みんなの議会

砂川市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月6日

高齢者がいきいきと暮らせるまちづくりについて

2023年12月6日、砂川市議会の一般質問で、山下克己議員が「高齢者がいきいきと暮らせるまちづくりについて」質問し、保健福祉部長 安田貢、市長 飯澤明彦が答弁しました。

質問者
山下克己 議員
答弁者
保健福祉部長 安田貢、市長 飯澤明彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 山下克己

私からは、通告に基づき、大きく1点につきましてお伺いいたします。大きな1、高齢者がいきいきと暮らせるまちづくりについて、砂川市における65歳以上人口の全人口に対する割合である高齢化率は令和5年10月末現在で約40.1%であり、90歳以上の人口も住民基本台帳では541人となっています。私の住む地域でも最近は90歳を超えた方でも自宅で元気に過ごす方が増えており、地域活動に参加される方もおります。超高齢社会の中、砂川市においても福祉、介護、健康、生活、生涯学習など様々な観点から高齢者への支援を行っていますが、人生100年時代と言われる現代においては社会の在り方も変化してきており、今までの仕組み、施策では対処できないことも増えてきているものと思われます。住み慣れた地域で安全、安心に生きがいを持って生活できる環境づくりが必要と考えますが、高齢者がいきいきと暮らせるまちづくりについて以下の点について伺います。1点目、令和5年度が最終年度となっている第8期「砂川市高齢者保健福祉計画」及び「砂川市介護保険事業計画」について、これまでの推進状況をどのように評価し、今後の新たな計画策定をどのように進めていくのか。2点目、令和5年度が最終年度となっている第2次「健康すながわ21」について、これまでの推進状況をどのように評価し、今後の新たな計画策定をどのように進めていくのか。3点目、エンディングノートをホームページ上で提供するなど「終活」への支援を行っている市町村もあるが、人生の最期に向けての準備である「終活」を市として支援する考えはないのか。

答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)

高齢者がいきいきと暮らせるまちづくりについてご答弁申し上げます。初めに、(1)第8期砂川市高齢者保健福祉計画及び砂川市介護保険事業計画に係る推進状況の評価、次期計画策定の進め方についてでありますが、高齢者保健福祉計画は老人福祉法に基づく高齢者福祉事業等に係る計画であり、介護保険事業計画は介護保険法に基づく保険給付等に係る計画であり、第8期計画は計画期間を令和3年度からの3年間に設定しているものであります。両計画に係る推進状況に関し、高齢者保健福祉計画の面では高齢者が健康で生きがいを高め、介護が必要となっても住み慣れた地域で安心して自分らしく生活できるまちづくりを基本理念として各種施策を計画しましたが、令和3、4年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受けたことにより市民が集まる行事等の開催が制限され、高齢者軽スポーツフェスティバルの中止や地域サロン活動をはじめとする様々な活動機会の縮減を余儀なくされました。在宅時間の増えた高齢者のフレイル予防対策として、広報による注意喚起や室内でできる体操の発案、動画配信などを行い、対応を図っておりますが、予定していた事業の一部が実施できなかったことから、達成度という点では不十分な点もあったものと評価しております。また、介護保険事業計画の面では、第8期計画で推計していた基本データに関し、第1号被保険者数及び要支援を含む要介護認定者数については見込みを下回る状況となっており、介護給付サービス費についても令和3、4年度ともに計画値を下回る実績となっております。コロナ禍という予測不可能な状況がどれぐらい介護サービスの利用等に影響を及ぼしたか検証することは困難でありますが、計画期間中における介護保険特別会計の健全な運営は維持できたものと評価しております。次期計画策定の進め方につきましては、これまでに要介護、要支援認定を受けていない在宅生活者を対象とした介護予防・日常生活圏域ニーズ調査、在宅で要支援、要介護認定を受けている方を対象とした在宅介護実態調査、市内介護事業所に対する介護サービスの検討状況調査などを実施し、その結果や国、北海道の動向については保健、医療や福祉の関係者等により組織される砂川市高齢者保健医療福祉推進協議会において報告しているところであります。今後、高齢者の方のみならず、同居されているご家族、介護現場で働く方々にとってもより充実した施策を展開できるよう計画づくりを進めるとともに、国の介護保険料段階の見直しや介護報酬改定などについても反映した素案を作成の上、推進協議会等で審議いただき、来年1月下旬をめどにパブリックコメントを行い、年度末までに策定を完了する予定であります。次に、(2)第2次健康すながわ21に係る推進状況の評価、次期計画策定の進め方についてでありますが、第2次健康すながわ21は健康増進法に基づく当市の健康増進計画であり、当初計画期間を平成25年度からの10年間とする形で策定しましたが、国の方針として各自治体における国保データヘルス計画等と計画期間を合わせることとされたため、令和5年度までの11年計画として平成30年度に改定しているところであります。当該計画の推進状況につきましては、基本的な方針である健康寿命の延伸と健康格差の縮小の実現に向け、生活習慣病の発症予防と重症化予防に重点を置き、栄養、食生活、身体活動運動、飲酒、禁煙、歯、口腔の健康、休養、心の健康に関する生活習慣及び社会環境の改善を取組の視点としながら、目標に沿って対策を進めているところであります。具体的には、目標項目である特定健診受診率は目標値60%には至らないものの、計画の基準値とした平成22年の35%よりも大きく伸び、50%台に到達しており、特定保健指導実施率は目標値である70%以上を達成していることから、一定の評価ができるものと判断しておりますが、その一方、糖尿病関連やがん検診では目標値に達していない項目も多いことなど、今後においても各個人に合わせた保健指導や栄養指導など取組が必要と考えております。次期計画策定の進め方につきましては、本年5月に国が示した基本的な方針に基づく第3次健康日本21を勘案するとともに、北海道をはじめ、関係機関や庁内関係部署との連携を図りながら、今年度策定する第3期の国保データヘルス計画との整合性にも留意して策定作業を進めているところであります。計画期間は令和6年度から17年度までの12か年とするもので、来年1月下旬をめどにパブリックコメントを行い、年度末までに策定を完了する予定であります。次に、(3)終活に関する市としての支援の考え方についてでありますが、最後まで自分らしい人生を送るための準備である終活の具体例としては、生前から必要なもの、不要なものの仕分を行う身の回りの整備やエンディングノート等に医療、介護が必要になったときの対応や自分の半生の振り返りなどをまとめておくこと、葬儀や納骨などを生前から契約しておくことなどが挙げられ、自治体によってはエンディングノートを希望される方への無料配付やその書き方について学ぶ機会を設けるなど、支援を行っているところであります。エンディングノートについては、ご家族などが本人に代わって難しい決断をする際の手助けになるなど有用な終活の手段の一つと考えられますが、市販されている有償のものから無償で入手できるものまで様々な形式があり、個人のニーズによっては利用価値も変わってくるものと考え、当市では作成、配付していないものであります。このように、当市では終活に特化した具体的な事業の実施例はございませんが、従前より高齢者の方が健康で生き生きと自立した生活を継続できるように、地域における見守り活動の実践や地域包括ケアシステムの構築、成年後見支援センターの開設による権利擁護の充実などに取り組んできたところであります。今後とも様々なケースで高齢者に関する相談窓口となる地域包括支援センター、社会福祉協議会など関係機関と連携を図りながら、長寿社会に適応した施策の推進に努めてまいりたいと考えております。

質問 山下克己

それでは、1点目の砂川市高齢者保健福祉計画及び砂川市介護保険事業計画についてからお聞きしていきたいと思います。先ほどの答弁において、高齢者保健福祉計画については新型コロナウイルスの影響などを受け、達成度が不十分ではありましたが、その中でも工夫して事業を進めたという答弁があったかと思います。また、介護保険事業計画については、介護について健全な運営ができたとのことでありました。高齢者が地域でいきいきと暮らしていくためには保健福祉や介護事業の推進は不可欠だと思いますが、今回は特にその中でも在宅で元気に暮らす高齢者への支援の視点でご質問をしていきたいと考えます。まず、新たな計画の策定には市民の意見を聞き、それを参考に進めていくことが大切かと思われますが、先ほどの答弁で在宅で生活されている方を対象に介護予防・日常生活圏域ニーズ調査や在宅介護実態調査など、そういう調査をいろいろ実施しているという形だったかと思うのですけれども、その中で日常生活への不安ですとか地域での活動への参加等について質問等を行っているのか。行っているとしたら、その結果についてお聞きいたします。また、市民の意見を聞くという点から砂川市高齢者保健医療福祉推進協議会というところで審議しているということでしたが、具体的に協議会の構成メンバー並びに会議の中でどのような意見が出ていたのかお聞きしたいと思います。

答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)

まず、地域計画に向けてのアンケート調査についてでありますけれども、介護の認定を受けていられない在宅の高齢者の方を対象としました介護予防・日常生活圏域ニーズ調査の中で、ご質問で日常生活への不安といった点があったかと思いますが、そういう質問項目としては、物忘れが多いと感じますかという質問に対しまして、はいという答えが44.8%ということで、これは前回3年前もほぼ同様の結果ではありますけれども、約半数の方はそういった不安を持っているものと考えてございます。また、地域活動状況ということの調査項目としては、町内会自治会への参加についてお聞きしたところ、参加していない方の割合が約50%弱ということで、前回3年前は40%弱でありましたので、増えているという状況がございます。その一方で、地域活動、地域づくり活動へ参加される意欲、この質問項目については、前回同様半数以上の方が意欲ありとお答えいただいておりますので、社会参加への意欲をお持ちの方は一定数いらっしゃると捉えているところでございます。あと、もう一点、高齢者保健医療福祉推進協議会についてご質問でございましたが、委員の構成といたしましては医師や歯科医など保健、医療の関係の方々、社会福祉協議会や民生児童委員協議会など福祉団体の関係者の方、そして介護保険の第1号、第2号の被保険者で一般公募に応じていただいた方、合計10名で構成してございます。出されているご質問、ご意見については、例えばフレイル予防の取組についてどのような内容で盛り込んでいくのかといったことですとか、支え合いの仕組みづくりについて具体的な形で計画に入れていっていただきたいといったご意見をいただいてございます。

質問 山下克己

このような計画を策定していく場合に市民の声は大変大事なことだと思いますので、ぜひ市民の声を反映するような計画づくりを目指していただければと思いますが、今ほどのニーズ調査の結果で地域活動へ半数近くの方が参加したいという意欲、意向を持っているというお答えだったかと思いますが、現在の老人クラブの状況や地域で行われているサロンなどの活動状況、参加状況などが分かれば教えていただきたいと思います。

答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)

老人クラブから申しますと、令和元年4月では市内19のクラブ、700名を超える方が参加されていましたが、本年4月時点では15のクラブ、400名を超える人数ということで減少している状況にございます。活動されているクラブにおいては、月1回または週2回といった形で茶話会、あるいはカラオケなど趣味の活動といったことを実施されているという状況でございます。地域のサロン活動、主に健康体操などの予防活動をなさっていられますけれども、令和4年度市が助成をした実績としては13の団体に対してサロンの助成を行っております。各サロンにおいては、月1回から4回程度活動をされているようであります。

質問 山下克己

私の住む地域の老人クラブも、新型コロナウイルスウイルスの感染拡大により活動を休止している間に参加者も激減してしまって、いざ再開したのですけれども、現在は以前よりもずっと少人数で、その後も人数が増えることはないというお話を聞いています。また、ある市民の方は、今は気軽に人の家に遊びに行ったりするようなこともはばかられるというか、できなかったり、行かなくなったということで、おしゃべりを楽しむような場所もなくなってきているということで、自分が近所の人が自由に遊びに来られるような、そういうような活動をしたい。自分の家をサロンとして開放したいと考えているというお話も聞いております。地域でのグループ活動に参加ししやすい環境つくるためには、もちろん老人クラブの活動を活性化するということも一つの方法だと考えますし、砂川では最近、先ほどもありましたけれども、健康に関するサロンは非常に活発に活動されているようですが、もちろん体を動かすのが苦手という方もいるでしょうし、趣味やそれぞれのニーズに合った、そういうようなグループをつくって地域で活動していきたいということも一つの選択肢に今後なっていくのかと思いますけれども、市はそのような新たな活動を考えている団体に対してどのような支援を考えていくのかお聞かせください。

答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)

新しい形の交流を広げられている皆さん方がいらっしゃるということで今ご指摘でございました。そういった方々に市としてどのような支援かということについては、まずその皆さん方がどのようなことを行政に対して望んでいらっしゃるのか、例えば仲間の数をもっと増やしたいですとか、活動の場を広げたいですとか、どのようなお気持ちでいらっしゃるのか。その点については、ご相談をいただいてお話を伺うことで、どのような支援ができるのか、その状況によって検討させていただくことになるものと考えてございます。

質問 山下克己

先ほども申しましたように新たな活動を模索している方もいらっしゃいますので、ぜひ市としてできる支援策について今後も検討していっていただきたいと思います。また、現在の第8期の高齢者保健福祉計画の中では社会貢献活動や就労への支援などにも触れられていますけれども、特に近年は高齢になっても生活のために働かなければならないという方も多くなっておりますし、また社会貢献活動への関心、意欲、意識は、日本のいろいろなところで大きな災害が起きたり、いろいろなことで高くなっているのかと思われますけれども、新たな計画の中でこれらの活動への支援について検討を進めていくのかお聞かせ願いたいと思います。

答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)

第9期の次期計画におきましても、社会貢献いただくこと、また就労を継続されること、そういったことが心身の健康はもちろんのこと、生きがいづくりにもつながっていくものと考えてございます。そういった観点から、社会貢献活動の面では、社会福祉協議会がボランティアセンターを開設しておりますので、その支援について、就労支援という面では、就業機会を提供されているシルバー人材センターがございますので、こちらについての支援を次期計画でも明記することによって社会参加機会の拡充を計画に盛り込んでまいりたいと考えてございます。

質問 山下克己

今ほど就労に関してはシルバー人材センターということではありましたけれども、かなり年金の問題とかいろいろありますので、シルバーだけの収入では足りないとかという場合もあるかと思いますので、その辺りは経済部との連携という部分も出てくるのかもしれませんが、ぜひ検討していっていただきたいと思います。それで、高齢者といっても、もちろん年齢差もありますし、個人差もあると思いますので、それぞれのニーズに合わせた施策を考えていくことは大切だと思うのですけれども、ただ砂川の計画には砂川の地域の特性や利点、長所に合った取組、そういうものを考えていくことが大切なのかと思います。先日、私は議員としての研修で徳島県美馬市というところを訪問させてもらいました。美馬市では、人生100年時代に対応したプロジェクトということで、高齢者の社会参加を促すためにポータルサイト、スマートフォンなどを利活用した仕組みづくりを行ったり、高齢者の外出を促進する事業を行ったりしていました。特に印象的だったのは、近くにある大手製薬会社やプロサッカーチームなどと連携して美と健康をコンセプトに取組を進めていたことでした。高齢者を対象とした髪や爪の美容体験を行っている映像も見せてもらったのですけれども、男性が髪型、ヘアメイクですかね、髪型がかっこよくなったり、女性がネイルサロンの方に爪をきれいにしてもらったり、そういうシーンが出ていたのですが、皆さんとても笑顔になって写っていたのです。まさに砂川も美と健康という面では、そういうことに関わる企業や病院などもありますし、またこれにスイーツだとかおいしい食べ物なども絡めて、例えばですが、美と健康と食、そういうものをコンセプトに高齢者がいきいきと暮らせるまちづくりを考えていけば魅力的な計画、施策になっていくのかと思いますが、次期の計画策定に当たって砂川の特性を生かした新たな取組などを進めていく考えはないのかお伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)

当市の特性を生かした新たな取組ということでのご提言かと存じますが、当市におきましては、次期の第9期計画でありますけれども、先進的な自治体の例をというところでご紹介もいただいたところでありますが、当市においては高齢者いきいき支え合い条例をなかなかほかの自治体ではあまり例を見ない形で、その条例の具現化を図るための高齢者の見守り事業を平成27年から実施してございます。そのほかにも、見守りに協力いただく支え合いネットワークですとか、初期集中支援チームの活動による認知症予防対策ですとか、具体的に高齢者保健福祉あるいは介護保険事業に関連しては当市においては先進的な取組も行ってきているものと考えているところでありまして、この地域包括ケアシステムの着実な整備について今後とも持続可能な形で充実化を図っていけるようにという観点の下に次期9期計画の検討を進めているところでございます。

質問 山下克己

高齢者保健福祉計画は、高齢者に関する非常に幅広い範囲の施策を含んだものであると思いますので、ぜひ様々な角度から検討を加えていってほしいと思います。それでは次に、2点目の健康すながわ21についてですが、この計画は健康寿命の延伸と健康格差の縮小が大きな目標になっているようですが、ライフステージによって目標や取り組む施策も変わっていくように感じるのですけれども、各年代層によって課題の整理や目標設定はされているのかお聞きいたします。

答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)

健康すながわ21についてでありますけれども、本計画は健康日本21を基本としながら、地域ごとの課題を整理した自治体ごとの健康増進計画ということで策定をしてございますが、具体的には国保特定健診等のデータ等を基に分析した目標数値等を定めて、それはライフステージのこの部分の方というよりも市民全体を対象とした設定となっておりますので、例えば青年期、成人期、高齢期といったライフステージによる区切りはございません。その中で、ただ現実的には国保特定健診の受診者の方は高齢者の方が多数いらっしゃるということから、市内における疾病や健康状態の分析について課題とされるところ、循環器系の疾患ですとか糖尿病、がんなどについては、これはライフステージという区切りではないですが、事実上高齢者層を多く反映した内容になるものと考えてございます。

質問 山下克己

ライフステージによる分類はされていないということですが、地域ごとのいろいろなことを集計してこういう計画を立てていっているということですので、ぜひ健康寿命の延伸に対して高齢期のそういうことに関してより踏み込んだ対策や計画を策定していっていただければいいのかと考えますけれども、今お聞きした中でも、もちろん糖尿病だとかがん検診など高齢者が大きく関わることですので、そのようないろいろなライフステージを意識した計画は必要なのかと考えるのですけれども、いま一度現段階でそのような検討を進める考えはないのか、もう一度お聞きしたいと思います。

答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)

実際の内容として高齢者層を反映した部分が少なからずあるということで、先ほどもご答弁申し上げましたが、65歳以上の高齢者の方の状況を含んで地域における健康課題の要因を分析していくと。その中でどのような対応を図っていくかという点につきましては、健康状態を把握するための特定健診ですとか各種のがん検診を受診していただく。その中で保健指導を、あらゆる世代でございますけれども、行っていくということが重要であると考えてございますので、そういった観点に沿った計画づくりを進めていくことになるものと考えてございます。

質問 山下克己

1回目の答弁でもあったのですけれども、特定保健指導実施率、こちらは70%以上と目標値を超えているということもございましたので、保健指導などを通じて市民とつながっているのは非常に大きな利点だと思いますので、ぜひ高齢者の健康対策、そういう面からも深めていっていただければいいかと思います。次に、3点目についてですが、エンディングノートを市で作成、配付する考えはないということではありましたが、エンディングノートは主に残された家族へ伝えておかなければならないことをまとめたものであり、エンディングノートを含め、終活により必要なことを必要な人へ伝えることが大切だと思います。高齢者の方から、終活に関わることについてどうしたらいいのか分からない、特に誰に聞いたらいいのか分からないという話を私も何度か聞いたことがあります。専門的知識がないと分からないことも多いですし、先ほど終活に関わり関係機関と連携している旨の答弁もありましたが、今後市が窓口になって相談に乗っていく考えはないのかお聞きします。

答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)

終活に係る相談という件につきましては、市内では単身で生活されている高齢者の方も多数いらっしゃる。終末期を意識してのご相談はどこがよいのかという考えの方もいらっしゃるものと存じますが、そのようなときに例えば福祉サービス等のつながりで、そこから市役所にご相談をいただく。あるいは、介護関係の関連性から地域包括支援センターが相談窓口となる。また、権利擁護という点では、これは社会福祉協議会で第一義的な相談先になるものと考えてございます。市役所をはじめ、ご本人にとって最も身近なところにご相談いただいて、そしてご本人に同意をいただければ関係機関の中で情報共有を図りながら必要な対応についての検討を進めていくといった形で、まずはご連絡をいただければと考えてございます。

質問 山下克己

今ほどの答弁では、まずはそれぞれの自分の関係するところに聞いてほしいということではあったのですけれども、こういう問題は多分1つの問題では済まない、いろいろなことが同時に起きるような問題もたくさんあると思うので、私としては最初の窓口として市が話を聞いて、いろいろな関係機関につなげてあげるということも必要なのかと考えております。終活については、相続だとか、遺言だとか、葬儀、埋葬、墓の問題ですとか、住宅、医療、介護、認知症、先ほどあったように成年後見などたくさんの知識が必要になると思うのです。市民がこれらの知識を得るためには、自分で勉強するといってもなかなかまとめてすることも大変ですし、講演会ですとか、市が行う相談会ですとか、そういうものを実施するとか、広報すながわやホームページを使って広報活動などを進めていったらいいのかと思うのですけれども、今後市として知識を広めるための活動を行っていく考えはないかお聞きします。

答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)

市としての取組の考え方という点でございますけれども、先ほども申し上げた中でまずご相談をいただいて、その中で関係者間ということでお話をさせていただいておりますが、そういった中でご相談をいただいて具体的な流れを想起したときに、そのご相談をどのようなところにつないでいくのがよいのかと。市の対応だけでは完結し得ないことがきっと多々あろうかと思います。つないでいく先が司法書士さんなのか、行政書士さんなのか、ファイナンシャルプランナーの方なのか、そのとき様々だと思うのですが、どういったところにつないでいくのかという点も含めてまずはノウハウを市としても蓄積させていただいて、先進の自治体にも学ばせていただきながら、一定の段階を経ながら続いての何かしらの取組になっていくものと考えてございます。

質問 山下克己

終活は人生の最期を迎えるための準備ではありますが、人生100年時代という今の時代にこういうことを早めに準備を済ませて、その後の人生の不安を取り除いて明るく笑顔で過ごしてもらうことが一番大切なことではないかと私は思っております。例えば成年後見制度についても、判断能力があるうちに任意後見契約、そういうものを結んでおけば、認知症などいざというときには安心でいられますし、例えば相続税についても3,000万円プラス600万円掛ける法定相続人の数、この分が課税財産から控除されるということ、そういうことがありますので、その範囲であれば課税されないということを知っているだけでも多くの方が安心できるのではないかと思います。また、最近多くなっており、これからますます増えていくのではないかと思うのですけれども、配偶者や子供がいない方、そういう方の相続ですとか、老後、死後の問題など、そういうことにも今後取り組む必要があるのかと思います。また、親や兄弟などの将来について家族の方も不安を抱えているという場合もあると思うのですけれども、この問題は高齢者だけではなく若い世代の方の理解を深めることも必要だと思いますし、そういうことを通じて家族が対話したり一緒に考え、対処していくことが大変重要なことではないかと思います。そのためにも、現行の連携体制に加えて新たな支援体制ですとか、例えば関連する専門分野の方が集まって情報交換、先ほどは横の連携という話もありましたけれども、情報交換などをする連携機関をつくっていくような、そのような考えはないかお聞きします。

答弁 保健福祉部長 安田貢(保健福祉部長は2025年3月まで)

新たな形での連携体制という点につきましては、まずはノウハウを蓄積させていただければというところで申し上げてございますけれども、全く新たな形という、そういった選択肢もあるかもしれませんが、今イメージしておりますのは、例えば既存の関係機関、包括支援センターですとか社会福祉協議会、さらにはケアマネジャー等介護の関連に携わっている方や歯科医の方に参加いただいている地域ケア会議という会議がございます。高齢者の方に対しての新しい施策を検討することもここの会議の場の一つの役割という形になってございますので、これは例でありますけれども、既存の関係者の集まり、そこを基点にしながら、ノウハウを蓄積し、そして場合によっては新たな取組といったことに展開していくものかと考えてございます。

質問 山下克己

今ほどあったように、現行活動している、そういう会議を利用して情報交換するというのももちろん一つの手だと思いますので、そういうところから終活に関してみんなで意識を持っていくのも大変大切かと思います。ぜひ今後終活支援に多くの方が協力して取り組んでいっていただければいいと思います。今回は触れてはいないのですけれども、高齢者にとっては交通手段の確保や除雪、そういう深刻な問題もあるかと思います。市として、それらの課題も解決しながら高齢者がいきいきと暮らせるまちづくり、地域づくりをぜひ進めていってほしいと考えますが、最後に高齢者施策に対する市長の考えをお伺いしたいと思います。

答弁 市長 飯澤明彦

高齢者施策に対する考えでございますけれども、高齢者にとっていつまでも住み慣れたところでいきいき暮らしてもらう、これは大きな目標でございます。砂川市は、地域包括ケアシステムですとか、また見守りなんかをはじめとして高齢者を支える、そういったところでは先進的に取組を進めていると思ってございます。また、今回この3年間のコロナ禍の中で、先ほどありましたように、老人クラブ、そして町内会、そういったところの地域活動が相当停滞しているということもお聞きしております。単身の高齢者の方、2人暮らしの高齢者の方、これが引き籠もるようなことになっていきますとかなり、身体的なものもそうですし、認知症も進むという、そういったお話もございます。何とか高齢者の方々に地域に出てもらう、そのような施策ができればいいのかとも思ってございます。今は、いきいき百歳体操ですとか各種サークルなんかも高齢者が中心になってボランティアさんがやっていただいている部分もあります。そういったところにかなり参加人数も減っているとは聞いてございますけれども、何とかそれをコロナ禍前の水準まで戻せるように施策を進めていきたいと思ってございます。人生100年時代ということでございます。幸せで充実した生活、そして健康寿命が延ばせるような取組をこれからも進めてまいりたい、そのように思ってございます。

出典:砂川市議会 令和5年第4回定例会 2023年12月6日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる