みんなの議会

白老町議会 令和7年定例会12月会議 2025年12月11日

町民自治の価値と支援・振興の在り方

2025年12月11日、白老町議会の一般質問で、広地紀彰議員が「町民自治の価値と支援・振興の在り方」について質問し、町長 大塩英男、副町長 大黒克已、保健福祉部長 齊藤大輔、総務財政部長 鈴木徳子が答弁しました。

質問者
広地紀彰 議員
答弁者
町長 大塩英男、副町長 大黒克已、保健福祉部長 齊藤大輔、総務財政部長 鈴木徳子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 13番 広地紀彰

議席番号13番、会派しん、広地紀彰です。通告に基づき、町長に対し、2項目にわたって質問させていただきます。1、町民自治の価値と支援・振興の在り方について3点伺います。(1)、町内会活動の意義や協働のまちづくりで果たしてきた役割、組織体制の現状と課題を伺います。(2)、防災や健康増進など、高齢化が進む中で重要性が高まっている施策に対して町内会が果たしている役割の認識と評価を伺います。(3)、町内会活動へのソフト面(組織運営や事業推進、意見交換や反映)、ハード面(活動場所)の支援、振興の在り方について伺います。

答弁 町長 大塩英男

「町民自治の価値と支援・振興の在り方」についてのご質問であります。1項目めの「町内会活動の意義や役割、組織体制の現状と課題」についてであります。町内会の活動としましては、ごみステーションの管理、高齢者の見守り、行政情報の回覧など、地域コミュニティを支える中心的な存在として共助・公助の重要な役割を担っているものと捉えております。また、組織体制としましては、高齢化・未加入者の増による役員不足が大きな課題と認識しております。2項目めの「重要施策に対して町内会が果たしている役割の認識と評価」についてであります。高齢化の進展に伴い、健康寿命を延伸し、元気に生きがいを持って安全・安心に暮らすことができる社会の実現に向けては、町内会の共助の取組が不可欠であると捉えております。今後、これらの取組をさらに充実させる上で、町内会の役割はますます重要になってくるものと認識しております。3項目めの「町内会活動へのソフト面、ハード面の支援」についてであります。ソフト面の支援状況としましては、町内会長会議や町連合理事との懇談会などによる意見交換の実施、町内会への補助金として、町内会運営費の補助、街路灯の電気料の補助などの支援を実施しております。また、ハード面の支援状況としましては、町内会館を保有している町内会に対する火災保険料の補助や2以上の連合町内会で組織する団体への集会施設運営費補助のほか、会館の新規設置や増改築に対して最大650万円の補助を実施している状況であります。

質問 13番 広地紀彰

13番、広地です。全道、全国に先駆けて取り組まれてきた協働のまちづくりの担い手の一つとして長く町内会は活動をされていらっしゃいました。公益財団法人あしたの日本を創る協会により2007年2月15日に発行された「まち むら」96号の記事を引用します。タイトルは協働のまちづくり、北海道のフロントランナー、北海道白老町、白老町町内会連合会とありました。見出しにもきれいな公園、道路は住民の手で実現、協働の中核は町内会連合会などと高く評価される文言が並ぶ中で、こうした町民とまちで力を合わせた協働の中核を担っていただいたのが町内会連合会でした。全町に当時109あった町内会を1つにまとめ、同時に町民まちづくり活動センターの取組も取り上げられており、随時町内会や各団体の活動状況が町内に発信され、志ある町民の参加や提言を促しているとありました。この仕組みが冒頭の公園の管理や道路の施設整備、会合の多数参加に結びついていると位置づけられていました。こうした協働のまちづくりの歴史への評価とこれまでこの中で町内会が果たしてきた役割に対しての認識を確認を込めて伺います。

答弁 副町長 大黒克已

本町は協働のまちづくりということで取組を進めたのは過去30年ほど前になろうかと思うのですけれども、CI運動ということでまずは取組を進めた中で皆さんもご承知の「北海道にある、元気まち」というキャッチフレーズの下にいろいろな取組を進める中の一つとしてやはり協働のまちづくりというものが形成されてきたかなと考えております。その中で町と町民が一緒になって町政を考え、あるいは自治を考えていくというような取組の中で、やはりそのときいろいろな話合いが行われた中で、町民の皆さん自身も自主的に町政に参加して様々なこれまでの行政の仕事を我々が自らやるよというような中で協議をし合って役割分担というところをお互い認識しながら進めてきたと考えております。また、その中心を担ったのは、まさしく今の町内会連合会、町民まちづくり活動センターというような中で今も継続されているという認識でございます。

質問 13番 広地紀彰

13番です。今副町長からのご答弁をいただいたとおり、その自治の重要性については総合計画にも明記されており、事実2つの重点プロジェクトの一つである人口減少抑制プロジェクトの中の一つとして地域の絆づくりとして地域福祉と並び町民参加、協働の推進が位置づけられており、白老町自治基本条例の基本理念であるしあわせを感じるまちの実現のため、町民参加の促進と行政情報の共有等、まちづくりに参加しやすい環境づくりを進めるとともに町民との対話の場の充実に努めますとあります。大きな志を感じる内容でありますが、実施計画のほうでは自治振興費として2,555万7,000円を3か年同額計上されており、財政出動面では政策的な出動が見られませんが、特に町民参加、協働の推進に当たっての町内会の振興の具体化の考えは今のところお持ちでしょうか。

答弁 副町長 大黒克已

町内会活動というものは、これまで協働のまちづくりということでずっと行ってきておりますし、町政運営がだんだんと厳しくなる中にあっては、やはり町内会の役割というのも非常に重要になってくると思っております。そこは、しっかりと行政と町内会が信頼関係を持った中で進めていかなければならないと思っております。そういう中では、やはり総合計画にもあるとおり町内会の町民参加ですとか協働の推進、地域コミュニティの活性化、こういったものを進める上では、いわゆるこれに関わる行政の支援というものも必要になってくるとは思っております。現在具体的にこういうような取組、町内会の中の今後の触れ合いみたいなところを支援する具体的な事業というのは今申し上げることはできませんけれども、そういったところにも今後やはり行政としても支援していく必要があると認識してございます。

質問 13番 広地紀彰

13番、広地です。先ほどの町長のご答弁にもありましたとおり、ソフト面の支援として懇談会の活用に取り組まれていることは私も承知しております。本年8月に開催された町連合と町理事者や担当部署の皆様との懇談会が開催されたと認識しておりますが、その中での町連合からの主な要望内容と町側としての対応の考えの整理はどの程度できているでしょうか。

答弁 副町長 大黒克已

今広地議員のほうからお話がありました町内会連合会の役員と町側とも懇談会を今年8月に実施してございます。この打合せの趣旨といいますか、やはりこれまで協働のまちづくりということで町と町内会、町民の皆さんと一緒に支え合いながらいろんな事業を行ってきておりますが、なかなか町内会の担い手不足、あるいは高齢化によってその町内会のみで支えるということが非常に難しくなってきているというような中で、やはり今の現状をしっかり町と町内会で、その現状を認識した上で今後どのように協働のまちづくりというこれまで培われてきたものを今後も継続していけるのかというところを真剣に考えていきましょうということで開催をされたところでございます。町内会側のほうからはおおむね4点が一応課題ということで挙げられていまして、まずは担い手不足、高齢化、そして役員の固定化というようなところ。それから、若年層の地域離れ、行事の縮小、世代交代の停滞。3つ目として、現場の声からはやはり例えば高齢化による要因として、もう回覧も配れないですとか、行政の期待に応えることができないだとかというようなところ。それから、これまで信頼関係を築いてきた協働のまちづくりには、なかなかだんだんと行政との距離感が出てきたのではないかという、この4点が挙げられたところでございます。

質問 13番 広地紀彰

13番です。そのような会談の内容であったということですが、その具体的対応についての議論に移してまいりたいと思います。総合計画では地域コミュニティの活性化も重点に位置づけられており、人口減少や少子高齢化の進行に対応するために、住民自治の根幹である地域コミュニティの在り方の検討を行うとともに、町内会や町内活動団体等における交流、連携の促進をはじめ、主体的な取組への支援や人材の育成など活動基盤の強化を図りながら地域課題の解決に努めますとありました。こうした目標を達成するためには、町内会体制の充実が必要と考えております。さきの議会の議論の中でも私は指摘させていただいたとおり、白老町の町内会数は人口が3倍である登別市や人口が約10倍の苫小牧市の町内会数とほぼ同等であり、小規模自治、小規模町内会が多いことは明らかであります。こうした状況の中で役員の固定化につながってしまっていることもあると考えますが、町内会の合併は官主導ではなく、町内会の自主的、主体的な意見を尊重し、進められるべき課題と捉えております。ただ、その主体性は町内会にあると考えますが、こういった主体の発揮、主体の支援のためには協働のまちづくりの一環として行政が支援していくべき中身ではないかと考えております。以前の議会でも取り上げましたが、竹浦のある町内会は避難訓練を隣接する町内会と合同で行い、終わった後は焼き肉を食べながら懇親会が開催され大いに盛り上がったと懇談会で報告されておりました。こうした協働事業の取組に対し、簡単な申請で使い勝手のよい少額の補助制度を構築し、町内会活動の協働化を支援すべきではないかと考えていますが、見解を伺いたいと思います。

答弁 副町長 大黒克已

町内会連合会の方々からも課題として挙げられていた町内会の役員の成り手不足、高齢化、固定化という問題に対しては、やはり一番特効薬といいますか、それをパイを大きくするというようなことがまずは必要だとは考えてございます。ただ、広地議員がおっしゃられたように、やはりそれは行政主導でこことここはくっついてくださいって言っても、これまでの町内会のそれぞれの歴史であったりというものがありますので、それを半強制的にというようなこともなかなか難しいと思っております。やはりそこはそれぞれの各町内会の皆さんが自主的にそのような思いになって一緒になっていただくということが重要だと思います。その上で、やはり各町内会の広域的な連携というものを促進させる必要があるという認識ではございます。数年前にこのような協働で事業を行うための支援制度ということで、がんばる地域応援事業というような、ちょっと名称は定かではないですけれども、そのような複数の町内会が何らかの事業を起こすために、それに対して支援するよというような事業を行った経緯がございます。ただ、それも期待するような効果が得られなかったというような事情もあって、それは数年で終了となってしまいましたが、ただ、今議員がおっしゃられたように、今後合併を促進させるという前提の中で、それぞれの各町内会の皆さんの関係性をさらに構築してお互い理解し合えるようなことが必要だとは認識しておりますので、そのようなこと、いきなり合併というようなことではなく、その前段としてそのような関係性がつくれる形での方策というものはやはり検討しなければならないかなと考えております。

質問 13番 広地紀彰

13番、広地です。副町長のおっしゃったとおりのがんばる地域コミュニティ応援事業については、私はもう本当に10年近く前からずっと取り上げさせていただいていて、ただ竹浦で例えば連合町内会が主体となって地引き網をやったりだとか、いろんな活用した事業が取り組まれてはいたものの、やっぱり申請がちょっと大変だったとか、あとは連合町内会単位ではないとなかなか難しかったというお話は伺っていました。使い勝手のよさ、確かに適正執行という観点は当然大事でありますが、そういった部分の配慮が必要にはなってくるのかなと私も捉えておりました。2点目、特に町内会の存在が町政運営が困難を増していく中においてはますます重要になってくると町長からのご答弁もいただきましたが、特に防災や健康増進など高齢化が進む中で高まっているニーズに対しての町内会の役割について議論させていただきたいと思いますが、福祉部門だけではなく生涯学習の観点からも結構町内会館や公共施設を活用して、プロのトレーナーが町内の各拠点に出向いて様々な事業に取り組んで成果を上げられているとありました。何か足が強くなったとか実践例も紹介されていて、国の補助メニューも上手に活用しながらそういった意欲的な事業に取り組まれているなと感じております。健康増進法においては、第2条において各個人が生活習慣への関心と理解を深め、自らの健康状態を自覚して生涯にわたって健康増進に努めなければならないことを国民の責務とし、また第8条においては自治体はその取組を支援するものとして計画への努力を義務づけており、健康しらおい21の推進も進められていますが、健康づくりに関わる様々な事業が展開されておりますが、こうした事業への参加を勧奨したり、また事業の実施場所として町内会や町内会館が有効に機能しているのではないかと考えておりますが、担当部局としてはどのようなお考えでいらっしゃいますか。

答弁 保健福祉部長 齊藤大輔

初めに、健康増進事業の成果についてでございますけれども、昨日飛島議員の一般質問においてもちらっとご答弁をさせていただきましたが、まず保健指導の中でこの運動・スポーツ習慣化促進事業の紹介をさせていただいております。実際に参加された方、つながった方は20名程度と我々は把握しております。この中には、令和6年度の健診結果と令和7年度の健診結果を比較した場合に数値が大きく改善された方がおられることから、我々としては健康しらおい21に掲げる健康な生活の実現と健康寿命延伸に向けての成果だと捉えております。それと、町内会館の役割の部分につきましては、議員ご指摘の健康キャラバンでございますけれども、参加された皆様が気軽に足を運んでいただいている身近な施設として活用されてございますので、健康増進の側面から見た場合においても拠点としての機能、役割を果たしているという認識を持っております。

質問 13番 広地紀彰

13番、広地です。防災の観点でも1点伺います。本年7月30日に発生したカムチャツカ地震では、津波警報が半日程度解除されなかった関係で津波来襲までの間一時的に避難を担う避難場所ではなく、トイレや水を備えた避難所の重要性が再認識されました。事実、同地震では虎杖浜、臨海会館に登別市民の方やマリンパークにいらっしゃった方が避難してこられたと地元の町民から伺っております。また、備蓄品の保管施設としても活用している会館もあります。また、自主防災組織が町内会を中心に組織されていることも踏まえると、官民問わず町内会は共助の中心となっており、また町内会館はその地域の防災基地としての機能も担っている面があるのではないかと考えていますが、見解を伺いたいと思います。

答弁 総務財政部長 鈴木徳子(総務財政部長は2026年1月まで)

自主防災組織におけるご質問かと思います。令和7年5月1日現在の本町の自主防災組織の設置率は73.3%でして、この直近の組織率は大体73%、74%をずっと推移してきております。先ほどご指摘もありました小規模町内会になりつつありながらも70%を維持しているという状況を踏まえますと、非常に共助としての町内会が果たされている役割は大きいと思っております。また、昨年度から防災の組織の助成、自主防災組織の助成を開始しておりまして、昨年は2団体への交付でありましたが、今年度につきましては現段階で6団体、防災研修の費用支援ですとか、投光器等の資機材等の購入ですとかの助成も既にもう行われている状況ですので、この近年の状況を踏まえて、それぞれの町内会の中でいろいろな活動を推進していかれているということは把握しております。

質問 13番 広地紀彰

それでは、3点目、町内会に対するソフト、ハード面に対する支援のありようについて議論させていただきますが、今ご答弁もいただいたように防災面においても、健康づくりの観点においても、また町民自治推進のためにも町内会組織、そしてその活動の舞台となる施設はなくてはならないものの、今後様々な支援が求められている状況にあるのは懇談会の中でも明らかになっているところです。まず、ソフト面の支援から議論しますが、第一に負担軽減が必要ではないかという点です。特に町内会連合会のほうからも、今副町長からのご答弁もいただいたとおり、広報配布などを行うことも困難だと。私もある町内会長のご自宅に訪ねたことがあるのですけれども、たまたま多かったのか、1メートルぐらい回覧板というか、配布する物が積み重なって、これを各班長に届けなければいけないのだと。それを仕分して、きちんと各班ごとにして、数やって、そういうふうにしてやるのも結構一苦労だし、自分の車でそれは運んでいくのだとおっしゃっていましたが、本当に大変だなと感じました。デジタル広報や郵送の検討など、協働のまちづくりが大きな歴史や遺産を残しながらも、行政との距離感が感じられようになってしまったという、その相互の様々な担いの変化がそのようにさせているのではないかと思っていますが、こういった具体的な負担軽減の方策にまちが乗り出していくという表れとしても、ぜひ回覧や広報の在り方を今から検討していくべきではないかと考えますが、いかがですか。

答弁 副町長 大黒克已

町内会に対する負担軽減ということでございますが、本年8月に懇談会を行った中で担い手不足、高齢化、固定化、あるいはいわゆる回覧の配布、広報の配布の問題については今年度湧き上がったものではなくて、もう過去からいろいろと成り手不足、高齢化、固定化ということは言われておりまして、それに対応すべくどのようなことを今後町内会として形成していくのがいいのかどうかは、もちろん町内会連合会役員の皆さんですとか、あるいは職員の内部でもいろいろ考えてきたところでございます。そういう中では、まずは今広地議員もおっしゃられました負担軽減ということは、まず1つ取り組まなければならない課題と思っておりまして、これにつきましてはまず具体的にどのような形が望ましいのかというところは、いわゆるただ広報配布をやめるとなると回覧はどうするのかだとかというようなところもありまして、この辺につきましてはしっかりと庁舎内部でその今後の進め方を共有した上で負担軽減に向けて取り組んでまいりたいとは考えております。

質問 13番 広地紀彰

13番です。行政から町内会に対する負担軽減とともに、行政の支援によってその町内会組織を強化していく取組も重要ではないかと考えております。私は事業所として大町第1町内会の会員でありますが、大町第1町内会は大町第2町内会との合併を行い大きな組織となっております。子供みこしは昨年度は20名前後となる大人数の子供たちが参加をされ大いに盛り上がりましたし、役員も50代の比較的若い方がベテラン役員と協力しながら担っていただいています。ほかの町内会からもちょっと一緒になろうかという声も上がっているという声が聞かれるほどであります。以前議会の中で、函館市の旧椴法華村という合併して函館市になっておりますが、その椴法華村にあった7つの自治組織が合同で椴法華町会を設立し、久しぶりに子供みこしが復活され、体制の充実、新しい事業にも取り組まれていると以前の議会で紹介をされております。例えば自治振興会などの新たな組織改編を行って設立し、合併ではなくて、その新しい自治組織構築によってより大きな組織に生まれ変わらせるような取組を物心両面で支援して自主的、主体的な改編を支援するなど抜本的な自治会、自治組織のデザインを町内会で議論していく時期に来ているのではないかと捉えておりますが、見解を伺いたいと思います。

答弁 副町長 大黒克已

まさしく今の課題を解決するためには、今の町内会の数、これを維持しながらというのは当然無理だとは考えてございます。そういう上では、まずはパイを大きくするというような前提とすれば、もちろん合併もそうですし、いわゆる町内会という、それ自体を一旦白紙に戻してっていいますか、今議員が言われたように新たな組織体、組織づくりというものに手をつけるということも課題を解決するための一つの手法かなと考えました。ただ、具体的に今、では新たな組織再編というようなところについてはまだまだ知識不足でございますし、先進事例をしっかりと調査した中で本町に合う形が、どういうような組織が白老町としてふさわしいのかどうかというところも含めてここは検討してまいりたいと考えます。

質問 13番 広地紀彰

それでは、ハード面の課題解決の支援として町内会の補修負担の増大を取り上げたいと思います。人口増が続いた時期に補助金も活用しながら建設された民間の町内会館は建設年数が経過し、補修負担や補修の管理負担が増大しております。町民の施設は、当然受益者が負担するのは原則と私も理解しております。しかし、町民自治のため防災基地として、または健康増進の拠点としてまだまだ必要とされているまちづくりに欠かせない公益的な施設の側面もあると考えております。現在の施設に関する補助金は、建設や増改築に適用されていますが、これを改編し、町内会館の補修にも適用させることで会館の維持、自主防災組織の拠点として、また健康づくりの拠点としての維持を図るべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。また、補助メニューにある2以上の連合町内会で運営している集会施設運営費補助がありますが、萩の里のほうで取り組まれているのは承知しております。そのように共同運用を担う協議会の設立を勧奨するなど、町民の力も得ながら自主運営を推進していくという側面も大事ではないかと思いますが、関連して伺います。

答弁 副町長 大黒克已

まずは、集会施設の維持補修費に対する支援というようなところでございますが、この件については公共施設も同じなのですけれども、古くなって新しいものに建て替えるということが絶対もう望ましいのは承知しているところでございますが、なかなか財源的にも厳しいということになれば、やはり長寿命化ということでその施設を長く使っていくというようなことでしか今現状としてはそういう方向で向かわざるを得ないという中にあっては、町内会館も同じだという認識でございます。この今本町で持っている町内会へのハードに対する補助というのは、かなり過去から制定されているもので、恐らく金額の見直しがあったにしても項目的にはあまり改善されていないのかなというようなところでありますので、今行政としても長寿命化ということを考えれば町内会もという考えの下に、やはりその辺についてはハードに対する補助メニューの見直しというのは必要だと思っておりますので、これについては今後取り組みたいと考えます。

質問 13番 広地紀彰

1項目め、最後の質問にさせていただきます。前掲の「まち むら」96号の白老町の特集記事の最後には、その当時の担当課長のお言葉がありました。協働のまちづくりについて、正直ここまで来るとは思っていませんでした。町民の協力はとても頼もしく、高く評価しています。町政運営はますます厳しくなっていますが、厳しくなればなるほど、まちと町民のパートナーシップは必要です。これからも今のシステムを充実させて、難しい時代をみんなの力で乗り切っていきたいと思いますと決意を語っておりました。この思いは20年たった今も生きるどころか、ますます重要となっているのではないかと考えています。協働のまちづくりの歴史を踏まえた白老町の町内会への価値と重要課題解決を主体的に担うためのソフト、ハード両面からの町内会に対する支援、町内会の活動強化について町長に見解を賜りたいと思います。

答弁 町長 大塩英男

町民自治についてのご質問をいただきました。本町のこのまちづくりの歴史を振り返ると、町内会連合会の皆さんをはじめ町内会の皆さんに本当に大きな役割を果たしていただいていると思っております。ただ、一方では本当に社会情勢の変化によってやはり町内会活動、運営についての課題が浮き彫りになってきているというのは今始まった話ではないのですけれども、様々な課題が浮き彫りになってきている状況です。そのような中で、今年、本年の4月の町内会長会議の中で私は町内会長の皆さんと持続可能な町内会活動であったり、運営であったり、一緒に考えていきましょうということでお話をさせていただいて、その一端として8月に町連合の皆さんといろいろと懇談会をさせていただきました。その内容については副町長のほうからお話をさせていただきましたけれども、やはりこの担い手不足の問題であったりですとか、役員の成り手不足というような課題というのが浮き彫りになってきました。そういった中では、一つこの担い手不足の中ではやはり町内会活動の見える化といいますか、もっともっとこういった活動をしているよということをPRするというのでしょうか、町内会活動の在り方というのをもっと皆さんに知っていただくことであったりですとか、あとは今のやり取りの中でお話がありましたけれども、例えばこのデジタルを活用した役員の皆さんの業務の負担軽減ですとか、そういった現実的に継続できる体制づくりをまちとしてもしっかりと支援をさせていただいて、無理のない形で地域力を維持していく、向上していくということは一緒に進めてまいりたいと考えております。いずれにしましても、この地域社会を取り巻く課題が多様化してきていまして、その解決の鍵を握るのは町内会だと私は思っております。行政だけでは行き届かないきめ細やかな活動というのを町内会の皆さんが支えてくださっているということは言うまでもないことですので、地域が必要としている、そういった支援を丁寧にまちとしても進めていって、みんなが主役のまちづくりを進めてまいりたいと考えております。

出典:白老町議会 令和7年定例会12月会議 2025年12月11日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる