みんなの議会

砂川市議会 平成22年第1回定例会 2010年3月10日

(1)農業者戸別所得補償制度について/(2)少子化対策と地域の子育て支援対策について

2010年3月10日、砂川市議会の一般質問で、土田政己議員が「農業者戸別所得補償制度について」「少子化対策と地域の子育て支援対策について」について質問し、経済部長 栗井久司、市民部長 井上克也が答弁しました。

質問者
土田政己 議員
答弁者
経済部長 栗井久司、市民部長 井上克也

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員が最初の質問で述べた件名は 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。

質問 土田政己

おはようございます。私は、今回の一般質問で農業問題と少子化対策、地域子育て支援対策について一般質問させていただきます。まず初めに、砂川市の基幹産業である農業振興対策について質問をいたします。昨年の衆議院選挙で自公政権が崩壊し、過去40年にわたって農村を疲弊させてきた自民党農政に終止符を打ち、民主党中心の新政権はこれまでの生産調整政策の大転換を打ち出し、つくらせない農政からつくる農政へとかじを切り、食料自給率の向上へつなげようとしていますが、新政権の農政への期待とともに不安も広がっておりますので、次の点についてお伺いをしたいと思います。1つは、農業者戸別所得補償制度についてであります。この制度は、新政権が農林水産分野での成長産業化を図る農業政策の中心政策とされております。きのうの市長の市政方針演説でも述べられましたように2010年度は調査モデル事業制度設計を行うとして戸別所得補償モデル対策を実施し、水田利活用自給率向上事業と米戸別所得補償モデル事業をセットで講じられております。その具体的な内容と、市内の農業と農家経営に及ぼす影響についてお伺いしたいと思います。2つ目に、農業、農村の6次産業化についてであります。新政権では、農林水産分野の成長産業化のもう一つの大きな柱として6次産業化政策を打ち出し、積極的に取り組むため6次産業化法案を今国会に提出されますので、その内容と砂川市として地域農業の振興と雇用の拡大のために積極的にいち早く取り組む体制づくりが必要と思われますが、その考え方についてお伺いをしたいと思います。大きな2つ目に、少子化対策と地域の子育て支援対策について質問をいたします。新政権は、子供を大切にする社会をつくりたいとして少子化対策をまとめ、子ども・子育てビジョンを1月29日閣議決定をし、2014年度までの施策に関する数値目標を掲げ、地域の子育ての、子育て力の向上を図るとしていますが、この子ども・子育てビジョンの内容と具体的な目標についてまず伺います。2点目には、砂川市では昨日もご質問がありましたように後期砂川市次世代育成支援地域行動計画が作成され、新年度から新たなスタートをするようでありますが、政府の子ども・子育てビジョンとの整合性をどう図ろうとしているのかお伺いし、第1回目の質問といたします。

答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)

大きな1番、農業振興対策についてご答弁を申し上げます。(1)、農業者戸別所得補償制度の具体的な内容でございますが、最初にカロリーベースでの我が国の食料自給率は現在41%で、主要先進国の中では最低の水準で、近年は横ばいで推移しているものの、長期的には低下傾向が続いております。この現状から食料自給率の向上は我が国の主要な課題として、平成22年春に策定される食料・農業・農村計画において10年後には食料自給率を50%とするための各種農畜産物の生産性向上対策が検討されております。その中において平成22年度は、過去40年にわたって続けられた米の生産調整による米以外の作物の生産をさらに増大させる制度設計として水田利活用自給率向上事業と、一方すべての水田作付農業者を対象に水田農業の経営を安定させて自給率を向上させるために直接所得補てんを行うとともに、米価下落に対する有効な制度設計として米戸別所得補償モデル対策事業をセットとして行うこととしたものでございます。制度の具体的な内容ですが、1つ目の水田利活用自給率向上事業では、水田で米以外の作物を作付した場合、従来の助成体系を大幅に簡素化し、全国統一単価の設定を行い、わかりやすい仕組みとしております。交付額は、国内自給率の低い麦、大豆及び飼料作物は10アール当たり3万5,000円、ソバ、菜種、加工用米は10アール当たり2万円、その他野菜類は10アール当たり1万円となっており、新たに新規需要米となる米粉用米、飼料用米などは10アール当たり8万円となっております。交付対象者は、これまで米の需給調整に参加してこなかった農家の参加をしやすくなるよう、米の生産数量目標の達成にかかわらず助成対象としたことが従前の制度との大きな改正点であります。なお、現行の転作作物の交付単価に比べて助成額が減少する地域における影響をできる限り緩和するため、平成22年度に限り激変緩和措置が講じられております。2つ目の米戸別所得補償モデル対策事業では、米の生産数量目標に従って生産する販売農家、集落営農に対して主食用米の作付面積10アール当たり1万5,000円が定額交付され、交付単価は全国一律であります。交付対象者は、米の生産数量目標の範囲内で主食用米の生産を行った販売農家、集落営農のうち水稲共済加入者、または平成21年度の出荷、販売の実績のある方が対象であります。なお、定額部分の10アール当たり1万5,000円のほかに、もしも平成22年度の米の販売価格が過去3年の販売価格を下回った場合には、その差額をもとに算定して交付する変動交付金もこの制度設計に組み入れられております。次に、市内の農業と農家経営に及ぼす影響についてでございますが、1つ目の水田利活用自給率向上事業のメリットでは、米の需給調整に全面的に参加しなくても米以外の作物の生産を行えば交付対象とすることから、これまで米の需給調整に参加されない農業者も転作を段階的に拡大していくことが期待され、米の需給調整の引き締め効果の発揮が期待されるところであります。一方、デメリットとしては、当市の転作作物で作付面積の多いソバや施設栽培のトマト、キュウリなどのその他野菜類の助成額が大幅に減少することが見込まれ、助成額の減額分が農家所得の減少に結びつくものと懸念しているところであります。2つ目の米戸別所得補償モデル対策事業では、全国一律単価で交付金が交付されることから、コスト削減など効率的な経営を行えば水田作付農業者の所得が増加する仕組みで、その分メリットが大きくなる制度設計となっております。また、米の生産数量目標に従って生産した農業者を対象に所得補償することがポイントになり、強力なメリットとなることから、これまで米の需給調整を行わない農業者にも新たに生産数量目標に即した生産への参加が見込まれるところであります。当該事業に該当する当市の主食用米の生産予定農家戸数は109戸で、米の生産面積502ヘクタールから自家用飯米分の面積を差し引き、10アール当たり1万5,000円の交付単価で計算しますと、市内の水田作付農業者には米の作付面積に応じて、合計7,374万円ほどが直接個々に振り込まれますので、水田作付農業者の所得増加につながり、市内の農業と農業経営に及ぼす影響は大きいと判断しております。次に、(2)、農業、農村の6次産業化についてご答弁申し上げます。今国会に提出される法案は、農林漁業者等による農林漁業の6次産業化の促進に関する法律となる見込みであり、通称6次産業化促進法案と言われており、この6次産業は1次産業の農林漁業者が生産する農林水産物及び副産物を2次産業で食品加工、製造を行い、3次産業の流通、販売によって今までの2次、3次産業の事業者が得ていた付加価値を農業者自身が得ることによって農業を活性化させようというもので、1次産業の1と2次産業の2と3次産業の3を足し算すると6になる経営の多角化を6次産業と総称しております。この法案では、国が定める基本方針に基づき、農林漁業者や民間事業者等が事業計画を策定し、農林水産大臣及び事業所管大臣の認定を受けますと、法律上の特例措置や補助事業の優先採択による助成措置が受けられることになります。具体的な制度の内容でございますが、事業計画には農林漁業者等が作成する総合化事業計画と、民間事業者等が作成する研究開発等事業計画がございます。総合化事業計画における法律上の特例措置は、農業改良資金助成法の特例として農林漁業者向けの無利子融資資金の貸付対象者が拡大され、償還期間10年を12年に、据置期間3年を5年に延長されること、野菜生産出荷安定法の特例では野菜の生産出荷量が契約取引より減収した場合、経費負担分を交付金対象とする産地が拡大されたこと、農地法、酪肉振興法の特例では直売施設等を建築する際の農地転用等の手続の簡素化、食品流通構造改善促進法の特例では民間金融機関から食品の加工、販売に関する資金を借り入れる場合、財団法人食品流通構造改善促進機構が債務保証する対象資金に追加されております。次に、研究開発等事業計画における法律上の特例措置は、種苗法の特例として新品種の品種登録に要する出願料を4分の1に減免、食品流通構造改善促進法の特例では民間金融機関から食品の加工、販売に関する研究開発等に必要な資金を借り入れる場合、財団法人食品流通構造改善促進機構が債務保証する対象資金に追加されており、農地法の特例では研究開発等に必要な施設を建築する際の農地転用の手続を簡素化するなどの措置がされることとなっており、これら事業計画の作成、補助申請などの相談窓口は北海道農政事務所となっております。次に、農業、農村の6次産業化における砂川市の取り組む体制づくりでございますが、当該法案による支援や助成措置を受けるには農業者がみずから事業計画を作成し、窓口の北海道農政事務所に相談、申請することになりますが、実態としては事業計画補助申請等の取り組み手続に関する地元の支援体制が必要と認識しております。現在農業関係団体で構成している当市の担い手育成総合支援協議会が組織機能を活用し、構成団体ごとに役割分担して技術指導やソフト面、ハード面の助言、指導などの側面的な支援を行いながら、農業者が行う新たな付加価値を生み出す事業活動を推進し、当市の1次、2次、3次の関連産業の総合化を図り、新たな食品産業の創出によって農業者や民間事業者の所得確保を通じて雇用の拡大につながり、地域経済に活性化をもたらすと考えており、当該法案成立後事業推進には詳細な情報収集を行いながら、生産者団体と連携した対応を行ってまいりたいと存じます。

答弁 市民部長 井上克也(市民部長は2011年3月まで)

私から大きな2の少子化対策と地域の子育て支援対策についてご答弁申し上げます。初めに、(1)、子ども・子育てビジョンの内容と具体的な目標についてでありますが、子ども・子育てビジョンは総選挙後の新政権において平成22年度からの子ども手当の導入や高校教育の実質無償化などの施策の実施に向けて保育サービスなどを含めた今後5年間の子育て支援策や数値目標をまとめた総合的なビジョンを策定したものであり、従前に策定していた少子化社会対策大綱や子ども・子育て応援プランにかわるものとして、少子化社会対策基本法の規定に基づき、施策の大綱と、その実施計画が一体となり、今回策定されたものであります。この総合的なビジョンでは、子供と子育てを応援する社会の実現に向け、社会全体で子育てを支える、希望がかなえられるを基本的な考え方とし、1、生命、命と育ちを大切にする、2、困っている声にこたえる、3、生活、暮らしを支えるの3つを基本姿勢としております。また、これら基本姿勢を踏まえ、目指すべき社会への政策4本柱と12の主要施策に取り組むこととしております。今後の取り組みに向けた推進方策では、平成22年度から平成26年度までの今後5年間の施策内容と保育や放課後児童クラブ等の子育て支援サービスについて潜在的需要を踏まえた数値目標を設定しております。具体的な数値目標としては、認可保育所等の入所児童を215万人から241万人に、学童保育所については放課後児童クラブを81万人から111万人に、地域子育て支援拠点を7,100カ所から1万カ所に、一時預かり事業を延べ348万人から3,952万人にそれぞれふやすことなどを目標とし、必要な費用については次世代の負担とすることなく、毎年の予算編成において厳しい財政状況を踏まえつつ検討し、限られた財源の中で効果的かつ効率的に必要な社会的基盤の整備を図ることとしております。次に、(2)の砂川市の後期砂川市次世代育成支援地域行動計画と子ども・子育てビジョンの整合性についてのご質問でありますが、砂川市次世代育成支援地域行動計画は、次世代育成支援対策推進法及び行動計画策定指針に即し、5年を1期として地域における子育ての支援、乳幼児などの健康保持及び増進、子供の心身の健やかな成長に資する教育環境の整備など次世代育成支援対策の実施に関する計画を策定することとなっていることから、保護者に対するニーズ調査の実施や保健、医療、福祉関係者などによる地域協議会を開催し、平成22年度から平成26年度までの後期行動計画を策定しているところであります。今回新政権が1月29日に閣議決定した子ども・子育てビジョンは、市町村における保育サービス等の将来の目標事業量などを把握し、施策内容と数値目標を反映させるとともに、今後の取り組みに向けた推進方策では地域の実情に応じ、各地方公共団体が定める次世代育成支援地域行動計画等に基づき、支援の展開を図ることとされております。このことから本市におきましても地域の実情、要望を十分に把握し、国が進める子育て支援対策を踏まえ、子ども・子育てビジョンとの整合を図り、必要な事業の実施について検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

再質問 土田政己

それでは、再質問させていただきます。まず、農業振興対策についてでありますけれども、制度の内容については詳しい説明をいただきました。先ほども答弁にもありましたように新政権の農政改革に対する期待される点といいますと、1つは戦後初めて戸別所得補償制度は確立されたということです。ことしは米だけですけれども、来年度以降は畑作、畜産、酪農などの分野にも拡大したいという方向が言われているので、これは大きく期待される点であります。同時に、ご答弁もありましたようにこれまで40年以上にわたって生産調整という名によって強制的な減反政策を行ってきたのですけれども、それで生産調整達成者のみに助成金を出して、減反しない農家は非協力者というレッテルを張って差別をしてきたのですが、今度はこの生産調整は農家自身の選択制になり、いわゆるつくらせる農政からつくる農政へと転換したという点では大きく改善された点だと私も思っております。それから、もう一つは、大きな点は、これまで生産コストの削減という名目で大規模の拡大、大規模化一辺倒の農政が行われてきました。そして、耕作面積とか年間の農家収入などでいわゆる認定農家とか大規模農家を優遇したという政策があったのですが、この農家を差別し、大規模農家のみに優遇措置をとってきた政策が今度の新政権によって意欲のあるすべての農家、生産者に平等に政策の恩恵が行き渡るように改善されたという点では大きく改善された点だというふうに思って、我々も期待するところなのです。同時に、不安な点も数多くありますので、これからちょっとお伺いしたいと思うのですけれども、水田利活用需給向上対策事業では、先ほども答弁ありましたようにシンプルでわかりやすい助成体系をつくるということで全国一律にしたために、いわゆるこれまでの転作助成金が大幅に激減するという問題が生じて、平成22年度は激変緩和措置をとると先ほども話しました。ところが、激変緩和措置について先ほど全くお話がなかったのですけれども、1つはことし1年限りではないかと言われているのですけれども、これはそうなのかどうなのかです。そうすると、来年度以降どうなるのだと、農家の皆さんの多くがそうして言われます。それから、この激変緩和措置の内容が本当にこれまでの転作助成金の差額が無条件に補てんされるのかどうかと。先ほどもお話ありましたように砂川のようにソバが多く転作されたり、あるいは野菜がつくられているところでは大幅に減るのでないかという心配があって、農家には大きな打撃になるのでないかと言われているのですけれども、特に今度の政策見ますと、麦、大豆、飼料米などのようなカロリーの高い作物については交付単価を高くすると、それから砂川に多いように野菜とか花とか果樹などは幾ら増産してもカロリーベースで食料自給率が上がらないからという理由で、このカロリーベースの自給率向上に寄与しないという理由で交付金が削られているのではないかという懸念もあって、もしそうだとすれば砂川が大きな打撃を受けることになりますので、この激変緩和措置の内容についてお伺いしたいというのがひとつです。それから、米の戸別所得補償モデル方式では、10アール当たり1万5,000円皆さんに支給されることは大変いいことなのですけれども、だけれども同時にこの定額部分と変動部分も先ほど言われまして、ありますけれども、米卸業者がそのことを理由に米の買いたたきを招き、想定外の米価の下落を招くのでないかというふうにも言われております。それからまた、過剰米対策は今回全くとられていないので、米が余った場合すごく米価が下がってしまって、農家の人は1万5,000円もあっても、それも全然合わないのでないかという、そういう心配もあります。それから、もう一つ心配なのは、この戸別補償は10年度からであって、去年生産されたお米、9年産のお米には適用されないということで、9年産のお米はご承知のとおりことしの10月まで販売するわけですから、これからの販売が主なのです。ところが、今物すごく下落を、値段が下落をしていたり、それから米が売れないという状況もありまして、農協さんあたりも非常に苦慮をしているというところがあるのですけれども、そうすると去年生産されたお米の我々農家には大変大きな打撃を受けるのではないかと、この1万5,000円の制度がされたことによって、いうふうにも言われています。したがって、本当に今の農家の皆さんの、米農家の所得を確保していくのであれば、この所得補償方式とともに、やっぱり最低価格の下支えのある価格保証政策がきちっとされなければ、農家を守ることはできないのだというふうに私は考えますけれども、このあたりはどのようにお考えなのかお伺いしたい。同時に、今農家の皆さんが最大の不安に思っているのは、平成22年度の国の農林予算の大幅な削減です。総額では2兆4,517億円で、前年度より1,088億円、前年度比で95.8%も減って、1976年以来34年前の低水準になってしまっています、農業予算全体が。北海道の農林水産予算も前年度比27%減と新聞報道されておりますように1,662億円で3割近く減ってしまったと。砂川市の農業予算見るとどうかというと3,100万ぐらいしかありませんから、去年から見たら67%ぐらい減っているのと、それから総予算に占める割合は0.3%ぐらいしかないのです、百何億の予算の中で。ですから、そういう点で見ると、この行政刷新会議の事業仕分け廃止等の中で縮減された農林関係予算が一番多いというふうになっていて、無駄な予算を削るのは、これは当たり前なのですけれども、本当に食料自給率向上と農業振興にとっても大切な予算が削られては農業は成り立つのかという心配もあって、とりわけ土地改良にかかわる予算は大幅に削減をされました。そんな点では、戸別補償で言われた1万5,000円補償されても、全体でそういうふうに予算が削減されれば、農家全体では減収になるのでないかと、1万5,000円いただいてもいろんな面で削減されておりますから。例えば農業共済事業でもそうですよね。掛金が削減されたら、我々の掛金を上げるか、補償を少なくするか、どっちかしかないのです。中空知共済組合では、補償のほうを少なくするとすれば、もし災害あった場合にもらう補償は少なくなるということになります。それから、農地・水・環境保全対策事業でも事務費40%、その他12%の削減がされましたけれども、ことしは共同活動支援金とか営農活動支援金で充当するけれども、来年以降はないわけです。そうすると、今まで皆さんに当たったお金も、交付金も少なくなって、農家の収入は少なくなるということになりますので、結局は農家負担がふえて、農家所得全体、所得補償も水の泡になるのでないかという心配がありますが、そのあたりはどのようにお考えなのかお伺いしたいと。最後に、農業問題はやはり農産物の輸入自由化路線なのです。このままではやっぱり日本の農業や北海道の農業が崩壊すると、日米FTAや日豪の問題がありますけれども、やはり日本の、それからミニマムアクセス米の輸入も容認されるし、WTO交渉も民主党政権も容認するということになれば、世界的に大変な中で日本の食料主権をしっかり守られる政策がない限りどんどん安い農産物が入ってきて、日本の農業が崩壊し、自給率は向上しないのでないかという、そういう心配も農家の方は一番あるわけなので、そういう意味ではぜひよい面は大いに推進していただきたい、いただきたいと思いますけれども、不安な面については農家の声を酌み取って、ぜひ新政権、国に対しても強く要望していただきたいと考えますが、その辺のお考えについてお伺いいたします。それから、農業問題の2つ目の大きな点では第6次産業について、先ほど6次産業化についてお話がありました。1次、2次、3次足して6次だというお話ですけれども、それはともかくとして本当にお話ありましたように農産物の生産から加工、流通まで一体的にとらえて、雇用の確保と所得の向上に努めていくと。特に赤松農林大臣は農村に活力、若者と笑顔をこれでもって取り戻すのだということを言っておりますけれども、具体的には先ほどお話ありましたように直売所では農産物の加工、生産一体的に推進するのですが、農業生産者あるいは農業生産団体が中心に取り組むのですけれども、やはり行政としてやるべきことが幾つかこの法案の中にもあるのです。それで、私もやはりいち早く砂川としても取り組む準備を進めていく必要があって、全国どこでも取り組むと思うのです。ですから、いろんな先ほど言われたお金も配分あれば、すべてのところに当たるかどうかというのは、予算にも限度がありますから、したがってやっぱり早く取り組んだところが新たな活用にすることができるのではないかと。特に農商工の連携も大事ですけれども、同時に農村にあるさまざまな未利用資源の有効活用、再生産エネルギーの活用推進、いわゆるバイオマスとか太陽光とか風力、水力の開発あるいは地球に優しいエネルギー生産で農産物の生産を行い、農産物に付加価値をつけるという点もあります。したがって、行政としては農家が主体的に取り組めるように、あるいはそれを促進するための支援を行うとして、1つは人材の育成と確保、それから空き店舗などを活用した農産物の直売所や加工所の設置などについて関係者に具体的な支援対策をとると。さらには、食や農の現状の魅力を発信する活動を情報収集含めて、先ほどお話もありましたけれども、体制をしっかりとっていくということが言われておりますので、先ほどの話では法案ができたら農業関係者と連携してというふうにありますけれども、ぜひ農業関係、農業者あるいは農業関係者ばかりにならず、地域の経済の活性化、雇用の確保にも、拡大にも結びつくので、行政としても積極的に、農業団体任せでなくて、やっていただきたいと思いますが、その辺についてもう一度ご答弁いただきたいと思います。大きな2点目には少子化対策、子育て支援についてであります。これについても、詳しい答弁をいただきました。政府はこの子供子育て政策策定に向けて国民からの意識調査を行ったりしておりますし、それから先ほどお話ありましたようにこれまでも少子化対策についていろいろ国も平成7年からエンゼルプランとか新エンゼルプランとか少子化対策とか、いろいろな法律をつくって進めてきたのですけれども、残念ながら子供の出生率が低下をしているというのが現状です。ところが、資料を見ますと、平成17年度に比べて、平成17年度は全国で合計の出生率については全国1.26と最低に下がったと、平成17年に。北海道も1.15というふうに全国よりも大きく下がっていたのですが、当時砂川は1.42でした。ところが、平成19年度は全国的には1.34、全道的にも1.19と上がっているのですが、砂川市は平成19年は1.35と、ずっと砂川市の場合は上がらないで、下がり続けているのです。全国的や全道的には回復傾向にあるのだけれども、砂川市の場合は回復傾向になっていないというのがあって、そこが私は非常に大事な部分で、少子化対策、それから子育て対策というのですけれども、やっぱりよく分析する必要あるのでないかというふうに思っております。国のビジョンに当たって、保育所、幼稚園などのことについては世論調査をつくって、やっぱりどの新聞の世論調査見ても、全国的にもやっぱり保育所の整備が第一に挙げられています。第2には、子育てしやすい職場づくりというのがどのアンケート見ても高いです。それで、この砂川市の次世代の計画をつくる上でもアンケート調査もとられたようでありますけれども、ここでも仕事と子育てを両立する支援の職場環境の改善が5年前のアンケートでの調査では13.9%だったのに、43.9%と30%以上も上がっているのです、この5年間の要望の中に。そして、その次に大きい要望事項では、学校で学童保育ができるようにしてほしい、あるいは保育、学童保育の利用料が高いという意見が砂川市内でも多く寄せられております。したがって、国もアンケート調査も行いながらどうするかという点を考えておりますが、砂川市でもせっかくこのアンケート調査をしたわけですから、こうした意見を十分生かした施策を講じてほしいなというふうに思っているのです。昨日も一般質問ありましたけれども、今答弁ありましたように国はそういう要望受けて、一時預かりしている人数を先ほど答弁ありましたように348万から3,952万に10倍以上にふやすと、延べ人数で、今度の政策で、ビジョンで出されているのです。それから、先ほどご答弁にはなかったのだけれども、商店街の空き店舗の活用による子育て支援を49カ所から100カ所以上に全国的にもふやすということで、これに対しても適切な支援対策を行うということも打ち出されております。そして、答弁ありましたようにそれぞれの地域の皆さんの行政へのニーズや要望にこたえて、そして積極的な支援対策行っていくというふうに述べられておりますので、私は22年から実施される次世代の計画は大変結構なのだけれども、数値目標見れば、5年前のこととほとんど砂川市は何もほとんど変わっていないのです。ただ、国のほうはそういうふうにして思い切って力を注ぐところを明らかにして、お子さんを持っている方々の意見を取り入れて施策を組んでいるのですけれども、どうも砂川の場合はそれは取り入れられていないのでないかというふうにも感じられますので、この国の子ども・子育てビジョンを受け、ぜひ積極的に見直しを行って、本当に砂川で安心して子育て、子供が育てれるような、本当の少子化対策に結びつくような対策をとっていただきたいというふうに考えますが、その点についてお伺いして、2回目の質疑といたします。

答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)

農業振興の関係で何点かご質問いただきました。最初に、激変緩和措置の内容でございますけれども、地域におかれましては、麦、大豆などの戦略作物以外を選択している地域においては、今回交付金の単価が高いので、それなりに所得の目減りはないと思っておりますが、当市の場合はソバと、それから施設野菜のトマト、野菜などのその他野菜類が主なものでございますので、今回のこの制度変更によって助成額が大幅に減少するということで受けとめておりますが、それに伴って今回その減収分を補うために激変緩和措置として国のほうでは約310億円の予算措置がされております。そのうちこの310億円のうち260億円が激変緩和調整枠ということの予算措置がされておりまして、この260億円のうちさらに北海道が135億5,000万ということで、ほぼ半分ほど砂川市の、北海道の激変緩和調整措置ということで予算配分がされるということになってございます。そのような中で今回単に一律的な加算措置を講じて、すべての農業者に支援を行うということではなく、真に激変緩和が必要な者に対して措置が講じられるようにするということを第一にしているということで、今後この激変緩和措置の予算配分につきましては都道府県の地域協議会の裁量で加算が行われますが、今後国と都道府県の協議会との協議の中で設定されるということでございますけれども、当市としては前段で申したとおり転作作物の中で一番面積の多いソバだとか施設野菜の加算の率が低いということでございますので、今後現行の助成水準に調整されるように北海道農政部を通じまして、市町村協議会への裁量などに回していただけないかなどの要望を強く行ってまいりたいと考えてございます。それから、22年度限りなのか23年度はどうなるのかということなのですけれども、今回のこの平成22年度はあくまでもモデル対策でございまして、初めて40年間米の生産調整でいわゆる米以外の作物をつくった方に対しての助成措置を行ってきたわけでございますが、今回の激変緩和でいろいろな米を作付した方にもやるというセットの事業でございますので、22年度だけの措置でございますけれども、ことしの22年度のモデル対策事業の中でいろいろな検証といいますか、いい面、悪い面、デメリット、メリットを協議しながら来年度本格実施に、23年度本格実施に向けて制度の設計を改めてやっていくということでございます。したがいまして、今回改めて砂川市の状況をかんがみますと、交付金額の低い作物を選定している現状を強く道や国に対して要望しながら、農家の所得の方の目減りがされないような形で取り組んでまいりたいということで考えてございます。それから、過剰米の関係でございますけれども、通常過剰米の対策につきましては集荷円滑化対策というのがございまして、米の豊作過剰による農業経営の悪影響を防ぐという意味で、米価の下落を招いて農家経営に悪影響及ぼすということを阻止するために今農家の方がそれぞれ拠出をして、国のほうでも補てんしながら米の過剰米を防ぐために米の生産調整を行っていたわけでございますので、今回米の生産調整に参加されている方をたくさんご理解いただく中で米の過剰米を防ぐ対策を講じてございますので、ただいまご質問いただいたような米の下落を招いて農業経営への悪影響を及ぼすようなことが今回のこの対策で防ぐことができるのではないかということで国のほうでは見てございますので、今後ことしの米の生産調整が農家個々の方のご理解をいただきながら、それぞれ個別に所得をして、通常の農業所得が安定するような形の対策を講じるわけでございますので、その対策の1年目のモデル事業を実施するということでございますので、今後この22年度はとりあえず集荷円滑化対策は実施されないということでございますけれども、同じく生産者の拠出も行われないということでございますので、今後この過剰米の対策については国のほうでは戸別所得補償制度を生産調整の中で取り組んでいくということでございますので、影響はないということで考えているところでございます。それから、あと全体の国の農林予算の予算削減でございますけれども、今回戸別所得補償ではモデル対策として約5,618億円の予算措置を講じておりまして、その分土地改良事業予算が削られたということも背景にはございますけれども、通常個々の農家の方に今所得補償することによって農家全体の所得のレベルが上がると、所得が上がるということでございますので、この辺は新しい制度の中で運用が図られるということでとらえております。それから、先ほど申し上げました集荷円滑対策につきましては22年度は実施されないということでご答弁申し上げてございます。それから、あと米の輸入自由化に関係してミニマムアクセス米の関係でございますけれども、これにつきましては国のほうでも新しい横流しがされないような形できちんと法的に今措置をされてございますので、この辺の米の主食用米への流入ということがないということでとらえているところでございますし、それから6次産業の関係につきましては一応生産者がみずから事業計画をつくって提出するわけでございますけれども、当然地元における砂川市を初め農業改良普及センターとか農協、砂川農協さんとか、いろいろな農業関係団体が入っている協議会の中で側面的な支援ということでハード的な直売所の施設を建てるとか、それからいろいろ機械の導入だとかという経過がございましたら、国のほうでは改めて6次産業化では138億円の予算措置をされてございますので、この事業の配分を受けるには国の大臣の認定が必要になってくるわけでございますので、これらの認定にいただくためにはやはり行政的な協議会の中で許可されるような形で生産者の方と協議をして、行ってまいりたいと考えてございます。それから、あとこれらの行政が積極的な取り組みということでございますけれども、前段で申し上げたとおり農業関係団体ともども生産者の方と何とか新しいこの産業の創設に向かって国の助成をいただくなり、大臣認定をいただくためにはいろいろな書類をつくったり、検討、協議していかなければならない案件もございますので、十分この辺の情報を収集しながら生産者ともども二人三脚の体制でもって事業の展開を行っていきたいということで考えてございます。

答弁 市民部長 井上克也(市民部長は2011年3月まで)

子育て支援というご質問でございますけれども、例えば合計特殊出生率ということでお話がありました。私どものほうも状況をちょっとお話しさせていただきます。全国では、先ほど議員おっしゃったとおり、そういった状況にあります。平成15年では1.29、平成17年では1.26、そして平成19年では1.35ということであります。砂川市の状況でありますが、砂川市におきましては平成18年が1.42で、平成19年が1.35ということで、まさしく平成19年については国の全国平均と同じになったという状況でありますけれども、いずれにしてもこの辺の数値につきましては、人口の総体的な減少というところもありますので、多い、少ない、いろいろ議論はあるかもしれませんけれども、ほぼ横ばいの状態にあるのかなというふうには考えております。また、市民の保護者を対象といたしました子育てしやすい職場づくりということでは前回、5年前のアンケート調査よりも今回のほうがはるかに希望する方が多いということは、これは男性も含めまして、やはり就労するという機会がふえているのかなと。それは臨時、パート、嘱託等も含めてですけれども、そういう意味では特に女性のそういった就労、そういうことからやっぱり子育てしやすい職場づくりという希望が、要望が多かったのかなというふうに思っていますけれども、これにつきましても国のほうでは今回のビジョンにおきまして、男性も女性も仕事と生活が調和する社会、ワークライフバランスということで、これを4本柱の一つに掲げまして、長時間労働の制限でありますとか、年次有給休暇の促進というようなことで、取得促進ということで、国もいろんな施策でもって法律に当然絡んでくることもあるのでしょうけれども、この辺は国においても支援をしていくという状況にございます。また、お話の中に商店街、空き店舗のそういった子育ての活用ということも、これも確かに国のビジョンを見ますと、空き店舗の活用による子育て支援ということから49カ所から100カ所ということで、全国で100カ所程度を26年度には目指すのだということからいけば、描いているイメージといたしましてはやはり都会中心に、どうしても通勤なんかの関係からいけばやはり中心市街地、そして駅に近い、そこに預けてお仕事をされて、また交通機関へ乗って中心街のかつての商店のところの活用されている預かり所、そういったところでお子さんを引き取ってというようなイメージかなと思いますけれども、確かに全国的には平成26年度には100カ所にしたいのだという目標でありますけれども、これにつきましても目標なのですけれども、私ども市町村に26年度の数値目標ということで意向の調査あった分については14項目でありまして、これについては具体的に空き店舗の活用とか、そういった意向調査はございませんでした。したがって、国が政策として全国的に展開するという上では、国としては空き店舗の活用が必要だろうというようなこともございますから、これについても砂川市は関係ないというのではなくて、やっぱりそういうことも今の子育てのニーズなのだなというふうに把握しております。そこで求められました数値目標の14項目の中では、今後砂川市においてはどうなのだという中では休日保育、これについては日曜、祝日の保育、これについて26年度までに実施をしていくのだと、もう一つは昨日のお話にありましたファミリーサポートセンター事業、これらについても取り組んでいくのだということで、これらを14項目の中では新たな事業として報告し、それに向けて砂川市としても計画に盛り込んで取り組んでいこうという状況でございます。そういった中では、総体的に今後砂川市としてやはり子育て支援に十分取り組む必要があるよというふうなご指摘であります。これについては、従前も取り組んでまいりましたやはり保育環境の整備ということからいけば、保育所の改築等あるいは統合による改築なんかも行いまして、環境の整備に努めてまいりました。また、子育て支援センター、これについても新たに開設をしたり、お話ありました学童保育事業についても充実をしてきたというようなことで取り組んでまいりました。ただ、きのうお話ありましたけれども、やはり新たなやっぱり潜在的なニーズにこたえていかなければならないということも十分考えておりますので、その辺はまた今後の計画の中でこの計画にのっとった、明記した事業を基本に、着実に実行しながら、また社会情勢も当然変わると思います。また、国の方針も重点的に前倒しというようなこともあるかもしれません。そんなことを踏まえまして、今後とも子育て支援に対してはあらゆる情報をもとに着実に実行してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。

再質問 土田政己

それでは、もう時間がありませんから終わりますけれども、農業の問題については国の施策が中心なので、先ほど言いましたように新政権に対して期待される点はたくさんあるのだけれども、同時に不安な面がたくさんあります。部長答弁ありましたようにことしはモデル事業だということですから、ぜひこのモデル事業を行う中で、砂川市の農家にとってやっぱり有利になるように、不利にならないようなやっぱり要望をまとめてどんどん上げていかないと、国はわからぬと思うのです。特に砂川のように野菜、タマネギとか野菜とか中心にやっているところは、非常に先ほど言ったようにカロリーがないからって助成対象から少なくされるというのでは困るのです。野菜も重要な食料の中身でもありますから、麦や大豆だけが主要作物や戦略作物ではないと思うのです。やっぱり地域の農業の実態を踏まえて、その施策をとっていただけるように強く要請していただきたいということが1点です。それから、少子化対策と地域子育て支援対策ですけれども、きのうも市長の施政方針演説ありましたように砂川市の市立病院が新たにことし開院されて、そして病院には小児科も産婦人科も設置されると、そういう面では砂川市は非常に子供たちを産み育てる条件は整うのですけれども、それだけではやっぱりだめなのです。だから、それに付随して本当に今若い人たちが安心して子育てができるように、特に今両親が働くという状況の中では職場環境や子供たちをしっかり預かる、あるいはきのうの話を見ても一時的に預かるという、保育も大事ですけれども、一時的に預かることも含めて、やっぱり子供たちが安心できる体制をとっていくということも必要なことですので、ぜひ国の子ども・子育てビジョンは新たな方向づけもしていますので、この砂川市でつくられた計画、次世代の計画の中にも生かされて、より一層充実させていただきたいということを要望いたしまして、時間ですので、質問を終わります。

出典:砂川市議会 平成22年第1回定例会 2010年3月10日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる