みんなの議会

洞爺湖町議会 平成26年9月会議 2014年9月25日

認知症の状況について

2014年9月25日、洞爺湖町議会の一般質問で、松井保明議員が「認知症の状況について」質問し、健康福祉センター長 山本隆、町長 真屋敏春、健康福祉課長 皆見亨が答弁しました。

質問者
松井保明 議員
答弁者
健康福祉センター長 山本隆、町長 真屋敏春、健康福祉課長 皆見亨

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は質問の本文をもとに当サイトで付けたものです

質問 3番 松井保明

昨今、けさもテレビで見ていましたら、認知症者同士が犯罪を起こしたというか、盗んだ盗まないが始まりまして、そういうことを考えますと、私は以前からもそうでしたけれども、いろいろとここ一、二年の間に、そういうお年寄りと接することが多くなって、これは本当に大変なことだなと思いながら、認知症という定義そのものがよくつかめないのですけれども、認知症社会を迎えているのではないかなと思うのです。そういうことを考えますと、認知症の状況というものを、我が町ではどのようにとらえているのか。とらえ方としては、調査したり、アンケートしたり、またはいろいろな状況を把握していると思いますけれども、まず事務的なほうで結構ですけれども、数であるとか、認知症の予備軍と言われる人たちだとか、その数、傾向、そしてそういったことから起きるトラブル、これはいろいろ本町以外では起きています。しかし、当町で余り聞きませんけれども、実際、そういうものが起きているのかどうか、悩みの相談、高齢者の悩みの相談の一つの中に認知症を抱えている問題として来ているかどうか。町内の認知症をめぐる状況、まず事務的に担当課長から答弁お願いしたいと思います。

答弁 健康福祉センター長 山本隆(健康福祉センター長は2016年3月まで)

認知症をめぐる町内の状況ということで、まずは説明させていただきます。まず洞爺湖町につきましては、西胆振管内でも高齢化率が高い状況にあります。昨年6月末の65歳以上の高齢化人口を見ますと3,569名で、高齢化率は37.1%となってございます。年に約1%程度ずつ上昇を続けておりまして、この状況からいきますと、平成52年度には人口の半数以上が、65歳以上の高齢者の町になることが推計されてございます。認知症につきましても高齢者人口の増加に伴い、発生する高齢者が年々増加する傾向となってございます。平成25年度に介護認定を受けた方ですけれども、681人おりまして、このうち認知機能の低下が認められた方は467名となってございます。そのうち認知症として医療機関の診断を受けていられる方につきましては、153名という状況となってございます。次に、町内において認知症に係るトラブルはないかというご質問でございますけれども、町内で認知症を原因としてのトラブルにつきましては、ここ数年の間で大きなトラブルや事故の相談・報告は幸い受けてございません。平成25年度で、高齢者の方から消費者被害の相談を2件ほど受けております。内容については、1度購入した品物を定期的に送付するという事例で、このケースでは幸いご本人により受け取り拒否の手続が間に合い、高額な被害の発生はなかったと聞いております。なお、消費者被害の場合は、私どもに相談が入るケース以外にも消費者相談担当課ですとか、また、表に出ないケース等が多々あるのではと懸念しているところでございます。次に、社会情勢全体的なトラブルがないかということでございますけれども、毎日のように報道されている振り込み詐欺での被害、また先ほど紹介させていただきました訪問販売などによる高額商品を繰り返し売りつけるなどの消費者トラブルや、また先ほど議員がおっしゃいました認知症の方同士の金銭トラブル、さらには高齢運転者による交通事故など、即人命にかかわるトラブルも想定されてございます。また、徘回による行方不明や妄想幻覚によるご近所トラブルなども想定されるところでございます。

質問 3番 松井保明

町長、今の担当課長からその状況を聞いて、どうでしょう。いわゆる町長として生命と財産を守るというのが、いわゆる地方自治の本目でありまして、私の先に板垣議員から、財産を守るという立場から消防の関係を質疑されております。私は、今度、生命を守るというのも、高齢者を守っていかなければならないという立場で、高齢者の命を守るというそういう立場から、トップにいる町長として、こういう社会状況を迎えていることについての見解、認識、そういったものについてもしお持ちであれば、お聞かせ願いたいと思います。

答弁 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

先ほど、担当課長から説明もありましたが、高齢化社会を迎え、洞爺湖町におきましても西胆振管内で、高齢化比率が非常に高い状況にあります。高齢者の増加に比例した形で、認知症の方も増加しているとの感じをしているところでございます。その中でも認知症を抱えながら在宅生活を送る方、あるいは独居高齢者や高齢夫婦世帯が増加することが想定されることから、今後、町といたしましても認知症対策を進めることが、重要なことだと認識をしているところでございます。

質問 3番 松井保明

私、なぜこういう質問を今回通告したかというと、昨年、いわゆる25年度に介護分析の結果というのが出ているのですね。これは事業としても当然、事務事業の報告の中に一部載っていますから、その辺はいいのですけれども、この分析の結果というのが出ていました。それで、せんだっても某議員から、がん対策としていろいろ指摘ありましたけれども、実はその分析の結果の特徴として要支援の認定率、要支援の認定のそういうものをずっと持っていって、2番目には全体では認知症による認定が多いと、25.2%で、全国の約1.5倍であると。そういうことで余りうれしいことではありませんけれども、認知症を相当この町で抱えているのだなと、これは我々もそういう時期が来ることは覚悟しています。したがって、そういうものを防ぐということが、何とか防ぐことができるかどうか。予防ですね、次の質問で予防となっていますけれども、こういうことを高いと、がんより。そしてこの中で、その他として高血圧、腎不全、人工透析、特定疾患、そしてがんによる認定が多いと。分析した結果、1番がどうも要支援のいうところの認知症の方々が相当おられるのだなということが、この分析の結果、出てきたわけです。がんも守らなければなりません。がんについては手術であるとか、投薬だとか、いろいろな治療があります。それは薬の効果が合えば、本当に元気になってくる、議員さんもいます。しかし、認知症というやつは治療方法が今、決定的なものがないわけですね。そういうことを考えると、2番目に私出しておりますところの予防策というのはあるのかどうか、町として。これは町がやるのではなくて、本当は患者さんになっている人たちがやるべきなのです、本当は。自分の命は自分で守るというのが本来ですけれども、やっぱり認知症になっていくときに、知らないうちになっていっているのです。みんな知らないうちに、ある時気がついたときには、相当進行しているという状況なのです。それまで行かないためにもどうあるべきか、その対策として、予防策として、どういうものを考えているかどうかをお聞きしたいと思います。

答弁 健康福祉センター長 山本隆(健康福祉センター長は2016年3月まで)

認知症の予防対策はというご質問でございますけれども、認知症の予防対策として一番効果が高いと言われておりますのは、定期的な外出や適度な運動、人との交流やコミュニケーションをとることで、脳に刺激を与えることが認知症の発症予防及び進行を防止する上で、大変有効な手段となってございます。町としましては、健康福祉センターや洞爺ふれ愛センターを利用いたしまして、65歳以上の要支援・要介護認定を受けていない認知機能の低下が認められた方を対象に、介護予防教室元気クラブを開催し、定期的に運動や交流をする機会を設けているところでございます。この事業に参加した高齢者につきましては、介護認定の申請を先に延ばすことができておりまして、認知症の発症防止に一定の効果がえられる事業となってございます。また、地域住民が主体となり実施する自主活動もふえてきておりまして、現在は町内4地域において、地域の高齢者が交流する場、高齢者サロンを定期的に開催し、住みなれた家の近くという環境の中で、親しい人と交流する場がふえることにより、認知症の予防にとって重要な取り組みとなっております。これからも社会福祉協議会等との連携のもと、高齢者サロン開催や新規サロンの立ち上げの支援し、また保健師や栄養士の派遣による健康教室を通じて、高齢者の認知症予防に努めてまいりたいと考えてございます。

質問 3番 松井保明

なかなかこれは本人の問題もさることながら、行政が一々、一人ずつ確認して、一人ずつどうということは容易なことでないのです。ただ、これからは近郊が少子高齢化が進んでいく中で、全体としてどうしても認知症、健康であっても、どこも悪くない、本当に外から見ると何でもないと言いながらも、うちの中で知らないうちに認知症を抱えている家族が、周囲がいろいろ心配することが多々発生するわけです。その中で、次の質問要旨にありますように、認知症が始まって一種の特徴というのですか、どういう特徴が一番最大の行動なのか。私の手元にある資料では、認知症になってくると、夫婦の間であれば突然奥さんに怒鳴ったり、物忘れをしたり、いろいろな現象が起きます。そして、その次に起きてくる現象が何かといったら、徘回なのですね、徘回、これが圧倒的に多いのですね。この徘回がいろいろと社会問題を起こしたり、また場合によったら家族に大きな負担をかけたり、いろいろなまた事故もありますので、徘回をどう守っていくのか、その辺の考え方、それについてもし方策なり施策があるとするならばご答弁お願いします。

答弁 健康福祉センター長 山本隆(健康福祉センター長は2016年3月まで)

認知症の方の徘回をどう守っていくかという形での質問でございますけれども、洞爺湖町も急激な高齢者の増加に伴い、認知症を抱えて自宅で生活する高齢者も増加している状況に、議員おっしゃるとおり、あると思います。また、どうしても地域包括支援センターに寄せられる徘回に関する相談は、年3回、4回程度でございますけれども、実際に捜索を行ったケースも発生してございます。このような状況から、地域全体で徘回高齢者を見守る体制づくりが重要となるとの認識から、地域包括支援センターが主催しております地域包括ケア会議において、町内で徘回者が発生した場合、迅速な連絡・捜索体制を地域で整えるための徘回者模擬訓練を実施することとしてございます。この訓練につきましては、地域住民、民生委員、福祉委員、自治会役員の皆様やプロであられる医療・介護・福祉事業者の方にも参加をいただきまして、認知症に対する知識と認知症高齢者の対応の仕方、また、実際に徘回高齢者が発生した場合の通報から捜索までの体験をしていただくものでございます。会場としては、虻田地区、洞爺湖温泉地区、洞爺地区の3カ所で開催する予定となってございます。このような訓練を通じまして、地域全体で高齢者を見守る体制を整え、ご家族も安心して介護に取り組み、また、ご本人も住みなれたよい環境で暮らし続けることができるような地域になるよう、努めてまいりたいと考えてございます。

質問 3番 松井保明

そこで、これは徘回者をめぐるトラブルの一種でしょうけれども、素朴に私ども考えた場合、徘回者が一般的に普通、車、それからいろいろな乗り物含めて事故を起こした。そういうときには保険関係者の話では、当然、自賠責含め任意保険も入っているから、それは保険会社としての支払い義務が生じるということになっています。しかし、一般道路でなくて列車であるとか、それから電車であるとか、いろいろ公益というのですか、公に近い、公の車でそういうような被害を受けた場合、どういうような結論になるのか。そういうものが実際あるのかどうか、もしそこに参考として持っているのなら答弁願います。

答弁 健康福祉センター長 山本隆(健康福祉センター長は2016年3月まで)

認知症患者の方の徘回が原因で、公共交通機関等での事故が発生し、被害者でありながら加害者になったケースというような形だとは思いますけれども、今、議員が述べられた事件ですけれども、多分、4月ごろに名古屋高等裁判所で判決があった事件のことだと考えてございます。私どもも、新聞報道等での知識しかございませんけれども、ご家族が目を離したすきに自宅から出て、徘回していた認知症患者の男性が電車にひかれ死亡したことにより、振りかえ輸送費や人件費等の損害を受けたとして、事業者側がその家族に対して、損害賠償を求めていた訴訟の控訴審判決ではないかと考えてございます。当時85歳の男性の妻に対し、約360万円の支払いを認めた判決だと思っております。被害者が、一転加害者となった判決として、当時は大きな話題になったことを記憶しているところでございます。

質問 3番 松井保明

今の課長の答弁を聞いて、普通ならば補償されるとか、保険会社から何かかにかあるのです。しかし、今の答弁を聞いていると、逆になってしまうのですね、要するに被害者でなくて加害者になってしまう。ですから、こういう内容を私ども認識した場合、これは大変なことだなと、本当に見守りというのが大変な事業になるのではないかと思います。私、せんだって一般質問で、自転車の問題を取り上げました。交通ルール上、自転車についても厳しく保険の適用を受けるということで、せんだってもテレビで高校生と高齢者が体当たりして、自転車まともにぶつかり合って、学生のほうは元気だったけれども、相手のお年寄りが死んだと、転倒して。こういうようなことでいくと、結局、どっちにも保険が入ってなければ大変なことになるわけですね。これは自転車の問題です。今、私はいわゆる徘回者の問題で取り上げているのですけれども、そういう時代を迎えているのだなということを考えると、やっぱりこれは一つ目を離さないというよりも誰かが、家族だけで守っていくことができない。よく言う認知者でもまちなかで、みんなと一緒に、みんなと一緒にといっても、知らないうちにそういう結果を招くということになると、これから先、大変な時代を迎えているなという認識いたしました。さて、そこで、こういう見守りをしている自治体というのは、結構あるやに聞いています。たくさんある中、うわさによると、北海道の本別町というところでは、そういう見守りというか、町を挙げてというですけれども、このことで何か知っていることがあれば答弁もらえますか。

答弁 健康福祉センター長 山本隆(健康福祉センター長は2016年3月まで)

十勝管内本別町での徘回者が発生した場合の事業という形でございますけれども、ちょっと調べさせていただいたところでは、本別町における徘回者登録制度という形で、徘回高齢者とSOSネットワーク事業というものが行われているとのことでございます。事業の内容については、詳細な部分は不明ですけれども、町内での徘回者の事前登録を行うことにより、協力機関、これは自治会ですとか、民生委員を想定されているようですけれども、この方々に日常から見守りを依頼をすることができるというシステムでございます。また、町内に協力機関を置きまして、不明発生時に協力機関の協力もいただき、捜索を当たるというものでございます。

質問 3番 松井保明

登録制、これは先ほどセンター長が言っていまして、町としてもいろいろ取り組んでいく、例えば自治会だとか、それから民生委員、福祉委員、いろいろあるでしょう。しかし、そこで仮に取り組んでも、失礼ですけれども、誰が認知症になっているかということ、わからないわけですね。ですから、それは今の状況では役所のほう、行政のほうが知っていたり、それから包括支援センターでも分析した結果、誰が認知症にかかっている、またなりつつあると、こういう人を押さえていても公開することができないのですね。これは、今、言うプライバシーの問題で、それを取り外したというか、そういうことが本別町の登録というのですか、そういうような登録をしてもらって、言うなれば相手に、相手というのは認知症の家族を含め本人も了解をもらって、そしてそういう関係者にデータを送る。それを知っている関係者、協力者が常に監視してもらうという仕組みで、そこには個人情報というものはなくなるわけです。そういうことで、これから今すぐどうということできないかもしれません。しかし、町長、もしあなたがこれから先まだ町政を担い、そして町民の生命とか財産を守ると、その先頭に立つ人ですから、ひとつこれは町を挙げて取り組んでいかなければ、家族だけでは守りきれない時代を迎えています。そういう点で、もう一つこの関係で、事務事業の中にサポート事業というのですか、認知症に対するサポート事業というのを取り組んでいます。この人数も事務報告にありますけれども、その人たちの活躍というかな、活動というのは認知症を守るためにどの範囲まで効果が上がっているのか、お聞きしたいと思います。

答弁 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

私のほうからは、認知症サポーター養成講座の関係についてご答弁させていただきます。ご存じかと思いますけれども、認知症の方は記憶障害などから生活への支障があらわれ、周囲の人とのトラブルを起こすこともございます。しかし、身近な人の理解やちょっとした手助けがあれば、住みなれた地域で暮らし続けることができるものと考えております。そういった意味では、認知症サポーター養成講座というものは、国のほうで平成17年度から開設をし、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりのために、100万人のサポーターを養成することとしてございます。当町におきましても、平成26年3月末現在でございますが、自治会や老人クラブ、民生委員協議会、各種団体の皆さん、合わせて357名の方が講座を受講され、登録をされている状況でございます。今後、一人でも多くの方にこの講座を受講されるように、町としてもさらなる周知を図り、また夜や日曜日等開催するなどし、受講しやすい態勢の整備づくりも図っていき、認知症の方や家族に対して支援をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。

質問 3番 松井保明

何遍も言いますけれども、サポーターがいても結局、それでは認知症患者であるかどうかというのは、その人たちにどう伝わっているのですか。何か登録制でもない限り、誰々と名前なり報告しているのですか。

答弁 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

この認知症サポーター養成講座というのは、特に誰々が認知症だから、その方に対してこうしなければならないというようなものではなく、あくまでも認知症というものを理解するためが主な目的でございます。その理解をした中で、自分が認知症の方と接した場合に、どういうふうに対応していったらいいのかというところをお勉強するというようなところでございます。

質問 3番 松井保明

なるほどね、私、このとおり読んだらサポーターというから、きっと守ってやるために何かするのでないかと思っていたのですよ、実際言うと。ただ、今言うようにプライバシーの問題です。それは地域に福祉委員がいます。福祉委員の人と話ししたら、回れ回れって、どこにそういう人がいるか、全く区長も教えてくれないし、町も教えてくれないと。町も無責任だなと言って怒るのですけれども、結局、それはプライバシーの問題で教えることできない。またまたある区では、黄色い旗を挙げたりして、その辺の高齢者の安全を確認していると言いますけれども、サポーターの業務というのかな、これは個人の認識の問題を高めるというか、意識を高めるための目的だと思います。それは結構ですけれども、もう少しサポーターの仕事というものが福祉委員と同様、みんなで高齢者を見守るものに変えていって、そしてそのために今言った情報を提供して、みんながうちの自治会、区なら区の中で、あの人が徘回しているのではないかと思うときには連絡とるとか、それから場合によったら郵便局の配達の人、それから朝早く仕事をしている新聞配達の関係、たくさんいるのですよ、まちなか。例えば、宅急便もそうです。そういう人たちと、業者と町との間で何かそういう協力関係や協定を結んで、そしてできる限りさっき言った備える、登録制を活用しながら、本別町の。そういう制度を活用しながら、情報を提供しながら守っていくしかないのかなと私思うのですけれども、その辺の政策について考え、政策というよりか取り組み、これはきょう、あしたすぐできるものではないですよ。絶対。そんな簡単なことでないと思いますけれども、一番効率のいいサポーターがいるということを活用しながら、どうでしょうかね、そういう政策へ進んでいくという考え、お持ちになりませんか。

答弁 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

認知症サポーターの方には、先ほども答弁いたしましたけれども、認知症とはということをまずはご理解していただくということが第一でございます。その中で、自分たちがどのようなサポートをできるかというところでお願いをしているところではございますけれども、あくまでもこうしなければならない、ああしなければならないというような責任というものは持たせるべきではないというふうに、また持たしてはいけないというふうに考えております。そういった意味では、やはり認知症に対しての病気を理解していただく、それがサポーターであり、万が一、そういうような徘回等が見受けられた場合については、自分もやはり情報の提供、それから見守り、それから捜索の一員をお願いするということになろうかとは思いますけれども、その点については今後養成講座等の中でも皆さんにお諮りをしながら、お願いをしていきながら、そういうようなサポート等について、自分ができることをまずはしていただくということを目的に、今後も養成講座のほうは開設していきたいというふうに考えます。

答弁 健康福祉センター長 山本隆(健康福祉センター長は2016年3月まで)

済みません。先ほどもちょっと本別町の関係と似たような事業なのですけれども、登録制はとっておりませんけれども、ご家族からのご相談やまたご近所からの情報等に基づきまして、個別のケースの場合ですけれども、地域包括支援センターが中心となりまして、警察を初め介護支援事業所や地区民生委員、自治会長、またご家族と情報交換を行った中で状況の把握と、民生委員さんですとか、自治会長さん方に見守り等依頼するなどの取り組みは行ってございます。また、町内には、介護や認知症の方が入居されている施設も多くあり、施設の方からは緊急事態、徘回等が発生した場合ですけれども、専門知識を生かした中で協力したいとの力強いお申し出もいただいているところでございます。

質問 3番 松井保明

それでは、次の要旨に入りたいと思います。次は、見守る広域的という問題で取り上げたいと思います。徘回者というのは、その町にとどまっていないのですよね、時によったらよその町に入り込む、入り込むというのではなく行ってしまうのですね。うちの町であれば、伊達市、有珠ですね、境界が極めて近いわけです。豊浦のほうに行くときには、トンネルがあったりして相当遠いです。しかし、伊達方面は極めて早いわけです。そういうことを考えると、洞爺地区の住民も我が洞爺の町民です。温泉もそうです。そういう人たちが黙って歩いていってしまえば真狩なりへ行ってしまう、それから温泉の方であれば壮瞥のほうへ入ってしまう、そういうように徘回者というのは夜でも歩いて出てしまう。家族の目を盗むというのですか、何で夕方になったら徘回が発生するかというのは、何かいろいろ理由があるようですけれども、いずれにしても何としても町にとどまっていないというのが、普通一般的なのです。そうすると、よその町に行ったときどうするのかなということを考えると、よその町との関係というものをもうちょっと取り組みして、連携しながらいくべきものがあってしかるべきだと思うのですけれども、その取り組みについての考え、どうなのでしょう。

答弁 健康福祉センター長 山本隆(健康福祉センター長は2016年3月まで)

徘回者を見守るための広域的な取り組みというご質問だと思いますけれども、徘回者を見守るために広域的な取り組みとして、現在、徘回高齢者に対する広域的な支援措置といたしまして、認知症の人と家族を支えるネットワーク「かけはしネット」が設立されてございます。かけはしネットですが、この組織は平成9年度に設立され、西胆振管内6市町の行政・警察・地域包括支援センター等で組織されてございます。北海道室蘭保健所に事務局が置かれ、徘回高齢者が発生した場合の連絡方法や情報提供先の確認方法の統一などが行われ、捜索活動をスムーズに進めるための活動を行っております。洞爺湖町においても、もし徘回高齢者が発生した場合には、かけはしネットを活用し、町内はもとより広域的な捜索活動を行うことが可能となっているところでございます。

質問 3番 松井保明

そういう本当に今までにない新しい社会福祉の何というのですか、課題といいますか、今から数年前でしたら、それは全く無ではなかったのですね。それはこういう場所で言うのは不適切な言葉、よく私たち小さいときにはぼけじいさんとか、ぼけばあさんとか、ぼけという言葉よく使ったのです。それはそうたくさんいる時代ではなかったのですね。しかし、今は言葉が変わりまして、一般的な認知症という言葉で言われて、それが年々ふえていって、まさに認知症社会を迎えているのですね、徐々に徐々に。そういうことを考えると、次の質問になりますけれども、そういう認知症を抱えて、特に施設に入らないで在宅で見守っている方々、家族の方、これが大変ないろいろな負担あるわけです。無論経済的な負担もありますし、経済的ばかりではなくて肉体的というのですか、いろいろな面で負担を感じて、そして仕事にもつけない、またはお嫁に行かないという人もいるようです。そこで、これは大事なことなのですけれども、来年、介護保険の改正に伴って、いわゆる要支援1、2というのは対象になっていますね。この辺の法改正、これはこの前改正されまして、27年度からの実施ということになって聞いておりますけれども、この辺の法改正について解説してくれませんか。

答弁 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

介護保険法の改正に伴う認知症対策ということでよろしかったでしょうか。このたびの介護保険制度改正では、認知症の人とその家族に対しまして、市町村が認知症対策を積極的に実施するために、医療機関や介護サービス事業所及び地域の支援機関の間の連携を図るための認知症地域支援推進員を、全ての市町村は平成30年3月までに配置することとされております。認知症地域支援推進員は、医療機関職員や介護保険施設職員などの資質向上のための事例検討や在宅で生活する認知症の人やその家族に対して、効果的な介護方法などの専門的な相談・支援などを行う方でございます。また、認知症専門医の指導のもと、保健師や看護師、社会福祉士などがチームを組みまして、複数の専門職が家族の訴え等により、認知症が疑われる人や認知症の人及びその家族に対しまして、自立生活のサポートを行ったり、関係する機関との連携を常に意識し、情報が共有できる仕組みを確保するための認知症初期集中支援チームも平成30年3月までに創設されることとなってございます。いずれにいたしましても今回の介護保険法改正により、要支援1及び要支援2認定者のサービス提供につきましては、市町村が実施する地域支援事業に移行することとなりますが、移行しても認知症の方の支援だけに限らず、町としてはこれまでどおりのサービスが提供できるよう取り組むことと考えているところでございます。

質問 3番 松井保明

これは東京のあるところで出している東京福祉サービスナビゲーションという中に、今の法の改正について、心配されていることが出ているのです。それは何かといったら、要支援1、2、軽度ですね、これはその中に認知症が入っているわけです。そういう人たちが、今までどおりの制度に乗って恩恵を受けることがちょっと難しくなると、したがって財政的負担含めまして、市町村が全部見るようになるのだと。したがって、市町村は大変な状況になるということを指摘しているのですけれども、そういうようなものにはならないというこどですか。町のほうにも財政的な負担も何もなしで、今までどおりであれば何で法改正がするのですか、目的が、その辺わかりませんけれども。

答弁 健康福祉課長 皆見亨(健康福祉課長は2018年3月まで)

今のお話でございますけれども、今回、介護保険法の改正によって、要支援1及び2の皆様が今までどおりのサービスが受けられないのか、また財政的な負担はということのご質問でございますけれども、町としては、これまで受けていたサービスは極力受けていただけるように体制整備をしていかなければならないというふうに考えておりますが、財政的負担につきましても町の負担が極力少なくなるような計画に基づきまして、進めていかなければならないというふうには考えているところでございます。認知症のある方並びに家族の方については、本当に重要な問題だというふうに、私も受けとめているところでございます。介護保険法の中でのサービスももちろんのこと、それ以外にも地域の皆さん、それから関係する機関の皆さん、それぞれが認知症対策については協力をしていただけるように、町の行政としてもお願いをしていかなければならないというふうに考えているところでございます。

質問 3番 松井保明

本当に大変だなと思って、この中で、これは心配して書いているのかどうか知りませんけれども、来年の改正によって各市町村の首長さんたちの福祉に対する政治手腕が問われるとか、もう一つは、それと合わせて財政運営が問われるとかと書いているのですね。国がこういう法律をつくってきたというのは、やっぱり今の社会保障の問題で、毎年数兆円の財政が負担というか、財政が、支出が膨らんできている。したがって、どこかでやっぱり縮小してきているわけですね。そうすると誰かに必ず行く、その場合はできる限り影響の少ないということになると、今言った要支援の1、2あたりならば、何ぼかでも我慢してもらえるのではないかというようなことなろうと思うのです。それが町村の中へ負担となって出てきたり、それから家族の方々に対する負担となってくると、本当に町の財政も相当な影響を受けるのではないかと。何せ高齢化、進んでいるだけに、そういうことを相当町民にも理解して、さっき言った認知症の予防含め、認知症がどんどん進まないということを考えなければならないと思うのです。もう時間ありません。町長、どうですか、今の答弁を聞きながら、認知症が持っているいわゆる財政負担、それから保険の関係で、介護保険の改正で大変厳しい状況を迎えます。そして何遍も言いましたけれども、認知症者による事故、それは裁判で、名古屋地裁が家族が弁償するという結果を招いたこと、こういう状況。そして、今、最初に言った洞爺湖町の調査では、認知症が一番多いという、全国平均を上回っているという、この数字を深刻に受けとめて、町長にこれから長い町政を担う者の一人として、この問題について取り組んでいく決意と考え、もし感想があれば最後に述べてほしいと思います。

答弁 町長 真屋敏春(町長は2022年3月まで)

今、洞爺湖町におきましては本当に高齢化率が高く、その高齢化率に比例して、認知症の方も増加しているというふうには認識しております。そのために町におきましても今現在、第6期の洞爺湖町高齢者福祉計画及び介護保険事業計画の策定に向けた作業を行っているところでございまして、新たな制度に今のようなことができるだけ反映できるよう、努力をしてまいりたいというふうにも考えております。また、先ほど来、健康福祉センター長、あるいは健康福祉課長のほうからも申し述べておりますとおり、これからの時代はやはり地域の方々のご協力もいただいていかなければならない、そのための行政指導もしていかなければならない。そして地域が一体となって認知症の方々を守っていかなければならないということでございまして、恐らくそういうふうな中身の計画に、これからなっていくのではないかなというふうに思っておりますが、できるだけ町のほうもそれら支援できるような対策で、計画に反映してまいりたいというふうに考えております。

質問 3番 松井保明

以上をもちまして、私の質問は終わらせてもらいます。

出典:洞爺湖町議会 平成26年9月会議 2014年9月25日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる