白老町議会 令和7年定例会9月会議 2025年9月10日
人の流れをつくるまちづくり
2025年9月10日、白老町議会の一般質問で、長谷川かおり議員が「人の流れをつくるまちづくり」について質問し、町長 大塩英男、企画振興部長 三上裕志、保健福祉部長 齊藤大輔、教育部長 冨川英孝が答弁しました。
- 質問者
- 長谷川かおり 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、企画振興部長 三上裕志、保健福祉部長 齊藤大輔、教育部長 冨川英孝
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 長谷川かおり
4番、長谷川です。通告に従いまして、一般質問を行います。1、人の流れをつくるまちづくりについて。(1)、民族共生象徴空間ウポポイが開設し5周年を迎えたが、来場者数と町の観光入り込み数について伺います。(2)、これまでのウポポイ町民利用促進事業の実績について伺います。(3)、白老町デジタル田園都市国家構想総合戦略の基本目標②「人を引き寄せる資源の活用」の基本施策に「ふるさと納税の維持・拡大による関係人口増」とあるが、具体的な取組と今後の展開について伺います。(4)、観光のまちとして、来町する聴覚障がい者のために、観光施設に手話通訳派遣を導入する考えについて伺います。
答弁 町長 大塩英男
「人の流れをつくるまちづくり」についてのご質問であります。1項目めの「民族共生象徴空間ウポポイの来場者数と町の観光入り込み数」についてであります。令和6年度までの直近3か年の推移で、本町の観光入り込み数は6年度232万2,565人、5年度213万2,961人、4年度220万1,935人となっており、このうちウポポイの来場者数は6年度31万6,398人、5年度33万3,097人、4年度36万9,038人となっております。2項目めの「これまでのウポポイ町民利用促進事業の実績」についてであります。事業を実施した令和2年度と6年度の実績ですが、6年度の引換対象人数1万4,582人に対し、引換人数3,059人で引換率21.0%、2年度の引換対象人数1万5,699人に対し、引換人数5,315人で引換率33.9%となっております。3項目めの「ふるさと納税の具体的な取組と今後の展開」についてであります。令和6年度における具体的な取組としては、寄附ポータルサイト及び返礼品数を増やし、露出度の高い広告の拡大や返礼品事業者向け勉強会の開催など、様々な効果的な施策を展開したことから、納税額約15億2,000万円、寄附件数8万1,393件といずれも過去最高を記録したところであります。今後においても、返礼品の充実やPRの推進により、本町の魅力を向上させ、さらなる地域経済の活性化と新たな関係人口の創出につなげていく考えであります。4項目めの「観光のまちとして、来町する聴覚障がい者のために、観光施設に手話通訳派遣を導入する考え」についてであります。現在、手話通訳者の派遣は、町民を対象に国の施策に基づき、官公庁等における手続や保健・医療・福祉に関することなどに限定され、観光目的に想定されたものではありません。今後においては、近隣自治体の観光施設の状況を踏まえながら、どういった形で取り組めるか検討していきたいと考えております。
質問 4番 長谷川かおり
4番、長谷川です。まず、観光入り込み数の増減の関係は先ほどの同僚議員の質問もありましたので、そこは省かせていただきます。関連しまして、国の観光統計によりますと、インバウンドの来日数は2024年には年間3,687万人を超えて過去最高を記録し、2025年6月には累計2,000万人を突破するなど増加傾向にあると報道されていました。インバウンドは都市部に集中しているそうですが、本町におきまして増加傾向にあるのか、現状を今把握している状況でいいので、お伺いいたします。
答弁 企画振興部長 三上裕志
令和6年度のインバウンドの入り込みですが、合計しまして約3万人となっておりまして、前年比160%増となってございます。増加した要因としましては、背景に円安があるといったことと、あとは中国の春節時の来訪者、これがいっときに比べて戻りつつあるといったことが大きな要因かなと捉えております。
質問 4番 長谷川かおり
インバウンドの状況は理解いたしました。今後も増える可能性がたくさんあると思いますので、しっかりと各事業所コミュニケーションなどでトラブルとかがないように、コミュニケーションボードなどを活用するとか、そういう事業所からの相談を受けながらしっかりと取り組んでいく、その考えはあるか、そこをお伺いいたします。
答弁 企画振興部長 三上裕志
観光事業者におきましては、そういったコミュニケーションの取り方、様々いろんな今デジタル機器とかも使いながら取り組んでいるものと思いますが、当然そういった相談に対しましては町並びに観光協会でしっかりと支援してまいりたいと思っております。
質問 4番 長谷川かおり
4番、長谷川です。次の2項目めに移ります。ウポポイ町民利用促進事業の実績ですけれども、町民の様々な方からウポポイ開始時のときのように無料パスポートを発行してくれないかという、私はそういう声をたくさん聞いておりました。それで、やっと令和6年から無料パスポートがもらえると私も喜んでいたのですが、残念なことに開設時よりは実績が下がっているというところで、こちらの要因と、あとは令和7年度8月までの実績になるのか、最新の実績とかを比較できましたら、その点をお聞かせください。
答弁 企画振興部長 三上裕志
先ほど町長の1答目で令和2年と令和6年の実績についてはご答弁させていただきましたが、今年度の7月から始めておりますので、7月、8月と、この2か月の実績につきましては702件となっておりまして、昨年の同期間の引換件数は924件でしたので、昨年よりも222件減っている状況となっております。
質問 4番 長谷川かおり
行ったことがないという方に私はお話を聞きました。その方はつえを使わないと歩けないので、ちょっと体に不安があって行けないのだって、そういう方もおります。発行数に対しての減少というのはそういうことも一因もあるかなとは思っておりますけれども、まちとして減少、これだけ今下がっているという、その要因をどのように捉えているのかお聞かせください。
答弁 企画振興部長 三上裕志
減少した原因ということですが、昨年度においても引換期間のぎりぎりになってから急激に伸びてといったようなことがございましたが、今年においても同様の経過となっているところでございます。町職員もそうなのですが、実は昨年、最後に2月に引換えをされた方でも、今更新をしても終わりは来年度まで、全部お尻は変わらないのだよというようなことがなかなか周知できていないといったところが伸び悩んでいる原因かなといったところもございます。対応策としましては、ウポポイで連携したイベント、先日しらおいスカイランタンフェスティバルもやらせていただきましたが、町内外から予想以上のお客さんに来ていただき、有料だったのですが、それにもかかわらず多くの方に来ていただいたり、これからとしましては12月2日に元気まち健康キャラバンのイベントも開催させてもらうといったところで、こういった場面でもしっかりとPRさせていただきたいなと思っております。
質問 4番 長谷川かおり
その点は理解いたしました。ただ、増やす可能性として、町民、私もパスポートを持っていますけれども、町外のお友達を誘って行こうと言ったら、やっぱりお友達は料金を支払わなければならない。そういうところの、声をかけても一緒に行ってもらえるかなとか、お金がかかるから行かないわとかという方もいるのですけれども、そういう中で町民1人に対して例えば2人まで、お友達とか、親戚とか、知り合いを連れていったら無料だよとか、無料で入場できるよとか、あとは関係人口拡大ということで町外から白老町に通ってくる方々も無料にするなど斬新な提案をウポポイに投げかけてみることは可能でしょうか。その点をお伺いいたします。
答弁 企画振興部長 三上裕志
我々としましてもウポポイの来場者数が増加につながる取組としましてはこれまで同様に積極的に提案していきたいと思っておりますし、長谷川議員からありましたご提案につきましても、ウポポイとの間、ウポポイというか、国との間で様々な会議体を持っておりますので、その機会を捉えて国のほうにはこういった取組ができないかということでお話はしたいなと思っております。国側もやはり年々入場者数が落ちている状況もあって、以前よりもどんなことでも取り組んでいきたいというような姿勢も見受けられますので、我々としてもどんどん提案していきたいなとは思っております。
質問 4番 長谷川かおり
長谷川です。無理難題かなとは思いますけれども、そういう大胆な提案をしていく中で、ではどういうところで歩み寄っていくかというところもしっかりと、国との会議体もあるということなので、しっかりと取り組んでいただけたらと思います。それでは、ふるさと納税の関係人口についてです。白老町のふるさと納税のポータルサイトを見ていきますと、あまり目にしたことのない事業所もあるなと思って見ておりました。私も今回この質問をするのにいろいろといろんなサイトを見て勉強させていただきました。そういう中で、現在ふるさと納税を取り扱っている事業者数と、あと返礼品の数、大分伸びていると思いますけれども、その点をお聞きします。
答弁 企画振興部長 三上裕志
現在の事業者数と返礼品の数といったところでございます。現在の数字でいきますと、令和6年度の事業者数が63事業者、返礼品数が885商品ということで、これは5年前の令和2年と比較しますと、令和2年の事業者数が26事業者、商品数は126商品ということで物すごい伸びを見せていると。このことがふるさと納税の金額に跳ね返ってきているものと捉えております。
質問 4番 長谷川かおり
今すごく頼もしい結果を聞かせていただきまして、これからもどんどん、どんどんいろんなアイデアを出しながら伸びていくのかなと思います。これはやっぱり事業者の協力がなければ成り立たない事業だと私は捉えております。役場職員と共に実際にどのような取組をしているのか。事業者向けの勉強会も行っているということですけれども、特に効果が見られた、そういうケースなどがありましたら具体的にお伺いします。
答弁 企画振興部長 三上裕志
特に効果のあったというところでいくと、やはりまちの職員が専任でといいますか、一生懸命やっていただいているのが一番伸びた要因かなと思いますが、勉強会以外に、やっぱりポータルサイトを増やしていくと、取り扱っていただいているポータルサイトを増やしたこと、それと商品数が多くてというところとお得感といいますか、そういったものの見せ方をいろいろ工夫していることが一番大きいのかなと思っております。
質問 4番 長谷川かおり
お得感の見せ方ということですけれども、ふるさと納税で電子クーポンを購入し、宿泊や体験、食事ができる仕組みは私も確認させていただきました。そういう仕組みができているのだなと。そういう中で、家族構成や年齢層に合ったパックをつくりまして効率よくまちの中を観光できるよう、観光を楽しめるような、そういう新たな商品開発も必要ではないかなと思うのですけれども、そういう点の、商品が伸びているところはやっぱり食べ物とかが多いのですけれども、そういう体験型、今は何か体験型というのもすごく重視されておりますので、そういうところの商品開発の考えというか見解をお伺いいたします。
答弁 企画振興部長 三上裕志
白老町の宿泊施設に泊まられて、白老町は旅先納税ということもやっておりますので、そういったことも可能かなと思うのですが、例えば宿泊施設に泊まって旅先納税をしていただいて、その特典としてそういった、例えばホテルにこういう体験がありますよというような取組で増やしていくことは可能かなと思っております。せんだって我々も倶知安町に出張して、倶知安町の観光協会の事務局長、もともと白老町の役場にもいられたのですが、その方といろいろお話をしまして、旅先納税の状況ですとか倶知安町の取組についても勉強させていただきましたので、そういった先進事例を踏まえながら、今後もそういったアイテムといいますか、取組については進めていきたいと思っております。
質問 4番 長谷川かおり
ぜひそういう、私のような年代になりますと、やっぱりエステとか、そういうのに関心がありますし、そういうところで町外に住んでいる友達も白老町のふるさと納税を見てって、そういうところでちょっと購入してみてくださいみたいな、そういう声かけもできますので、ぜひ開発のほうを進めていただけたらと思います。町長は、さらなる地域経済の活性化と新たな関係人口の創出につなげていく考えだと答弁されております。昨日も逢縁クリニックのお話が取り上げられましたけれども、逢縁クリニックの医師や看護師は、週3回白老のほうに泊まりがけで訪問診療を行っております。その間はガソリン代とか、昼食代とか、そういうものもしっかりと白老町に落としてくれていますし、札幌市に戻ってからはスタッフの方に白老町の自然のすばらしさ、そして海産物とかおいしい食べ物のことなどを話をしていく中で、スタッフの方からこの休みにウポポイに行きましたとか、あとはナチュの森のほうに家族で行ってきましたという、そういう報告を受けているそうです。やっぱりそういう関係人口の方たちを大事にしていくことも一つの施策の考えかなと思います。まず、国は二地域居住の促進を通じた広域的地域活性化のための基盤整備に関する法律を一部改正し、事業に予算を盛り込ませました。北海道の厚沢部町ではモデル事業として保育園留学を行っておりまして、これはお子さんと家族が1週間か2週間、厚沢部町のほうに来て二地域居住を促進していく中で、年間150組の親子が入れ替わり滞在していったそうです。この中で初めて顔を合わせる子供たちと自然の中で思いっ切り遊び、また保育士とも関係を築き、子供の成長していく姿に親御さんたちはとても感動しているというところです。そういう中で、お子さんとお母さんだけが厚沢部町に住民票を置くという、そういう形で生活して移住、定住に結びつけているという、そういう実績もあるそうです。このように、地域の特性を生かした新たな競争が各自治体で始まろうとしていますけれども、我が町も後れを取らないために秘策を考える必要があるのではないでしょうか。そこの見解をお伺いいたします。
答弁 企画振興部長 三上裕志
厚沢部町の事例を基にご質問いただきましたが、胆振管内では厚真町のほうもそういった計画を持ちながら進めていると把握はしております。本町における関係人口の創出といいますか、二地域居住の創出促進といったところにつきましては、先ほど来ありましたふるさと納税の促進といったものが大きな取組としてありますが、移住、定住の取組についても積極的に行っているところでございます。私の家の近くにもしばらく空き家になっていたところに千葉ナンバーのキャンピングカーが夏場だけ止まっていまして、お聞きすると夏場だけ夫婦で来て道内を巡っているといったような、これも完全な二地域居住になるのかなと思いますが、白老町には温泉地もありますし、別荘地が多くありますので、そういった方々も多くいらっしゃるのではないかなと思います。これからさらに推進するためにといったところで、先ほど委員からご提案のありましたウポポイの例えば特典、1人行けば2人までいいよ、白老町で二地域居住されている方とか学生、勤務されている方、そういった方にも無料パスポートといったようなところも、小さいことかもしれませんが、こういったことも進めることで関係人口というのは増えていくのではないかなと思っておりますので、ご提案のありましたところを参考にしながらになりますけれども、どんなことができるかというのは今後も研究していきたいなとは思っております。
質問 4番 長谷川かおり
しっかりと小さなことから進めていっていただけたらと思います。次、来町する聴覚障がい者のために観光施設に手話通訳派遣を導入する考えについてです。町長の答弁にありました手話通訳の派遣は、町民を対象に国の施策に基づき実施され、観光目的ではないということですけれども、こちら町内における手話派遣事業の利用状況と、あと実績について伺います。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
手話事業についてでございます。現在本町で実施している手話事業について、まず1つは手話講座の講師派遣事業、もう一つは手話通訳者の派遣事業となっております。手話講座の講師の派遣につきましては、手話の理解を図るため、町民や小中学校、それから町職員向けの手話の講座を実施しております。実績につきましては、令和5年度で8件、令和6年度で7件となっております。それと、手話通訳者の派遣事業につきましては、町内に住所を有する聴覚障がい者に対して保健、医療、福祉、それから官公庁の手続、それから児童の保育、教育や社会生活など、そういったものを対象に通訳者の派遣を行っているところでございます。実績としましては、令和5年度が27件の時間数で65時間、令和6年度で45回、98時間となっております。
質問 4番 長谷川かおり
4番、長谷川です。手話通訳派遣のほう、そちらは今実績をお伺いしましたが、こちら当事者、手話通訳を利用しているこの当事者の人数をお聞かせください。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
現在利用されている人数は2名と認識しております。
質問 4番 長谷川かおり
2名ということです。例えば函館市の聴覚障がいの方が札幌市で就職面接を受けるために手話通訳派遣を利用するという、そういう実績があると聞いておりますけれども、白老町、今は2名ということですけれども、今後増えて小さなお子様が手話を獲得しながら就職とかということもあると思いますけれども、そういうときの白老町の対応というのですか、現状はどのようになっているのかお伺いします。
答弁 保健福祉部長 齊藤大輔
現状でございます。原則町内ということで要綱は定めておりますけれども、胆振管内、特に苫小牧市だとか室蘭市、こういったところの活動支援は日常生活圏として実施をしているところでございます。また、現在要望はございませんが、札幌圏など、そういったところが今後出てきた場合、要望があった場合には適宜対応していきたいと考えております。
質問 4番 長谷川かおり
その点は理解いたしました。聞こえない人は、聞こえる人々の当たり前の中で暮らし、多くの不便や不安を感じながら生活しています。手話は視覚言語で、日本語とは文法も異なる独立した言語であり、日本手話を幼児期から自然に取得した母語としている聴覚障がいの方の中には日本語を読んで理解することが難しい人もいます。ですから、観光施設で展示されている日本語の説明文だけでは不十分な場合もあることを皆さん知っていただきたいと思います。町長の答弁のほうで観光目的の手話通訳派遣は近隣自治体の観光施設を踏まえながらも検討していきたいということですけれども、今の時点で制度設計する場合、どのようなことを課題と捉えているのか、そこの見解を伺います。
答弁 企画振興部長 三上裕志
観光施設での手話通訳者の派遣といったところでございますが、実際今そういったサービスの提供といいますか、は白老町では行っていないところですが、そういった手話通訳者の派遣制度につきましても、先ほどもありましたが、北海道で行っている制度がございます。ただ、これにつきましては申請してから2週間程度時間がかかるといったこと、あとはやはり料金がかかるといったところで、個人に対してはかからないといったようなことですが、これは各自治体が負担すると、基本的にはそういうことになっているといったことでお聞きしております。では、何が今我々観光施設を持つものというか、でできるかなといったところでいきますと、例えばウポポイでいけば外国人の観光客のためにQRコードがあって、それをスマートフォンで読み込むことによって英語通訳ができるよといったようなシステムがございますので、例えばそれの手話バージョンというか、そういったものをつくってQRコードを読んでもらってといったことが一番お金もかからないでできることなのかなとは考えております。
質問 4番 長谷川かおり
今のご答弁で本当に考えてくれているなと。それをまず、例えば白老町の仙台藩白老元陣屋資料館、まちでするとするのであれば白老町の仙台藩白老元陣屋資料館で手話の、ここに聴覚障がいの当事者も白老町におりますから、そういう方と連携を取りながら、動画の撮影とかは白老町としてやるのであれば可能かなと思います。確かに制度設計というのはなかなか大変かと思いますけれども、まずすぐできることであれば動画の撮影、手話動画の撮影が事業として組立てをしやすいのかなと思いますけれども、そこの点の考えをお聞かせください。
答弁 教育部長 冨川英孝
仙台藩白老元陣屋資料館のお話が出ましたので、仙台藩白老元陣屋資料館も基本的には令和元年にウポポイの開設を間近に控えてということで3か国語の音声ガイダンスについては導入してございます。今の当事者の方にご協力いただいて手話の動画を撮影するかどうかというのはちょっと今我々のほうでどうしたものかなとは思っておりますけれども、仙台藩白老元陣屋資料館については現在今後の整備に向けて整備基本計画というものを作成している途中でございます。そういった中では史跡の整備というふうに併せながらも、ガイダンス広場というようなことも整備できないかというのを今我々考えてございまして、そういった中に例えば手話というのでしょうか、ハンディキャップをお持ちの方に対する対応というものを考えられないかというようなことでは思ってございます。そういった機会、恐らく町の観光施設、あるいは先ほど企画振興部長からもありましたようにウポポイでの活用というか、そういったものも踏まえながら横断的な検討をしていければいいのかなとは思っておりますが、そういったご意見、今後の参考にさせていただければなと思ってございます。
質問 4番 長谷川かおり
4番、長谷川です。前向きな答弁ありがとうございます。ウポポイには帯広市、旭川市、函館市の聾学校の生徒さんも教育旅行に来ております。ですから、仙台藩白老元陣屋資料館のほうでそのような整備が整いましたらしっかりと学校のほうにも周知をして、そしてウポポイを見たら仙台藩白老元陣屋資料館に来てもらえるような、そういうような観光ルートをしっかりと築き上げてくだされば、白老町でそういうことをしているのだって分かりましたら、ほかの北海道外の学校からも聾学校の生徒さんは来てくれます。聴覚障がいの方々ってすごいネットワークがありまして、やはり口コミで広がっているということが確認しておりますので、ぜひそういうところを前向きに取り組んでいただきたいと思います。九州国立博物館は2005年、太宰府市に開設されまして、一般社団法人全国手話通訳問題研究会の福岡支部は開館前から九州国立博物館に働きかけて、開館当初から手話ボランティアを行っているという実績があります。九州国立博物館の公式ホームページも手話通訳動画が作成して取り込まれておりますし、あと特別展の動画には聴覚障がいの方による手話動画を作成したという、そういう事実もありますので、しっかりと国と連携しながら進めていってもらいたいと思います。手話通訳の友人が教えてくれたのですけれども、聴覚障がいの友人にウポポイを案内したときのエピソードです。ウポポイでは、アイヌ古式舞踊等を伝承している団体を招き、体験交流ホールで週末を中心に踊りなどを披露しております。ちょうど白老民族芸能保存会の皆さんが出演しておりまして、ムックリの演奏の場面では、聞こえる人は解説や音色を聴き、様々な思いをはせることができますけれども、聴覚障がいを抱えた人は音のない世界で何をしているのか分からない状態でつまらなさそうにしていたというところで、そこで彼女はムックリの由来を伝え、今何が行われているかということを通訳したところとても感動してくれたそうです。手話は、言葉を伝えるだけでなくて喜怒哀楽を伝えるツールでもありますので、デジタルツールが進んでも手話はなくなることはないと全日本ろうあ連盟の事務局長もコメントされております。白老町にも手話派遣事業を行っている団体や当事者がおりますので、地元人材を活用した手話通訳派遣をウポポイに導入を検討するように、もう先ほどから提案して答弁もありましたけれども、しっかりと働きかけていただきたいと思います。2011年、障害者基本法において手話は言語であることが明記されましたが、具体的な環境整備のための法律はなく、今年の6月18日に手話に関する施策の推進に関する法律が制定され、6月25日から施行されております。この中で手話の普及に向けた施策を国や自治体の責務と明記されました。聴覚障がいの方もウポポイや仙台藩白老元陣屋資料館で楽しむことができるならば、その喜びや感想をSNSで発信され、観光人口が拡大し、来場者に反映されると、私はその可能性があると信じております。多文化共生をうたっている白老町ならではの取組とは思いますので、そこの考えを理事者の見解を伺って、私のこの項目の一般質問を終わります。
答弁 町長 大塩英男
人の流れをつくるまちづくりということで長谷川議員からご質問いただきました。手話通訳の前に、ウポポイの町民利用促進事業のお話がございましたので、その辺についても私のほうからお答えをさせていただければなと思います。今年度、令和7年度、町民意識調査ということで町民アンケートを実施させていただきまして、その中の自由意見の中にウポポイへの肯定的な意見、否定的な意見を含めてたくさん町民の皆さんから意見をいただきました。その裏返しとしては、やっぱり町民の皆さんはこのウポポイへの関心というのは高いのだなということで改めて感じさせていただきました。その中で、まずウポポイに対する町民の皆さんの意見としてあったのは、1回行けばいい。子供が遊べる施設がない。ウポポイの中に入っている飲食店が重宝しているというような意見がありました。この中に、もちろんアイヌ文化の理解促進ということを前提なのですけれども、ここに町民の皆さんが足を運ぶ、足を向けるヒントがあるのではないかなということで、早速この町民の意識調査の結果については国のほうに提言しました。ですから、例えば子供が遊べる施設がないかですとか、もっともっと町民の皆さんが足を運べる環境をつくってほしいというようなことで早速提言をさせていただいたところでございます。それと、パスポートの町外の方への利用ということで議員からお話がございました。議員からのご提言もそうだったのですけれども、町内にある施設の方々もウポポイに行きたいということなのですけれども、施設の方々が町外の方で、その方がパスポートを持っていないので、入れないということで行きづらいというご意見もありました。この件に関しても何とか、いわゆる町内で働いていらっしゃいますので、この方も何とか認めていただけないかということで、このことについても国のほうに働きかけをさせていただきました。担当部長から話があったように、やはりアイヌ文化の理解促進を前提に、皆さんにたくさん多く来ていただきたいということで、町のほうからもどんどん、どんどんいろんなことを提言してほしいということで国のほうからも言われていますし、歩み寄りもしていただいておりますので、私もしっかりと町民の皆さんが足を運べるように、町民パスポートの事業が活性化するように、いろいろとご提言をさせていただければなと思っております。手話条例の関係でございます。おととし、令和5年に手話言語条例を白老町では制定をさせていただきました。これまで様々な具現化ということで実効性を担保しながら進めさせていただいております。議員から今回観光施設のというようなお話がございましたので、この辺は先ほど動画の作成というような具体的な例も挙げさせていただきましたけれども、町としてまず何ができるかということもしっかりと検討させていただいて、この多文化共生の社会、多文化共生の実現に向けてしっかりと取組を進めてまいりたいと思っておりますし、ウポポイに関しては早速、ウポポイのほうにもまた、これもまた国のほうに働きかけをしました。これも一つの誘客、誘客というか集客の一つになる、議員のほうからご提言がありましたように、障がいをお持ちの方もそういった施策を展開することによってウポポイに足を運んでいただけるのではないかというような提案もさせていただきましたので、しっかりと多文化共生のまちづくりについて取組を進めてまいりたいと考えております。
質問 4番 長谷川かおり
4番、長谷川かおりです。