白老町議会 令和5年定例会6月会議 2023年6月22日
住み慣れた地域で、町民がいつでも安心して医療が受けられるまち
2023年6月22日、白老町議会の一般質問で、貮又聖規議員が「住み慣れた地域で、町民がいつでも安心して医療が受けられるまち」について質問し、町長 大塩英男、病院事務長 村上弘光、副町長 古俣博之、総務課長 高尾利弘が答弁しました。
- 質問者
- 貮又聖規 議員
- 答弁者
- 町長 大塩英男、病院事務長 村上弘光、副町長 古俣博之、総務課長 高尾利弘
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 貮又聖規
次に行きます。「住み慣れた地域で、町民がいつでも安心して医療が受けられるまち」についてであります。(1)、持続可能な町立病院の運営についてであります。①、町立病院の過去10年間の年度別収支及び医業収益の推移について伺います。②、会計年度任用職員の給料問題について、来年度の是正とした理由と地方公務員法第24条第5項の解釈を踏まえた町の見解を伺います。③、産業医への152万円の時間外手当の誤支給については、返還すべきものであり、かつ理事者の責任の所在を明らかにすべきでありますが、町の考えを伺います。④、町内の在宅の訪問診療による「看取り」の状況と課題、その対策について町の考えを伺います。⑤、新病院開院に向けて、町民との協働のまちづくりの在り方として、分かりやすい経営情報と経営計画の共有並びに信頼回復による入院や通院の患者数の増加を目指した取組が必要でありますが、町の見解を伺います。(2)、救急医療体制の充実についてであります。①、救急医療体制における現状と課題並びに救急患者受入れ件数の目標値の達成状況について伺います。②、救急出動の現場から見える病院の受け入れ態勢の課題を町はどのように捉えて、新病院の救急医療体制改善に努めるのか伺います。(3)、地域医療体制の充実について、人工透析患者の現状と通院等による送迎サービスの利用実態と課題、当事者や支える家族の切なる思いを町はどのように捉えているか伺います。(4)、介護老人保健施設きたこぶしについてであります。①、虐待認定による介護報酬の影響額と令和5年度の介護老人保健施設特別会計予算の積算根拠としている一日平均入院患者数19.01名の実態及び今年度の赤字見込み額について伺います。②、町は、高齢者虐待防止法に基づく虐待の認定等を行っており、令和4年11月4日付、施設に対して、調査結果を通知しておりますが、公表できない理由を伺います。③、新病院開院を控え、「真実」を町民や議会に公表した上で、改善に取り組むことが、総合計画に掲げる「町民がいつでも安心して医療が受けられるまち」の実現につながるものであります。まちの憲法「白老町自治基本条例」に基づき、情報公開すべきでありますが、町の考えを伺います。
答弁 町長 大塩英男
「住み慣れた地域で、町民がいつでも安心して医療が受けられるまち」についてのご質問であります。1項目めの「持続可能な町立病院の運営」についてであります。1点目の「町立病院の過去10年間の年度別収支及び医業収益の推移」についてでありますが、過去10年間の病院事業会計の年度別収支については、平成25年度から28年度の4年間は、黒字決算となったものの、29年度から令和3年度の5年間は、年間平均で約3,280万円の赤字決算となっています。医業収益の推移については、特に29年度から3年度の5年間の医業収益において、年間平均で約4億1,400万円の赤字額を計上するなど、医業収益の減収が顕著となっており、更に一般会計から追加繰出を受けて、赤字額の解消を図っております。2点目の「会計年度任用職員の給料問題についての町の見解」と3点目の「産業医への時間外手当の誤支給についての町の考え」については関連がありますので、一括してお答えいたします。会計年度任用職員の給料、産業医への時間外手当の支給に関する問題については、議会全員協議会での説明後、6月5日に、課長職5名による内部調査委員会を設置し、事実関係の確認及び原因の究明を行っているところであります。調査期限は7月末を目途とし、人員配置、組織体制等に問題がなかったかなどを含めて徹底的に調査を行い、調査結果がまとまった後、議会等に説明をさせていただきたいと考えております。4点目の「町内の在宅の訪問診療による看取りの状況と課題、その対策」についてでありますが、4年度における町立病院を含む町内の医療機関における在宅の訪問診療による看取りの実績はありません。看取りの実績がない原因については、主治医が医療設備の整った医療機関における入院加療を勧めることや、医師の働き方改革の本格化に伴い、在宅診療に専念できる医師が不足していることが挙げられます。これらの課題を克服するため、訪問診療に特化した専門医の確保が必要な状況であります。5点目の「新病院開院に向けて、町民との協働のまちづくりの在り方として、分かりやすい経営情報と経営計画の共有並びに信頼回復による入院や通院の患者数の増加を目指した取組の必要性」についてでありますが、総務省は、5年度末までに公立病院経営強化プランの策定を全国の公立病院に要請しており、町立病院においても、現在の経営改善計画の見直しとともに同プランの策定を進めております。同プランの策定においては、院内において各部門の代表者から編成する病院経営に関する調査研究チームの設置や外部有識者に相談するなど、医業収益の改善に向けて、病院組織全体で取り組んでおります。2項目めの「救急医療体制の充実」についてであります。1点目の「救急医療体制における現状と救急患者受入れ件数の目標値の達成状況」についてでありますが、救急医療体制については、基本的に平日の運営時間帯は外来診療に従事していない常勤医師が対応することとなっており、夜間・休日等の時間帯は、当直医師1名と病棟看護師2名の内、1名が救急対応することとなっています。また、4年度の救急患者の受入れ件数については406件となっており、新型コロナウイルスの影響が大きかった2年度以降、特に受入れ件数の減少が顕著となるなど、第6次白老町総合計画の評価指標目標値に掲げる年間1,000件の目標値には及ばない状況となっています。2点目の「救急出動の現場から見える病院の受入れ態勢の課題を町はどのように捉えて、新病院の救急医療体制改善に努めるのか」についてでありますが、現病院施設において、救急患者の受入れ態勢における課題として、病院側の受入れ判断の遅れが生じることが挙げられます。救急患者の受入れ判断は、通常、救急業務に従事する医師の判断によりますが、専門医が当番医で無いことや検査態勢が整わないなどの理由から、受入れ要請をやむなくお断りする場合がございます。今後は、救急患者の受入れ判断の遅滞が無きよう、努めてまいります。3項目めの「地域医療体制の充実について、人工透析患者の現状と通院等による送迎サービスの利用実態と課題、当事者や支える家族の切なる思いを町はどのように捉えているか」についてでありますが、本町で人工透析治療を受けている方は令和5年6月現在60名おり、そのうち町の委託事業である送迎サービスを利用されている方は苫小牧市内の病院に17名、登別市内の病院に4名の計21名となっています。その他の方は医療機関のバスや自家用車等を利用しながら、通院しています。人工透析は週3回の通院が必要となりますが、治療や移動に要する時間が長時間となり身体的な負担が大きいことから、より近い場所で透析を受けられることが当事者や家族の思いであると捉えております。4項目めの「介護老人保健施設きたこぶし」についてであります。1点目の「虐待認定による介護報酬の影響額と令和5年度の介護老人保健施設特別会計予算の積算根拠としている一日平均入所者数19.01名の実態及び今年度の赤字見込み額」についてでありますが、昨年11月の虐待認定以降、入所者数の減少が進み、6月20日で3名の入所者数となるなど、令和5年度予算における積算根拠としている一日平均入所者数19.01名には及ばない状況となっています。虐待認定に伴う影響額は、入所者数の減少や介護報酬の減算など、昨年11月から5月末まで7か月において、約1,960万円の減収を見込んでおります。また、このまま入所者数の低迷が続くと5年度末においては、約6千万円の赤字見込額が想定されるところであります。2点目の「町は、高齢者虐待防止法に基づく虐待等を行っており、令和4年11月4日付、施設に対して、調査結果を通知しているが、公表できない理由」と3点目の「新病院開院を控え、真実をまちの憲法白老町自治基本条例に基づき、情報公開すべきであるが、町の考え」については関連がありますので、一括してお答えいたします。高齢者虐待防止法においては、同法25条の規定に基づき、要介護施設従事者による虐待の状況を厚生労働省が都道府県ごとに、毎年度、統計的に公表していますが、公表の内容は虐待の件数や施設の種別、虐待の種別・類型等に限られております。公表内容等については、関係機関等との協議を踏まえて判断する状況でありますが、施設として公表する方向で進めてまいります。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又でございます。再質問いたします。1項目めの1点目、医業収益の関係についてであります。答弁では一般会計から追加繰り出しを受けて赤字額の解消を図っているとありますけれども、これが果たして解消と言えるのでしょうか。今後一般財源からの繰り出しを受けずに病院単体で黒字化するためにはどのように取り組んでいくのか。一般会計に頼らずに病院単体として黒字化していく意識はありますでしょうか。
答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)
一般会計からの追加繰出金に頼らない医業収益の確保というところは、町立病院としても当然、今後新病院に向けてもこれは重要なことであると考えております。まず、その方策としては、この10年間推移を見てきて患者数がかなり落ちている。特に入院患者数については相当、当初平成25年、26年のときから見ると半分ぐらいになってしまっているという状況、これは打破しなければならないということで、これは病院の自助努力として患者数の確保に努めなければならないと思っております。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。この問題は、また最後のほうに質問いたしますが、次に行きます。1項目めの2点目、会計年度任用職員の給料問題についてであります。地方公務員法第24条第5項の解釈というのは、公務員は全体の奉仕者、給与は国民、住民の負担する税によるもの、すなわち町民の皆さんの税によるものでもあります。地方公務員の給与は、住民の代表である議会において条例によって定めることとする原則であります。それを踏まえて本日の答弁でいくと、6月5日に内部調査委員会を設置し、調査期限は7月末をめどとし、人員配置、組織体制等に問題がなかったかなどを含めて徹底的に調査を行いとありますが、私が今回質問していること、お尋ねしていることは来年度の是正とした理由です。これが答弁されておりません。再度質問いたします。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
全体的には今内部の調査委員会が立ち上がっているので、ご質問があった部分も含めて議員の皆様はじめ町民の皆様方には公表しなくてはならないと、これはここの前提であります。ただ、今の段階で言えることは、対象になっている職員に対しての理由というか、そういうことについても一定限お話を本人たちにしております。ただ、4月の段階で契約行為をしていて、それをこちらから切るようなことには法的な部分も含めてなかなか難しいという解釈の下に来年の3月までという対応にしております。そのことが調査委員会を含めて問題だということになれば、しっかりと対処はしたいと思っております。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。では、もう一つ聞きます。今年度分の会計年度任用職員の方々の上乗せ額が給料で、たしか前回の全員協議会の中では私の記憶では約400万円から500万円との報告があったと記憶しております。であれば、今年度の給与額、給料ではなくてボーナス等も含めた給与額は幾らでありますでしょうか。また、適用した年度は何年度からで、過去に遡り退職者も含めて是正対象となり得る給与額の総額は幾らでありますでしょうか。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
給与額、影響額については、どこまでを対象にするかというところを検証の中で進めていきたいと考えているので、金額だけを言ってしまうということではなくて、実際28条の考え方としてどうだとかということだとか、議員がおっしゃった給与条例主義の考え方からしてどうなのかということも含めて、どういった人数までが対象になるのかというようなことも含めて検証しているということで、その中でしっかりとそういうものを含めた中で全て徹底的に調べた中で公表していきたいと考えてございます。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。まず、私は地方公務員法の解釈の話を言いました。我々の給料というのは町民の血税から成るものであります。それで、今回の会計年度任用職員の給与上乗せ問題というか、これもずっと続いているわけです。ということは、町民の皆さんの税金がここにずっと投入されているということであります。私は前回全員協議会の場でも言いました。例えば秋田市は、コロナの関係で経済不況を受けて、理事者の皆さんは期末手当、勤勉手当を全額返納しました。であれば、皆さんの懐からこの給与等を払えますかということなのです。その重みをいかに感じていただいているかということなのです。町民の皆さんの血税が投入されているのであれば、果たして4月の契約をしてしまったから、これは先延ばしにするのだというと、一番痛い思いをするのは誰ですかということです。町民の皆さんです。そこをしっかりとやっていただきたいのです。そして、是正対象とする額が分からないとおっしゃって、分からないというか、今精査しているということでありますが、是正するということは、一つ過ちがあったからそれを是正するのではありませんか。是正する必要がないのであれば、そのままいけばいいわけです、堂々と。給与条例主義に基づいて何も、これは議会にも町民の皆さんにも指を指される問題ではないということであれば正々堂々とすればいい話です。それが是正するということは、もうこれは過ちがあったということなのです。ですから、こういうことを先延ばしにせずにしっかりと公表する、そういったことが私は必要だと思うのです。ですから、私はここで1点だけ確認したいのは、いかがですか、町民の皆さんの血税が投入されているというその重み、どのように受け止めておりますか。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
今回の会計年度任用職員の給与の問題につきましては、条例の中での解釈の捉え方というのは、一定限条例に沿ってやったということは1つあるとは思っています。ただ、その解釈の仕方がどうだったのかというところが今問題だと思っております。それが是正をする一つの課題と今なっております。そこを踏まえて、議員のほうからご指摘があったように、もちろん私たちの給与は町民の皆様方の血税ですから、その中の重みは理事者筆頭に十分それは受け止めて、今までのやってきた対応についてしっかりと見直しが必要な部分、それから解釈の仕方の在り方、そういったことを今調査委員会の中で精査を図りたいと考えております。十分議員のおっしゃったお気持ちというか、その言葉の重みも含めて受け止めております。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
先ほどの会計年度任用職員の給料の関係の条例の解釈でございますけれども、1つだけ話をさせていただきます。まず、白老町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の第5条第2項の部分と第28条の部分なのですけれども、こちらについては医師、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、看護師など国家資格を有する職が大部分を占めておりまして、採用の困難性が高く、正規職員の不在または不足のため正規職員と同等の業務を担っていただいているという職務の特殊性が認められるということから条例の第5条第2項、第28条を適用しておりますけれども、同じく地方公務員法第24条第5項には抵触しないという考えで、今総務課のほうで実際に準備を進めているのですけれども、そういった中で確認し、町村会等ともアドバイスをいただきながら考えた中では条例の第5条第2項、それと第28条の適用と、地方公務員法の第24条第5項には抵触しないと考えております。ただ、まだ不明瞭な点ですとか専門職でない部分というところもございますので、これを現在内部調査委員会のほうでしっかり詳細を調査しながら皆さんに結論をご報告させていただきたいという考えでございます。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。ただいま総務課長のほうから説明がありましたが、特殊性の部分ですとか抵触しないというところは、それは1つ事実としてよしとした場合、町民感覚で考えた場合にいかがかということなのです。条例を見たってその方々の職種というのはしっかりと条例の中で定められていますし、幾ら特殊性、特殊性といって、要は多くの額をやるということ自体が、先ほども私は言いましたけれども、地方公務員法に基づく、我々の給与というのは要は税金で成り立っているのですから、そこを正当性を持つのであればしっかりと町民や議会に対する説明責任はあったでしょうということなのです。それが指摘をされて、いやいやと、違法性がどうだとかこうだとかということではなくて、そこが本当に不信感を生むような部分であります。それで、私が先ほど答弁をいただいた中で聞き漏れていたらすみません。是正対象となり得る給与総額は幾らですかという部分については、それはしっかりと今後提示いただけるということでよろしいですかということが1点。その部分だけ確認させてください。
答弁 総務課長 高尾利弘(総務課長は2024年3月まで)
影響額についての違反というか、もしくは違反があったとした部分があるとしたら、そちらの部分についてはきちんと公表したいと考えてございます。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。これに関しては議論していても、まだまだ議論すべきことはあるのですけれども、違法であったら、それはもちろん返していただかなければならないですし、そういったことの議論はちょっと、今日は私いろいろまだ質問がありますので、次に行きます。1項目めの3点目、産業医への時間外の誤支給についてであります。こちらは新聞報道等でも不適切な事務処理だったということだったり、事務処理に関わった職員の処分など基準に基づき対処するということをされましたと報道されてもおります。これは理事者の責任の所在を明確にして、要は職員の処分等の対処というのなら分かるのですけれども、あれは町の職員が見た中では本当にモチベーションが私は落ちるのではないかと思うのです。ですから、しっかりと、どのような問題もそうなのですが、この部分に対する理事者の責任の所在、これはどう捉えておられますか。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
これまでもそうしてきたと捉えておりますけれども、いかなる職員の起こした問題についても、それは指導監督責任を持っている私たち理事者が最終的な責任は常にあると考えております。ですから、それに基づいて客観的な判断の下にそれなりの責任の取り方というのは出されると、今までもそうしてまいりましたので、この問題についてもそうなるかと思っております。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。次に行きます。1項目めの4点目、看取りの状況と課題、その対策についてであります。答弁いただいた中では専門医の確保が必要な状況ということでありますが、獲得する考えはありますでしょうか。また、看取りを導入した場合の経営の影響額というのはどのように捉えておりますでしょうか。
答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)
看取りの関係でございます。町立病院として、町内のもう一か所の診療所が閉鎖いたしまして、かなり診療所のほうからも将来的な在宅医療という重要性、また町立病院が担ってほしいというお話はいただいております。専門医の獲得なのですが、私も常々うちの常勤医師のほうに何とか訪問診療を、先生、やってもらえないかというような話もさせてもらいます。その際に言われるのが今の外来、また入院管理、また発熱外来、そういった部分を、救急も持っている中で、なかなか在宅診療のほうまで手が回らないというような話もいただきます。そういった中では何としても専門医を獲得するというところは重要であると捉えてございます。それと、経営の影響なのですけれども、在宅診療をやるということはうちのまちだけではなくて、今国としても地域包括ケアシステムを担う上でも重要な政策と捉えておりますので、そういった診療報酬の部分についてもやはり、今幾らという部分は申し上げられませんが、かなり影響は、病院の経営上の部分のプラスはあるというようなところも考えておりますので、ここについては医師の確保もありますので、時期は明言できないまでも前向きに考えていきたいと思っています。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。私の地域への聞き取りではこのような声が届いております。看取り体制がなく、町立病院へ入院を打診しても断られるため、町外の医療機関に入院を打診している状況であると。なれ親しんだ地域で最期を迎えたいと希望する町民は多くいると。そういったところで、先ほど事務長からもそのニーズは捉えているというところでありますが、本当に真の意味でそのニーズを把握しているのであればこの機能を取り入れるべきだと私は考えるのですが、理事者のお考えはいかがでしょうか。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
事務長のほうからもお話があったように、本町において在宅看取りというか、やっていたクリニックが廃止になったと、そういうこともあって、実際的にそこの需要というか、希望はあるという認識はしております。その認識は強くはあるし、経営上のことも含めて一つの病院機能のありようということで考えていかなければならないとは重々思っておりますけれども、正直なところ医師獲得に回っても、そういう総合的な医療の部分を含めて獲得というのが難しい。単なる医局との関係だけではなくて、エージェントを使ったりしてみても難しいところはあるのですけれども、今後本町が目指す医療の包括、回復病棟の関係も含めて十分考えてまいりたいと思います。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。次に行きます。1項目めの5点目、病院の信頼回復についてであります。本日いただいた答弁で総務省から令和5年度末までにプランの策定要請があるからつくるということではなくて、そもそも新病院を造るのですから、既に経営計画がないのはおかしいと私は捉えますが、いかがでしょう。
答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)
経営計画なのですが、現在2020年に経営改善計画をつくったものはございます。ただ、経営改善計画、先ほど患者数が低迷しているというようなお話もしましたが、経営の改善計画の目標値、これが今達成できないような状況になっているというところは病院としても深刻に捉えているというところでございます。貮又議員のご質問ではないですが、国から言われたから計画をつくるからいいという捉え方ではなくて、これは患者数の確保、もう令和5年度に入って3か月たっておりますし、できること、これは職員一同取り組むというような姿勢で今進んでおりますので、計画の有無にとらわれず、この考え方はしっかり持ってやっていきたいと思っております。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。私は何を言いたいかというと、先ほどの看取りの取組だったり、後ほど言う透析の取組だったり、要はしっかりとした経営計画があり、目指すべき病院の経営の在り方、それはまさしく町民の皆様が求めている病院でなければならないです。そういったことをしっかりと踏まえて、ではそれをやるとすれば、お医者様が少ないのであればお医者様獲得に動くのが我々の使命ではないですかというところであります。そういう意味で町民の皆さんが本当に幸せを感じられるような経営計画をしっかりつくるべきというのが私の指摘でございます。その中で病院組織全体でどのように取り組まれているのか、委員会を設置し、どのような具体的な取組を検討しているのか、外部有識者とはどなたを指すのか、これについて質問いたします。
答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)
病院内組織における経営改善の動きというご質問であります。まず、昨年回復期病床を実は12床導入したというところでございます。今収益を改善していく上で、当然患者数を増やさなければならないというのが一番の目標でございます。ただ、いきなり患者数を増やすといっても、すぐ5人、10人と患者が入ってくるわけではございませんので、患者数を増やすと同時に今の診療報酬、また施設基準の単価、これが今の病院のスタッフでどれだけ稼げるのかというのを病院の組織の中で議論して、実は回復期病床にもつなげたというところでございます。そういったことで、徐々にではありますが、診療報酬の部分がかなり獲得するものも増えましたし、現在も今いるスタッフの中で、限られた中で職員を増やすことなく取れる加算、これをみんなで検証しながらやっているというようなところでございます。それと、専門家につきましては、総務省のほうでも各自治体のほうで手を挙げてということなのですが、経営改善のマネジメント事業というのが総務省でありまして、これは総務省のほうで講師に関する費用負担を全部出していただける事業なのですけれども、過去2年、また今年もこの事業に手を挙げた中で当院の経営の分析、また診療報酬に向けた改善はどこをしたらいいか、職員に対しての教育も含めてご相談をしているというような状況でございます。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。十勝管内の芽室町が運営する国立芽室病院の収支が2022年度、3年連続で黒字を記録しております。19年度まで8年連続で赤字だった病院が、職員一人一人が経営に参加し、町民に病院を身近に感じてもらうアイデアを実践する試みに着手し、黒字に転じているわけです。医師不足、隣接する帯広市の病院との競合で患者離れが進んでおりましたが、かかりつけ医としての体制を強化、総合診療科を新設して常勤医を全体で8人から11人に増やしたそうです。庁内の連携も必要ですが、ぜひ先駆的な自治体との交流を加速させる必要があると私は考えますが、いかがでしょうか。
答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)
ご質問の中で公立芽室病院のお話が出ましたが、公立芽室病院、確かにご質問にあるとおり、2019年に厚生労働省が合理化が必要な全国の自治体病院ということで、それに白老町立病院とともに入っていた病院でございます。その後経営改善のほうをかなり院長先生、事務長を中心にやって効果を上げているということは我々も聞いておりますし、規模、またいろいろ抱えている医療体制だとか違いはあれど、そういった先進的な自治体病院の動きというのは捉えながら、参考にできるものは参考にしながら今後の経営改革プランの策定に向けて取り組んでまいりたいと思います。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。次、2項目め、救急医療体制の充実についてであります。私の聞き取りでは受入れについても課題はありますが、受け入れた後の対応に不満を募らせる町民が多くおります。例えば深夜に救急搬送されましたが、診療のみで帰ってよいと言われたと。しかし、独居であり、近隣に親戚もいないと。タクシーも営業は終了しているが、帰ってくれと言われ、やむなく近所の人をたたき起こして迎えに来てもらい帰宅したと、こういったような実態もあるわけです。このような現状についてまちの受け止めはどのように捉えておられますでしょうか。
答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)
救急体制についてのご質問でございます。私も救急に限らず、いろんな町立病院に対する苦情、またご意見、いろいろお受けするという立場にございます。そういった中で、一番町民の方から言われるのは町立病院にかかりたくても断られたと。例えばちょっと傷を負ったのを診てほしいと思って行ったら、診てくれなかったという声が一番多く聞きます。その次に多い苦情としては医師や看護師に対する言動だとか対応策についてということでいろいろ意見を言われる、お話を聞く機会がございます。こういった声の中に町立病院の信頼回復のための鍵というか、そういったヒントがあるということで捉えていまして、今の救急のご質問なのですけれども、どうしても病院側からすると、救急告示を取っている医療機関ですから、まず全て受けないといけないというのが原則でございます。ただし、診る時間帯に専門医がいないだとか、検査ができないだとか、何か病院の都合でお断りをする場合は出てくると、これはどうしても出てくるということでございます。ただ、そのときに答え方というか、町民の方、また患者の方に対する対応策を病院として、地元の医療機関として次の医療機関はこういうところがありますだとか、今こういう状況だから受けられないのだけれどもというような、そういう理解をしていただく、そういった納得する説明というか、これはしていく必要が実際にあると捉えておりますので、まずは救急を受けるというのが1つ、それと対応の仕方、そこをしっかり考えていきたいと思います。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。町長は、この病院の関係ではうみを出すとおっしゃっております。本気で臨むのであれば、現場、町民の身近な声が届く高齢者介護課のスタッフであったり、消防の職員から形成されるワーキングチームをつくり病院の体質改善を図るべきと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
先ほど芽室病院の改革についてお話がありました。私も新聞やネットでどういう取組がなされているのかということで確かめたのですけれども、一番のところは病院職員の中での経営意識がどう醸成されなければならないのかというあたり、これは今回の議会の中でもこれまでも、いろんな部分で意識改革ということであります。もう一つは、組織的に見たら病院だけの委員会だけではなくて、町長部局も含めての経営会議だとか、それから町民の皆さんの支える会だとか、そういうつくり方というか、つながりの中でああいうふうに改善が図られていったのだと思うのです。そこには医師を獲得するだとか様々な具体的な病院内部での改革はあったのだと思いますけれども、今ワーキングチームという言葉でお話がありましたけれども、つながり、今までどちらかというと町長、私や理事者が院長と話をして、経営的にはこうだとかということで、町部局と病院の関係というのはそうであったことが多いのですけれども、これから根本的に町長が言ううみを出して改革ということのためには、もっと役場目線での病院改革を強めていかなければならないのではないかとは思っています。そういう手法としてこういうワーキングの在り方も考えたいと思います。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。3項目め、人工透析患者の皆さんの現状についてと4項目めの1点目、きたこぶしの赤字見込額とは関連しますので、これを併せて質問いたしますが、まずは透析患者の皆様、当事者や家族の思いは、この答弁でいくとより近い場所で透析を受けられることがとありますが、実際どうでしょうか。白老町立病院にてこの機能を設けていただきたいという声が私には届いておりますが、現場としてはどのように届いておりますでしょうか。
答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)
人工透析に関するご質問でございます。切なる思いと今回ご質問がありました、透析についてはかなり時間がかかる処置でございます。また、時間のかかる処置に時間をかけてバスに乗って町外の医療機関に行くということで、本当に事務長、これは1日がかりだよというような話は私も実際患者の中からお話を受けております。そういった中で、町立病院でできたらいいのにという声も届いているのも確かでございます。人工透析につきましては、以前から新病院においてそういった機能を持たせられないかということで多方面からも検証した経緯がございます。そのときに臨床工学技士という国家資格を持った専門医が必要だとか、設備的な部分できれいな大量の水が必要だとか、いろいろな部分の課題もございました。1点大きかったのが、現在町内から行っている町外の医療機関の方から、そこはやはり患者確保という各医療機関の都合もあるものですから、それが町立病院のほうで行かれるとなかなか難しいというような話もあったり、いろんな課題があった中で断念したという経緯がございます。冒頭で述べたように、新病院の機能につきましては人工透析は今計画にはございません。ただ、先ほど申し上げたとおり、透析患者さんの切なる思い、こういった声は、これは病院だけではなくて町全体としてもこういう声があるということは真剣に向き合っていかなければならないと考えております。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。きたこぶしの平均入所者数の19.01名が3名という報告、約6,000万円の赤字見込額が想定されるということであります。6月30日現在3名の入所者しかいない実態を見て、本当に町民から望まれていた施設機能なのでしょうか。透析病棟を19床想定した場合、1人当たりの診療報酬額は3万円であります。週3回の通院となりますから、1日15名で試算すると年間で1億4,000万円の収入が図られます。もちろんそこには専門のお医者様の人件費等も出ますけれども。もう一つ、では介護医療院とするよりも透析病棟とするほうがより収益を上げ、町民に求められた病院づくりになるのではないでしょうか。理事者、いかがでしょうか。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
ご指摘があった経営的なことについては、新病院を目指したときにもこの議会の中でも十分議論してきた過程があります。ですから、私たちもそこの収入、今も言ったように経営的収入の面からいけば確かに透析がということはあって、そういう実態も本町にもあるということは踏まえたところですけれども、事務長が答弁したようにハードルが高かったと。そういうことで今回の新病院の中では透析の機能というのは省かせていただいております。同時にそこのところが今回介護医療院ということで、これからの介護の状況をうちの高齢者人口を見たときに必要ではないかということで、その病棟の造り方をしております。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。4項目めの2点目と3点目に関連して、虐待防止法の関係であります。令和4年12月12日開催の全員協議会では、高齢者介護課長はこのように報告しております。読み上げます。町は、高齢者虐待防止法に基づく虐待の認定等を行っております。虐待においては、10月20日に北海道とともに立入調査を行い、10月31日にケース会議といいまして、コアメンバー会議ということで虐待のいろいろな資料、そこから聞き取りの結果を基に10月31日で認定を行っておりますと。それを基に11月4日に高齢者虐待防止法に基づく調査結果を通知し、なおかつ改善計画の作成をきたこぶしに町長名で依頼しておりますと答えております。私は、今回の質問ではなぜその調査結果をきたこぶしが公表しないのかということを質問しておりますので、再度確認いたします。
答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)
調査結果につきまして公表のご質問でございます。施設として虐待認定を受けて、今いろいろ北海道の行政指導に基づいた改善計画を出したり、施設の中で改善に向けた各種委員会を立ち上げて運営もしているというような状況でございます。施設として申し上げたいのは、法的な部分とかではなくて、こういった施設として事件を起こしてしまったというところで、まだまだこれは施設としても終わるというか、終結するものはかかると思っております。改善途上にある中で公表するタイミング、そういったところも実はあるのですけれども、ただ施設として言いたいのは、1答目でお答えしたとおり、これは公表に向けて考えを持ってございます。ただ、それの内容について、来週28日も保健所の監査等も入ります。いろいろ北海道にもご相談もしてございまして、ここについてはしっかり納得いただけるような内容で公表しなければならないと施設としても考えておりますし、そこははっきりいつ、こうだというような回答が今申し上げられない中ですけれども、施設としてはしっかり公表する考えは持っているということで答弁させていただきたいと思います。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。令和5年3月15日開催の全員協議会、事務長の報告です。このようにありました。被害者の方に対する施設のこれまでの説明とおわびを含めてこの3か月間してきたかというところでありますが、こちらについては施設のほうからはまだ何もしていないという状況でありますということでありました。そこで、その後の対応はどのようになっているか確認いたします。そして、私は今回の答弁にある施設として公表する方向で進めてまいりますではなくて、被害者、そのご家族の方を集めて説明と謝罪をすべきと考えますが、いかがでしょうか。
答弁 病院事務長 村上弘光(病院事務長は2024年3月まで)
私の3月15日の全員協議会に対するご質問でございます。4月からまた3か月がたってしまったというような状況なのですが、現在利用者、ご家族、退所された方、現在いる方含めて施設としてはまだ何もしてございません。そこが先ほど答弁しているとおり、施設としては当然これは公表する、説明もしなければならないと思っております。また、その公表の仕方が議員がおっしゃったように全員集めて説明会みたいなものがいいのか、それとも各個人宅に赴いて説明するのがいいのか、その辺りの公表の方法、そちらも関係機関とも関係課ともしっかり調整しながら取り組んでまいりたいと思っております。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。病院の改築というのは白老のまちづくりにとって一大プロジェクトであります。だからこそ、慎重な議論が不可欠であります。多額の費用をかけて立派な建物を完成させても、まちの医療に対する町民の不満や不信感を払拭できないままでは意味がありません。ただ建設ありきで拙速に進むのではなくて、一度立ち止まって考える勇気も必要であると考えるのです。だがしかし、これは国からの貴重な補助金も入っているわけですから、それであれば今回議論させていただいた中では、職員は日夜、日々頑張っていろいろ取り組んでいただいている、それはもちろん私も分かるのですが、もう一つ大事なのは町民のための町民の病院であるという認識が必要だと考えますので、そこも含めてどうでしょうか、もう一つ病院に対する建設ありきではないというか、これは失礼なことかもしれませんけれども、そうではないという理事者の姿勢を確認させてください。
答弁 町長 大塩英男
これまで議員、病院ときたこぶしの関係についてご質問をいただきました。病院の一連の問題と、あときたこぶしの虐待の問題につきまして、本当に町民の皆さんに大変ご心配をおかけしているということで、私からも大変申し訳なく思っております。ずっとこれまでの町立病院については改築ということで着手をして建物は新しくなる。ただ、その中身が伴ってこないと本当の意味での新しい病院というのはスタートできないという思いから、私はこれまでのいろいろな病院問題については、現状といたしましては私も正直な話分からない部分もあったりするものですから、内部の調査委員会を立ち上げてこれまでの過去の部分もきれいにうみを出すといいますか、きちんとして新しいスタートを切ろうと考えております。さらに、きたこぶしの問題については、議員からご指摘をいただいたり、各議員の皆さんからお話があるように、問題が発生してからその後どうなったかということは町側から説明しておりません。ですから、昨日お話をしたように、きちんとこれはお話をさせていただきたい。これは、きたこぶしの今後をどうしていくかということも含めた中できちんと時間を取って議員の皆さんにご説明をさせていただきたいと思っております。ただ、きちんと過去の問題は過去の問題として解決しなければならないというのは重々承知しているのですけれども、まさしく今はもう新しい病院づくりというのは着手していますので、前に進まなければならないことは前に進めなければならないと私は思っていますので、町民の皆さんにとっての町立病院でありますので、今回も所信表明をさせていただいたように、寄り添う病院づくりを目指してきちんと新しい病院に確実に前へ進めるように全力を尽くしてまいりたいと思います。
再質問 3番 貮又聖規
3番、貮又です。