みんなの議会

白老町議会 令和7年定例会12月会議 2025年12月11日

まちの宝である子どもたちへの多様な学習機会の確保

2025年12月11日、白老町議会の一般質問で、広地紀彰議員が「まちの宝である子どもたちへの多様な学習機会の確保」について質問し、教育長 井内宏磨、教育部長 冨川英孝が答弁しました。

質問者
広地紀彰 議員
答弁者
教育長 井内宏磨、教育部長 冨川英孝

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 広地紀彰

続きまして、2項目め、まちの宝である子どもたちへの多様な学習機会の確保について教育長に対し2点。(1)、標準学力調査及び全国学力学習状況調査に基づく学力、学習環境の実態や傾向、学校教育推進計画及び白老町スタンダードに基づく指導実践の状況を伺います。(2)、小学校適正配置が目指す目的、検討委員会の検討状況と意見反映の在り方、児童・新学校・地域への3つの配慮の具体化に向けた考えを伺います。

答弁 教育長 井内宏磨

「まちの宝である子どもたちへの多様な学習機会の確保」についてのご質問であります。1項目めの「標準学力調査及び全国学力学習状況調査に基づく学力、学習環境の実態や傾向、学校教育推進計画及び白老町スタンダードに基づく指導実践の状況」についてであります。標準学力調査の平均正答率は、小学校国語が68%、算数が64%、中学校国語が58%、数学が54%となっております。全国学力・学習状況調査は、小学校国語が68%、算数が52%、中学校国語が52%、数学が41%であり、小学校、中学校ともに国語は全国平均以上とほぼ同等、小学校、中学校ともに算数、数学は低い範囲に属しております。学習環境につきましては、家庭学習において、1時間以上学習する児童生徒の割合が昨年度より上昇しており、メディアコントロールやICT教育をはじめ、学校教育基本計画や白老町スタンダード等を基本として、児童生徒の「主体性・協働性・実践力」の育成に向けた取組を進めているところであります。2項目めの「小学校適正配置が目指す目的、検討委員会の検討状況と意見反映の在り方、児童・新学校・地域への3つの配慮の具体化に向けた考え」についてであります。適正配置では、1学年1学級以上、1学級18人以上などの適正規模を示すとともに、アンケートにおいて75%以上から統合すべきとの回答を得たことから、取組を進めてきたところであります。現在は、PTAや地域住民で構成する検討委員会において、特に竹浦小学校の方向性について重点的に議論を重ね、この間にも改めて竹浦小学校保護者との意見交換会を開催するなど、各委員の意見を尊重し、丁寧に合意形成を図りつつ、適正配置の具現化に努めているところであります。

質問 13番 広地紀彰

13番、広地です。2度にわたって質問をしたために9月会議は控えておりましたが、PTA役員、特に竹浦地域の方々からの要望、また今年度で適正配置の方向性を見いだしていくといった情勢の中での追跡質問の必要性、そして白老町内の多様な配慮を要する子供たちにどのような教育環境を展開するかといった議論の必要性を踏まえ、2点の質問を確認を込めて行います。まず、子供の学習実態について質問しますが、4期目を迎えた白老町スタンダードの実践、特に探求型授業の実践強化がどのように学力、各種調査結果に反映されているのか、また成果と課題をどのように整理されているかについて伺います。

答弁 教育部長 冨川英孝

探求型で進んできた中での学力のということでございます。この白老町スタンダードを進めてくる中で、やはり学力の向上というのは一つのキーワードになってございますので、分かった、できたというようになっております。そういった中で、こういった継続的な取組を進めることで平成19年、あるいは平成22年といったもう15年くらい前ですか、そういったところと比べますと、やはり全国平均を超えたか、超えないかという課題はまだまだ続けていかなければいけないかなと思っていますが、正答率の全国平均との差でいいますと、確実にこの平成23年度以降についてはその以前よりも全国平均との乖離という部分では狭まってきておりますので、この間全国平均を超えたときもございますので、こういったものは継続的な取組をいかに続けていくかということが重要かなと思っておりますが、その効果というものが現れているのではないかなと考えてございます。

質問 13番 広地紀彰

13番です。今年度は国立教育研究所で活躍された方の知見を得て学習環境向上や学力の向上対策に取り組んでいると捉えておりますが、今回の学力調査結果をどのように分析されているか。また、その分析の中で次年度に向けた取組、重点等のそういった考え方はあるかどうかについて。

答弁 教育長 井内宏磨

今現在学習指導要領においては主体的、対話的で深い学びが求められておりますけれども、全国学力・学習状況調査の結果を見ると各学校とも主体的、対話的で深い学びについては全国平均に近い値を出しております。学校によっては、その数値をはるかに超えるという状況もございますので、白老町スタンダードを通して、主体的、対話的で深い学びの実践を通して本町の目指している主体性、協働性、実践力、そういう力を身につけた子供の育成に近づけていきたいと考えているところでございます。

質問 13番 広地紀彰

13番です。見える学力と見えない学力があることは十分に承知をしておりまして、特に主体性の涵養に関わって探求型の授業がもたらしている効果には大いに期待できるところがあるのではないかと捉えています。もちろん各種調査においてやっぱり数字で見える学力というのは、正直私も保護者の一人としては気になるところではありますが、その向上のための実践が重要ではないかと考えている中で、教育行政の執行方針も確認いたしましたが、ICT活用によって子供の可能性を引き出す方向性や、あとは白老町スタンダードにも掲げられている学校と家庭との連携についても1点伺いたいと思うのですが、さきに虎杖小学校のほうで学校運営協議会が開催されました。その中で実践例として紹介されていましたが、ノートパソコンを家庭に持ち帰って、今、週に2回に持ち帰りを増やして、その中で家庭でパソコンを通して取り組めるドリルがありまして、これは校長先生自らが確認していて、正直やる子とやらない子も中にはいるのですけれども、一定程度子供たちの自発的な家庭学習の勧奨につながっているといったような取組が報告されていました。こうした取組は子供の自発的な家庭学習を促す意味でもノートパソコンの活用は有効と捉えていますが、こうした家庭学習の強化や実践の状況をどのような展開をされているかを教育委員会として今押さえていることは何かあるのでしょうか。

答弁 教育部長 冨川英孝

今おっしゃっていただきましたように、タブレットの持ち帰りの頻度を高めていただくというのは一つキーポイントかなと思います。そういった中では、やはり学習のアプリケーションといいますか、そういったソフトの充実、改善というのは毎年度見直しというか、していくことが必要かなと思っています。なかなかやはり家に持ち帰って、我々も子供たちがどういう時間にどういうところにアクセスしているかというログを全て取っておりますので、そういった中では家庭の中でしっかりと学習に使っているかどうかというところも把握できるような状況になってございます。昨年度森議員の質問の中からも家庭での利用時間も小学生で20時まで拡大するというのを昨年度、今年度かな、初めからさせていただいておりますので、まずは持ち帰って学習できる環境を我々としてできる範囲でしっかりと整備して、かつその取り組める内容についても毎年度、毎年度改善できるような形の中で家庭学習、おうちで1時間以上勉強するというのは目標75%ってしていますけれども、やはり実際のところ47%ですとか50%を切るような状況ですので、引き続きあの手この手ではないですけれども、できるだけ家庭の中でもしっかりと学習していただけるような環境づくり、それが目指していくところかなと考えております。

質問 13番 広地紀彰

13番、広地です。今部長からのご答弁で私もよく承知しておりまして、放課後、特に働いている保護者の方が子供の勉強を見るのに少しでも遅い時間まで使えるようにしてほしいという要望を受けて具体的な改善に取り組んでいる姿勢が今表れておりまして、そういった部分については評価させていただきたいと思います。こういったICT活用や授業改善、学習環境改善を計画的に進めることによって、その学校の力、そして教育行政の力で子供の可能性は引き出せるのではないかという思いに心を寄せて2点目の質問、究極の学習環境提供とも言える学校の適正配置、あえて統廃合と言わせていただきますが、について伺いたいと思います。まず、適正配置の検討状況について伺います。今も教育長からご答弁をいただきましたが、私のほうの6月会議の中で適正配置については検討委員会による慎重な議論、検討を行う過程において、今後の学習環境や統合後のビジョンなどについても保護者、地域の皆様と協働して検討していくといったことが必要不可欠であると教育長はご答弁をされています。こうしたこのご答弁の中で示されております検討に対する慎重さ、協働した議論はどのように具体的に実践されているのかどうか伺いたいと思います。

答弁 教育部長 冨川英孝

令和6年度に小中学校適正規模適正配置基本計画ということを策定させていただきまして、その後令和6年度中に萩野、竹浦、虎杖の各3校のPTA役員との意見交換を踏まえながら、新年度に入ってもそういったことを前段にさせていただいて、夏頃から検討委員会と検討を始めさせていただいております。答弁にもありましたとおり、この検討委員会の中には各校のPTAから2名ずつ、町内会から1名、それから学校運営協議会から1名と、できるだけ各地域の声に配慮して、それを尊重しながら進めていくという体制で我々としてはやっているという状況かなという認識をしております。これまでに4回検討委員会を実施させていただきました。今の検討状況といたしましては、答弁にもありましたとおり特に竹浦地区、やはり我々としては令和9年に竹浦小学校の教員が3名になってしまうということを我々としては教育行政の責任の中でしっかりとその辺は対応していきたいなという中で、そこは思いを伝えさせていただいて議論をしていただいているかなと思っております。そういった中で、ただやはり各PTAから2名とか、そういう状況で皆さんからのお声を聞けないということもありますので、答弁でもありましたとおり保護者のアンケート、統合すべき、それは当然いつまでやるべきだということも含めてですけれども、それが76%ぐらいありまして、かつ今後小学生になる未就学の家庭にもアンケートをさせていただいて、それは逆に10名以上の学校ではなければ行きたくないというような回答が8割以上あったということも含めて我々はこの議論を進めていくべきだろうと考えております。なお、その中でも2名の委員しか各学校は入っておりませんので、特に竹浦小学校については全員の意見を聞くべきだというような意見もいただきましたので、この間に竹浦小学校で10月21日に保護者の意見交換会を開催させていただきまして、そこは13世帯の中で6世帯しか来なかったというようなことも含めてですが、ある程度その中では令和8年度をもってというようなところが共有されたかなと思いますが、先ほどの繰り返しになりますけれども、全員の意見を聞いたほうがいいというような意見もございましたので、私が11月23日に竹浦のそば打ち体験会に行って残る7世帯のうちの5世帯から意見をいただいて、そこは4世帯から統合すべきというような意見をいただきまして、残る2世帯については11月28日に1世帯、11月29日に1世帯、戸別訪問いたしまして両方とも統合すべきではないかと。ただ、やっぱり在校生の保護者で決めるべきではないかというような話もありましたが、一応13件の保護者の皆さんに聞いて、恐らくは8割以上の賛同というか、統合に向けた取組に対してというような賛同はいただいているのかなとは思っておりますが、これを併せて次回の検討委員会の中でまた議論をしていただいて意見をいただいてという、そういった段階を踏みながら前に進めているような状況かなと認識してございます。

質問 13番 広地紀彰

確認の意味で1点、私も伝え聞いたところでありますが、教育長も検討委員全員に納得してもらうよう尽くすと語っておられたと承知しています。こうした姿勢は貫かなければならない合意形成の核心とも言えると感じておりますが、検討会の合意形成の在り方についての思い、そしてあるべき姿勢について教育長に伺いたいと思います。

答弁 教育長 井内宏磨

合意形成の在り方ということでございました。閉校、統合するに当たり不安や不満があるということは十分承知しております。不安については、可能な限り解消し、不満といいますか要望です。要望については応えていくように努力していきたいと考えています。ただ、一方、要望といいますと相反する要望も出てくるわけでございまして、例えば時間をかけて検討すべき、速やかに統合すべきという意見もございますし、統合先は大規模がいい、小規模がいい、そういう要望もあることから、その対応には非常に苦慮しているところでございます。教育委員会としては、適正配置基本計画を基に要望の多寡や合理性、実現可能性、最終的にはそれが本当に学校教育の主人公である子供たちのためになるのかということを総合的に判断して回答を導き出していきたいと思っています。まとめになりますけれども、合意形成に向けては前からも申し上げているとおり丁寧にやっていきたいと思っております。

質問 13番 広地紀彰

13番です。様々な意見交換等を通して検討会以外にも取り組まれていることは十分に承知していますし、教育長も部長も足しげく地域に通っている姿を私も目にしています。ただ、アンケートの取扱いについては、当然ですが、萩野の保護者、子供たちは当然統合に賛成で、どうぞ、来るならおいでですので、その割合の扱いはちょっと、考えるべきは統合の検討をしている小規模校のほうにあるのではないかなと考えてはおります。率直に伺います。今年度で検討委員の複数の方から、もう今年、今年度いっぱいで竹浦小学校を萩野小学校に統合することを決定ありきで話しているのではないかと私も何度か怒られました。無論竹浦小学校の児童数の減少や教頭職、事務官、養護教諭の配置はできない、入学式がない、先生の数が少なく毎日の対応ができないといった事実は私も押さえています。ただ、こうした結論ありきでは検討会ではなく説明会となってしまうのではないかと、もし事実であれば危惧しますが、このような結論ありきという事実はあるのですか。

答弁 教育部長 冨川英孝

もしも結論ありきと認識されているのであれば、我々としては正直心外な部分もあるかなと思っております。正直そういった状況をお伝えしながら、合意形成を図るために私も全員の意見を聞けと言われれば全ての家に行ってとか、そういうような話も対応していますので、例えばなのですが、1年逃してとか2年逃したときに、さあ、どうなるのだというところの、逆に言うとそこの展望が見えてきて、やはりこうやって地域で頑張るよというような話もいただいてということがあれば、当然その話は我々もしっかり受け止めてやっていかなければいけないかなと思いますが、今は少なくとも令和9年の学校運営上の危機といいますか、そういう認識で我々はおりますので、いかがでしょうかというような思いの中でお話をさせていただいているかなと。決して令和9年度に必ずやらなければいけないというものではないのではないかなと思っております。

質問 13番 広地紀彰

教育長も6月会議の中で熟議といった質疑の中でこのように具体的に答弁されていました。竹浦小学校の運動会に行った際、地域の年寄りがひょこっと本部席にやってきて元気をもらいに来たのだわと。その言葉を聞いて、やはり学校の地域における意義、存在ってすごく大きいと思った。そうした人の心に寄り添うこと、まずそれが大事だと思う。ただ、行事の限界などもあるので、実態理解を進めながら地域、保護者の心に寄り添っていくことを大事に進めるとしています。私もこの間、竹浦小学校と虎杖浜PTAの役員の有志で集まりました。学校がなくなるという不安や不満を語る方もいましたが、そういう観点でなく新しい学校をどうつくっていくべきか、子供をより一層通わせたくなる学校って何なのか、率直で前向きな議論が中心でした。保護者からもこうした議論が検討の議論の中で、それと重ね合わせながらようやく当事者としての議論が始まったところです。私も長々とこの統合の議論を長引かせるべきではないと考えています。しかし、熟議の末合意形成された上で、保護者の思いが主体的に語られた上で学校統合が進められるべきではないかと。せめて1年かけてもう少し保護者、地域と議論できませんか。子供、地域、保護者の方たちが地域に夢や誇りを持てる取組を並行して進めると6月議会では教育長もご答弁をいただいておりますが、この言葉の実現のためにもせめてもう一年待てませんか。

答弁 教育長 井内宏磨

1年間熟議をしてはどうかというご意見でした。今回の議会全体を通して環境と安全が一つのテーマだったのではないかなと私は思っています。過日も地震がありました。私は、震えが止まりませんでした。理由は、上厚真小学校で震災を経験しているからです。あのとき私は私たちが預かっているのは命だということを強く思いました。子供たちから犠牲を出してはいけない、そういう思いで緊張した数か月を過ごしてまいりました。竹浦小学校を前提にお話をさせていただきますけれども、令和9年度に教員が3名になるという中で、先ほど部長が答弁したとおり危機管理上の問題だということでやっぱり憂慮される状況になっています。そこで、我々は子供たちの安全、安心を守っていけるのか、保護者に安心して学校に預けていただけるのか。私たちが預かっているのは命、その思いを大事にしながら、かつ先ほども申し上げていますとおり、その部分をご理解いただきながら合意形成のほうは図っていきたいと考えております。まずは、安全、安心、今議会の大テーマであります。その部分は、しっかりと焦点をずらすことなく議論を進めてまいりたいと考えています。

質問 13番 広地紀彰

安心、安全が大事なのは全く教育長のおっしゃるとおりだと思います。私もそう思います。ただ、令和9年、竹浦小学校の児童数は11名、教師が3人しかいないのはよく分かります。私ももっと少ない学校を見てきましたので。私がいた厚沢部町の清水小中学校は、中学校を合わせても6人ぐらいしかいなかったですから。11人の中で3人の先生で三、四人の子供たちの安心、安全は守れるのではないかと私は思っています。ただ、修学旅行のときにどうするのだとか、様々具体的な問題があるのはもちろん分かります。私も引率していたので。なので、そういった議論ではなくて安心、安全は当然大事なことだと思う。そのご見解に対しては私もそのとおりだと思っていますが、視点を変えまして、今まで地域の代弁者として私は虎杖浜、竹浦、萩野の学校適正配置について語ってきましたが、今回質問した趣旨にもなりますが、白老町全体の学校適正配置を俯瞰したときに児童発達の個別最適化を図る上でも、より教師の目が届きやすい小規模校を1つ残す必要があるのではないかと考えています。道教委によると特別支援教育に関する基本方針を確認しましたが、通級による指導を受けている児童生徒数は平成30年度の5,461人から令和4年度で7,117人と1.3倍、LDやADHDによる通級の指導を受けている児童生徒数は平成30年度から約1.9倍、情緒障がいに関わる通級は2.1倍と増加しています。特筆すべきは、この傾向は児童数減少の中で起きている減少であり、特別支援学級開設数の増も踏まえると白老町内も本当にたくさん特別支援学級が開設されていますよね。そういった傾向から見ても、相当数の児童に対して特別支援を要するニーズが白老町でも増しているのではないかと考えますが、状況はいかがですか。

答弁 教育部長 冨川英孝

もちろん最近ですと、やはり多様な学びの場というようなことも含めて様々な発達の進度といいますか、そういうのも含めてそれぞれの個別最適なという学習を今学校内では展開しているのかなと思っておりますが、我々が今思っているのはそういった特別支援ですとか、通級の対応についても学校の先生が学校の規模がある中でそういった対応をしているというような認識でございます。学校の先生方が少ない学校で全員が特別支援だとか、少ない人数での見守りといいますか、そういったことをするということが必ずしも必要というようなことではないのではないかなと思います。今の質問の中でいいますと、あくまである程度様々な児童生徒がいる中でそれぞれの特徴といいますか、そういったものに合わせながらクラス分けをしたり、あるいは通級で抜き出しをしたりだとか、そういうような授業展開ができることが学校の適正規模、適正配置というところにもつながってくるのかなとは思っています。やはり一人一人の見取りといいますか、見守りというか、目が行き届くというのは非常に重要な観点かなと思っておりますが、それぞれに対応といいますか、必要な児童生徒には適切な対応をしているのかなとは認識してございます。

質問 13番 広地紀彰

ちょっと確認で伺いますが、道教委、特別支援教育に関する基本方針にあるこうした支援を要する児童に対する個別の教育支援計画並びに個別の指導計画は白老町は作成されていますか。

答弁 教育部長 冨川英孝

はい。個別の教育支援計画については、北海道全体では小学生で74.7%、中学校で54.7%というような状況になってございますが、白老町につきましては100%というような状況になってございます。

質問 13番 広地紀彰

この個別の指導計画、支援計画が今強化されて、これを中心にして指導するようにという道教委からの実施要領等も確認しておりますが、こういった個別指導などを整理するための労力や支援を要する児童増を止めると、私の子供が通っている虎杖小学校ですが、保護者が遠方に住んで、家が少し遠方にあって、かつ線路をまたぐものですから、保護者の人も心配しているのですが、残念ながらちょっと仕事の関係もあって保護者が登下校に付き合えないと。そういったようなときに、この間は校長先生が下校に付き合っていました。家まで送っていっていました、一緒に歩いて。本当にきめ細やかに接することができるのだなと改めて感じました。虎杖小学校は水産加工のまちでもありまして、その中には研修生の子供もいました。特学扱いにして、言語ということで特別支援学級の扱いでして、熱心に指導されて、きちんとみんなの前で日本語で堂々と卒業していきましたが、そういったよりきめ細やかに接することができる学校が私は小規模校にあると思っていますし、白老町の子供たちに個別最適化された学習環境提供に資するものではないかと捉えています。視点を変えて、不登校傾向の子供もですが、この不登校も調査結果によると集団になじめない、学校に行く意義が分からないとか、コロナ禍によって要は生活のリズムが変わってしまっただとか、いろいろ複数の理由はあるのですが、集団生活になじめないとしている割合も相当数におられます。それと、集団になじめない子供たちに対して、ある程度少人数で要は打ち解けやすい環境をつくっていくことも必要ではないかと考えますが、いかがですか。

答弁 教育部長 冨川英孝

まず、教育支援計画につきましては本当に学校だけでつくれるものではありませんので、保護者の同意も必要になって、一緒になってこの支援計画をつくっていくということで、子供たちに対する適切な学びのスタートなのかなと思っております。今下校が一緒だったというようなお話で、学校のほうもしっかりとそういった対応をしてくれているのだなというような認識でおりますが、虎杖小学校も少人数の学校、二十数名の学校ですけれども、29かな、今。その中にあっても一般教員で7名、校長、教頭を入れてです。そのほかに養護教諭がいて事務職員がいるというような状況も含めますと、学校には大人が10人程度はやはりいるという状況にはなっているかなと思います。小規模校の果たす役割といいますか、少人数でできるもの、できないものというようなのを含めてやっぱり長短いろいろあるのだろうなと思っています。白老町では、やはり不登校、学校になじめないとか、そういった問題が近隣よりも多少高いというような傾向もありますので、どういった学びの場、通える場というものをつくっていけるかと。我々の教育支援センターはコミュニティセンター内にもありますけれども、そういったところで通学してくれる子もいますし、それ以外にも学校の中でサポートルームをつくったりだとか、そういった手だてはやっております。やはり学校の玄関まで来れるのか、教室が入れないのか、教室に入れないのだったら、では別の教室で学ぶことはできないかだとか、それぞれの児童生徒の特性といいますか、状況に合わせて彼らが必ずどこかとつながって前向きに成長できる環境というものを我々も不登校は今いっぱいいるので、威張ったことは言えないのですが、そういった環境は幅広に考えながらどういったことができるかというのは、もう本当に毎日日々動きながら考えている状況かなと思いますので、そういった中では間違いなく主役は一人一人の児童生徒でございますので、その子たちがどうやって前向きに学校なり社会に出ていけるかということを日々教員皆全員で考えているところかなと考えております。

質問 13番 広地紀彰

13番、広地です。不登校の児童生徒も年々増加し続け、昨年30万人を突破したという報道があって、また今年も増えましたよね。ちょっと伸びは鈍化しましたけれども、35万人ぐらいが不登校です。文部科学省の児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果によると、学校内外の機関等で専門的な指導、相談を受けていない児童生徒数、白老町の教育委員会はそういった指導を行える機関を萩野小学校にも展開したりだとか、不登校傾向にある子供たちに対してのサポートによりきめ細やかに取り組んでいることは承知しています。ただ、全国的な課題としてそういったことに取り組めていない児童生徒数は13万4,368人でした。令和5年度調査によるのですが、こういった10万人以上の子供たちは専門的な相談等は受けていない。では、この子供たちはどうしているかというと、担任や教師の指導を必要としています。実際にこの10万人以上が教師、担任の先生だと思うのですが、教師の指導を受けながら通級だとか、そういった学習の向上に取り組んでいるといった調査結果が出ています。要は先生の力がやはり必要だということです。こうした指導を行うためにも小規模校を所在させ、よりきめ細やかな指導体制が取れる学校配置を推進し、もって子供の個別最適化、そして何より保護者の安心や信頼醸成を図るべきではないかと考えますが、いかがですか。

答弁 教育長 井内宏磨

不登校と併せて個別最適な学びとのご質問かなと思っています。まず、不登校に関してですけれども、今年度関係機関と関わらない児童生徒がいないようにと、それを目標に関わる児童生徒が100%になるようにということを目標に取り組んでいるところです。まだまだ100%には満たしていないのですけれども、それを目標に不登校の児童生徒が孤立化しないように関係機関との連携を深めていきたいと考えております。余談ですけれども、全国的にはひきこもりの成人が100万人以上いると言われておりますので、来年度からできるこども家庭センターなんかとも連携しながらそういうつながりを深くしていきたいと思っています。あわせて、子供一人一人の居場所をどうつくっていくかというところでは、小規模校でなければできること、できないこと、でも大規模校でもできることがあると思いますので、その部分はそれぞれの役割であったりとか、特徴なんかも考えながら統廃合のほうは検討してまいりたいと思っております。

質問 13番 広地紀彰

2項目めの最後の質問にしたいと思います。6月会議の中で地域のともしびである学校を残したいという思いと小規模校の学校で子供の可能性を狭めているのではないかという思いを私はこの場で吐露をしまして、ずっと悩んでいました。しかし、一つの転機がありました。教育長もご参加を賜りました虎杖小学校の学習発表会です。ザ・ドリフターズの「8時だョ!全員集合」をモチーフにした子供たち主体の進行で進められて、6年生がいかりや長介の決めぜりふの駄目だこりゃとかでずっこけたり、何か痛い部分もありましたけれども、ボスとみんなから言われてずっと6年生は出演していました。あんなことをする子供ではなかったのになと、一皮むけたなと、そう思いながら見ていたときに私は気がつきました。この虎杖小学校は、小規模校は誰もが主役になれる学校なのだって。考えてみたら、転校してしまいましたけれども、その女の子も児童会長でした。運動会ではリレーのアンカーでした。紅白の応援団長にもなれました。それを担う力も適正も、時には乏しいときもあったかもしれません。でも、小規模校だからこんなに育つチャンスに恵まれていたことに気づき、心から感謝して私も虎杖小学校のPTAを今年度に卒業します。どうか集団になじみにくい子の増加を捉え、誰もが主役になれる小さな学校を大切にしてください。見解を賜って終わりにします。

答弁 教育長 井内宏磨

虎杖小学校の学習発表会は、非常に温かい学習発表会だったなと思っています。小規模校ならではと議員がおっしゃるとおり、そういうつながりはやっぱり小規模校でなければできないのかなと思っております。検討委員会では、まだ虎杖小学校について具体的な話合いとなっておりません。今後の検討委員会の話合いにもなりますけれども、まずは過小規模である竹浦小学校、そこについてしっかりと議論を進めた上で、検討委員会での話を踏まえた上で判断をしてまいりたいと考えております。

出典:白老町議会 令和7年定例会12月会議 2025年12月11日 議事録 PDF(31ページ) 間違いを知らせる