下川町議会 令和3年12月会議 2021年12月15日
(1)ふるさと交流館について/(2)上名寄16線大排水について/(3)農林業担い手・移住定住政策について
2021年12月15日、下川町議会の一般質問で、中田豪之助議員が「ふるさと交流館について」「上名寄16線大排水について」「農林業担い手・移住定住政策について」について質問し、町長 谷一之、教育長 川島政吉、教育課長 今井真司、建設水道課長 平野好宏、政策推進課長 田村泰司が答弁しました。
- 質問者
- 中田豪之助 議員
- 答弁者
- 町長 谷一之、教育長 川島政吉、教育課長 今井真司、建設水道課長 平野好宏、政策推進課長 田村泰司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次の件名ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の件名の表記です。
質問 2番 中田豪之助
私は、ふるさと交流館について、上名寄 16 線大排水について、農林業担い手・移住定住政策について通告しております。まず、ふるさと交流館についての質問です。郷土資料は、現在、札天山収蔵館、旧菱光小学校に収納しており、新たに収蔵する倉庫を造る考えはないという…文書質問でのお答えでしたが、一、現在のふるさと交流館は、展示品が過多であり、多くの来場者に楽しんでもらえるよう「企画展」を工夫するためにも、札天山収蔵館、旧菱光小学校に収納されている資料との入れ替えを図るべきではないでしょうか。二、展示品の入れ替えを実施するには、郷土資料で同一のもの、極めて類似したものは整理するべきです。そのためには、収蔵品 1 アイテムごとの写真を伴う電子台帳といいますか…データベースを整備するべきと考えます。このようなデータベースがあれば、例えば農村かつ昭和かつ工芸といったような収蔵品をリストアップ可能です。また、ほかの自治体との収蔵品貸し借りも円滑に進めることができます。このような電子台帳の整備には、専門的技術と専属の人員が必要であると考えます。新たな担当者として、地域おこし協力隊を募集してでも行うべきと考えますが、町長、教育長の見解をお伺いします。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
中田議員の「ふるさと交流館について」の御質問にお答えしたいと思います。三つの施設の役割につきまして、「ふるさと交流館」は下川町の歴史・文化・産業等をコンパクトに理解していただけるような郷土資料を中心に常設展示し、特に注目していただきたい観点で毎年「企画展」を計画し実施しているところであります。その時必要となる展示物については、札天山収蔵館、旧菱光小学校のものを利用することもあります。「札天山収蔵館」は、ふるさと交流館で公開しきれない中型・大型の収蔵品を中心に分野別に整理し公開しているところであります。「旧菱光小学校」は、札天山収蔵館で公開しきれない郷土資料を保管する倉庫と考えているところであります。なお、質問の詳細につきましては、この後、教育長より答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。以上です。
答弁 教育長 川島政吉(教育長は2024年6月まで)
1 点目の「展示品が過多である」ということにつきましては、これまでに多くの町民の方から、町の歴史・文化・産業等に関わる資料、いわゆる郷土資料を数多く寄贈していただいていることによるものです。今後、「常設展示」は、「企画展」と連携し、その都度一部の配置等を工夫し、運営を進めてまいりたいと考えております。2 点目の「郷土資料の整理」につきましては、寄贈者の思いもあることから、十分に配慮して丁寧に対応してまいりたいと考えております。また、郷土資料の管理につきましては、既に市販のデータベースソフトを使用して、資料 1 点ごとの台帳を作成し運用しているところであり、新規寄贈の時、資料が重複しないように事前に確認することや、企画展など事業での資料検索や、ほかの自治体との収蔵品の貸し出しで利用しているところでありますが、データベースの内容を研究して、リストアップしやすいなど改良し、使いやすいものにしたいと思います。さらに 2 点目の「新たな担当者」の任用につきましては、周年事業等の特別企画展を実施する場合に教育委員会職員を中心に取り組んでまいりますが、事業等の規模に応じて会計年度任用職員を採用し対応してまいりたいと、今のところ考えている次第であります。以上申し上げて、答弁といたしますので、御理解賜りますようお願いいたします。
質問 2番 中田豪之助
展示品が多いのではないか、オーバーに…たくさんありすぎるという質問に対して、常設展示、企画展は、その都度一部の配置を工夫して運営を進めていきたいという御答弁でしたが、具体的にその配置等を工夫するということは…どういうことをお考えでしょうか。この間も議会で、ふるさと交流館に所管調査で行ってまいりましたけれども、やはり収蔵品といいますか…展示品が多いと、テーマが散逸して絞り込めない…いろんなものがありすぎて総花的になってしまうという印象を受けました。配置を工夫してというよりは整理するべきと思いますが、お考えを伺います。
答弁 教育長 川島政吉(教育長は2024年6月まで)
数多く…寄贈していただいてるんですけども、同じような寄贈品が重なることがあります。ただ、これは寄贈してくれる方が別々な人なので、それと同じような分類なんですけども年代とか…その歴史が違うということもありまして、どうしてもそれは保管したいということもありまして展示品が増えている事実はございます。それと、ふるさと交流館の展示につきましてですけども、どちらかというと総花的に…全般的に誰が見ても分かるような展示物を並べていることから、そういうふうに見られることもあると思います。ただ、その部分は、企画展の中でどういうふうに入れ替えればいいのかっていうこと、それから札天山の収納物も入れ替えをしながら、どういうふうにふるさと交流館の中でより良い企画展をするのかということで、その都度、一部の配置等を工夫し…というふうに今のところ考えているところでございます。
質問 2番 中田豪之助
はい、分かりました。企画展を工夫するために…テーマを絞り込むために、電子台帳というのは今よりも…もっともっと機能を充実させる必要があると思います。具体的に…一つの収蔵品に対して、いろいろな角度から写真を撮って保存しておくと、後々見る時に…ここはこういう特色があるなということで企画を大変立てやすいと思いますので、是非そういうところはですね、電子台帳…データベースについて工夫していただきたいと思います。それから、私が下川町に来て…もう 16 年ぐらいになるんですけれども、昔…下川学会というものがありました。来て間もない頃、たまたま参加したんですけれども、下川町の歴史とか、こんな活動をしている人がいるとか、勉強になりました。町に知り合いが増えて、移住して短期間で知り合いが増えるっていうのはとっても心強い事でした。 その勉強の後に懇親会があって、そこは飲食ができて、それは移住してきた当時の私には凄いご馳走で…大変楽しみでした。現在、下川学会というのは活動はされてないですけれども、懇親会の方は移住者向けにタウンプロモーションが頑張って行っていることであります。最近は、移住とか、お試し移住の人が増えているので、下川学会の活動があれば大変プラスになると思います。ここに…貰ってきたんですけれども…このようなリーフレットをかつて作成しておりました。この当時、ここに書いてある…大変良いこと書いてあるんでちょっと読ませてください…「地域学下川学会とは、下川での地域育ての実践と地域研究、会員相互の交流を通して、学術的概念の再構築を図り、社会変化に対応し、主体性をいかした新たな地域づくりを推進し、下川の継続的な発展に寄与することを目的として、2003 年 10 月 1 日に設立されました。」とあります。この設立の経緯、趣旨というのは、いまだに古びることなく、続けていくべき良い理念だと思います。大変…こういうことがSDGsの理念にかなって、まさにこれをやることはSDGsの実践につながると私は考えます。ここにいる先輩の方々に私が申し上げるのも恐縮ですけれども、郷土の歴史とか、良かった点、悪かった点、昔はこんなじいちゃんがおった、あんな婆ちゃん…口うるさかった、でも料理の何とかの煮物は美味しかったというのは…郷土の誇りでありまして、私が申し上げるように地域おこし協力隊のような…まず 3 年間は居てくれるような人を募集して、NPО 下川学会なり、財団法人下川学会なり、そういうのを設立して管理運営する、そういう拠点にふるさと交流館は最適と考えます。そして、このような活動はSDGsの理念に合致し、そういう活動をしている町だからこそ移住者も誇りを持って下川に住み続けられると考えます。どのようにお考えでしょうか、見解をお尋ねします。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
中田議員の再質問にお答えしたいと思いますが、ちょっとその…地域学下川学会の背景でありますけども、当時…2003 年に下川が設立したというお話をされましたけども、全国的に地元学というのがブームの時代でありました。その頃、役場職員なんかといろいろ議論を重ねていくうちに、各地の事例を参考にしながら、下川でも地域の様々な資源を探究して、そしてそれを研究して、付加価値をつけていこうじゃないかという、そういう機運が盛り上がりまして、その 2003 年に地元学の一つとして下川学会を立ち上げたわけであります。初代は私が代表をいたしまして、数年来…運営を任されておりましたけど、その後は次の方にバトンタッチをし、そして数年後には発展的解消という形で…違う様々な団体の活動が盛んに行われるようになりましたので、そこで地域学下川学会は名前を無くすような形になったわけであります。しかし、今…SDGsのお話ありましたように…まさしく地域の様々なポテンシャルを引き出す上では、SDGsと地域学会は非常に類似してるところはあるんではないかと、私も感じているところでございます。今後はですね、その名前をそのまま…また使うということだけではなくて、また違う団体がそのような活動を展開していただける、そういうような機運を町としても少しサポートしながら推進をしてまいりたいなと、このように考えてございますので、御理解いただければと思います。以上です。
答弁 教育課長 今井真司(教育課長は2022年3月まで)
今、下川学会とふるさと交流館というような…つながりでの話ですので、しっかりとした考えを持ったお話ではないかもしれませんが、そういった団体が…行政でサポートしながら育っていった場合には、そういったところで利用されるのも一つの考えかなと思います。
質問 2番 中田豪之助
大変理解を示していただきまして、誠に…そのとおりと私も思います。教育長のお答えでは、会計年度任用職員を採用して、今後…ふるさと交流館の整備を進めていきたいという…さきのお答えでしたけれども、このようにふるさと交流館を拠点として、地域学とかですね…下川学会という名称にこだわらず、もっと発展的なものに進める…その第一歩として、役場のОBとか、郷土の歴史に詳しい方、ボランティアを募って、ふるさと交流館サポーターズのようなものを組織して、公募して、もっとSDGsに貢献っていいますか…郷土の誇りと歴史と地域資源を研究して、それを町民でみんなに共有していくと、そういうような…役場ОBとか、ボランティアの方を募って、サポーターズクラブのようなものを組織されると、大変…予算もあまりかからないで、きっかけになると思うんですが、見解をお伺いします。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
まさしく…先ほども答弁させていただきましたけども、行政が先導してやるのがいいのかどうかというような問題もありますけれども、そういう機運を高める…そういう助成はできるんではないかなと考えてございますので、中田議員にも是非そのへんアドバイスをいただければと思ってます。また、先ほどのブックレットでありますけども、これ実は当初 20 のアイテムを考えまして、そして優先順位をつけてですね、そして現在のところ 10 ほどのブックレットの種類になってると思いますけども、まだ…実は当初考えていた 20 種類っていうのが達成しておりませんので、そういうようなところをですね、下川町の資源発掘という意味では今後引き継いでやっていく可能性があるのかなと思ってますので、そのへんもいろいろと議論をしてまいりたいなと思います。以上です。
質問 2番 中田豪之助
そういう時には、私もできる範囲で協力をさせていただきたいと思います。次の質問に移りたいと思います。上名寄 16 線大排水についてです。今年の 10 月に短時間での大雨が降りまして、16 線の大排水が氾濫しました。その時に文書質問しましたが、その回答には「大排水路は延長が長く、縦断勾配がとれないため、排水が停滞する箇所が出ることが根本的な原因」としています。10 月 4 日に名寄川の水位は、国土交通省の「川の防災情報」サイトで確認しましたが、通常より 2mほどしか高くありませんでした。それでも農地が冠水したのは、勾配ではなく、直角に曲がる流路が問題ではないでしょうか。また、この数十年間に水田が減って、最近では樹木の伐採も進んで、自然の保水力も落ちています。農家も山主も経済・経営を考えるなら、保水力の低下は止まりません。根本的改修が必要ではないでしょうか。そして、今回の大雨以後、水路内の土砂上げ等の活動は行ったでしょうか。また、今後そのような管理、メンテナンスを行う計画はありますでしょうか、お伺いします。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
中田議員の「上名寄 16 線大排水について」の御質問にお答えしたいと思います。1 点目の「10 月 4 日の名寄川の水位は通常より 2mほどしか高くなかった。それでも農地が冠水したのは、勾配ではなく、直角に曲がる流路が問題ではないか。」につきましては、名寄川及び樋門を管理する名寄河川事務所に確認したところ、10 月 4 日の大雨時においても、名寄川の水位は大きく上がることはなく、樋門の水位にも余裕があったとの回答をもらっているところであります。このことから、名寄川から大排水路への水の逆流はなく、今回の大排水路が溢れたことと河川水位との因果関係はなかったものと考えております。大排水路が溢れた主な要因は、縦断勾配の不足であると考えておりまして、根拠といたしましては、溢れた箇所は大排水路の直線区間であること、この区間は降雨がない場合でも水が滞留していることから、主な要因として判断しているところであります。しかし、溢れた要因は一つだけではなく、複数の要因が重なり発生しているものと考えられることから、直角に曲がる箇所やほかの要因についても状況を確認しながら、大排水路の適切な管理に努めてまいりたいと思います。2 点目の「根本的な改修が必要ではないか」につきましては、例えば大排水路の直角に曲がる箇所を直線に改修する場合は、現在農地として使われている場所に排水路を新たに整備することとなります。また、排水が滞留しないように必要な勾配を取るためには、横断する国道下のカルバートボックスの改修や、排水の出口となる樋門の位置を現在より下げる必要がありますが、樋門を管理する名寄河川事務所と協議したところ、今回の大雨による治水上の問題は特になく、河川の構造上、樋門の取付位置を下げることは難しいとの回答をいただいております。このことから、根本的な解決に向けての改修は非常に難しいと考えております。3 点目の「今年度の活動及び今後の計画について」でありますが、大排水路は延長が長いことから、次年度以降、計画的に水路内の滞留土砂の掘削や、部分的な改修を実施し、その経過を観察し、できるだけ被害が及ばないように対応をしていく考えでございます。以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
質問 2番 中田豪之助
今、町長の…直角に曲がる所とか、ほかの要因についても、状況を確認しながら大排水路の適切な管理に努めると。そして、大排水路は延長が長いので、次年度以降、計画的に水路内の土砂を上げるとか、部分的な改修を実施していくというお答えでした。大排水路の適切な管理と部分的な改修について、具体的にどのようなことを想定されるかお伺いします。
答弁 建設水道課長 平野好宏(建設水道課長は2023年6月まで)
ただいまの質問にお答えいたします。計画的な管理というところでいいますと、先ほど来、直線部分が…というお話をいたしました。上名寄の 17 線から 16 線にかけてですね…勾配が緩くて水が滞留しているということで、そのあたりの砂利ですとか、水草が繁茂してるような状況が確認できておりますので、そのあたりを中心として土砂上げをしていくということが…まず効果的なのかなと思います。また、改善という部分ですけども、溢水する箇所につきましては、畦の土盛りなど…そういったことが安価で効果的な改修ではないかなと思っておりますけども、こちらにつきましても、地先の方ですとか、関係機関と連携してですね、具体的な策を講じていきたいというふうに考えております。以上です。
質問 2番 中田豪之助
ちょっと確認なんですが、大排水というのは…そもそも町が管理するものなんでしょうか。後、河川とか…準用河川、排水、大排水、用水、そういうものは下川町ではどの課が所管で、どの川は国土交通省とか…そういう切り分けといいますか…定義とかありましたらお伺いします。
答弁 建設水道課長 平野好宏(建設水道課長は2023年6月まで)
まず、河川ですけども、一級河川、二級河川、準用河川、それと普通河川というふうに分かれます。一級河川は、特に重要な水系として国土交通大臣が指定した河川ということになります。二級河川は、一級河川以外の水系でありまして、重要河川として都道府県知事が指定した河川というふうになります。準用河川は、一級、二級以外の河川で、市町村長が指定する河川ということになりますけども、下川町に準用河川はございません。それ以外の河川が普通河川ということになります。大排水路につきましては、本町では道営ほ場整備事業で整備したものになりまして、基本的にはですね…本来土地改良区が管理を行うということになります。ただし、土地改良区だけの管理ではなくて、緊急的な部分というところでですね、町がこれまで…土砂上げですとか、補修ということをやったということもございます。以上です。
質問 2番 中田豪之助
はい、ありがとうございます。以前に文書質問で質問した時にですね、直角に見える所が…実は大排水路の直角の中に…柵渠板と読むんでしょうか…また更に内側に板があって、そこはカーブがついているという…だから直角でも問題はないよと読み取れるようなお答えだったんですけれども、これで具体的に…どのぐらい水がスムーズに流れるか、水が減速するか、今ちょっとここで…言葉で説明できますでしょうか…無理だったらいいです。
答弁 建設水道課長 平野好宏(建設水道課長は2023年6月まで)
かつての道営ほ場整備の資料を土地改良区から借りて見たんですけども、水量ですとか、スピードに関する資料は…ちょっと確認することができませんでした。ただ、現地の方を見たり、各個の縦断勾配の資料を見ますと、16 線側の所よりも…国道渡った方が勾配は若干あるということは分かってきます。後、現地の方で水の流れを見ますと、直角に見える所も柵渠板がアールのついた形になってまして、実際問題としても…直角に曲がる角ですが…近年ですね…溢水して被害があったということは、担当の方に確認しても見られないということになります。具体的に…スピードですとか、そういったものを示す資料はございませんでしたので、御報告いたします。
質問 2番 中田豪之助
素人考えでは、その直角に曲がる所が非常に問題でないかという気がしますので、そこの水が溢れていないというのであれば、是非そういうようなことを証明できるような図面といいますか、ムービーといいますか、実際の記録といいますか、町民が安心して納得できるようなメッセージといいますか、資料を作成していただきたいと思います。私も 1 週間ほど前に、この水路の所を実際に見てきました。課長が仰るように、16 線、17 線の所は相当土砂が埋まってまして、そこへまた水草が生えていて、水路の 3 分の 1ぐらいは水深が浅くなっているような状況でした。そこの所を土砂上げするだけでもかなり状況は改善すると思われますので、そのような善処を期待するところであります。次の質問に移りたいと思います。農林業担い手・移住定住政策についてであります。最近、本町で就農を希望する人が増えていると聞きました。一、今日現在、何人、何組の方が希望していて、研修を受けられる方、受けられない方、何組いるのでしょうか。二、上名寄 12 線の道場に二部屋空きがあると思いますが、後二組は希望者を受け入れられるということでしょうか。三、今の希望者に、下川町で農家となることを希望した…その志望動機を詳しく聞き取り調査して、今後の政策にいかすべきです。四、農業だけでなく、事務職や林業、工業など、下川に移住した人、転出する人に、その理由、動機を聞き取って、今後の政策にいかすべきと考えます。町長の見解をお尋ねします。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
「農林業担い手・移住定住政策について」の御質問にお答えしたいと思います。1 点目の「就農希望者の状況」についてでありますが、今年度は 11 件の相談がございまして、そのうち 4 件の応募を受けたところであります。その後、新規就農受入部会におきまして、新規就農予定者について協議検討しまして、4 件のうち 1 件を予定者として認定しており、11 月から研修を開始しているところであります。今後は 2 件の面接を予定しております。2 点目の「研修道場への入居」についてでありますが、令和 4 年 4 月以降に 2 件の新規就農予定者を認定し、研修を開始する予定としており、現入居者の 2 戸と併せて 4 戸が入居する見込みとなっております。そのうち 1 件は、令和 4 年 11 月に就農を予定してございまして、退去することから、その時点での入居件数は 3 件となります。3 点目の「就農希望者の志望動機を今後の政策にいかすべき」についてでありますが、相談受付の際には志望動機の聞き取りを進めているところであります。そのうち 1 件は放牧型酪農業を希望してございまして、今後、該当する農業者と経済的事情などの調整を始める予定としております。耕種農業では、下川町農業の特長であるフルーツトマト栽培に興味を抱くケースや、下川町林業の取り組み、さらにSDGsの目標に対して関心を抱き、相談に来られているところであります。特に相談時の一次窓口の対応は懇切丁寧に行ってございまして、当町へ就農する気持ちを高めていただけるよう努めているところであります。今後におきましても、農業と併せて様々な情報を発信し、丁寧な対応に努めていきたいと考えております。4 点目の「農業だけではなく、事務職や林業、工業など、下川に移住した人、転出する人に、その理由、動機を聞き取って、今後の政策にいかすべき」についてでありますが、総合移住推進を図るため、下川町産業活性化支援機構内にタウンプロモーション推進部を設置しまして、移住相談のワンストップ窓口を設置しており、住居や仕事、子育て支援情報の紹介などを実施しているところであります。タウンプロモーション推進部では、役場総合窓口と連携しまして、転入・転出手続きをされる方に対する任意のアンケート調査を実施しており、その理由や動機などについて把握・分析し、更なる移住施策の推進にいかしているところであります。以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。
質問 2番 中田豪之助
移住とか転出の動機ですね…既にタウンプロモーション推進部の方でアンケート調査を実施していると…その動機を分析しているということですけれども、この場で何か…例えば期間を区切って…こういう理由で下川町に移って来られた、こういうことで下川町から転出されたっていう例示を示すことができますでしょうか。
答弁 政策推進課長 田村泰司
御質問にお答えいたします。アンケートにつきましては、転入・転出時に役場総合窓口の方で御協力を頂いておりますけれども、回答率については約 3 割から 4 割ぐらいということでございます。まず、転入の要因につきましては、転入理由それから下川町に魅力を感じた点、また町の情報収集方法、それから事前に知っておきたかった…これから知りたい情報はということで、この数点についてお聞きしておりますけれども、転入理由につきましては、町内での就職・転職、それから御家族の都合、それから勤務先の都合…いわゆる転勤ですね、これが多くを占めているところでございます。また、下川町の魅力ということでありますけれども、やはり自然の豊かさということが下川町の魅力ということで…森に囲まれているですとか、そういった…働き方が多様ですとか、以下、いろいろ 1 件ずつですけれども、住民主体であるとか、町民に魅力的な人が多いとかっていうようなお話がございます。SDGsに関する事もございます。町の情報収集方法としては、我々が運営しておりますタノシモのホームページが一番多い状況で、そのほか町内の親戚、御友人の方に情報を聞いてとか、インターネットの記事を読んでとか、観光協会とか町のホームページを見てというところが大多数…約85%ぐらいがこういったところであります。事前に知っておきたかった情報ということで、空き家・住まいの情報、それから商店・飲食店の情報、医療・介護、そして仕事・求人というところが多いところでございまして、一方、転出の要因でございますけれども、こちらについても提出される方のアンケートの回答率が大体 30%…3 割ぐらいの方に御協力を頂いておりまして、転出の理由については、勤務先の都合…これは転勤ということが一番…36%程度が転勤ということでございます。また、町外への就職・転職が 27%、そのほか御家族の都合ということで 24%、この三つが多くを占めております。また、町にお住まいになって不満だった点というのも聞いておりまして、1 位が買い物・商業施設、それから交通アクセス、医療・福祉環境というところで、この三つが多くなっております。転出については、この 3 点について、お答えいただいている状況でございます。以上でございます。
質問 2番 中田豪之助
はい、ありがとうございます。タウンプロモーションの方での転入、転出の理由は…まあ一般的といいますか、もうちょっと詳細に分からないと、今後の政策についてはあまりいかすことが難しいのかなという感じがしました。ただ、農業について希望する方の理由として、フルーツトマトの栽培に興味があったとか、下川町の林業の取り組みや、SDGsの目標について関心を持ったというお答えがありました。フルーツトマトは、今、耕種農家でメインとなるような作物で、そこに関心を持たれるのは当然と思いますけれども、やはりその林業への取り組みとか、SDGsの目標に対して関心があったっていうお答えがあるということは、そこのところを失望すると、それは下川町に失望することにつながりかねない。そこが事前に自分が得た情報、自分が下川町に来る時に思ってたイメージと…「何だ…来てみたら違うじゃん」と思ったら…もうがっかり失望しちゃうという心配がありますが、ここのところはいかがお考えでしょうか。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
先ほど田村課長の方から説明しましたように、月に 1 回程度、タノシモカフェという…移住者を中心とした交流の会を開いてございますが、基本的に…移住して来られる方々に、下川町の良さばかりを伝えるんではなくて、やはり見えない中で…悪い点、あるいはまた問題点、そういうところを…直にお話をしまして、そしてその最終的な判断で、移住を決めるかどうかということにつながってるんではないかと思います。下川町が様々な取り組みをしている中で、実際に全てが 100%満足いくようなことが…事前の情報収集の中であるかどうかっていうことが…疑問でございますけれども、いずれにしても、やはり親切丁寧にですね、下川町の実態を伝えていくということが大事ではないかと思っておりますので、御理解いただければと思います。以上です。
質問 2番 中田豪之助
ちょっと確認なんですけども、今のお答えで、タノシモカフェで…下川町の良い点ばかりでなく悪い点も含めてお伝えしていくということだったと思うんですけれども、私の認識ではタノシモカフェっていうのは…既に町に移住してきた人が参加するように思ってたんですけれども、移住前の人もそこに来て、情報収集っていうか…どんな感じかなっていうことを探るっていうか…知りたいと思って、移住前の人も来ることがあるんでしょうか。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
現実には移住されてない方々が…お試しで下川町に数日暮らしてみるとかですね、下川の人とふれてみるとか、そういうのがこれまでも交流会の中で起きてございます。ちょうど先週も土曜日に…このタノシモカフェが開催されたんですけども、その中にも…既に一時的に下川に暮らされている方で、将来これを定住化しようかと考えてる方もやはりいらっしゃいました。そういう意味でも、直接やっぱり…下川町に移住された先輩の方や、元々下川に住まわれている方とそういう交流の機会をたくさん作っていくということが非常に大切ではないかなと思ってます。以上です。
質問 2番 中田豪之助
先ほどの説明…タウンプロモーションのアンケートのことで、転出でも転入でも結構…仕事上の転勤とか、就職とか、家族のことという理由が結構多かったです。それは仕事上の事なんでしょうがないことだと思います。ただ、林業の取り組みとか、SDGsの取り組みとか、そういう理念的な事になってきますと、先ほどの下川学会での取り組みっていいますか…下川の地域資源っていうか…良いところをアピールするっていうのは、そういう仕事とかじゃなくて…自然のある暮らしっていいますか、持続可能な生活を求めて来る方には非常にアピールできる点だと思います。それから、最近、下川町に農業で実習に来た…11 月から来た地域おこし協力隊の方に私も話す機会がありました。やはり、下川町を選んだのは、単身でも農家として受け入れてもらえる制度があると、そして役場職員の方の親切な説明、対応が大変にありがたかったということを仰ってました。本当に職員の方の御苦労には敬意を表します。これからもそういうような対応を続けていってほしいと思う限りです。私の質問をこれで閉じさせていただきます。