白老町議会 令和元年定例会9月会議 2019年9月5日
少子化における子どもを元気にする環境づくり
2019年9月5日、白老町議会の一般質問で、山田和子議員が「少子化における子どもを元気にする環境づくり」について質問し、町長 戸田安彦、学校教育課長 鈴木徳子、建設課参事 舛田紀和、副町長 岡村幸男、企画課長 工藤智寿、生涯学習課長 池田誠、副町長 古俣博之、子育て支援課長 渡邊博子、教育長 安藤尚志が答弁しました。
- 質問者
- 山田和子 議員
- 答弁者
- 町長 戸田安彦、学校教育課長 鈴木徳子、建設課参事 舛田紀和、副町長 岡村幸男、企画課長 工藤智寿、生涯学習課長 池田誠、副町長 古俣博之、子育て支援課長 渡邊博子、教育長 安藤尚志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 山田和子
1番、山田和子でございます。子どもの成育環境が後の体力、知力、生きる意欲にまで影響を与えると言われております。少子化が急速に進んでいる現状下で自治体としてどのように子どもを元気にする環境を整えられるのかお尋ねします。(1)、現状及び問題点について。①、子どもの体力の現状について。②、体力低下の要因と社会的背景について。(2)、少子化による影響について。①、体育事業、スポーツ少年団活動などにおける課題について。②、冬の体力づくりについて。(3)、外遊びの重要性について。①、公園の整備計画と方向性について。②、自然の中で遊べる環境について。以上、6点お尋ねいたします。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
少子化における子どもを元気にする環境づくりについてのご質問であります。1項目めの現状及び問題点についてであります。1点目の子どもの体力の現状についてでありますが、10年前に全国平均を下回っていた体力調査では、各学校の取り組みの工夫や充実によって小学校の男女とも体力合計点が全国平均より高い結果となっております。中学校では、男子が全国平均と同程度でありましたが、女子は全国平均を下回る結果となっております。このことから、白老町の児童生徒の体力は年々改善しつつあると捉えております。一方、肥満の出現率については全国的な状況と同様に増加傾向となっております。2点目の体力低下の要因と社会的背景についてでありますが、一般的に昔に比べて現在の子供たちの体格はよくなっているものの、体力が低下していると言われております。主な要因として、生活様式や家庭環境の変化、外遊び、集団遊びの減少などが指摘されております。2項目めの少子化による影響についてであります。1点目の体育授業、スポーツ少年団活動等における課題についてでありますが、竹浦小学校、虎杖小学校の体育授業では児童数の減少により集団で行う球技において2学年合同で行うなどの工夫をしております。また、スポーツ少年団活動については、少子化によって地域ごとの活動が難しく、統合により活動を継続していることから、活動場所への保護者による送迎が必要であることが課題となっております。2点目の冬の体力づくりについてでありますが、小学校では現在ポロト湖においてスケート学習を行うことができないため、ユニホックなど室内を中心とした体力づくりに取り組んでおります。また、社会教育事業ではGenキングしらおいが桜ケ丘運動公園でウインタースポーツフェスティバルを開催し、子供たちが野外で体を動かす機会の創出に努めております。3項目めの外遊びの重要性についてであります。1点目の公園整備計画と方向性についてと2点目の自然の中で遊べる環境については関連がありますので、一括してお答えいたします。現在の公園整備につきましては、平成24年度策定の公園施設長寿命化計画に基づき遊具の更新を実施するなど、公園機能の充実化を図ることを目的に日々の維持管理に努めてまいりました。また、子供たちが自然と触れ合える場といたしましては、町のシンボル的公園として親しまれている萩の里自然公園が供用開始以降、地域の子供たちを含め誰もが自然に親しめる環境が醸成されております。今後におきましても引き続き地域環境に即した公園整備を進めてまいりたいと考えております。
再質問 1番 山田和子
1番、山田です。全て関連性がございますので、6点を一括して再質問させていただきます。平成29年度の文部科学省の調査結果で子供の体力、運動能力の年次推移の傾向を見ると、項目によっては横ばいまたは増加傾向にありますけれども、50メートル走や持久力、ボール投げなどは昭和61年に比べると低下傾向にあります。本町の子供たちも合計点では全国平均よりも向上しているのかもしれませんけれども、昭和の子供たちに比べてみると体力が落ちているのではないかと思いますが、その辺を伺います。
答弁 学校教育課長 鈴木徳子(学校教育課長は2024年3月まで)
昭和の子供たちと比べてという点でお答えしたいと思います。文部科学省の調査によって出されているものがありますので、その辺についてお答えしたいと思います。体力、運動能力の低下については、昭和39年からこの調査について行われているのですけれども、調査開始以降昭和50年ごろにかけては向上傾向が顕著であると言われております。昭和50年ごろから60年ごろまでが停滞傾向でありまして、その後昭和60年ごろから低下傾向が続いているとなっております。また、比較されたものとしましては、親の世代と今の子供たちの比較のものがあるのですが、50メートル走については男子はほぼ同じでありました。ただ、女子については親の世代が50メートル走、秒で9.0秒が9.1秒なので、0.1秒遅いという結果になっていることと、それからソフトボール投げについては親の世代は男子は34メートルであったところが今の子供たちが26.8メートルなので、7.2メートル減少しております。それから、女子については親の世代が20.5メートルだったところが16.3メートルというところで低下している現象として捉えられております。
再質問 1番 山田和子
1番、山田です。体力は人が知性を磨き、知力を働かせて活動していく源である、また知識を過度に重視する大人の意識は子供の外遊びやスポーツの軽視につながったとの指摘が中央教育審議会の答申でも明記されております。体力低下の社会的背景には、外遊びの現象が大きな要因の一つではないかと考えています。今お話にもあったように、昭和50年ぐらいから低下ということですが、1960年代に車社会が発達し、それまで道路が遊び場であったのに道は危険なもの、遊んではいけないものへと変化していき、同時期にテレビの普及により外遊びから室内遊びへと変わっていきました。最近では、スマートフォンなどの携帯ゲームや動画視聴などでますます子供たちが外で遊んでいる姿を見かけなくなりました。運動の機会の現象や生活習慣の乱れが生じてきており、子供の体力、運動能力は長期的に低下傾向にあるとの指摘もありますが、本町の子供たちにメディアとのかかわり方や生活習慣についてどのように指導されているのかお尋ねします。
答弁 学校教育課長 鈴木徳子(学校教育課長は2024年3月まで)
アウトメディアの取り組みかと思います。保護者への説明の機会等通じましてアウトメディアの取り組みについて、それからスマートフォンや動画、テレビとのかかわりについての指導を行っていることと、それから中学校においては生徒会の活動の中でメディアとのかかわりについての取り組みを行っているなどアウトメディアの取り組みを進めているところであります。〔「生活習慣」と呼ぶ者あり〕
答弁 学校教育課長 鈴木徳子(学校教育課長は2024年3月まで)
生活習慣の部分については、学校の中でも指導はしておりますが、なかなか改善はされていない状況ではありますが、このアウトメディアに絡めて早寝、早起き、朝御飯の取り組み等も継続を行っているところであります。
再質問 1番 山田和子
1番、山田です。今出ました早寝、早起き、朝御飯の取り組みは本町においては全小学校、中学校2校とも取り組んでおられて、そういった指導は随分進んでいると思いますし、メディアに触れる時間も含めていわゆる生活全般の生育環境をよくしようという啓蒙、啓発というのは行われていると承知しております。白老町子供の生活実態調査でも平日の放課後、ほとんどの子供たちが自宅か友達の家で過ごしている様子がうかがえます。中学生は7割が部活なので、学校で過ごしています。小学校5年生の9.4%が公園やグラウンドなどの屋外で週3日か4日過ごしているという結果でありました。9.4%しか外遊びをしていないということです。その生活実態調査の自由記述のところに、小学校5年生のお子さんですけれども、放課後に遊びに行くのが余り少ないので、もう少し外で体を動かしたいですと書いてくれた子がいます。そのような子供が多くいてくれればと願いますけれども、公園の遊具のニーズが合っていないのではないかという懸念と公園に魅力を感じないのではないでしょうか、外遊びについて。白老町にとって公園とはどのような位置づけになっておりますか。
答弁 建設課参事 舛田紀和
公園の位置づけについてのご質問であります。一般的に公園の位置づけといいますのは、都市、それから地域が豊かに緑に覆われて、町民がくつろいだり体を動かしたりできる場というものが公園の定義、位置づけとなってございます。現在白老町では、町内30の都市公園がございます。いろいろな種別の中で街区公園ですとか近隣公園、運動公園とそれぞれ区分はされておりますが、そういった町内にある都市公園の共通的に言える効果、必要性といいますのが健康レクリエーションの空間提供を図りながら心身の健康増進をもたらす場であるとか、あとは子供の健全育成の場の提供することで子育て、教育の効果を図る、また地域のコミュニティ活動、そういった部分の拠点として町民参加の場であります。それから、災害発生時の避難場所、そういった部分での地域の安全性確保を図ることで防災性の向上につながっていくですとか、あとは自然形態の生態育成の維持、それから自然と触れ合う環境の場と、そのほかにもいろいろと一般的にはそういうものがございますが、このようなふだん何げない利用している公園でありますが、さまざまな面において重要な役割というのをもたらす施設であるという認識は持っております。小さい子供から高齢者、お年寄りの幅広い年齢層の方が身近に利用できる憩いの場という考え方を町の公園としては捉えております。また、遊具のニーズの部分でございますが、基本的に現在設置、供用開始されてもう40年以上が経過している公園がほぼほぼでございます。その当時のニーズに合わせて今現在の公園遊具というのは設置をされております。議員がおっしゃるとおり、遊び方の今までの社会情勢の変化の中で子供の遊び方というのも変わっております。子供だけの遊具ではなく、今少子高齢化の部分でいきますと他の地域では高齢者向けの健康遊具を設置するような公園も多々出ている状況であります。そういった部分でいけば、今現在の状況は設置当時のニーズでありますので、今後の今現在のニーズという部分でいけば多少なりともかけ離れている部分はあるかという認識でおります。
再質問 1番 山田和子
1番、山田です。今お話があったように、遊具が老朽化していて魅力がないというところは誰もがうなずくところであると思うのですけれども、子育て世代の方とお話をするとよく出てくる要望が遊具を充実してほしいということです。公園の長寿命化計画はあるという答弁をいただきましたけれども、財政面からも公園整備については優先順位が低くなることは十分承知しておりますけれども、今お話にもありましたように少子高齢化における公園の方向性というのは壊れてきたから整備して直すという方向のままでいいのかどうなのか。改めて公園の方向性について見解を伺います。
答弁 副町長 岡村幸男(副町長は2019年11月まで)
今議員からのご質問というのは、子供の成長においてやはり健康な体をつくるですとか、それから子供同士のコミュニケーションを高めたりですとか、そういういろんな外で遊ぶ経験を通して成長していくのではないかという、そういう中での公園のあり方というか、公園の整備についてのご質問だと理解いたします。今公園の位置づけについては、担当参事のほうからお答えしたとおり、さまざまな公園の役割というか、機能があるということであります。その辺も私どもも十分その必要性とか効果ということは認識しているところであります。人口減少、それから少子高齢化という中の課題において、先ほどの子供を外で遊ばせるということも含め、それから子育て支援においてどのような政策をとっていくのかというのは、昨日のご質問の中でもあったとおり、やはりそういう中での子育てしやすい環境をつくっていくですとか、充実していく、それから子供だけに限らずお年寄りの健康のための施策としても公園の果たすそういう役割というのは大きいと思います。そういうことからすれば、結構今古いという、そういう公園ですね、今公園の遊具の更新ですとか限られた財政、予算というか、予算の中で行っている状況でございますが、遊具そのものが年数がたってきている中で、当時とのやはり設置の考え方ですとか公園に対する求められる機能というのでしょうか、そういうのものが確かに今参事のほうからも答弁あったとおり実情は変わってきているのだろうなというところはそのような理解をしなければならないなと思います。ですから、そういう意味でこれからの公園整備という部分で方向性ということで考えれば、やはり地域が必要とする公園はどういうものなのかですとか、先ほどのお母さんたちからの話の中で遊具はということもあろうかと思います。そのニーズを踏まえた中でやはり今後の公園については考えていかなければならないと思います。今第6次の総合計画を策定の最中であります。そういう中では、町民意識調査もしておりますが、必ずしも公園の整備というのは高い要望の位置づけには実は意識調査の中ではなってはいないのですけれども、今お話しした観点からいいますとやはり取り組むべき施策だと考えておりますので、6次の総合計画の中ではきちんとした検討を進めていきたいと、このように思います。
再質問 1番 山田和子
1番、山田です。地域によって必要となる公園のあり方というのは変わってくると思うのです。集合住宅というか、公住にお住まいの方の近くにある公園は、もしバーベキューコンロのような耐火れんがでつくったようなのがあって、木のベンチが置かれているような公園があればそこで、公住の中では焼き肉ができないし、ベランダもないから、そういうこともできないけれども、地域の人が家族でそこを利用したり、また地域でコミュニティをそこでつくったりということも可能ということが考えられるので、要望として公園が低くなるのはやはり予算づけのときに低くなるのと同じで、自分のまず生活の要望がいろいろアンケートでは出てくると思いますけれども、コミュニティを形成するツールとしても健康を増進するツールとしても公園及び外遊び、外に出てくるということは仕掛けがすごく大事なことだなと考えておりますので、ぜひ6次の総合計画の中には、優先順位は低くてもしようがないとは思っておりますが、ぜひ考えていただきたいと思っております。子供たちは、少子化によってさまざまな生育環境の悪化を経験しています。体育の授業、2学年合同で行われているという工夫もされておりますけれども、特に小学生では1学年違うと力の差もあり、できれば以前答弁いただきました学校間の小小連携というのですか、そういうことで合同授業が行われたほうがよりよいのかなと感じたのですけれども、その辺いかがでしょうか。
答弁 学校教育課長 鈴木徳子(学校教育課長は2024年3月まで)
小小連携についてお答えしたいと思います。特に竹浦小学校や虎杖小学校のように学年の人数が少ない部分については、保護者のほうからも集団で行うような、集団が必要なスポーツについて、人数をある程度狭めてやるような経験等もありますので、そのあたりは保護者としても、野球が9人でやるところを5人でやるようなルールに変えてやるとかやっている現状もあるのも保護者の方は重々ご存じで、それはやはり集団のスポーツの経験もさせたいという保護者の意見も当然あります。そのあたりについては、学校としても重々わかっておりますので、今集合学習でさまざま行われてはいるのですが、ことしについてはゲームと交流を中心としたものについて集合学習に取り組んでおりますが、来年度に向けては体育的要素があるような、ドッジボールですとか、そのようなことができないかということで今準備を進めている最中でございます。
再質問 1番 山田和子
1番、山田です。学校間の合同授業というのはとても授業の組み立てからいろいろ連携が大変かとは思いますけれども、ぜひ少子化によるそういう体育の授業、経験できないことのないように努力していただきたいと思います。スポーツ少年団も少子化によって少し遠いところへ移動しなければならなくなっております。保護者が働いていて送迎ができないという理由でスポーツや習い事を諦めている子供も少なくないと思います。このたびアイヌ施策推進法に基づく地域計画策定と交付金事業の説明がありました。その中で生活バス運行のデマンド運行があります。このデマンド運行を高齢者だけではなくこうした子供たちや、あるいは小さなお子さんを抱えていらっしゃるお母様、保護者の方も手軽に利用できるような工夫をするべきと考えますが、見解を伺います。
答弁 企画課長 工藤智寿
デマンド交通の関係ですので、私のほうから答弁させていただきたいと思います。スポーツ少年団の関係で私も個人的になかなか集まるのに大変だということをお聞きしておりますし、そういう声があるというのも承知しているところでございます。ただ、やはりいろいろな声を聞いて、利活用の向上といいますか、町民皆さんがもっともっと使えるような利便性の高い地域公共交通、バスも含めてやっていかなければならないのかなという捉えでありますので、こういう声も聞きながら今進めている形態ですね、これから十分詰めて考えていければなと考えているところでございます。
再質問 1番 山田和子
1番、山田です。スマートフォンでデマンド運行を予約できるようなアプリの導入などは今検討されているでしょうか。
答弁 企画課長 工藤智寿
方法といいますか、仕方の一つとしてそういうやり方があるということも聞いておりますし、経費がどれぐらいかかるかというのはまだ調べてはございませんが、やはりシステムですね、アプリのほうのほかに受ける側のシステムも必要だということもお聞きしておりますので、今後の必要性を十分研究しながら、必要な場合には当然やっていかなければならないのかなということで、まずはそういう必要性といいますか、そういう部分をこれからも検証、研究していきたいなと考えてございます。
再質問 1番 山田和子
メディアは使用するルールは守るべきとは思いますが、同時に活用できるところはどんどん活用していくべきと考えておりますので、ぜひ便利なアプリを導入していただきたいと思っております。冬の外遊びにはもっと仕掛けがないと子供たちは外へ出てこないのではないでしょうか。学校の授業だけではなかなか外へ連れ出すことができません。このたび残念ながらスケートができなくなってしまったかわりに室内でのユニホックとかの体力づくりに取り組んでいるところということでございますが、手前みそですけれども、Genキングしらおいでは2019年ウインタースポーツフェスティバルを開催しまして、大人と子供合わせて76名が参加しております。このようなイベントにもデマンド交通が活用されることを期待しております。住み続けられるまちかどうか、この判断に地域交通は大きなウエートを占めています。病院にかかりやすくなることも大切ですが、町民みんなが出かけやすくなるシステム、出かけたくなる仕掛け、これらを充実させることこそ持続可能な自治体の姿と考えております。また、Genキングしらおいクラブのジュニア陸上のリレーの部で北海道第3位の快挙をなし遂げております。白老小学校の3年生、4年生の子供たちです。ほぼボランティアに近い形でご指導くださっている指導者の方には本当に心から感謝と敬意を表したいと思っております。ただ、こういった指導者の方々の高齢化というのも課題になっていると思いますけれども、後継者づくりにまちとしてはどのような取り組みをされているのかお尋ねいたします。
答弁 生涯学習課長 池田誠(生涯学習課長は2022年3月まで)
指導者の高齢化の課題についてですが、まず体育協会に加盟しているスポーツ少年団の加盟が今7団体あります。その中でやはり今の陸上も含めて高齢化という部分は一つ課題にはなっています。もう一つの課題というのは子供たちの少子化で、スポーツ、特に団体ですね、複数あった部分がどんどん、どんどん1つの団体になっているというところもありまして、今まではどちらかというと子供たちをそういう少年団で活動させる事業の取り組みを進めてまいりました。今後は体育協会とまた連携しまして、指導者の後継者、高齢化になっている人の後継を継いでいただけるような仕組みが必要だなとは考えておりますので、まずはスポーツ少年団、それから体育協会の上部団体のほうとも相談しながら検討していきたいと考えております。
再質問 1番 山田和子
1番、山田です。声に出していくということは非常に重要なことで、指導者が足りないよとか指導者を募集しているよとか、そういうことを声に出していくというのは本当に大事なことで、それがいろんなところに広がっていて、自分もできるかもしれない、自分もこういうことならできるかもしれないという方が集まってくると思いますので、ぜひいろんな場面でお声がけをしていただきたいと思います。外遊びの重要性の中身についてはここでは申し上げませんけれども、子供たちが外遊びできる環境をつくることは自治体の役目であると思います。私が小さいころは、通称崖下と言われた空き地に行けば年齢の違う子供たちと遊べて、山や川や隠れる場所があったり、そうした空間でさまざまな遊びを体験し、五感を鍛えて成長してまいりました。学校の成績はさておきまして、私の生きる意欲だけは高いと自負しております。その時代、自治体が環境を整えていたわけではありません。今の子供たちは、さきに答弁していただいたように、さまざまな社会的背景によって自然の中で体験する機会が減ってきています。日本学術会議の2007年の報告や2011年の提言にあるように、子供の成育環境の改善を強く訴えています。こうした有識者たちの提言によって国がどういう政策を打ってきているのか余りよく見えてはおりませんけれども、子供を元気にする環境づくりというのは急務だと思います。自治体でも自分たちでできることはすぐに取りかかるべきと考えます。本町において子供を元気にする環境づくり、子育て支援はほかの自治体よりも早く、ソフト面では充実していると認識しておりますが、きのうの同僚議員の質問の中でも随分出てきていましたけれども、まちの見解を伺います。
答弁 学校教育課長 鈴木徳子(学校教育課長は2024年3月まで)
子育て全体ということでお答えできないかもしれないのですが、学校教育の部分といたしましてはさまざま学習支援ですとかコミュニティ・スクールですとか寺子屋ですとかその部分、それから地域の方たちの力をおかりして放課後に行うクラブ活動ですね、そのあたりについても協力していただきながら行っているというところであります。ただ、先ほど来山田議員がおっしゃっている外遊びという部分、体力の部分について特化しているかといえば、そこの部分については重点的にはなっていないかとは思います。
再質問 1番 山田和子
1番、山田です。今おっしゃられたように、ソフト面での子育て支援というのは、きのうの同僚議員の質問にもありましたけれども、満足ではないですけれども、本当に充実していると自負できます。これからも時代のニーズに合わせて改善していく必要はありますけれども、やはり学力の向上のためにも基盤となる素地づくりが大切だと思います。その素地づくりに外遊びが大切であるということから、ソフト面は充実しつつありますけれども、今後は今おっしゃられたようにハード面での子育て支援の整備を図っていくべきと考えますけれども、もう一度町の見解を特化してお伺いします。
答弁 副町長 古俣博之(副町長は2023年11月まで)
今議員のほうからるる子供の体力づくり含めて子供の生活改善といいますか、そこを求める町としての環境づくりをどうするべきなのか、その辺のところのご質問であろうかと思います。私より教育長のほうから答えてもらえればいいのだろうと思いますけれども、現実的には学校の今の教育課程の中における子供たちの実際的な時間の部分というのは非常に私たちが子供だった昭和の時代とは違った時間の余裕というか、そういうものが狭められているということがまず大きな、これは国の政策としてもやはり考えていかなければならない部分にあるだろうと思います。そういう中において、そうだから仕方がないのだというわけには、これから次代を担う子供たちに対して町として黙っていられるかというとそうではないと。そうなると、ではここから要するに学校教育の中、それから生涯学習の中の部分をどのようにしてやはり時間的にも、体力づくりの内容的な部分も、それからもっと広げたら地域全体としての体力づくりの環境づくりをやっていかなければならないかというところになると思っています。ですから、今本町が進めてきている先ほどありました公園づくりも一つの方法かと思いますけれども、実際的に子供の生活実態をしっかりと把握してきた、それをもとにしながら今後どういうような学校教育の中でやるべき役割、それから社会、生涯学習としての中でやるべきこと、そこのところの整理をつけながら町としての取り組みの政策的な部分をしっかりと押さえていかなければならない時代になってきているのだろうと認識しております。
再質問 1番 山田和子
1番、山田です。今副町長がおっしゃったとおりで、本当に時代が変わってきておりますので、学校での外での授業というのは非常に時間をとりにくいのだろうなということは実感としてわかっておりますが、あえて外遊びを推奨したいのです、私は。平成29年の9月の定例会でもいろいろご紹介しましたけれども、秩父別町のキッズスクエアちっくる、紹介いたしました。昨年の秋には室蘭市の生涯学習センターきらん、屋内で遊べる施設ができました。最近では長沼町の児童センターぽっくる、上川町の大雪かみかわヌクモもできました。子育て支援に多くの自治体が遊びでの体力づくりに力を入れてきている時代です。箱物はうらやましくもありますけれども、私はやはり白老では外遊びを進めたい、このように思っております。中央教育審議会の答申の中に特に幼稚園や小学校の教員については子供の発達段階に応じて外遊びを促したり、体を動かす楽しさや喜びを体験させる指導ができるよう実技研修などが充実することが求められるとありますが、本町ではどうされていますでしょうか。
答弁 子育て支援課長 渡邊博子(子育て支援課長は2023年3月まで)
幼稚園の部分についてのことでご答弁さしあげたいと思います。幼児期は生涯にわたる人格形成をつくる上で本当に重要な時期でありまして、外遊びの重要性もうたわれております。昨年保育所の保育指針や幼稚園の教育要領が改定されまして、その外遊びの重要性には特に記載がされております。積極的に外で十分に体を動かして遊ぶ、そういうことが健康な心と体を育てるということで指針にも載っておりますので、町内の保育園、幼稚園につきましては、町内に限らないことなのですが、どこの園でも指針に基づいて通常の保育、教育を実践しているところでございます。
答弁 学校教育課長 鈴木徳子(学校教育課長は2024年3月まで)
小学校の部分についてお答えしたいと思います。実技研修まで先生たちが行っているかどうかの部分について、これだけに特化してということにはならないと思いますが、ただ小学校においても中休みですとか先生たちが一緒に入ってドッジボールをしたり、鬼ごっこをしたりということもありますので、そのあたりについては体力をつくる部分においても行われていると認識しております。
再質問 1番 山田和子
1番、山田です。昔はよく担任の先生が外に行って遊ぶぞと声をかけてくれたものなのですが、今の学校というのはどうなのでしょうか。
答弁 教育長 安藤尚志(教育長は2024年10月まで)
一くくりでそのことについてご答弁申し上げるのはなかなか難しいかなと思います。ただ、やっぱり小学生の発達段階を踏まえると、特に小学校低学年においては休み時間、担任と一緒に外で遊んだり、あるいは教室の中で過ごすこともあろうかなと思います。そしてまた、高学年になってくると子供たちのそういう友達同士の関係もありますので、たまには学級全体で遊ぶこともあるでしょうけれども、子供たち同士での、あるいは男女の体力差もありますので、一概に全てとはならないと思いますけれども、いずれにしても議員が言われているように小学校段階における子供たちの遊びということに関しては、私も教科指導同様子供たちの成長を支えていく大変大事な活動だなと認識しておりますので、今後機会を捉えながらもう一度学校のほうにもこういった外遊びの実態を捉えて、より子供たちが元気に休み時間遊べるような、そういう学校にしてもらいたいなと思っております。
再質問 1番 山田和子
1番、山田です。外遊びに昔のように手つかずの自然の中で自由な遊びをしなさいというのは、現代の親子にとってはとてもハードルの高いことではないかと感じております。既にテレビゲームなどで室内の遊びを多く経験してきた世代が、うちの息子たちもそうですけれども、そういう世代が親となっているからです。少しだけ人の手が入った自然の中で昆虫にさわったり、木登りしたり、風を感じ、森のにおいに触れる、そういう五感を研ぎ澄ますことを本町の子供を元気にする環境づくりの一環としてできれば、そしてそこに白老町の最大の魅力であるアイヌ文化に触れるというエッセンスもあれば、外へ出てきてくれるのではないかと考えております。幼児教育では、公立、私立問わず連携して外遊びを実践するということは可能でしょうか。
答弁 子育て支援課長 渡邊博子(子育て支援課長は2023年3月まで)
各園での連携しての外遊びということですけれども、一昨年ですね、やはり外で全園集まって、交流も兼ねながら外で時間を一緒に過ごしたときもありました。今後体力増進という、そういう外遊びの面も含めて各園の子供ともいろいろと交流ができるような、そういう行事も今後また継続して実施できるように考えていきたいと思います。
再質問 1番 山田和子
1番、山田です。体力ももちろんそうなのですけれども、外遊びをすることによって脳が活性化するのです。ということが報告されております。クワガタをさわって、クワガタの足がむにゅむにゅ動く感じを指から脳に伝わっていくものと図鑑を見てこれはクワガタと目で見る知識とでは全然脳に与える影響が違うという報告もされておりますので、体力づくりはもちろんそうなのですけれども、脳の活性化という観点からも外で自然に触れ、昆虫に触れ、花々を見るということをうちのアイヌ文化があるということを武器にしてというか、エッセンスにしてぜひ幼児教育の中でも取り入れていただければなと考えております。イオル再生事業で見本園、アイヌ生活文化有用植物の植栽、観察用木道が整備されておりましたけれども、今はウポポイの整備地となって、なくなってしまっています。アイヌ施策基本方針の4つの目標を達成するためにも机上の学習ばかりではなくて、2000年ポロトの森などのウポポイ周辺の自然を活用し、生き生きとした状態でアイヌ文化有用植物が再生している様子を見たり、アイヌ文化の精神世界やアイヌの方々の知恵も学びながら同時外遊びができるような環境整備を検討してはいかがかと考えます。行政報告の中でもポロト周辺の自然を生かした取り組みを国へ支援要望されたとのお話がありましたけれども、外遊びの重要性につきましては以前も答弁で認識いただいているところではありますけれども、この国の未来をつくる子供たちの素地づくり、学力向上にも必ず役立つと思います。昨日教育長が山が1つこっちにあって、もう一つこうあるとおっしゃっていましたけれども、この山がさらに高くなるように、学力向上にも必ずそういった体力向上が役に立つと信じております。この国の未来をつくる子供たちの素地づくりに、一自治体ではありますけれども、大きく一歩前進する姿を示していただきたいなと考えております。これが一応最後の質問になりますので、理事者の見解を伺って最後の質問といたします。
答弁 町長 戸田安彦(町長は2022年12月まで)
山田議員の質問、少子化における子供を元気にする環境づくり全般のご質問だと思っております。白老町の特徴は、やはりアイヌ文化が身近にあるというのは一つの特徴だと思っております。あわせてウポポイの開設とその関連施設ということで休養林等々もポロトの森も位置づけておりますので、ここ大きなフィールドの観点から子供たちも含めて大人も、アイヌ文化は自然との共生でありますので、自然と触れ合うことで先ほど言った図鑑だけではなく、きちんと五感が成長できるのかな、育てていけるのかなという環境がありますので、この辺は白老町としてもアイヌ文化を発信するとともにそういうような教育に結びつけていければいいなと私も思っております。子供たちの学業も大切ですけれども、体力も非常に大切だというのは私も認識しておりますので、ここは教育委員会ときちんと連携をしながら、学校とタッグを組みながら子供たちの体力づくり、また勉強のほうの学業づくりにも白老らしい方向性をまた出していきたいなと思っております。