白老町議会 令和6年定例会6月会議 2024年6月20日
多文化共生のまちづくり
2024年6月20日、白老町議会の一般質問で、貮又聖規議員が「多文化共生のまちづくり」について質問し、町長 大塩英男、総務課長 鈴木徳子、政策推進課長 太田誠、副町長 大黒克已が答弁しました。
- 質問者
- 貮又聖規 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、総務課長 鈴木徳子、政策推進課長 太田誠、副町長 大黒克已
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 10番 貮又聖規
10番、貮又聖規でございます。通告に従い2項目5点、順次質問をしてまいります。町制施行70周年の節目の年であります。先人に敬意を払い、本町の未来に向けた議論をさせていただきます。本日アイヌの民族衣装を着させていただいて登壇させていただきました。ありがとうございます。私の亡くなった母が作った衣装をまとって登壇できることに感謝いたします。1.多文化共生のまちづくり。(1)、町制施行70周年の記念事業について。①、7つの実施事業の進捗状況及びまちが行うイベント共催などの冠事業の状況、その事業目的と効果についてまちの見解を伺います。②、多くの先人が築き上げた歴史や文化を受け継ぐ中で、アイヌ新法制定運動や国連での世界の先住民族との活動に尽力した故野村義一氏の功績を後世に引き継ぐことが重要であるが、まちの考えを伺います。(2)、アイヌ民族の尊厳の保持と、文化・歴史の次世代への継承により、多文化共生が実現するまちについて。①、アイヌ施策推進法の施行から5年を迎える中で、アイヌ文化の理解促進・啓発普及に係る事業の評価と成果、課題について伺います。②、過去5年間におけるアイヌ政策推進交付金の評価と成果、今後の方向性について、まちの考えを伺います。③、国連教育科学文化機関(ユネスコ)はアイヌ語を消滅的危機言語としており、アイヌ新法の理念「アイヌの人々の民族としての誇りが尊重される社会の実現」には民族の魂とも言えるアイヌ語の復興が重要である。ナショナルセンターがあるまちとして先頭となりウポポイとの連携等により、言語復興に取り組むべきと考えるが、国に対しての環境整備の要望の状況と白老町の担うべき役割をどのように捉えているか伺います。④、ハワイ州では消滅しつつあるハワイ語の言語復興対策として、1986年から幼児期から学べるハワイアンのイマージョンプログラムと呼ばれるハワイ語一貫教育プログラムを導入しており、現在では、若者同士がハワイ語で語り合える状況になっている。国や北海道との連携の下イマージョンプログラム導入に向けた調査研究が必要と考えるが、まちの見解を伺います。⑤、白老町アイヌ施策推進地域計画では、「アイヌ民族の伝統及びアイヌ文化の担い手が不足しており、次世代への円滑な継承が喫緊の課題」とされ、次世代を担うアイヌ文化伝承者の人材育成のさらなる強化が求められている。平取町や白糠町の地域計画には、町内外の学校で開催されるアイヌ語学習の講師派遣並びに中高生を対象とした海外先住民族の文化を学ぶ研修事業が盛り込まれている。全国各地からアイヌ文化の伝承者が白老に移住する中、ウポポイで働く伝承者や職員に「次世代を担うアイヌ文化伝承者」のあるべき姿や理想の教育環境等の聞き取りを行うなど、人材育成施策への反映が望まれるが、まちの考えを伺います。⑥、木彫り熊の伝承者の現状と課題、技術伝承に向けたまちの考えについて伺います。(3)、多文化共生のまちを掲げる本町の地域性を踏まえて、外国文化と接する機会を児童や生徒に提供する国際交流員の配置について、先進地の東川町や白糠町の事例から導入に向けた町の見解を伺います。
答弁 町長 大塩英男
「多文化共生のまちづくり」についてのご質問であります。1項目めの「町制施行70周年記念事業」についてであります。1点目の「実施事業や冠事業の状況と、それらの目的と効果」についてでありますが、主な実施事業としては、秋に開催する70周年記念式典をはじめ、過去の写真や映像を保存するデジタルアーカイブ事業や安全・安心のまちづくりフォーラム、軽スポーツ祭のほか、町民の皆様からの企画提案による事業などを予定しております。特に、企画提案事業は、6件の提案をいただき、選定委員会による選考を行い、よりよい事業を実施してまいります。また、冠事業につきましては、白老牛肉まつりをはじめ、源泉かけ流し全国温泉サミットやしらおいチェプ祭、文化祭などを開催してまいります。このようなイベントや事業に多くの町民の皆様に参加いただくことは、まちの魅力向上や地域の活性化につながり、ふるさと白老への愛着や誇りを持つことで、シビックプライドの醸成へつながるものと捉えております。2点目の「先住民族の権利回復に尽力した野村義一氏の功績を後世に引き継ぐこと」についてでありますが、野村義一氏は、当時の社団法人北海道ウタリ協会理事長を32年にわたり務められ、平成4年の国際連合総会における「世界の先住民の国際年」での演説をはじめ、アイヌを含めた先住民族の権利回復に多大な貢献をされております。また、野村氏をはじめ、本町は多くの先人たちの功績があって今日があることから、70周年記念事業において先人たちの功績を後世に引き継いでいけるよう努めてまいります。2項目めの「アイヌ民族の尊厳の保持と、文化・歴史の次世代への継承により、多文化共生が実現するまち」についてであります。1点目の「アイヌ施策推進法の施行に伴う、アイヌ文化の理解促進・普及啓発に係る事業の評価と成果、課題」と、2点目の「過去5年間におけるアイヌ政策推進交付金の評価と成果、今後の方向性」については関連がありますので、一括してお答えします。令和元年に、アイヌ民族を先住民族として初めて位置づけ、アイヌ文化を生かした地域振興策を行うための交付金の創設などを盛り込んだアイヌ施策推進法が施行され、本町においても同年からアイヌ政策推進交付金を活用し、イオル再生事業、アイヌ文化保存・伝承・発展活動推進事業、アイヌ文様ラッピングバス運行事業など、アイヌ施策推進法の目的達成に向けた多くの事業を継続的に実施しております。5年度には、老朽化が著しかった白老生活館を多機能型生活館として整備し、本年4月からアイヌの方々によるアイヌ文化の伝承活動をはじめとし、町民の皆様の活動の場、そして、コミュニティの場として多くの方々にご利用いただいており、アイヌ文化の普及・伝承、担い手育成など一定程度の評価に値すると捉えております。今後につきましては、本町において課題となっている次世代を担うアイヌ文化伝承者の人材育成やアイヌ関係団体の組織強化に対する支援に取り組んでまいりたいと考えております。3点目の「アイヌ語の復興に関する国に対しての環境整備の要望の状況と白老町の担うべき役割」についてでありますが、本町ではイオル再生事業や各種アイヌ文化体験、小中学生向けのふるさと学習事業など、子供の頃からアイヌ語に触れる機会を多く設けております。また、公益財団法人アイヌ民族文化財団では、アイヌ語復興のため、弁論大会や学習講座などの事業を展開しております。今後においては、次世代を担うアイヌの方々などのご意見を踏まえ、アイヌ語や口承文芸等の研究・保存・伝承の推進に向けた支援を行ってまいりたいと考えております。4点目の「アイヌ語の言語復興対策に関するハワイ州において取り組まれている先進事例の導入に向けた調査研究についての町の見解」についてでありますが、平成30年に北海道が行った調査では、アイヌ語で会話ができる人はアイヌの方々のうち0.7%という調査結果を踏まえ、アイヌ語の復興は喫緊の課題として捉えていることから、今後アイヌ語の言語復興対策のあり方について、国や道と協議していく必要があると考えております。5点目の「次世代を担うアイヌ文化伝承者の人材育成についての町の考え」についてでありますが、本町では文化伝承人材の高齢化が顕著であり、将来にわたりアイヌ文化を継承するための次世代の担い手確保が急務であると捉えております。アイヌ文化保存・伝承・発展活動の推進については、一般社団法人白老アイヌ協会を中心とした、歴史・文化、刺繍・木彫等伝統工芸など次代に向けた人材育成の取り組みを強化するほか、引き続き、アイヌ関係団体やウポポイと連携を図りながら、本町に息づく伝統的なアイヌ文化を保存・伝承・発展させ、次の世代に引き継ぐため、中長期的な展望に立ったアイヌ施策を推進してまいりたいと考えております。6点目の「木彫り熊の伝承者の現状と課題、技術伝承に向けたまちの考え」についてでありますが、アイヌ文化にゆかりが深い、木彫り熊の伝承者は本町には、数名しかいない現状であります。令和2年に仙台藩白老元陣屋資料館の企画展で木彫り熊の考察展の実施や公益社団法人北海道アイヌ協会の事業ですが昨年、ウポポイにおいて、木彫り熊等の民工芸品の制作技術や文化の普及・理解促進のため、作品展示、制作実演・体験を実施し多くの来場がありました。また、一般社団法人白老アイヌ協会の事業で、アイヌ語でイタと呼ばれる木製のお盆にアイヌ文様を彫り込むなどの木彫講座を実施し、伝承者の育成に取り組んでいるところであります。アイヌ文化を伝える上で、伝承者の育成や担い手の確保が必要になることから、引き続き、国、道及びアイヌ関係団体と連携し、伝承者の確保につなげていきたいと考えております。3項目めの「外国文化との接触機会を増やす国際交流員の配置」についてであります。本町では、外国人技能実習制度を活用し町内企業に就労する外国籍の方が年々増えており、日常的に外国文化に触れる機会も多くなっていると捉えております。多文化共生や異文化理解、国際理解を推進する国際交流員の配置予定はないものの、白老文化観光推進実行委員会の活動や民間団体が主催した外国籍の方と町民が一緒に楽しむイベントなどは、相互理解や交流を深めるきっかけづくりとなることから、まちとしても官民を問わず、機会創出の支援に努めてまいります。
再質問 10番 貮又聖規
それでは、順次再質問させていただきます。1項目めの1点目と2点目は関連させながら一括質問いたします。答弁の中ではシビックプライドという言葉が出ております。それに関連しても私は質問していきますが、まず3月にも質問しておりますが、70周年の記念の年にウポポイを舞台とした複合的な事業展開、その進捗についてお伺いいたします。
答弁 総務課長 鈴木徳子
70周年の記念事業に関しましてウポポイとの連携事業につきましては、もちろんウポポイとの連携は大事だと捉えておりますが、やはり町としての歴史、文化というところの部分もあることですから、今回につきましてはウポポイの会場等を使って開催するというようなことは特に想定はしておりません。
再質問 10番 貮又聖規
新聞報道等によると、要は民間主導のその取組の中でウポポイを舞台としたと、取組が報道されていると思いますが、それとの関わり合いはどのようになっておられますでしょうか。
答弁 政策推進課長 太田誠
民間主導で白老ふるさと昔話制作事業実行委員会が立ち上がっていて、そこにウポポイですとか民間の有識者、企業が集まった団体で組織して、もちろんその中にはアイヌの関係ということでございますので、政策推進課も入った中で今昔話の部分は進めているところでございます。ウポポイとも協議してアイヌのお話になりますので、そこが映像化するときにきちんとアイヌ文化に沿ったものなのか、イラストなどとかのチェックも岡田先生等に依頼しながら監修を進めているところで、今の予定としてはウポポイのほうでも上映するような手続というか、そのような動きで進めているところでございます。
再質問 10番 貮又聖規
私はなぜ今の質問をしたかというと、町制施行70周年記念事業のこの事業概要の説明書の中にスローガン、心を一つ、もっと先の未来へということで、これを契機に行政と民間職員と町民、職員同士が連携し合いながらということでありましたので、ですから要は民間主導の取組であっても、これはシビックプライドの醸成につながることと思いましたので、質問させていただきました。ここではやはり民間主導の取組であっても、より多くの町民の方が足を運ぶということが重要になりますので、その手だてをしっかりと考えなければならないということを一つ指摘をさせていただきます。そして、次に行きます。この事業効果の狙いにはシビックプライドを育み、100周年に向けた今後のまちづくりの機運醸成等とあります。シビックプライドとは、これは郷土愛とは意味合いが違うわけであります。シビックプライドを育むその方策について、全体のこの記念事業においてどのような方策を持たれておるのかお伺いいたします。
答弁 総務課長 鈴木徳子
シビックプライドとはというところでございます。白老町への愛着や誇りを持つ意思というか、その気概というか、そこをシビックプライドと考えておりますが、今回70周年という節目の中で先ほど答弁したとおり様々な事業を行うということ、それから民間の方、団体から頂いたご意見とか、提案された事業をより町として深めた中で事業を提案していくということで、70周年というこのまちのここまでの歴史等を町民、それから職員もですが、しっかりそこの部分を踏まえて次の80周年に向けて進んでいくというところで様々な事業等を展開しながら認識を新たにしていこうと思っております。
再質問 10番 貮又聖規
このシビックプライドについては、これはいろいろ取り組み方がある。その中で先ほどは課長からの答弁でいくと内なる醸成、要は町民や職員に対する醸成ですけれども、これは一つ自治体が率先してその地域にしかないオリジナリティーを外部に発信することで地域の認知度が上がると。要は、すなわちここ白老町に本当に国内唯一無二のナショナルセンターがある。そこを外に発信することによって、それがまた町民にしてみるとそこで認知度が上がれば住民も自分たちの住んでいる地域に自信が持てるようになると、地域への誇りが一層高まるということになるのです。そういう意味で、外に向けたシビックプライドのその醸成のための何か方策はありますでしょうか。
答弁 副町長 大黒克已
確かに今議員のおっしゃるとおりシビックプライドを醸成するためには、内なるもののほかにもやっぱり外に発信するという考え方は非常にすばらしい考え方だなと思っておりました。それで、今この70周年事業を町民だったり職員もそうなのですけれども、そういった中でこの70周年を振り返って様々な出来事だったり、あるいは白老町をつくってきた方々の功績だったりというのを振り返るとともに、この辺を外部にしっかりと発信していくということも必要でありますし、この70周年という節目をやっぱり大事にしたいと思っておりまして、一つの例としては今回職員だけではないのですけれども、70周年記念のポロシャツを作成して職員、あるいは一部の町民も着ていただくことによって、これを町内だけではなくてほかの自治体に行くときもそのようなポロシャツを着用することによってこの70周年というような節目であるということが外部にも大きく示すことができるのかなと考えているところでございます。
再質問 10番 貮又聖規
次、野村義一先生の功績をどのように後世に引き継ぐかについてであります。具体的な取組の考えについてでありますが、まずはその具体的な取組のお考えはありますでしょうか。
答弁 副町長 大黒克已
ちょっと町長の答弁と重なるところがあるとは思いますけれども、これまで白老町を築き上げてこられた野村義一先生をはじめ先人の方々の功績というのはやっぱり非常に大きいものと捉えておりますので、70周年の節目に功績をしっかりと称えるようなこの事業の中で何らかのことで取り入れていきたいと考えております。
再質問 10番 貮又聖規
私はとてもこれは重要なことだと思っておるのですが、白老町のまちづくりというのは我がまちのことを考えるだけではなくて、やはりナショナルセンターがあるまちですから、世界中から先住民が訪れる地域にあっての大義あるまちづくりが必要であると。そこの一つの理念としては、やはりここまでアイヌ文化等を築いていただいたその先人の皆さんのご苦労が大事だと私は考えるのです。ここで、野村義一氏の1992年12月10日にニューヨークでの国際連合本部の国際先住民年の開幕式典での記念演説をちょっと要約して読み上げたいと思います。ここにこれからのヒントがかなりあると私は思いますので。日本政府は当初から強力な同化政策を押しつけてきました。同化政策によってアイヌ民族はアイヌ語の使用を禁止され、伝統文化を否定され、経済生活を破壊されて抑圧と収奪の対象となり深刻な差別を経験してきました。私たちは、先祖伝来の土地で民族として伝統的な生活を続けていくことができなくなったのです。しかし、私が今日ここに来たのは過去のことを長々と言い募るためではありません。アイヌ民族は先住民の国際年の精神にのっとり、日本政府及び加盟各国に対し先住民族との間に新しいパートナーシップを結ぶよう求めます。アイヌ語で大地のことをウレシパモシリと呼ぶことがあります。これは万物が互いに互いを育て合う大地という意味です。先住民族と非先住民族の間の新しいパートナーシップは、時代の要請に応え国際社会に大いに貢献することでしょう。この人類の希望に満ちた未来をより一層豊かにすることこそ私たち先住民の願いでありますと。この1992年の記念演説から30年の時を経てナショナルセンターがあるわけです。ウポポイとは大勢で歌うという意味でありますが、白老町のその風土には先ほど申したウレシパモシリと平和の思想が根づいております。そこでお尋ねいたしますが、20年前本町は平和のまち宣言をしております。町制施行50周年に。平和に関する事業や企画提案事業はこのたびありますでしょうか。
答弁 総務課長 鈴木徳子
今回の70周年の記念事業の中では平和に関するところに特に焦点を当てた事業の企画はしておりません。
再質問 10番 貮又聖規
私はこういったときには、こういう記念の年には故きを温ね新しきを知るというこの理念、温故知新、温故創新というような言葉がありますけれども、そこに未来に向けてどのようなまちを考えるかというと、やはり我がまちは平和のまち宣言をしておる。そして、世界を見渡すと肌の色の違いや宗教、文化の違いで争いが起きている。そういった中にあって我がまちはこの平和の取組をやはり推進していくということはとても必要だと思いますので、これは一つ指摘事項として申しておきます。そして、デジタルアーカイブとなるのか分かりませんが、アイヌ民族の生活水準向上、それからアイヌ文化復興、振興に尽力されました山丸武雄氏や森竹竹市氏もしっかりと引き継いでいかなければならないと私は考えますが、具体的な取組や考えはございますでしょうか。
答弁 副町長 大黒克已
先ほどとちょっと重複するかもしれませんけれども、野村義一先生、それから森竹竹市氏、山丸武雄氏、こういった方々のアイヌ文化に古くから伝承等にご尽力された方に対しても同様にやはり功績があると認識しているところで、大事にしていきたいと考えておりますので、町といたしましても今後デジタルアーカイブ等の事業の中で恐らくそういう発信というようなことで進めていきたいと考えてございます。
再質問 10番 貮又聖規
アイヌ文化の学びについて、職員研修での取組はどのようなものになっておられますでしょうか。
答弁 総務課長 鈴木徳子
職員研修の中でアイヌ文化、アイヌを学習するということを取り立ててというところはないですが、今年度につきましては新規採用職員の研修の中で昼食会をコミュニティセンターのほうで行いまして、その昼食がオハウを中心とした昼食だったのですが、オハウとはというところで専門家の方に来ていただいて、その内容等をご講話いただきまして、それを食してというような食事の体験ではありますが、そのような研修は行っております。
再質問 10番 貮又聖規
私は学ぶだけではなく、また新任職員だけでもなく、やはりこれはもう町職員が本当にしっかりと皆共通に勉強することが大事。その中にあってやはり学ぶだけではなくて対話、交流できるスキルが重要と考えております。先ほども申したように、このナショナルセンターには多くの方々が参られますよね。その中で白老町の職員が、アイヌ文化ももちろん大事ですが、白老町を誇りを持って他者にしっかりと紹介できるかということです。これはやはり私も海外の先住民族等との交流をしておりますが、彼らは本当に自身に誇りを持っております。そんなときに彼らの自己紹介や我がまちの文化などをお話しされたときに本当に恥ずかしい思いをするのです。それに対して自分の紹介ができない。やはり白老町の多文化共生は一人一人の違いを認め合い平和の世をつくるというところでありますから、その場合にまちの魅力を誇り高く紹介できる町職員の養成が必要であると私は考えますが、いかがでしょうか。
答弁 副町長 大黒克已
アイヌ文化を今後ウポポイのあるまちとしてやはり町内外に普及させていくというようなことから考えれば、町職員の役割というものも大きなものだと捉えております。現在のところ今年度の研修計画の中では、アイヌ文化に関するその研修等は今の段階ではカリキュラムに入っているところではないのですけれども、今後追加ということも可能でございますので、議員が言われたことをしっかりと受け止めてどのようにできるかというのを検討してまいりたいと考えます。
再質問 10番 貮又聖規
私は町職員時代、2008年に民間の企業に派遣で行きました。そのときの私を受け入れていただいた民間企業の上司の言葉です。貮又さん、白老町役場の職員ってすばらしいよねと。なぜならば、自分たちはお金を稼ぐことが一つの目的である。ある旅行会社だったのですけれども。お客様に感動を売るのだけれども、その自分たちが感動を売る商品が売れるか、売れないかというのは別なものなのだと。ですから、そこには感動よりもやはり売れるか、売れないか、お金なのだと。だけれども、町の職員というのはお金ではなくて町民の豊かさだったり、誇りあるそのまちをつくっていく、これはお金で買えないものである。本当にすばらしい仕事ですねということを私は言われたのです。では、今白老町の職員の皆さんがやはり自分たちは本当に誇り高き仕事をしているというところが、これはもうシビックプライドにつながるわけであります。私はずっと東川町の事例を申しておりますが、東川町はやはり30年ぐらい前からそうやって志がある若い職員が本当に夜に仲間たちと飲みながら我がまちのことを考えながら、そして築き上げてきたことが東川町であります。東川町は芸術文化もそうですし、観光もそう、国際交流もそうですし、産業分野でもこれは本当に道内の中でもトップにあります。そして、その中にあって実は東川町はもう5年前より東川町の子供たち、例えば大学は本州に行った。だけれども、東川町の役場職員を受けるということが、これは5年前から多く出てきているそうです。町の職員がそういう誇りを持つ仕事をすることによって白老町の子供たちが私たちも役場職員になりたい、これがやはり一つシビックプライドを持つ役場職員が誇りあるまちをつくっていくことに私はつながると考えますが、理事者のお考えはいかがでしょうか。
答弁 副町長 大黒克已
これまで様々な場面で今職員の組織的な弱さというのがちょっと露呈しているような状況でございますけれども、今後そのようなことを踏まえてやはり組織力を強化するということで様々な研修だったり、あるいは声かけだったりということで職員の意識をしっかりと強固なものにするというような取組を現在進めているところでございます。そういった中にあってその行き着く先というのは、職員がこの白老町というまちに誇りを持って、まちももちろんのこと今やっている仕事にも誇りを持ってしっかりと自信を持ちながら仕事をする。そして、町民の皆様にも接する、アピールできるというような状況が望ましい姿だと思っておりますので、そのようなことをやはり今後も継続して組織力の強化と、あとは職員の職員力というようなところの強化に努めてまいりたいと考えております。
再質問 10番 貮又聖規
次に、2項目めでございます。1点目と2点目については、白老生活館の整備など交付金の効果は大きく、国の要は法、それからその制度の構築には感謝いたすところであります。一方として課題として挙げられていたアイヌ文化伝承者の人材育成については、本町の特性としてやはりウポポイの機能として文化伝承、人材育成機能があるわけですから本町で担う人材育成、これは非常に難しかったのかなと。そのすみ分けが難しいことで町が進める人材育成はちょっとやはり課題があったのかなと、私は影響したと考えておりますので、これについては今後に期待しております。そして、次に3点目と4点目を関連させてお尋ねいたしますが、アイヌ語の復興に関する国への要望と本町の役割についてであります。ナショナルセンターを要するまちで全国各地からアイヌ文化の伝承者が集っております。その中にあって北海道の市町村の中で白老町は先頭となり取り組まなければなりません。言語復興については国へ要望して何とかこの緊急的状況を打破せねばならないというその強い姿勢はございますでしょうか。
答弁 町長 大塩英男
国への要望ということで、私のほうからご答弁させていただきます。1答目でもお答えしていますとおり本町はウポポイを有するまちということで、議員のご指摘のとおり私もしっかりとそういった認識を持っているところでございます。その各種のアイヌ文化の体験であったりですとか、小中学生向けのふるさと学習など、このアイヌ文化に触れる機会を数多く持って事業を展開させていただいているところでございます。本町の大きな課題としては、やはり口承の部分についての伝承ですとか保存というのを白老町のアイヌ協会の皆さんからも聞いているところでございます。ですから、そういったアイヌ協会の皆さんや関係機関の皆さんと一緒に連携した中でしっかりとまちとしても必要に応じて国への要望を訴えかけていきたいと考えております。
再質問 10番 貮又聖規
今国への要望、その強い姿勢を見せていただきました。私はそれとともに国に要望するのであれば、これは国への要望とともに町職員が海外に赴いて最先端の先住民政策をやっぱり現地で学ぶ、そしてその調査研究を進めるということが必要だと思うのです。ただ単にアイヌ語復興のために国に要望するのみではなく、先ほどのシビックプライドを持った職員がこのまちを大きく変えるわけですから、やはりそこを見なければこれは先住民政策というか、そこをなかなかつくれないのかなと思うのです。そういう意味でいかがでしょう。職員がその調査研究を進めるような重要性について理事者はどのようにお考えでしょうか。
答弁 副町長 大黒克已
今回のこのアイヌ文化に限らず、やはり職員が実際の現地に赴いて、その見識を広げて今後の業務に役立てるというのは非常に重要なことと捉えております。今回の案件につきましても、やはり海外の様々な先住民に対する取組ですとか、そういったものを間近に感じて、それを吸収してくるというのも非常に重要なこととは捉えております。ただ、今後やはりこのような形が予算も含めて実際にできるかどうかというのは、さらに内部で協議をしてまいりたいと考えてございます。
再質問 10番 貮又聖規
次、5点目、次世代を担うアイヌ文化伝承者の人材育成についてであります。平取町もイマージョンプログラムを取り入れているということをお聞きしておりますが、具体的な何か情報はお持ちでありますでしょうか。
答弁 政策推進課長 太田誠
平取町はもともとは学芸員等だったと思うのですけれども、職員になってまずアイヌ語の教室を週1回程度やっているということで認識しております。その後小学校ですか、年間で10時間程度ですけれども、アイヌ語の教室を行っているというようなことは把握しております。
再質問 10番 貮又聖規
私は今回平取町と白糠町をいろいろと調べておるのですが、白糠町のように次世代を担う小中高生を対象に海外の先住民族との交流、これも重要と考えますが、いかがでしょうか。
答弁 政策推進課長 太田誠
先住民族の交流ということで令和5年と令和6年なのですけれども、白老おもてなしガイドセンターの対応の下、カナダのビショップス大学の先住民族の親を持つ生徒が10名程度来町されております。その来町した際にアイヌ協会やウポポイの職員との交流、またオハウの試食であったり、アイヌの工芸品の制作体験などの交流を図っているところでございます。まちとしてもこのような交流の場をアイヌの関係団体と協議しながら拡充を図っていければと考えております。
再質問 10番 貮又聖規
分かりました。この人材育成について、私はぜひウポポイで働く伝承者や職員に次世代を担うアイヌ文化伝承者のあるべき姿と理想の教育環境等の聞き取りを行ってほしい。これは再度申し上げます。なぜならば、こんなことがあったのです。ある町内の保育園の行事の中で年長の男の子がこんな発表をしました。僕の夢は、お父さんがウポポイの伝承者をしておると。僕もいつかお父さんのような立派な伝承者になりたいというお話が出たのです。私は、それを聞いたときにやはり魂が震えるような思いがありました。その中で私は白老町の全ての子供たちを対象としてではなくて、やはりこれは伝承者になりたいと志を持った子供たちを選抜して人材育成に乗り出すことが重要であるのではないかなと考えます。そして、ウポポイとの協定です。この中身は私も詳しくは存じておりませんが、ウポポイには多くの先住民族が来られます。先住民族に限らず海外から多くの方々が来られますから、そこを白老町だけのオリジナリティーのシビックプライドとして、白老町の子供たちはウポポイに来るその海外の皆さんと交流をするような、こういった取組が私は必要だと思いますので、それについては指摘事項とさせていただきます。次に、6点目の木彫り熊の伝承者についてであります。木彫り熊の伝承者については本当にこれは高齢化して数名しかいない現状にあるということで、もう手を打たねば手後れになってしまうと私は考えておるのでありますが、どのようにお考えでしょうか。お伺いいたします。
答弁 政策推進課長 太田誠
議員が言うとおり木彫り熊の伝承者というところでいけば、本町においては数名程度しかいない現状でございます。本町については木彫り熊に限らず木彫や刺繍などのアイヌ工芸が多くあり、芸術性の高いものと捉えております。冒頭で申しましたが、伝承者の育成は北海道アイヌ協会でも危機感を抱いており、未来にどう引き継いでいくかでは、やはり議員がおっしゃるとおり幼少期からアイヌ文化に触れる機会の拡充は必要として捉えております。先ほどアイヌ民族文化財団との包括協定ということであったのですけれども、一つとしてアイヌ文化の振興、共生社会の実現、教育並びに研究の振興及び発展、人材育成の活用、まちづくりの推進を掲げてそこを連携の協力事項としております。ウポポイ、アイヌ協会やアイヌ関係団体と連携をしながら引き続きアイヌ文化や伝承者の育成に取り組んでいきたいと考えております。
再質問 10番 貮又聖規
私が木彫り熊のこの文化についてお伝えしたいことは、これは白老町のアイヌ文化にとってかけがえのない財産であるということをお伝えしたいわけです。風土という言葉があります。風と土と書いております。風土というのは、この土は我々白老町。でも、風の人が入って新しいものが出来上がるということです。1856年、安政3年には仙台藩士の皆さんがこちらに来られて、アイヌと一緒に協力し合いながら過ごして、それから昭和29年には島根県から丹波牛が導入されて、今では白老牛の文化だってほかから入ってきましたけれども、これは誇りある資源ですよね、宝ですよね。やはり私はそういうことを言いたいのです。その中にあって森竹竹市氏の詩があるのですが、ちょっとご紹介したいのですが、「アイヌ亡びず」という詩があります。この中で竹市氏が晩年にちょっとふと見渡すと、自分の孫たちがこうやって戯れて遊んでいるのです。それを竹市は見ながら、自身はいろんな差別、侮蔑の中で生きたけれども、こうやって自分たちの孫たちが戯れ遊ぶ姿を見て、その中でアイヌの血は薄まったとしても民族の4つの特性、これは永遠に引き継がれるのだという詩があるのです。その4つのアイヌ民族の特性、1つがシレトク、眉目秀麗です。2つ目がパウェトク、巧みなる弁舌です。3つ目がラメトク、勇気です。そして、4つ目が何かというとテケトク、刺繍、彫刻に見る芸術性であるわけであります。では、木彫り熊の関係を見ると、この白老町はやはり観光産業で栄えたまちであります。その中に、では木彫りの発祥というのは皆さんよく知っておりますけれども、海外から入って八雲町からというようなことがありますけれども、それが白老町に入って、そしてアイヌの要は刺繍、彫刻に見る芸術性と相まってこの木彫り熊があるわけです。ですから、この白老町の木彫り熊文化というのは、これはもうすばらしいアイヌの要は刺繍、彫刻に見るその芸術性からつくられたものなのです。それがなぜ、では今担い手が養成されないのか。これは、やはり町のその押さえ方です。やはりこれから私たちは過去と対話しながら未来に向けた取組をしなければならない。そのときにやはりこの風土というものをしっかりと理解しなければならないと考えております。これはちょっと答弁をいただくのは難しいのかなと思いますので、これも指摘事項とさせていただきます。
再質問 10番 貮又聖規
それでは、3項目めの外国文化との接触機会を増やす国際交流員の配置についての再質問を行います。答弁をいただいた中では国際交流員、CIR、それからスポーツ国際交流員、SEA、それから外国語指導助手、ALT、この配置予定はないもののということとされておりますが、私は多文化共生のまちづくりをやはり掲げているまちでありますから、ぜひともこのジェットプログラムを活用すべきと考えるのです。例えば白糠町であればインドネシアからバドミントンの指導をされている方を招聘して今の白糠町のバドミントン熱、これが盛り上がっております。東川町の事例もあればちょっとお聞きはしたいと思うのですけれども、やはりもしも白老町がこの制度を活用するとなるのであれば、例えば国際交流員については白老町はベトナムの方が今たしか一番多くて130名ぐらいでしたか、120名から140名ぐらいの人数だと思います。それから、今インドネシアの方々も入られてきておりますから、国際交流員として今ベトナムの国籍の方々は白老町での生活でやはり困ったりしておりますから、そういう意味ではベトナムの方を国際交流員として白老町に配置しながら、生活文化のその対応とともに白老町の子供たちにベトナム文化を伝えるようなこと、これも非常に大事だろうと。例えばベトナムやインドネシアの国際交流員を配置したならば、やはり雇用の関係もこれは大いに貢献していただけるだろうと、その国々の窓口になっていただけるだろうなと思うのです。そして、スポーツ国際交流員であれば、やはり今少子化がかなり進んでおりますから、例えば友好都市の台湾であれば卓球やバドミントン、これが盛んであります。そうであれば、そういったスポーツ国際交流員を白老町に配置して卓球を推進するですとか、そんなようなやり方もあると思うのです。あともう一つ、先ほど私はハワイのイマージョンプログラムだったりのご紹介をしました。であれば、実際にハワイ大学ヒロ校を卒業した方が今むかわ町のALTをされておるのです。そういう部分でいくと、そういう方も国際交流員だったり、ALTとして配置した場合にはそれだけの業務だけではなくてイマージョンプログラムとしてのアイデアですとか、そういうご助言もいただけるのかなと思うわけです。そんな中で、今回私の質問の中には本当に東川町や白糠町のことばかり出ておるのですけれども、まずは東川町の何か事例を押さえているのであればお尋ねいたします。
答弁 総務課長 鈴木徳子
ジェットプログラムの活用の関係で先進事例であります東川町に関係いたしましては、2024年ではなく2021年の情報で申し訳ないのですが、先ほどおっしゃられた国際交流員、CIRです。この方についてはウズベキスタン、中国、タイ、韓国、ラトビア、ミャンマー、ロシア、ベトナム、カナダと9か国、9名の方がいらっしゃって、さらに入国を待っている最中だというところでウズベキスタン、インドネシアという方を募集していらっしゃる状況でありました。スポーツ国際交流員、SEAにつきましては、ポーランドはバレーボールということで、それからノルウェーは待機中でクロスカントリー、スキー、そのほか野球、卓球等も要請中であります。それから、ALTにつきましてはアメリカ、フィリピンの2か国で、そのほか、イギリス、フィンランドは待機中ということでございました。
再質問 10番 貮又聖規
東川町は、本当に私も視察したときにびっくりしたのです。その施設の中にこの議場と同じぐらいの何かフロアがありました。そこに国際交流員の方々がいらっしゃるのです。おっと思いました。やはり多文化共生を東川町も掲げておりますが、さすがだなと思いました。やはりその多文化共生のまち、それからウポポイがある白老町ですから、ぜひともそういったことを視野に入れていただきたいというところであります。その中で理事者のお考えをちょっとお伺いしたいのですが、やはり多文化共生のまちづくりに向けて、今回この70周年記念事業の狙いには100周年を視野に入れたまちづくりというところで書かれております。私は今日はシビックプライドのお話や風土の話をしておりますが、これ風土のことをもう一度捉えると、例えばノルウェーのサーミ大学というところがあります。先住民の教育、文化継承ではもう本当に世界の最先端を走っている大学でありますが、これは私は今後の100年、30年後を見た中では先ほど来も言うようにこのウポポイには多くのその先住民族の方々、それから研究者の方々がいらっしゃるわけです。そういう中で、白老町もそのアイヌ文化の伝承者を育成した中で、ではお互いに対話する中で何が生まれるか。これは先住民族施策に力が入っている国々は、そこには大学があるのです。そして、高校にも例えば専門学科がある。すなわち何かというと風土を考えたときに、これから先を考えたときには人口減少で厳しい白老町でありますが、ウポポイがあるからこそ大学がふさわしいのです。そういった民族文化等を継承するような多文化共生学科ですとか。ですから、私はそういう意味でほかの自治体とはもう立ち位置が違います。そういう意味で大学の誘致や高校の専門学科設置を加速させる、やはりそれがとても私は重要だと思うのですけれども、答弁しづらいとは思うのですけれども、理事者のお考えはいかがでしょうか。
答弁 町長 大塩英男
今議員のほうからご指摘、ご意見を頂戴いたしました。先ほどもお話ししたとおり、やはり唯一無二というところで本町にはウポポイという大事な施設を開設していただいて、今そのアイヌ文化の理解促進ということで町も取組を進めているところでございます。議員のほうから風土ということでお話がございました。やはりアイヌ文化に限らず風土づくりというのは非常に大事なことでして、将来を見据えた中でどういったまちづくりをしていくかということも大事なことですし、風土づくりというのは、これは役場の組織の中の風土づくりもそうですし、白老町の風土づくりも大きく重要だと認識しておりますので、この辺は大学等々のお話もありましたけれども、まずはその町の風土づくり、ウポポイがあるまちということの風土づくりについては私も認識して町としての役割、何ができるかということをしっかりと捉えていきたいと思います。
再質問 10番 貮又聖規
この項目、全体を通して最後の質問にさせていただきます。野村義一先生、山丸武雄先生、それから森竹竹市先生、皆さんそれぞれ私にとっては議員の大先輩でございます。70周年の年にこのお三方に名誉町民の称号を贈るということをやはり考えていただきたいと思います。これを私の最後の質問にいたします。
答弁 町長 大塩英男
議員のほうから多文化共生のまちづくりということで様々にご意見、ご指摘、そしてご提言をいただきました。ご承知のとおり今年は町制施行70周年ということで節目の年でございます。節目の年にやはり今後将来を見据えた中で白老町はどういうようなまちづくりをしていくかと考えていくことというのは、これはもちろん大事なことなのですけれども、それと同時にやっぱり白老町の礎をつくっていただいた先人の方々に感謝をするといいますか、この歴史をしっかりと振り返る、そして後世に引き継ぐ、これが大事なことだと私は思っております。ちょっと具体的なお話をさせていただきますと、1つはアイヌ文化の伝承というようなお話がございました。その中でご承知のとおり本年の3月にアイヌ民族文化財団と包括連携を結ばせていただきました。それで、一番大事な部分でやはり担い手不足というようなことでアイヌ文化の伝承、保存を継承していく方々が不足しているという状況の中で、このアイヌ民族文化財団とは人材の育成であったり活用ということも連携をさせていただくようなお約束をさせていただきましたので、ここはウポポイの皆さんと一緒に町もこの人材不足、ここをしっかりと伝承していければなとして思っております。それともう一点、国際交流員のお話もございました。それで、ご承知のとおり白老町も事業者を含めてたくさんの外国の方々が白老町にお越しになって働いていただいている状況にあります。それで、事業者の皆さんによく言われるのは、やはり町民の皆さんと働いている外国の方々のこの連携づくりを町長にしてほしいのだというお話をいただいております。ですから、この辺もしっかりと町としては取り組まなければならないということは認識しているのですけれども、このたび1答目で答弁させていただいたとおり白老文化観光推進実行委員会の方でこの外国人の方々のごみ拾いから、そしてそれに関連してごみの分別からというような事業を展開していただいております。ですから、こういった状況の中では行政と団体と、そして民間の皆さんと連携をしてこの外国人の方々の理解の促進もしっかりとやっていただければな、やっていきたいなとして思っております。