みんなの議会

下川町議会 令和7年12月会議 2025年12月17日

(1)小学生、中学生の読解力・記述力向上について/(2)公区の今後について

2025年12月17日、下川町議会の一般質問で、中田豪之助議員が「小学生、中学生の読解力・記述力向上について」「公区の今後について」について質問し、教育長 古屋宏彦、町長 田村泰司が答弁しました。

質問者
中田豪之助 議員
答弁者
教育長 古屋宏彦、町長 田村泰司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次の件名ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の件名の表記です。

質問 4番 中田豪之助

前の同僚議員に引き続いて、小学生、中学生のことを質問したいと思います。読解力・記述力の向上についてということです。AIに関してのことなんですけれども、今、大人も子供もAIというのが急速に進歩していて、それをどのように向き合って使いこなしていくか、使われないようにしていくかというのは、大人も子供も今非常に突きつけられているような問題だと思います。そういうようなところで、AIに取り残されないような学力を小学生、中学生に付けてもらいたいなという…そういうような問題認識でこの一般質問をさせていただきます。本町の小中学生が正答率で全国・全道の平均を上回ったそうなんですけれども…これは下川町のホームページにも載っていました。一方で、根拠を明確にして書く、理由を書く、説明するという記述力について正答率がやや低かったそうです。全国的にも児童生徒の学力低下が問題になっていて、読解力についても警鐘を鳴らす専門家がいます。このような状況で、今後、町は小中学生にどのような教育方針で臨むのかお伺いします。

答弁 教育長 古屋宏彦

中田議員の「小学生、中学生の読解力・記述力向上について」の御質問にお答えいたします。令和 7 年度全国学力・学習状況調査につきましては、国立・公立・私立学校の小学校第6 学年、中学校第 3 学年を対象に、教科に関する調査といたしまして、国語、算数・数学、理科の調査が実施されました。本町におきましても、下川小学校、下川中学校でそれぞれ実施されております。同調査につきましては、昨年度まで北海道のホームページへの掲載をしておりましたが、今年度より各市町村のホームページ上での掲載ということに変わりました。本町の調査結果につきましては、公立学校の範囲での比較ではありますけれども、一部抜粋してお伝えしたいと思います。小学校の国語について、本町は 67 ポイントではありましたが、全道は 65.4、算数について、本町は 61 ではありましたが、全道は 55.2、理科は、本町 67 に対しまして、全道は56.3 ということで、全て上回っております。中学校につきましては、まず国語、本町 54 に対して、全道 54、ほぼ同じ、数学につきましては、本町 60 に対して、全道 46.7、理科については、ちょっとポイントの考え方が若干異なりますけれども…IRTスコアという比較になります。本町は 578 ポイントでありましたが、全道は 505 となっており、ほぼ上回る結果となっております。先ほど中田議員から質問がありましたとおりですが、国語では「根拠を明確にして書く」、算数・数学では「理由を書く・説明する」などの記述力に関する正答率はやや低くなっております。本町におきましては、同調査の母数自体が 20 程度ということで、児童生徒個々の成績に平均値が影響を受けやすいため、良かったら喜びたいところではありますが、一喜一憂することなく、子供たちの理解に応じた授業進捗に心掛けて、引き続き授業改善を図るほか、正答率が低かった部分につきましては、改善方策に従い、ねらいを明確にしたICT機器等の活用を一層推進し、個別最適な学びとして、記述力の学びの質の向上を図ってまいりたいと考えております。以上申し上げまして、答弁といたします。御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

質問 4番 中田豪之助

今、教育長からの答弁にもありましたけれども、理由を書くとか、説明するとか、根拠を明確にして書くという能力というか…そういう力は子供の頃から大切といいますか、そこが弱いとAIに負けるそうなんですね…これはもう少し後で詳しく述べますけれど、別の全国版の記事だと、中学 1 年生の学力がひどく低下しているというようなニュースがありました。分数の足し算ができないのは当たり前とか、もっと単純な足し算、引き算、掛け算、割り算ができない子もいると、語彙力もないので、そこも補ってあげる必要があるというニュースといいますか…そういう声もあります。本町は、ようやく小中一貫教育がスタートしたばかりで、いろいろ…中学校の先生が小学校に教えに行ったりということも始まっていて、そういうところで…どうなんでしょうね…実際何か効果が上がっているとか、始まったばかりだから…まだこれからのものだよという、そういう状況はいかがでしょうか。

答弁 教育長 古屋宏彦

今お話ありました小中一貫の取り組みの効果…比較ですね、このへんにつきましては、中学の数学の先生が小学校 6 年生の算数を教えに行くという「乗り入れ授業」と言っておりますが、これが令和 6 年から始まっておりまして、つまり去年は小学 6 年生、今年の 4 月から中学 1 年生の振り返りテストをしたところ、点数が大変良かったというふうに聞いております。恐らくこれは個々の子供に応じたことをやっていたということもあるんですが、恐らく…中学 1 年になって格段に教科が難しくなる、この格段に難しくなるというところを小学 6 年の段階からいろいろ…多分教えていたんではないかなと思います。そういうようなところが実は今回効果が出ている。乗り入れ授業については、「中 1 ギャップ」といわれるんですけど…この部分について、ギャップの幅をぐーっと抑える…本当はなだらかにしたいんですけど、そういうギャップを極力小さくできるんではないかなという取り組みです。あと、中学校では、数学担当の先生が 2 人おりまして、少人数での学習をしております。生徒の理解力の進捗に応じて 2 班に分けて授業を行っているという取り組みもあります。そういうような取り組みは過去から行われているんですが、このようなところがもしかしたら今年の中学 3 年生の学力調査に部分的に反映されている可能性はあるんではないかと思っております。以上です。

質問 4番 中田豪之助

中学校の先生が教えに行くとか…中 1 ギャップをなるべくなだらかにするとか、大変良い取り組みだと思うので、引き続き頑張ってほしいと思うわけでありますが、先ほどの教育長の答弁の中で、ねらいを明確にして、ICT機器の活用を一層推進して学びの質の向上を図っていくみたいな答弁があったんですけれども、ICTといいますか…国はタブレットの授業とか、デジタルの教科書とか、デジタルのドリルということを盛んに進めているんですけれども、ある人が言ってたんですけど、デジタルドリルを一生懸命やって勉強した気分になって、それでテストで良い点を取ると、すごい成功体験というか…いい気分になって、実は読解力が不足してるということに気付きにくくなると、中学生でデジタルドリルを繰り返すと、一次方程式ぐらいのテストだと満点取れる可能性もあって、漢字とか英単語はそこそこ成績が取れると、それはうわべだけの満足というか…間違った成功体験というか…そんな感じで、もしそれで中学 3 年生になって受験勉強に向かい始めると、なぜか成績が下がる。本人は薄々気が付いているはずで、何か先生の言っていることが分からない、教科書を読んでも分からないという恐ろしい事態がある…そういうふうになる可能性があるよという指摘もされております。それで学力の低下ということなんですけど、今回、「AIVS.教科書が読めない子どもたち」という本…これが結構私の問題認識の元になっています。新井あ ら い紀子の り こさんという方が書いた本で、この人も大学 1 年生の授業をしていて、ものすごく学力が低いということでいろいろ活動を始めた方です。数学者で、専門が数学教育、人工知能、それで小中学生の学力・読解力を何とかしないとこれからの時代が大変なことになるというので「一般社団法人教育のための科学研究所」を設立されて、学力向上のための共通テストのようなことを盛んにやっておられる人です。この方が、受験勉強が終わったばかりの大学 1 年生の学力が低いのは非常に問題だと、基礎的な読解力に問題があると考えました。それで中高生・社会人、2 万 5,000 人に調査を行ったんですね。読解力といっても、川端康成とか夏目な つ め漱石とかそういう小説…行間の意味を探るような文学的なことではなくて、もっと当たり前というか…読めば分かるはずの教科書の文章、そのような問題を 2 万 5,000 人に行ったんです。例があるんですけど、口頭で言っても分かりにくいですが…ゆっくり読みますね、「幕府は、1639 年、ポルトガル人を追放し、大名には沿岸の警備を命じた。」…次の文章は、さきの文章と同じか異なるか答えなさい、「1639 年、ポルトガル人は追放され、幕府は大名から沿岸の警備を命じられた。」というテストの問題ですけど、この時の中学生の正答率が57%、高校生の正答率が 71%だったそうです。これはAIには結構難しい問題だそうで、出てくる単語がほぼ同じで、ちょこっと順番と言い回しが違うだけなんですね、それでも中学生で半分弱しか正解がなかった。これは二者択一の問題なので、鉛筆を転がしても消しゴムを投げても 2 分の 1 は正解になるんですよね、それが正答率 57%ということは消しゴム並みで非常に問題がある。そういうのは簡単にAIに仕事を奪われる可能性があるということです。本町の全国学力・学習状況調査も恐らく選択式の…3 択か 4 択か分かりませんけど…そのような問題だと思います。先ほどの答弁にあるように、算数・数学で、理由を書く、説明するなどの正答率がやや低いと…元々本町の児童生徒は母数が少ないと答弁の中にありましたけれども、母数の多い少ないということはあるんでしょうけど、やっぱり教育としては、少なくても中央より学力が弱いようなお子さんを一生懸命指導して、平均並みにというか…もっと学力を上げてあげるような、寄り添って指導するようなことが大切だと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 教育長 古屋宏彦

学力を中央値の方へということで、今回の調査で人数が出ております。それを見てみると、例えば中学の数学は大変良かったというふうに出ていますが、実は何割かの子が…とてつもなく満点に近くて、そして何人かは…0 点ではありませんけれど中央値から少ない方にいました。結局これは業界用語で「フタコブラクダの状況」というそうです。このフタコブラクダの状況は、実は平均値はそれなりに上がるんですけれど、今、中田議員が仰ったように、平均値にいかない子がそれなりにいるということが如実に出てしまっている状況で、私が今心掛けているのは、この子たちをできるだけ中央値の方に近づけていく努力が下川に必要だろうと思っています。恐らく先ほどのお話にあるように、読解力が原因で…もしかしたら正しく問題を読めていない場合、あと、そもそも数の数えがもしかしたらできない…数を数えるというもの自体に何かしらの理解が足りなくて正答まで至らない、そういうこともあるかもしれません。そういうようなところを何とか中央値の近くにもっていきたいと思っています。それで、先ほどは申し上げておりませんでしたが、実は小学校に専科教員というのがおります。小学校というのは担任が全ての科目を教えるんですけど…中学校は教科ごとに先生が分かれている教科担任という言い方をします。それで中学の国語の免許を持った先生が小学校に入り込みまして、国語をお教えしています。国語に特化した先生ですので、いろんな教え方ができるというふうに聞いております。具体的には、地域の力を借りて俳句などにも取り組んでおりますけれども、そういうようなところで子供たちに徐々にでも読解力を身につけてほしいと。私これ…記憶でありますので…もし間違っていたら申し訳ありませんが、確か 3 年ほど前の全国学力調査では、国語の読解力が全道平均至ってなかったように記憶しております。それが去年から専科教員が入ったことによって、ほぼ同じぐらいの数字が出ているということは、やはりそれなりに上がっているんではないかと思っています。恐らく専科教員の教え方というのが大変上手なんだろうなと思っています。これは担任制と教科担任というのと…ちょっと違いがありますので、一概に先生の資質を比較するものではありませんけれど、そういうふうな取り組みをしながら、なるべく学力を中央値の方に近づけていく努力、これは日頃からしていきたいと思っております。以上です。

質問 4番 中田豪之助

本当に…質問を通じてですね、徐々に小中一貫教育の効果が出てきていて、明るい希望を持ちたいなと、そういうふうに考える次第であります。私の提案なんですけれども、「一般社団法人教育のための科学研究所」の新井先生がやっている「リーディングスキルテスト」といって…片仮名なんですけれども…今の読解力の実力がどの程度か判断するテストがあるそうです。福島県相馬市そ う ま しの教育委員会は…採用していると…受けていると、そのほかにも会津あ い づ美里み さ と町立高田た か だ小学校とか、 東 京農 業大学第二高等学校とか、そういうところで実施されていて、高い評価を得ています。本町の小学生が 115…116 人、中学生が 54 人ぐらい…先生もこの際テストを受けていただいて、190 人として大体 40 万円ぐらいで済むそうです。先生も一緒にテストを受けると、こういう問題かと…それは紙で配付されないんですよね、教室とかそういうところに集まってオンラインで…タブレットとかノートパソコンを通じて問題が出る。だから答えた後全部回収されちゃうんですね、それで後からオプションで成績表が送られてくるというようなテストだそうですけれども、大変…ほかの教育委員会とか学校でも成果を上げているそうなので、このようなテストを…更に本町の一貫教育をサポートするためにも導入したらいいと思うんですけども、いかがでしょうか。

答弁 教育長 古屋宏彦

リーディングスキルテストを導入してはどうかというお話を頂いております。これも…毎月行われる義務教育経営会議、小中学校の校長先生…教育委員会と一緒に会議する会議体があるんですけど、こちらで一般質問の内容、私の答弁、これはまず共有させていただきたいと思います。それで、直ちに読解力の関係を取り組むかどうかというのは、校長先生の考え方も当然伺ってみたいと思っております。ただ、この読解力というのとAIという考え方につきましては、実はAIが勝手に動くのではなくて、人間がそれ相応に言葉を駆使して入力をすると素晴らしいものが出てくる、だけど、いい加減なものを入れるといい加減な答えが出てくる…傷口が広がるような答えも出てくるというふうに聞いております。結果、使いこなせているようで実は使いこなせていないということが…読解力がないがためにAIすらうまく使えないということが起きる可能性もあります。そういう意味では、読解力というのはどうやったらつくのかなというふうに…私なんかは非常に思慮するところではありますが、この読解力は、小さい時から本を読むという習慣があるかないかによって大きく分かれているんではないかというのが私の肌感覚でございます。この肌感覚はなぜかというと、家庭で絵本を読み聞かせている子供に限っては、本を読む習慣が比較的ついているという…確かそういう…北海道新聞にもあったように思いますが、そのような新聞からも私も把握しているところです。ですので、この読み聞かせというのを家庭である程度…就学前に行い、小学 1 年になった時に今度は学校で一程度…読み聞かせを行う、ただ、学校にいる時間というのは家庭にいる時間に比べれば…全体では当然なくて一部ですから、家庭でも…どういう形でも振り返りや読書のサポートをしていただくなど、そういうところで相乗効果がもしうまくいけば、読解力も徐々にではありますが上がってくるのではないかというふうに考えているところです。以上です。

質問 4番 中田豪之助

今、教育長から、家庭での読み聞かせとか…絵本に馴染む習慣という答弁がありました。本当にそれは同感です。ただ、今はお母さんも働いている家庭が多い中、なかなかそういう時間が皆さんの家庭で取れないんだろうなというところを心配するところであります。義務教育経営会議でしたか…そういうところで今日の質問と答弁を共有していただき、議論の材料としていただくということなので、是非そういうことをお願いしたいと思います。専門の教育者の方…先生が、資料を見て話を聞けばですね、また一般の方とは違う…思うところがあると期待しております。ちょっと…通告はしていなくて…関係ないですけれども、グループワークとか探究学習について、それがちょっと問題があるんじゃないかという指摘もあります。これは首都圏のある公立小学校で長年教壇に立つ教員の方が言ったそうなんですけれども、グループワークとか探究学習は応用編で、塾に通っていて基礎学力が十分ある生徒にはプラスになるけれども、そうでない子には逆効果、基礎学力定着のための授業が減って、十分な下地がないままでグループワークや探究をやっても結局はついていけない。探究学習とかグループワークはそのような理由で効率がよくない…そっちで時間が取られるので計算やドリルをやったり語彙を覚えたりという反復学習をする時間が減ってしまうということも言われているんですが、教育長…ここらへんはどのようにお考えになりますか。

答弁 教育長 古屋宏彦

探究型の総合学習に取り組んでいるものとしては耳の痛いお話です。現実的に恐らくあり得る話だと思っています。恐らく、語彙力とか考える力はそれぞれ…子供の成長ステージによって変わってくるとは思いますが、やはり…考えられることをもうちょっと頑張って考えようかという子がいるのは歴然とした事実です。もうちょっと考えてみようというところに、いろんな形で大人の支援の手が伸びていくということが本来は理想ですが、もしその手が届いていなかったとすれば、その子はやっぱり迷うかもしれませんし、本来の学習目的を達成できない可能性がある。そういうことで恐らく…効率がよくないと指摘されているのではないかなと思います。これは先ほどの学力の話にも似ているんですが、語学力がないということは本当に残酷なことで、全てにおいて意思伝達・疎通ができない、若しくは十分にいかないということが実は起きてしまう…これは本当に子供が小さくても、例えば中学 3 年生ぐらいの子でも、それはほぼ同じであろうと思います。それをどうにかして学校の方で高められるんではないかなということで取り組んでいるのが、先ほどの専科教員等々のやり方の一つとなっています。ただ、これは家庭…私も子育てをしたことがありますので、なかなかつらいものではありますけれど、5 分 10 分でもいいかとは思いますので、小さな子であればあるこそ…その時に読み聞かせをしてあげる、当然就学すれば学校にも…それはやれることもある。現状、小学校では、読み聞かせの時間ということを…確か 10 分か 15 分程度設けているんだったと思うんですが…そういうことで実は取り組んでおります。それだけではまだまだ不十分だろうなと私も思っていますが、やっぱりこれは子供を育てている保護者の皆さま、各家庭の中である程度やっていただくとするならば、もっともっと今みたいな探究的な学習がいかせる場面、あと授業のお話が今までよりも分かるようになる場面、そういう場面はやっぱり必要ではないかなと思っております。その点については、小中一貫の中で学校や教育委員会が地域の方々とよくお話をするという…これは大事なことだなというふうに思っております。以上です。

質問 4番 中田豪之助

私の前の同僚議員の質問も小中の教育についてのことですよね。私は子供がいませんし、先ほどの同僚議員が子育てをしていたのは…もう随分昔のことで、AIが登場している今とは大分状況が違うんですけど、何で今…立て続けに小中学生の教育のことなのかなと…さっき思ってたんですけども、最近この議会でも…公民館で発表がロビーであったり、ホールであったり、今年は下川商業高校の方にも何回か議会として行ってますし、生徒児童さんとふれあう機会が増えたんですね。子育てがはるか昔に終わった世代が最近教室に行って…何か思うところがあって、立て続けに 2 人の一般質問になったんじゃないかと…心配だとは言いませんよ、でも少し心配もあるわけですよ…教室行って…おいおいとは言いませんけど、一方で、私だってAIをうまく使えません、教育長のお言葉にあったように…日本語が難しいとか、AIに分かるように伝えるとか、コツがいろいろあるんですよ。それで…2 年ぐらい前かな…早稲田大学マニフェスト研究所というところがあるんですよね、議会のために一生懸命…コンサルというか統計というかいろいろやってくれているところ、そこで 2 年ぐらい前に議員向けのAIの講座がありました…オンラインでやるやつ…最近聞かないですけどね。私も真似して一般質問をAIに頼んでみたんですよ…駄目…全然駄目、それは私の聞き方が悪いのか、まだAIのレベルがそこまでいってないのかは分かりません。ちなみに言うと、この本はいろいろ示唆に富んでいるけど、2018 年に発行された本です。今のChatチ ャ ッ トGPTとかClaudeク ロ ー ド、ああいうのより大分原始的なAI…今からだったら、この人の作った「東ロボくん」…そういうのはAIとは言えないようなものだそうです。だからこの人が 2 万 5,000 人にテストした時よりも、今のAIはもっと進化しているんです。それだけ…今の小中学生が大人になって就職しようと思った時に、自分の好みに反するハードワーク…昔でいったら 3Kみたいな…そういう仕事しかないかもしれないです。AIによってどんどんなくなっていく仕事…タッチスクリーンでやればお寿司屋さんで注文ができたりとか、配膳ロボットが配達してきたりとか、どんどん人が要らなくなってきますよね。その時に自分の仕事をどうするか…まだ残っている仕事、例えばお医者さん…外科の手術をするような知識もあって指先も器用でと…そういうのはなかなか減らないといわれてますよね。でも今、ロボティクスAIといって、アームでやる…AIを組み込んだものをこれから推進しようとしていますよね…日本もアメリカも…SF映画みたいな世界ですけど…そういう超高度な仕事か、AIの時代になって新しくできた仕事に就くというのもあります…それは生き延びる作戦ですよね。だけど、そういうことをやるためには、読解力、学習力、基礎学力を基にした新しい資格試験に受かるだけの実力、そういうものがないとそういう仕事には就けないと思います。それで、この本を書いた新井さんという方なんですけれども、「中学校を卒業するまでに、中学校の教科書を読めるようにすること」が公教育の最重要課題だと言っています。そして、企業に対して、「高校を卒業するまでに、高校の教科書を読める人材を採用する。そのことが最大のリスクヘッジだ」というふうに言っています。さきに…こういう質問が二つ立て続けに出たのは、最近教室に行くことがちらちら増えたからじゃないかなということを申し上げましたけれども、そのほかに、下川町は…日本中どこでも人材不足で担い手不足です、どこの企業も自治体もそういう状況です、その実態に議員としてしょっちゅう触れる…遭遇することが多いので、企業、自治体、NPОもそうかもしれません…そういうところで将来働いてほしい小中学生を今から…正しいというか…ちゃんと意思を伝えて、自分で考えられて、本でも試験でも読めると、そういう力をつけてほしいという思いがあるんだと思います。先ほどの同僚議員の中でも、教育が進んでいくと…ジャンプ少年団のように全国から…下川町の学校なかなかいいらしいよといって移住する人も増えるかもしれないし、検討される候補になるかもしれません。昔、何々立国…そういう言葉があって、教育立国じゃないですけど…国じゃないですけど…そういう下川町の一貫教育、伸び伸びとした心を育てて、これからの時代でも生き生きとした生徒、みんな中央値の方に寄っていくというような、そういう姿を目指すべきだと私は考えます。最後に、そのようなこと…教育立国じゃないですけども、教育長と町長に見解を伺って、私の一つ目の質問を終わりたいと思います。

答弁 教育長 古屋宏彦

伸び伸びとした心、生き生きとした子供、そのような子供を育てるためには、先ほど私もちらっと申し上げた…非認知能力をやっぱり育てるべきであろうと思っています。この非認知能力は、幼児期と小学 1 年、2 年、3 年、このくらいまでによく伸びていきます。ここで物事に興味を持つ、自分でできることをやる、そういうことで自己肯定感が育まれるとするならば、次は勉強に目的を持っていこうと、例えばスズキ自動車のテストドライバーになるためには算数をもっと勉強しなきゃなど、そういうようなところに取り組んでいただけるんではないかと思います。このへんには今後も私なりの立場で教育行政として力を入れていきたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

中田議員からいろいろなお話をお聞きしまして…下川町でも総合教育大綱というものがございまして、それに基づいて総合教育会議というものを私が主宰して会議を進めております。先日、その会議を行いまして、細かくは…時間のこともあるので…お話しませんけれども、下川町の教育の執行をしていくための方針的なものを私と教育長からお話をさせていただいて、それに御意見を頂きながら進めていくということでお話をさせていただきました。それで、今の議論の中で、基礎学力を上げるというのはもちろんのこと、また…最近よくお話が出るところですけれども…主体的で対話的で深い学び、そういうところがまたコミュニケーション能力を上げたり、あるいは子供たちが自分たちの中で自己肯定感、自己有用感、そういうところを伸ばしていくというところも含めて進めていくところかなというふうに思います。そういったところが、先ほどもお話のあった…公民館等であった中学生の発表、それから来週には小学生の発表もありますし、高校生の課題研究の発表…そういうところにつながっていくと思いますし、大きく言えば、2030 年のありたい姿の中から生まれた地域共育ビジョン、そういったところも含めてですね、いろんな形で地域の皆さんに御指導ですとか、御支援いただきながら、下川の教育を高めていきたいというのは同じ思いでございますので、具体的な手法については教育委員会、あるいは学校現場の方でいろいろお願いしながら進めていきたいというふうに思っております。考え方としては、下川町の教育をもっと前に進めていくという思いは同じでございますので、御理解いただければと思います。よろしくお願いいたします。

質問 4番 中田豪之助

次に、公区のことについて質問をしたいと思います。令和 4 年 5 月に、私は公区制度について文書質問をしたのですが、その後、公区事務の補助という点では、配布回覧文書のスリム化が行われました。また、公区の規模により公区長委託料の見直しも行われました。ただ、予算・決算の経理業務、総会の運営、各種負担金の納入といった事務作業は、手つかずといいますか…改善されていません。この点は公区の担当者は非常に負担となっています。そこでお尋ねします。公区の役員も高齢化が進んで、事務の負担がますます増えています。今後、町としてDX等の活用により、事務負担を軽減するような考えはないでしょうか。公区制度の今後について、現在は行政事務の補助が主な役割となっていますが、前に言ったように、各種業務の軽減を行って、業務の再構築を実行し、公区を発展的に解消して自治会組織に移行するべきという考えはないでしょうか。

答弁 町長 田村泰司

中田議員の「公区の今後について」の御質問にお答えいたします。本町の公区制度は、昭和 35 年から続く歴史ある制度で、地域コミュニティを維持する上で重要な役割を果たしております。しかしながら、人口減少や担い手不足といった課題により、従前の活動を維持することが一部困難になってきていることも認識しております。こうしたことから、令和 3 年度に設置した「公区制度検討委員会」の報告書を踏まえ、公区が自主的な運営を行うことを基本に、公区長や各公区の皆さまの声を反映しながら、行政事務の軽減や効率化などを進めてきたところです。1 点目の「今後、町としてDX等の活用により、事務負担を軽減する考えはないか」についてですが、DX等の活用は、行政事務の効率化や地域の負担軽減に有効な手段であると認識しておりますが、「デジタル機器利用、操作」や「導入に伴う初期コストや維持管理費用」などの課題があり、現時点での導入は難しいと考えており、公区の御意見や公区長連絡協議会での協議の下、公区の理解を得ながら段階的に検討を進める必要があると考えます。2 点目の「公区制度の今後について」ですが、公区を発展的に解消し、自治会組織へ移行することは、それぞれの公区で地域の自主性や合意形成が不可欠であり、町が一方的に決定するものではないと考えております。今後、公区の御意見や公区長連絡協議会での協議を重ね、負担軽減策を講じながら、地域コミュニティの維持・強化に向けた最適な方向性を整理し、持続可能な形を模索し、その結果、自治会組織が最もふさわしい形であると結論が出たときは、移行することも一つであります。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 4番 中田豪之助

今の町長の答弁で、高齢化とか担い手不足で苦しい現状、そしてDX等の活用で地域の負担を軽くするのは有効な手段であるということは同じ思いという答弁でございました。すぐにお金の掛かるデジタル機器を導入するというのは確かに厳しいんですけれども、予算・決算とか…そういう会計の標準化、各公区で会計なり総務なりの人がどのような流れで…まず最初にいついつまでにこれを納入してくださいという請求書が来て、そこから全部始まると思うんですよね、それをもって考えているうちに…あっちから来てこっちから来てといって…大体ピークが 5 月ぐらい、それから夏に少しあって…秋にあってという感じだと思います。そのような標準化を行政主導で…公区長連絡協議会などに諮って、まず標準化を進める、それで公区ごとに…違うやり方があるかとか…ないかとかっていうことを明らかにするということは非常に公区のためにもなるし、そういうことを通じて役場職員のDX能力というか…スキルアップにもつながると思うので、まずそういうところから始めてはいかがでしょうか。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。今、公区の会計のお話がありましたけれども、それぞれの公区で…ちょっとやり方が違ったりする場合もあると思いますので、まず実態を把握して、共通化できるものがあって、それが本当に効率化につながるということであれば、DX化というか…共通のフォーマットを持ってやっていくというのも一つかなというふうに私も同様に思います。あとは公区といえども、どちらかというと自治組織的な活動もされているところがあって、特殊な活動というか…別な活動もあると思うんですよね。だからそこの…区分けといったら変ですけれども…同じフォーマットでできるかというところも、やはり研究が必要かなというふうに思ってますので、今後、公区長会議ですとか…まず連絡協議会の方が先かなと思うんですけども、実態を把握するというのが現状かなと思っておりますので、御理解いただければと思います。

質問 4番 中田豪之助

本当に…公区独自の活動というのがありまして、実態をはっきりさせなくてはいけない、それを含めようと頑張るのか、それはもう切り離して共通できるところだけで…最大公約数で進んでいくのかという、そういうところは非常に大切なことだと思いますので、是非そういうことを…職員のためにもなるし、公区のためにもなるので進めていくべきだと考えます。そういう意味で言いますと、自治会に向けてじゃないですけれども、今回、公区会館が残っている公区のところに向けた管理に関する方針というところで、今後…案ですよ…まだ決まったわけじゃないけども…光熱費、燃料費、上下水道費、電気料金は町の負担とする、その他…施設消耗品、備品は公区の方で負担してよと、施設の修繕は行わないというような案が示されました。会館の維持管理というか…そういうところも、こういうふうにできるのであれば、いっそもう各種団体への負担金…それももう公区を通さないで、行政から直接各団体にいって、公区の負担を減らすようなことを将来的に考えられると思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 田村泰司

今、公区会館のお話がありましたけれども、公区制度検討委員会の報告書によりますと、公区活動で使える施設があったり、あるいは公区会館を維持するのが大変だという意見がありましたので、そういった不公平感ですね…そういったところを改善していかなければならないというところがまず根底にあったところだと思います。公区会館があることによって、やはり経費が掛かりまして…かかり増し経費があるということもあって…指定管理で今まで行っていたんですけれども、利用の状況あるいは老朽化の状況も踏まえて、一応…一定程度方向性を出していきたいという中で、公区会館がある公区長の皆さんに案を示して、これから協議を深めていくという考えでございます。今回、投票所の関係ですとか、いろんな面で統合していったこともあって、やはりそこの賃借料とかも入らないということで、公区会館の維持が非常に困難だという声もありましたので、そういった意味でこれから協議を進めて、最終的な結論を出したいというふうに思っております。そういったところもあるんですけれども、そのほかいろんな面で、各協会等にまとめてお支払いただいている点については、協会との協議も必要になるかなというふうに思っておりますので、そういった課題を…やはり公区長会議とか公区長連絡協議会の中でいろいろと協議をしていただきながら、その方法について…本当に明確な形で方針が出せればいいんですけれども、それぞれの御意見もあると思いますから、そういったものをお聞きして、今後の方向性を決めていきたいというふうに思っております。

質問 4番 中田豪之助

町民の方からも、総務・会計の業務が大変に負担であって、高齢な自分が引き受けて…非常にこの先心配であると、自分でも苦しいけど…自分ができなくなったら、もうこの公区でそういう業務をできる人がいないのだということを私は聞いて、やっぱりこれは何とかしないとなということを思いました。今、町長からの答弁で、公区長連絡協議会でまず提案して、いろいろその現状を把握してということがございました。標準化してできるところはという話もありますけれども、標準化して…大体こういう流れだというのが分かれば、NPОとか…まとめてどこかに事務処理を外部委託するということも考えられると思います。その外部委託をするには、まず、伝票はどういうふうに流れて…お金がどういうふうに流れてと…そういうことを明らかにすることがまず第一歩だと思います。そういう外部委託とかも視野に入れて考えていただきたいと思います。こういうようなことを調べていったら、デジタル回覧ということがネットで話題になっていまして、回覧板がやっぱり負担だと…回覧するのは、特にこういう天気の悪い時は、高齢者ばかりの地域では遅れがちになりますし、非常に高齢者の方の負担になります。また、町中でも…行っても留守だとか…そういうこともあって、回覧というのは大体見ているのかということもありますし…それも心配だなと思って、デジタル回覧というのもあるのかと思ったら…町でも始めたんですね。町のLINEラ イ ンに「お知らせ文書」というのが出てきまして、これ回覧と一緒じゃないかと思って…良い取り組みだと、若い人には非常に便利なものだと思います。ああいうような取り組みができるんですから…ちょっと「お知らせ文書」とは…ワードが悪いというか…分かりにくい文書だと思いますけれども、でもスタートとして大変良い取り組みだと思いますので、こういう総務・会計のこと、さらに自治会への見直しということも是非進めていただきたいと考えます。これで町長の見解を伺って、私の質問を終わりたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

お知らせ文書のデジタル化についてのお話を頂きまして、ありがとうございます。行政告知端末を廃止したことに伴います…その前からも取り組んでいたんですけれども、やはり多くの皆さんに、より行政の情報をお知らせするという中では、まだ若干…紙媒体でのお知らせも残していかなければ、皆さんに届けられないという思いもありまして、現状は広報と月中のお知らせを回覧していただくというのは…多少残っていくというふうに思っております。そのほか、LINEですとか、ホームページ、それから地デジの広報ですね、そういったものを重ね合わせて皆さんに行政情報をお知らせしていきたいというふうに思っております。将来的には、皆さんスマホですとか、パソコンですとか、いろんなところで簡単に御覧いただけるというのが理想なんですけれども、もう少しの間、皆さんが行政情報に触れていただく機会をたくさん持ちたいということで、まだ公区長の皆さまには、あるいは公区の皆さまにはいろいろとお手数をお掛けする形になりますけれども、配布して…回覧していただくというのはまだ残していかなきゃならないかなというのは私の思いであります。また、回覧に当たっては、令和 4 年の検討委員会の報告等も頂きながら、できるだけ回覧を表裏で印刷して枚数を減らすですとか、あるいは回覧で回していたものをホームページですとか…そういうところに入れて御覧いただく形に、できるだけ省力化しようということで進めてきたところでありまして、そういったところも含めて、これからも皆さんの御意見をきちっと反映しながら進めてまいりたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いいたします。

出典:下川町議会 令和7年12月会議 2025年12月17日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる