みんなの議会

美深町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月11日

未来の認知症対策について

2025年9月11日、美深町議会の一般質問で、名取明美議員が「未来の認知症対策について」質問し、町長 草野孝治が答弁しました。

質問者
名取明美 議員
答弁者
町長 草野孝治

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。

質問 4番 名取明美

9月は認知症月間です。また9月21日は認知症の日です。これから一般質問に入ります。項目 社会福祉。件名 未来の認知症対策について。質問の要旨 美深町では令和2年に美深町認知症と介護のガイドブックを作成し、認知症についての知識、理解を深めるためのガイドブックとして活用されています。美深町の認知症対策の構築から5年が経過し、現在の進捗状況と未来の方向性を次の項目にて町長に伺います。1、ゆっくり過ごせる場所として認知症の方々の立ち寄り所(ふれあいと憩いなど)を創設する考えはないか伺います。2、散歩時の安全・安心確保のための熊対策グッズ(熊鈴・熊笛・熊よけホーン等)を配布する考えはないか伺います。3、オレンジかふぇの開催を月1回から2回に増やし、活性化を図る考えはないか伺います。4、令和6年、警視庁の報告に認知症行方不明者18,121人で前年より918人減少はしましたが、依然として高い水準です。発見時に死亡が確認された方491人でGPSを所持して発見された行方不明者は111人で、全員生存されていました。認知症の行方不明対策として、見守りGPSなどを活用する考えはないかお伺いいたします。町長の所見をよろしくお願いいたします。

答弁 町長 草野孝治

名取議員から未来の認知症対策についてのご質問をいただきました。関連性がありますので、1点目のふれあいと憩いなどを創設する考えはないかと3点目、オレンジかふぇを増やす考えはないかという部分について、はじめにお答え申し上げます。まず1点目の認知症の方の立ち寄り場所の提供でございますが、認知症の方に限らず、区別せず、地域の高齢者の皆様が触れ合える場所として社会福祉協議会や自治会が介護予防を目的としたサロン運営を行っております。新たに常設の場所をつくることについては、これまで社会福祉協議会との間で話題にはなっておりましたが、現実には人員や場所の確保、運営費用などを考えますと難しいとの考えをしております。認知症の方を含めた地域の高齢者のふれあいの場所の在り方については、現状の介護予防を目的としたサロンを継続するのか、新たにどのようにふれあいの場所があれば良いのか、今後も町民のニーズの把握に努め協議して参りたいと考えてございます。次に、オレンジかふぇの開催を増やすことについてでございますが、認知症の方や家族、町民が集まって交流する場所として開催しております。以前は認知症の方の参加がない状況が続いておりましたが、昨年度から認知症の方が参加しやすいように、当日、サポーターの方にお誘いしてもらって一緒にきてもらったり、職員が送迎するなど参加しやすい環境を工夫して、徐々に認知症の方々の参加が増えてきております。認知症サポーターの方々の協力もあって、かふぇの活性化が図られてきているところでございます。かふぇの運営については参加者の方の意見を取り入れながら開催しておりまして、開催回数については月1回ぐらいが1番参加しやすいとの声をいただいております。現状の回数で実施しているところでございます。今後も参加者さんと話し合いながら認知症の方の居場所づくりや社会参加の場、そして町民の方が認知症への理解を深める場として継続して開催して参りたいと考えております。2点目のご質問の熊対策グッズの配布についてでございますが、熊対策は認知症の方だけではなく全ての人々に関わることですので、認知症の方に限って熊対策グッズを配布する考えはございません。今後も引き続き住民の皆様に向けてヒグマの出没情報の発信や注意喚起を行って、熊だけではなく野生動物の被害に遭わないように努めて参ることが大切かなという風に思っておりますので、なるべく山と言いますか熊の出没しやすいところには行かないように心がけていただく方が大切かなと思っています。4点目の認知症の方に対する行方不明対策におけるGPSの活用についてでございますが、行方不明時の捜索には効果があることは理解致しました。そのようなこともあって、介護保険サービスの徘徊感知機器に併せて、定額でGPSタグがレンタルできるようになっておりますし、購入しやすい金額のものもあると伺っております。ただGPSタグの効果を発揮するためには、外出時にGPSを所持しなければならないという点が課題としてあり、全ての方に効果があるとは言い難いものですので、ご本人やご家族の状況に応じたご利用をお勧めしている状況でございます。現在、徘徊や行方不明を早期に発見、保護する仕組みとして、美深町SOSネットワークを組織しており、認知症の方の捜索に必要な情報を予め登録し、捜索の際には持っている状況を提供いたします。SOSネットワークへの登録制度を引き続き町民に周知して、必要に応じてGPSタグを併せて活用するなど認知症の方やその家族の方が安心して生活できるように努めて参ります。以上答弁といたします。

質問 4番 名取明美

今、町長からのご回答ありがとうございます。美深町認知症と介護のガイドブック、介護保険サービス以外の美深町独自のサービスがあります。22ページに掲載されております。このサービスは介護保険ではなく、行政サービスです。その他に町長も今色々言っておられましたが、認知症の方やその家族だけではなく認知症に関心がある方、専門家などが自由に参加して、お互いの理解や情報共有の機会として役立ててもらう集いの場としてオレンジかふぇが月1回開催されております。さらには、高齢者の見守り事業として事業所と契約もしております。また行方不明になった時に備えての高齢者をいち早く発見するためにSOSネットワークも構築し、利用者は高齢者本人に関する情報を地域包括支援センターへ事前に登録することが必要です。現在、高齢者にとって安心して暮らせるための福祉サービスの充実が進められております。2025年高齢者の5人に1人が認知症となっていますが、認知症とMCI軽度認知症障害が、2040年には高齢者の3.3人に1人を占めると言われております。今後、認知症対策として認知症であっても安心して自分らしく暮らせる社会、それは認知症でない人にとっても生きやすい社会といえます。まず1番目の質問に入ります。具体的には高齢者の中には散歩は良くするが、立ち寄る場所がない、休憩場所としての交流の場所として立ち寄る場所がほしいと言われました。今、町長は人員あるいは場所、それはちょっと難しいという回答でしたが、長谷川式認知症スケールを作成した長谷川先生が認知症となり、認知症の人の気持ちがわかった。認知症になっても行きたいところもあり、したいこともあり、歩いて行ける場所、立ち寄り所、行きつけの喫茶店などが必要とおっしゃっていました。町長は安全・安心なまちづくり、継続して生活できるまちづくりを目指されてきました。具体的にはオレンジ立ち寄り所として今ある施設を活用して、例えばですが旭町ふれあいステーション、ほっとプラザ・スマイル、美深駅、COM100などにオレンジシールまたはオレンジポスターを貼って、立ち寄り所を明確化してはいかがでしょうか。町長に伺います。

答弁 町長 草野孝治

認知症に限らず高齢者の方々が結構、私も街中で散歩をしている姿等拝見いたします。足腰から弱くなっていく部分もあるかなという風に思うのですけれども、その方々が立ち寄る場所がないという風な部分で、今、具体的に旭町ふれあいステーション、ほっとプラザ・スマイル、JR美深駅ターミナル、COM100等々についてご提案ございました。ちょっと私も詳しく承知していないのですけれども、いずれの場所もシールだとかポスターは貼っていないのですけれども、立ち寄っていただいても開館時間内であれば問題ないのかなと思っておりますけれども、より一層立ち寄りやすくするためにそういったことを勧めてはというご提案だと思っておりますので、ここの部分については施設管理部門と担当課の部分と今後、調整させていただくことになろうかなという風に思っているところでございます。やはり現状の部分を有効活用していった方がよろしいのかなと思います。あと先ほど、かふぇというようなご発言もありましたけれども、まだちょっとはっきりは決まってございませんけれども、今は特別養護老人ホームデイサービスセンターの移転改築の関係で新たにその中でB型支援施設でのランドリーですとか、あと地域の避難所としての役割、また地域の方も寄っていただくようなかふぇというような構想も今多分説明会で聞かれたと思うのですけれども、そういった部分も構想の中にあることから、今後将来的にそういった部分も立ち寄れるような形になれば有難ないなと私は思っている所でございます。

質問 4番 名取明美

今、まだわからないけれどもということで特養の方に喫茶店もできるということで、そこも利用していただきたいという町長のお話がありました。この立ち寄り所なのですが、本当に明確化しまして、そして検討を進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。続きまして2番目の質問に入ります。2番目の質問のところで町長の答弁だったのですが、高齢者にその熊対策グッズを配る気がないとはっきりとそういう風に言われておりましたが、ちょっと私の話も聞いていただきたいと思います。散歩時の安全・安心確保についてです。ニュースで今騒がれています熊問題です。私も日常的に散歩を心がけてはいますが、あまりにも熊の目撃と農作物被害、さらに恐れを感じた高齢者は散歩を控えているようです。安全・安心の確保として散歩を楽しんでいる高齢者ばかりではないですが、町民に熊対策グッズを必要としている人に配布する考え、そして町民の命を守るというそういう配慮をしてはいかがかなと思います。町長は様々な熊対策を考えているとは思いますが、町民のあるいは高齢者のそういうグッズを必要としている人に配布、あるいは情報提供でもいいですね。配布が駄目であれば情報提供、例えばですが熊グッズが良く分からない人には熊笛とか熊鈴が例えばニコットに売っているよとか、そういうような情報提供などの配慮も行政の方でしていただければ有難いなと思うのですが、その辺のところいかがでしょうか。

答弁 町長 草野孝治

先ほどご答弁申し上げたとおりグッズを無償で配布するというような考えはございませんし、既に購入されて持っている方もいるかと思いますので、そこまで高価なものでもないのかなと思います。ターミナルの売店で鈴だとかスプレーとか売っていたような気もしますし、私も松山登山の時とかは熊鈴とか自分で持って登山している部分もございますので、その辺も今後、その取り扱っているお店等も担当では把握しているかもしれませんし、私が知らないだけかもしれませんけれども、そういった部分も含めてそこまで散歩をするのも控えるぐらい熊について敏感になっていると私は思っていませんでしたけれども、常日頃から出没情報を提供しながら安全・安心なまちづくりを引き続き推進して参りたいと思っておりますのでご理解いただければと思います。

質問 4番 名取明美

町長のおっしゃることは十分わかりました。それでは次に3番目の質問に入ります。オレンジかふぇが現在月1回開催されております。先ほどの町長の答弁では1回がいいのではないかという答弁ではありましたが、オレンジかふぇを楽しみにしている町民がおります。様々な催しものがあり、参加者は認知症の理解や情報共有に留まらず、楽しい時間を過ごし、自らの将来の認知症不安を減らし、認知症にならないようにどうしたらいいのか、オレンジかふぇは参加者にとって大変重要なことと思います。認知症は様々な研究等により変わりつつあります。生活習慣の改善として認知症を遠ざける食事、運動、睡眠などの生活習慣です。認知症予防は自らの意識で大きく改善されます。様々な認知症予防の働きかけとして、オレンジかふぇは重要な時間です。参加者の中には月1回の開催に用事があったり忘れてしまうこともあるので、参加できる機会を増やしてほしい。また1回より2回あると安心感と高揚感が持てますとの参加者の話を聞きます。オレンジかふぇの開催を1回から2回に増やし、活性化を図り、参加者の要望に応えていきたいと思いますが町長に伺います。

答弁 町長 草野孝治

用事があったり忘れていて行けなかった方からの増やしてほしいとのことでございますけれども、先ほどもご答弁申し上げましたけれども、本当に認知症サポーターの方々ご協力があって、本当にボランティアのご協力があって、このかふぇが長続きし、さらに活性化が図られてきたのかなという風に考えてございます。この間も参加者の方々の意見を取り入れながら開催しておりまして、回数については今の月1回程度が参加しやすいという声があって、現状の回数でご理解いただきたいということで答弁したところでございます。これが皆さん高齢者の方々も、サポーターの方々も、さらにやはり1回では少ないよね。月に2回ぐらいにならないのかというような声がさらに高まってくればそういったことも考えていかなくてはならないのかなと思ってございますけれども、今現状では月1回が1番お互いベストだというようなことで1回で開催しているとのことですので、今後とも参加者、そしてサポーターの方々のご意見を引き続き伺いながら回数等については検討して参りたいと思います。以上です。

質問 4番 名取明美

検討をとまでは今の答弁ではいかないのかなと思いましたが、町長の言っていることもわかりますので、次の4番目の質問の方に参りたいと思います。それでは4番目の質問に参ります。見守りGPSの活用についてです。先ほど町長は介護保険サービスで、これがこのGPSを少ない値段で借りられるというお話をいただきました。この見守りGPSは安全に外出できる環境を整えるものです。実際にGPSを活用しつつ、地域全体で見守り体制を構築することで、認知症の人の自由と安全を両立させる試みが進んでいます。このGPSの質問は令和4年12月議会において前山口町長に質問をいたしました。その時に検討するとの回答でした。あれから3年が経ち、私も保健福祉課の方に確認しましたところ、介護保険サービスで1,100円程度でGPS搭載の見守りサービスを受けることができるとお伺いしました。これはあくまでも介護保険サービスです。認定を受けていないMCI軽度認知障害の人は受けることができません。従って、行政サービスで補う必要があります。2040年に認知症とMCI軽度認知障害の人は65歳以上の高齢者の3.3人に1人を占めると言われております。介護保険サービス以外での美深町独自のサービスの充実を図っていただきたいと思います。行政サービスによるGPSの提供と広報していただいてそして活用していただきたいと思います。GPSの美深町独自の活用について草野町長にお伺いいたします。

答弁 町長 草野孝治

大変勉強不足で申し訳ございません。先ほど認知症の方は高齢者の中で5人に1人と言っていましたっけ。

質問 4番 名取明美

そうです。2025年は5人に1人です。今、2025年ですよね。

答弁 町長 草野孝治

更にMCI軽度の認知症というのですかね。勉強不足で、そのMCIについてちょっと精通しておりませんので、その方にも1,100円程度のGPSを町独自で支援できないですかというようなご質問なのですよね。いきなりちょっと今、その介護保険のレンタルの説明をしたばかりでそれ以上、それ以下というか、それ以上のことを相談もしていませんし、考えてございません。逆にまたそのGPSについても人権といいますか、プライバシーといいますか、ご家族の相談もあるし、本人も余計な物をつけるなというようなことも出てくることも可能性あるのかなと今感じておりましたけれども、現段階ですぐ新年度から介護保険以外の部分では支援しますよというようなことを即答できませんので、そういったMCIの方にもGPSについてどこか先進地でやられているところあるのですか。単独で。その辺についてちょっと色々ご指導いただきながら進めて参りたいと思いますので、ちょっと勉強というか参考にさせていただければなと思います。

質問 4番 名取明美

本当にこのGPS検討をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。現在道内の各市町村でも行政サービスとしてGPSの活用が広がっております。高齢化が進む美深町にあっても行方不明者対策としてのGPSは非常に有効です。GPSは靴につけるもの、胸に下げるものなど様々です。是非参考にしていただきたいと思います。草野町長は就任3年目を迎え美深町を明るく安全・安心なまちづくり。継続して暮らし続けられるまちづくりを目指されてきました。町長は美深町を盛り上げようと様々な場所、場面で話されておりその方向性は明確化された年となりました。随所に草野カラーが感じられ、まちのためになるならやりましょう。何とかまちを盛り上げましょうという気持ちが感じられます。認知症の方々の安全・安心に留まらず美深町民の安全・安心なまちづくりとなり継続して暮らし続けられるまちづくりの中でこれからも今のお気持ちを大切に進めていっていただきたいと思います。これが最後の質問になります。町長、未来の認知症対策としての考え方をお伺いいたします。よろしくお願いいたします。

答弁 町長 草野孝治

はい、ほんとに日頃から名取議員さんには認知症対策等含めて色々ご指導ご支援いただいているのかなという風に敬意を表したいと思います。明るく安全・安心なまちづくりというか、それは例え介護が必要となったとしても、できる限りこのまちで暮らしていけるようなまちづくりを進めていきたいという考えでございますし、やはり優しいまちづくり、これは周りの人にも、そして自分にも、自然にもそういった優しいまちづくりを進めていきたいなという風に考えているところでございます。そういった中で、将来の部分の考えということでございますけれども、やはりこの間、ご質問あったとおり、先ほど食事のこと、運動のこと、睡眠のこと、そういったことを基本に健康、心身ともに健康で暮らしていけるように認知症予防対策、これが一番大切な部分なのかなという風に思っています。例え軽度の認知症になったとしても悪くならないというか、そういったことに前向きに、それは町民共々、行政ばかりではなくて、町民共々、またサポーターの方々にもさらにサポーターを増やしていくなど、まちぐるみで認知症予防、そういった取り組みがさらに続いていくことを願っているところでございます。以上、答弁といたします。

質問 4番 名取明美

もう終わりなのですが、草野町長が元気であれば美深町も元気になります。私は、草野町長に期待しております。町民も草野町長に期待しております。以上で一般質問を終わります。

出典:美深町議会 令和7年第3回定例会 2025年9月11日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる