その上に町が今受診率を上げるためにこういった方策、こういった計画、こういったやり方というものをきっちりやはり持たなければ、いつまでたっても低い受診率は上がらないと私は思いますけれども、その辺についてどのようにお考えですか。

答弁 保健福祉課長 熊谷(保健福祉課長は2018年3月まで)

ただいま河内議員のほうから各町の受診率の報告がありました。その数字については私も認識しております。その中で受診料の無料化という話も議員のほうから出てきましたけれども、浦幌は28年に受診料の見直しを行いまして、受診料1,500円から500円に健診料金を下げたところでございます。町も現在そのような努力をしながら受診率の向上をというところを目指しているところでございますので、ご理解よろしくお願いいたします。

質問 河内富喜

今お答えいただいたわけですけれども、ちょっと説得力に欠けるのかなと私自身はそのお答えを受けとめております。2点目についてお聞きしますが、これレセプトの電子化によってデータ活用が可能になったわけで、このようなことでまだ活用してから何年もたっていないのですけれども、その効果ということについてはどういう認識をされておりますか、受診率向上との関係では。

答弁 保健福祉課長 熊谷(保健福祉課長は2018年3月まで)

レセプト電子化のデータの活用状況をまず報告させてもらいます。このデータを活用しまして、過去に特定健診を受けて現在健診を受けていない方、または過去に医療機関で治療を受けていて、現在治療を中断している方、また現在医療機関で治療を受けていますが、特定健診を受けていない方、それらをデータ等で把握しまして、健診の必要性の高い人から個別で電話で健診の勧奨を行っているところでございます。電話で個別勧奨を行うに当たりまして、やはり受診ということで、その場で受診の受け付けをしてくださる方もおりますので、現在本当に地道ではありますけれども、そういうような活動をしながら少しでも受診率のアップにつなげていくよう努力しているところでございます。

質問 河内富喜

活用できるものはどんどん活用していった中で受診勧奨を進めていただきたいなと思うわけですが、次に3点目のマイレージ制度についてお聞きをしたわけですが、今町独自のマイレージ事業については実施しませんという、考えはないということのお答えがありました。その中で北海道健康マイレージ事業ということで、それを管内では5町しか実施していない中で浦幌がそれに取り組んでいるということですが、このことでの周知というのはどのぐらい周知されていますか。

答弁 保健福祉課長 熊谷(保健福祉課長は2018年3月まで)

北海道健康マイレージ事業の周知ということでございますが、周知につきましては、まず各健診ですとか、それから浦幌町が行う健康づくり、いきいき元気体操ですとか、まる元運動教室、そういうような健康づくりの事業に参加していただいた方に北海道健康マイレージ事業の説明を行いまして、それぞれ登録をしていただいていると。また、広報にも周知をさせていただいているというような周知の方法をとっております。以上です。

質問 河内富喜

そういった健康事業に参加された方に周知していると。また、広報でも周知しているということでございますが、これらの実績というのはどのようになっておりますか。

答弁 保健福祉課長 熊谷(保健福祉課長は2018年3月まで)

ただいまのご質問にお答えします。北海道健康マイレージ事業の実績でございますが、28年度につきましては北海道は28年の6月からこれを開始したというような状況でございます。実際にそれぞれカード、シールというようなものが北海道のほうから配付されてきたのがたしか記憶の中では9月ごろだったと思いますので、町は昨年10月ごろからこの事業を開始したと。実際に28年度につきましては、シールそれぞれポイントがありまして、6ポイントたまるとこの北海道の事業に協賛している事業から景品が交付されるということになりますが、28年度のその6ポイントを達成した町民の方は81人ということでございます。29年度今現在でございますが、現在このマイレージ事業に参加するということで登録していただいている町民の方につきましては82名というような状況でございますので、これからまた各種健診等がありますし、いきいき元気教室、それからまる元運動教室等がありますので、その参加する方々に周知をして、少しでも健康づくりに関心を持っていただきたいなというふうに考えているところでございます。

質問 河内富喜

今実績を聞いて、28年6月から始めてそれほど日数たっていない割にはそういった事業の特典が当たる方がポイントたまっているのにちょっと。やはり関心を持てば、ポイント、またそれが健康につながっていくということを考えれば、私は独自のマイレージ事業、これ昨年度の介護保険制度の調査の中でも報告書の中でこういうマイレージというのを今後活用していくということについて進めるべきであるというようなご意見を申し上げているわけですが、町独自のマイレージについて何らかの、先ほどから申し上げているようにいろいろ内部でできること、職員でできること、一生懸命やりますよ、レセプトも使って受診率向上を図りますよということを言っていても、なかなか低い受診率がぐぐっと上がっていくような、そういった見方はどう見てもできないのです。それであればやはり具体的な事業というものを、もしマイレージということを導入しないということであれば、かわりに何かそれにかわる浦幌町独自のものを考えていかなければならないのではないかなと私思うわけです。その辺についてはどのようなお考えをお持ちですか。

答弁 保健福祉課長 熊谷(保健福祉課長は2018年3月まで)

ただいまのご質問にお答えします。浦幌町独自のものというようなご質問がありました。町の独自のものを考えているというところにつきましては、現在1つ受診率を向上するというものについて方策を考えているところでございますが、ただこれにつきましては医療機関との連携が不可欠というふうになりますので、その辺のところは医療機関との協議、そこを十分にしていきながら、受診率の向上につなげていきたいというふうに考えております。以上でございます。

質問 河内富喜

今いろいろ思索中であるというようなことでございますけれども、ぜひこの受診率が非常に管内でも低いという状況をやはり変えていただきたい。これもう私の把握するところでは、実は平成21年に総務文教厚生常任委員会で鷹栖町を調査しているわけですが、このことについての取り組みについて。そのことについてもそのときやはりいろいろこのことについては改善が必要であるというご指摘をさせていただいた経緯がございます。平成21年から10年までなりませんけれども、ずっと低迷した受診率できているというようなことを考えますと、やはり抜本的にこの辺の考え方を変えていく必要があるのではないかなと私は思っております。3点目のマイレージ制度、健康ポイントについては実施しないということでございますが、大変残念だなと思っているところでございます。次に、4点目の特定健康診査受診料を無料化ということについてですが、1,500円から500円に28年度からしていると。自己負担の軽減を図ってきたということでございますが、まだ月日は浅いわけですけれども、町民の500円ということに対しての理解度とか周知、その辺についてはどのようにお考えですか。

答弁 保健福祉課長 熊谷(保健福祉課長は2018年3月まで)

ただいまの質問にお答えいたします。まず、町民の方の周知でございますが、周知につきましては毎年特定健診の案内時、被保険者に対する案内のときに料金の設定500円という部分で周知をさせていただいています。また、特定健診の申し込みを行う町民に周知するチラシにも500円という形での設定というような周知をさせていただいております。実際に28年度から500円というふうな設定になりましたが、現在の実績からいえばさほど伸びてはいないというような状況でございます。

質問 河内富喜

今説明されたような形でこのことについて努力をされているという説明でございますけれども、この健康事業に対する、全般的に先ほどから私が言うように、せっかく500円ということを町民自身が本当に町の施策として軽減しているということを理解して、それをまたやはり自分たちの健康に必要だとの意識のもとに、それがそういった方向に行っているのかなということがちょっと疑問なわけです。ですから、周知含め、また500円ということが皆さんの健康に大事なのだということでやっているのだというようなことをめり張りというのですか、そういう政策のめり張りということで町民に伝わるような形で努力することでなければ、この受診率の向上は今のお答えでは当分の間上がることはそんなにないのではないかなと私は考えますが、最後に町長にこのことについてどのようにお考えしているかお聞きしたいと思います。

答弁 町長 水澤(町長は2023年3月まで)

特定健診の受診率の向上について、河内議員から26年のときも質問がありまして、そのときも答弁をさせていただいておるところでありますけれども、先ほど鷹栖町の話もありまして、自分の健康は自分で守るというのが、そのスローガンのもとに行っているという、そのときにも話がありました。ただ、健康推進員制度を使っているという話で、それはちょっと難しいでしょうという、そのときもお話をさせていただきました。いずれにしましても、マイレージカードにしましても、特定健診を受けることについてはやはり動機づけが一番必要なのだろうというふうに私は常に思っているところであります。そういう面では、受診料を1,500円から500円に下げさせていただいたと。受診料全体でいえば普通の健康保険でも6,000円以上するわけですから、それに対して500円で受けれるということは大きなメリットであろうというふうに思っていますし、そこまで町としては負担を行っているという状況の中でありますから、これをやはり周知していきながら、まさに町民の皆様に自分の健康は自分で守る、そういう気持ちをぜひ伝えたいものだなというふうに思っています。そういう面では、担当のほうもそれぞれの機会を通じて勧奨を行っていますし、まさに個別に電話の勧奨でも行っているという状況であります。ただ、残念ながら数字が上がっていないという状況もあります。先ほどは、河内議員のほうからほかの町で上がっているところがあるという話ありました。確かに急激に上がっているところもございます。ただ、そこはその町の事情がありまして、ではそれを浦幌町でできるかというと、浦幌町の事情がありまして、そこの部分はできないというのが現状であります。それは、その町、その町の特徴的な部分がある、これはやむを得ない部分だろうというふうに思っています。そういうことではなくて、やはり何といっても一人一人が健康を守る意識づけ、動機づけ、こういうのが必要であろうというふうに思っていますし、そういう面では地道な勧誘というのは必要になってくるだろうというふうに思っています。私たちの町としては、特定健診は普通は40歳からですけれども、30歳に切り上げたのもこの動機づけの一つでありますし、いろんな方策はとっているわけでありますけれども、なかなかそれが機能していないというか、伝わっていないというのはまことに残念なところでありますけれども、だからといってそれを放棄するということではなくて、やはり地道に町民の皆様にいろんな勧奨を行いながら動機づけを進めて、何とかこの受診率を上げていきたいというふうに思っているところでありまして、最終的に国は60%を目指すということになっておりますけれども、国の目標も全然達していないというのが現状であります。そういう面では、町独自の今34%の受診率を何とか少なくても当初の目的の60%を目指して、これからも地道な活動を進めてまいりたいというふうに思っているところでありまして、今後とも方策としてとれるものは町としてはとっていきたいというふうに考えているところであります。

質問 河内富喜

なかなかご理解いただけないところもあるのかなと思っておりますけれども、やはり今後受診率の向上が健康保険、そういう国民健康保険事業の安定的な推進ということにもつながっていくと私は思っております。また、当然町民の健康にかかわることですから、町民に対してのいろいろな大きな政策になっていくと考えます。私は、今後町理事者のその辺をよく理解した中での政策を示していただけるものと信じて、質問を終わらさせていただきます。終わります。

出典:浦幌町議会 平成29年第3回定例会 2017年9月8日 議事録 PDF(13ページ) 間違いを知らせる