砂川市議会 平成21年第1回定例会 2009年3月11日
(1)平成20年、平成20年度第2次補正予算の水田フル活用推進交付金の内容と市内農家への配分総額及び支払い時期の見通しについて/(2)政府の水田フル活用政策の内容と市内農業へ活用する場合の課題について/(3)農地法改正案の具体的内容と市内農業に及ぼす影響、また市農業委員会から建議を受けての政府に対する要望事項について
2009年3月11日、砂川市議会の一般質問で、土田政己議員が「平成20年、平成20年度第2次補正予算の水田フル活用推進交付金の内容と市内農家への配分総額及び支払い時期の見通しについて」「政府の水田フル活用政策の内容と市内農業へ活用する場合の課題について」「農地法改正案の具体的内容と市内農業に及ぼす影響、また市農業委員会から建議を受けての政府に対する要望事項について」について質問し、経済部長 栗井久司、市民部長 井上克也、市長 菊谷勝利、副市長 小原幸二が答弁しました。
- 質問者
- 土田政己 議員
- 答弁者
- 経済部長 栗井久司、市民部長 井上克也、市長 菊谷勝利、副市長 小原幸二
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員が最初の質問で述べた件名は 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は議員の発言から取ったものです。
質問 土田政己
私は、砂川市の基幹産業である農業の問題と高齢者福祉対策について一般質問をさせていただきます。まず最初に、農業の問題について質問をいたします。政府が示した水田フル活用政策と農地改革プランについてまず最初にお伺いしたいと思います。昨年の世界的な穀物価格の高騰による食料危機を受けて、政府は10年後に食料自給率50%にすると言い出し、その柱として水田フル活用を強調し、平成21年度の農業予算案でも水田等有効利用促進を重点政策の第1に挙げています。また、農林水産省は、昨年12月の農地改革プランを、12月に農地改革プランを発表し、農地制度について所有にこだわることなく、農地の適切な利用が図られるよう、図られることを基本とする制度へ再構築するとして、去る2月24日、農地法改正案を国会に提出いたしました。政府は、この水田フル活用政策と農地改革プランで国内の食料供給力を強化し、食料自給率の向上を目指していくと言っていますが、農業委員会や農業団体から多くの疑問や意見の声が上がっておりますので、次のことについてお伺いをいたします。まず、第1に、平成20年、平成20年度第2次補正予算の水田フル活用推進交付金の内容と市内農家への配分総額及び支払い時期の見通しについてお伺いをいたします。2つ目に、政府の水田フル活用政策の内容と市内農業へ活用する場合の課題について伺います。3点目に、農地法改正案の具体的内容と市内農業に及ぼす影響、また市農業委員会から建議を受けての政府に対する要望事項についてお伺いしたいと思います。次に、肥料・燃油高騰対応緊急対策補助事業について質問をいたします。昨年来の肥料等の高騰から農家経済を守り、食料自給率の向上を図ることを目的に政府は肥料・燃油高騰対応緊急対策事業を打ち出し、新砂川農業協同組合が中心に市内農家の申請を取りまとめているようでありますが、この補助事業の内容と砂川市の対応についてお伺いをいたします。最後に、高齢者の医療費無料化について質問をいたします。高齢者の尊厳を踏みにじり、医療差別と耐えがたい負担を押しつける後期高齢者医療制度が導入され間もなく1年を迎えますが、この制度の中止、廃止を求める国民世論が全国で沸騰し、野党4党が共同で参議院に後期高齢者医療制度廃止法案、廃止を求める法案を提出して可決をしております。こうした状況のもとで今全国の多くの自治体でお年寄りに優しいまちづくり宣言を行い、高齢者医療費の自己負担分を自治体が負担し、高齢者医療費の無料化を進める自治体がふえつつあります。予防と健康づくり、早期発見とあわせて実施すれば、医療費や介護費の抑制効果もあり、この高齢者医療費無料化制度を積極的に推進すべきだと言う専門家もおります。高齢者医療制度の無料化について砂川市として積極的に検討するお考えはないかお伺いし、第1回目の質問といたします。
答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)
それでは最初に、大きな1番についてご答弁申し上げます。最初に、(1)、平成20年度第2次補正予算の水田フル活用推進交付金の内容でございますが、我が国の食料自給率の向上を図ることから全水田面積の6割で主食用米の生産を行い、残り4割の水田において自給率が低い作物である大豆、麦や米粉用米、飼料用米などを生産するため、水田が最大限活用されるように水田最大活用推進緊急対策実施要綱が平成21年1月27日付で制定され、減反政策、稲作減反政策から脱却して、水田を最大限活用する取り組みを強力に推進していくこととなったところでございます。事業の仕組み及び交付額は、20年産の生産調整実施者で21年産においても生産調整を実施することを約束した農業者に対し、主食用水稲作付面積に応じて10アール当たり3,000円を支払うもので、地域水田農業推進協議会を通じて対象農家に交付されることとなっております。次に、市内農家への配分総額及び支払い時期等でございますが、20年産の水稲作付面積における交付金対象農家戸数は103戸、対象水稲面積4万3,210アール、交付金総額1,296万3,000円の予定となっております。支払い時期につきましては、国や北海道の交付決定を受けて21年度当初の4月から5月上旬をめどに支払いができるように現在地域水田農業推進協議会で事務を進めております。次に、(2)、政府の水田フル活用政策の内容と市内農業へ活用する場合の課題についてでございますが、平成21年度の通称名、水田フル活用の取り組みによる政策は、新たに水田等有効活用促進交付金が創設され、水田の最大限の有効活用を促進するため、米粉用米、飼料用米の生産拡大に対し10アール当たり5万5,000円が交付される制度内容と従来からの水田畑作経営所得安定対策による交付金が合算されて、10アール当たり小麦4万円、大豆2万7,000円に加え、新たに10アール当たり3万5,000円が上乗せされる内容となっております。また、既存の産地づくり交付金が見直され、産地確立交付金となりましたが、基本的には20年度の算定方法を踏襲し、転作作物に対する交付金となっております。次に、市内農業へ活用する場合の課題でありますが、主食用米の需要が年々減少してきた結果、生産調整による減反政策の影響からトマトやキュウリなどの新たな転作作物により農業所得が向上した好結果もありますが、転作作物の栽培技術の向上や稲作専用の農業機械の非効率性など減反政策への課題もあり、国の食料自給率の維持向上を図るためには農業所得が安定する作物体系の農業経営が求められていると認識しております。次に、(3)、農地法改正案の具体的な内容と市内農業に及ぼす影響、市農業委員会から建議を受けて国に対する要望事項についてでありますが、最初に農地法改正案の主な内容は、農地は耕作者みずからが所有する自作農の考え方から農地の効率的な利用を促進する考え方に見直され、国民に対する食料の安定供給の確保を目的とされたところであります。次に、農地転用の見直しで規制強化され、公共施設用地の転用も実質許可制となり、違反転用に対する罰則が強化され、該当する者は3年以下の懲役、または300万以下の罰金、法人の場合は1億円以下の罰金刑となります。一方で、株式会社などが一定の条件のもとで農地を借りられるようになるほか、農業生産法人への出資制限が規制緩和されております。また、相続により農地の権利を取得した者は農業委員会への届け出義務が明記され、遊休農地の解消対策が従前の農業経営基盤強化措置法に基づく処置から農地法へ移行し、農業委員会が法定業務として毎年1回農地の利用状況を調査することで、耕作放棄地の拡大と不正転用を防ぎ、農地が安易に転用されないようにこれまで以上に厳しく規制されます。また、賃貸借の存続期間について、民法が規定する20年以内を50年以内と改正し、標準小作料制度は原則廃止されることになります。次に、市内の農業に及ぼす影響ですが、農地を守ることは非常に大切であり、農地を効率的に利用して農産物の生産を拡大し、食料の自給率を向上することが求められております。そのため農業振興策にはつながるものと判断しておりますので、市内農業に及ぼす影響としては少ないものと思われます。次に、市農業委員会から提出された建議書の主な内容ですが、農業振興各施策を項目ごとに建議されており、特に農地を大切に保全管理する基本理念については、国、地方公共団体及び国民の責務として明確化するように要請されております。農地の権利移動の規制緩和には慎重な対応を求められ、また標準小作料制度の存続が建議されております。今般農業委員会から建議されました内容については、国の審議の推移を見守りながら、全道市長会などを通じて国や農業関係団体に意見として伝えたいと考えております。次に、大きな2についてご答弁申し上げます。最初に、肥料・燃油高騰対応緊急対策は、昨年大幅に上昇した燃油や肥料の価格動向が農業経営に深刻な影響を及ぼしているため、農業経営の影響を最小限にとめ、再生産の確保や農家経営の安定を図る必要があることから、生産資材の価格高騰の負担軽減対策を緊急的に実施することとなったところであります。この補助事業は、平成20年度国の、国の第1次補正予算において500億円が予算処置され、施設園芸の燃油消費量や化学肥料の施肥量を2割以上低減する農業者グループに対して前年度の燃油や肥料費から今年度の燃油や肥料費を引いて、高騰した価格増加分の7割を助成する内容でございます。当市では、砂川市担い手育成総合支援協議会が事業実施者となり、去る2月13日に肥料・燃油高騰対応緊急対策実施、失礼、肥料・燃油高騰対応緊急対策事業実施承認申請書を北海道協議会に提出しております。高騰による燃油該当者はおりませんが、肥料高騰の対象農家戸数は153戸、助成額2,914万862円となっているところです。次に、肥料・燃油高騰対応緊急対策の負担割合ですが、肥料高騰分の7割を国の助成を受け、残り3割を生産者団体が1割、生産者が1割、都道府県と市町村が合わせて1割を負担することの方針案が当初示されましたが、北海道が単独で市町村分を含んだ補正予算10億円を措置されました。さらに、ホクレンによる生産者への値引き対策と新砂川農業協同組合の独自の救済対策が講じられました。砂川市としては、これらの対策を総合的に勘案しますと、農業者による1割負担の努力もありますが、今般の肥料高騰に対応する額に助成額が達しているものと推察され、農家負担額は一様に軽減されていると判断しているところであります。
答弁 市民部長 井上克也(市民部長は2011年3月まで)
大きな3についてご答弁申し上げます。高齢者医療費無料化制度について積極的に検討する考えはないかについてでありますが、平成20年4月から高齢者の医療の確保に関する法律の施行により後期高齢者医療制度がスタートしております。北海道におきましては、北海道後期高齢者医療広域連合が保険者となり、市町村が保険料の徴収業務及び窓口業務等を担っているところであります。この後期高齢者医療制度につきましては、国において保険料軽減の追加措置や年金からの保険料徴収方法の選択制を導入するなど制度の見直しも講じられているところであり、また後期高齢者医療制度に国民健康保険制度も加えて抜本的な改正についての検討も行われているところであります。本市における高齢者の医療費の状況を申し上げますと、平成19年度の老人医療費の実績では75歳以上の医療費総額が約24億7,400万円で、高齢者が病院窓口でお支払いいただいた一部負担金の合計は約2億5,300万円であり、1人当たりでは約9万8,000円となっております。現行制度において後期高齢者の一部負担金を無料とした場合、平成19年度ベースで約2億5,300万円が市の負担となり、この負担につきましては年々増加する状況にもあり、無料化による財源確保は極めて困難な状況にあります。現在75歳以上の後期高齢者につきましては、原則1割負担で、高額療養費制度により自己負担限度額も設定されているところでありますが、一部負担金の負担割合につきましては医療制度全体の中で国が責任を持って方向性を示すべき問題であり、本市において高齢者の医療費無料化を検討する状況にはございませんので、ご理解を賜りたいと存じます。
再質問 土田政己
それでは再質問をさせていただきます。大変詳しい答弁をいただきましたのですけれども、まず第1に水田フル活用推進交付金についてであります。先ほどもご答弁ありましたように、平成20年、08年主食米作付面積に対して10アール当たり3,000円、ただし条件は生産協力実施者で、また09年度も実施する農家ということが限定されて、10町歩あれば30万というお金にもなるのですけれども、4月から5月をめどに配分する予定ですけれども、ただ1回だけの支給で農家経営の安定とか食料自給率につながるかどうかという点で疑問が投げかけられているのです。それで、お伺いしたいのはこれ1回だけなのか、09年度以降の見通しもあるのかどうなのか、まず1つお伺いしたいというふうに思っております。それから、2つ目の政府の水田フル活用の政策の関係では、先ほどもご答弁ありましたように農水省は09年度を水田フル活用元年というふうに位置づけて、かなり食料自給率向上を目指す予算、これは昨年の世界的な穀物価格の高騰で食料危機を受けて、やっと食料自給率を引き上げるに向けての予算の第一歩を踏み出したというふうに言われています。しかし、先ほど答弁ありましたように、この水田等有効活用促進対策では調整水田や転作拡大など新たに自給力、自給率向上の戦略作物をした場合について助成すると。それが麦や大豆、飼料作物の場合は10アール当たり3万5,000円、米粉、飼料米については5万円ということに、いや、5万5,000円ということになっておりますけれども、砂川市の場合は大豆、麦は作付がありませんから対象にはならないわけですけれども、この制度を具体的に実施する、例えば飼料作物、飼料作物の場合は3万5,000円ですし、米粉、飼料米については5万5,000円の助成金があるのですけれども、実際に活用できるかどうかという点でもう少しお伺いしたいというふうに思っております。この促進対策は、助成期間は3年間、さらにこの米粉や飼料米等については助成要件があって、播種前に契約をしなければならないとか、さらに低コスト生産、あるいは生産協力者に限るなどの条件が示されておりますけれども、なかなかこの条件に当てはまって砂川市で実施する場合には非常に困難でないかなというふうに思いますが、可能なのかどうなのかちょっとお伺いしたいと思うのです。現在飼料米の価格も残念ながら大きく下落しているという状況もあって、実際に取り組むには大変だというのが全国的な声になっております。本当に自給率の向上を目指すなら、この日本の水田の豊かな生産力をフル活用するというのは当然のことでありますけれども、しかし最近の状況を見ると全国的には20万ヘクタール以上を超す水田が荒廃していると。さらに、それが毎年広がっているという状況が残念ながらあるし、ですからこの水田フル活用というなら水田荒廃の根本原因を取り除かなければ、当面の対策だけとってもなかなかうまくいかぬのではないかなというふうに私は感じます。やっぱり水田をフル活用するには、私たちが食べる主食米の生産が安定して生産できるということが土台にあって、そして他の作物も生産をしていくことができるのだろうと。先ほどの答弁にもありましたように農業所得が確保されることが必要なのです。最近の調査によりますと、日本の農業、私たちの農業所得は2005年までの15年間に半分になっているというのが調査結果が出ています。ですから、お米の値段がどんどん下がっていくと。1つは、米の輸入自由化という問題がありますし、それから米価を市場任せにして政府の管理をやめてしまったというのがあるわけですけれども、それによって米価がどんどん下がっていく中で、なかなか水田をフル活用するといってもそうならぬのでないかなというふうに思います。そこで、逆に全国的にもこの耕作放棄地がふえていっているという現状がありますので、お伺いしたいのは砂川市内の耕作放棄地の状況について、そしてまた市長が主要行政報告で述べられたようにこの耕作放棄地を5カ年の計画で解消していくのだという計画つくるというふうに言われているのですけれども、具体的にどういう方向でこれ解消できるのかお伺いしたいというふうに思っております。国も今度のこの対策の中で、先ほどは部長は答弁なかったのですけれども、新規対策として水田等有効活用総合対策の新しい対策として耕作放棄地等再生利用緊急対策で、結局耕作放棄地を貸借して再利用するものに対して障害物除去とか、あるいは整地するとか、荒廃を今度直すなどのものについては初年度の取り組みに3万円から5万円支給すると。それから、緑肥や土壌改良する場合は2万5,000円、最大2年間、あるいは営農定着の取り組みに対しては2万5,000円、1年間、政府はこれにより耕作放棄地の約1割程度が再生されるだろうと、そういうふうに言っているのですけれども、実際にこれで砂川市の耕作放棄地の現状を見た場合にはこれで解消されるのかどうなのかお伺いをしたいのであります。それから次に、農地法の改正の問題では、先ほどから詳しい答弁がありましたけれども、一番問題なのは農地法第1条の目的規定を農地耕作者がみずから所有することが最も適当であるという今の農地法の考え方から農地の有効な利用を促進するに転換して、先ほど答弁ありましたように一般会社も含めて利用することにしようというのが最大のねらいです。そして、株式会社には農地そのものの所有権は認めないけれども、借地権を認めて、民法上の借地権の期間は20年以下なのですけれども、これを農地に限って50年以下にすると。いわゆる半永久的に株式会社が農地を借りることができるという、これは事実上の所有権移動と同じだというふうに言われているのですけれども、それから先ほど言われたように賃借の基準になっている市町村の標準小作料を廃止すると。こうなりますと、企業は何年分まとめて払うからということで、一括してお金を払って安く借りれると。極端に言えば50年分払うということで農家から土地を結果的には取り上げられるみたいな格好になってしまう危険性があるのでないかなというふうに私は考えます。したがって、農地はこれまで地域に根差し、家族経営が守ってきた、あるいは支えの精神で文化や生活、農村の暮らしを築いてまいりました。農業の所得が確保されれば地域農業を担う、あるいは家族農業経営に求めている後継者は育つはずだと私は思います。また、地域の合意形成が基本に根差した多様な農業経営の維持発展を図ることこそ農村の発展につながるのではないかなというふうに私は思いまして、今度の農地法の改正でもし企業の参入が認められたとするならば、非常に砂川市の農業にとっても大変危機的な状況になりかねないのでないかと考えますが、そのあたり改めてお聞きしたいと思います。それから、農業委員会の建議を踏まえた点については先ほどお話がありました。基本的には今申し上げましたようなことも踏まえておりますし、ぜひ、僕はもう既に、建議は去年の11月か12月にされているのだと思うのだけれども、国や何かに要望されているものだと思っていたら、これからだというものですから、これでは遅いのでないかと。せっかく大事な建議がきちっとされているのに、これからだというのでは遅いのですけれども、ぜひ早急に、農地法の改正案も国会に提出されているし、国会の審議も始まりますから、やはりその中で修正もして直していくということもできるので、ぜひ強く要請をしていただきたいなというふうに思っております。それから、もう一つ、今度の改正案で非常に農業委員会の仕事がふえる、責務、任務も大きくなるということが言われています。例えば遊休農地対策では、遊休地だけではなくて程度の低い農地も対象になるし、それから全地区の農地利用調査も毎年1回行うことが義務づけられると。それから、遊休した農地の通知、勧告、利用計画の協議の協議通知もこれまでは行政がやっていたのが農業委員会にそれが移されて、そして遊休農地の利用についての指導も今度は農業委員会の仕事になるというふうに改正されるのです。そうすると、やっぱり農業委員会に対する予算と十分な体制をしなければ、今の体制では私は不十分、できないのでないかというふうに考えます。したがって、砂川市としても農業委員会事務局体制の強化をするお考えがあるかどうかお伺いをしたいというふうに思っております。次に、肥料・燃油高騰緊急対策事業についてお尋ねをいたします。内容が先ほど詳しくご答弁がありましたけれども、砂川市の場合は、北海道の場合もそうですけれども、肥料の高騰についての助成制度当然ありますけれども、特に肥料は昨年来4割から5割、大幅な引き上げになりまして、それから農家経営のしっかり守っていくために今度の緊急対策事業が行われました。ただ、国は7割、北海道が1割ですね、そして農協はこれとはかかわりなく独自に砂川農協は砂川市に1,200万の助成を行っているという状況にあります。それで、私が非常に残念だと思うのは、先ほどの答弁ではそういうことでカバーされるから、砂川市としては対応しないという答弁をいただいたのが非常に残念なことだなと。今回の場合肥料が急激に上がったのです。4割も5割も上がったと。したがって、そのために農家自身は肥料の節約を2割する努力をすると。同時に国や道もしっかりした対応をするし、それで市町村にも求められているわけですけれども、例えば砂川、新砂川農協の関係でいいますと、同じ組合員でありながら奈井江町は200万円の予算をこれにつけているのです。その財源は、先般も議論しました地域生活活性化、いや、地域活性化・生活対策事業の中でお金を対応しているのです。ですから、砂川と奈井江の農協の合併は、砂川も一緒になって促進してやったのに、今回の対策では組合員の中に差が出る。奈井江の組合員は、住んでいる人は対応できるし、砂川の人はそれを受けられないと。こういうこと私はあってはならぬと思うのです。大変大きなお金を使わなければならぬという事業だったら別ですけれども、やはり連携して、同じ組合員が同じ恩恵を受けるためにやるべきだと。財源もちゃんと地域活性化・生活対策事業として国で見ているのです。それも農業分野で使ってもいいですよというふうにちゃんとなっているのに市長のほうは公共事業中心だというわけですから、それで私はこれからでも遅くないので、09年度の補正予算でもしてでも対応すべきだと考えますが、この点についてお伺いしたいというふうに思っています。それから、最後の高齢者医療費の無料化についてでありますけれども、市民部長は大変お金がかかるということを述べられまして、全く考えていないというようなことでありますけれども、今この大変な不況の中で、高齢者は非常に負担が重く、生活が極めて深刻だと。特に少ない年金から介護保険料、後期高齢者医療保険料が天引きされ、そして高い医療費のために病院にもかかれないというお年寄りがふえているのです。本当にお年寄りの健康がむしばまれていると。やっぱり根本的にはこれは国の制度に先ほども言いましたようにあるのですけれども、やっぱり医療差別をなくして、お年寄りを大切にする優しいまちづくりというのが今どこのまちにも求められているのではないかなというふうに考えています。それで、先ほど言いましたようにこの高齢者対策では、部長は医療費がたくさんかかるというふうに言いましたけれども、先ほど言いましたように無料健診とか予防活動と、それから医療費の無料化をやれば医療費総額、総体の抑制効果が非常に大きいという、これは専門家の研究データも出ているのです。ほうっておくから医療費がどんどん、どんどんふえていくのであって、そういう対策をきちっと講ずれば医療費総体を抑制することができると。したがって、私がお伺いしたいのは、先ほど75歳以上の人を全部無料化にすれば2億何ぼのお金がかかるとかというお話ありましたけれども、そういうこと言っているのではないのです。そのまちの財政状況に応じて、いろいろな条件が考えられるだろうと。年齢を幾つからにするのか、あるいは所得制限をどうするのか、居住条件もつけると。あるまちではそのまちに3年以上住んでいるとかいう、そうしたらほかのまちから来て、それを砂川で受けるということにはならぬようなことも含めて、いろいろそういうことを含めてやっぱり長く砂川市のまちの発展のために、開拓を含めて頑張ってこられたお年寄りが元気、いつまでも元気で安心して暮らせるようにはやっぱり早期に病院に行って、早いうちにやっぱり治療することが、手おくれにならないようにすることが必要でないかというふうに思いまして、今こそこの高齢者医療費の無料化制度についていろいろな角度から検討を加えるべきでないかというふうに、私は来年度からすぐやれといって言っているわけではないのです。検討を加えるべきでないかというふうに思っているのですけれども、今後に向けて研究、検討していくお考えがあるのかないのかお伺いして、再質問といたします。
答弁 経済部長 栗井久司(経済部長は2013年3月まで)
何点かご質問を受けました。まず最初に、水田フル活用交付金の関係でございますけれども、20年度の第2次補正予算でございまして、これは一応20年度に転作実施者、そして21年度に転作を実施協力するものに限り交付されるもので、21年度以降はございません。1回限りのものでございます。それから、2点目の関係でございますけれども、新たな対策でございます。砂川市においては、大豆、麦は作成、作付されている農家の方ございませんので、該当しないわけでございますけれども、今後米粉用米だとか飼料米につきまして今後転作奨励金的に大きく予算措置がされましたので、今後実際にこれらを活用して生産される農家の方がいるかどうかは今後農協、関係団体と協議の上、生産者の方に説明していきたいと思っておりますけれども、ただ主食用米の米ではなくて、やはりこういう飼料米だとか米粉用米は多収穫米で、生産者の方の1俵当たりの価格単価がどうしても低いわけでございますから、たくさん米がとれるような今後多収穫米の品種でもって作付しなければならないかなと考えてございます。現在はすべて主食用米の品種でもって作付してございますので、この辺の問題点があると。それから、米粉用の米を収穫した後これを米粉にするための加工料が現在1俵当たり1万2,000円等もするということから、この辺の環境もよく考えながら、生産者団体と協議を図ってまいりたいと考えてございます。それから、3点目は、まず耕作放棄地の関係でございますけれども、この関係につきましては日本の国内食料自給率が現在40%であるということで、欧米先進諸国の中では最低となっているということから、近年は地球温暖化による異常気象の影響から世界的な食料生産が不足しているということで、昨年は特に中国からの輸入農産物、加工食料品、ギョーザでございますけれども、農薬の劇薬物の混入などがございまして、消費者からは今安心、安全な国内の農産物が求められております。国、農林水産省は、国内の自給食、食料自給率を40%から50%の目標にするということから、耕作放棄されている実態調査を昨年全国の市町村を通じて行ったところでございます。当市におかれましても関係農業団体とともに実施しまして、本年の1月30日に北海道に対して耕作放棄地の解消計画を提出いたしました。約22件の所有者の方で29.47ヘクタールの耕作放棄地の面積があったところでございます。5年間で今後これらの解消を進めていくところとなったところでございます。稲作減反政策によって耕作放棄地となったところも否定できませんが、後継者不足だとか高齢者による耕作放棄だとか、安定した農業経営ができないために耕作放棄地になった、いろいろな理由がございますけれども、改めて日本の農業の基本政策として国内の食料自給率向上のために耕作放棄地の解消を図って、農産物の生産向上に図るというものでございます。当市につきましても今後この29.47ヘクタール、約22名の所有者の方いらっしゃいますけれども、今後これらの解消に向けて所有者の方とお話を伺いながら、その対策を講じてまいりたいと考えてございます。続きまして、21年度のフル生産、水田フル活用対策の国の制度の中で耕作放棄地に不向きなところに対してそれぞれ助成措置がございますが、現在砂川市で昨年調査いたしました耕作放棄地の中でこれらの方に再生産されるための農地の土壌改良等の事業の関係につきましてはちょっと困難ではないかと受けとめてございます。それから、農地法改正の関係で、株式会社が20年から50年の賃貸借ということで改正されたわけでございますけれども、この関係につきましては民法の規定が20年だったものが50年になるということは、借りたほうの株式会社のほうで安心して長い間農業経営に向けて取り組んでいけるということから年数が延びたということで認識させていただいております。それから、標準小作料の廃止につきましては、法的には農地法で廃止ということでなったわけでございますけれども、目安として標準小作料を設けなさいということで指導も来てございますので、今後法的には標準小作料は廃止されますけれども、目安として農業委員会ではこれらの今までの田畑の標準小作料の目安的なものも考えて、お示ししてまいりたいと考えてございます。それから、建議書の関係につきましてでございますけれども、各市町村の農業委員会から上部団体であります北海道農業会議にそれぞれ当市でいただきました建議の内容も取りまとめて農業会議のほうに上部団体として上げてございます。その後、北海道農業会議のほうから国、農林水産省に向けて今回農業委員会が業務がふえたということで、体制の整備だとか予算関係なども含めて要望していくということでございます。それから、肥料の高騰でございます。この関係につきましては、1回目の答弁で申し上げましたけれども、肥料の高騰分は既に国と北海道と生産者団体のホクレンと砂川農協の4関係団体の助成額がほぼ肥料価格の高騰分の水準に到達していると判断しております。奈井江町の助成措置につきましては、生産者の方々に負担される1割相当分に対する助成だ、助成しているのだと思われますけれども、砂川市としては肥料・燃油高騰対応緊急対策事業の補助対象農家は最初に化学肥料の施肥量を2割以上低減される農家の方が補助対象となっております。残りその8割相当額に対して国が7割、北海道1割の助成措置がございまして、今回生産団体であるホクレンと新砂川農協によりこの1割以上の救済処置がされております。したがいまして、助成総額が肥料高騰分相当額に到達しているとの判断でございますので、これ以上の助成措置はむしろこの当該事業、補助事業の趣旨に沿わないものと思われますので、ご理解いただきたいと存じます。以上でございます。
答弁 市長 菊谷勝利(市長は2011年3月まで)
高齢者の医療の無料化について私のほうから答弁をさせていただきたいと思います。高齢化時代を迎えて、我々市政執行するに当たって高齢者に対する敬愛の念を持ちながら市政執行をしなければというふうに思っているのでありますけれども、行き着くところは財政問題があるわけでありまして、9日の日の補正予算に対する大綱質疑ありまして、総務部長のほうからある程度財政状況についてお話ししたと思うのでありますが、私のほうからももう少し詳しくお話をさせていただいて、ご理解を賜りたいというふうに思うのであります。まさに釈迦に説法でありますけれども、平成16年から18年にかけまして、いわば三位一体改革が国が行いました。このことによって全国の1,800の自治体がまさに冷え切っていったというのが現状だと思うのです。これを砂川市に当てはめてみますと、1つは補助金の削減をいたしました。これにかわりまして税の移譲があったわけでありますけれども、現実的に補助金から税に移行してどうだったのだろうかというと、実は1億4,700万ほどのマイナスになったと。加えて交付税が約4億8,000万ほど減額でありました。合わせまして6億2,700万ほどが実は砂川市の歳入の削減に遭ったということであります。このことによって、市のほうとしては予算編成に当たってはなけなしの基金を取り崩しながら、何とか市民の生活を守ろうという願いを込めながら、実は財政運営をしたのでありますけれども、しかしこのままいくとまさに再建団体に陥るというようなことから行政改革をいたしました。その金額約6億5,000万であります。この行革に当たっては、まず職員の給料の削減をいたしました。同時に議会のほうもまさに民主主義の根幹である議員定数を思い切って削減をなさる。さらに、費用弁償も削減をしながら、この行革にいわば両輪のごとく行政と議会が一体になってやったと。加えて歳出の削減ということはサービスの、市民のサービスの低下になるわけでありますけれども、これまた市民のご理解をいただいて実施をされて、6億からなる行革をして、何とかいわば三位一体改革に対応すべき実は財政運営をしてまいりました。そのことによって、常日ごろ申し上げておるのでありますけれども、常に経常費を何とか圧縮しよう、経常費の歳入歳出をまず合わせることが大前提だということでありまして、現実的には平成20年度の予算、さらに今年度の予算については実は経常費の歳出を上回る実は歳入があるわけであります。平成20年度の今年度の予算においても約93億が大体計上してあります。これに附帯する歳入はと。95億が歳入で、約2億ほど上回っておると。したがって、ことしの事業費が約6億でありますから、その補てんする財源として2億ほどあると。その他補助金、起債等で事業展開をして、結果的には財政のプラス・マイナスの運営のためにいわば財調から200万程度で、まさに健全財政の道を今歩んでいるのであります。これだけ見ると、土田議員さんの言う老人医療にはということになるのでありますけれども、実は9日の日も小黒議員さんおっしゃったように国が7兆円からの税の落ち込みというようなことありまして、あるいはことしの交付税は2,000万ほど上回っておりますけれども、これも交付税としては実際は五税がかなり減少している。いわゆる特会から借りざるを得ないということで、これまた後年次にいわば支払いを起こしていかなければならない。あるいは、ことしから始まるいわば2分の1ずつの、国、地方の2分の1ずつの返済が始まるわけでありますけれども、今の地方にはそれだけの財力はないということで、国がみずからこれを先延ばしをしたと。今、きのう、おととい総務部長言ったのが22年からといいますけれども、恐らく23年度まで延びるのではないだろうかと予想しています。これ今総務部長言ったのが事務方の情報でありまして、私また総務省行ったときそんな話もあったのです。したがって、最高の地方がまだ苦しみを味わうのは23年度以降に大変な財政運営の状況がやってくるというふうに言われておりまして、私どもとすればそれに備えなければならない状況下にございます。それから、病院の問題で大変ご論議いただいております。私どもまさに的を射たご質疑であったと思うので、常々頭を痛くしておるのでありますけれども、問題ははっきりしているけれども、その問題を解決するのには一長一短にはいかないという悩みを実は抱えているのです。もちろん人件費の問題、材料費の問題もあります。あるいは、無駄を省く問題もあるのでありますけれども、これも一たん事務屋さんに即それはといっても、それを実行するためにまだもう一つの山があるわけでありまして、なかなかいけない。しかし、これとて今言ったようなことであすから黒字転換という状況下はなかなか難しいとなるならば、一般財源でどう今後歳出をしていかなければならないかと、そういったもの我々は憂いでありまして、幾ら敬愛の念をいただいても、念を持ってもなかなかそこへいけないというのが実は悩みであります。ただ、土田議員さんのおっしゃって今あすからやれということではないと、検討しなさいということでありますから、やはり財政の状況を見ながら、やはり検討していかなければならないものだろうと思うのでありますけれども、いましばらく病院が新しい建設を迎えて、どういう歳入歳出になるのか、あるいは22年度以降の国の予算が地方にどういうしわ寄せ等があるのか、この辺を見定めなければなかなか高額なお金の財源を要する医療無料化というのはなかなか踏み切れないというのが現状でありますので、当分はなかなかご期待に沿えない状況下にあるものだというふうに思います。
再質問 土田政己
もう時間がありませんから、今市長からご答弁いただいた部分は、これはまた新年度予算のところで議論の部分だというふうに思います。ですから、これはまた別の機会に言いたいと思うのですけれども、ただ財政が厳しいから、だから何もできないのだ、できないのだということではやっぱり行政というのはならぬと。それから、国の政治、根本的な部分では国の政治が根本的にあるのですけれども、この政権だってかわるかもしらぬという状況にもあるわけで、今の見通しがそのままずっといくというものでもないのです。ですから、そういう意味でやっぱり今市長のお話では今の政権がずっといって、今のままでいけばそうだということですけれども、国の財政の仕組みを変えれば幾らでもできることですから、ここは根本的な議論は予算のところでさせていただきたいというふうに思っております。1点だけ、時間がないので、お伺いしたいのは、僕は農業委員会の体制強化すべきだということ聞いたのですけれども、先ほど答弁なかったのです。仕事がすごくふえるのです、今後。ですから、事務局体制含めたり、予算も含めたりしないとなかなか厳しいのでないかというふうにお尋ねしたのですけれども、2回目ご答弁なかったものですから、その点だけお伺いして、終わりたいと思います。
答弁 副市長 小原幸二(副市長は2011年3月まで)
農業委員会の体制の強化というようなご質問でございますけれども、私ども現、今の市長の体制になって平成11年から3回に分けて実は行財政改革を断行してきております。平成11年から12年、16年、17年、19年、20年と3回に分けて実際に行政改革を行っているというような状況でございます。そういう状況の中で、今市の職員の数を見てみますと平成10年、11年当時については職員1人に対しての住民の数が大体85人程度でございました。今現在もそうなのですけれども、交付税の基準については職員1人について住民100人と、人口10万人で職員1,000人という実は基準になっております。そんな状況の中から、平成11年以降この基準に近づけるというような状況の中から職員の退職者不補充という政策も実はとってきております。そんな状況の中から、過去3回にわたる行財政改革の中で相当な職員の数を減らしてきております。そんな状況の中で、今現段階で職員1人当たり交付税の基準を上回るような住民の数になっているというような状況がございます。そんな関係で、各それぞれの職場でかなり職員の数については少ない状況の中で事務を執行していると、こういう状況がございます。そんな関係で、今職員が体を壊さないで働いてくれれば非常にいいのかなというふうには考えておりますけれども、いましばらくこの事務量等々と職員の数については推移を見ながら、どうしても結局足りなければそれなりの対応をしてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解を賜りたいと考えます。