みんなの議会

下川町議会 令和6年12月会議 2024年12月18日

(1)本町の大畑の農業政策について/(2)外資系企業における金山跡調査の新聞報道について

2024年12月18日、下川町議会の一般質問で、小原仁興議員が「本町の大畑の農業政策について」「外資系企業における金山跡調査の新聞報道について」について質問し、町長 田村泰司、農業委員会会長 及川幸雄、農業委員会事務局長 髙屋鋪勝英が答弁しました。

質問者
小原仁興 議員
答弁者
町長 田村泰司、農業委員会会長 及川幸雄、農業委員会事務局長 髙屋鋪勝英

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次の件名ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の件名の表記です。

質問 3番 小原仁興

皆さん、おはようございます。早速一番目の質問をしていきたいと思います。よろしくお願いします。日曜日の名寄新聞に、釧路市く し ろ し出身の毛綱も づ な毅曠き こ うという建築家が、最後に設計したとされる医院が釧路市にありました。そこの医院を改装して宿泊施設にしたそうであります。一棟貸しで一泊 12 万円、16 名まで宿泊できるということでございました。毛綱毅曠といえば、昨日、町内所管事務調査で報告しましたとおり、ふるさと交流館の設計士でございました。そのような形で公共施設を転用していくということも含めて、柔軟に行政側も…これからちょっと大きな宿題ですので、考えていただきたいなというところでございます。早速、1 問目の質問にまいりたいと思います。11 月 7 日付けの日本農業新聞、「2030 年に経営体半減、耕地面積 35%縮小」、このような記事が載っておりました。大畑の利用については、酪農は牧草・デントコーンなどの飼料作物が、耕種農家は小麦・蕎麦が大畑利用の大部分を占めている状態であります。現在、水田転作畑はその扱いを水田から畑に…地目は水田のままでありますけど、実質的な転換が進んでいて、国策としても大きな転換点にあるものだと理解しております。そんな中で、町長に 3 点、質問をしたいと思います。1 点目は、本町でも農家戸数が徐々に減少している状態でありますけど、新規就農者の確保に向けてどのようなことをされているのか、また、その成果はどのような状況になっているのか伺います。2 点目に、今後、畑地化の移行によって、水田転作畑の取引価格は下落し、農家戸数の減少が進めば供給過多となり、土地売買が鈍化するのではないかと推測しますが、耕作放棄地を増やさない対策を今後どのように考えているのか伺います。最後に、耕作放棄地が増加した場合、ペナルティなど、行政や農業に…農家にと言い換えてもいいかもしれません…問題となる事態が発生するのか伺います。

答弁 町長 田村泰司

小原議員の「本町の大畑の農業政策について」の御質問にお答えいたします。本町の農業につきましては、水田活用の直接支払交付金の対象となる水田の扱いの見直しなど、国の政策の見直し、担い手不足や後継者不足、資材価格の高騰など、大変厳しい状況にあるものと認識しているところであります。1 点目の「新規就農者の確保に向けた取り組みと成果」につきまして、私から答弁させていただきます。本町の農業の現状といたしまして、農家戸数が令和 5 年度末時点で 126 戸となっており、年々減少しております。農家の平均年齢が約 65 歳、後継者がいない農家が約 8 割に達するなど、大変厳しい状況にあります。そのような中にありまして、「下川町新規就農者等に関する条例」などに基づく支援により、これまで 18 件の新規就農者を確保してきたところであり、現在、1 件が新規就農予定者として研修されております。また、離農を希望されている農家に就農していただける方を確保するため、新規就農フェアへの参加や、新規就農フェアを通じて関心を持っていただいた方を町内に御案内するなど、現在も新たな新規就農者の確保に努めているところであります。以上申し上げまして、1 点目の答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。なお、2 点目及び 3 点目につきましては、及川農業委員会会長から答弁をいたします。

答弁 農業委員会会長 及川幸雄

次に、2 点目及び 3 点目につきましては、私から答弁させていただきます。2 点目の「耕作放棄地を増やさない対策を今後どのように考えているのか」についてですが、農業委員会では、農地法で利用状況調査、いわゆる「農地パトロール」の実施が義務付けられております。当農業委員会でも毎年 10 月に実施しており、この調査で農地の利用状況を確認し、遊休農地や違反転用などの実態を把握しております。ここでの遊休農地とは、「現に耕作されておらず、かつ、引き続き耕作されないと見込まれる農地」、「周辺地域の農地と比較して利用の程度が著しく劣っている農地」となります。農業委員会は、農地法に基づき、当該農地がある場合には、利用促進の指導や利用意向調査を実施し、農地利用関係の調整を行うこととなっております。今後についてですが、水田の畑地化が実施された農地で、小麦・蕎麦の作付地については、水田活用の直接支払交付金及び経営所得安定対策による交付金で収益が確保されている状況であり、遊休化のおそれのある農地と考えられます。遊休農地を発生させない手法としましては、生産性向上のため、農地の集約による規模拡大や、それらに対する集中的な投資、共同経営や法人による営農の効率化、農地の取得利用などが考えられます。いずれにしましても、農地の有効利用に関しましては、農地所有者の意向確認も必要であり、本町の主要産業である農業を維持・継続していくためにも、行政との連携強化に努めてまいりたいと考えております。3 点目の「耕作放棄地が増加した場合、ペナルティなど行政や農業に問題となる事態が発生するか」についてですが、農地法では、行政に対して何も発生するものはありませんが、農地所有者に対しては、さきの意向調査の表明のとおりに履行されてない場合には課税の強化、また、病害虫の発生などにより周辺に支障を及ぼすなどした場合には、罰則が科されることがあります。以上申し上げて、2 点目、3 点目の答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 3番 小原仁興

もう他界しましたけど、先代がよく言っていたことは、「雑草というのは畦際からくるものだ、畑の真ん中から突然雑草なんて生えてくるものじゃない。」、我々農業に置き換えても、雑草が生える、畑の中に雑草が侵入してくるというのは、山際とか畑のすごい不利な所からどんどんどんどん使い良い所に移動することによって、まさしく雑草が侵入してくるのであります。昨今、下川町でも熊の出没がすごく増えてまいりました。これは増えたわけではなく、熊の生息圏が…農家がどんどん手を引いていったばかりに人の気配が無くなって、熊がどんどんどんどん町の方に入ってきたともいえるんだと思います。また、機械も大型化になってくると、何日も何日もそこでトラクターでガーガーやるなんていうことも無くなってきますから、瞬く間に畑を起こして、瞬く間に種をまいてしまえば…また人の気配がボンって無くなってしまうということも一方ではあるんじゃないのかな。僕も行政にはなかなか報告はしませんけど、年に片手で済まないぐらいは熊を目撃しますので、そういうような印象は持っているところであります。そこで、町長に、農家の考え方というか、下川中で農家をするといったらどうしても市街地から離れてしまう。今時期になってくると、その 1 軒のために除雪車が動くという部分も含めて、農家の存在ってどういうふうに捉えられているのか、まずそこの考えから伺いたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。適切な答えかどうかというのは…なかなか難しい部分もあると思うんですけど、理念的な考え方もございますが、まずはじめに、先ほど小原議員から…最初の質問にあった「2030 年に農業経営は半減、耕作地は 3 割減」と農水省が試算したという、私もその記事を拝見して非常にショックでありますし、全国的なお話ですけれども下川町も例外ではないというふうに認識をしております。そのような中、先日ですね…今、及川農業委員会会長からも答弁がありましたが、農業委員会として、令和 7 年度の下川町農地等利用最適化推進施策に関する意見書というのを頂きまして、意見書を頂いた際に、今の下川農業の現状ですね、それと今後発生するであろういろいろな課題、これを時間をいただいてお話をさせていただいたところであります。その中で、やはり私としてはですね、それぞれの農業者の方が経営をしておりますけれども、下川町の基幹産業として非常に重要な産業であるということは、これは日頃から思っておりますし、農業委員会の皆さんともお話しながら思ったことは、やはり農地をきちっと守っていく、それはきちっと生産につながっていくということですから、そこのところをどういうふうな形で行政が支えていくかというところも重要であるというふうに考えておりますので、気持ちとしては…そういった気持ちを持ってですね、できる限り、やはり下川町の農業経営を守っていくというのが重要であるというふうに考えております。以上でございます。

質問 3番 小原仁興

当該記事…ちょっと持ってくるの忘れてしまったんですけど、やっぱり各地域…除雪がだんだんショートし始めてきて、本町も例外ではないと思います。そこの記事の引用の中に、やはり農業者数が 20 年前に比べて半減となったという一説が載っておりました。周辺見渡しても、私ももうひしひしと…就農した時にはこの時間にトラクターを運転していたら、「あんな遠くの所でまだトラクター動いてるや…俺も頑張らなきゃ」って思っていたのが、今やイカ釣り漁船みたいに、右見ても左見ても私一人しか乗ってないっていうことが普通になった、そんな時代になっております。そこで、先ほどの新規就農の取り組みは、絶え間なくやってることは事実ではありますが、当町のメニューとしては、第一義的にはトマトを推進しながら施設野菜をというところで、大畑に向けてのアプローチというのは少ないと思います。そこの部分についてはどう思われてますか。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。下川町で営農を続けていく中でですね、やはりきちんと収益を確保していくという中では、やはり施設園芸を中心にやっていくというのが、気候あるいは平場の土地条件といいますか、そういったところを考えていくと、やはりそこが中心となるかなとは思っております。実際のところ、先日も農業委員会、及川会長ともお話した中で、そこが主体となるんですけれども、やはり大畑の関係もこれからきちんと、農業者の皆さんの意向も踏まえながら進めていくっていうところも必要だということで、私は認識をしているところです。

質問 3番 小原仁興

はい…では農業委員会の方にも何点か質問したいと思っております。答弁の中で、遊休地や違反転用については、実態をまず把握すると、その後の対策としては、指導や利用意向調査などを実施しながら、農地利用関係の調整を行うこととなります。農地利用関係の調整とは何を指すのでしょうか。

答弁 農業委員会事務局長 髙屋鋪勝英

はい、私の方からお答えさせていただきます。先ほどの答弁のとおり利用促進や利用意向調査…これを実施した中で、その利用意向調査というのはですね、農地に関して、例えば自分で耕作していくのか、または賃貸ですとか売買ですとか、そういったような形が意向として示されれば、それに基づいて農業委員会としては各関係機関と協議しながら進めていくと、これが農地利用関係の調整を行うと、こういったことになります。

質問 3番 小原仁興

私の今の答弁を受けての印象ですけど、斡旋するような形も考えられるということですよね…おそらく隣の方で大畑があって利用されていない、利用意向を見たら耕作する意思が見られないとなると、隣接している農家さんに「ここの土地はどうでしょう」という…斡旋するようなことも農業委員会としてはやるという理解でよろしいですか。

答弁 農業委員会事務局長 髙屋鋪勝英

今、小原議員が仰ったとおりで、元々の農業委員会の業務の中に農地利用の斡旋なども含まれておりますので、そういった業務も含めて利用調整をするといったような形になろうかというふうに思います。以上です。

質問 3番 小原仁興

なるほど、分かりました。遊休農地を発生させない手法としては、生産性向上…これも大変大事だと思います。今答弁にあったとおり、農地の使用、集約や規模拡大…これも大事です。それらに対する集中的な投資とあります。この集中的な投資とは何のことでしょうか。

答弁 農業委員会会長 及川幸雄

ここでの集中的な投資というのは、生産規模を…いわば反収を上げるためには、輪作若しくは緑肥をかます、そういうことをして生産性を上げなければならない人がまず第一。第二には作業効率を上げなければならない、そのためには一つの面積を大きくする、そして自分の農地を一点に集中・集約させるという行為が必要になります。イメージとしましては、中名寄で 10 年前に行った大規模な基盤整備がありますね、あれを下川の畑地でやらないと生産性は上がらないと考えます。その時には、国や道の補助事業がやっぱり必要になる。もちろんそれに対する残の町の補助も必要になる。そういう意味での投資となります。以上です。

質問 3番 小原仁興

本町も基盤整備だとか、不陸、伐開というのは、それこそ私が就農した頃にあって…久しくないのかなっていうような印象はあります。そういう部分では、今一度あるといいんだろうなとは思うんですけど、現下の状況から見ると、それもなかなか…そういう部分に結びつきにくいのかなっていう印象は受けております。どれぐらい土地が…法人なり、残された農家が増やすことができるのかと思って、私もいろんなところで法人さんを中心にちょっと伺ってまいりました。畜産クラスターも、ここから先…何件もあるということは考えにくい、もしかするとこの先ないかもしれないという状況の中で、今いる主力の酪農家さんとか、農家さん、どれぐらい耕作面積を増やせれるのと聞いたときに、最大でも 20 町か 30 町あったらもう…という答えでした。一番大きな法人さんは、これ以上増えていったら機械の根本から変えないと、今の人数で回すことは難しいだろうというような答えを受けました…おそらくそうなんだと思います。大きい機械、アメリカの農地の展望を見ていくと、1 件当たり大体 300ha というのが普通の世界でございます。日本の場合は水田が主となって、今答弁があったとおり大畑が難しい、その中で気候もそれを許してくれないとなってくると、やっぱりどんなに機械が大きくなっても限界はあるだろうということなんだと思います。加えて、みんなが一生懸命規模を拡大していった先に…先ほど答弁の中で 65 歳が平均年齢だといったら、2030 年に半分だっていったら、平均年齢そのまま…おしなべて 1 年経ったら 1 歳年行くんですから平均年齢 71 歳になるんですよね…おそらく。そうなった場合に、やっぱり土地はあぶれてくるのかな…あぶれることは止めることができないんじゃないかなと思います。そのような時に、質問としてはなかなか答えにくいのかもしれませんけど、農業委員会としてはどのような動きをもって、それらの維持なのか、どういう答えに向けてそういうところに向かっていくのかという、そのような考えがあればお聞かせ願いたいと思います。

答弁 農業委員会会長 及川幸雄

今、小原議員の仰るように、農地拡大した場合に、畑作としての生産性を維持するのには最低 50 町は必要だと思います。その数値の根拠というのは、例えば北見き た みとか、十勝と か ちとか、あのへんになると畑作の一農家が抱える面積は大体そのぐらい、それで三作輪作させて生計を立てる。それ以上になると、確かに大型の機械で…今下川の持ってる 70 や 100 馬力では足りなくなってしまう。だから規模的にはそのぐらいが限度かなと思います。また、今、スマート農業等、作業の効率化を図るためにいろいろ補助がありますけども、それも 50 町ぐらいじゃないと費用対効果が出てこないという形でありますので、規模的にはそのぐらいで収まるんじゃないか。現状、畑地化による遊休農地になり得るかもしれない農地というものは、大体 400 町ぐらいと推定しております。そうすると 1 人 50 町、8 人いれば…8 人 50 丁を賄える農家が出てくれば、下川の農地としては有効に利用できるんじゃないかと思っております。また、それがかなわない場合、ほかの市町村でもやっておりますけども、例えば牧草地だったら十勝と か ちの農家が下川に来て利用させてもらう…そういう契約を結ぶ、あるいは大きく出た 20町 30 町使われなくなるような農地に関しては、業者、企業を誘致して、公益性の高い畑作物を作ってもらうなども考えております。いずれにせよ、これから遊休農地が出る可能性は…出れば大きい、そういうことが考えられますので、先々考えながら対応していきたいと思っております。以上です。

質問 3番 小原仁興

ということは、400 町以外は耕作放棄地になってもやむなしという判断でしょうか。

答弁 農業委員会会長 及川幸雄

そういうわけではありません。ただし、例えば酪農家が平地にデントコーンなり牧草なり…生産するために農地を購入したとします。そうすると、酪農家が今持っている…一の橋、二の橋のような急勾配な土地は生産性が悪いので、そこは今度逆に使われなくなる可能性が十分あります。そういう農地は例えば…これも地権者との相談ですけども、林化する…言わば山に戻すという形で、遊休農地にならないようにしていきたいと思っております。以上です。

質問 3番 小原仁興

町長、今このような答弁があったんですけど、例えばですね、農家の私からすると、先ほど不陸だとか伐開だとか…区画整備する、これは傾斜地も同じで、除礫ぐらいはやっている酪農家さんいると思います。そこを林に戻すこと自体は、全くもって問題ないという理解でよろしいですか。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。先ほど農業委員会会長から、いろいろお話があったところですけれども、昨年のお話ですけれども、同様に農業委員会から意見書を頂いた後ですね、農業関係機関、そして生産組合の方含めて、皆さまにお集まりいただいて、現状をまず共有しようということで、情報交換会を開催いたしました。今回、畑地化後のですね、本町の農業の将来の危機感、こういうものを共有していこうということで、共有が図られたのではないかというふうに思っています。現状…今いろいろお話があったとおり、今後この危機感をどのように解決をしていくかということで、畑作における生産性の向上を図るためにですね、今お話があった段地というか、いろんな輪作体系も含めたものとか、生産技術の確立とか、現状考えられるものがあるかなと思うんですけれども、最終的に、傾斜地でどなたも耕作できない、あるいは耕作意思が無い地権者がいらっしゃって、山に戻したいという御意向があったとしたら、そこのところは基本的には御本人の意向に従って林地化していくということも考えられるかなというふうに思います。以上です。

質問 3番 小原仁興

なかなかここらへんはヒリヒリする話で、私が伝え聞いている話なんですけど、土地を売買した時に、良い所だけは売れていくんだけど…もちろんそうですよね、今の話も含めていったら…良い所は売れていくんだけど、不利地だとかがどうしても残ってくる。つまり農家って…資産だと思っていた土地が、今やリスク要件になりかねない。ちょっと前までは…何て言いましたっけ…改善組合かな…とかが各地域に点在していて、この土地を余さないようにするにはどうしたらいいかというのを、みんな汗流しながら考えていた時期がありました。ここの部分だけ欲しいんだって言っても、村社会ですよね…いやいやそうは言ってもここだけ残ったら困るじゃないかと言って、護送船団方式のように清濁併せ呑む、まさにそんな言葉がしっくりくるようなことをしながら、遊休農地というのができるだけ発生しないようになってきた。今回確認したいのは、農業委員会の方針として、それはもう…無理なんだと、答弁からいっても半分そういうような…400 町に最終的には収れんされていくだろうというような答弁もあったから、ほぼ…何か答弁を頂いちゃったような…そんな感じではあるんですけど、とは言いながら、農業共済新聞とかでは、遊休農地をどれだけ少なくしようかと言って、その成果をちゃんと新聞報道されている…そういう地域もあったりします。今、農業委員会として…私ここの 1 点だけ本当に確認したくてこのお題を出したと言っても過言じゃないぐらい…駄目な所は売れなくてもやむなしなんだというスタンスなのか、それとも、できる限りそれは資産として運用していくことが正しいんだというスタンスなのか、そこの部分の考えをお聞かせ願いたいと思います。

答弁 農業委員会会長 及川幸雄

お答えします。まだ農業委員会全体としての総意というわけではありませんけれども、私の意見としては、今、小原議員が仰いました不利地に関しては、遊休化はやむを得ないと思っております。以上です。

質問 3番 小原仁興

方針が今…一つ示された形なんだと思います。土地を持っている農家さんにとっては、ある意味…ちょっと衝撃的な答えなんだと僕は理解しているということをちょっと申し添えながら、次の質問に移りたいと思います。11 月 15 日にですね、外資 5 社 42 金山跡調査、技術進化「黄金の国」脚光ということで、かつて日本は、金の国ジパングということで、不思議な国だということで世界から見られていたようでございます。このようなことで、まさか日本が脚光を浴びるとは思わなかったなというのと同時に、下川もかつて金山がありまして、そこをめぐる新聞記事がございました。11 月 15 日付けの毎日新聞に「外資 5 社 42 金山跡調査 新鉱脈狙う環境に懸念」というタイトルの新聞報道がされております。閉山後の金山再開発を目指した事前調査を外資系企業がしているとのことでございました。今の技術であれば、掘削量をより多く、より深く、大量に採掘することが可能であり、外資系企業が日本に眠る金脈を調査している、世界で流出している金の大部分は日本から採掘されているという報道でございました。このことを受けて、町長に 3 点質問をしたいと思います。1 点目は、この報道について町長はどのような所感を抱いているのか、町長の考えを伺います。2 点目に、今まで外資系企業によるそのような動きやボーリング調査の申し入れが本町にあったものなのか、なければ今後そのような動きが認知された場合、どのように考えているのか伺います。最後に、水質管理については、三菱鉱山のように、閉山後も管理していくこととなっていますが、外資系企業においては、法人の倒産や登記抹消となった場合、その水質維持を課していくことが難しくなる懸念が生じてまいります。国の法律や本町の条例の枠組みの中で、そのような心配や懸念は取り払われるものなのか伺います。

答弁 町長 田村泰司

小原議員の「外資系企業における金山跡調査の新聞報道について」の御質問にお答えいたします。1 点目の「金山再開発を進める外資系企業の新聞報道への所感」についてですが、企業における経済活動でもありますので、その是非につきましては答弁を差し控えさせていただきますが、新聞報道にあるとおり、水質の管理や環境汚染など、様々な懸念は感じているところであります。2 点目の「町に対して外資系企業による調査の申し入れがあったのか」などについてですが、現時点において、そのような申し入れはありません。一方、11 月 15 日付けの毎日新聞 3 面では、外資が金山開発の計画を進める主な地域として、珊瑠さ ん る地域についても掲載されており、また、外資系企業のホームページでも珊瑠地域の掲載がありますが、詳細につきましては把握しておりません。今後、町に対して調査などの申し入れがあった場合は、適時適切に対応してまいりたいと考えているところであります。3 点目の「水質維持を課していくことが難しくなることへの懸念」についてですが、小原議員の仰るとおり、閉山後に外資系企業が撤退、倒産した場合、その後の水質管理が困難になるといった懸念がございます。外資系企業に対しましては、法律や国の基準に基づき、経済活動を展開していただくことが重要であると考えているところであります。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 3番 小原仁興

この記事を見て…私もちょっと驚きまして、外資系企業が日本の金山を狙ってる…そんなことあるのかなって、記事を不思議な気持ちで目にしたのは…本当にびっくり仰天でございます。これが加速したのは、2012 年の改正鉱業法施行ということで…外資系企業が入りやすくなったということでございました。25mプールにしたら 4 杯から 5 杯ぐらい…世界中に金が流通しているそうでありますけど、その大部分がここ日本というところで、その金のほとんどが九州と北海道に集中しているという報道でございました。ジャパン・ゴールド社のCEОは、今まで金山があった所は…せいぜい掘削しても 100m程度だから、もっともっと掘れば金脈があるかもしれないので 700mまでボーリングするということで、もう既に 80 億円投じてその調査をやっている…これはジャパン・ゴールド社 1 社のことでございます。ほかに 5 社ということですから、ほかの会社も同じように調査をしているということでございます。対して下川町の金山でございます。下川町の金山は昭和 18 年に閉山しております。ただ、昭和 41 年に新鉱脈を発見しております。これはモサンル金山といいまして…仮称でございます…名前が付いて確定していることではないようですが、その時、金相場が安定していなかったのと、設備投資がコンスタントに…継続的にされなかったこともあって、昭和 47 年から 51 年までの試掘の段階で、そのまま終わっている状態でございます。町長に質問でございます。昭和 18 年に閉山した金山と、昭和 41 年に新鉱脈として見つかったモサンル金山、行政として場所は把握しておられますでしょうか。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。元々の鉱山については把握しておりますけども、新鉱脈の方については、行政としてどこの場所だというのは…きちんと把握できている状況ではありませんが、私も今回質問を頂いて、町史ですとか、資料をいろいろ探しまして、歴史的なものは把握しておりますが、厳密な場所というのはきちんと把握している状況ではありません。以上です。

質問 3番 小原仁興

現在、日本で稼働している金山というのは、鹿児島県にある菱刈鉱山というところでございます。これはt当たり 20g の金を含有しているということで、商業ベースに乗っている、今も掘削している金山だそうです。対して下川町にある金山…実は含有量そんなに多いわけではございません。調子が良かった頃の数字だけを拾ってもt当たり 9.5gと、九州の金山の半分程度しかない状況でございます。ただし、これの掘削が…先ほども言ったように…100m程度のものだったら、もっと掘っていったら金脈に当たるかもしれないという部分はあるのだと思います。もう 1 点、私この資料を見て驚いたのが、実は金よりも銀の方が世界の流通量は少ないのに、下川の場合は金鉱脈よりも銀の方が量がはるかに多いという、だから金と銀を両方製錬していったら、下手したら商業ベースに乗っちゃうんじゃなかろうかというのも…ちらっと頭をよぎった資料でございました。おそらく町長の見ている資料と私の見ている資料は同じだと思います。下川町史の 2 巻に載っておりました。それで、町の許可として、例えば過去に上名寄の方で…源泉出るんじゃないかと思って…ボーリングやりましたよね。そのように外資系の企業が、ここを掘りたい、ボーリングしたいとなった場合には、行政としてはどのような手続が必要なのでしょうか。

答弁 町長 田村泰司

鉱業法という…鉱業権、試掘権、採掘権というのがありますけど、そういった法律に基づいた手続が必要になるというふうに認識しています。まず、調査の段階では、土地の所有者が許可すれば…同意があればよいということで、例えば地面にある岩石を拾ってきて…含有するかどうかというレベルであれば、土地の所有者の許可があればできる。その後、試掘をするということになりますと、鉱業法の第 24 条に基づく協議というのが必要になります。それは例えば国から都道府県知事、所在の市町村、そういったところに協議がされるということになっておりまして、協議の内容としては、試掘することによって、保健衛生・文化財・農林業への影響、それから公共工事との関連、公共の建物の有無と影響等、最終的には公共の福祉に反しないかという、こういった項目に従って協議をして、OKだということであれば許可が出るんですけれども、国の許可基準としては、きちんと経理的基礎を有することということで、きちんと会社が成り立っているという話と、掘る技術的能力があるかというところ、そしてその会社が社会的な信用があるかというところも含めて、あと、欠格事由という…詳細はちょっと不明なところありますけど、欠格事由に該当しないこと、公共の利益の増進に支障を及ぼすおそれがあるものでないこと、こういった国の基準に従って、都道府県知事、それから市町村に協議しながら、試掘権の許可を出すということになっています。それで、小原議員のお話の中で、私も毎日新聞の報道等を詳しく見てみたんですけれども、先ほど私が答弁申し上げたとおり、やはりその水質の関係とか…もし何か環境への影響があった場合、非常に不安があるということで、多くの…今、試掘するんじゃないかというような…事業が進むんじゃないかというか…鉱物があるかどうかの…次の段階に進むんじゃないかというところでは、住民の説明会をやってほしいというようなお話もあったり、それに対して、いわゆる外資の人たちは、そこまで制限されていないので、する必要ないんじゃないかみたいな…そんな話もあって、非常にですねこれ…難しい問題だなというふうに私は思ってまして、まず国が鉱業法の…きちんとそこは法律に従ってやっていただくという指導をまずしていただきたいというのと、これを規制というか…もっときちんと法律の規定を作ってほしいというのが正直な気持ちです。以上です。

質問 3番 小原仁興

国のやれることと、本町のやれることもありますよね…例えば自然環境を保持するための条例を制定するとか、そういうふうに守ることもおそらくはできるんじゃないのかなという提案もしつつですね、先ほど言っていた部分でちょっと気になってというか…私も聞きたいと思って、これ…本町の場合は、山に囲まれた地域柄ですから、自分の山…私も含めてですけどね…山を持っている方がたくさんいるんですよね。そんな中で、個人所有の土地の中でボーリングをすることは…それでも町の許可というのは必要なのでしょうか。というのも、ボーリングしているのを実は間近で見たことがありまして、個人の所を言ったら…フィードサービスの水源を取る所で、私の土地に隣接している所でボーリングをしばらくやっていたことがありました。規模からいったらはるかに小さいとは言いながらも、こんな設備で掘れるんだというのが正直な私の気持ちでありまして、個人所有の山の所で掘削すること…不可能じゃないなっていうのが私の認識でございます。そういうボーリングをする所を…個人の土地でやる、やらせてほしいと外資が言って、いいですよってなった場合でも、ルール上は町の許可が必要だという認識でよろしいですか。

答弁 町長 田村泰司

お答えします。今お話いただいた例としては、ちょっと詳細は分かりませんけれども、それぞれの法律に従ってやると思います…目的に従ってですね。鉱業法の規定に基づく鉱業権、試掘をする際には、鉱業法第 24 条に基づく協議ということで、国から都道府県知事、所在市町村ということで協議が来るということでございますので、ボーリング全てがこの鉱業法に該当するかという…目的が違うと違う法律が適用になりますので、そこはちょっと分けて考えなければいけないかなというふうに思っています。今回議論の中で出ている鉱業法に従う部分については、先ほどから申し上げてるとおり、国の鉱物を採取する場合は鉱業法に基づく手続をしなければならないという考えでございます。

質問 3番 小原仁興

確認でございます。ボーリングは試掘なんですね。

答弁 町長 田村泰司

ちょっと…反問権…もう少し分かるようにお願いします。

質問 3番 小原仁興

私は試掘というのは、もう掘削して…先ほど説明したように…昭和 47 年からやっていた試掘、実際掘りながら…どんな状態だろうとやっていたのが試掘だと思っていたので、ボーリングも試掘の中に入るのか入らないのか。先ほどの質問だと、個人所有の土地の中でボーリングをすることは試掘に当たらないからセーフと、外資系の企業は言うんじゃないかと思って聞いております。

答弁 町長 田村泰司

いろいろ深く調べてみなければならないところはありますけれども、いわゆる鉱物を採取するために掘る分、それに関しては試掘権を権限として申請しなければならないので、それで協議が出てくるということで、鉱物を採るためにボーリングするのであれば、それは国にきちんと申請して、試掘権をきちんと…取得するといったら変ですけど…やらなきゃいけないので、手続は必要だと思います。

質問 3番 小原仁興

はい…相当疑問は晴れてきました。それこそ条例を深く調べていただきながら、本町としてどうするか、町長は所管については差し控えると言ってございますので、いろんなチャンネルで、いろんな考えが出てくると思います。面白いなって…見たときに思ったのが私の正直な気持ちでございます。まさか下川で昭和 18 年に閉山された…こんなところが蒸し返されるなんてというところも含めてですね、町長の仰ったとおり、水源地に近い所が金山だったり…すごいナイーブな話ですので、最後に町長、今回の一般質問を受けての思いがあれば答えていただいて、私の質問は閉じたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

それではお答えをしたいと思います。いろいろ今…議論といいますか、今の状況のお話をさせていただいたところでありますけれども、やはり珊瑠さ ん る地区ということで、私どもの水道の水源の川につながる山でございますので、やはりいろんな心配、懸念があるということもありまして、端的に…差し控えるというお話で答えさせていただきましたけれども、私としては、そういった心配だとか懸念が払拭されない限りは、積極的にこれを進めるという気持ちではないということは、ここで申し上げたいと思います。新聞記事の状況の中でも、専門的にいろいろ研究されている大学の先生も「鉱業権が海外のよく分からない企業に安易に許可されてしまうと、採掘も法令が遵守されない可能性が出てくる。法改正の趣旨を踏まえて、きちんと審査した上で許可すべきだ。」という意見も頂いてますので、そういった意味でも、地元として、そういった懸念が払拭されない限りはですね、積極的に進めるという気持ちにはなれないということで御理解いただければと思います。よろしくお願いいたします。

出典:下川町議会 令和6年12月会議 2024年12月18日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる