津別町議会 令和3年第5回定例会 2021年6月17日
水道事業と水道料金について
2021年6月17日、津別町議会の一般質問で、渡邊直樹議員が「水道事業と水道料金について」質問し、町長 佐藤多一、建設課長補佐 斉藤尚幸が答弁しました。
- 質問者
- 渡邊直樹 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、建設課長補佐 斉藤尚幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 議長より発言の許可をいただきましたので、先に通告しています2点についてご質問をさせていただきます。まずは1点目です。水道事業と水道料金についてであります。水道料金の見直しについては、平成 18 年の津別町上下水道運営審議会答申に基づき、平成 29 年に見直し検討が行われています。本年度が見直し検討年であることから、次の点についてお伺いしたいと思います。1点目です。平成 29 年度から令和2年度までの事業運営についてであります。前回の料金改定の見直し後、予定していた上里導水管と高台配水池の更新を行いましたが、当初の予定にない事業運営に影響の大きな事柄はあったのかお聞きいたします。2点目です。予定していた工業用水の切り替えについてであります。平成 29 年 12月一般質問の答弁に、工業用水から上水道への切り替えを平成 33 年(令和3)年に予定し、その前年(令和2年)を見直し時期としていましたが、現状についてお聞きしたいと思います。3点目です。水道・下水道運営審議会への諮問についてであります。来年度が料金見直しの年となることから、今年度に水道・下水道運営審議会へ諮問を行うと思いますが、どのような考えであるのかお聞きしたいと思います。― 10 ―4点目です。今後の水道料金についてであります。工業用水の切り替えによって、料金の設定など不確定な要素はあるとしながらも黒字化を見込み、基本水量を含めた見直しを検討すると以前されていましたが、具体的には、どのような項目で見直しの検討がされるのかお聞きしたいと思います。以上です。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 佐藤多一
それでは、水道事業と水道料金についてご質問がございますのでお答え申し上げたいと思います。はじめに、平成 29 年度から令和2年度までの事業運営についてですが、前回の料金改定時に予定していなかった新規事業は、上里浄水場小水力発電機設置事業があります。これにつきましては、課題であった非常用発電機更新の代替措置でありまして、長期的視点から経費の削減になると見込んでいますので、これが料金改定に影響するとは考えておりません。水道事業経営全体については、令和2年度に損益で 3,000 万円ほど赤字となりますが、これは上里導水管更新工事完了による資産の除却に伴うものでありまして、最初から想定したものであります。なお、高台配水池更新工事は、令和2年度に基本設計、本年度実施設計、令和4年度と5年度で工事を行う予定であり、トータルで約5億円と見込んでいるところです。次に、工業用水の切り替えについてですが、今月末から対象事業所と協議を開始する予定でおります。現状では工業用水を供給する美都水源からの管渠の老朽化が著しく、安定した供給を続けることに不安があるため、できるだけ結論を急ぎたいところですが、対象事業所は使用する水量がかなり多いことから十分な時間を取り、話し合いを進めてまいりたいと考えているところです。次に、水道・下水道運営審議会の諮問についてですが、審議会は、「町長の諮問に応じて、簡易水道事業・下水道事業の総合的整備計画の策定と事業の推進及び管理運営並びに関連する環境衛生等に係る主要な事項を調査審議する」組織です。大がかりな導水管の更新工事は終えましたが、今後、高台配水池更新工事のほか、老朽管渠の更― 11 ―新工事を計画的に進めていくことから、将来を見据えた負担のあり方について検討していただけるよう諮問したいと考えております。次に、今後の水道料金についてですが、現在の行政サービスの水準を維持するためには、それに見合った負担をお願いしなければなりません。担当課が現在作成中の諮問内容を十分検討した上で、水道・下水道運営審議会に諮問し、ご審議をいただきたいと考えており、7月から、まずは水道・下水道事業の現状から説明させていただき、回を重ねた上で答申をいただき、所管の委員会で協議の上、本年 12 月議会に条例改正案を提出したいと考えているところであります。なお、本町の水道料金体系は、近隣の市町に比べ複雑であることから、今回を機に見直しする方向で審議会に諮問したいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 それでは再度ご質問させていただきます。まずは事業運営についてであります。現状、上里の湧水、いわゆる原水については、1日およそ 5,000 トンで、町内の利用については、およそ 3,000 トンとの認識で私はあるのですが、その部分について、現状そのようであるのかお聞きしたいと思います。
答弁 建設課長補佐 斉藤尚幸(建設課長補佐は2024年3月まで)
現在のところ上里の計画の湧水量ですけども 4,290トンとなっております。日の配水量ですけれども、こちらは1日あたり 2,048 トンとなっております。以上です。
質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 今お聞きした部分について、若干、当初聞いていた話より数量的には少ないのかなという印象でありますが、それに合わせて工業用水の切り替えを予定していますので、その部分についてもお聞きしたいというふうに思います。旧美都水源、現在、工業用水として利用されていますが、現在、工業用水としてはどのぐらいの量が使用されているのかお聞きしたいと思います。― 12 ―
答弁 建設課長補佐 斉藤尚幸(建設課長補佐は2024年3月まで)
現在、美都水源からの供給量は日当たり 1,000 トンになっております。
質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 切り替えについて今後協議を進めていきたいという話ですが、答弁の中には具体的な目途というものが示されてはいなかったのかなと思います。これから協議を始める上で、行政サイドとしては、どのぐらいという目途をもっているのかお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
どれぐらいというのは期間の話ですか。(何事か言う声あり)
答弁 町長 佐藤多一
それは先ほど1回目の答弁でもお話ししましたとおり、今月末から該当する事業所と話し合いをもっていきたいというふうに思います。ご承知のとおり、今、美都水源、それから雨がひどいときは濁りがひどいですので、即簡易水道の水に切り替えたりしているところでありますけれども、仮に全部簡易水道のほうの水に対応するということになれば、大体、町の水道のほうの料金がおおむね倍になるわけです。そうすると会社の経営上の問題等々いろいろありますので、この辺は今月末から、本当は昨年やる予定でしたけれどもコロナの影響でなかなか打ち合わせができないので延びてきた経過もありますので、来年の料金改定に向けて今月から早速動き出したいと思っています。ご理解を賜るという形になっていくかと思いますけれども、1回で終わるか2回で終わるか、同時並行的に審議会も開催されていきますので、そこにも情報をお伝えしながら、リミットは 12 月の定例議会での条例改正というふうに考えておりますので、そこまでについては当然その前に該当する産業福祉常任委員会もありますので、そことの議論も踏まえて考えると、流れ的には、そこまでにはきっちり方向性を出していきたいと思っているところです。
質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 それでは、今後の料金体系についてお聞きしたい― 13 ―と思います。町長の答弁の中には、近隣の市町村に比べて当町は複雑な料金体系をしているという部分でおおむねまとめられていたのかなと、その部分も今後に向けて見直しする方向でいるというふうに意味合い的にはざっくりと書かれているのかなというふうに思いますので、何点かについて、この場を私もお借りしていますのでお聞きしたいと思います。前回から引き続き、次回の課題とされていた部分、業務用に段階的超過料金の設定がないということについて検討されるというふうに前回の課題というふうに上げられていましたが、その部分についてお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
私のほうには、まだ原案といいますか担当課のほうの諮問にあたってのものが提出されておりませんので、それが出た上で内容的なものを話し合って、私の考えもそこで当然出てくると思います。それが今出ていない状況でありますので、あえて言えば、今、原課のほうで想定していることがもしあれば、お伝えできることがあればお話をさせていただきたいと思います。
答弁 建設課長補佐 斉藤尚幸(建設課長補佐は2024年3月まで)
実は、原課のほうでもまだ作成中なものですから、細かいところまではつくってはおりません。ただ現状の料金体系区分で、例えば工業用ですとか、こちらについては使用水量で4段階に分かれたりとかする部分もありますので、ちょっとこちらのほうは超過料金の段階別設定等々で料金設定区分を減らしたいなというふうには考えております。その上で業務用についてどのような取り扱いにするかということについては、それも含めた上で議論にのせていただければと考えております。
質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 その部分についてでは、認識というか確認というかお聞きしたいと思います。前回からの答弁で、それ以前もあったと思われますが、業務用の料金が高い理由について生活に必要不可欠な家事用と違い、営業活動に伴うからという部分がありました。工業用についても営業活動であり多くの段階設定がありますので、次回の検討に― 14 ―ついては、そういう部分をぜひ検討していただきたいと思います。また、これは参考にもならないと思いますが、我が町が複雑であるということは認識した上で業務用料金という考え方についても、前回の中には管内を見渡すと業務用料金というのは家事用よりも高く設定されていますという答弁があったかと思うのですが、いわゆる業務用というふうに料金が設定されている場合、確かに家事用と比べて高く設定になるのですが、私もこの管内を調べたところによると、美幌、斜里、小清水などについては業務用料金がありますので、そういうふうに分けられているのですが、当然、大空町ですとか清里町、訓子府町、置戸町などでは業務用料金というものが存在していませんので、いわゆる家事用と業務用が1本化されている形になっております。これも前回伝えたことではありますが、大空町では、以前分けていた部分を平成 27 年に1本化して一つにまとめている事例もございますし、訓子府町などにお聞きしたところでは、事業所というものは古くから店舗兼住宅が多いということで、いわゆる業務用という判断ではなく家事用という判断の中で1本化しているというふうにお聞きしています。その部分について、もし新たに何か考えがあればお聞きしたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
それぞれの市や町ではやり方があると思います。基本的には、水をそれぞれの家庭に、使われ方が家事用であれ、業務用であれいろいろありますけれども、そこに供給するに対してのコストがそれぞれ違います。津別のように、かなり山の奥から引っ張ってきている状況があります。言ってみれば、原水の所までは、距離的には北見市まで管を引くようなことでもありますし、そういう置かれている状況がさまざま違います。そのコストに対して公共料金としてご負担をいただくということにもなりますので、その観点がまず第1かなというふうに思います。その上で、どこまでどうできるかということになってきますので、それぞれの例えば個人や営業されている方にとっては安ければ安いに越したことはないというふうに思いますけれども、給水人口が減り、そして、これからのコスト、大きな事業もまた待ち受けているという中で、財政の水道のシミュレーションを行いながら、どこまで負担をしていただくかということも含めて、その負担をする上で税金を決めたりとか、国民健康保― 15 ―険税を決めたりとか、そういうものと同じように総額として必要なお金に対してこれぐらいの負担をお願いしたいということで進めていかざるを得ないと思っておりますので、まずはそういった経営のシミュレーション等も見ながら分類について検討していきたいと考えております。ただ、その中で定住自立圏を昨年から組んでいますので、そういったところが一つの参考数値にはなってくるだろうなと思いますので、かかるコストの部分はさておいても、そういう住んでいる圏域の中での生活のしやすさだとかそういったことも頭に入れながら諮問をさせていただきたいなというふうに思っております。
質問 2番 渡邊直樹
〔登壇〕 私もこの部分について自分なりにいろいろ考えたりしているものですから、町長が言われているような部分についても十分理解した上で、ただあくまでもそういう認識というか考え方というか、そういうものがベースにあって、はじめて対比するときにいろんなことを考えていけるのかなと思います。今、町長が言ったことが私の最後のまとめみたいな話になるのですが、企業会計として継続している水道事業ですから、このままの現状で見直しが難しいというのは私も十分理解しているところであります。全体の水量から利用されている割合、そして今後、余剰となっていた部分の水の利用により美都水源の部分を差し引いたとしても、水道事業収入の部分については1割ないし2割というものが膨らむのかなと私は考えておりますので、その時にぜひ町民目線に立った水道料金の体系を、今、町長とお話しさせていただきましたので十分そういう気持ちは私も理解しましたので、ぜひそういうところを検討していただきたいと申し上げまして、1点目の質問を終わりたいと思いますが、町長から何かあればいただきたいと思います。
答弁 町長 佐藤多一
ご指摘の点も含めまして、まず審議会でしっかりと議論をするということが最初に行われるべきところでありますので、そこの審議を受けて答申をされます。その答申をもとに町として決定するにあたって、その答申どおりでいくか、あるいは少し訂正を加えたほうがいいのかということは、次の段階として所管の委員会でお諮りするという形になりますので、まずは資料等もしっかり整えて、7月― 16 ―に入ってからになると思いますけれども審議会の中でしっかり協議をさせていただきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。