みんなの議会

下川町議会 令和4年6月会議 2022年6月21日

「ゼロカーボンシティしもかわ」の確実な推進施策について

2022年6月21日、下川町議会の一般質問で、小原仁興議員が質問し、町長 谷一之、政策推進課長 田村泰司、農林課長 古屋宏彦が答弁しました。

質問者
小原仁興 議員
答弁者
町長 谷一之、政策推進課長 田村泰司、農林課長 古屋宏彦

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 小原仁興

昼から…一番最初の質問となります。先般、6 月 12 日に大焼肉大会がございました。野外の久しぶりのイベントでございました。この議場におられます理事者の方々、また、議員の方々も含めて、一同に会して大焼肉大会…久しぶりの野外イベントで、私もさすがにちょっと軽い高揚感を覚えた記憶が今も残っております。これからの…コロナ後も含めてですね、ちょっとずつ力を緩めながら普通の生活に戻していく、これもまた行政の役割だと思っております。非常に高い…コロナに対してのガードを高めつつも戻していくこと、我々も力を合わせながらしっかり審議して、脱コロナという方向に向かっていければいいなって…個人的には思っております。本日は、ゼロカーボンシティしもかわの確実な推進施策と題しまして、町長に伺ってまいりたいと思います。令和 3 年 3 月の定例会議の行政報告におきまして、「ゼロカーボンシティしもかわ」気候非常事態宣言をいたしました。町政執行方針でも、「2050 年二酸化炭素排出実質ゼロの町」を明記してございます。そこで以下の 3 点について質問します。1 点目、気候非常事態宣言として、2050 年を目途に二酸化炭素の排出を実質ゼロとする目標を掲げられました。将来に向けて数値目標を示すことは良い事ではございますが、同時に宣言をした責任が伴うものと考えております。本年度中に町長の任期の中で、2050 年までの二酸化炭素排出抑制工程表であるバックキャスティングを作成して、公表すべきだと考えますが、町長の考えを伺います。2 点目、二酸化炭素排出実質ゼロを強力に推進するためには、国からの補助に加え、企業からの協賛は欠かせないものと考えております。しかし、製材業者の衰退や縮小、撤退による下川の木材から製品までのサプライチェーンの脆弱さが増していると私は考えますが、今後どのような施策を打っていくのか、考えを伺います。最後に、森林組合の説明ですと、人工林の半数は 50 年生を超えて成熟しているとの説明がございました。町有林の 50 年生の林…これはどの程度の面積を有しているのか伺います。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

小原議員の「「ゼロカーボンシティしもかわ」の確実な推進施策について」の御質問にお答えいたします。御質問の 1 点目、「2050 年までの二酸化炭素排出の抑制工程表、バックキャスティングを作成して公表するべき」についてでありますが、御案内のとおり、今年 3 月の議会定例会議にて、2050 年二酸化炭素排出実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティしもかわ」宣言を表明いたしました。この大きな目標を達成するため、具体的な目標や方向性を定める必要があることから、今年度、「下川町地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」の策定を予定しております。本計画は、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づき、地域の自然的・社会的条件に応じて、二酸化炭素の排出抑制等を推進するための総合的な計画であり、二酸化炭素排出削減量等の目標を設定し、その目標達成のために実施する措置の内容を定めるものであります。計画策定に当たりましては、実効性のあるゼロカーボン推進施策等の検討のため、庁内プロジェクト会議やSDGs推進町民会議での議論、町民向けの地球温暖化問題に関する勉強会や意見交換会での意見等を反映し、計画素案のパブリックコメント手続を経て、計画を策定・公表してまいります。御質問の 2 点目、「下川の木材から製品までのサプライチェーン化に向けた施策」についてでありますが、引き続き循環型森林経営に取り組みつつ、施業の拡大を図ることで、林産事業者への原木の提供を強化するとともに、林業振興基本条例の改正に際し、意向等を反映するよう検討してまいりたいと思います。御質問の 3 点目、「町有林の 50 年生の人工林面積」についてでありますが、3,097ha の人工林のうち 1,403ha が 50 年生以上であります。いずれにいたしましても、ゼロカーボン、脱炭素の取り組みを進めることにより、地域課題の解決と持続可能な地域づくりにつなげるよう汗をかいてまいりたいと思います。以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。

質問 7番 小原仁興

最初に基本的なところから伺いたいと思います。ゼロカーボンシティしもかわ…一つの柱として、森林整備、森林施業、これが大きな柱になっている…ここの部分は間違いないでしょうか。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

下川の歴史からいいますと、百二十有余年の中で、林業、あるいは林産業の事業というのは、非常に大きな役割を担ってきたところであり、20 世紀の後半から、循環型森林経営に対する考え方が…方向性を決められ、そして平成 26 年から着手したところでありますけれども、これについては、環境やあるいはまたエネルギー政策というところに大変結びついたものでございまして、まさしく議員が仰るように、森林林業というのは下川町の要であると考えてございます。以上です。

質問 7番 小原仁興

それでは質問をしていきたいと思います。今年度、下川町地球温暖化対策実行計画区域施策編…何かこれ…いろんな編があるんでしょうね。これの内容について、まず説明をしていただければと思います。併せて、これがどの時点で公表されるのか、今の見立てで構いません…説明を求めます。

答弁 政策推進課長 田村泰司

御質問にお答えいたします。区域施策編という形で、今回計画を策定いたしますけれども、これに関しては、国の地球温暖化対策計画に即して、その区域の自然的社会的条件に応じて、温室効果ガスの排出量削減等を推進するための総合的な計画というふうにいわれております。計画期間に達成すべき目標を設定し、その目標を達成するために実施する措置の内容を定めるものでございます。また、温室効果ガスの排出削減等を行うための施策に関する事項として、再生可能エネルギーの導入、それから省エネルギーの促進、公共交通機関の利用者の利便の増進、緑化推進、廃棄物等の発生抑制等循環型社会形成等について定めるものということで、国の方では定めているところでございまして、現在ですね、先ほど町長の答弁でもございましたとおり、この策定に向けての準備作業といいますか、そういった形で庁内の本部、あるいはプロジェクト会議をこれから動かしていく形になっておりまして、併せてSDGs推進町民会議の中でも、いろいろと御意見を頂きながら進めてまいりたいと思っておりますけれども、この実行計画策定に当たって…広範囲な計画になりますので、今後、国の補助事業等も申請しながら、予算を確保して、この計画を立ててまいりたいというふうに考えておりまして、その予算の関係が確定次第、区域施策編の作成作業に移りますので、最終的な事業といいますか…計画ができるのは、来年の 2 月ぐらいを予定して、今、取り組みを進めようとしているところでございます。以上です。

質問 7番 小原仁興

この施策…先ほど町長の答弁の中でですね、町民向けの地球温暖化問題に関する勉強会や意見交換をしていくと。おそらく、今までコロナの関係でそんなイベントなかなかできなかったと思うんで、これからの事になるんだと思いますけど、何回程度…どれぐらいやるんでしょうか。国の申請が通ってから…先ほどの答弁の上でですね…国の申請が通ってから計画を立てるということで、幾分タイムラグがあると思いますけど、その間にどれぐらい町民から情報を…一生懸命引っ張ってくるというか、ニーズに応えるべき情報を集めるのか、そこらへんの計画があれば答弁をお願いします。

答弁 政策推進課長 田村泰司

町民の皆さんからの御意見を頂く形で進めてまいりますけれども、国の予算というか…補助事業を通ってからという部分もありますけれども…計画自体はですね…策定は。先行してですね、いろいろな取り組みを今進めているところでありまして、今月中には庁内のプロジェクト会議を立ち上げて議論を進めてまいりますし、7 月に入ってですね、専門家の方の講演をいただきながら進めてまいりたいと思っておりますけれども、その際にSDGs推進町民会議の皆さんに…専門家の講演会にも出席していただきながら、いろいろと議論を深めてまいりたいと思っております。専門家の講演会というものも含めていきますと、町民の意見交換会としては…広くは 3 回程度、今のところ考えているところでございます。以上です。

質問 7番 小原仁興

私の押さえている数字ですと、令和 2 年の上川支庁に提出されている林業の資料しか持ち合わせてませんで、私の記憶上、4,430ha 町有林があるという認識でございます。今現在の町有林の面積、分かりましたら答弁お願いします。

答弁 農林課長 古屋宏彦

今、御指摘ありました 4,430ha と、後、分収林…国有林を一部お借りしている部分…これが 200ha ぐらいあります。それを合わせますと、おおむね4,700ha というのが町有林の経営面積でありまして、所有されている 4,430ha に昨年36ha…40 に満たないぐらい…すいません…ちょっと手元にありませんが、この部分は所有することになっておりますので、4,470ha ぐらいは所有ということになろうかと思います。以上です。

質問 7番 小原仁興

それでですね、先月の文書質問で同僚議員が林業施策について質問をしてございました。どれぐらいの収支が出てるのかという質問でございまして、答弁によりますと、5 年間を見てっていうようなくくりでしたけど、1ha 当たり 55 万円と。昨年の収入というか…黒字額は 700 万円の黒字だったというような答弁でございました。これを受けて町長の所感を伺います。

答弁 農林課長 古屋宏彦

ただいまの御質問につきましては、いろんな事業の補助…国の補助事業などを活用しております。後は主伐事業等によって、売り払いもございます。もろもろ…足したり引いたりというところも当然ありますが、おおむね 700 万円の黒字というのは…そのとおりではあります。ただ、年によっては、主伐・間伐など、できる場所がいろいろありまして、出材積の量が若干変更する可能性があります。ちなみに、おおむね…令和 2 年度実績でいきますと、9,800 ㎥ほどの出材がございます。令和 3 年度につきましても、おおむね取りまとまってはいますが、10,000 ㎥を少し超えている程度ということになっております。今後につきましては、向こう 5 年間を目指して 20,000 ㎥まで…この出材積を引き上げていきたいというふうには考えております。それに伴って、かかる経費、収入などもいろいろあるとは思いますが、赤字がその年…仮に発生しても、それなりの量に済ませていき、長期的には黒字を目指していきたいというふうに考えております。以上です。

質問 7番 小原仁興

先ほど 4,700ha あるだろうということで答弁をいただいたところでございます。ちょっと難しい話になっちゃって…答えれなかったら仕方ない話ではあるんですけど、採木できる面積、そのうち何ヘクタールあるか、答えれたらお願いします。

答弁 農林課長 古屋宏彦

通常の山は伐採等…手を入れることはできます。しかし、水源かん養林…分かりやすいのであれば…上名寄の矢文の方にかん養林がございます。こういうところは基本的には切らないでおくということになっております。大体それが…すみません手元に資料がありませんが…400、500ha ぐらいはあったかと思います。ですので、実質 4,000ha 少々が伐採等…手を入れることは可能かと思っております。後、急斜面につきましては、崩れるような場所がありまして、そこも手をつけるのは…駄目ではないんですが、後回しということにもなっておりますので、それも若干引いていくと、もうちょっと少なくなるかもしれません。以上です。

質問 7番 小原仁興

私も林業にちょっと身を置いていた人間ですから、よく町民の方から、4,700ha…今受けた数字ですけど…4,700ha あったら、もう森林経営としては十分いけるだろうと…これ以上持つ必要ないとか、いろんな論は出てはくるんですけど。でも今、課長の説明があったとおり、切っちゃいけない場所があってみたり、地形が駄目な場所、昔はワイヤーリフトみたいなやつでわざわざ吊ってまで降ろしてきたり…今はほとんど機械で収穫するんで、機械が入れない所は基本的に駄目であったりだとか、袋路であったりだとか、林道を整備していなくて…ほかの地権者の所を跨いで行かないと主伐ができないよとか、そういうような場所があったりするんで、ここらへんは…それこそ思いがそぐわないというか、町民の方が一生懸命そう申されても困るという部分があったんで、あえて質問をいたしました。そこでです、今、1,403ha…50 年生林の土地がある。これは…ざっくりいったら…全体面積の 25%を優に超えてるんだと思います。以前説明を受けた時にも、何年生何年生と…毎年決まった樹齢が揃っていないものだから、50ha ずつやっていっても、ずっと永続的に進めるということができない。今でいってったら 50 年生林がたくさんあって、これを採らないことにはいけないよって…優先順位がすごく高いところに今…止まってるっていうことが明らかになったわけでございます。そこでです、ここらへんはどういう答弁が来るかは…ちょっと分かんないんですけど、収穫して植えた時に、そこらへんの波というのを軽くすることはできないのでしょうか。答弁を求めます。

答弁 農林課長 古屋宏彦

ただいまの御質問にお答えいたします。毎年…ここ近年、40haに満たないぐらいの量をまずは主伐をしています。それ以外に間伐…択伐も含めた間伐がございます。これもそれなりに…100ha を超える…令和 2 年の実績だと 110ha を超えている状態になっています。実はこの主伐、若しくは間伐する時に、連たんをすることができないというふうに言われております。連たんというのは、班単位で…ここの班を切りました、そしてそのまますぐの所を切って、10ha を超えるような状態にしてはいけないというようなものがあります。ですので、ぱっと見ると…虫食いのような状態で実はやっていっているのが現状です。先ほどお話がありました、林道などが当然入ってるなどなど…いろんな諸条件を満たした所…そこと、先ほどお話があった、50 年生…もう切ってもいいよっていうような場所を…なるべく多いような場所を探しながら、現実的には切っていってるという状態。後、間伐も…一部…切るわけにはいきませんが、この列は相当…50 年生が多い列だということであれば、列状間伐などもすることがございます。その条件条件に合わせて、実際に手を入れているところです。以上です。

質問 7番 小原仁興

私も初めて知りました…10ha 超えてはいけないっていうルールがあって、そこの範囲内で採っている。ということは、逆を言えば…これは町民に対して説明になりかねない話なんですけど、1,400ha あるからって…いっぺんに採っては駄目という解釈ですよね。取りあえず確認で答弁を求めます。

答弁 農林課長 古屋宏彦

今の仰るとおりで、仮に人手があって 1,000ha できるとなっても、それを全部は当然できないということと、後やはり…年次でやっていく方が作業効率がいい場合もございますので、そのあたりは総合的に勘案をさせていただいている現状でございます。以上です。

質問 7番 小原仁興

それで、先ほどの話にもう一回戻りたいと思います。森林整備でその波を何とかできないか…私も何とかならないのかなってちょっと考えておりまして、最近植えるものといえば、木を植える時にクリーンラーチっていう品種を使うそうであります。これは、森林の成長が早い、主木が真っすぐ伸びる、良い製品が採れやすい。そういう意味で好まれて使っているようであります。また、成長が早いっていうのも…どれぐらい早いかは取りあえず担当課に聞いてみたいと思います。どれくらい…今までの木より早いのでしょうか。

答弁 農林課長 古屋宏彦

地形や植える場所…日当たりなど、総合的にいろんなことを考えなければなりませんが、おおむね 5 割増し程度、1.5 倍以上のスピードがあるというふうにいわれております。先日、植樹祭でも植えていただいたコンテナ苗というタイプになりますが、活着が非常にいいということがございますので、全体的に考えると、もう少し材積的にも増えるかもしれません。今までだと…やっぱり自然環境によって、植えたはいいけどなかなか活着しなかったという率も、クリーンラーチの場合は上がっているというふうに聞いております。以上です。

質問 7番 小原仁興

成長が非常に早い印象の答弁でございました。つまり、クリーンラーチを主伐する頃には、ほかの周りの町有林のその時期の部分と重なってくる、追い越してくる可能性があるわけでございます。主伐がどんどん前進していく可能性がある。逆に成長の遅い木を植えて、そこらへんを平準化させていくということはできないのでしょうか。答弁を求めます。

答弁 農林課長 古屋宏彦

クリーンラーチ自体は大変将来性のある樹種というふうにいわれておりますが、今現状で…まず種の確保が大変厳しい状態です。これは、その業界が全体生産量の調整をする時や供給量を安定的にというところで…ある程度調整されていると聞いております。一方でクリーンラーチの場合は、苗木…切った苗を植えて…挿し木といいますが、こちらの方での成長も実はできるということで、一部の民間企業ではこの技術を確立されているところがございます。そのようなものと併せて、植えることができる本数が確保できれば、今のお話のように、数十年先には、他の樹種よりも後に植えたにも関わらずクリーンラーチを先に主伐するケースが出てくると思われます。ただ、先ほどの 50 年生などなど…トドマツ、カラマツが相当まだ植わっておりますので、それを考えるよりは主伐できる時期のものをなるべく優先的に…まずは切っていくことが肝要かと思いますし、その後の実際の苗木生産ですね、こちらの方も今まで以上に全国的に植樹が増えているっていうこと考えると、やっぱり北海道単位、若しくはこの近隣の単位で…育種の方ですね…苗木を育てるということも考えなければならない時が来るんではないかというふうに見込んでおります。以上です。

質問 7番 小原仁興

そこらへんの…木の種類等も含めながら、全体的に循環型森林経営にどうやってつなげていくか、これは私たち…今の時代がいいっていうことにはならないんです。農業もそうですけど、私たち農業をやる時には、子孫から土地は借りていると、子孫に返す時には、ちょっとでも石は無く…いい状態に。50ha60 年伐期、3,000ha やっていくって言うんであれば、ここから先の世代が、ちょっとでも…50 年で 60ha…しっかり主伐できるという形に戻していくことができるのならば、戻していく努力をすべきではないか、これは私の個人的な意見でございます。下川の木材からサプライチェーンが崩れてるんでないかということで町長に先ほどお伺いしましたら、林業振興条例の改正に際して意向に反映するように検討すると、条例改正によってそこらへんがしっかり回るようにしていきたいという答弁でございました。おそらく、下川町内で、小学生、中学生あたりに「下川といって…三つ挙げて」と言ったら、ジャンプは入るでしょうね。木がしっかりその指に入るかどうか…という部分がいささか疑問が最近あるんじゃないか。昔は…私の先々代がやってましたけど、木彫があってみたりだとか、森林施業に関わっていた人が…それなりに多くいたりだとか。出口でいってったら…箸があったとか、下川の出口に向かって…木炭もそうですね…融雪散布の時期に木炭があったと。下川町に出口がある…最終的にこの製品になるっていうところまでのストーリーがあるだとか、今…現状の北町工場で、刈ったでっかい木から小さい木まで…とことん使い尽くして一つのシステムができているだとか、そこらへんのストーリーがあって、下川さん寄附させてほしいっていうストーリーになるんだと思うんです。今回、不幸にも製材業者がちょっと…被害に遭ってしまったりして…胸痛めてるところですけど、そこらへんのしっかりした出口について、本町のストーリーとしてしっかり作る…森の生活もそうですよね…という部分が重要だと思うんですけど、そこらへんの考えはどうなのか伺いたいと思います。

答弁 農林課長 古屋宏彦

ただいまの製品ストーリーの関係、サプライチェーンの方からのお話かと思っております。現状、下川町内で、今、材として利用されているのは、60,000 から 70,000 ㎥といわれています。町有林は 10,000 ㎥程度、後それに広葉樹が若干という感じでなっておりました。先日、広葉樹の製材をする工場が…実は焼失したところでありまして、非常に私たちも残念であります。ただ、ここの段階においては、時代が時代でいろいろな移り変わりがある中で、下川の…とことん使い切るという…このあたりはやっぱり森林林業の出口として大事にしていきたいと思っています。ただ、その時代時代によって、いろんなものが製品として出てきたり、その製品の作り方もを変わってくるということがあります。このあたりについては、その時代に適応するようなやり方を考えてはいきたいと思っておりますが、やはり具体的にいくと、やっぱり木炭というものは、下川の今までの歴史を作ってきた大きな旗頭の一つの製品だと思っています。こちらの木炭っていうことを…今までのレジャーとか、焼肉等のものから、一つの副産物として出てくる炭等も、例えば私…農林課を担当しておりますので、例えば農地にどのようにかにして還元できないかということも含めて考えていって、それをもって使い切るというところに結びつけていきたいというふうに思っております。以上です。

質問 7番 小原仁興

以前に 4 パーミル・イニシアチブについて質問した部分もちょっとふれていただいて感謝します。林業に関する話でないんですけど、似たような事例…1 件ちょっとお知らせしたいと思います。インターネットの検索サイトである…大手さんがですね、三笠市へ 1 億円の企業版ふるさと納税を行っております。これは二酸化炭素の排出量を地下埋設させるということで、企業が二酸化炭素の排出量に非常に気を砕いているという証左なのだと思います。下川町もしっかりしたストーリーを立てて、下川町の木が最終的に製品になって、そしてしっかり出口まで一通りの流れがあると、加工して地域経済を更に大きくしてるんだという部分、ここらへんはしっかり…下川町の利益のために…損して得を取るではないけれど…支援をするところは支援をしながらしっかり選んでもらう、そういうところが必要なんだと思っております。ゼロカーボンシティしもかわということで、3 月の定例会議でゼロカーボン議会という宣言をして、議長がマスコミを通じてアナウンスしたところであります。その際、下川町議会としては行動指針を設け、そしてそれに沿って…現時点で動いているところです。車で出勤したら車で出勤しましたよ…チェックシート入れながら、誰がどれだけ使っているか。また、議員控室などの電気をこまめに消すだとか…そういう部分。これは、正直…私、宣言したところですぐ気持ち…変わんないだろうなって穿っていた節もあったんです。しかし結果は違いました。もういきなり次から自転車で通う議員が出てきてみたり、話に上がるんですよ…新選組ではないけれど…いろんな人に…議員同士で、今日は車で来たのか、どうだ歩いて来たかとか。先ほど紹介した大焼肉大会、私…一献するつもりは全くなかったんですが、歩いて行くかと。家から出る時に常にゼロカーボン議会っていうのが頭をよぎるんです。気持ちとしては歩いて行こうかなと思うんですけど、私もドジだから…ここに来てから忘れ物ということもいろいろあったので、私はできた議員でないんで…車で来ることの方がはるかに多いですけど。何が言いたいかというと、これはちょっと行政側に踏み込んだ意見になるかもしれませんが、職員の中で行動指針を設けることぐらいはできないのか…といったことをちょっと考えていただきたいんです。例えば小学校、中学校で、一人の子が朝礼の時に脇を見る…これ一人だったら誰も見ないんですよ、でも、その中のたった 5 人か 10 人が横を見ちゃったら、全員横を見る。これはね、小さい力で大きく変わるチャンスだと思います。町長、ここで職員に向けて行動指針ぐらいは考える気持ちはあるでしょうか、答弁を求めます。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

早くから下川町は環境モデル都市の選定を受けて、もう既に十数年経過しておりますけども、マイカーでの出勤を抑制したりですね、様々な事は職員に向けて…これまでの行政運営の中で進められてきたところですが、現実には実際に行われているというのが見えないところがございました。今回、このゼロカーボン宣伝をしたことによって、様々な組織を立ち上げましたので、今度はそのプロジェクトの会議の中で、しっかりとそういう…職員ばかりではなくて、当然住民の皆さんにも協力を求めていかなければなりませんけれども、そういう指針を作りながら、数値化をして、そしてこのゼロカーボンに向けて進めていきたいと、このように考えておりますので、御理解いただきたいと思います。以上です。

質問 7番 小原仁興

私たちの…ゼロカーボン議会と銘打ってやってること、決して…お前が車で来たら駄目じゃないか、家から近いんだから歩いて来いって…誰も言わないんですよ。でも、何となしの話ですけど「今日、俺歩いて来たわ」…普段の話から出てくると、各議員もちょっとはピリッとしてくるんです。これは本当に小さい変化だけど、大きな変化ですよ。昨日も帰る時、同僚議員が、常任委員会室…電気が 1 個点いていて、「何だ」と言って消して帰ったぐらいですから。これは、私たちがこの奉職に就いていた時には、ほかの職員が消してくれるものだと思って、おそらくそのまま帰ってたんだと思います…悪いですけど…私も見て見ぬふりをして帰っていただろうな。議員控室で我々情報交換していても、「もうそろそろ帰んないと…電気点けっぱなしだね」って言って帰る事の方が…実は多くなったりしております。それこそ行政と議会ですから、そのようにやるべきとは申しませんけど、そこらへん…そういう変化が私の心の中にもあったということを紹介しながら、町長に最後、ゼロカーボンの…決意を述べていただいて、私の質問は閉じたいと思います。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

下川町では全国先駆けて、この環境問題、そしてエネルギー問題に取り組んでまいりました。一定程度リードしてきたこの施策を、更にスピード上げてですね、他の市町村と協力関係が作れるところは協力関係を作り、そしてまた下川町が秀でて様々な施策を生み出せるところは生み出しながら、今後取り組んでいきたいと、このように考えております。それには職員だけではなくて、町民の皆さん、議会の皆さん、そして町全体でですね、このゼロカーボンに向けた取り組み、そして考え方っていうのが求められてくると思いますので、その際には多くのメッセージを発信しながら推進してまいりたいと思いますので、御協力をよろしくお願い申し上げたいと思います。以上です。

出典:下川町議会 令和4年6月会議 2022年6月21日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる