みんなの議会

新冠町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月20日

ゼロカーボンシティ宣言について

2025年6月20日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「ゼロカーボンシティ宣言について」質問し、町長 山本政嗣、教育長 下川徳久が答弁しました。

質問者
伹野裕之 議員
答弁者
町長 山本政嗣、教育長 下川徳久

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 8番 伹野裕之

8番伹野裕之です。議長より発言の許可を頂きましたので、通告に従い、「ゼロカーボンシティ宣言について」質問いたします。当町は、本年3月に「ゼロカーボンシティ宣言」を行いました。これまでに、同僚議員がたびたびゼロカーボンに関連した施策提案を行ってきましたが、前町長からは一度も前24向きな答弁がなかったように感じられます。そのような状況の中で、このたびのゼロカーボンシティ宣言はあまりにも唐突でした。このように感じたのは、私だけではないと思います。前町長は、まちづくりの中でやり残した仕事、施策として後継者指名した町長にゼロカーボンシティによるまちづくりを託したのではないかと思われます。特に前町長からの宿題とも言える置き土産なのではないでしょうか。前町長から後継者指名を受けた町長は、前町長のゼロカーボンシティ宣言によるまちづくりの思いを十分に理解し、受け継いでいくものと推察します。しかしながら、町長の所信表明でゼロカーボンに関連した新たな事業としては、一般家庭の再生エネルギー導入、太陽光に対する助成制度の創設を挙げているにすぎません。何か物足りなさを感じずにはいられませんでした。ゼロカーボンシティ宣言を行った先進地では、言うまでもなく国の補助制度を活用した様々な取り組みがなされ、新聞等などで報道されています。学校教育では副読本などを使い、ゼロカーボンに関連して環境教育も行われています。当町においては、ゼロカーボンシティ宣言後、町民に対する啓蒙活動もなく、広報も不十分で、十分に周知されていない状況でゼロカーボンの内容も理解できていなく、ゼロカーボンシティ宣言を行ったことすら知らない町民がいることも事実です。ややもすれば、ゼロカーボンシティ宣言が看板倒れになりかねません。このような状況を改めるには、日常生活に密着した必要以上の周知が必要かと思います。日常生活で実践できるゼロカーボンについて、分かりやすく解説する出前講座なども行っている自治体もあります。ゼロカーボンシティ実現のためにも、きめ細やかな周知徹底を図るべきと考えます。町長が思い描く新冠のゼロカーボンシティはどのような町なのか。それに向けての具体的な取り組みは。実効性のあるゼロカーボンシティ宣言であることを願いたいと思います。町長の所見を伺います。

答弁 町長 山本政嗣

伹野議員の、ゼロカーボンシティ宣言の御質問にお答えを申し上げます。当町は、本年3月、役場の事務事業に伴って排出する温室効果ガスの削減、吸収作用の強化を目的といたしまして、地球温暖化対策実行計画の事務事業編を策定いたしました。計画の策定は、「地球温暖化対策の推進に関する法律」第21条において地方公共団体実行計画の事務事業編の策定が義務と定められたところによるものでございますけれども、計画の策定によって新冠町や新冠町役場は、地域の範として脱炭素社会の実現に向け、町として貢献するということを公にしたものであり、また同時に行った「ゼロカーボンシティ宣言」によって取り組み意思を公的に示したということでございます。本年3月の計画策定と宣言でございますので、取り組みは、その途に就いたばかりでございますが、実行計画事務事業編では、町の事務事業によって発生をする温室効果ガスを2030年度までに2020年度比較で29%削減するいうこととして、今後の取り組み25を推進していくということにしております。削減の取り組みといたしましては、御案内のように、公共施設の照明や街路灯をLED化にすること、及び公用車の更新時にはEV車の導入を推進することや、ペーパーレス化、これを推進することで、目標達成に向け鋭意努力を行ってまいることにしているところであります。御質問を頂いた啓蒙活動や出前講座の開設など、町民生活への普及及び町全体の取り組みについては、今後策定をする実行計画の「区域施策編」これにおいて定め、取り進めることとなり、この中で明確化、具体化させていくことになります。この区域施策編におきましては、地域の特性に鑑みまして、住民をはじめ事業者、教育機関などとの連携、あるいは推進に当たっての住民との合意形成、さらには町全体の温室効果ガス排出総量、これを正確に把握することが必要となるために一定程度の時間を要し、かつ困難な取り組みとなることが予想されますが、当町は今後、脱炭素の取り組みをまちづくり事業の中で取り組んでいくということでございますので、この区域施策編の策定に取り組む中で議員御指摘の事項についても検討し、そして具体化していくということになりますので、まずもって御理解を賜りたいというふうに思います。そのような中ではありますが、脱炭素の取り組みにおいて先行できる取り組みについては、即座に取り進めるべきとの判断から、一般家庭の再生エネルギー導入に対する助成制度をいち早く創設することで、脱炭素の取り組みを推進したいというふうに考えたところでございますので、その趣旨を御理解頂きたいと思います。また、区域施策編の策定を含めた脱炭素の取り組みにつきましては、議会との協議を経ながら取り進めていくことになりますので、その際には議員各位の御意見、御協力を頂きたいというふうにも存じます。いずれにいたしましても、まちの未来、あるいは国の未来を築く取り組みである、この脱炭素の取り組みについては、まちづくりの礎を築く取り組みでありますので、今後においても力強く推進していく考えでございますので、御理解を賜りたいと思います。以上です。

再質問 8番 伹野裕之

はい。再質問は町長に2点、教育長2点お尋ねしたいと思います。まず、町長に1点目、今回庁舎内の機構改革で総務課に行政DX推進室、産業課に鳥獣被害対策推進室、そしてプロジェクトチームとしてふるさと納税推進室を設置しました。同様にゼロカーボンシティ実現のために多くの自治体が設置しているように「ゼロカーボン推進室」を設置する考えはないのでしょうか。ゼロカーボンに特化した推進室を設置することで、町民への理解浸透が図られ、きめ細やかな事業策定がなされ、町長の描くすばらしいゼロカーボンシティが実現されるものと考えます。それともう1点、一つの案として町有地を民間事業者に貸出し、太陽光による地産地消の発電事業を進めてはどうでしょうか。太陽光パネルで発電し、全量を町内施設に供給し26てもらう事業で、環境省の脱炭素再生エネルギー関連交付金で事業費の2分の1、最大3億円の補助制度というものもあります。考えてみてはどうでしょうか。さらに教育長に2点。1点目、ゼロカーボンを広く町民に理解してもらうために、社会教育の事業の中で、プラスワンセミナーなどでゼロカーボン関連の講演を行ってはいかがでしょうか。それともう1点、学校教育の中で総合学習の時間などを利用してゼロカーボンへの理解を深める環境教育を行っているのでしょうか。もし取り組んでいないのであれば、副読本などを活用し、環境教育を進めるべきと考えます。この2点、教育長に所見をお伺いします。お願いします。

答弁 町長 山本政嗣

再質問にお答えを申し上げます。ゼロカーボンに関する推進室の設置、当初の御答弁で申し上げましたけれども、これから町全体を含めた実行計画の区域施策編、これをいかに策定していくかということを素案をしてまいります。したがいまして、それらの策定の仕方、庁舎内での取り組みの仕方、これを具体化する中において、当然専門の部署あるいは専門の担当者というものの配置もですね、検討していかなければいけない。ですから今年度計画を検討いたしますので、検討の中で、次年度の4月に向けた中での必要性をですね、判断をしてまいりたいと思います。同じく、町有地を利用した太陽光パネルの設置、これは、区域施策編にも関わるわけでありますけれども、町全体の排出量をいかに削減していくのかということの中の対応として、そういったことの手法も一つの方法かと思います。いずれにいたしましても、現段階で区域施策編の概要も骨子も固まっておりませんので、それを詰めていく中において、そういった手法も含めて検討していくことになると思いますので、その点現段階での御理解を頂戴したいと思います。

答弁 教育長 下川徳久

伹野議員の再質問に対して答弁させていただきます。1点目の社会教育で行っているプラスワンセミナーについてお答えをします。既に今年度のセミナーにおきましては、日高山脈襟裳十勝国立公園に関する内容で進めておりますので、次年度以降の参考とさせていただきます。よろしくお願いします。2点目の学校教育においてのゼロカーボンについての理解についてお答えいたします。ゼロカーボンにつきましては、現在、小学校、中学校において社会科及び公民科において学習を進めております。また、ゼロカーボンの理解につながる地球温暖化問題、これにつきましても、理科や総合的な学習の時間の中で学習を進めておるところです。伹野議員御指摘のように、カーボンの排出量を自然環境や植林により吸収させ、ゼロに近づけ、現在の自然環境を次世代につなげていくことは世界的な潮流であり、学校教育におきましても児童生徒の理解を進めていく必要を感じております。今後も、御指摘の副読本を使用した27社会科や理科、総合的な学習の時間の中で環境教育を進め、児童生徒のゼロカーボンに対する理解を進めてまいります。以上でございます。

再々質問 8番 伹野裕之

ありません。

出典:新冠町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月20日 議事録 PDF(23ページ) 間違いを知らせる