津別町議会 平成29年第8回定例会 2017年12月20日
水道料金と基本水量の見直しについて
2017年12月20日、津別町議会の一般質問で、渡邊直樹議員が「水道料金と基本水量の見直しについて」質問し、町長 佐藤多一、建設課参事 竹内秀行が答弁しました。
- 質問者
- 渡邊直樹 議員
- 答弁者
- 町長 佐藤多一、建設課参事 竹内秀行
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 渡邊直樹
〔登壇〕 それでは次の二つ目の質問に移らせていただきます。二つ目の質問は、水道料金と基本水量の見直しについてでございます。水道料金については今年度見直しの年であり、10 月 26 日に水道・下水道運営審議会より町長へ答申書が提出されました。それを受けまして、今後、水道事業をどのように考えるか、次の点についてお伺いいたします。審議会から提言された、今後取り組むべき課題についてであります。答申では、水道・下水道料金について維持管理費用を料金収入等で賄えている現状から現行どおりとある一方、水道基本水量の見直し、生活弱者への料金減免制度については、今後取り組むべき課題と提言されています。基本水量の見直しについて、今後どのように取り組むお考えかお聞かせください。
答弁 町長 佐藤多一
生活弱者のほうはまた後ほどということですね。審議会から提言された今後の取り組みの課題ということであります。去る 10 月 26― 46 ―日に水道・下水道運営審議会より答申された内容につきましては、既にご承知のとおりと思いますので説明を省かせていただきます。そこで、今後取り組む課題とされた「基本水量の見直し」と「生活弱者への料金の減免」についてであります。その中でまず基本水量の見直しについてお答えをしたいと思います。この答申におきましては、基本水量を 10 立方メートルから8立方メートルにした場合、現状の収益を維持するには、10 立法メートル以上の使用世帯の負担が大きくなることは避けられないとして、今後、全体的な収益の状況を判断しながら経営の安定化を図りつつ、使用水量で負担の格差があまりない改定を望むとされたところであります。また答申においては、水道料金は現行どおりとしつつも、平成 32 年度に収支はいったん赤字になるが、工業用水の増収により平成 33 年度に黒字化すると見込んでいます。しかし、この工業用水の料金設定などに不確定な要素がありますことから、今後の検討課題とされたところであります。こうしたことから、基本水量も含めた次回見直しの時期は、工業用水が上水道への切り替えが想定される平成 33 年の前年になるのではないかと考えておりますので、その時点でまた見直しを図っていきたいと、諮問をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
質問 6番 渡邊直樹
〔登壇〕 答申書によれば、維持管理費を賄えている長期黒字傾向というふうな文言がありますが、その辺について具体的に今話がありました中では、かなり厳しいという内容のようですが、その辺のご見解をお聞かせください。
答弁 町長 佐藤多一
審議会でもお話をされていると思いますけれども、前提として、いわゆる丸玉産業さんがこれまでの美都の所から取っている工業用水から水道のほうに切り替えると、話はまだ進んでいますけれども、ほぼ了解されているというふうに聞いておりますけれども、その形でそこからの収入が多くなりますので安定的に進んでいくことができるだろうということでありますけれど、それが 33 年の切り替えを想定していますので、その時点で金額の設定がまだされておりません。それは、こ― 47 ―れから詰めになってきますけれども、それがある程度、丸玉さんとの関係がスムーズにいくという前提とした場合、安定的な水道経営が成り立っていくということでありますので、そこまでの中でどうなるかというのがわかりますので、その時点で、さらにそういうふうに安定していけますね、あるいは料金の部分で折り合いがつかずということになれば、また値上げという問題も発生してくるかなというふうに思いますけれども、今の時点では多分大丈夫だろうという前提のもとで、今すぐ上げる必要はないというふうになったと、そういう答申であったと思います。
質問 6番 渡邊直樹
〔登壇〕 具体的なことではなく、大変だとかそういうことなのでしょう。次の質問にもつながるのでお聞きいたします。先ほど来町長からの話にもありますように 10 立方を8立方にした場合は負担が大きくなると、具体的にこういうお話が載ってございますが、町が試算する今現状、家庭用で 10 立方から8立方に減量した場合の8立方ベースでの損出額、現状との差額、それは負債が大きくなるということなのですが幾らというふうに試算されているのでしょうか。
答弁 建設課参事 竹内秀行
ただいまの質問についてでございますけれども、試算ということについてはちょっとしていないのですけれども、現状2トン減額になるという部分でいけば、これ1トン当たり 210 円、それくらいの金額になりますので、その分2トン下げて 400 円強ぐらいの1軒当たり 400 円ぐらいの金額が減額になっていくと。それに対して世帯数掛けていきますので、試算しておりませんけれども、その総体の金額ということでご理解いただきたいと思います。
質問 6番 渡邊直樹
〔登壇〕 今お話ありましたように、単純に1トンが 216 円でございます。10 トンから8トンに変えて2トン分ですから 432 円ということになろうかと思います。私が以前担当課の方と話しした限りでは、私の希望は 10 トンから8トンになれば当然2トン分の金額が基本料金から下がるという目算でしたが、当然そうなると料金会計全体の問題となることから、今言われたように2トン下げても 432円ではなく、具体的にははっきり決まっていませんが、その少し前後というところの― 48 ―話をお聞きしました。単純に私が計算する限り、今家庭用給水が 1,900 軒ございます。10 トン基準ですので単純にその 10 トン基準の中で8トン以下とか8トン以上とかということはわからないかもしれませんが、例えば半分の 850 軒という部分だと仮にしても、差額が今その2トン分で 432 円ですが、仮に 300 円基本料金を下げると想定した場合、25 万 5,000 円でございます。当然1カ月分ですので 12 月で計算しますと 306 万円でございます。その辺のことが今言われている水道事業全体の中での割合として、この 10 トンから8トンに変えられないという問題の金額なのかどうか、お伺いいたします。
答弁 建設課参事 竹内秀行
答申の中身というか、審議会の中で話し合ったことをお話しいたします。結果的に8トンに下げた場合 40%ぐらいの世帯が安くなるというような算定でございます。その安くなった部分を今度残りの 10 トン以上の世帯、これが6割強ございますけれども、そういった世帯が負担をすることになる。結果的に現在の収益を下げていくと今度赤字化になっていくわけですから、現状の黒字の部分、現状の収益を確保するためには、その 10 トン以上の世帯、6割強の世帯に対して下がった部分、安くなった部分を負担しなければならないというような現実が出てまいりますので、その辺を勘案いたしまして、今8トンということについては、先ほどの町長の説明もありましたとおり 33 年程度に工業用水のほうへ転嫁していく、そういった部分の増収を見込んでおりますので、全体的な収益を見ながら基本水量の差で格差があまり出ない、そのような全体的な料金改定ということを考えているということでございます。
質問 6番 渡邊直樹
〔登壇〕 先に金額をある程度提示したのは、話しする中で全体のバランス、今が 100%と考えれば、この 100%を崩せないという前提であれば、間違えなくどこかを減らせばどこかを増やさなきゃいけないという話になるのは当然の話であります。ただ、今具体的に私が 306 万円と具体的に計算の中で出した数字でございますが、そういう部分の具体化が出て初めて話の中に具体的な水道事業がどうとかという話に― 49 ―なってくるのではないかと思うきっかけでございます。これから 12 月定例会の議案書によりますと、29 年度簡易水道事業のキャッシュ・フロー計算書、4月1日から3月31 日までで、当年度純利益額 2,439 万円の黒字となってございます。これは資本の部でも同上となっております。この辺についての説明を今の具体的な金額とすり合わせてどのような説明になるのかお答えください。
答弁 建設課参事 竹内秀行
資金残高試算表の中の黒字化の部分、二千何百万というような計上、これは本年度純利益を見込むものでございます。これはご指摘のとおりなのですけれども、これは実際に二千何百万が純利益として計上する部分ではございません。これは企業会計の仕組みとして、ご説明しなければならないところなのですけれども、今回、今まで旧簡水に係る部分ついては、人件費であるとか元利償還金、人件費及び元利償還金について旧簡水の部分について係る部分、これは水道会計で負担しますと非常な重荷になるものでございますから、この分を繰り入れとして計上していると、この部分が純利益というような計上の方法になってございますので、その点ご理解願いたいと思います。実際の純利益としては本年度繰入金を引きますと2、300 万の感じかなというふうに思います。
質問 6番 渡邊直樹
〔登壇〕 他会計繰入金というお話です。営業外収益ということで解釈の問題かもしれませんが、どのような形でも収入の中に入れてしまえば数字上はプラスとなるということでございます。私自身も水道事業自体を何年後かに破たんになるような内容をもってきて今幾ら下げろとかいう話の中ではございませんので、今話ししました内容も含めまして、その 10 トン、8トンの問題については今後あたっていただきたいと思います。それでは先ほど町長の答弁とめてしまいましたが、次に生活弱者への料金の減免について町長のお考えがあればお聞かせください。
答弁 町長 佐藤多一
生活弱者への料金の減免についてであります。これは今おっしゃいましたとおり、答申においても求められているものであります。調査しますと、― 50 ―幾つかの町村でもこういった生活弱者に対して何らかの措置をやっているところもございます。こういったところを参考としながら一定程度減免する方向で検討して今進めているところでありまして、これはどの程度にするか、どうするかということについては今新年度予算の編成に入っておりますので、その中で決めていきたいというふうに思っていますけども、今ここの時点でどれぐらいの減免にするというのはちょっと申し上げられませんけれども、編成の中でゼロではなくて、行っていくという方向で詰めていきたいと、検討していきたいと思っております。
質問 6番 渡邊直樹
〔登壇〕 金額について今お話しありましたように幾らとは言えないということなのですが、今町長が考える減免の内容について具体的な数字がわからなければ数字ではないのですが、どのように減免されるのかお聞かせください。
答弁 町長 佐藤多一
これを言うと、それが先に走っちゃいますのでなかなか言いづらいところもあります。例えばよその町では、今うちは最低 10 トンですけれども5トン以下の部分については半分助成したりとか、そういったようなこともやっている町村もあります。あるいは全くやっていない所もありますけれども、これからまた将来の何年か先の水量の見直しでいくと、このまま 10 トンでいくかというと8を組んでいかせるのか5を組んでいかせるのかと、その時に今回減免しようとする制度がそこにまた変な形で逆に後の改定の中で上がることになったしまっただとか、人によっては、そういうことのないよう慎重に、今減免をした部分も将来変化があってもそんなに上がらないとか、あるいはそれ以上、上がらないとかいうことも眺めながら、どの辺が減免の率、あるいは額としたらいいのだろうかというのを1月中には予算が決まるわけですから、その中で決めていきたいと思っております。
質問 6番 渡邊直樹
〔登壇〕 時期については新年度予算の中で決めていきたいとのことなのですが、財源について項目としてはどのようなことをお考えなのかお聞かせください。
答弁 町長 佐藤多一
これはその中でも決めていきますけれども、イメージとしては、それだけ減免をするということですから水道にとってはすごくマイナス部分になっていますよね、その部分の収入が入ってきませんので、ですから一般会計のほうから繰り入れをするなり、そういう措置が必要になってくるだろうというふうに思います。
質問 6番 渡邊直樹
〔登壇〕 それでは生活弱者への問題についてはこれで終わらせていただきます。次の業務料金設定と段階別超過料金がない不公平感についてお聞かせいただきます。6月に家庭用の水道料金の基本水量を取り上げた問題についてお話ししました。本日は業務用、営業用についての話をお聞かせいただきたいと思います。町長の業務料金の設定の考え方についてお聞かせください。
答弁 町長 佐藤多一
この業務用料金の設定ですけれども、これにつきましては、現在、業務用料金の体系というのは、昭和 59 年の料金改定の際に、それまで三つあったものがあります。一つは官公署団体用の料金、それから第1種営業用、第2種営業用に分かれておりましたけれども、これを業務用として昭和 59 年に一本化して現在に至っているものであります。業務用につきましては、生活に必要不可欠な家事用と違いまして営業活動に伴うものとして、他の町村においても料金設定が高くなっている状況です。料金の設定はそういう状況になっております。
質問 6番 渡邊直樹
〔登壇〕 当然こういう話をすると先の 28 年の 12 月ですけれども茂呂竹議員が質疑いたしまして町長が話しした内容も加味してくるので、管内ということなのですが、確かに管内で営業用料金を設けているところは確かに家庭用料金との差がついてございます。逆を言えば、管内の中でも訓子府町、大空町、清里町は営業料金ということはおろか、工業用料金という設定もありません。訓子府町に問い合わせましたところ、古くから商店では店舗兼住宅が多く、それを家庭用とみな― 52 ―したと。私が知る限り、逆に津別町では店舗兼住宅があるので営業用とみなしていると、そういう判断でございます。大空町に至っては、平成 27 年に営業用と家庭用の料金を一本化したそうでございます。わかりやすい料金体系にしたとのことでございます。考え方ではありますけども、営業用イコール高い設定ではないようにも感じます。お考えがあればお聞かせください。
答弁 町長 佐藤多一
他町村は他町村のやり方というのは当然あるかというふうに思いますけれども、いずれにいたしましてもこの部分について今回諮問をしておりませんので、当然諮問がなければ答申もないということであります。ですから次回のときに、そういう営業用の料金についても考え方を諮問いたしまして、そして答申できるようなことで準備を進めたいと思います。
質問 6番 渡邊直樹
〔登壇〕 その部分についても次回の課題として町長はおっしゃってございます。同じく営業活動に資する工業用料金については、使用水量ごとに下がる段階的な単価設定があります。今お話がありましたように営業用、家庭用ということで家庭用は生活用水ということで営業用は営業目的だから高い設定だという設定でございますが、そうすると工業用、料金の水の使う水量の差はございますが工業用も立派な営業用と考えれば、その部分も考慮いただいて営業用料金に反映させてもらいたいと思いますが、お考えをお聞かせください。
答弁 町長 佐藤多一
要するに家庭用もそうですし、営業用も工業用も今の形態、答申に基づいてまた来年から進んでいくわけでありますけれども、その中で、営業用をこれぐらい例えば下げた、工業用もこういうことにしていったということになれば、全体として水道の運営が、経営がどんなふうになっていくのかというのを見極めていかないと、こうします、ああしますというのをここまでやってしまうと、あとどこを上げるかだとかという問題になりますので、それは一体としてやはり見るべきものだと思いますので、時期がきましたらまた再度見直しを行っていきたいと思います。
質問 6番 渡邊直樹
〔登壇〕 町長おっしゃるとおりでございます。長期的に見ますと、お金を安くすればいいとか、そういう部分の問題ではありませんので、事業として成り立っていかなければ水道全体で住民の方に迷惑をかける問題でございます。先ほど来ありましたように、工業用の切り替えの部分が当然先の6月でもお話ししましたがあろうかと思います。美都の水源と上里の水源でございます。水道事業今上里の水源は 5,000 トンといわれています、1日に利用できる範囲が。当然、その部分で工業用に転換ということでございますが、例えば考え方として 5,000 トンの部分を100%の水の事業として成り立って考えれば、今町内利用が約 3,000 トンと、言ってみれば 100%使う量から考えれば今6割の力で水道事業を運営していると、そういう解釈もできるかと思います。数年後に予定する工業用水の切り替えの時期を水道事業全体の問題として考えて今町長お話しあったように、こっちを上げるとか、こっちを下げるとか、そういうことではなく水道事業全体を考える一つの転換期として位置付けていただいて、その部分で進めていただきたいのですが、この答えをお聞きいたしまして私の質問を終わらせていただきます。
答弁 町長 佐藤多一
一番大きな工業用の切り替えという、今まででは一番大きなことが待ち構えているわけでありますけれども、それが順調にいくようなお話の進め方もしていきたいというふうに思いますし、それができればまた安定したものが出てきます。そういった中で、今議員がおっしゃいましたように一つの転換期ということで、ほかの分野、営業用それから家庭用という部分についてもセットにして、一体どうなっていくのかと、この辺でいけば皆さんに安心した水道水を供給することができるという確信を持って進めるような形を次回また検討してまいりたいというふうに思います。