白老町議会 令和6年定例会12月会議 2024年12月11日
財政見通しに基づく重点施策展開
2024年12月11日、白老町議会の一般質問で、広地紀彰議員が「財政見通しに基づく重点施策展開」について質問し、町長 大塩英男、企画財政課長 増田宏仁、政策推進課長 太田誠、副町長 大黒克已、税務課長 高尾利弘が答弁しました。
- 質問者
- 広地紀彰 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、企画財政課長 増田宏仁、政策推進課長 太田誠、副町長 大黒克已、税務課長 高尾利弘
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質問 13番 広地紀彰
議席番号13番、会派しん、広地紀彰です。通告に従い、1項目3点、町長に対質問させていただきます。1、財政見通しに基づく重点施策展開について。(1)、令和6年度におけるふるさと納税や町税、交付税などの歳入状況と予算執行状況、現時点での決算見込みと各基金積立見込みについて伺います。(2)、令和7年度予算編成について、編成の方針、重点事業、財源確保の見通しを伺います。(3)、第2期白老町まち・ひと・しごと創生総合戦略の実績と評価、それを踏まえたデジタル田園都市国家構想総合戦略の今後の展開について伺います。
答弁 町長 大塩英男
「財政見通しに基づく重点施策展開」についてのご質問であります。1項目めの「令和6年度一般会計歳入状況と歳出の決算見込みと基金積立見込み」についてであります。ふるさと納税につきましては、令和6年11月末現在で約7億円を見込み、6年度末では10億円程度を見込んでおります。町税につきましては、固定資産税の増などにより予算額を上回る見込みであります。普通交付税は、当初予算額を1億5,686万7,000円上回る36億5,686万7,000円の交付を受けておりますが、昨年度に引き続き、12月に再算定による追加交付が見込まれております。決算見込みにつきましては、現時点では明確に見通せない状況でありますが、自然災害の発生や病院会計への繰出金が、決算に影響を及ぼすものと捉えております。基金の積立見込みにつきましては、6号補正において、財政調整基金に決算剰余金分 1億6,000万円、公共施設等整備基金に1億5,000万円を積み立てたほか、6号補正と9号補正を含め、ふるさとGENKI応援寄附金基金に2億6,000万円程度の積立てが見込まれるものであります。2項目めの「令和7年度予算編成」についてであります。7年度の予算編成に当たっては、『「新しい時代を新たな選択で」~New Breeze』をテーマとし、本町が直面する多様な課題に対し、新たな視点も含めた責任ある選択を行うことで、持続可能な地域社会に向けた取組を重点的に進めることとしております。一方、昨今の物価高騰による委託料等の増のほか、人事院勧告などによる人件費増が見込まれており、財源確保は厳しくなるものと見込んでおります。3項目めの「第2期白老町まち・ひと・しごと創生総合戦略の実績と評価、それを踏まえたデジタル田園都市国家構想総合戦略の今後の展開」についてであります。第2期白老町まち・ひと・しごと創生総合戦略では、若い世代に選ばれ、高齢になっても住み続けたいまちの実現を目指し、人口減少の抑制に資する各種施策を実施してまいりました。結果として、令和6年の将来目標人口1万4,800人に対し391人増の1万5,191人と目標を上回ることができたことからも、一定の成果があったものと捉えております。しかしながら、民間の有識者らでつくる人口戦略会議が公表した「地方自治体持続可能性レポート」において、本町が消滅可能性自治体とされたことから、デジタル田園都市国家構想総合戦略については、これまでの取組をさらに充実させ、デジタルの力も活用しながら、誰もが便利で快適に暮らせる社会を目指してまいりたいと考えております。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。まずは、本質問の趣旨としましては、令和6年度の決算見通し、また特徴的な影響要因を明らかにすることで新年度以降の将来課題、大型事業に対し町民の声に即し、財政に裏打ちされた確かな見通しを生み出しつつ、町民の安心の中で行財政改革を進めることを狙いとしております。課題解決の財源を考える上で決算見通しを展望し、まずは歳入について確認の意味を込めて質問いたします。令和6年度の地方財政計画を見ると、子ども・子育ての関係や物価高の対策が取られておりましたが、白老町における交付の実際、またふるさと納税の一般財源分や特別交付税の見通しがあればそういったものを踏まえつつ、歳入の見通しと予算対比での経過がどのようになっているか。
答弁 企画財政課長 増田宏仁
まず、交付税の関係のお話をさせていただきます。交付税の中で議員からお話ありましたこども子育て費、6年度の交付税の算定から新たに設けられた項目でありまして、国のほうがこども未来戦略のほうで異次元の少子化対策を打つということの裏打ちといいますか、しっかりと財源措置もするよという意味で新しく設けられた項目なのかなと思っております。本町の算定、需要額としては約3億6,500万円ほどこの項目で算定されております。ただ、この部分が新たに追加されたということではなくて、今までありました社会福祉費ですとか、あとはその他教育費とか子供の関係するところ、そこから約2億円ほど抜き出されて、ここに集められている部分がありますので、実質的なここの部分の増額としては1億円から1億1,000万円ぐらいは新たにこども子育て費というところで措置をされているのかなというような状況でございます。それから、光熱水費、あるいは物価対策の部分、これ交付税の算定上は例えば項目がある経費、具体的な例を言いますと小学校費ですとか中学校費ですとか、そういう具体的な項目があるところは、そこの単位費用が少し上がっているということで、それ以外、具体的な項目がない部分は包括算定経費といって、人口見合いで算定される部分に含まれておりますので、ここの部分、具体的にどれぐらいの額があったというのはちょっとつかめない部分であります。それから、人件費の関係、これも光熱費とかと同じ考え方で、項目がある部分についてはそこの単位費用で、ない部分は包括算定経費で見るということになっておりますので、ここもちょっと具体的な数字についてはつかみどころがないというところでございます。それから、特別交付税の関係です。例年ですと今週あたりが出てくる時期なのですけれども、議員もおっしゃったように、国会の絡みがちょっとあって、なかなかまだ具体的な数字まで下りてきていないという状況でございます。〔何事か呼ぶ者あり〕
答弁 企画財政課長 増田宏仁
すみません。普通交付税の関係です。予算で9月会議の時点で補正をさせていただきましたけれども、約1億6,000万円ほど上回るような状況でして、そのうち1億5,000万円を公共施設の基金に積ませていただいたというようなことになっております。
質問 13番 広地紀彰
ふるさと納税の11月時点での前年、たしか私の捉えとしては11月時点では今町長答弁から約7億円を見込んでいるということで、大体昨年度とそれほど大きな差異はないのかなと。見通しとしても10億円程度は見込めるということで、合計額としても去年並みには確保できそうだという見通しなのかなと捉えました。今年度の主な取組だとか、あと何か奏功した取組があるのかどうか。また、総額10億円というのは本当に大きな獲得したなと評価させていただきますが、今後リピーター対策、たくさんの方に納税をいただいたと思うのですが、その方々に来年度以降も白老町に納税したいと思わせるような取組が納税額を維持する上で重要となっていると考えておりますが、リピーター対策についての考えを伺いたいと思います。
答弁 政策推進課長 太田誠
まず、寄附金の増額に対する取組ということで、やはり寄附の入り口としてポータルサイトを2つ増やして、現在25のサイトで運用しているところでございます。また、新規の寄附者の獲得でいえば、効率的な費用対効果の高い広告の運用、露出度の高い部分に広告を打っているというようなことでございます。また、寄附者はやはりその市町村の返礼品に魅力を感じてだとか、あとまちづくりに関して魅力を感じてということで、ふるさと納税の返礼事業者に対して勉強会を開催して、返礼品の造成であったり、ブラッシュアップにも一緒になって積極に関わりながら造成しているというところでございます。また、リピーター対策としては、一度でも白老町にご寄付いただいた方に向けたターゲティングディスプレー広告の運用であったり、メールマガジンの配信、ふるさと納税ラインの配信だとか、白老町のふるさと納税のファンづくりに努めているところでございます。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。よく分かりました。白糠町に総務文教常任委員会の視察の中で赴いた際に資料をいろいろと拝見しました。ご存じのとおりで、白糠町は全道はおろか、全国でもトップクラスの納税額を誇っており、たくさんのパンフレット等も拝見しました。白老町としてできることから取り組んでいくという姿勢は大変大事だと、答弁を伺いながらそこを感じたところでありました。ちょっと今度歳出の部分に関わるのですが、人件費の伸びや繰出金など今年度の歳出の予算対比での変動要因とそれを踏まえた決算剰余金の見通し、昨年度は3億円ほどと承知していますが、今年度の剰余金の見通しとしてはおおむねどのようになっておりますか。
答弁 企画財政課長 増田宏仁
人件費の関係でございます。人件費につきましては、現状人事院勧告が出ましたけれども、それに伴う国のほうの法律がまだ通っていない状況ですので、まだはっきりと数字的には見えてこない部分はありますけれども、おおむねのお話でさせていただきますと、1億1,000万円から2,000万円ぐらいの補正が必要になってくるのではないかなと考えております。それから、繰出金の関係ですけれども、今回の補正予算で提出させていただきましたけれども、病院会計の繰出金、これが今回1億4,000万円で補正予算を出させていただいておりますけれども、過去12月補正のタイミングで最も多かった金額で9,000万円が過去最大だったかなと思っておりまして、それを5,000万円ほど今の時点で上回ってきているというようなこともありますので、病院会計のほうで今後一生懸命頑張るというお話を昨日病院事務長のほうでしていただきましたけれども、今後の経営状況によっては3月で新たな追加補正もあり得るのかなと思っております。
質問 13番 広地紀彰
ちょっとこれはまた改めて触れたいと思います。一旦基金造成について伺いたいと思います。町長の答弁にてある程度は理解できました。こういった期中での現状の中での決算剰余金分、令和5年分の1億6,000万円にさらに公共施設等整備基金、そしてふるさと納税にも基金造成を図っているということで、さらにこの後不用額がどれぐらい出るかだとか、そういったいろいろとその要因はまだ整理できていない部分もあるのですが、現時点としての積立見通しとしては昨年度と比較し、どの程度積めるような予測で今捉えているところでしょうか。
答弁 企画財政課長 増田宏仁
先ほどの答弁で剰余金の見込み、すみません、ちょっと抜けておりましたので、改めてお話をさせていただきます。剰余金の見込み、去年は3億2,000万円ほど剰余金が最終的に出たというようなことですけれども、先ほどお話をしたように、病院の繰り出しがこれまでとはちょっと額が大きくなってきているというような状況も踏まえれば、なかなか現時点で大きな剰余金を見込むことは正直難しいかなと思っております。その上での基金造成、不用額の関係ですけれども、不用額につきましては例年1億円から1億5,000万円ほど出ておりますので、ここの部分は例年と変わらない額が出るかなと思っております。基金の積立ての見込みですけれども、これ最終的に剰余金をどれだけ出すかというところと関連が出てくるのですけれども、例年ですと3月の補正で1億5,000万円から2億円程度を様々な基金に積立てをさせていただいているというような状況ですけれども、今年はなかなかそこまではまだはっきりと見通せない部分、不透明な部分があるかなと思っておりますので、基金を積むのか、それとも病院会計の繰り出しは財政調整基金を取崩しをしてやっていますので、それを例年だと3月で繰戻しをしているのです。それができるかできないかというところと基金を積めるか積めないかというところ、そこのバランスがあるかなと思っておりますので、不透明な部分が多いかなというような認識でおります。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。トータルで見ると、決算剰余金の関係、そして期中での基金積立純増額と言ったらいいのでしょうか、取崩しの額と、あとは積み立てた分との差引きの増減分でたしか令和5年度は5億円程度は、それぐらいは出たのかなと思っているのですが、確認で見通しとしてはやっぱり令和6年度の決算としては厳しい状況にあるというような捉えでよろしいかどうか。
答弁 企画財政課長 増田宏仁
答弁を今までしてきたように、やはりこれまでとはちょっと違うというような認識を持っておりますので、これまでどおり積めるかどうかというのは不透明だというところでお答えをさせていただきます。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。今年度の議論の中で表出をしたいろいろ様々な後年度につながる課題に対する対応について伺いたいと思いますが、歳出に関わる大きな変動要因である特に繰出金について、課長の答弁でも繰り返し触れられておりましたが、2点伺いたいと思います。まずは、上水道について伺いたいと思います。現在策定が進んでいる新水道ビジョンでの素案説明の際に令和4年度までは黒字決算ではあったが、給水需要減かつ配水施設の耐震化など様々な課題解決を図るために今後20年で約200億円を超える事業予算を確保しながら、世代間負担の平準化などを考慮した場合、これはあくまで試算ですが、仮に水道料金を令和7年度に5割、そして令和12年度にさらに4割値上げした場合大体2億円以上の収入増をもって収支均衡を図られるとありましたが、8月26日の全員協議会の際にはこの値上げ額というのは必要額から積算をした過程であって、全額町民負担ありきではないという説明を受けております。ということは、応分の繰り出しを意識した発言と捉えておりますが、町民負担を求めないとすると1億円にならんとするような繰り出しが財政負担になるのではないかと懸念しておりますが、現状ではどのような見解を持っているかどうかについて伺います。
答弁 副町長 大黒克已
ただいま水道ビジョンの関係と、あとは水道料金の見直しの関係につきましては下水道事業運営審議会の中で今議論をしていただいているという状況でございまして、まだそこの答申が出てきておりませんので、町といたしましてその答申を踏まえながら、また議会では常任委員会の中で議論をしていただいておりますので、それも踏まえて今後の在り方を検討してまいりたいとは思っておりますが、前回の全員協議会で説明をさせていただいた中で、町長のほうからも全額町民負担ということは考えていないというお答えをしております。7年度におきましてどの時点から料金改定ということになるかについてもまだ議論中でございますけれども、いずれにしましても今段階においては全額を町民負担で賄うという考えは持っておりませんので、やっぱり一定の一般会計からの繰り出しという考えの中で今編成をしている状況でございます。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。繰出金の大きな要因としてもう一点、課長答弁にもありました病院事業会計に対する繰り出しの部分です。これは、同僚議員との質疑の中で明らかになりましたので、まず第一に通常業務に加えて、現年の諸課題を整理しながら新病院事業に並行して努力されている中において、議会に対してアクションプランが示された努力には敬意を表したいと考えています。11月29日に示された中には、介護医療院が収支均衡から年間5,600万円以上の赤字の見通しだと。あと、水光熱費、メンテナンス、電子カルテと様々な導入によって経費の1億円増、さらに人件費においても大体1億円程度の増が見込まれるということです。さらに、病院事業債の償還も始まることを考えると、大体4,000万円余りでしょうか。そういったことを考えると、繰り出しの負担は相当大きなものがあると捉えています。これらの影響を踏まえると、行財政改革の推進計画、ちょうど今中間年度を迎えていると承知していますが、この計画をもう一度見直すべきではないかと考えています。役場庁舎建設は、行財政改革推進計画にはこうありました。令和4年度、基本計画、そして令和5年には基本設計、実施設計とありました。無論努力や工夫は大事ですし、PFIなど民間活力導入も大事だと思いますが、財政の実質負担が、公債費の10億円ルールだとか、それとは別枠にPFIに例えばするだとか、様々手法を講じたとしても財政構造が見えにくくなるだけになるのではないかと危惧しております。将来に大型事業を成功させるためにも、いま一度大きな財政課題を見据えて、織り込んで実態対応しなくては大型事業や将来課題への対応はできないのではないかと考えておりますが、行財政改革推進計画の見直しについての考えを伺います。
答弁 企画財政課長 増田宏仁
行革推進計画の見直しをということでございます。もともと中間年度で見直しをするというようなことで考えてございまして、過去の議会の中でも前田議員のほうから財政収支含めて見直しをするのかしないのかというようなお話をいただいていたところでございます。我々としましてもやはり中間年度で、当然財政の収支の部分、これまで計画してきたものは歳入を必要最小限に見積もって、それに対して歳出を充てていくというような考え方でつくっておりますけれども、基本的にそういった考え方は変わりませんけれども、実際に4年間の決算の数字が出てきておりますので、そういったところも踏まえて、より実態に近いような形で見直しをしていく必要はあるのだろうなと考えておりまして、実際に見直し作業についても進めているような状況でございます。ただ、今議論の中で出たような繰出金の関係、なかなかまだ結果が出ていない部分もありますので、最終的な結論は少し先になるのかなと思いますけれども、そういった課題も捉えながら財政収支の見直しについては進めているような状況ということでお話をさせていただきます。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。歳入についても保守的にある程度見積もって、下回ることがないようにといったような配慮の中で計画をつくり込んでいたといった、計画のつくりとして理解できていますが、今後の資金需要を考えると歳入予測もこれにとらわれて、予算編成に困難を来すおそれがあるのではないかと捉えていますので、そういった歳入の観点からも計画は見直していく必要があるのではないかと考えています。その中で、見直しをしていくという考えは理解できました。その後ではどうやって見直していくかということで1点だけ。行財政改革をより実態に即すという点は、課長の答弁にもありましたとおり、私も同感であります。そして、より町民の安心を生み出すものにしなくてはならないと考えています。その中で、行財政改革計画の中の基本方針4に定められている公共施設の適正化に対しても、これは財政負担、将来負担をどういうふうにして捉えて対応を図るかという観点で検討されていることは理解しておりますが、同僚議員への町長答弁でもありましたとおり、地域自治の中心地である公民館だとか、そういった地域に対しての重要性を踏まえつつ、総量3割削減が目標ではなく、個別の施設の実態や重要性、成果や施設維持管理への地域協力など総合的に考えて、機械的ではなく、地域振興を第一に考えたより安心した生活やサービスを実感できるまちづくりに対して向かう計画への配慮といった、そういった事業配慮を含めた見直しが必要ではないかと考えていますが、見解を伺いたいと思います。
答弁 町長 大塩英男
公共施設の適正配置のご質問でございます。今年度公共施設の適正配置計画の策定に向けてタウンミーティングということで、まず公共施設の適正配置に向けた公共施設の本町の課題についてお話をさせていただきまして、10月に公共施設の適正配置計画についての説明会をさせていただきました。この公共施設の適正配置計画については、本当過去から白老町の課題というか、老朽化が著しく進んでいくという状況の中で、やはりある程度適正配置をしていかなければならないというような課題解決に向けてこれまでも町として進んできたのですけれども、今この計画の目標としては総量の30%削減というような大きな目標を掲げているのですけれども、もちろんこれは目標として設定をさせていただいているのですが、説明会の中でも町民の皆様から様々にいろいろな意見を頂戴したところでございます。そういった中で、計画の中ではまず各地域に主とする施設というのは、その地区のコミュニティがなくなって困るというようなことで、公共施設はしっかりと残していきましょうというような基本計画の中で、コロナ禍の中で様々に町民の皆さんのコミュニティ化の希薄であったりですとか、集まる機会が失われたというようなことでありますと、やはり公共施設の価値というか、存在意義というのは必要なことだとしてまちとしても認識しておりますので、そういったコミュニティの場が失われないような中でしっかりと公共施設の適正配置は実施していこうと考えております。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。2点目に関わります。多様な課題に対し責任ある選択を行うことで持続可能な地域社会に向けた取組を重点的に進める方向性を町長答弁で打ち出しておりました。3点目にもかかるのですが、予算編成に当たって諸計画との整合や町民意見反映、そして実態に即すといった事業構築の考え方を伺ってまいりたいと考えております。まず、予算編成においてキャップ制度、要求上限額制度の導入が昨年度まで進められているとありました。事業ごと、もしくは課ごとだとか様々な形のキャップ制度に取り組んでいると承知しておりますが、来年度の予算編成に当たってはどのような制度を導入し、どのような考えの下に進めていく考えかを。
答弁 企画財政課長 増田宏仁
議員からお話しいただきましたキャップ制度ですけれども、これは経常費の予算のほうにもついている制度ですけれども、来年度も、7年度予算についてもキャップ制度については継続をするということであります。改めて何でキャップ制度をやっているのかという話ですけれども、これは何でもかんでも財政担当のほうで予算を切り落とすのではなくて、過去の予算の執行状況とか見ながら、使っていない予算って必ずどこかここかにありますので、そういった部分を落として、必要なところに予算を使いましょうという意味合いでのキャップ制度を設けさせていただいておりますので、キャップ制度を始めてから4年、5年ぐらいたちますけれども、これは明らかにもう要らないよねというような経費は大分なくなってきているのですけれども、まだキャップ制度で少しずつ無駄を削減していく余地はあるのかなというところで、7年度につきましても継続をさせていただいております。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。臨時事業について、理事者など、様々な枠組みにおいて議論がスタートしていることを承知しておりますが、町民課題の解決、インフラやサービスなど、そういったような部分や大型事業の推進、また将来展望を見据えて投資に重きを置いた編成など様々な考え方が考えられるかと感じておりますが、来年度、新しい時代は新しい選択でという、ニューブリーズという新しい風を起こすといったような考え方、テーマを掲げられておりますが、実際にどのような、臨時事業を精査していくための考え方を今どの時点でお持ちなのかどうかについて伺いたいと思います。
答弁 企画財政課長 増田宏仁
来年度のテーマということで、新しい時代は新たな選択でというようなテーマを設けて、事業費のほうもそういった考え方に基づいて進めていくということになりますけれども、デジタル田園都市国家構想の総合戦略、今年の10月に新たに策定をさせていただきましたけれども、その中で言っているのは消滅可能性都市からまず脱却しましょうと。そして、持続可能なまちづくりを進めましょうというところが趣旨でございますので、まず脱却でいけば若者世代、若い世代の移住、定住、それから人材の確保、多分野でいろいろ人材不足ということが叫ばれておりますけれども、人材の確保、こういったところに力を入れようというところ、それから持続可能なというところでいけば、やはりうちのまちの今の課題といえば公共交通です。コミュニティをどう維持していくかというような部分にもやはり公共交通が関わってくるのかと思いますので、公共交通であったり、あとは健康づくり、あるいはそこと絡めたスポーツの推進といったところを主な重点テーマとしておりまして、あとは町長公約ですとか総合計画であったり、あとは各課に寄せられている町内会要望ですとか、そういったものを各課のほうで拾い上げていただいて、全体の中で精査をして、見ていくというような考え方で進めております。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。それでは、歳入のほうを伺いたいと思います。一般財源の総額確保については、2021年6月に閣議決定されました経済財政運営と改革の基本方針2021で明記されたいわゆる一般財源総額実質同水準ルールの最終年度が令和6年となっておりましたが、私はこの質問の前に総務省の自治財政局の財政課が8月に出した地方財政の課題の中で同水準ルールが来年度、つまり令和7年度も踏まえられるようにと記載されておりましたので、この実態と、あと白老町の影響がどのようになるかどうかを伺います。また、事業メニューの有効活用や企画力の発揮という観点から1点だけ伺いますが、アイヌ政策推進交付金など特筆すべき事業メニューの利活用について。
答弁 企画財政課長 増田宏仁
国で言う骨太の方針の中でうたわれている地方の一般財源実質同水準ルールというところかなと思います。基本的には、2004年度に出された骨太の方針の中で7年度から9年度まではこのルールに基づいて地方の財源を確保していくというようなことがうたわれておりますので、今後令和9年度までは一定限急に交付税が少なくなったとかということはないのかなと思っておりますが、地方の実質一般財源が同水準ですので、交付税が同水準ということではなくて、当然地方税が増えればその分交付税が減るという、基本的なルールがそういうルールですので、交付税が確保されるということではないよというところはご認識をいただければなと思います。それから、アイヌ政策推進交付金の関係、こちらは令和5年度が白老生活館の新築の関係があったので2億7,000万円程度ちょっと飛び抜けたのですけれども、令和6年度の予算でいくと1億7,000万円程度、それから過去の大体の平均的な数字でいくと1億5,000万円前後、ここら辺がアイヌ政策推進交付金を使えるラインかなと思っておりますので、あとは国の内閣府のほうに計画を出して、そこでの協議になりますので、基本的には1億5,000万円前後のラインで考えているというところであります。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。最後に、もう一点だけ伺いたいと思います。町税の関係ですが、来年は評価替えの年ではないと承知はしておりますが、固定資産税、特に太陽光の償却は結構早いので、その影響がないのかどうか、あと製紙業の抄紙機が停機するといったようなことが報道では報道されていましたが、そういった関係が町税に関して影響がないのかどうかについての現状の把握状況について。
答弁 税務課長 高尾利弘
固定資産税のほうの税額の影響ということですけれども、まず太陽光については、今おっしゃったように、当初の部分で造られていた部分がだんだん償却が終わってということで、償却部分というのは減少傾向にあるということで、新規もそれぞれあるのですけれども、それほどまだ今のところ大規模な部分がないということで、太陽光の部分についてはちょっと今目減り傾向が出てくるのかなというところで見ています。償却資産全体といたしましても、どちらかというと毎年3,000万円程度全体の中で落ちていくというような傾向にありますけれども、その部分は固定資産税では新しい投資だとかがない限りは全て部分が出てくるということで、影響が出ています。あと、日本製紙ですけれども、日本製紙、個別にこれから撤去、今機械のほうの停止が報道されていますけれども、こちらについてはまだ現在申告、これ償却資産は申告納付制度ですので、申告がないということと、停止イコール、すぐ即座に撤去までいかない限りは課税の対象にはなりますので、こちらについては影響が出るとしても8年度以降になるのかなということで考えてございます。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。歳出につきましては、起債償還と公債費の関係の負担状況だけ伺いたいと思います。どのように来年度上がるかどうかについて。
答弁 企画財政課長 増田宏仁
すみません。起債償還、公債費の関係でございます。基本的には、行財政改革推進計画で上限を定めていますので、急激に増えるということはないのです。前年より若干増えるかなぐらいだと思っております。
質問 13番 広地紀彰
こういった基本的な枠組みの中で来年度予算を編成していくという考えは理解できました。こうした編成方針と第6次総合計画の実施計画との整合について議論をしたいと思いますが、特に重点プロジェクトとの整合を見て、3点目に若干関わってきますが、町長は答弁にて多様な課題に対し持続可能な社会、地域社会実現に向けた取組を進めるとありましたが、この重点プロジェクトの人口維持の関係のほうを見ると、人口減少が一定程度抑制されたといったことは冒頭の答弁にもありましたとおり、あることは大変まず評価できるなと考えております。一方、初期値より一貫して下落して、歯止めがかかっていない指標としては、まちの愛着度と定住の意向の部分がパーセントとしては落ちているところであります。特にこの定住意向については、深刻な状況と捉えています。住み続けたい白老町をつくり上げる上で、ここの定住意向についての特に下落し続けている要因と対応に対する見解を伺いたいと思います。
答弁 企画財政課長 増田宏仁
総合計画の重点プロジェクトというところで、人口減少抑制プロジェクト、ここの中のKPIとして愛着度、あるいは定住意向の割合が設定されているということでございます。議員おっしゃるとおり、これは町民意識調査の数字でございますけれども、年々低下をしているというようなところでございます。総合戦略の中でうたっているのは、当然新たに若い世代に来ていただきたいということもあるのですけれども、第2期の戦略の中でも住み続けたいまちづくりというようなことをうたっておりましたけれども、今住んでいる方々が満足をしていただけないまちには、なかなか新たに移住者の方、若者の方が入ってきてくれないだろうというようなこともありますので、もちろん新たな人口獲得というところにも力を入れるべきかなと思いますけれども、同時にやはり今住んでいる方の満足度を上げていかないと、まち全体としての満足度は上がっていかないと思いますので、そこが上がっていけば住み続けたい、あるいは愛着を持っていただけるということにつながると思いますので、なかなか両方を同時にというのは難しい部分もあるのですけれども、そこはバランスを取りながらしっかり進めていく必要があるのかなと考えております。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。大変びっくりしたのですけれども、今2点にわたって、3点目に移りたいと思うのですが、実は課長の答弁にあったとおりで、私の原稿にこう書いてあったのです。ある町民から言われた言葉です。住んでいる人がいいまちと言わないまちに人なんか来ないよと。私も実は同じことを言われていて、原稿が漏れたのかなと思うぐらいびっくりして聞いていました。私自身も本当にそう思っています。町議会を構成する一人としてまちの愛着度、そして何より住み続けたいと思えるためには居住に対する満足度を高めることはやっぱり私たちの責任ではないかと痛感しております。この間で直結する課題がさきの課長からの答弁にもあったとおり、やはり公共交通、これは来年度の予算編成の中でも取り組んでいきたいという答弁もいただきましたが、ここが生活の足にかかっていると私も捉えております。ここの生活の足については同僚議員も様々に質問しているので、観点を変えて質問していきたいと思うのですが、1点だけ。総合計画を具現化していくという視点において、町民の声にどうやって即すかという点で質問していきたいと思いますが、私も地域公共交通計画の策定に当たった意見交換会に参加しました。全ての会場に行きましたので、参加人数、延べ人数は多分2割ぐらいは私ではないかなと思っていますけれども、実際に全部参加させていただきました。その中で、副町長もトップとして全ての会議に顔を出されておりましたが、切実な声がやっぱりあったなと捉えています。1点だけ、特に私も虎杖浜の住民の立場を代弁する立場でもありますが、町立病院に通う虎杖浜の方、年々増えている印象を受けています。登別市のほうに通っている方が多くて、ところが私もJRである方と会ったのですが、JCHO、山越えればすぐあるのですけれども、それでもやっぱり足がないと行けないと。あそこまで歩いていくのは大変なのだ。山もあるので、やっぱり町立病院に行くとある方、女性の方はおっしゃっていました。重要なのかなと感じていますが、やはり行きはいいと。これはたくさんの人が言っています。午前中の便は使い勝手がいいと。これも承知されていると思うのですが、帰りは投薬、薬もあったりするので、診療もいつ終わるか分からないので、3時の便になってしまうのだよねと。そしたら、家に着くあたりで真っ暗なのだと。1日がかりで病院通わなければいけないと。確かに時間はあるのだけれども、やっぱり暮らしにくさ、居住意向について悪い影響を与えてしまっているのかなと捉えています。こういった暮らしにくさに真摯に向き合って対応することで、総合計画の居住意向の向上に向けた一歩を踏み出していけないかと考えていますが。
答弁 政策推進課長 太田誠
広地議員には公共交通の意見交換会のときに全部参加していただいて、様々に地域ごとの課題とかを把握されているのだなということで思っております。虎杖浜地域の方は、特に多かったのはやはり議員おっしゃるとおり病院まで行くのに1時間15分かかるというというようなことで、時間の短縮というところが多くの意見としてあったかなと思っております。現在今ダイヤ改正も計画の策定と併せてやっていますけれども、どうにか時間を短縮できないかということで、バス事業者等と協議を重ねながら今ダイヤ改正に取り組んでいるところでございます。また、乗降調査の中でもやはり病院に行くニーズの数が圧倒的に多いので、そういった面でも解決していきたいなとは思ってはおります。現在策定準備を進めている計画でございますけれども、基本的な方向性の中にも地域の特性を生かした新たな交通手段の検証も掲げておりますので、今の公共交通の充実はもとより、そういう今後においては人口減少だとか公共施設も一定程度削減されていく中では、やはり足の確保というのは課題として捉えているので、そういう新たな移動の手段というのも検討していかなければならないのかなとは考えております。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。乗ったことあるのかと大きな声で住民の方から言われていましたが、乗ったと。これから本当にきちんと乗ったのだと胸を張って言えるのかなと思っています。やっぱり具体をつかんで、どうやって即していくかというところ、結果は結果です。ただ、その過程の中でどれだけ寄り添う取組ができたかということは、真剣に町民は見ていると思っています。そういった観点において、乗降調査も含めて何とかニーズ把握に努めたということは評価すべきだと考えております。今の課長の答弁にあったとおりで、新しい何かをつくり出していかなくてはいけないと。私も全く同感でして、デジタル技術の活用を含めて、抜本的な改革が必要ではないかと考えております。デジタル田園都市国家構想の中では、地理的な制約、年齢等にかかわらず誰もがデジタル化の恩恵を享受することで、豊かさを実感できる誰一人取り残されない社会の実現を目指すと崇高な理想を掲げております。デジタル田園都市国家構想によって、様々な環境整備も大切ですが、やはり誰一人取り残されないまちづくりを目指すのであれば、何より白老町をさらに住み続けられるまちにすべきではないかと考えています。そのためには、町民の協働による仕組みをデジタルでつくり、移動ニーズの担い手を抜本的に増やすべきだと考えております。そのための手段としてライドシェアの導入を図るべきと考えておりますが、見解を伺いたいと思います。
答弁 政策推進課長 太田誠
ライドシェアというところは、国のほうにもそういう担当の部署ができて、今後増え続けるのかなとは思いますけれども、まだ北海道ではなかなかライドシェアの取組ということが、一部導入しているところもあるのですけれども、まだ今後いろいろ課題を解決しながら進んでいくのかなと思うのですけれども、導入に当たってはやはり担い手、ドライバーの確保であったり、予約システムの導入に関わる経費の負担、また利用者の安全面の課題等があると認識しておりますので、町内の交通事業者、また近隣の市町村の状況も聞き取りしながら、引き続き本町の公共交通の実態に合うかも検証しながら検討を進めてまいりたいと思っております。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。石川県小松市の事例を紹介します。小松市は2024年、今年の2月に全国に先駆けて公共ライドシェアを開始しました。見るべき点としては、第1に交通空白地の定義をきちんと行って、実態に即し、かつ民間運送事業者への配慮を行っている点、要は隙間を埋めるような形でライドシェアを導入したという点です。第2に小松市の発着であれば隣のまちへの移動も可能とした点です。私たち白老町はやはり登別市、室蘭市、もしくは苫小牧市への移動を希望される方が相当数いらっしゃいます。そういった点を考えても、小松市の取組は参考になるのではないかと捉えております。そして、第3に専用アプリを導入し、予約がスマートフォンでできる点です。国土交通省は、5月に地域の公共交通リデザイン実現会議の取りまとめの中で2027年までに公共ライドシェアに取り組む自治体を1,000にすると目標を掲げました。さらに、本年7月には国土交通大臣を本部長として、交通空白解消本部を立ち上げています。こういった動きと歩調を合わせて、民間事業者にも配慮しながら抜本的にサービス提供者を増やすことこそ居住意向、つまり白老町をより住み続けられるまちにするために必要なことではないかと捉えていますが、見解を伺いたいと思います。
答弁 政策推進課長 太田誠
登別市の延伸の部分については、やはり虎杖浜の意見交換会の中でも出ていたかなと思います。現況の公共交通の仕組みの中では、どうしてもやはり登別市の延伸ということは難しいと捉えていますので、先ほどと同様の答弁になりますけれども、新たな交通手段ということは今後検討していかなければならないのかなとは思っております。予約の関係でございますけれども、飛島議員の質問の中でもお答えさせていただきましたが、今後やはりIT技術を活用して、利用者が携帯で予約できるようになったりだとか、逆に事業所のほうも今どこを走っているかというのをパソコン上で分かったりだとか、そういうような予約、行き先、乗り継ぎのシミュレーションができるシステムというのは今後導入していかなければならないのかなと思っています。利用者の利便性の観点、事業者のやはり今人材が不足しているということで、事務の効率化という観点からも今後そういう双方向から検討していければなと思っております。
質問 13番 広地紀彰
足を確保するということはまちづくり、地域づくりではないかと同僚議員の議論の中でも私も拝聴しておりました。なくてはまちが、地域が成り立たないのではないかと捉えるほど大事ではないでしょうか。担い手をまちと民間事業者に限定するのであれば、際限なく移動手段を増やしていくしかないし、それは現実的に不可能です。3月会議で私はこのように話しました。平日私は私と妻でそれぞれ7人乗りの車2台を8時30分に虎杖浜を出発し、9時前には役場前の会社に出勤しております。大体230日は会社に出勤していますし、ちょっと足を運んで、町立病院程度まで足を運んでも、もしくは竹浦や萩野でちょっと寄っても何の問題もありません。私の家だけでも7人乗りで、運転手、私がいるので、6人、妻の車にも6人乗せることができます。これ計算すると230日で延べ2,700人以上を白老町西部から私の家だけでも輸送することができます。現状は、空気を運んでいるだけです。地域公共交通網形成計画から地域公共交通計画への変遷の主眼の一つは、昨日の答弁にもあったとおり、地域の輸送資源の総動員にあります。こうした空いている潜在的な担い手をデジタルの仕組みで生かすことができれば、地域活性化、公共交通に頼らない新たな移動ニーズを満たすことが可能になるのではないかと考えますが、この点についてまちづくりの観点から答弁を求めたいと思います。
答弁 副町長 大黒克已
現在の地域公共交通については、元気号とデマンドバスのカムイ号、そしてぐるぽんというこの3つの交通機関で動いています。また、そのほかにもJRとタクシーということですけれども、今後公共施設の適正配置もそうですし、昨日から議論のあります高齢化が進んで、やはりドア・ツー・ドアですとか、様々な課題が今後出てくるというような状況を鑑みますと、現状の交通体系では済まないだろうなというのは我々も認識しているところでございます。そういった中で、課長が答弁しておりますが、1つずつそれを解決するためにはまずはデジタル化を使って、利用者、それから事業者も利便性の向上というようなことも含めまして、一歩一歩進んでいきたいとは思っていますし、議員のおっしゃられたそのようないわゆるほかの交通手段、いろんな様々なことが考えられるのかもしれませんが、その辺をやはりしっかりと他の自治体の状況も勉強しながら、前に進んでいきたいとは考えてございます。
質問 13番 広地紀彰
13番、広地です。本質問の結語として、私が議会に戻るときに心に刻みましたハンス・ヨナスの言葉を引用したいと思います。彼は責任とは傷つきやすい他者への気遣いであり、誰の責任かではなく、誰に対する責任かを問い続けることの重要性を訴え続けておりました。通勤するときに白老駅で小さな子供がうずくまって泣いていたときに両親からはぐれたと。もしそういった子供を見かけたら、多分親を捜したり、駅員に連絡したり、警察に電話したりして何とかしようとするでしょう。親は何やっているのだと自己責任をぶつける、この自己責任論には責任がある立場と責任がない立場に隔てる壁を感じるとヨナスは言っていました。私は現に町議会議員であり、町議会議員としての責任があると考えています。その立場からいって、私は町民への責任として、課題があるのであればそれをできる限り明らかにして、対策を考えるべきだと捉えています。水道、病院、人件費、委託料の増があるのであれば、それを明らかにして計画に織り込まないと、新庁舎建設など大型事業の展望は開けないと先ほど訴えました。行財政改革推進計画の中間年度である今、見直しを進めるとありましたが、この計画の見直しをなぜやるのか。それは、この計画の中で展望を明らかにして、みんなの理解の中でまちづくりが進むことこそ責任の共有であり、そして協働を生み出すまちづくりにつながると考えておりました。最後に、町長に対しこういった町内の様々な課題を踏まえた行財政改革計画の見直しについて答弁を賜りたいと思います。
答弁 町長 大塩英男
広地議員から財政の見通しと公共交通についてご質問いただきました。財政の見通しについては、担当課長のほうから詳細について答弁させていただきましたので、私からは大きな財政運営のお話をさせていただければなと思います。行財政推進計画のお話もございましたが、行財政推進計画の中でやはり財政の部分で一番大事なのは起債の抑制ということで、10億円を守っていくよという、これは再三再四私はこの起債の抑制についてはしっかりと守っていくというようなお話をさせていただきました。さらには、基金の増設というような話もあって、その結果かというような状況なのですけれども、令和5年度のいわゆる地方自治体の財政の健全化を示す比率ということで、9月会議の中で速報としてご報告させていただきましたが、実質公債比率は10.8%、そして将来負担比率は発生をしていないというような状況の中で、潤沢ではないのですけれども、やはり一定限財政運営ができるような状況になってきているかなとして思っております。ただ、今ご指摘のとおり、様々な行政課題ということで公共施設の老朽化であったり、あとは各企業会計への運営補助であったりですとか、あとは庁舎の新しい建設であったり、インフラ整備というような状況の中で、やはり財政の出動、そして財政の抑制というようなことで、このバランス感は大切にしていかなければならないと思っております。その一つの指標として、この行財政推進計画というのはあるのかなと私も認識しておりますので、担当課長からお話があったように、一定限の見通しというのはお示しできればなと思っております。それと、もう一点、まちの愛着度というお話がございました。今昨年の町民意識調査の中でこの愛着度が減少傾向にあるということで、私はやっぱり町民のまちに対する愛着度って、これを保っていくというのが非常に一番大事だなと思っておりまして、そしてこの愛着度を維持していくために必要なことは何かと申しますと、自分なりに考えているのは医、足、住だと思っていまして、医は医療の医、そして足は足の足、そして住環境の住というようなことで、ここはしっかりとまちづくりのために力を入れていかなければならないなと思っております。足の部分です。今回も様々に公共交通については、各議員の皆さんからご質問をいただきました。広地議員からは、新たなライドシェアということで提言もいただきました。ライドシェアについては、国のほうで1,000を目指すよというようなことで議員のほうからご指摘がありましたけれども、現状では全国で600の市町村が導入をしているというような状況でございます。副町長からもお話があったように、様々な課題、町民の皆さんの意識としては、やはりプロの方ではないから、ちょっと安全性の確保はどうなのだろうだとか、あとは運転手の確保だとかということで様々な課題があるのですけれども、国のほうで今後3年間集中的に導入する自治体に対して財政支援を強化していくというような話も聞いておりますので、そういった部分も含めて町として何ができるかということで、公共交通、足の確保については本当大きなまちの重要課題だと捉えておりますので、様々な他自治体の勉強も含めてしっかりと取り組んでまいりたいと思っております。