みんなの議会

津別町議会 平成29年第4回定例会 2017年6月22日

水道料金と基本水量の見直しについて

2017年6月22日、津別町議会の一般質問で、渡邊直樹議員が「水道料金と基本水量の見直しについて」質問し、町長 佐藤多一が答弁しました。

質問者
渡邊直樹 議員
答弁者
町長 佐藤多一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 渡邊直樹

〔登壇〕 ただいま議長のお許しをいただきましたので、先の通告にしたがい一般質問を行わせていただきます。まず、我々新人議員に度々勉強会を開いていただきましてありがとうございました。それでは始めさせていただきたいと思います。事前に配付しています資料を使いながら説明させていただきたいと思いますので、資料の1番と2番をご覧ください。資料の1番は、近隣市町村の水道料金の金額を表したものです。2番は、その金額より算出しました使用量別の金額となっております。津別町は、基本水量が 10 トンでございますので、ちょうどその資料で申しますと真ん中のところに位置するところであります。水道料金と基本水量の見直しについてお聞きいたします。津別町の水は、上里の湧き水を原水として1日の給水量も最大 5,000 トンと豊富な自然の恵みになっています。町民のアンケートやワークショップなどでも津別町の魅力の上位には、おいしい水と挙げられています。しかし、片や水道料金については近隣の市町村から見ても基本料金、超過料金共に高く、特に基本水量 10 トンであることから、高齢者などを含む一人暮らし世帯の負担は強いと感じます。今年度は見直しの年であり、水道料金と基本水量を下げる考えはないのかお伺いいたします。

答弁 町長 佐藤多一

水道料金と基本水量の見直しについてお答えをいたします。― 63 ―水道料金の改定につきましては、平成 18 年 10 月の津別町上下水道運営審議会答申に基づきまして、本年度が見直し検討年にあたることから、去る6月2日に「水道・下水道運営審議会」を開催し、これまでの経過を確認し、料金改定の検討を願いたい旨の協議を行ったところです。ご質問のとおり、津別町の水道料金は、オホーツク管内においても高い水準にありますが、これは昭和 38 年に設置の美都水源からの供給をより良質でおいしい水を提供するため、昭和 59 年に上里水源に変更したことから、このときの設備費が大きく影響していることによるものです。水道事業は、収益的支出を料金で賄うこととされており、これにより収支バランスを図るのが企業経営の前提となっています。収益的支出の内容は、職員給与費、修繕等の経常経費、減価償却費及び支払利息で構成されていますが、このうち減価償却費が最も大きな比率となっております。この減価償却費は、管路や施設等の工事で取得した固定資産を償却年限で除したものを毎年費用として計上するものですが、今後、上里導水管と高台配水池の更新を行った直後の平成 34 年をピークに徐々に減少していきますが、経常経費は赤字が続く見通しです。そうした中、先の委員会で説明しましたとおり、新たな財源として美都からの工場用水を使用する会社が水道に切り替えた場合、黒字に転ずるものと見込んでいるところです。これにより水道経営計画期間中の 10 年間におきましては、水道料金の改定を行う必要はないものと考えています。しかし、人口減少に伴う収益減や先に述べました新たな財源が確保できない場合等のリスク要因を踏まえますと、値下げをするということについては慎重にならざるを得ないと考えているところです。次に、水道基本水量の見直しについてでありますが、基本料金を 10 立方メートルから8立方メートルにしてはという検討につきましては、平成 18 年の審議会においても検討されたところですが、基本料金をそのままにすると利用者の負担増となり、逆に基本料金を下げると町の収入減となります。当時は自主自立計画を背景に、料金改定イコール値上げやむなしとの状況にもありましたが、改定率が大きくなると、子育て世帯など 10 から 20 立方の使用世帯の負担が大きくなることから、現行の 10 立方メー― 64 ―トルとしたところであります。そうした背景がありましたが、8立方を基本とする管内の自治体は約半数ありますので、この件につきましても再度検討を行ってまいりたいと考えております。以上のことを踏まえまして、この8月上旬に開催を予定しております第2回水道・下水道運営審議会において、濱端隆一会長に対しまして、下水道使用料の改定とあわせ、正式に諮問することとしておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。以上であります。

質問 6番 渡邊直樹

〔登壇〕 今のお話をお聞きしますと、全体的には料金が高いという事実がありながら、下げれば町としての財政が苦しい状況になると。審議会というものがあるわけですから、そこにはお諮りすることとなるのでしょうけども、現状としては、現状の料金維持を進めていく考えという感じの答申にお聞きしています。水道料金とは、生活の基盤になるものでありまして、電気やガスやその他の公共料金と同じようにだれもがかかわる生活の基盤となっています。町が決められる数少ないそういう事業であると思われますので、この基本水量8トンという問題もですけど、調べる限りによりますと、津別町の世帯は今 2,400 世帯約ありまして、そのうち高齢者も含めます単身世帯は 980 世帯と実に 40%が1人世帯というふうに町の統計ではなっています。8トンがいいのか 10 トンがいいのか5トンがいいのかという問題は使う方それぞれの環境によって違うとは思われるのですが、できるだけやはり生活の影響のないような形で進めていっていただきたいというふうに思います。私のつくりました資料におきましても 10 トンが真ん中のところでございますが、左側の8トンというところは色分けされている部分が8トンないし従量料金と、使った分がそのまま料金になるような町の仕組みになっていまして、黒抜きの津別、置戸、斜里といったところが 10 トンの算出になっていますが、津別以外のところは基本的に 10 トンとはなっていますが基本料金がもともと低いという傾向がございます。その部分も踏まえましてお聞きしたいと思います。よろしくお願いいたします。― 65 ―

答弁 町長 佐藤多一

管内状況も含めまして、こちらでも承知しているところです。各町村とも改定をする場合、他町村はどんなふうになっているのかなということで電話等で照会がくるわけですけれども、その調査をした町村は水道料金に限りませんけれども、それは皆さんで共有しようということで、よくある形なのですけれども一覧表にしたものを聞き取りをした町村が皆さんのところに配布するという形になっていまして、手元のほうには一番最近の部分では平成 27 年の6月段階で調査を行われていた斜里町さんがいろいろ調査をいたしまして、3市 15 町村全部の状況について下水も含めて調査の取りまとめをしているところです。そういう中で、それぞれのところかけている投資内容もいろいろあると思います。以前から質問等でもありましたけれども、例えば木樋方面でいけば水道がないものですから、あるいは東岡だとかですね、そういう所の未給水地域対策というようなことが出て、地域からも出ていたわけですけれども、その管を引っ張っていくと、また莫大なお金がかかるということもあって、それを水道料金に転嫁するとなると、かなり無理がありますので、別な方法として井戸を掘ったりとか、そして今飲んでいる水が適正なものかどうかというのを調査する、保健所に持って行って見てもらう費用だとか、そういったものを新しく制度をつくって、こちらのほうをご利用くださいということで進めているところです。そういった中で、いろいろご意見あるかというふうに思います。18 年の答申のときも、いろいろ当時のやり取りを見ますと、かなりいろんなヒートアップした議論がさまざまありました。平成3年から当時は 15 年間ずっと料金を据え置いていたということもあって、そして合併から離脱をして、そして自前で行くぞということで、当時の財政状況から含めて上げざるを得ないというところに、もっと詳しい内容が書かれておりますけれども、大筋でいけばそのようなことになっていくのかなというふうに思います。そして今、状況もまた少し変わってきていますので、これは審議会の中でまた議論をしていただいて私のほうに諮問をしますので答申が来ると、その答申どおりいくか、あるいはその答申とは違った一部変えて条例化していくのかというのは今度私の段階になります。それを提出したときに、今度皆さんとまたそのことについて条例改正について料金改正、それをまたこの場所で議論をするということに順序立てて― 66 ―なっていくことになりますので、まずは現在の管内状況だとかさまざま含めまして、さまざまな資料を審議会の皆さんにご提示いたしまして議論をまずはしていただくという順序になっているということでご理解をいただきたいと思います。なお、その際に以前もあったのですが、ここの審議会には実は議員さんが3人ほどこの審議会には入っていたわけなのですけれども、ご承知のとおりそれ以降、なかなかそういう審議会に議員さんが入って、そこで決めて僕に答申したことをとやかく言いづらいというのもありまして、これはいろんな審議会、委員会ありますけれども、国の法律等で定められた、これは市議会議員さんとか町議会議員さんは入れなくてはいけませんよというものについては入れますけれども、それ以外の町が任意で行っている部分については町の規則だとか要綱で決めて議員の皆さんを入れている部分については議員の皆さんのほうから抜けたほうがいいんじゃないかというお話もありまして、今ほとんどそういう審議会や委員会には入っていない状況だと思います。ですから逆に言いますと、答申があって私のほうでそれを受けて、そのまま出すか変えて出すかは別にしまして提案を皆さんにさせていただいて、そしてここでまた議論をするという順序になっていきますのでご理解をいただきたいと思います。

質問 6番 渡邊直樹

今答申ということがありましたので、そのことについてお聞きしたいと思います。以前よりこの問題が話された経緯は議会であると思われるのですが、その答申と諮問についての話がよく出ておりました。当然答申に対する考えをまとめて、またそこに諮らなきゃいけないという部分があると思うのですが、私がない中で考えるとすれば、当然諮問するわけですから、答申を見て諮問するわけではなく、当然諮る段階ではある程度の思いをデータなり数字なりも、もちろんそうでしょうが、町としての考えを諮った上で答申が出てくるというふうに私は考えるのですが、今のお話を聞く限りでいうと、まず答申を見て判断するというお答えをいただいているように思います。当然、情報としてはデータを出して諮るわけですから何も出さずに決めろということではないのは承知しているのですが、やはり今私がここでお伝えしたいのは、やっぱりここで話をした内容も含めて、やはりそういう中のものを諮問していただきたいという思いがあります。ぜひよろしくお願いいたします。― 67 ―その中で、料金の中に超過料金というものがございます。当然、基本料金が定められているわけですから、この基本料金を超えた部分が超過料金となるわけですが、町長さんの答弁にも世帯が多くなるとその超過料金によって水道料金、負担が大きくなるという話がありましたが、3人世帯、4人世帯になるにしたがって当然使用量は 20トンを超えて増えてまいります。町の考えとして基本料金は当然私も考える事業収支を考えた当然基礎的な部分であるのは承知しているのですが、超過料金の部分については当然そこを超えた部分でありますので、純粋に水の料金といいましょうか、ある程度近隣を見た時に、やはり近隣の中で突出して高い超過料金に津別町はなっておりますので、そこの見直しについての考えは町長さんは、おありなのかどうかお聞きします。

答弁 町長 佐藤多一

今、どうこうということはちょっと申し上げられないのですけれども、これは8月に諮問をするにあたってさまざま資料だとか、こういう状況ですので先ほど1回目に答弁しましたように、上げる状況にはないということでプラス要素も出てきたのでというような、人口減少していっていますから当然支払う人たちの数が少なくなってきていますので、そういったものを含めてどう見ていくかというのは、こんなふうに思いますというのを当然8月の諮問を諮る上ではお示しする、お伝えをする、そして6月議会では議員の方からこういうご意見もございましたというようなことを含めて諮問をしていきます。それらを審議会の皆さんが判断をして、そして、こういうことが一番いいのではないかという答申が諮問に対してされるわけですけれども、それを待って、そしてなるほどそのとおりですねということになるのか、あるいはもう少しここは何と言うか対応していった方が、例えば審議委員さんの意見が何回かやり取りがあると思います。そういう中で諮問していますから私がその場所に出るということになりませんので、会長さんを中心に審議されて答申書が私に渡されることになりますので、そこで言いづらかった部分だとか、それから、そういうまとめ方をしたけれども、やはり少数意見としてこういうものがありましたねというようなことを踏まえて答申どおりにするかどうかというのは、今度私の判断になってきますので、今超過料金をどうするというようなことはちょっと申し上げにくいので、― 68 ―そういうことで答弁に代えさせていただきます。

質問 6番 渡邊直樹

〔登壇〕 ありがとうございます。少し財政面の話が出ましたので質問させていただきます。以前より当初赤字が見込まれる予定だったものとして、水道料金、今まで幾度となく改定になってきているとは思うのですが、当然一番、津別町としては人口減少という問題が上げられております。町長も町政方針に人口減少に一喜一憂しない確かな取り組みとあるように、そこは津別町だけではなく近隣の市町村も抱えている大きな問題ではあります。それ以外として簡易水道との統合を控えてという部分の赤字も見込まれておりました。簡易水道事業が新たな津別町簡易水道事業となり、有利な財源が確保されたというふうに私は認識しているのですが、当然、全く町の持ち出しがないという思いではなくですが、上里導水管並びに高台配水池更新なども委員会などの話では補助金や有利な過疎債、過疎債というのは私も勉強会で教えていただきましたが、7割が交付税として戻ってくるような形になっているそうでございます。確かに持ち出しするときには大きな赤字となるのですが、当然その部分も考慮した上で判断していただけるということでよろしいのでしょうか。

答弁 町長 佐藤多一

3月の時から、また上水と下水が一緒になりましたので、そういうようなことから今度は具体的に今推計としてずっといろいろ出ていますけれども、個別に設計が入ってきますと、例えば今年導水管、上里からちょうど佐野さんの所まで、あそこまで約 10 キロほど取り換えるような形になりますけれども、その設計が始まってきますので、それに推定金額というのは多分これぐらいでしょうというのはありますけれども、実際の設計が出てくると、こうこうこうなりますというようなことがあります。ですから、そういうものを見て、それに対して上水道でしたら補助金はなかったのですけれども、若干ですけれども簡易水道になって少し補助金が出る、なおかつ過疎債の部分もそれにあてがわれていくということでありますので、だから7割見てくれますけれども3割は返還していくわけですから、そういったところを含めてきちっとしたものがこれから数字として出てきますけれども、できるだけそういう有利なものに該当させていこうという思いでこの間ずっと取り組みを進めてきてい― 69 ―ますので、それに今はまってきているという状態ですので、考え方は変わらず、形上も簡水のほうと合併しましたので、そういう方向で進んでまいりたいと思っています。

質問 6番 渡邊直樹

〔登壇〕 ありがとうございます。財政面の大きな中に減価償却費がございます。当然借りたものを返済しなきゃならないので、それを計画的に返済されて、現在も順調に進んでいるというふうに私は見ておりますが、計画の中にもありますように新たな小水力発電の導入の計画などがございます。確かに必要な部分はあるとは思うのですが、私が考える部分について言いますと、今の答弁にもありますように財政を大きく負担する部分でありますので、当然、町民に対する還元を一番と考えた先の結果でなければいけないと思われるのですが、どのようにお考えですか。

答弁 町長 佐藤多一

小水力発電はもう3年、4年前ぐらいからいろいろお話が出ていまして、電力の購入というのがあります。それで当時、北電さんの子会社のほうで見ていただいたわけですけれども、当時は確か記憶では 10 年程度で投資額のほうは回収できますよというお話もされておりました。そうであれば、その後またずっと使っていけますので、長い目で見ていけば、これは町民のためになるのではないかという判断で、やるからには個別じゃなくてセットでやっていくと経費等も軽減できるのではないかというような考えでいたわけですけれども、今いろんなところで自治体もそういう形で進めているのを聞いています。やり方もさまざまあるようでして、ほとんど町が持ち出しをしないという形もやっている所もさまざまあるようでありますので、これはこれからこちらとしても負担が少ないほうがいいわけですし、そしてメリットがあればそれに越したことはありませんので、それはこれから、「これ、いけるね」ということをしっかりつかまえて、当然やる時は、また皆さんとも所管の委員会でご相談することになりますので、進めてまいりたいなというふうに思っております。

質問 6番 渡邊直樹

〔登壇〕 ありがとうございます。水道のビジョンについてのお話なのですが、当然、答申を受けて今 10 年計画という― 70 ―ことで進んでいるようにお聞きしています。今町長さんがおっしゃったように暗い話題、明るい話題さまざまある中で当然計画をされるわけですので、ビジョンとしては、随分暗い話題、言ってみるとかかる経費や人口減少などにおいて随分重きを置き、当然なければということの話は当然出てくると思うのですが、明るい部分についてはやや抑え気味かなというふうにお見受けいたします。18 年の答申により水道ビジョンが今上水 10 年、下水5年というふうに私はお聞きしているのですが、その企業の部分の工業用水についての部分が4年後に控えている中、水道の会計部分も大きく変わってくると思うのですが、多分お答えの中では答申をいただかないと、というお答えになるかと思うのですが、諮問する部分について、今この上水 10 年、下水5年という部分を合わせて上水も今簡易水道ですが5年というふうに考えるお考えはございませんか。

答弁 町長 佐藤多一

その年限を諮問の中で出すかどうか、こちらから言ったほうがいいのか、それとも当然、審議会の中で次の改定時期はこうあるべきじゃないでしょうかというようなことは当然そこで議論されますので、それはこちらから3年後だとか5年後というようなことを言っていいかどうなのかというのも含めて検討させていただきたいというふうに思っています。また、この水道料金だけじゃなくて、例えばいろんな所の使用料あります。例えば中央公民館を使ったりとかいろんな使用料があります。これも何年に一度は見直しをしていこうということで、その時期が来たら検討することになります。結果として上げない場合ももちろんあります。ただ、それはスルーするのではなくて、その時期が来たら今時期がこういうふうになっているので値上げすべきなのか、据え置きなのか、あるいは値下げなのかということは、その時期が来たらちゃんと話をするということでありますので、方向性としてはそれは何年がいいのかというのは審議会の中で、こちらのほうからちょっと出していいものかどうかは8月の諮問までに考えさせていただければと思います。

質問 6番 渡邊直樹

〔登壇〕 ありがとうございます。ぜひその部分も生かしていただいて審議会に諮っていただきたいと思います。本年― 71 ―度は料金改定の年でもありますし、その部分で注目される部分もございますので、私も今後、この今家庭用水だけでなく営業用水や工業用水についても関心事項でございますので、いずれかの定例会などでまたお聞きすることがあると思いますので、その折はよろしくお願いいたします。

出典:津別町議会 平成29年第4回定例会 2017年6月22日 議事録 PDF(63ページ) 間違いを知らせる