ニセコ町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月10日
簡易水道事業の現状と今後の在り方について
2026年3月10日、ニセコ町議会の一般質問で、髙瀨浩樹議員が「簡易水道事業の現状と今後の在り方について」質問し、町長 田中健人、上下水道課長 石山康行、総務課長 福村一広が答弁しました。
- 質問者
- 髙瀨浩樹 議員
- 答弁者
- 町長 田中健人、上下水道課長 石山康行、総務課長 福村一広
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 1番 髙瀨浩樹
1番、髙瀨です。通告に従いまして一般質問させていただきます。簡易水道事業の現状と今後の在り方について質問いたします。本町の水道事業は、住民生活を支える重要なライフラインです。しかしながら現在、施設の老朽化による更新費の増大、維持管理費コストの上昇により、財政運営は厳しいのではないかと思われます。本来、水道事業は独立採算が原則とされていますが、小規模な自治体には制度上無理があるのではないかと考えられます。そこで、本町の現状と将来の見通しについて伺いたいと思います。①料金収入の推移。②維持管理費。35③他会計補助金(一般会計からの繰入)。以上をどのように認識していますか。
答弁 町長 田中健人
ただいまの髙瀨議員のご質問にお答えします。ご質問のニセコ町の簡易水道事業の現状と将来の見通しについては、町が策定している令和7年度から令和16年度の10年間で計画期間を設定した簡易水道事業経営戦略例を基に回答いたします。まず1つ目の質問ですが、料金収入は3年前から約1億1,000万円台で推移していますが、将来の人口推移予測と水需要予測を踏まえて、令和16年頃までは微増傾向で、その後は緩やかに人口減少が進むと予想し、料金収入も緩やかに減少するものと見込んでおります。2つ目のご質問ですが、議員の質問の趣旨から、維持管理費とは水道施設の更新費と水道事業の維持管理費を合わせた金額と想定し、ご回答させていただきたいと思います。現在、市街地地区浄水場整備工事を行っていますので、経営戦略期間10年間のうちで、令和8年度の金額が最も多く、17億2,400万円となっております。令和10年度以降は4億円前後で推移すると見込んでおります。三つ目の質問ですが、一般会計からの繰入金は、令和7年度は6,380万円ですが、令和15年度には2億8,100万円に増加するものと見込んでおります。この費用の大部分は、排水管更新事業、市街地地区浄水場整備などによる起債の償還に伴うものとなっております。議員のご指摘のとおり、水道事業は独立採算が原則となっていますが、一般会計からの繰入金を最小限に抑えつつ、実態に応じて、将来的には料金の見直しについても検討していきながら水道事業会計の運営に努めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
議員の質問 1番 髙瀨浩樹
いろいろ事例を見ていますと、ニセコ町は他町村から見ると、全体的に人口減少に関しては、今、給水人口がたしか2,591世帯、これはこれからも10年先微増で増えていく。しかし、先ほどの町長の説明だと、その後は減少していくという現状なのかなと。でも今回、去年、一昨年ですか、公営企業会計へと移行されており、これは国からのあれだと思うのですけれども、収入支出の透明化を図るということで多分移行されたと思います。その部分でいろいろとご苦労されているのかなとは思っています。私は、この人口減少の部分は私もいいと思うのですけれども、減少の部分は安心なのかなと思っているのですけれども、これからの維持費、2問目の維持費に関しては、もうこれから毎年、私も農業をやっていると、もう資材関係は全て1年おきに10%ぐらいずつは全部上がって、下手すると15、20%という。この辺、維持費をどのようにこれから10年、20年を見据えた水道事業の収支見通しを町としてどのように試算、これをされていくか。そこもすごく大事かなと思います。それに沿って恒久的に、先ほど町長の説明からもあったけれども、補助金に関してもこのままでいいか、いけないかということが問題になってくると思うのですけれども、他会計からの補助金を恒久的に、どこまでをどのぐらいの、例えばその水道料金収入に対して、補助金というのはどのぐらいが入ったら、そこで、町長の執行方針の中にも、超過分には見直しをしなければならない、また、令和7年の水道ビジョンだったか何かで見たときには、そこにも料金の改定をしていかなければならないようなことを私は見36ています。その辺について意見を聞きたいと思います。
答弁 上下水道課長 石山康行(上下水道課長は2026年3月まで)
ただいまの質問に回答いたします。今後の見通しといたしまして、先ほど町長が答えたように、今、令和8年度が更新事業及び維持管理事業を合わせた事業で一番高い事業ということで、今後は、今この大きな事業が一段落しますので、その後は、来年度以降も、例えば委託費で市街地地区の更新を行うだとか、まだ市街地地区のほうでも更新は50年以上経過した市街地地区の町の中でも耐用年数を超えた水道管がありますので、そういうのを順次更新していかなければならないと考えております。2つ目の他会計からの補助金、一般会計からの補助金なのですけれども、先ほど町長が説明したように、令和15年度ですね、2億8,000万円の一般会計からの補助金ということで、これも先ほどの説明どおり、排水管の更新工事、市街地地区の浄水場の更新工事の返済部分がかなり大部分を占めているということで、ただ、この一般会計の繰入金、実際は国から起債などで町に入ってくる収入というのは、この公営企業会計に直接入ってこないのですよね。一般会計にそのお金は入ってきて、そのお金を一般会計からの繰入金として公営企業会計のほうに来ているので、実際の一般会計の繰入金というのは、本当の純然たる水道の施設の維持管理費の部分で、今この10年間の予定では8,000万円から9,000万円ぐらいが大体、維持管理費の部分では推移していくのかなという形で捉えております。あと3点目の、この一般会計からの繰入金を少なくするために、料金の見直しなどはどうなのだということだと思うのですけれども、町長が回答しているように、将来的には水道料金の改定も必要だと考えていますが、今回の議会でも提案させていただいているのですけれども、農業者の部分の、本来であれば令和8年3月、この3月で超過料金を、一般の家庭と同じ4月1日からなる予定だったのですけれども、これを国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金、これを充てて、農業者の部分の超過料金を1年、120円から150円上げるのは、まず1年先送りという形を取りましたので、例えば来年3月で終わったからといって、すぐ料金をまた上げるとなると、かなりのハレーションがあります。実際、令和元年にニセコ町の水道料金の改正をいたしました。そのとき、大体なのですけれども、おおよそなのですけれども、一般料金で一般家庭で使う10立米当たりの水道料金なのですけれども、約30%以上上げている状況です。この30%を上げたことによって、この羊蹄山麓7か町村、蘭越町を含めて、倶知安町も含めてあるのですけれども、この7か町村で一番水道料金が高い町村になっております。2番目の町村からしても14%以上高い状況であります。その状況で、料金をまたすぐ上げていくというのは、ちょっと今は、すぐというのは難しいのではないかと。ただ、先ほども言っていますとおり、やっぱり建設改良費だとか、今後やっぱり毎年更新事業はありますので、そこらは今後を見据えながら、料金の改定の時期は判断していきたいと思っています。以上です。
議員の質問 1番 髙瀨浩樹
ありがとうございます。なかなかこの水道関係の事業全体を見ても厳しいのかなと。まだその中でもニセコ町は、いろいろな部分でまだいい部分があるのかなという話ですね。でも、確かに前に課長に聞いたとき、水道はこ37の辺では一番高いというのは前から聞いていましたので、できれば町民が、やはりライフラインでその部分は本当に考えていただきたいなと思っています。また、最後に一つだけ聞きたいのですけれども、もしほかに何か、例えば、ここはちょっとニセコ町なので隣の町と遠い、よくほかの町村では、ほかの町村というか、近ければ広域連携というような形で、そういった事例もあるのかなと思っていますが、もし何か、料金体系の見直しがもう最終決断の部分があるのかもしれないが、そのほかにもし何かあればお聞きしたいと思います。
答弁 上下水道課長 石山康行(上下水道課長は2026年3月まで)
他町村との連携も含めてなのですけれども、やっぱりこの羊蹄山麓、北海道が全部そうなのですけれども、ハード面で、例えば水道の施設の、他町村、例えば京極町なり、倶知安町なり、そちらの水源から水を持ってくるかといったら、それは現実的ではないということが、北海道を主体にした、例えばここらで言えば羊蹄山麓の、ちょっとすぐ名前が出てこないのですけれども、そういう広域連携を前提とした会議も年に1回開かれております。その中で、やっぱりハードウエアはかなりこの地形からしても厳しいんじゃないかと。ただ、維持管理費の部分では、例えば今、各町村でそれぞれ維持管理の業者を外部委託しているのを、例えばまとめて発注できないかだとか、例えば水道の塩素を買う購入先も全町村でまとめて購入できないかとか、そういういろんなソフト面の部分で、今、協議会では意見としては出されていますが、今すぐこれといってやれるというような状況は見いだせていない状況です。以上です。
答弁 総務課長 福村一広(総務課長は2026年3月まで)
水道の広域化については、実は後志広域連合の中でも議論はされておりまして、実は北海道のほうで、北海道水道広域連携推進プランというのをつくっていまして、連携を模索しているところではございますが、結果的にはあんまりちょっとやはり広域、広いので、なかなか一緒になるというのが難しいという話は聞いておりまして、後志広域連合の中でも、やっぱり維持費に関して、維持に関しては少し難しいという結論が出ておりますが、例えば料金の徴収だとか、そういった事務的なところで連携できないかという話は、引き続き議論はしておりますが、やはり自治体間で少しやっぱり温度差があったり、料金体系が違うので、そこの部分は少しまた調整していかなければいけないのですけれども、すぐにはちょっと広域連携していくという感じではないですが、いろいろそういう議論はさせていただいております。以上でございます。
答弁 町長 田中健人
ありがとうございます。繰り返し補足といいますか、そのほかにということで、これも前片山町長からも引き続きやられていたことのうちにも入るかなと思いますけれども、やはりニセコに限らず、この農村地区の特に水道管の耐震化ですとか、そういった部分については当町だけの課題ではないと。もっと言うと、本当に全国的にこれから課題が顕在化していくところもありますので、引き続き耐震化に関する助成ですとか補助については、国のほうにも要望をしっかりとさせていただきたいと思っていますし、直接水道38管というところではないですが、計量法の改定について、これも、水道メーターを、今の法律だと8年で更新しないといけないというところがございますが、これは都市部でも、あるいは我々のような水のきれいなと言ったら大変都市部の方に怒られるかもしれませんが、水質云々関係なく、一律で今は耐用年数が決まっているというところについても、実態に応じたものが必要ではないかということは、私も就任直後に、北海道の懇談会のほうで道のほうにも要望として、あるいは実態として訴えさせていただいたというところもございます。ですので、広域の連携はなかなか難しいところがあるという、今、課長からの回答もございましたが、それ以外も、やはり道や国としっかりと要望も含めてさせていただきながら、一方で、当町として、ニセコ町として、この課題の先送りはなるべく私はしたくないなと思っています。そういう意味では、今実際にどこまで老朽化しているかも含めて、本当に徐々に徐々に少しずつではありますが、しっかりとまずは課題を受け止めて、料金の値上げという部分については、決してそれがありきで私は執行方針でも述べたというものではなく、まず実態を把握した上で、とはいえ、いずれかなり会計が逼迫するという状況であれば、そういった検討なり準備を進めていかないといけないという思いで述べさせていただいたということを補足いたします。以上です。