みんなの議会

ニセコ町議会 令和8年第4回定例会 2026年6月17日

「後志自動車道事業に伴う地域要望は都市計画審議会への検討対象ではないか」

2026年6月17日、ニセコ町議会の一般質問で、高木直良議員が質問し、町長 田中健人、企画環境課長 桜井幸則が答弁しました。

質問者
高木直良 議員
答弁者
町長 田中健人、企画環境課長 桜井幸則

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

議員の質問 3番 高木直良

3 つ目の質問であります。後志自動車道事業に伴う地域要望は都市計画審議会への検討対象ではないか。ニセコ町都市計画審議会は都市計画法第 77 条の 2 第1 項に定める都市計画に関する事項を調査・審議する機関として、本町の都市計画行政の円滑な運営を図るため(ニセコ町都市計画審議会条例第 1 条)ということで設けられております。北海道開発局小樽開発建設部が後志自動車道のニセコ町内での事業計画の説明会及びその後の企画環境課主催の勉強会で、そのルートや構造、インターチェンジの概要が示されましたけれども、地域住民からは多くの要望・意見が出されました。①後志自動車道はニセコ町のまちづくり、すなわち都市計画行政と密接に関わる事業と考えますが、いかがでしょうか。②第 6 条で審議会は町長の諮問に応じ、都市計画に関する諸般の事項を調査審議するとしております。町長は町内で行われる後志自動車道事業に伴う地域町民要望の諮問の対象となるものと考えますけれども、いかがでしょうか。

答弁 町長 田中健人

ただいまの高木議員の質問に、順を追って御回答したいと思います。まず 1 点目についてでございます。後志自動車道のニセコ町内での事業計画は、高木議員のおっしゃるとおり、町内の交通ネットワーク、土地利用、産業振興など大きな町に影響を与えるものであり、町のまちづくり、すなわち都市計画行政と密接に関わる事業であると認識をしており、ニセコ町の長期的な発展方向を左右する重要な要素であるととらえております。2 点目についてでございますが、後志自動車道は北海道開発局が事業主体となり、多くの市町村を通過する広域の事業であり、ニセコ町単独の都市計画審議会において町が審議する事業に該当しない案件であると考えております。また、本事業のルート選定、インターチェンジの位置、構造などの基本的な事業計画は北海道開発局が広域的な視点から決定する23ものであり、私町長が諮問するということではないものであると受け止めております。なお参考までに、近隣の町村におきましても、こうした都市計画審議会等で審議をされたということはないと理解をしております。以上、御理解のほどよろしくお願いいたします。

議員の質問 3番 高木直良

1 点目については、私の質問の趣旨を肯定されて、まちづくりに関することで対象になるといいますか、都市計画審議会と密接に関わるものということについてはお認めになりました。一方 2 点目については、広域的なことであるので対象にするものではないという答弁でした。まとめて再質問させていただきますけれども、都市計画審議会条例第 6 条の 2「審議会は都市計画に関する事項について関係行政機関に建議することができる」と書かれております。ここで言う関係行政機関というのは、今言った広域的な行政を担っている小樽開建の事業も含まれているということが明確に書かれていると私は思っております。建議をするということは内容について審議をしていくと。私が質問しているのは、地域からいろんな要望が出されています。先ほどの篠原議員からの質問の回答、やりとりにもあったように、眺望も含めて様々な影響があるわけです。先ほど答弁ありましたように、道の駅の位置をどうするかとか、あるいは自動車道が完成することによって起きる交通量の増大による渋滞の問題でありますとか、今のルートを前提としますと間に農地もございます。農業者の方にとっては大変な問題なんですね。畑作をしているど真ん中ですね、ほぼ真ん中を分断されるということで、農作業にものすごい影響が生じます。それと有島地区の方からは、眺望の問題についても再三にわたりまして勉強会で要望が出されております。事業を是とするか否とするかということを審議しろということではないんです。今申しましたように、このルート、あるいは開建が考えている構造による地域への影響です。住民の方たちの生活、生業、そして交通の流れ、眺望、景観ですね。こういった大きな影響が、まちづくりにも影響してくるということなんです。まさに都市計画審議会が審議する内容ではないかということで申し上げてるわけです。改めて私今ここで町長が諮問してくれということではないんですけども、諮問可能な条文が含まれていると私は思っていますので、諮問事項であるかないかをお尋ねしてるわけです。改めてお聞きします。

答弁 企画環境課長 桜井幸則

ただいまの高木議員の御質問にお答えしたいと思います。都市計画審議会における町長の諮問についてでございますが、町長が諮問するものとしては、例えばこういったものという事例はあるものの、これを町長の諮問とするといった規定はないと思われます。大前提としてあるのが、今回のこの道路事業につきましては、議員もおっしゃるとおり、この道路の決定権については町にはございません。ルートの決定、あるいは構造の決定なので、これを公的なこの町の審議会として審議するものではないので、そこに対して町長が諮問するものでもないと。繰り返しになりますけれども、町長が諮問す24るものとしては町長の意思決定が一番重要であるので、それに対してのルールとか基準はないという理解で私は考えてございます。

議員の質問 3番 高木直良

答弁が非常に矛盾してると私は思ってます。先ほどの篠原議員とのやりとりの中でもありましたように、要望はいろいろ聞いていきます、それを伝えますと言いつつ、そういう場面を想定しながらも、都市計画審議会という公の条例に基づく場がありますが、その場では先ほどから繰り返し言ってるように、この事業について是非を審議するなんてことは言ってないわけです。それによって生じるニセコ町のまちづくり、非常に大きなインパクトがあるわけです。いろんな要素でインパクトが出てきて、それに対して町民が具体的に要望を出してるわけです。そのことをテーマにした諮問をすべきではないか、すべきっていうか諮問対象になるのではないかということを聞いているわけです。対象になるかならないかを聞いてます。今桜井課長がそういう諮問のいろんな、具体的な条件とか項目はありませんって言うんですけども、それはそうですよね、条例に具体的にどうこうというのはないんです。ですから、町長がそういうまちづくりへのインパクト、不安、要望、こういうものが町民から出てるわけですから、それを町長がちゃんと酌み取って、こういった機関で議論をしていただくと。私は同時にですね、この審議会だけ、その中だけの議論とは考えておりません。同時に都市計画審議会がもし仮にそれを素材にして審議するということになれば、広く町民から意見を聞く場も当然抱き合わせでやっていくと。審議過程の中できちっと時間をかけて、場合によっては第三者ということでまちづくりに精通した大学の先生も入れてもいいと思いますし、審議会そのものをもうちょっと人数を増やすとか、そういう形をとってもいいと思います。やり方はいろいろあると思いますが、先ほどの答弁で町民の意見はちゃんと聞いていきますと言っているのであれば、私はこういう場を活用してぜひ場合によっては建議できるとうたっているわけですから、小樽開建に対してこういう要望がまとまったので建議しますという風にやっていただきたいと思います。ですから、そういう項目としては成り立つのではないかという質問でありますので、よろしくお願いします。

答弁 企画環境課長 桜井幸則

ただいまの高木質問の再々質問にお答えしたいと思います。繰り返しになりますが、沿線の住民の方からの御意見の徴収といたしましては、有島地区、元町地区の勉強会を開催いたしまして、そこでの御意見や要望などは確実に事業主体である小樽開建のほうに伝えているという現状がまずありますので、これについては御理解いただきたいと思います。それと、今回のこの都市計画審議会への諮問の対象になるかならないかというところを質問されていらっしゃいますが、これも先ほどの繰り返しになりますけども、町がこの事業に対して何か疑義を生じているということではなく、町としてはこの事業を進めていくにあたって町長が諮問するものには該当しないというのが基本的な考えにあると思ってござ25います。

議員の質問 3番 高木直良

先ほど言いましたが、桜井課長の今の答弁は全然私の質問の趣旨に答えた内容ではありません。さっきから言ってるように、私は事業をやるやらないとか、そういう話を都市計画審議会でやってくれと言っているんじゃないんです。それから地域要望、住民要望を受け止めますっていうだけじゃ駄目なんです。まちづくりってさっきから出てる、例えば道の駅の位置の問題だったり、交通の安全性の問題だったり、農地の問題だったり、いろいろあるわけです。そこは何て言いますかね、要望があるなしにかかわらず町としてこのまちづくりをどう考えるかということを、審議会でやってほしい、やるべきだっていうことを聞いてるんです。桜井課長の答弁は全くずれてると私は思っていますので、町長からもう一度答弁を聞きたい。

答弁 町長 田中健人

ただいまの高木議員の質問に、最後私のほうからも回答したいと思います。非常に簡単ではない内容かなということでございますが、先ほどの桜井課長の回答と重複するところもございます。また、議員からは都市計画審議会で諮問をするべきだ、対象になりうるのではないかということでございますが、現段階において私自身、町長の権限において諮問ができる、諮問対象であるという考えはございません。というのも、先ほどの篠原議員の回答とも重なる部分、繰り返しになる部分ございますが、この事業についてはかねてから事業化をされ、ルートも策定が示されたのが昨年度というところでございますが、これまでの中で町としては要望をしてきたと。あるいは現段階においても、本事業を要望しているという立場において、この事業自体の進捗状況に大きく影響を与えかねないという観点もございます。同時にこの事業を早く設置してほしいという声があるということも、まず私は受け止めないといけないのかなと思っています。一方で、先ほど沿線住民の方を中心に疑問に思う、あるいは心配に思う声についてもしっかりと受け止めていくということも答弁させていただきましたが、こちらは審議会の場に限らず声を聞いて受け止めていく、あるいは個別の勉強会なり、説明の機会も含めて既にやらさせていただいてる部分もございますが、そういった意味において審議会で取り上げることが声を聞いて受け止めるということだけではないのかなと私は考えております。いずれにしましても、今回私は選挙を踏まえてこの立場に立たせていただいているというわけでございますが、本事業について大きく反対である、もうやめてほしいんだという声があったというわけではなく、私は町としてはしっかりと要望しているものだと。私自身もこの事業については早期に開通をしていただきたいということで強く求めており、国や開発局に対して要望しているということもございます。また、政治の連続性という意味においても、先ほど別の質問でしたが大野議員からは町長が代わって考え方が変わるということはあり得ないだろうというような趣旨でも質問がありました。私は一定程度この町政の安定26という意味においては、政治の連続性というものも決して軽視するものではないというふうに考えております。長々と説明しましたが、結論として現段階において、ニセコ町の都市計画審議会でこの事業について私が諮問するということについてはその対象ではないということは、重ね重ねですが答弁をさせていただきます。

出典:ニセコ町議会 令和8年第4回定例会 2026年6月17日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる