みんなの議会

白老町議会 令和7年定例会12月会議 2025年12月10日

共に暮らしやすい共生社会の実現に向けて

2025年12月10日、白老町議会の一般質問で、長谷川かおり議員が「共に暮らしやすい共生社会の実現に向けて」について質問し、町長 大塩英男、副町長 大黒克已、保健福祉部長 齊藤大輔が答弁しました。

質問者
長谷川かおり 議員
答弁者
町長 大塩英男、副町長 大黒克已、保健福祉部長 齊藤大輔

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 長谷川かおり

4番、公明党、長谷川かおりです。通告に従いまして一般質問を行います。1、共に暮らしやすい共生社会の実現に向けて。白老町の高齢化率は令和7年10月末時点で47.4%と高く、今後も高齢化や高齢者単身世帯の増加に伴い、自力でのごみ出しが困難な世帯の増加が予想されます。ごみ出し支援は、衛生環境の維持だけでなく、対象者の安否確認や地域からの孤立防止にもつながる重要な福祉サービスであり、誰もが住み慣れた地域で安心して生活できるよう、きめ細やかな生活支援が不可欠であると考えます。(1)、ごみ出し困難世帯の現状認識と既存の支援体制について。これまでの議会答弁によると課題を認識されていますが、高齢者や障がい者など支援が必要な世帯をどのように把握し、どのような支援を行っているか伺います。(2)、地域福祉計画におけるボランティア活動の現状と課題について。①、白老町におけるボランティア団体の現状と課題について伺います。②、平時のボランティア活動と災害ボランティアの連携について伺います。(3)、障がいのある人もない人も共に暮らしやすい共生社会の実現に向けた啓発活動について。①、障がいの特性を理解してもらう取組の現状と必要性について伺います。②、ライトアップを通じた啓発活動の導入について伺います。

答弁 町長 大塩英男

「共に暮らしやすい共生社会の実現に向けて」についてのご質問であります。1項目めの「ごみ出し困難世帯の現状認識と既存の支援体制」についてであります。現在検討を進めているごみ出し支援制度に関する課題としましては、介護保険制度による要支援及び要介護に該当している場合や、身体障害者手帳の交付を受けているなどの支援対象となる方の基準の明確化が課題として捉えております。また、町直営による職員が収集する直接支援型や町内会やNPOなどの支援団体によるコミュニティ支援型などの支援方法の選定もあり、それぞれのメリット・デメリットを見極めつつ、実現に向け進めてまいりたいと考えております。2項目めの「地域福祉計画におけるボランティア団体の現状と課題」についてであります。1点目の「ボランティア団体の現状と課題」についてでありますが、本町では、高齢者支援、障がい者支援、防災活動など、様々な分野において、ボランティアの皆様に地域福祉の重要な担い手としてご協力をいただいております。しかしながら、近年は、担い手の高齢化や人材不足により、団体の維持や活動の継続が難しくなっている状況が見られるところであります。町といたしましては、地域福祉計画に基づき、ボランティア活動を支える環境づくりや人材確保に向けた支援の在り方について、今後も検討を進めてまいります。2点目の「平時のボランティア活動と災害ボランティアの連携」についてでありますが、非常災害時におけるボランティア活動は、平時からの活動による人と人とのつながりが大きな力となるものと認識しております。災害時における円滑な活動体制の構築に向け、平時の福祉ボランティア活動と災害ボランティアとの連携の在り方について、関係機関と情報共有を図りながら、体制づくりに努めてまいります。3項目めの「共生社会の実現に向けた啓発活動」についてであります。1点目の「障がいの特性を理解してもらう取組の現状と必要性」についてでありますが、障がいのある方が地域で安心して暮らし続けるためには、地域全体で障がいへの正しい理解を深めることが極めて重要であると認識しております。現在、本町におきましては、啓発物の配布や関係団体と連携した研修会などを通じて、障がいに対する理解促進に取り組んでいるところであり、今後につきましても、共生社会の実現に向け、町民の理解がより一層深まるよう、啓発活動を継続してまいります。2点目の「ライトアップを通じた啓発活動の導入」についてでありますが、本町の公共施設には、現時点において常設のライトアップ設備が整っていない状況にあります。このことから、町といたしましては、自閉症及び発達障がいに対する理解促進の取組に関して、町内の障がい者支援施設や関係団体と連携し、展示や広報物の掲出など、ライトアップに代わる方法も含め、効果的な啓発の在り方について検討してまいります。

再質問 4番 長谷川かおり

それでは、ごみ出し支援の再質問に入らせていただきます。私は、令和5年9月に高齢者のごみ出し支援について一般質問しております。その際に地域ケア会議や令和4年7月に実施された福祉ごみ出しアンケートの結果、ごみ出し支援を100人以上の独居高齢者が介護保険制度を使ってのヘルパー支援や家族、近隣住民のボランティア支援を受けまして、そういう現状であるよということを確認しております。その中で町側のほうもこの制度の仕組みに対してしっかりと取り組んでいくという答弁をいただいておりました。その後、令和6年から令和8年における白老町高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画(第9期)のほうにも盛り込まれているのですが、なかなか動きが見られないなというところで私は今回再質問させていただきました。現在町内にある訪問介護事業所、こちらは先ほど森議員のほうの答弁の中でもお話しされておりましたけれども、今年度は事業所を1か所閉鎖しておりますし、あとは登別市から訪問事業所が白老町に入ってくださっているその現状もあります。そういう中で、閉鎖したところのヘルパーはほかの事業所に移ったということで実働の人数は変わりはありませんけれども、介護認定を受けながらヘルパーを必要としている高齢者の方々は空き待ち状態であるということには変わりはないのです。そこで、介護保険料を払っているのに必要なサービスを受けることができないという介護サービスの提供体制が逼迫しているこの現状におきまして、だからこそ早くごみ収集制度を早期に導入することでヘルパーが支援を必要としているほかの利用者にサービスが提供できて介護難民の問題が少しは解消される、そういうメリットが出てきます。このように福島県福島市では2名1組体制でごみ出し支援事業を行っていますけれども、孤独死の場面に遭遇したり、訪問時に応答がなくて家の中にちょっと入ったところ自宅内で倒れていて、または意識が遠のいていて緊急搬送する場面に遭遇することもあるそうです。そのようなことから、事前に連絡体制やマニュアルを構築して対応していくという、そういう報告書も私は目にしたことがあるのです。このようなことから、地域包括センターや福祉部局と連携して安否確認体制の構築が欠かせないこの支援体制をどのように考えているのか、しっかりとお聞きしたいと思います。

答弁 副町長 大黒克已

ごみ出し困難世帯への支援ということでございますけれども、令和5年の長谷川議員の一般質問でということで、この件につきましてもこれまで担当部局、それから福祉部局とも協議をさせていただきながら進めるという方向の中で現在に至っているという状況でございます。確かにこれを持続可能な支援体制とするとなれば、やはり町が直営で実施することが必要であると考えておりますし、どのように、福島市の状況も今おっしゃっていただきましたけれども、2名1組というような形というのも、確かにそれを町で直営でというようなことでいけるのではないかなって今私も思ったところでございますけれども、この辺をさらに確立した上で進めてまいりたいと考えております。また、安否確認ということもございますけれども、これは当然安否確認にもつながるものであると認識してございますが、さらなるやることによる効果、この辺につきましてはやはりしっかりと保健福祉部と連携しながら、またどのようなことが今後さらにできるのかというところも検討した上で進めてまいりたいと考えております。

再質問 4番 長谷川かおり

長谷川です。今副町長のほうからもご答弁がありました。実際本当にもう早急に私としては体制を整えていただきたい、時期とかはなかなか明言できるかどうかというところもありますけれども、町長、ここのところは本音というか、町長はどのような思いで、私は町長が町長になって、そして半年見ましてからの質問でございます。そして、丸2年以上たちました。そういう中での、このまま幾ら内部でもんでいても町長がやろうって言わないとなかなか実現することではないと思いますので、そこの点のお考えをお伺いいたします。

答弁 町長 大塩英男

ごみ出しの困難世帯の方への支援というご質問でございます。議員のほうから令和5年9月ですか、ご質問をいただいて、まちとして前向きな答弁をしたと私も記憶をしております。1答目でお答えしたように、この対象となる支援の対象をどうしようかですとか、支援の方法をどのようにしようかということで、これまで課題の洗い出しというのはさせていただいてはいたのですけれども、ちょっとスピード感ないよねというような状況かなと私も反省をしているところでございます。ですから、今後は庁内議論を踏まえた中で早急にということのご指摘もございましたので、しっかりとこのごみ出し支援については実施をしてまいりたいと考えております。

再質問 4番 長谷川かおり

そこのところはしっかりとこの場でお約束をしてくださったということで捉え来年度のほうに、町長の公約に盛り込んでいただけたらと思います。それでは、次の質問に移ります。ボランティアの体制と現状の課題についての再質問です。担い手の高齢化、人材不足による団体の維持、活動の継続が難しいよという現状ですけれども、本町のボランティア団体の状況です。個人や団体ボランティアの登録数、現在どのような状況なのでしょうか。お伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 齊藤大輔

登録数でございます。令和7年度におきましては、個人が23人、団体が25団体、1,672人となっております。

再質問 4番 長谷川かおり

私もいろんなイベントのほうでボランティアの方とお会いすることがあるのですけれども、1,672人いらっしゃるというところでそれぞれいろんな形で活躍されているのかなと思われます。それでは、そのボランティアの具体的な活動内容というのはどのようなものになっているのでしょうか。もう少し具体的にお聞かせください。

答弁 保健福祉部長 齊藤大輔

活動内容についてでございます。まず、代表的なものを申し上げますと福祉施設の慰問や施設のボランティア、町内イベントへの参加や青少年健全育成、さらには花壇整備や人権擁護など、ほかにもありますけれども、様々な分野で活躍をされているところでございます。

再質問 4番 長谷川かおり

4番、長谷川です。ボランティア団体など、ふだんから活動を通しまして顔の見える関係が構築されていると思われますけれども、その災害の対応が発生したときに平時からの活動が重要と考えますけれども、これらを想定した準備や訓練などシミュレーションは行っているのでしょうか。災害時における活動団体の構成というのはすごく重要だと考えておりますし、日頃から訓練などを実施するべきではないかと私は考えますけれども、町の見解を伺います。

答弁 保健福祉部長 齊藤大輔

平時のボランティアは、先ほどご答弁したとおりあくまでもそれぞれの分野での活動に限定がされている。災害対応や有事の際のボランティアとしての機能にはまだ至っていない、なっていない状況と捉えております。まずは、町と社会福祉協議会がこの問題については既にいろいろと共有はしておりますので、しっかり連携をしながらより一歩進んだ検討をしてまいりたいと考えております。現在社会福祉協議会のほうでは、災害に特化したボランティアということで電子媒体や、それから12月に行われた町民防災講座などで災害の部分のボランティアの登録者団体を募る取組も進んでいるところでございますので、今後こういったことをしっかりと進めていきたいと思っております。

再質問 4番 長谷川かおり

災害ボランティアの構築も今進めているよという話をお聞きしました。実際にはそういうことがないことが一番いいことなのですけれども、そういうほかの自治体から応援に来られるボランティアの皆さんの存在というか、活躍というのもすごく大事ではありますけれども、やっぱり地元ボランティア団体の活動は非常に重要であると考えます。10月1日の豪雨災害のときも車庫や作業場に泥が入り込んで後片づけに大変な思いをしたという高齢者の方々がおります。そういうときこそボランティアの体制があったらなと私は思っていたのですが、必要としているところへボランティアを派遣することができる体制は確立しつつあるということも聞いておりますし、あとは町と社会福祉協議会の役割をしっかりと組み立てて連携するということも大切かと思います。それはなぜかといいますと、ボランティアの皆さんが活動しやすい環境、その中で様々活動していくということが重要であると考えますけれども、実効性のあるボランティア体制づくりを進めていく考えは今後あるのか見解を伺います。

答弁 保健福祉部長 齊藤大輔

地元のボランティアについては、町といたしましても重要であると捉えております。必要な知識、それから技術、こういったことを学ぶ研修など、実践に沿った活動ができるような仕組みづくり、こういったところをまずは進めていきたいと思っておりますが、実際のところまだまだ進んでいないというか、そもそもというところもありますので、そういったところも含めましてそれぞれ町の役割と、それから社会福祉協議会の役割をしっかりと明確にして体制づくりをこれから進めていきたいと考えております。

再質問 4番 長谷川かおり

ぜひその点は、社会福祉協議会としっかりと連携をしながら仲よく進めていっていただけたらと思います。次、3項目めの共生社会の実現に向けた啓発活動の再質問に入ります。まず、地域全体で障がいへの正しい理解を深めることは極めて重要だという認識をされております。その中で障害者差別解消法の施行は、町の障がい者福祉計画で障がいに対する理解促進の取組についてとありますけれども、ここのところで具体的な内容をどのように行っているのでしょうか。お伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 齊藤大輔

具体的な内容についてでございます。まず、聴覚障がい者支援事業としましては、小中学校や民生委員児童委員協議会などを対象として手話講座の講師派遣を行っております。これは、理解普及とともに障がい者の視点に立った思いやりの心を育む取組であると考えております。それと、もう一点につきましては12月3日から9日、障害者週間に合わせまして聴覚障がいへの理解と配慮について毎年12月の町の広報紙に取組を掲載しているところでございます。

再質問 4番 長谷川かおり

今取組の現状をお話ししていただきました。その状況というのは理解いたしました。子供たちが社会に出たときに、この人はもしかして何か障がいがあるのかなと気づく、そういう思いやりの心が育まれ、手を差し伸べることができるような、そんな子供たちに成長していただけたらと私は期待しておりますけれども、特に外見からは分かりにくい内部障がいや発達障がいなどの見えない障がいに対する理解促進の啓発活動の課題についてどのように捉えているのかお伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 齊藤大輔

課題についてでございます。今ご答弁を差し上げたのは聴覚障がい者の取組でございまして、障がいといってもたくさんあります。例えば自閉症だとか、LGBTだとか、脳性麻痺だとか、要するにたくさんあるのですけれども、そういったたくさんある種類、これらの障がい者に対する理解促進というのは我々としても促進されていないというわけではないのですが、まだまだな部分があるのかなという状況と捉えております。

再質問 4番 長谷川かおり

共生社会に向けて障がいの特性を理解し、知ってもらうことというのは、そのことについてはより多くこれから深めてほしいと考えています。今答弁がありました課題の全てを解決することは本当に難しいことでしょうが、例えば全国的、世界的に広がる世界自閉症啓発デーや国際障害者デーなどに合わせた自治体庁舎施設のブルーライトアップ、白老町はまだ行われていないということですけれども、そういうシンボルカラーでの点灯や障がいの特性を知ってもらうパネル展示など、これらは取組を知ってもらう一因となります。例えば学生が青くライトアップしている意味は何だろうと自らスマートフォンで調べて自閉症のこと、障がいのことを知ってもらうきっかけづくりになるわけでして、このような啓発活動の先進事例の取組状況及び内容というのは、まちとしてどの程度把握しているのかお伺いいたします。

答弁 保健福祉部長 齊藤大輔

内容についてでございます。自閉症、発達障がいに対する理解促進の取組である議員ご指摘のライトアップブルー、キャンペーンでございますが、毎年4月2日、世界自閉症啓発デー、発達障害啓発週間として世界でランドマークと呼ばれる建物に対してブルーにライトアップする、そういったものと捉えております。これは世界中でやっているのですけれども、北海道においても22の自治体が実施をしていると認識しております。特に苫小牧市においてもネピアのアイスアリーナとか、ほかの施設についてもやっているといったところ。それと、市長リレー、応援メッセージといいまして、市長がメッセージボードを持って世界に発信するといった取組も実施しているといったところは押さえているところでございます。また、白老町においても宏友会様のほうでこういった取組が進んでいると認識をしております。

再質問 4番 長谷川かおり

道内でも22の自治体が行われているというところで、ぜひ23番目、白老町が手を挙げていただきたいなという思いでおります。ライトアップに代わる方法も含めて効果的な啓発の在り方について検討したいと町長の答弁がありました。こうした視覚的、目から見たこととか、あとは象徴的な啓発手法が持つメッセージ性とか効果についてどのように評価しているかということと、あと啓発の在り方を検討していくという答弁もありますので、ぜひ積極的に推進していただきたいのですが、町長の見解を伺いましてこの項目の一般質問を終えます。

答弁 町長 大塩英男

共生社会の実現に向けてというご質問をいただきました。共生社会というのは、互いの違いを認め合って支え合いながら生活をしていくということが共生社会の意味合いかなということで、やはり今後のこの人口減少下の中では今後ますます重要になってくるのではなかろうかと思っています。議員のご指摘があったように平時もそうですし、特に災害時というのはやはり人と人との支え合いというのが非常に大事になってくるかなと思っています。さらには、誰もが安心して住み慣れた地域でその活動だったりですとか、挑戦というのを応援していくというのが一つの自治体の使命ではないかなと私は思っております。具体的に今回ライトアップ、啓発活動のお話を議員のほうからいただきました。先日、実はある団体から同じようなブルーライトアップ、啓発運動の件についてご紹介というか、ぜひというようなお話もいただきました。やはり様々な形でこういった啓発をするということは非常に大事なことかなと思っておりますので、本町にはそういった設備がないものですから、いろいろとやり方というのはあるかと思います。担当部長がお話ししたようにメッセージボードであったりですとか、ですからそういったブルーというのは希望を表す色だと言われておりますので、メッセージボードも含めて啓発運動について前向きに考えてまいりたいと思っております。

再質問 4番 長谷川かおり

それでは、2項目めに参ります。

出典:白老町議会 令和7年定例会12月会議 2025年12月10日 議事録 PDF(48ページ) 間違いを知らせる