みんなの議会

白老町議会 令和6年定例会6月会議 2024年6月20日

安心して住み続けられるまちづくり

2024年6月20日、白老町議会の一般質問で、氏家裕治議員が「安心して住み続けられるまちづくり」について質問し、町長 大塩英男、健康福祉課長 渡邉博子が答弁しました。

質問者
氏家裕治 議員
答弁者
町長 大塩英男、健康福祉課長 渡邉博子

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 氏家裕治

3番、公明党の氏家でございます。通告順に従って質問をさせていただきます。まず、今回は1件3項目4点について質問をさせていただきます。(1)、高齢者のワクチン接種の現状について。①、コロナワクチン接種に対する制度改正後のまちの支援策についての考えは。②、50歳代から急激に増加し、80歳までに約3人に1人が発症するとされている帯状疱疹だが、ワクチン接種に対するまちの支援策についての考えは。(2)、まちの環境維持活動について。①、民間や町内会で管理されている公園の持続的な維持管理に対する現状と課題は。②、町内会連合会では、町内会が行う地域の草刈り作業に対する燃料費の助成を行い地域の環境維持に努めているが、持続的な活動に対する現状と課題は。(3)、津波対策について、避難場所・避難経路の確保と町民説明会に向けたタイムスケジュールは。

答弁 町長 大塩英男

「安心して住み続けられるまちづくり」についてのご質問であります。1項目めの「高齢者のワクチン接種の現状」についてであります。1点目の「コロナワクチン接種に対する制度改正後のまちの支援」についてでありますが、全額公費負担で実施してきた特例臨時接種が終了した本年4月以降は、予防接種法上のB類疾病として65歳以上の方、60歳から65歳未満で心臓、腎臓、呼吸器の機能に障がいがあるなど重症化リスクが高い方を対象として、毎年度1回、定期接種として秋冬に実施することになりました。接種費用につきましては、まちが自己負担分の一部助成の支援を行うとともに、生活保護を受給されている方には全額補助を行い、接種の促進及び重症化を予防する考えであります。2点目の「帯状疱疹ワクチンのまちの支援策」についてでありますが、帯状疱疹ワクチンを接種することで、発症率を下げ重症化を防ぐほか、帯状疱疹後神経痛等の後遺症を予防する効果が期待できます。当該ワクチンは、現在、国で定期接種化を検討しているワクチンの一つであることから、その動向を注視するとともに、他自治体の取組状況なども踏まえ、本町における支援についての検討を進めていく考えであります。2項目めの「まちの環境維持活動」についてであります。1点目の「民間や町内会で管理されている公園の持続的な維持管理に対する現状と課題」についてでありますが、本町における公園の一部の維持管理につきましては、平成16年度から公園里親制度を活用し、現在は町内会の12団体と企業2社により17公園において、公園の環境美化活動に協力をいただいているところであります。課題としましては、各団体の高齢化や町内会の担い手不足により、活動規模の縮小や里親辞退の相談が増えていることから、今後の公園維持管理への影響が懸念されております。2点目の「町内会が行う地域の草刈り作業に対する現状と課題」についてでありますが、町内会をはじめ、各団体には、クリーン白老清掃活動や花植え、草刈りの実施など、本町の美化活動に努めていただいております。今後の課題としましては、高齢化に伴い、草刈り等の環境美化活動の継続実施に影響が生じるものと想定されるところであります。3項目めの「津波対策について、避難場所・避難経路の確保と町民説明会に向けたタイムスケジュール」についてであります。津波対策につきましては、令和3年の浸水想定区域見直しにより、住宅地の大半が浸水する想定が示されたことから、まちとしても喫緊の課題であると捉えております。特に、津波指定緊急避難場所は、線路から北側の地域に集中しており、南側の地域は、全域にわたって津波が到達するまでの避難に時間を要するため、早急な避難対策が必要であると認識しております。今後は、アンケートや住民説明会などの実施により、地域の実情を踏まえながら、津波避難対策の事業化に向け、取り組んでまいります。

質問 3番 氏家裕治

3番、氏家です。今回のコロナワクチン接種に対する制度改正後のまちの支援策についての考え方については、先日同僚議員から質問があり、またその答弁をお聞きしまして理解はしておりますので、この場では割愛をさせていただきます。今回私がこの帯状疱疹ワクチン接種に対するまちの支援策についてお伺いしたいということに絞ってここでは質問させていただきたいと思います。まず、2023年10月に行われた北海道医師会の報告によりますと主に50歳以上の高齢者で発症することが多く、加齢とともに増加して70歳代では年間1,000人当たり8人程度に発症が増加するとのことです。また、80歳までには約3人に1人が発症するとされている帯状疱疹ですが、町内の状況についてお伺いいたします。

答弁 健康福祉課長 渡邉博子

町内の罹患の状況ということのご質問であったと思いますけれども、町としてはその罹患した方の把握というのは行っておりませんので、実際にどんな方が罹患されているかという押さえはできておりません。ただ、先ほど議員もお話しされましたとおり70歳を過ぎますと1,000人に8人ぐらいが罹患するというような調査、報告もございますので、本町においても恐らく70歳以上の方ですと7,000人ほどおりますでしょうか。そうしますと、やはり七、八十人程度は罹患されているのかなというような想定でございます。

質問 3番 氏家裕治

3番、氏家です。分かりました。でも、これだけ今大変な帯状疱疹と、そういったものが注目されている中で、これからまちもやっぱりその罹患者の把握にはしっかり努めていかなければいけないのではないのかなと、そう考えます。まちのワクチン接種の状況はどうなっているでしょうか。

答弁 健康福祉課長 渡邉博子

町内でワクチン接種をしている医療機関が2つございまして、町立病院と生田医院でございます。町外の病院で接種されている方については把握できておりませんけれども、町内の医療機関でまず町立病院については昨年度、令和5年度は23件、それと生田医院につきましては15件が接種の状況でございます。

質問 3番 氏家裕治

3番、氏家です。町内2か所の町立病院と生田医院で打たれているワクチンは生ワクチンということで理解してよろしいですか。

答弁 健康福祉課長 渡邉博子

はい。昨年度までの実施は、2つの医療機関とも生ワクチンでございました。今年度からなのですけれども、町立病院では不活化ワクチンも開始しているとお聞きしてございます。

質問 3番 氏家裕治

3番、氏家です。最近は感染症の流行状況の変化によって、コロナとかいろいろな感染症の状況変化によって帯状疱疹が高齢者の間で増加して重症化しているとの報告がありました。特に糖尿病、急性腫瘍や重症感染症や免疫抑制剤、抗がん剤で治療をしている方は帯状疱疹を発症しやすく重症化しやすいとの報告がありますが、まちの認識はどうでしょうか。

答弁 健康福祉課長 渡邉博子

帯状疱疹の発症に関連があると報告された疾患のある患者を対象にした調査分析につきまして、疾患がない方に比べて高血圧がある方は約1.9倍、糖尿病のある方は約2.4倍、腎不全がある方は約2.2倍など基礎疾患がある方は帯状疱疹発症リスクが高くなるという報告がございます。また、別の研究でございますけれども、がんの方はがんによる免疫の低下に加えて、さらに抗がん剤治療をすることでも追い打ちがかかるということで血液のがんでは4.8倍、その他のがんで1.9倍帯状疱疹になりやすいと報告されているところでございます。

質問 3番 氏家裕治

そのとおりです。やはりそうした免疫が下がることによってこうした帯状疱疹というのが病となって体を傷つけるということのものです。治療については水ぼうそうと同じですが、できるだけ早く抗ウイルス剤を使用することによって重症化を抑制することが可能であるという医師の報告がありますが、この帯状疱疹というのはいろいろなところにできる可能性があるのです。顔に発症した場合には合併症として結膜炎だとか角膜炎、そして顔面神経麻痺、また耳の部分に発症した場合には耳鳴りだとか難聴、目まい等の症状があるそうです。また、激しい痛みが長時間続く、PHNと言うそうですけれども、長時間続く場合は痛みの治療を専門とするベイシッククリニック等による神経ブロックという神経周囲に局所麻酔薬を注射する治療が必要となるとても厄介な病だとも言われておりますが、痛みが1年以上にわたって続くこともまれではないとのことです。こうした症状は高齢者の方々の生活の質を低下させるとともに、協働のまちづくりを進める我がまちにとっても大きな影響があると思われますが、考え方をお伺いいたします。

答弁 健康福祉課長 渡邉博子

ただいま議員からいろいろと後遺症についてお話がございましたけれども、本当に後遺症につきましては様々なことで出てきて、中では一番多いのは帯状疱疹後神経痛と言って長期間にわたって、長い人では本当に数年にわたって痛みが取れないというような合併症でございますけれども、そのことで生活の質、QOLが低下してしまうというような現状があるかと思います。そのため活動範囲が狭められたりとかということもあると思いますので、やはりそこについては改善していく方法があるのであれば、そのような対策を取っていかなければいけないのかなというところは感じているところでございます。

質問 3番 氏家裕治

3番、氏家です。帯状疱疹の予防には2種類のワクチンがあります。それは、先ほど町内で生ワクチンの接種を今までやってきたと。そして、今年度からは町立病院で不活化ワクチン、この2種類がある。いずれも、50歳以上からワクチンを接種することが可能です。生ワクチンは1回接種で値段は約1万円前後、予防効果は60歳以上で51%程度。PHN、これは激しい痛みです。激しい痛みの予防効果は67%、8年後で32%程度の効果があるそうです。高齢者やがん患者等の帯状疱疹で重症化しやすい方の予防効果は不十分であると、この生ワクチンでは不十分だと言われています。妊婦や免疫抑制剤を服用している方は受けられないのだということです。この不活化ワクチン、シングリックスと言うのですか、という言い方をされているそうです。このシングリックスは2か月間の中、1回打つと2回打たなければいけないのです。2か月の時間を空けてです。接種で約4万5,000円から5万円、1回の接種だけ2万2,000円ぐらいです。このぐらいの高価なワクチンなのですけれども、発症予防効果がすごく大事だと思うのです。50歳以上で97%、70歳以上で98%、PHN、先ほど言いました激痛、そういったものを和らげる効果、これは10年後で80%の効果があると言われているのです。高齢者やがん患者も効果は高く、神経痛、先ほど言いましたPHNを抑制する効果も高いとのことです。多くの高齢者の生活実態では、2種類のワクチンを選択しようにもいずれのワクチンも高額であり、まちが接種を推奨しても限られた方々しか接種できないのが実情ではないでしょうか。それについての考え方をお伺いします。

答弁 健康福祉課長 渡邉博子

ただいまお話がありましたけれども、ワクチンは2種類あるということで、1つは生ワクチンは1回の接種で済みますけれども、接種費用については7,000円から高くても1万円まで。もう一つの不活化ワクチンは2回接種が必要で、1回当たりも2万円から2万5,000円ぐらいで、2回打つとなると5万円近い金額がかかるというところでございます。そのため高額になるという理由もあると思いますが、接種控え、打ちたくても打てないということもあるかなとも思いますし、医療機関でもまだ不活化ワクチンの接種を行っているところは生ワクチンの接種を行っている医療機関よりも少ないのが現状ではないかなとは捉えてございます。

質問 3番 氏家裕治

3番、氏家です。その不活化ワクチン、このシングリックスのワクチンを打とうと思って、将来のことを考えると10年先のことを考えたときにやはり高い高額な今の金額だけれども、苫小牧市に行って打っていらっしゃるという方の話を聞きます。ですから、別にシングルの生ワクチンのことを悪く言うわけではないのだけれども、やっぱりその人の経済状況、そしてそのときの自分の考え方によって選択していただければいいと思うのです。でも、いずれにしてもまちづくりを担う、そういった50歳代以上の方々にとってやはりこの1年、数年かかって例えば触れられただけでもというの、そういう激痛が走るような後遺症に悩む方々がいらっしゃるということが現実にありますので、そういった部分での考え方をしっかりまちも持ってもらわなければいけないということなのです。

出典:白老町議会 令和6年定例会6月会議 2024年6月20日 議事録 PDF(58ページ) 間違いを知らせる