みんなの議会

下川町議会 令和6年12月会議 2024年12月18日

(1)下川町の再興に向けた取組について/(2)効率的・効果的な行政運営について/(3)危機管理体制の充実について

2024年12月18日、下川町議会の一般質問で、中田豪之助議員が「下川町の再興に向けた取組について」「効率的・効果的な行政運営について」「危機管理体制の充実について」について質問し、町長 田村泰司、町民生活課長 齋藤英夫が答弁しました。

質問者
中田豪之助 議員
答弁者
町長 田村泰司、町民生活課長 齋藤英夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次の件名ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の件名の表記です。

質問 4番 中田豪之助

皆さま、お昼を食べてこられて、ちょうどお腹もいっぱいで、ウトウトするような時間が始まるかなと思いますが、そこは真剣な質問と真剣な答弁で進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。最初に、下川町の再興に向けた取り組みについてということでございます。昨日、総務産業常任委員長の報告にもありましたように、議会で道外所管事務調査ということで岡山県と鳥取県に行ってきました。岡山県の奈義町な ぎ ち ょ うというところは、令和元年の合計特殊出生率が 2.95、その後 2.21、2.68、2.21 と高いレベルで推移しています。人口減少は防げないけれども、「少子化対策が最高の高齢者福祉」という方針を町民に説得して、2050 年、2060 年の人口目標に向けて緩やかな減少となるように、町独自の施策を進めています。鳥取県の日吉津村ひ え づ そ んというところは、令和 6 年 9 月 1 日現在の人口が 3,609 人、国勢調査では平成 7 年に減少したものの、昭和 45 年から令和 2 年まで、毎回人口が増え続けています。ここは、妊娠、出産、子育て、各ステージの切れ目のない支援を目指して、紙おむつ代等、学用品購入の助成金、小学校卒業時に祝い金を町独自の支援で行っています。プライマリーバランスの黒字化は大切ですが、ある程度自己財源も使って、必要な政策、例えば子育て、定住、産業などに支援すべきと考えます。町長の見解を伺います。

答弁 町長 田村泰司

中田議員の「下川町の再興に向けた取り組みについて」の御質問にお答えいたします。まず「自己財源も使って必要な政策の実行」につきましては、私もその認識でございますが、持続可能な行財政運営が重要であり、その前提として、下川町総合計画では、「政策と財政の両立を図るため、財政運営基準を定め、予算編成は財政運営基準及び財政計画に基づき編成する」ことを規定しており、これを原則としていくことについて御理解をいただきたいと存じます。また、「子育て、定住、産業などに支援すべきである」につきましては、人口減少を起因とする様々な地域課題が予想されますが、特に子供の教育環境の縮小や地域の自治機能の低下、地域経済や生活基盤の縮小が懸念されることからも、私も重点的な対策が必要と認識しているところであります。こうしたことから、例えば「子育て支援」に関しましては、これまで中学生までを対象としていた医療費無償化を本年度から 18 歳までに拡充し、子育て世代の経済的負担軽減を図っております。「定住」に関しましては、本年 3 月 4 日に「一般財団法人しもかわ地域振興機構」を創設しましたが、しもかわ財団の設立目的は、これまで取り組んできた「移住促進機能」に加えて、収入を得る場、住み続けられる環境、地域の魅力創出など、「定住促進機能」を強化することにございます。「産業」に関しましては、本議会に提案させていただいております「下川町産業振興基本条例」を制定し、条例に基づく支援策などを講じてまいりたいと存じます。また、これら以外でも地域課題が山積しておりますが、すぐに解決ができない課題も多々ございます。そうした課題に当たっていくため、新たな取り組みとして、今年度の総合計画基本計画の見直し作業では、私が重要と捉えている地域課題を担当課へ示し、2、3年の中期的観点での課題解決検討を指示する中で、担当課と対話をし、取り組んでいく試みを始めたところであります。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 4番 中田豪之助

下川町の総合計画(基本構想)で、下川町の再興に向けた取り組みというのが…そういう文章があるんですね。そこで、「子ども・子育て支援、学校教育、生涯学習、住宅、産業に関する施策等については、原則、毎年度、行政評価を行い、町民意見を踏まえ、政策等に反映し、基本計画を下川町の再興に取り組むべき計画と位置づけ取り組みます。」ということが明記されています。また、再興に向けた取り組みの財政運営のところでは、「政策と財政の両立を図るため、財政運営基準を定めます。」ということが書いてあります。今年の下川町の広報 10 月号で「町の財政健全化度」ということが解説されていました。数字と漢字が多くて難しいことなんですけれども、それでも少しでもかみ砕いて分かりやすいように工夫して書いてあったと思います。そこに書いてあったのが、健全化の比率でいうと、レッドカードはゼロ、イエローカードもゼロ、フェアプレーをしているという状態だと思います。さらに、年収 300 万円の家計に例えると、「生活費やローン返済などは給料の範囲に収まっていて黒字」、「同居する全ての世帯と合わせても、収入が支出を上回り黒字」、「年間の借金返済額は 300 万円のうち 21 万円」、「将来にわたる借金残高は 33 万 9,000 円」、この状態は非常に健全だと思いますが、いかがでしょうか、「はい」か「いいえ」で簡単にお願いします。

答弁 町長 田村泰司

お答えします。「はい」か「いいえ」では、「はい」ということでお答えできると思うんですけども、それについて少しだけお話をしたいと思います。地方財政健全化法という法律に従っての数値でございまして、それとはまた別にですね、その基準よりも更に…厳格にといったら変ですけれども、毎年、あるいは中・長期の視点で、どのような姿が望ましいかというのを考えた上で、政策と財政の両立ということを考えた上での総合計画上の財政運営基準というのを設けて、先ほどお話がありました、プライマリーバランスの黒字化ということで、これを目指すということを運営基準の中に明記しているところであります。プライマリーバランスの黒字化ということで、言葉では単純なんですけど、どちらかというと…簡単に申し上げますと、1 年の歳入と歳出を見たときに、借金を借りる、あるいは貯金を取り崩す、それを歳出に合わせると、借金の返済費の範囲内で、貯金が積み立てられる範囲内でやっていくと黒字になるという単純な考え方です。それを考えていくと、政策に必要な経費が、基本的な町の収入の中で、後年度へ先送りすることなく行われていくという考え方を持ってやっていく、そうすると財政が安定化していくと、単純にお金を残すとか、単純に借金を増やすとかっていう…そんな単純な考えではなくて、政策をやりながら、きちんと財政も安定化していこうということで、この物差しを付けて、物差しを考えて、総合計画の中に置いて最終運営をしていくということで、ちょっと長くなって恐縮なんですけど、その年によって必要な…当然借金もしますし、基金も取り崩して政策を実行することはあります。その中で、中・長期的に見たときに、基金の残高、町債の残高、前にいろいろと御説明したこともあるかと思うんですけど、2030年に標準財政規模の 50%以上を確保する…基金はですね、町債の残高は標準財政規模の200%以下にしていくという大きな…長期の目標も設定しながら、まずは単年度でプライマリーバランスの黒字化を目指していこうというのが考え方でございます。

質問 4番 中田豪之助

先ほどの答弁で、18 歳までの医療費の無償化とか、しもかわ財団のことですね…定住促進機能も強化することが目的の一つという答弁がありましたけれども、私の感覚、町民の感覚として、実際に担い手不足とか、子育てで…同僚議員の質問にもありましたけれども、物価高騰などで苦しい状況にある町民の方の実感としては、それではまだ足らない、それでもスピードが遅いというのが町民の感覚だと思います。ただ、先ほど町長の答弁でも、国の事業で足りなければ、町の一般財源も投入するつもりというお答えがあったので、その点は心強く思っております。昨日の一般会計の補正予算の時にも質疑を行いましたけれども、地域おこし協力隊とかで任用にならないことが今年、結構ありました。それで予算が戻されています。その時の町長の答弁では、これからは取りに行くと、そういう強い姿勢をもって臨むというお答えがありました。それならば、町独自の予算で、何かしらの手当を上乗せするとか、その方々が住まう住宅に対して、3 年たった後も住んでいれば、少し家賃の補助を町独自で出すとか、そういうような施策を行ってこそ取りに行くという姿勢だと思うんですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 田村泰司

お答えします。移住というか…地域おこし協力隊の部分については、地域おこし協力隊の財源というのは特別交付税で措置されると、一応制度的に上限額が決まっていて、それを基本に待遇というか…給与面も考えていろいろ進めているところでありますけれども、地域にとって必要な人材ということで御理解頂けるのであれば、例えば上乗せするとか…踏み込んだことも考えられるかなというふうに思っていますし、また、そのほかの制度でも、定住対策として、住宅の関係も含めて、いろいろな形で町としては進めておりますので、そういったものを併せ持って、対策として住んでいただくと、継続して事業をやっていただくということもありますし、例えば起業の地域おこし協力隊であれば、伴走も含めた…地域の皆さんにいろいろ御協力頂きながら、事業成功していただくとか、あらゆる面で対応ができるかなというふうに思っています。単純に、例えばお金をただ渡すとか…そういう問題ばかりじゃなくて、いろいろな面で皆さまに御理解、御協力頂いて、地域おこし協力隊で従事していただいた方に定着していただくというのは、いろんな形で進められればなというふうに思っております。

質問 4番 中田豪之助

前向きな心強い答弁でございました。先ほども申し上げたんですけども、総合計画の中で、五つの取り組みですね…子ども・子育て支援、学校教育、生涯学習、住宅、産業、五つ全部とは言いません、特にこれから重要だと思われるところですね…3 点ぐらい絞って、これから予算の策定の時期ですし、町長からの指示でもって、本当に町民の方に必要と思う施策を是非行っていただきたいと思うところであります。昨日の本会議でも、いろいろなところで…定住に結び付かないとか、担い手不足ということが、いろんなところで…指定管理者のところでも、農産加工場とかですね、ありとあらゆるところで担い手が不足している。これはやはり人が基本ですから、そこのところに重点的に配慮する予算、政策を是非実行するべきだと思います。今回、私、質問三つあるんですけれども、やはり三つに共通している問題意識として、よく言いますけど「人は城、人は石垣、人は堀」ですから、町に住んでる町民の方、そして役場職員の方、下川町の礎といいますか…土台ですから、是非そこのところの施策を充実させていただきたいと思います。奈義町な ぎ ち ょ うの出生率とか、日吉津村ひ え づ そ んの人口増加というのは、定住してくれた方、いかに定住を長くもたせるか…続けるかということの証拠、そこを重視するゆえに出生率が高い、人口も増加している、そういう良い証拠であると思います。移住もね…私、前から持論があるんですけども、そこの人が楽しんでなければ、イベントも成功しない、そこの町の人が楽しそうにしていれば、町外の人も…何かあそこ楽しそうだよねといって注目を浴びます。そのためにも是非、人を大事にする施策を行っていただきたいと思います。次の質問に移らせていただきます。効率的・効果的な行政運営についてということです。総合計画の行財政では、行政評価、民間活力の促進等による事務事業の合理化や、行政情報システム等による事務の効率化を図り、効率的・効果的な行政サービスを提供するという展開方針が示されています。しかし、議会が開いている「議員とフリートーク」では、町民の方から、役場職員の準備不足、不慣れな対応が指摘されました。また、3 年ほどで職員が異動になってしまう、その結果、各課にベテランがいなくて町民として不安だという声もありました。そこで 1 点目、現在、各課で欠員が生じていて、その結果、個人の負担が課題となっている。そのような状況は、特に経験の浅い職員に大きな影響を与えると思います。各課ごとの定員と欠員の状況はどうなっているでしょうか。2 点目、行政情報システム等による事務の効率化が実現しても、それはある範囲にとどまり、業務の総量は減少しない。システム導入当初は、その習熟にかえって時間がかかる場合もあります。また、一部の業務にかかる時間がスピードアップしたために、新たに仕事が増えることも考えられます。業務を削減して、職員の研修、トレーニング、資質向上を図ることが必要と考えます。町長の見解を伺います。

答弁 町長 田村泰司

中田議員の「効率的・効果的な行政運営について」の御質問にお答えいたします。まず、3 年ほどで職員が異動することにつきましては、第 9 次行政改革大綱の改革項目として「人材育成の推進」を掲げ、実行計画の取組項目として「若手職員のキャリア形成」を位置づけているところであります。また、下川町人事施策(人材育成)に関する基本的な考え方でも定めているところであります。これにつきましては、職員一人一人が得意分野を身につけ、特定の行政分野における専門性を向上させるため、採用後 10 年間は、おおむね 3 年を目安に異動させ、早期に幅広い経験を積ませることを目的としておりますので、御理解頂きたいと存じます。1 点目の「各課ごとの定員と欠員の状況」につきましては、各課ごとの定員というものはありません。各課の人員につきましては、各課・係の業務量などを考慮して配置しているところであります。欠員につきましては、今年度の一般行政職員の中途退職者による欠員は 2 名となっておりまして、新年度に向けて人材確保に努めているところであります。2 点目の「業務を削減して、職員の研修、トレーニング、資質向上を図る」ことにつきましては、私も同じ認識でありますが、行政情報システム等を活用し、事務の効率化や作業時間の短縮を図り、職員の働き方改革における「ワーク・ライフ・バランス」の実現と、効率的・効果的な行政サービスの提供が必要であるとともに、業務内容の見直しによる業務の削減、職員の資質向上を図る人材育成を両立していくことが必要であると考えております。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 4番 中田豪之助

今、町長から「おおむね 3 年を目安に異動させて、早期に幅広い経験を積んでもらう」という答弁がありました。そのこと自体は、組織の方針で悪いことではないと思います。ただ、先ほどから担い手不足のことを…また申し上げてしまうんですけれども、異動になった後に、フォローする先輩が、実際に指導して、異動してきたばかりの人に新しい業務を教えて…手ほどきする、あるいは現場に一緒に連れていく、そういう時間がない、そういう余力がない、職員の人がみんなもういっぱいいっぱい働いているところが問題だと思います。町長いかがでしょう。

答弁 町長 田村泰司

お答えします。そういった意味も含めてですね、昨年、20 年近く続けたグループ制・担当制というのをやめて、きちっと指導できる人がいて…係制を取って、みんなで仕事をしていくというふうに変えさせていただいたところでありまして…そうは言っても、現実的には、年齢構成のひずみが非常に大きくて、いわゆる…職でいくと係長職を担っていただける年代が非常に少ない現状にあります。そういったところも含めてですね、今の係制になった状況を見ながら、またきちっと…若い職員もたくさんいますので、きちんと指導しながら進めていきたいということで、日頃から…管理職等含めて、課長会議等含めて、お話をさせていただいているところであります。これは下川だけではなくて、全国的にそういった現象が起きているということが課題でありますので、先ほどお話したとおり、若い職員の人たちにきちんと指導をしていくというのも重要でありますし、またそういう状況も踏まえて、研修等含めて、そういった機会を持てるように進めていきたいなというふうに思っております。また、一人一人の仕事がだんだん増えてきて大変だというお話は、先ほどもいろいろ議論がありましたが、国からの物価高騰対策等含めて、どんどん国から仕事が下りてくるというのも現状でございまして、そういったものの対策にほぼほぼ…ずっとかかっているような状態が今続いています。本来、中田議員が仰るとおり、これからの下川町…将来のまちづくりを進めるところに注力したいというのは私も同じ気持ちなんですけれども、そういったいろんな対策に非常にエネルギーが割かれている現状もあるかなというふうに思っていますし、先ほどいろいろ財政の問題もありましたが、下川町のいわゆる財源…どこにどう入ってるのかなというところを考えると、今やはり施設管理とか運営事業のところにすごくお金が入っていて、物価高騰の影響も…燃料・エネルギーの影響や、そういったところもありますし、加えて他会計支出金…公共施設の管理も含めてなんですけど、プラス他会計支出金、それから公債費、そして下川町の財政構造の中で特徴的な…もう一つは人件費なんですね。職員の数が本当に…どうなのかというのも、実際に考えなければならない要素の一つであって、そういったものを含めてですね、人口約 2,800 から 2,900 の間ですけど、昨日、御議決頂いた補正予算後の合計が一般会計で 57 億円なので、非常に大きな予算規模でないかなというふうに思っておりますので、そういった中で、いろいろ今…私どもも行革、総合計画、将来のまちづくりを考えていく総合計画見直し、いろんな形の中で、効率的・効果的な行政運営をどういうふうに進めていくかというのも非常に重要な考えかなというふうに思っていますので、御理解よろしくお願いいたします。

質問 4番 中田豪之助

苦しい状況という説明でございました。ちょっと…そういう財政的、俯瞰的なことではなくて、具体的なことになるんですが、課長補佐の人数は、現在、産業振興課は 1 人もいないんですよね。町民生活課には 3 人、総務企画課にも 3 人課長補佐がいる。これは非常に偏っているように思うんですが、どうしてこういう…偏在というか、状況なんでしょうか。

答弁 町長 田村泰司

特に定数をそこに定めているところではないというのは…先ほどお話したとおりなんですけど、そのほか仕事の業務の…種類といったら変ですけど…持ち方とか、いろんな面で工夫をしている部分ではあります。仕事の種類というか中身を踏まえた上での編成なんですけれども、正直な話ですけども…産業振興課にも課長補佐を置きたいという考えはあります。それはあるんですけれども、他の業務をまずは優先して解決する、その後に産業振興課の方に配置をするという考えもありますので、現状、産業振興課の方には、仕事の分け方もあるんですが、前回と比較すると、産業振興課は農業委員会の事務局長と兼務の時代もあったり、あと、今、特用林産も含めた…一の橋の関係を担当していただく…課長職も置いていますので、そういった部分で少し負担を減らしながら、課長補佐がちょっと不在なんですが、そういった部分も含めて、今後また編成を変えていくというのは考えてはおります。

質問 4番 中田豪之助

先ほどの答弁で、今回補正予算が…また新しい事務が増えると、もう本当にそういうことのたびに、システムの改修だとか、郵便を発送したり、発送する人は町民の中のどの世帯が該当するのか絞り込んだりとか、事務事業がものすごく増えて、職員の方も大変だなというのは、議員になって最近分かるようになってきたところであります。そうは言っても、事務作業の処理ということは、間違いなく…エラーがなくこなせば良いという仕事であって、職員の方の資質向上とか、町長の答弁にもありました…ワークとライフのバランスを図る、そのようなことは…役場職員も下川町の住民であるし、非常に人材ということに直結することですから、事務事業のそういう…大変なようなことは、この際思い切ってアウトソーシングするということは不可能でしょうか。

答弁 町長 田村泰司

お答えします。アウトソーシングという意味では、今審議中ですけれども、指定管理者が大きなところかなというのがまず一つありますけれども、指定管理者の部分もありますし、あと、いろんな意味で…例えばですけども、これ私まだ…職員の皆さんと話してませんが、いろいろな補助金の申請ものをいろんな方に担っていただくとか…申請の書類審査ですね。あと、申請だとかも含めて担っていただくとか、いろいろ考えることはできると思います。ただ、ちょっと気を付けなきゃならないのは、いろんな事業でですね、調査委託とかで、単なる町外にどんどんどんどんお金を出すっていうのは、今、地方創生の中でもちょっと問題になってますけども、結局、国がお金を地方に出しても、地方創生の名の下に東京のコンサルに全部お金がいってるというような話になりますので、人がなかなか難しい…中田議員も仰られるとおり、人を大事にしていかなければならない部分も含めて、できれば町内で担っていただけるところがあれば、そちらに担っていただくような流れが得策かなというのが、私としては考えているところでございます。そういった意味も含めて、実は…先ほどちょっとふれましたけれども、今回の総合計画や予算編成の会議の時に、いろいろお話をさせていただいたところであります。全てお話すると長くなってしまうので、ちょっとさわりのところというか…私から職員に対して、下川町の将来を見据えたまちづくりを進めるため、財政が厳しいからとか、例えばお金が無いから、これをやらない理由にして考えていくのではなくて、どうしたら課題解決できるかを考えて、創意工夫をもって予算編成をしてほしいと…前向きにやってほしい。ですから、そういった意味でも、今までの価値観と…ちょっと変わった考え方を持ってほしいというのは、常日頃お話をさせていただいておりますし、今回ちょっと…1 回目の答弁で答えさせていただきましたけれども、ここ中・長期で考えられる課題解決を、こういう形で考えてほしいということで、それぞれの担当課の皆さんに、私が今思ってることを細かくお話をさせていただいたというふうにやっているところであります。その中には、いろいろ議論あると思うんですけど、DXの推進も含めて、いかにその事務効率を上げていくかということによって、人の手を介さずに定型的なことができるんじゃないかということも含めて話をさせてもらってますので、そういった創意工夫をもって、できるだけ…仕事が楽になるという言葉はあれなんですけど…できるだけ効率的に仕事が出来ていくという形を作っていきたいというふうには思っております。以上です。

質問 4番 中田豪之助

そのような…アウトソーシングではないですけれども、総計のところとか、予算のところで、町長…自らそういう、パラダイムの変換というんじゃないですけれども…方針の変換のようなことを指示されたというのは、心強いところであります。DXも含めて、業務の効率化ということを仰られましたけれども、やはり…私も度々言うんですが…スピードアップすると、その分ほかの仕事が来てしまうということもあると思います。先輩からすれば、この職員にまだまだやってもらいたい、だけどその人の…アップアップというか、能力というか、限界を考えて、自分で引き受けているというところが結構あるんだと思います。その後輩が、DXのようなことでスピードアップすると、よし…少し余力ができたら、これは本来君がやる仕事だよというのが回ってくるようなケースも非常にあると思います。ただ、そうなった場合に、後輩の人から考えると、せっかく早く終わったのに、また新しい仕事が来たというふうに思ってしまうこともあるかもしれません。今、町長が仰った、将来を見据えた政策、中・長期の課題解決ということを、是非、課長とか管理職の方だけではなくて、一般の職員の方にも、よくそこの方針を理解してもらって、こういう時代に進んでいってもらいたいと思います。そして、地方創生とかで何か予算が付いても、結局都会のコンサルにお金が行く、都会の業務処理カンパニーにお金が行くだけではないかという心配もあります。ただ、一時的にそういうことを短期で行っても、その間に職員の方の健康を取り戻すといいますか、ワークとライフのバランスに注力して、そしてゆとりを持って…町民サービスといいますか、町民と接せられる業務ができる、そういう状態を作ることも非常に重要なことだと思います。是非そういうことも考慮して、これからの総合計画の見直し、予算の編成に当たるべきと考えます。ここで、次の質問に移りたいと思います。危機管理体制の充実についてです。本町の地域防災マネージャーは現在空席ですが、総合計画(基本計画)にも「適切な地域防災計画の見直し」というものが展開方針の一つとして挙げられています。そこで 1 点目、地域防災計画の改定はいつ完了しますか。2 点目、今後、地域防災マネージャーを採用する予定はありますか。お尋ねします。

答弁 町長 田村泰司

中田議員の「危機管理体制の充実について」の御質問にお答えします。1 点目の「下川町地域防災計画の改定はいつ完了するか」についてですが、御案内のとおり、地域防災計画につきましては、災害対策基本法第 42 条の規定に基づき、市町村の防災会議が地域の実情に即して作成する災害対策全般に基づく計画であります。地域防災計画の改定につきましては、同法同条の規定に基づき、「毎年検討を加え、必要があると認めるときは、これを修正しなければならない」とされており、本町におきましても、必要に応じ都度改正を行っているところであります。令和 6 年度は、本年 7 月からの組織機構の見直しに伴う修正、及び自ら避難することが困難な方の避難支援を目的とした計画(避難支援プラン)を地域防災計画へ位置づけることを予定しており、今後、町防災会議において変更を行い、町のホームページにて公表してまいります。2 点目の「今後、地域防災マネージャーを採用する予定はあるか」についてですが、御承知のとおり、本年 9 月末に地域防災マネージャーが退職されたことから、今後、関係機関と連携し、後任の確保に努め、本町の危機管理体制に影響を与えないよう迅速に対応してまいりたいと考えております。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 4番 中田豪之助

「今後、変更を行い、町のホームページにて公表していく予定」というお答えでした。今後というのは、具体的にいつぐらいになりますか。それと「後任の確保に努める」という答弁でしたけれども、これは後任を採用する予定という理解でよろしいでしょうか。

答弁 町民生活課長 齋藤英夫

御質問にお答えいたします。町のホームページにて公表をする予定なんですけれども、町の防災会議については…年を越すんですけれども…2 月、3 月当たりに…、今、防災計画の見直しの…修正等々を行っておりまして、それがある程度目星が付いたところで会議を開催したいというふうに考えております。それが終わってから会議を開きまして、その後にすぐホームページに掲載をしていきたいというふうに考えております。

答弁 町長 田村泰司

防災マネージャーの採用に関しては、今、採用に向けて、いろいろ関係機関と相談というか…協議をしているところでございますので、採用する方向で、今、協議を進めておりますので、できるだけ早く採用できるようにということで進めております。

質問 4番 中田豪之助

今の町民生活課長の説明で、防災会議を 2 月、3 月ぐらいに行って、そこで決定したいということだと…そう理解しました。それで、今は防災会議にかける素案を検討している、素案を作成中だという理解でよろしいでしょうか。

答弁 町民生活課長 齋藤英夫

そのとおりでございます。

質問 4番 中田豪之助

総理大臣が代わり、石破さんになりまして、11 月 1 日、防災庁の設置準備室を発足させました。防災庁は、石破い し ば茂首相の看板政策の一つで、「2026 年度中の創設を目指す」と総理が訓示の中で述べています。ということを一般質問で通告した後に、今月の 13 日…もう避難場の運営指針というのを改定したそうです。トイレは 20人に 1 基とか、入浴施設は 50 人に一つとか、居住スペースですか…面積のこととか、国際基準に合わせて、より厳密にといいますか…避難場で暮らす人にとっては快適なことになるんですけれども、それを準備する自治体の方としては、大変な負担というか…難儀だなという感じがするんですが、それが「スフィア基準」というらしいんですけども、町長がここらへんのことを御存じでしたら、その所管をお願いします。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。中田議員が仰られた「スフィア基準」というのが、防災庁の設置によりまして、人道憲章と人道支援における最低基準というものらしいんですけども、これに従って、被災者の方が安心して過ごせる…避難生活ができるというようなことのために、災害が起きた時、速やかにいろんな対応をしなきゃならないというのが定められていくということで、非常にですね…これから対応が大変かなというふうに私どもも思っているところですが、例えば避難所の大きさとか…そういうのを再度検証して、どのような形にしていくかというのも出てくるでしょうし、例えばトイレ、キッチンカーとか、お風呂の関係とか、いろいろ絡んでくるかなと思ってますので、関係機関とも協議しながら、どこまで準備できるかなというのを…ちょっと自分としても不安なところがあります。それに伴って、今後少し…お時間をかけてということになるかもしれませんが、いろんな整備を進めていかなければなりませんので、これに当たっては、国の方針としても出てますので、国の方からもある程度支援があるかなと思っていますし、大きな建物に関しては…かなり厳しいかなと思いますが、できるだけ速やかに対応できるように考えていきたいというふうに思っております。

質問 4番 中田豪之助

今の町長の答弁で、スフィア基準ですね…大変すばらしい…人道憲章と人道支援における最低基準だそうでございます。本当に…避難するは天国、用意するは地獄みたいな、厳しいところがあると思いますが、それに向けての準備、素案作りというふうに理解して、安心したところでございます。13 日の閣議後の記者会見で、坂井さ か い防災担当大臣は、どこで災害が起きても同等の避難場環境ができるよう、全国レベルで改善を進めたいと仰っているそうです。今、町長も仰ったように、それなりの国からの支援も期待してですね、引き続き準備を進めていただきたいと思います。次にですね、ちょっと町民の方から聞いたんですけれども、本町で、町長、副町長、総務課長がいっぺんに不在の時期があったということを聞きました。こういうことは本当にあったのでしょうか。

答弁 町長 田村泰司

お答えします。出張がちょうど重なって、全部…例えば 3 日間ずっといないとかではないんですけど、1 日重なったときはありましたが、すぐに連絡が取れる状況には全てなっておりますので、指示あるいは対応関係は問題ないかなということで考えております。

質問 4番 中田豪之助

そういう…災害というか、業務継続計画という…英語でBCPという…これを議会では作りました。この中に指揮命令系統の確保ということで、議会版では、議長がいない…連絡取れない、事務局長がいない…連絡取れない、そういう時にどういう対応をするか、どういう連絡をするかということが、ここにちゃんと書かれています。役場の方でそういう…例えば今、3 人いない日が 1 日あったと、そういう空白の時に、どういう指揮命令系統で、誰が責任を取るのかということは、やっぱりこのBCPで決められているんでしょうか。

答弁 町長 田村泰司

防災に関しては、地域防災計画の中で指揮命令系統が決まっていまして、本部を設置して、きちんと連絡を取って、それぞれの分担で動くというふうになっていますので、例えば私が…どうしても戻れない場所にいて、連絡も取れないということであれば、副町長が代わりに指揮命令系統を執るとか、そういう話になりますけども、基本的に今…状況も確認できて、連絡が取れる状況になっていますので、そういった意味では、指揮はある程度…情報をきちんと頂いた上で確認をして、指揮命令系統をきちんと動かしていくということはできるかなというふうに思っております。

質問 4番 中田豪之助

今回この話を聞いて、やっぱり業務継続計画…BCPですね…これは議会にはたまたまあって、役場の方でも絶対必要だよなと…あるんだよなと思ってウェブサイトを検索したら、出てこないんですね。それで代わりにヒットしたのが「下川町強靱化計画」です。今、町長が答弁で仰った、防災計画の方にあるというのは、防災会議が設定された後のことで、やはり平時においても出張が重なるとか…そういうことはあってはいけないけど、ヒューマンエラーだから発生することはありますよね。そういう時に、どうやって網というか…笊を作っておいて、ここでセーフティネットがあるよ、ここで安全策があるよということを作っておくことが必要だと思います。それで、強靱化計画を調べたら、起きてはならない最悪の事態というのが規定されていまして、トップは、死傷者が出るようなことは起きてはならない、2 番目は、救助救急活動が実施できないことは起きてはならない、3 番目が、行政機能が確保できないということは、起きてはならない最悪の事態と規定されています。そして、この強靱化計画の中で、2020 年のものしか見つけられませんでしたけども、町の業務継続計画(BCP)はまだ出来ていない、災害時受援計画はまだ出来ていないと…そこに書いてあります。多分この状態が最新なんじゃないかと思うんですが、いかがでしょうか。

答弁 町民生活課長 齋藤英夫

お答えいたします。現在、ホームページの方に掲載してございませんが「下川町地域防災計画」というものがございます。この本編の中に、体制等について掲載してございまして、また、最新版でいきますと、昨年の…令和 5 年 8 月に防災会議…書面会議でございますが…開催しまして、そこのところで修正が終わっているところです。本年の 6 月、機構改革で変わりました…そこの部分についての今修正を行っているところでございまして、先ほどお答えいたしましたが、そちらの方の修正等が終わりまして、防災会議が終わりましたら、「下川町地域防災計画」をホームページに掲載して、皆さまに御周知できるようにしてまいりたいと思いますので、御理解願います。

質問 4番 中田豪之助

そうしましたら、防災計画の方でカバーするので「業務継続計画」とか「災害時受援計画」というのは作らないということですか。

答弁 町長 田村泰司

計画ということで…今仰られたBCPだとか、そのものを個々に作っているかと言われると、作っていない部分がありますけれども、普段からですね、私たち管理職で連絡が取れる体制を作るということで、LINEのグループだったり、いろんな形で連絡を取り合ってはおりますし、例えば警報などが出た場合は、災害担当から「明日、こういうような状況が発生するかもしれないので、準備をしておいてください」ということで、それぞれ自宅で待機しているというような形も取ってはいますので、そういった意味では、常に連絡を取れる体制は取っていますし、また防災計画上の…いわゆる役割分担も含めて、それに準じた形で…例えば防災本部が立ち上がらなくても本部に相当する形で集まって協議をして、それぞれ進めていくということもやっておりますので、今頂いたお話含めて、再度、内部でいろいろ…BCPも含めて…必要があれば、きちっと作って対応していければなというふうに思っておりますので、御理解お願いいたします。

質問 4番 中田豪之助

業務継続計画とか…そういうのにこだわりましたけれども、肝腎なことは、やはり職員の方、理事者の方の中で、そういうことが起きないように、あるいは管理職の人たちで、3 人とも不在だったらどうするのか、そういうことをきちんと明記して、日頃から…これを見れば災害とか緊急の時に何とかなるよということが大切だと思います。LINEで連絡が着くとか…携帯で連絡が着くって、非常時はそういうことが…そもそも通信ができないとか、スマートホンの充電というか…電池がないとか、そういうことも考えられるので、そこまで安全策を含めて、いろいろ検討するべきだと考えます。それ以前に…たまたま出張が重なったっていうんであれば、汽車とか飛行機の予約をする人が「これ重なってるぞ」とか、そういうことをもっと早い段階で気付いて、これがいいのかなという疑問を…おかしいな…いいんですかっていうことを考えついても普通じゃないかなというような疑問もありますけれども、ともかく、そういう空白が生じないように、議員としても町民としてもお願いしたいということで、私の質問を閉じたいと思います。そういう意味で、町長、今後の改善策というか…もし手短にありましたらお願いして、質問を閉じたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

先ほど、いろいろお答えを申し上げたとおりですが、やはり常に連絡が取れる体制というのは、まず、組織の形も重要でありますけれども、連絡取れる体制というのを普段から取っていきたいというふうに思っていますし、やはり備えというのが大事かなというふうに思っていますから、そういった意味でも、そういった体制も含めて進めていければなというふうに思っておりますので、御理解よろしくお願いいたします。

出典:下川町議会 令和6年12月会議 2024年12月18日 議事録 PDF(26ページ) 間違いを知らせる