砂川市議会 平成25年第3回定例会 2013年9月10日
(1)有害鳥獣による農作物等の被害防止対策の強化について/(2)高齢者の肺炎防止に効果が認められた肺炎球菌ワクチン接種の公費助成について/(3)介護保険制度の改正の動向と市民への具体的影響について
2013年9月10日、砂川市議会の一般質問で、土田政己議員が「有害鳥獣による農作物等の被害防止対策の強化について」「高齢者の肺炎防止に効果が認められた肺炎球菌ワクチン接種の公費助成について」「介護保険制度の改正の動向と市民への具体的影響について」について質問し、経済部長 佐藤進、市民部長 高橋豊、市長 善岡雅文が答弁しました。
- 質問者
- 土田政己 議員
- 答弁者
- 経済部長 佐藤進、市民部長 高橋豊、市長 善岡雅文
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 土田政己
おはようございます。大きな項目で3点について質問を行います。まず、第1点目は、有害鳥獣による農作物等の被害防止対策の強化についてであります。これまでも有害鳥獣による農作物等の被害防止をするため、関係機関や地域でさまざまな工夫を凝らしてきましたが、全道的に農林業被害がふえる状況にあると言われております。特にエゾシカによる農林業被害は全道で64億円を超え、深刻な社会問題になっており、一層の被害防止対策の強化が求められておりますので、次の点について質問をいたします。(1)、市内における近年の有害鳥獣による被害の傾向と状況について伺います。(2)、従来講じてきた被害防止対策と有害鳥獣の捕獲数及び今後の取り組みの方針について伺います。(3)、今年度実施されている鳥獣被害対策実施隊による駆除の実績とLED鳥獣忌避装置の設置による被害防止の効果について伺います。次に、大きな2点目に高齢者の肺炎防止に効果が認められた肺炎球菌ワクチン接種の公費助成について質問をいたします。厚生労働省によると、現在肺炎は死因順位の3位であり、特に高齢者において高い死亡率となっており、肺炎のうち3分の1から4分の1が肺炎球菌によるものと言われています。肺炎予防について国がことし3月、感染マニュアルを作成し、7月に「肺炎球菌ワクチン接種対象者及び接種方法について」をまとめ、ワクチンの有効性を認めております。既に道内では、多くの市町村と広域連合が公費によるワクチン接種を行っていますが、砂川市として高齢者の健康と医療費を抑制する立場から、肺炎球菌ワクチン接種の助成制度を実施する考えはないか伺います。大きな3点目に、介護保険制度の改正の動向と市民への具体的影響について質問をいたします。政府の社会保障制度改革国民会議は、消費税大増税と一体で実施を進めている社会保障改革についての報告書をまとめ、安倍首相に提出いたしました。政府は、この報告書を受け秋の臨時国会に法案を提出する方針であります。介護保険制度では、要支援者を保険給付対象から外し、市町村任せの地域包括推進事業、仮称ですけれども、これに移す。一定以上の所得のある利用者の利用料を引き上げる。特別養護老人ホームの入所者を中重度者に重点化すると明記し、軽度者の利用料を引き上げ、軽度者を特別養護老人ホームから締め出す。特別養護老人ホームなどの居住費や食費を軽減する補足給付の削減なども打ち出されております。もしこのような方向で介護保険制度が改正された場合の利用者や市民への具体的影響と対応策について質問し、1回目の質問といたします。
答弁 経済部長 佐藤進(経済部長は2015年3月まで)
おはようございます。私のほうから大きな1番、有害鳥獣による農作物等の被害防止対策の強化についてご答弁申し上げます。初めに、(1)、市内における近年の有害鳥獣による被害の傾向と状況についてでございますが、当市における有害鳥獣による農作物の被害につきましては特にエゾシカ及びアライグマによる食害が多く発生しており、平成24年度の農作物の被害額は約330万円程度の状況にあります。エゾシカにつきましては、春には田植え直後の苗の食い荒らし、踏み荒らし、露地野菜での播種直後の若芽の食害や踏み荒らしなどが発生しており、秋には収穫前の水稲、露地野菜、果樹、ソバ等の食害と通年にわたり被害が発生しておりますが、近年電気牧柵の普及により電気牧柵を設置している圃場では被害が減少し、電気牧柵を設置していない圃場に被害が集中する傾向にあります。アライグマは、平成17年ころから急激にふえ出し、特に露地栽培のトウモロコシやスイカの食害が多く、近年ではトマトやカボチャにまで被害が及んでいる状況で、農業者にアライグマ用箱わなを貸し出しし、駆除をしていただいております。また、ヒグマにつきましては、農作物被害は発生しておりませんが、近年ヒグマの目撃情報が多発しており、中山間部等の圃場での農作業に支障を来している状況です。次に、(2)、従来講じてきた被害防止対策と有害鳥獣の捕獲数及び今後の取り組みの方針についてご答弁申し上げます。当市におきましては、平成20年度に砂川市鳥獣被害防止計画を策定し、翌平成21年度に市及び北海道猟友会砂川部会、新砂川農協、中空知農業共済組合、そらち森林組合、砂川警察署、農家代表による砂川市有害鳥獣対策連絡協議会を設立、有害鳥獣による被害防止対策を実施してまいりました。また、平成23年4月には、被害防止活動の広域的な対策を図ることを目的に既存の協議会に奈井江町を含め、砂川・奈井江広域有害鳥獣対策連絡協議会に変更しております。協議会による被害防止対策につきましては、平成21年度から国の補助事業であります鳥獣被害防止総合対策事業と市の補助金を活用しての電気牧柵の設置事業、農業者によるアライグマ用箱わなでの駆除の促進、わな免許取得予備講習料補助、エゾシカの一斉捕獲事業などを実施してまいりました。また、当市単独の取り組みといたしまして、北海道猟友会砂川部会へのエゾシカ、カラスの駆除委託事業や狩猟免許取得補助金事業、箱わなによるヒグマの駆除を進めているところであります。次に、有害鳥獣の捕獲実績につきましては、平成24年度はエゾシカ72頭、アライグマ54頭、ヒグマ2頭、カラス357羽、キツネ11頭、タヌキ3頭、本年度は8月末現在でエゾシカ34頭、アライグマ25頭、ヒグマ1頭、カラス132羽、キツネ2頭、タヌキ1頭を捕獲しております。今後の被害防止対策につきましては、国の補助を活用した電気牧柵設置事業等これまでの被害防止対策を継続し、本年度から実施しておりますエゾシカを捕獲したハンターなどに1頭当たり6,000円の助成金を交付し、エゾシカの捕獲強化を図る鳥獣被害防止緊急捕獲等対策事業の実施や、猟銃の使用を禁止されている夜間での有害鳥獣の追い払いに有効な動物駆除用煙火を使用するために必要な動物駆除用煙火消費保安手帳の取得講習会の開催など被害防止対策の強化を図ってまいります。また、会員の減少や高齢化が課題となっております猟友会につきましても市としてどのような支援ができるかなど、猟友会と十分に協議をしまして支援策等を検討してまいりたいと考えております。次に、(3)、本年度実施されている鳥獣被害対策実施隊による駆除の実績とLED鳥獣忌避装置設置による被害防止の効果についてご答弁申し上げます。砂川市被害対策実施隊は、鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律に規定する鳥獣の捕獲等被害防止計画に基づく被害防止施策を実施するため、平成24年4月に設置したもので、現在は農政課職員5名と猟友会会員3名の計8名の会員で活動しております。活動の内容は、夜間の空砲によるエゾシカの追い払い、交通事故に遭ったエゾシカのとめ刺し及び解体処分、ヒグマ出没時の緊急対応、箱わなによるヒグマの駆除等を実施しており、駆除の実績としましては今年度は8月末でエゾシカの駆除、処理が1頭、ヒグマの駆除、処理が1頭、昨年度はエゾシカの駆除、処理が5頭、ヒグマの駆除、処理が2頭となっております。次に、LED鳥獣忌避装置につきましては、近年ヒグマの目撃情報が多発しており、人的被害の発生も懸念されることから、本年度忌避装置を4基購入し、これまでヒグマの目撃情報が多発しておりました市内4カ所に設置しております。本年度は、昨年、一昨年に比べヒグマの目撃情報が少ない状況もありますが、忌避装置設置後は設置付近でのヒグマの目撃情報やエゾシカ等の鳥獣被害もないことから、一定の効果が得られているものと考えております。
答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)
私から大きな2と3についてご答弁申し上げます。初めに、大きな2の高齢者の肺炎防止に効果が認められた肺炎球菌ワクチン接種の公費助成についてご答弁申し上げます。成人用肺炎球菌ワクチンにつきましては、本年4月に予防接種法の一部を改正する法律が施行され、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス感染症、ヒブ感染症、小児の肺炎球菌感染症が定期の予防接種の対象疾病とされたこと及び予防接種基本計画の策定を規定するなど予防接種の総合的な推進を図るため、見直しを行ったところであり、この予防接種法の改正において衆議院及び参議院の厚生労働委員会の附帯決議で成人用肺炎球菌ワクチンのほか、水痘、おたふく風邪、B型肝炎の4ワクチンを定期接種の対象とすることについて検討し、平成25年度末までに定期接種化の結論を得る、または得るように努めることとされております。現在本市におきましては、成人用肺炎球菌ワクチンは予防接種法に基づく定期の予防接種になっていないこともあり、任意接種として個人負担による接種が行われているところであります。しかし、道内でも高齢者が行う肺炎球菌ワクチンの予防接種に対し公費助成している市町村があることや定期接種化について国が検討を進めていることから、高齢者を対象とする肺炎球菌ワクチンの予防接種の効果を勘案するとともに、国の動向も注視しながら公費助成の検討をしてまいりたいと考えております。続きまして、大きな3の介護保険制度の改正の動向と市民への具体的影響についてご答弁申し上げます。初めに、社会保障制度改革についてご説明申し上げます。平成24年8月22日に社会保障制度改革推進法が施行され、この中で社会保障と税の一体改革を推進するため、内閣に社会保障制度改革国民会議を設置し、改革に必要な事項を審議することとされております。なお、設置期限は1年以内とされたところであります。この社会保障制度改革国民会議では、医療、介護、年金改革及び少子化対策等の社会保障制度改革について約1年間の議論を経て、本年8月6日に最終報告書を安倍首相に提出いたしました。この最終報告書の提出を受け、政府は社会保障制度の全体像及び進め方を明らかにする法律案を速やかに策定し、次期国会冒頭に提出することを8月21日に閣議決定したところであります。この閣議決定の内容から、概略的な内容やおおむねの実施時期が示されたところであり、介護保険制度改革の詳細についての法律案の提出は平成26年通常国会に提出することを目指すとされております。また、改革内容について一部新聞報道はされておりますが、利用者や市民への具体的影響と対応策について不確定要素が多いため、ご答弁できる段階ではないものと考えております。このことから、ご質問につきましては現段階でご答弁できる部分についてお答えをさせていただきたいと存じます。初めに、要支援者を地域包括推進事業(仮称)に移すことについてでありますが、報告書では要支援者に対する介護予防給付について、市町村が地域の実情に応じ、住民主体の取り組み等を積極的に活用しながら柔軟かつ効率的にサービスを提供できるよう受け皿を確保しながら、新たな地域包括推進事業(仮称)に段階的に移行させていくべきであると記されております。また、厚生労働省での具体的な検討内容について一部新聞報道されておりますので、その内容についてもご説明申し上げます。要支援1、2の市町村移管によりサービス内容及び自己負担額は市町村で決められるようになり、市町村負担割合は現行の12.5%のままとするとの内容であります。次に、一定以上の所得のある利用者の利用料引き上げにつきましては、報告書では制度の持続可能性や公平性の視点から一定以上の所得のある利用者負担は引き上げるべきであると記されております。検討内容として、現在は一律1割となっている介護サービス利用の自己負担割合を夫婦で年収三百数十万円、単身世帯で年収250万円から300万円を基準に2割に引き上げる方向とのことであります。次に、特別養護老人ホームの入所者につきましては、報告書では介護を要する高齢者が増加していく中で、特別養護老人ホームは中重度者に重点化を図ると記されております。検討内容として特養に入所できる高齢者を要介護3以上の中重度者とし、要介護1、2の高齢者は新規入所を制限することとし、また自宅がない要介護1、2の高齢者向けには空き家などを活用して住まいを確保し、生活支援もあわせて行う仕組みづくりを進めるとしています。次に、特別養護老人ホームの補足給付につきましては、報告書では施設入所の場合には世帯の課税状況などを勘案して利用者負担となる居住費や食費について補足給付により助成を受けることになっている。その結果、保有する居住用資産や預貯金が保全されることとなる可能性があり、世代内の公平の観点から補足給付に当たっては資産も勘案すべきである。また、低所得と認定する所得や世帯の捉え方について、遺族年金等の非課税年金や世帯分離された配偶者の所得等を勘案するよう見直すべきであると記されております。検討内容として、定期の収入はなくとも預貯金などの金融資産を単身で500万円以上、夫婦で1,500万円以上保有する高齢者、固定資産評価額で1,000万円以上の不動産保有者を支給対象から除く方向で調整に入ったとのことであります。以上、(1)から(4)につきましては、年内に社会保障審議会介護保険部会で見直し案をまとめ、来年の通常国会に改正法案を提出し、平成27年度からの実施を目指すとされております。本市として、平成27年度に向けた介護保険制度改革につきましては、法律の改正に柔軟に対応するために的確な情報収集と対応策を早期に検討することとしておりますが、具体的な対応策につきましては今後の制度改正の内容を十分に把握した上での対応となりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
再質問 土田政己
それでは、再質問をさせていただきます。まず、有害鳥獣による農作物等の被害防止対策について詳しい説明をいただきましたけれども、お伺いしたいのはここ数年有害鳥獣の被害は全国、全道的には増加傾向にあるというふうに言われているのですけれども、先ほどのご答弁では砂川市の場合は電気牧柵とか何かも一生懸命やったので、被害は減少しているような方向なのですけれども、そのように理解していいのかどうなのかお伺いしたいと思います。特にエゾシカによる被害が急増して深刻な社会問題になっておりますし、けさのテレビでも放映されましたようにアライグマが今は都会にも出没して、すごく都市部で増加をして、被害が物すごくふえているということもNHKのテレビでも放映されておりました。エゾシカやアライグマの繁殖数にいわゆる捕獲数が追いつかないのではないかというふうに言われておりますが、砂川市の現状はどうなのか、その辺の分析があるのかどうかお伺いします。それから、鳥獣被害対策の実施隊でありますけれども、ことしは市の職員の方が5名と猟友会の方が3名で実施隊をつくっているというふうに言われておりますけれども、農家の方々からは実施隊の皆さんの姿が見えなくて、従来と余り変わりはないのではないかというようなことも聞かれます。砂川の実施隊の場合は、今言いましたように市の農政課職員と猟友会のメンバーで構成されているようでありますけれども、農政課の職員の皆さんはそれぞれの職務もあって大変だろうし、猟友会の皆さんもさっきお話にありましたように高齢化になってなかなかできないというような状況もあるようなのですが、この市の職員や猟友会のメンバーに加えて、奈井江町などは農業者の代表も加えて、そして実施隊に入ってもらって一緒に力を合わせて先ほど答弁ありましたような業務を行っているようでありますけれども、その辺のお考えについてお伺いしたいと思います。
答弁 経済部長 佐藤進(経済部長は2015年3月まで)
まず、被害状況でございますけれども、減少の状況であるのかというようなご質問でございました。それで、平成24年度の被害額、先ほどご答弁させていただきましたようにエゾシカ、アライグマで約330万の被害額と私どものほうで把握しております。また、平成23年度の被害が470万ということで把握させていただいております。したがいまして、23年度から24年度では若干被害が下がっていると。これにつきましては、先ほどご説明させていただきました電気牧柵事業などで電気牧柵等も設置させていただいておりますし、また捕獲のほうもそれぞれさせていただいております。そういう状況の中で被害は23、24比較しますと、若干でございますけれども、下がってきていると、そういうような状況となっております。それと次に、繁殖数と捕獲数の関係でございます。この繁殖数、捕獲数につきまして市内の状況ということでございますが、これにつきましても捕獲数のほうは私どものほうでそれぞれ年度ごとに把握させていただいております。全体の状況を見る中では、一定程度繁殖数、捕獲数についてはそんなに差異のないような状況で推移しているのではないかと。ご指摘のとおりそれぞれ道内の有害鳥獣の状況がございます。そういう中で道のほうでもエゾシカの推定生息数というのをつかんでおりまして、道内の鹿の推定生息数によりますと平成24年度の推定生息数は約59万頭ということで、これは前年比で5万頭の減少ということで道のほうで数字を出しております。特に私ども空知があります西部地区になりますけれども、ここにつきましてエゾシカは前年比較で1万頭減の36万頭というような状況でつかんでおります。また、狩猟による捕獲数の関係ですけれども、狩猟による捕獲数が約6万9,000頭と。これにつきましては、前年より1,000頭増加しているというようなことで道のほうで把握しておりますので、そういう中では一定程度繁殖数、捕獲数という部分について、捕獲数もそれぞれふえていっている部分がございますので、全体的に下がっているという部分もございますので、それほどふえてきているということではないのではないかと考えているところでございます。次に、実施隊の関係でございます。私どもの砂川市の実施隊につきましては、先ほど答弁させていただきましたとおり、市の職員、猟友会の会員ということで実施隊を構成させていただいております。ご質問の中にもありましたように、奈井江におきましては農業者の方も実施隊に入っていただいているという実績があり、聞きますと主にわなの設置等をやっていただいているというようなお話も聞いております。私どももこの実施隊の構成について、例えば資格とか条件というのは特に持っておりません。そういう中で私どもも検討させていただき、年間を通じて被害があるのですけれども、やっぱり作付時期とか、あるいは収穫時期というのがどうしても被害が多いということもございまして、そういう中で特に実施隊の中に農業者ということでは砂川は入っていただいてはおりませんけれども、先ほど申し上げましたように実施隊の構成の中に条件等も特別ございませんし、また実施隊の人数制限等も特にございませんので、したがいましてご質問いただきましたように農業者の方で実施隊にご協力いただけるという状況であれば、これらについて今後は検討させていただきたいと、そのように考えておりますので、よろしくお願いいたします。
再質問 土田政己
それでは次に、今被害は減っているというふうに言われたのですけれども、実際にはこの秋になってエゾシカの状況がすごく市内でも見られて、特に9月、10月は子育てのシーズンであって、母親が子供を連れてもうそこらじゅう走り回るというような状況にもなっておりまして、全道的にも先ほど言いましたように頭数は減っているといいますけれども、被害額は64億を超えて毎年のようにふえているのです。深刻な社会問題にもなっているというふうに今言われておりますし、それからアライグマについてもなかなか頭がよくて箱わなに入らないと。きょうもNHKのニュースでも言っていましたけれども、箱の外から全部餌をうまくとってしまって中には入らないという具体的なカメラの映像も放映されておりましたけれども、だんだん利口になって人間との知恵比べなのですが、なかなか捕獲ができないという状況にあります。アライグマは繁殖数はすごいわけで、1回の繁殖でも数頭が生まれるということで、急激に増殖しているという状況もありますので、これから有害鳥獣対策は砂川市で被害は減っているといえども、今言いましたように電気牧柵を張っていないというか、全部張ってもどこからでも入ってくるというような状況にもありまして、農家の方々も非常に苦慮をしているような状況でありますので、今後一層被害防止対策について強化をしていただきたいなというふうに思っています。そこで、猟友会のメンバーの皆さんも先ほど言われましたように高齢化になっていたり、あるいは狩猟免許の保持者の減少などでなかなかこれから有害鳥獣の捕獲も困難を来しているということでありますが、先ほど自治体にも農家の皆さんの代表ということで言いましたけれども、農家自身がみずからもやっぱり自分たちで被害から守り抜くという立場から狩猟免許やくくりわなの免許あるいは花火等の免許を取得していくということが大事なことだと思っておりますし、砂川市もそれに対して補助をしておりますが、これについてはまず一層補助制度を拡大するお考えはないかどうかお伺いをいたします。次に、有害鳥獣対策については国も環境省も力を入れており、来年度の国の予算の概算要求でも約5億円、5%ぐらいがふえる予定と見込まれておりますが、今後の国や北海道の動向と被害防止対策の強化する方針についてどのような情報を持っておられるのかお伺いしたいというふうに思います。
答弁 経済部長 佐藤進(経済部長は2015年3月まで)
まず、免許取得者の助成の関係のお話でございます。市のほうでは、今砂川市狩猟免許取得補助金交付要綱というのを定めておりまして、ここで有害鳥獣を捕獲するために必要な狩猟免許の取得に要する経費の一部ということで、免許試験手数料分全額を助成させていただいております。さらに、砂川・奈井江広域有害鳥獣対策連絡協議会、こちらのほうの事業といたしまして新たに免許取得時に講習を受講していただくことになりますけれども、この受講にかかわる費用、これについても全額助成させていただいております。そういう中で現行これらの助成措置ということで、あと自己負担につきましては診断費用の関係、ここについて自己負担いただいているという状況でございますので、現行の助成制度の中で狩猟免許を取得されて有害鳥獣の捕獲にご協力いただけますようお願いをしていきたいと思います。なお、有害鳥獣の追い払いのため動物駆除用煙火消費保安手帳取得、これにつきましては有害鳥獣の捕獲が目的となっておりませんので、そういう助成については今対象とはなっておりません。ただ、これらにつきましても農作物の被害防止という観点もございます。したがいまして、煙火の効果あるいは使用頻度等の聞き取り調査、これらを行う中で、今後の課題として研究をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどをお願いしたいと思います。それと最後に、国及び道の状況ということでご質問をいただきました。まず、環境省のほうでございますけれども、ここではハンターの高齢化による担い手不足、これが深刻化しているということから、鳥獣捕獲を専門的に扱う業者の育成ため、新たにこれ仮称になりますけれども、鳥獣捕獲事業者の認定制度を創設する検討を始めたという情報を聞いております。これは、猟友会や趣味的ハンターに頼っている現行の体制だけではやはり限界があると。そういう中で新たに鳥獣捕獲事業者の認定制度の創設という考えでございます。また、道のほうでございますけれども、道のほうも農業被害が深刻化している鹿の対策、これを強化するということで、これも仮称ではございますけれども、エゾシカ対策条例の策定を進めており、今後条例の素案が示される予定と聞いております。この条例では、捕獲の専門家の育成とあわせまして有害鳥獣駆除の担い手確保の捕獲体制の支援策、あるいは鹿肉の有効活用の促進、狩猟の意義の市民への周知、さらには調査研究とか、これら対策事業の財源確保というところを盛り込むと言われております。したがいまして、これらの国及び道の対策等を踏まえた中、市として担う部分あるいは市として対応する部分があれば今後とも検討いたしまして対策の強化を図っていきたいと、そのように考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。
再質問 土田政己
わかりました。それで、今部長からも駆逐用花火免許の取得補助の制度も検討するというお話もありましたので、さまざまな補助制度がありますけれども、ぜひこの補助制度の拡大に力を尽くしていただきたいというふうに思いますのと、また国や環境省あるいは北海道もエゾシカの条例もつくったりして対策を講じていくということでありますので、砂川市といたしましても有害鳥獣の被害防止対策に一層力を入れていただきたいということを申し上げまして、第1項目の質問は終わります。次に、高齢者肺炎防止に効果が認められた肺炎球菌ワクチンの接種の公費助成について再質問をいたします。部長からは公費助成を検討するという話がありましたけれども、肺炎による死亡順位は先ほども言いましたように全国的にも第3位でありますが、砂川市の場合も3位に上がってきました。これまで4位でしたけれども、3位に上がっております。特に高齢者においての高い死亡率となっており、命にかかわる疾患となっています。それで、先ほども述べましたようにその多くの原因が肺炎球菌。この肺炎球菌のワクチン接種によって約80%が予防できるというデータも明らかになりまして、重症化や死亡を防ぎ、感染しても軽く済むなどの効果が期待されております。特に重症化しやすい基礎疾患をお持ちの慢性呼吸器患者ですとか、心不全、腎不全、肝硬変、糖尿病をお持ちのハイリスクの方たちの患者さんに対するワクチン接種の予防効果は非常に高いというふうに注目を集めておりますし、1回のワクチン接種で5年以上その効果が持続できているということで、厚生労働省の報告によると1人年間12万円もの医療費の削減に効果があるというふうに言われておりまして、それで国もやっと動き出したというか、そういう法律化するようになったのですけれども、特に高齢者のインフルエンザワクチンとの併用によって相乗効果が期待できるわけでありますけれども、これは基本的には65歳以上の方が対象なのですけれども、砂川市としては国の動向を見てということなので、国が決めなければ助成はしないということなのか、国の方針はまだ決まっていませんので、そういう検討は部長から答弁あったように本当にされているのですけれども、万が一国がそういう方向で助成制度をしなかった場合でも砂川市としては検討する考えはないのかどうなのか。65歳以上なのですけれども、財政的なことでいえば年齢を区切って75歳以上の人たちにするとか、あるいは施設入所などで感染するのは施設入所者の高齢者がその施設で一気に肺炎が感染してしまうということで、施設に入っている方々に対して早急に助成するとかという、そのようなお考えは、国の動向待ちなのか、独自のお考えはないのか、その点お伺いしたいと思います。
答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)
それでは、私のほうから順次お答えをさせていただきたいと思います。まず、国の動向につきましては先ほどご答弁申し上げたとおりでございますので、もし平成26年度からこれが定期接種になりますと、当然個人負担なしに接種をできるということになりますけれども、これは25年度中に国が方向性を出すということになってございますので、この動向はとにかく注視をしなければならないということでございます。それから、本市における検討につきましては、先ほどもお話がありましたけれども、施設入所者ですとか、それからリスクの高い方、それから年齢構成、こちらのほうを十分に勘案しなければならないというのが1点ございますが、もう一点はやはり財源措置といいますか、今現在例えば75歳以上の後期高齢者の方についてはこのワクチンについての補助制度というのはございます。ただし、砂川規模の市町村でいきますと限度額が100万円ということになっておりますけれども、これはもう既にほかの検診でその部分をかなり使っているということがありますから、そこに入れ込んでもプラスアルファの助成というのは多く見込めないというのが1つございます。それから、国保制度におきましてはこのワクチンについての助成制度は今現在ございませんので、全くここも保険者としては単費で賄わなければいけないと。それに伴いまして一般会計で、例えば後期高齢者以外で国保に入っていない方も今のところは補助制度はございませんので、この辺を少し勘案しながら検討させていただいているという状況でございます。
再質問 土田政己
現在全道で84の市町村と広域連合で補助制度を実施しておりますので、ぜひ砂川市の場合も今部長言いますようにご検討していただきたいというふうに思います。次に、大きな3番目、介護保険制度改正の動向と市民への具体的影響について再質問をいたします。まず、要支援者を保険給付から外して市町村任せの地域包括支援事業(仮称)に移すということでありますけれども、厚生労働省は9月4日、介護保険で要支援と認定された高齢者への保険給付を廃止する方針を明確に打ち出しました。同省は市町村の判断で、さっきご答弁ありましたように、多種多様な事業主による重層的なサービスの提供を目指すと弁解しておりますが、サービスの内容は市町村任せで、担い手に高齢者のボランティアを加えるなど何の保障もありません。ただ、はっきりしているのは介護費用の削減の狙いだけであります。サービスは切り下げられ、高齢者の生活が崩壊する事態になりかねません。そこで、全国的にはことしの3月時点で要支援、要介護の認定を受けた人は571万人おりますが、そのうち要支援者は154万人で4分の1を占めております。この人たちが保険給付から外れることになりますけれども、砂川市の状況についてお伺いをしたいというふうに思います。
答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)
それでは、砂川市の状況ということでございますので、今現在の8月末現在の要支援1、2の人数についてお話をさせていただきたいと思いますが、まず要支援1につきましては8月末現在222人、それから要支援2につきましては100人ということでございますので、2つ足しますと322人の方、この中で介護サービスを受けられている方につきましては要支援1で133人、要支援2で74人、つまり合計で207名の方が介護サービスを受けておりますので、認定を受けて介護サービスを受けている方は約64%という状況になってございます。
再質問 土田政己
砂川市では64%というふうに言われておりますが、全国的には要支援者150万人のうち約100万人が介護保険給付サービスを受けているということで、研修を受けた専門職による生活支援とか通所サービスを利用して訪問看護や訪問リハビリなどの医療系サービスも使っておりますけれども、砂川市では今言われましたように322人のうちこのサービス受けている人は207人ということですね。ここは改めてお伺いしようと思ったのですが、今ご答弁いただきましたので、わかりました。それで、この人たちが保険から切り離されてサービスが受けられなくなるということになるわけなのですが、これはまた先ほど部長答弁ありましたように国の法律が具体的に決まっていないので、細かな答弁はできませんということですから、これ以上聞くわけにはいかないのですが、しかし砂川市の介護認定者は1,000人ちょっとです。千何人かいらっしゃると思いますが、そのうちの322人、約3分の1の方々が保険給付から外されるということになるわけで、非常に大きな影響を受けることになるのでないかなというふうに考えておりますので、これは今後国の動向をしっかりと見きわめながら対応策をとっていただきたいなというふうに思っております。それから、一定以上の所得のある利用者の利用料を引き上げるという問題では、先ほどご答弁にもありましたように厚生労働省は年収約320万円以上の事例を示して、65歳以上の人は15%が該当するとしておりましたけれども、ところが社会保障審議会の介護保険部会では本人が住民税課税の人を対象にするとの意見もあって、この場合では該当者は37%になるというふうに言われて、必要な介護が受けられない人が続出しかねない状況になるのではないかなと思っておりますが、この辺についてはまだ具体的な情報はないのか、もしそういうことになった場合には砂川市の要支援あるいは要介護を受けている方々にどのような影響が出るのか、どう考えられるか、もしわかれば伺いたいと思います。
答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)
それでは、利用者負担の影響についてということでございますが、まず今現在、所得の単位がまだ確定していないという状況もございますし、それに伴って調査をかけてどれぐらいいるかということも現時点では非常に難しいということでございますので、砂川市においてどれぐらいの方が影響するのかというのは今の時点では捉えるのは難しいということでご理解をいただきたいというふうに思います。それから、例えば利用料1割負担が2割になるということになりますと、これ制度の根幹の話になりますし、それから財源的にはこれを市町村がもし補填をするとなれば大変な費用がかかるということになりますので、ここにつきましてはもし根幹としての制度上そうなった場合には、これは所得水準がどれぐらいになるかという推移は見なければならないかと思いますけれども、ここに対する市町村の負担というのは非常に難しいというふうに考えておりますけれども、ただ先ほど来ご答弁しているとおり実際にどの程度決まっていくのかという推移は確認をしなければならないということでございますので、今お答えできる範疇でお答えをさせていただくということでご理解を賜りたいと存じます。
再質問 土田政己
今部長答弁ありましたように、具体的にはわかりませんが、これもしそうなれば市町村の負担は大変大きくなるということは明らかであります。次の特別養護老人ホームの入所者を中重度者に重点化して軽度者の利用料を引き上げて軽度者を特別養護老人ホームから締め出すという問題でありますが、全国的には特別養護老人ホームの入所者の11.8%、約5万5,000人が要介護1、2の軽度の介護者であると言われておりますが、まず砂川市の場合の現状についてお伺いしたいと思います。
答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)
それでは、砂川市の現状ということでございますので、まず1つめは現在福寿園に入所されている方、この中で要介護度1、2がどれぐらいあるかということでいきますと、全体では100名入っておりますけれども、このうち砂川市民が入っているのは89名ということになってございますので、89名のうち要介護度1が6名、要介護度2が18名ということで、現在は24名の方が福寿園のほうに入所をされているということでございます。それから、本年8月末現在の待機者の状況でいきますと、全体では64名なのですけれども、砂川市民は39名待機しているということになっておりまして、そのうち要介護度1が15名、要介護度2が10名の合計25名が現在待機をしているという現状でございます。
再質問 土田政己
こういう人たちが結局、特別養護老人ホームにも入れなくなるというのが今度の改正内容でありますが、この軽度の方々が特別養護老人ホームに入所した理由は、ある調査では介護者不在とか介護困難、居住問題などが60%を占めておりますし、認知症による判断力の低下、喪失が21%と続いて、認定上は軽度でも介護、医療が必要としていることが明らかになっています。こういう点でもしこういう軽度の介護1、2の方々が特別養護老人ホームの入所から外されるということになれば大変な事態になるのではないのかなというふうに思っております。また、特別養護老人ホームの居住費、食糧費を軽減する補足給付についても、これは2005年の介護保険法の改悪で自己負担とされたものでありますが、このような補足給付が受けられないようになると、特に砂川のようなユニット型個室の場合は非常に利用料が高くなって、10万円を超えるというようなことも起きるのでないかと。その上に介護保険サービスの1割負担や日常生活でかかりますと言われますから、非常に高くなるのではないかというふうに言われておりますが、これも砂川福寿園の場合はどのぐらい引き上がるのかまだ具体的にはわからないということですよね、先ほど言ったのは。もしその辺がわかれば教えていただきたいのですが。
答弁 市民部長 高橋豊(市民部長は2016年3月まで)
それでは、補足給付ということでお話がございましたので、現在こちらのほうで捉えております数字的なものについて、ご答弁できるものについてご答弁をさせていただきたいと思いますが、まず砂川市民が福寿園に入っているのは先ほどお話ししたとおり89名でございますけれども、この補足給付を受けている方については82名おります。92.1%ということになります。それから、市内であれば老健施設みやかわ、こちらのほうについては砂川市民が44名入ってございますが、この補足給付を受けている方は40名ということで、90.9%の方がおります。この補足給付につきましては、第1段階から第3段階までということで示されておりますので、幾らになるということになるとすれば、今国の考えているのは資産がある方は削除すると。その資産に応じて削除すると言っておりますので、実際に受けられるか、受けられなくなるかということだと思いますので、金額がやはり第1段階の方は大きいですから、その方が受けられなくなるとこの幅は大きくなるということでございますので、これもちょっと国のほうの推移を見なければならないということでございます。
再質問 土田政己
わかりました。それで、これまで政府は消費税増税分を社会保障に充てるというふうに言ってきましたが、今回示された介護保険の改悪はこうした言い分が全く偽りであるということを改めて示しております。さらに、要介護5まであるうち、要介護1、2の高齢者まで保険給付の枠組みから外せというような動きもありまして、今回の介護保険法の改悪が将来要介護者までに拡大する危険性を示しております。現在既に認知症の人の家族から約束違反だとの抗議の声も上がっておりますし、また事業者、担わされている全国の多くの市町村からもこんなことは無理だとの声が続出しております。このような消費税増税、介護保険制度の改悪について最後に市長はどのようなご見解を持っているのかお伺いをしたいというふうに思います。
答弁 市長 善岡雅文(市長は2023年3月まで)
市長にということでございます。細部については市民部長のほうでお答えをしてございます。社会保障と税の一体改革、民主党政権下でその話が出まして、全国市長会は消費税については反対をしているわけではございませんけれども、当時の話からいえば、いわゆるこれから団塊の世代も踏まえてどんどん対象になってくると。これを賄うためには、消費税を上げなければならないと。その当時の話では、最終的には最低15%まで消費税を上げないと賄い切れないだろうと。そのときの論議の中ではある程度、現行制度を賄うためには5%を10%、さらには将来的には15という話でございました。今新聞等で報道されている内容を見ますと、消費税を上げる、かつ社会保障費、年金、介護、医療、これについても抑制をしながら市町村または市民への負担をふやすという内容になってございまして、まさに以前は国と地方の話し合いの場の中で地方の社会保障費もその積算の中に入れてもらうということで話し合いついたのですけれども、今は自民党政権になってからは地方と国との話し合いの場もなかなか持ってくれないと。出てくる内容は、地方に負担を強いるというような状況になってございまして、先ほどの介護保険事業から要支援1、2の人たちを市町村の事業に移すと。ただ、現段階では補助率は変えないと。市町村も12.5%だということでございますけれども、これを分離したということは行く行くは市町村で賄いなさいよと。その負担は恐らく市町村に来るであろうというのは明白でございますし、また一方、地域包括推進事業、これは社会支援なり、また見守り、それから在宅医療と。いわゆる社会保障費を抑える手段として地方の中で、土田先生が言われるとおり、ボランティアを使いながら何とかそれをやれということでございますけれども、私が市長になってから高齢者を何とか地域で支えようと、いわゆる見守り、これだけでも結構各地域に負担をかけていると。また、ボランティアの人の力もかりなければならないと。その中で一気に生活支援なり在宅医療が出てくるのは、本当に対応できるのだろうか。特に砂川市、大きな病院を持ってございます。何とか赤字にしないように頑張っているわけでございますけれども、どうも北海道は広大な面積がある割には医科系の大学が3つしかない。九州に行けば県単位で大学を持っていると。また、国立も私立の大学もあって全部で9つの医科系の大学を持っていると。まさに北海道は、もともと構造的に非常に医者が少ないという状況の中で、在宅医療が本当にできるのだろうかと。砂川市立病院は在宅医療の担い手として道のほうからも期待されているけれども、本当にこういう状況の中で地域包括ケアという事業ができるのだろうかというのは、首長として甚だ疑問に感じざるを得ないというのが偽らざる気持ちでございます。いずれにしましても、私も全国市長会の社会文教の理事をやってございまして、話し合う場がございます。その中でこれらの実態の地方の現状も全国市長会の中で話をしまして、それが国に届くような方策をやはりやっていかないと、どんどん大変なことになるのではないかというふうに感じておりますので、今度秋に開かれる理事会については出席して、地方の現状の代表、いわゆる過疎地の代表としてそういう旨も話していきたいというふうに思っております。
再質問 土田政己
市長からご答弁いただきました。ぜひそういう場でやっぱり地域の実情訴えていただいて、このように本当に介護が必要な方々が締め出されるようなことのないように、そして地域みんなで今支え合って頑張っていこうというふうに取り組んでいる時期なので、そういう点では社会保障の改悪にきっぱりと反対して、福祉や医療を守っていただきますように切に要望して、質問を終わります。