みんなの議会

下川町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月19日

(1)財政運営計画と政策予算について/(2)吉本興業との連携プロジェクトについて/(3)移住政策の課題と展望について

2019年9月19日、下川町議会の一般質問で、春日隆司議員が「財政運営計画と政策予算について」「吉本興業との連携プロジェクトについて」「移住政策の課題と展望について」について質問し、町長 谷一之、副町長 武田浩喜、建設水道課長 小林大生、政策推進課長 桜木誠が答弁しました。

質問者
春日隆司 議員
答弁者
町長 谷一之、副町長 武田浩喜、建設水道課長 小林大生、政策推進課長 桜木誠

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

会議録の目次の件名ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の件名の表記です。

質問 4番 春日隆司

それでは質問をさせていただきます。まず、第1点目でございます。財政運営計画と政策予算についてでございます。今年度、町の基金…いわゆる町の貯金ですね…貯金を取り崩して、いろいろ事業を行っているところでございますが、計画では約 2,800 万円、ところが今現在、約 1 億 800 万円を取り崩すこととなっております。これが年度末…来年の 3 月、どのぐらいの貯金を取り崩すことになるのか。また、基金額については、現在 10 億円を切っているところでございますけども、計画に基づく基金額になるのか。これが 1 点目でございます。2 点目として、厳しい財政状況によって、政策予算が組めない事業はあったのか。3 点目として、快適住まい、中小企業条例に基づく町民のニーズについて、補助申請を年度途中で受付けしないと…今なっていますが、それの根拠と理由。また、これまでは長年にわたって、町民ニーズに応えるため、年度途中でも受付け、補助をしておりました。これらの根拠と理由についてお伺いをさせていただきます。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

春日議員の「財政運営計画と政策予算について」の御質問にお答えしたいと思います。まず、第 6 期下川町総合計画では、持続可能な財政運営を確立するため、三つの財政運営基準を設定してございまして、2030 年度を目標年とし、一つ目の基礎的財政収支については、原則、毎年度黒字、二つ目の基金残高については、標準財政規模の 50%以上を確保、三つ目の地方債残高については、標準財政規模の 200%以下に抑制することを目標値として設定しているところであります。このうち、1 点目の「基金残高における計画額との比較」につきましては、計画の取り崩し額 2,883 万円に対して、現行予算では 1 億 4,941 万円を計上しているところであります。今回提案させていただいております補正予算案では、4,046 万円を基金に戻すこととしており、今回の補正予算案を含めますと 1 億 895 万円の取り崩し額となります。今後におきましては、除排雪経費や公営企業に対する補助金など、基金の取り崩し額が増加する要素がある一方、事業の確定に伴う執行残や特別交付税の見込み増など、基金の取り崩し額が減少する要素もございまして、現在のところ年度末の基金残高につきましては計画額を下回る見込みではありますが、可能な限り多くの基金を確保していきたいと考えております。なお、地方債残高につきましては、計画額以下の見込みであり、プライマリーバランスにつきましても黒字の見通しであります。いずれにいたしましても、目標年であります 2030 年に向けて、持続可能な財政運営を確立してまいりたいと考えてございます。次に、2 点目の「政策予算が組めない事業はないか」につきましては、基本的に歳入規模に見合った財政運営を行うことを基本としてございまして、政策予算の実施に当たりましては、歳入の約半分を占める地方交付税の動向や現在の財政状況によって判断していくことになりますが、本年度におきましては、第 2 回定例会におきまして政策予算を計上させていただいたところであり、財政状況によって計上しなかった政策予算はありませんでした。3 点目の「一部補助申請の受付けをしない法令根拠など」についてでありますが、本年度におきましては、第 8 次行政改革大綱に基づく歳出構造の見直しを推進するため、補助金見直しを行っており、快適住まいづくり促進条例、空き家対策総合支援事業実施要綱及び中小企業振興基本条例に基づく補助金については、予算に上限を設定し、予算の範囲内において補助金申請の受付けを行っているところであります。予算上限に達した一部の補助金につきましては、申請の受付けを行っておりませんが、その法令根拠につきましては、地方自治法第 232 条の 3 の支出負担行為におきまして、「支出の原因となるべき契約その他の行為は、法令又は予算の定めるところに従い、これをしなければならない。」こととされており、予算を超えて支出負担行為を行うことはできないことから、上限に達した補助金につきましては、申請の受付けを行っていないところであります。なお、下川町補助金等交付規則第 3 条では、「町長は、公益上必要があると認める補助事業等を行うものに対し、予算の範囲内において補助金等を交付する。」としているところであります。現在又は将来の財政状況から、上限なく補助金を支出し続けることは困難であり、将来世代に過度な負担を先送りしない、持続可能な財政運営を行うためにも、補助金の見直しに着手したところであります。また、昨年度までの対応に係る法令根拠につきましては、地方自治法第 218 条の補正予算に係る規定に基づき、必要に応じて予算を増額し、予算の範囲内で対応してきたところでありますが、前段申し上げましたとおり、翌年度以降の財政状況も考慮し、補助金の見直しを行ったところであります。以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。以上です。

質問 4番 春日隆司

ちょっと確認ですが、基金額が計画額を下回る見込みというのは、取り崩しが2,800万円を上回るということですか。2,800万円を下回るという理解…どちらですか。

答弁 副町長 武田浩喜(副町長は2023年3月まで)

こちらについては、取り崩し額が2,800万円を上回って、年度末の全体額が計画よりも下回るという意味です。

質問 4番 春日隆司

2,800万円…貯金を取り崩すという話で、まだ取り崩さなければいけないという話ですよね。先ほどからいう…今年は2,800万円ですよという計画があって、1億円…取り崩しますよという話なんですね。ですから、どのぐらい今現在で取り崩すのかという…。

答弁 副町長 武田浩喜(副町長は2023年3月まで)

先ほど町長が答弁いたしましたが、現在の取り崩しの予算額については1億895万円というふうに計上させていただいております。今後、除雪経費…増加する経費もありますし、減額する経費もありますので、おそらく今の予算から大きく変動しないのかなというような思いはしています。

質問 4番 春日隆司

先ほどからいろいろ一般質問で出ている…非常に財政状況が厳しくなって、福祉だとか住民サービスが十分できなくなってきたという…簡単に言いますとそういう事だと思うんですね。なぜこういうふうな状態になった…結果には原因があるわけで…そのへんの本質的なところはまた機会をみてということなんですが、その結果として、計画を立てていた…いくら取り崩しますよと。ところが計画に見合った実施がされなかったんで、これだけ厳しくなったんですね。今回、2,800 万円を取り崩すという中で、1 億円取り崩すということは…4 倍ですよね。これやっぱりしっかりですね…この計画の信憑性…これまた同じように財政が更に厳しくなる。ですから、計画を尊重するというところを是非…執行側もそうですけど…私ども議会、そして町民の方も計画性の重要性を認識して、共有していかなければ、将来世代に更に負担を増していくということになるんではないかなと思います。そういう共通項を持っていただきたいということでございます。こうなりますと、当初予算を議会が認めた、補正予算を組んでいる…今も出ている…そんな中で、本当に基金を…計画 2,800 万円が 1 億円取り崩していいのかと。予算は本当にそれでいいのかという議論になっていくんだと思うんですね。それに続きまして、快適住まいです。家を町民の方が直したり、買ったり、新しく家を建てる、これが今年度 3 月で…時限立法でございますから…終わりです。これまで下川町は 20 年ぐらい…年度途中でも…今現在もですね…私は家を直したいと…そうした時に、予算を組んで…家を是非直してください、取り壊してくださいと、これずっと住宅の方は十何年でしょうか…やってきました。いわゆる町と議会、それから町民の方とお約束してですね、町民の方の必要に応じては予算を組んで直しますよということだったと思うんですね。ところが今年、年度途中で、お約束したんですけど、お金がないからお約束は守れませんよということだと思うんです。これお金があるないの話ではなくて、ちゃんと条例…予算の範囲内でありますけども…もしできないんであれば条例を改正して、また、できませんよという約束をしっかり議会、町民の方として、できませんよということでしなければ、例えばですけども…ちょっと堅い話ですけど、町民の方は期待をします…事実数名の方は期待をしてましたけども…直せないと。いわゆる認められている中で…期待する権利というのが民法上認められております。条例が継続して進んでいって、それが継続して期待されると。これは明らかに期待として一定の事実が発生すれば法律的に利益を享受し得る期待を内容とするものであって…民法の 128 条です。その中には、行為によって町民の方が損害賠償請求権が発生しますと…実際確定するかどうかは裁判で第三者が判断する話ですから…言えませんが、それだけ重いものでございます。そのへん踏まえてですね、お金があるとかないの話ではなくて、手続きの問題と町民の権利の問題含めてですね、どのようにお考えになるんでしょうか…なっておられたんでしょうか。

答弁 副町長 武田浩喜(副町長は2023年3月まで)

快適住まいづくり条例についても今年度で時限であるということは認識をしてございます。その上で、先ほども申し上げましたが、予算の範囲内で執行していくということを我々考えてございましたので、そういった部分について、今年度については上限を設定させていただいて、その範囲内で事業を執行していくということで考えたわけでございます。これまで…この条例が出来てから補正予算をその都度組んで実施してきたというのも事実ではございますが、冒頭申し上げたとおり、非常に厳しい財政状況の中で、今年度、補助金全体での見直しを実施していこうという方針の下で、この事業については上限設定をして、それ以降については補正をしないということでございます。

質問 4番 春日隆司

今までは条例に基づいて…いわゆる町民の方から要望があれば全部予算を組んでやってきて、そして今回は予算が組めないと…いわゆる条例の解釈を変更したということなんですね。そうすると条例でお約束している以上は、条例を変えて、また新たに…できませんよということを約束しなければ、例えば予算の範囲内でというのをどこかから引っ張ってきて…それは運用の話ですよ…規則は。ですから条例を変えてしっかり解釈を変えたということをしなければ問題があったんではないでしょうか。

答弁 副町長 武田浩喜(副町長は2023年3月まで)

決して条例の解釈を変更したということではなくて、あくまでも快適住まいづくり条例に基づく住宅の建設改修等についてはやっていきますという考え方です。ただ、予算の問題がございましたので、それについては上限を設定させていただいたということですので、決して条例の目的が変わったということとは考えておりません。

質問 4番 春日隆司

これは水掛け論の話になりますけども、一つ大切なのは、町長の3 年間の政策予算なんですね。ですから、最後まで…来年の 3 月まで全うするというのが、誰が考えても…私が間違えているのかなと思っちゃうぐらいですけど…政策予算で 3 年間そういうふうにお約束しているわけですから、やるっていうのが普通ではないのかなと思います。これは水掛け論になりますけども、もう一つ…それとは切って話して、町民の方への説明は行ったんでしょうか…今年は当初予算で終わりですよと。

答弁 建設水道課長 小林大生(建設水道課長は2021年3月まで)

ただいまの春日議員の質問にお答えいたします。今年度、上限を決めて実施をするということで、事業を予定している方に影響が出ないようにですね、住宅支援説明会…これを 3 月 19 日に開催をしております。説明会の案内につきましては、各事業所におきましてはそれぞれハガキで、個人の方には告知端末で周知をしているところでございます。説明会の出席者については、事業者が15 名、個人の方については 1 名でございました。以上でございます。

質問 4番 春日隆司

やっぱり十分…町民の方に行き渡っていないんですね。事業者の方には説明はいってると思いますけども、事業者も知らない方が数名います。勘違いされちゃいけないのは、事業者の方は補助申請を…代理しているのかもしれませんが…法的に営利を目的にする場合は事業者というのは代理申請はできないことになっておりますので、あくまで町民が申請するということです。ですから一人しか…端末もありますけども…これ極めて町民の方に関わることなんで、しっかり町民の方に説明していただきたかったと。それと先ほど言った政策の途中…蛇口を全部絞っちゃったというのは別の次元の話ですが、財政が厳しいという問題ではないと思います。優先的に…お約束したやつは3年間続けるということだと思います。ちなみにですね、財政が厳しいという状況で…ちょっと調べてみました。北海道 144 町村がございます。下川みたいな…自治体の規模が違うから一概には言えませんが、貯金が 10 億円ない自治体、借金を 60 億円以上している自治体は 144 のうちどのぐらいあるんだろうと。そうしますと、144 のうち貯金が 10 億円以下は 8 自治体です。60 億円以上借金しているのは 71 自治体です。やはり産業規模によって大きく…100 億円以上借金しているとかありますけども…二つ併せた場合ですね…三つの町村しかないです。厳しいという中で、いかに下川町は稀有…まれなと言っていいぐらいな状態に陥っているといえると思います。いろいろな自治体規模とか予算規模とかあるので一概には言えません。参考です…あくまでも。というところを最後申し伝えておきたいと思います。それから、続きまして、吉本興業との連携プロジェクトでございます。御案内のとおり、吉本興業所属の芸人の方が、反社会的グループの会合で営業をして報酬を受け取っていたなど、問題となっているところでございますが、これに対しては政府の見解、さらには大臣などのコメントも出されているところでございますが、下川町長として公式な見解をお伺いいたします。それから、吉本興業主体の映画製作について、既に事業が着手され撮影も完了しておりますが、町との契約覚書きなどがあるかないか、内容についてでございます。それから、吉本興業とのプロジェクトの目的と、これまでどのぐらいの経費が費やされたのかをお伺いいたします。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

御質問の「吉本興業との連携プロジェクト」についてお答えしたいと思います。御質問 1 点目の「吉本興業所属芸人の問題」につきましては、同社はこの問題解決の対応として、6 月 27 日に「コンプライアンスの徹底と反社会的勢力の排除に関する決意表明」を公表し、法令遵守の再徹底を行うとしているところでございます。町といたしましては、反社会勢力からの金銭受領は決して許されることではありませんが、企業自体が関与していた訳ではなく、法令遵守の決意表明を発し再徹底をしていくとのことでありますので、企業として正すところは正し、健全化を図っていただきたいと思うところであります。御質問 2 点目の「映画製作に関する契約覚書きなどの有無と内容等」につきましては、下川町の魅力を映画を通じて発信し、観光振興や特産品振興などにつなげていくことを目的としているところであります。製作につきましては、吉本興業が製作主体、本町は現地ロケの協力をすることで進めており、経費につきましては、インターネット上で資金を調達するクラウドファンディングで資金調達をすることを基本に、不足分は本町と同社が協議の上、負担することとしております。協議の結果、本町は現地ロケの協力として、宿泊や移動費、機材現地調達費など、下川町ロケに係る経費を負担金として支出する考えであり、今定例会へ関連する補正予算を提案させていただいているところでございますが、負担金という性質上、契約や覚書きではなく、請求書に基づく支出となるところであります。御質問 3 点目の「本プロジェクト推進の目的と経費額」につきましては、昨年 7 月 2 日に同社と「SDGs 推進における連携協定」を締結、「プロジェクト下川町株式会社」を立ち上げ、「笑いの力で地域を活性化」、「下川町の魅力発信によるブランド向上」を主な目的とし、本年度は「しもかわ森喜劇」の製作と公演、本町を舞台とした品川ヒロシ監督の新作映画制作を進めているところでございます。昨年度から本年度の今後支出予定を含む全体経費につきましては、本業務のみの人件費算出は困難であるため、人件費を除いた経費額を申し上げますと、しもかわ森喜劇実行委員会への交付金、映画製作負担金など約 995 万円の支出を予定しております。なお、この経費に係る財源として、国の補助事業やクラウドファンディングによる資金調達で約 898 万円を措置し、本町の実質負担額は約 97 万円を予定しているところであります。以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。

質問 4番 春日隆司

まず、事業をやるイメージでございますけども、吉本興業とやられる場合ですが、基本的にはこういうふうに考えられていると思うんですが、まずは目的があって…それは魅力を発信すると、ブランドを高めると。そしたらどういう映画を作るのかと…これは吉本が主体なので町の関与は協力だけですよと。そうしたら資金はどうするのかと…いわゆるクラウドファンディング…寄附で集めますよと。なかったらどうするんだろうと、そしてそれらのものを町がやる以上ですね、口約束ではなくて書面を交わしてね、そして確定をして予算を措置して、そして実行すると。そして請求があって、お支払いして、そして映画も上映されていくという流れだと思うんですね。この流れが一般的な皆さんの理解だと思うんですが、ちょっとイレギュラーな凸凹うな進め方もあったかと思うんですが、こういうふうにできなかった理由というのはどういうところにあるんでしょうか。

答弁 政策推進課長 桜木誠(政策推進課長は2020年3月まで)

ただいまの御質問にお答えいたします。この事業…事前に予算を確定させられなくて、この映画の製作が進んでいるという…予算を確定させられなかった理由でございますが、これにつきましては、これまでの吉本興業との経過につきましては御承知のとおり昨年の 7 月 2 日に連携協定を締結しております。その後、9 月に同社の社員が来町し、住民や行政職員と交流しながら、今後どのようなことをやっていくかという意見交換をしているところでございます。年が明けまして…1 月になりますが、議会の総計特別委員会の審議の際、しもかわ森喜劇と映画についての説明をさせていただいているところではございますが、ここまでは構想の段階でずっと進んできておりまして、その映画の内容がまだ具体的に固まっていないというところでは経費もまだ算出できないということがございます。そういうことから、現段階においては、先に映画が進んでいくという状況になってきてございます。予算につきましては、6 月の第 2 回定例会において、しもかわ森喜劇の予算を提案させていただいて、御議決を頂いているところでございます。この時に映画製作についての話をさせていただいておりますが、この段階でもまだ明確な事業費全体の…内容ですか…まだはっきりしたものが…大枠は出ておりますが…そのへんがまだ出ておりませんので、今定例会において関連する予算を上げさせていただいたという状況になってございます。

質問 4番 春日隆司

相手があることなので、一概に…町が思うことがそのとおりにはいかないと思うんですが、基本的に公金を扱うわけですので、負担金なので…契約もなく覚書きもなく、先方からの請求書だけでお金を払うという意味ですか。

答弁 副町長 武田浩喜(副町長は2023年3月まで)

これは負担金ということでございますので、自治法でいう補助金等を交付する場合に当たると思います。公益的な目的があれば……できるということになってございますので、そういった意味での今回の負担金支出ということでございます。負担金については、町側としてそういった公益目的に資する役割、恩恵があるということで、先ほど目的の中で述べましたが、例えば観光振興ですとか、下川町のブランドですとか、そういった部分が町にとって有益であるという判断の下でお互いの協議に基づいた負担をさせていただくということですので、負担金については請求があった時点で支払いをしていくということでございます。

質問 4番 春日隆司

こういう質問をするのは…事務的な話でね…恐縮なんですけど、普通…お金を払う前の契約だとか、覚書きだとか、確約書だとか、例えば事業計画だとか、規則だとか、契約だとか、普通の一般社会でもそういうものがあって、口約束だけで…請求きたから払うんですよと…これ支出できないんじゃないですか…法的にも。

答弁 副町長 武田浩喜(副町長は2023年3月まで)

予算の中で、下川町負担分として協議をしている内容については、映画製作で下川町でロケをすることによって、増加する経費というふうに…大括りでいうとそういった経費になりますけども、例えば下川町でのスタッフの宿泊料相当分、それから旅費相当分ですとか、下川町でロケをすることによって増額する分について下川町が負担をして、残りは吉本興業の方で負担をしてはどうですかというような協議の中で話が進んでおります。最終的に負担額をどうするかということについては、内部で決定をしていかなければならないと思いますけども、きちんと積算の根拠に基づいた…中を精査しながら、負担金の額については協議をして決めて、それで請求を頂いて負担をしていくというふうに考えております。

質問 4番 春日隆司

すみません。よく理解できないというのが実情でございます。予算が上がっているので…予算の中でまた…。それで、基本的なところ…前後しちゃいますけども、町は協力だということで…協力するという中で、どっちかというと主導権みたいのは吉本興業だと思うんですね。そんな中で、目的である下川町の魅力を発信する…その映画が目的のとおり…下川町が協力する立場ですけども…魅力を発信してブランドを高めるものにしっかりなり得るというところの確約みたいなものはお持ちになっておられるんですか。目的はいいんですが…主体は向こうなので、町は協力するということなので、そのへんが一つ。それから、出演者について、これもまた協力なので…出演者等々についても…そこまで町がどうのこうのということはできないんでしょうが…下川の出演者においても魅力が発信され、ブランドが高まる出演構成メンバーになっているんでしょうか。この 2 点だけお願いします。

答弁 政策推進課長 桜木誠(政策推進課長は2020年3月まで)

ただいまの御質問にお答えいたします。下川町の魅力の発信の確約でございますが、これについては明確な確約はございません。しかしながら、魅力の発信につきましては、本町をロケ地としております。また、時期を緑の映える 8 月…このような時期にロケをしていただいて、森林資源の豊かな…緑の豊かな下川町の魅力が発信されるものと…これは私…信じているところでございます。また、ロケ地としましては、五味温泉やエコハウスの美桑、サンルダム周辺の林道、後は名寄から下川に向かいまして、下川の入口の左側にありますウエルカム看板…こういうものが映画として上映される予定でございますので、そういうところも当然魅力として発信されるところでございます。また、地場産品としましては、下川町のトマトジュース、木工製品…こういうもののほか、出演者に関しましては、下川という言葉がセリフに何箇所か出てくるようになってございます。そういうところからすると下川町のPR、魅力の発信につながるものと強く信じているところでございます。

質問 4番 春日隆司

出演者についても下川町の魅力を発信するスタッフとなっているんでしょうか。

答弁 政策推進課長 桜木誠(政策推進課長は2020年3月まで)

すみません…私の解釈が不十分で申し訳ございません。出演者につきましては…先方につきましては…先ほど申しましたとおり、セリフの中で下川町…そういう言葉を発していただくということで、魅力の発信につながるかというふうに考えております。

質問 4番 春日隆司

私が聞いたのは言葉ではなくて、出演する人の話を聞いたんですが…いずれにしても魅力が発信できるスタッフであり、魅力が発信される映画になるということで期待をいたします。それでは、3点目…続けさせていただきます。移住政策の課題と展望について。この 3 年間、46 人が移住されたということでございますけども、目標は幾つだったのか。また、移住されてきていますけども、流出する方もおられると思います。その方は何人いるのか。それから、それにお金をどのぐらい費やしているのか。さらに、移住に対しての今後の課題と展望について、お伺いさせていただきます。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

「移住政策の課題と展望について」お答えをいたしたいと思います。御案内のとおり、本町の人口は、本年 9 月 1 日現在で 3,305 名となっておりますが、国立社会保障・人口問題研究所の将来推計では、今後 2030 年に 2,561 人、2050 年には 1,644人となることが予測されておりまして、本町の各産業団体で構成する下川町産業連携会議におきましても、担い手や従業員の不足、経営者の高齢化などが産業共通の喫緊の課題であることが共有され、下川町産業活性化支援機構タウンプロモーション推進部を中心に移住促進等に取り組んできたところでございます。御質問の 1 点目であります「この 3 年間の世帯数と移住者数、目標値」につきましては、平成 28 年度が 3 名の目標に対し 3 世帯 3 名の実績、平成 29 年度が 5 名の目標に対し 9 世帯 11 名の実績、平成 30 年度が 7 名の目標に対し 16 世帯 32 名の実績、合計いたしますと3 年間で 15 名の目標に対し 28 世帯 46 名の実績となっているところであります。また「流出者」につきましては、6 世帯 11 名となっており、「経費総額」は 1 億 5,077万円でございますが、このうち国庫補助金が 8,967 万円、過疎債が 5,130 万円であり、一般財源は 980 万円であります。次に、2 点目の質問ですが「移住政策における今後の課題」については、この 3 年間で大きな成果を得たところでございますが、依然人口減少や就業者不足は解消されておらず、更なる取組が必要と考えているところでございます。また、「今後の展望」につきましては、本町における比較優位を前面に打ち出し、様々な切り口から共感を得た方々を対象にアプローチをするなど、移住を希望される方々の裾野を広げる取組や、移住を希望される方々の就業や結婚、出産、子育てなど、家族も含めライフステージに合わせた長期的な取組につなげてまいりたいと存じます。以上申し上げまして、答弁とさせていただきます。

質問 4番 春日隆司

この3年間で実質35名ということで…移住者があったということだと思います。基本的なところなんですが、大きく分かれると思うんですけども、これだけ人口が減少していく中で、取りあえず流出…出ていく人は考えず、とにかく政策で移住者を増やしていこうと。流出する場合はいろんな条件があるから…それはそれとしてと…ちょっと乱暴かもしれませんが、とにかく入りを図ろうと…蛇口を目一杯開かないことには…という考え方があるかと思います。いろんなことを気にしていると人口が増えるという要素はないのでという…そういうアバウトといったらあれですけど…基本的な考え方もあるかと思います。いやいや違うんだよと…下川に来ていただいたら、やはり定住をしていただきたいと、せめて…1~2 年で出ていくのではなくて 5 年、10 年。そういうために、いろんなリスクもあれば、いろんな不確定要素を含めて、来る人に情報を提供して、できるだけいろんな問題を解決して来ていただくと。大きく分けて二つある。両方バランスがよければという答えだと思うんですけども、町長の基本的な考え方をお聞かせください。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

タウンプロモーション推進部を設置した時に、産業活性化支援機構の下部組織…内部組織として設置したわけでありますけど、大きく四つの柱を掲げました。一つは、今、議論しております移住・定住施策であります。二つ目は、起業家の促進、いわゆる仕事づくりをして、自営業としての自立化を目指せる…そういう人たちを育てていこうという起業家であります。三つ目は、人材登録であります。企業の方々は担い手不足ということがありますので、そういうところで外側の人材を求めて、そして企業の方々に紹介をしながら定住・移住施策にも結び付けていくということ。四つ目は、下川町の特産品などが多々ありますので、こういうものを外に向けてマーケットを拡げていくという。こういう考え方を柱としまして進めてきたところでございまして、現在もこの定住・移住施策については最優先課題としてタウンプロモーションに取り組んでいただき、そして様々なところにプロモーション活動や情報発信というのをしているところでございます。その成果が 3 年間で 46 名という数字になってますし、また、ここに表れていない…企業への就業の方々も出ているようであります。そういう意味では、しっかりとこれからも継続しながら進めていきたいなと思ってます。また、SDGsの取組を国内でもいち早く進めてございまして、そういう関連で…例えば地域おこし協力隊などの募集の際に、SDGsに取り組んでいる町としてのアピールをしますと、やっぱり応募者が増えております。そういう意味では、発信力を高めていくということが非常に大事でございますので、メディアや様々なプロモーションの機会に下川町としては取り組んでまいりたいなと思っているところでございます。以上です。

質問 4番 春日隆司

下川町は行政が…主体じゃないんですけども…20年前ぐらいに、やっぱり移住の方が多くて、新規就農の制度もそうですが…。これは企業に勤める人たち…企業で働く人たちが多かったかと思うんですけど…特に木材関係。ところが、それを含めて今見てみると、当時…カウントすると100人ぐらいの移住者があったんですが、現在何人残っているかと。そうすると指で数えるぐらいの方しか残っておりません。それは企業活動にもよるからと思います。これは民間企業がやる話ですので、民の中でやる話です。今回は、町が公金を投入してやる施策です。私は、やはり公金を投入する以上は…来ていただいて…11 人もう出ていったと。11 人がなぜ出て行ったんだろうと。ここをね…私たちは移住の学習もしてきたわけですね。先ほど町長が言われたとおり、世代のバランス…若い人たちだけ増えてもいけないですし、生産の人口も増えなければいけないと。その人口構成のバランスですね、これはデータがないんだと思うのであれですけども…。大切なのは移住じゃなくて定住になるんだと思うんです。そこにいかに住めるかと。今日のいろんな議論を聞いていてちょっと不安になったのは、今まで移住してきた人は下川町が築いた…下川町ってメディアの露出度もあって、非常に良い町だということで来る人が多いと思うんです…きっかけですね。ところが、地域の実態を考えると、先ほどいったように生活基盤が…お金がなくて…なかなか福祉の政策ができない、子育ての政策ができないという状況になった時に、ミスマッチの可能性が更に膨らんでいくんじゃないかなという…感覚ですけどね…あったんですね。やはり人生懸けて来られるわけですから、来ていただける人のためにも、町のためにも、税金をかけてやっていることからしても、やはりお互いが不幸にならないようにやっていかなければいけないんだと思います。それと、定住のための条件整備…子育て、住宅、それをパッケージとして、さっきの話になると…私が聞いていることが、下川に定住したいけども住宅購入の補助金が終わったから移住できないと…これ一つの例ですけどね。ですから、やっぱりパッケージって…全体的に考えて大切なのは移住と同時に財政の問題もあるにしても、いかに子育て…子育ても 4~5 年前から比べると非常に画期的な取組を下川町はしてたけど…今現在は国の制度に準ずるぐらいな制度でございますよね。ですから、生活する環境をしっかり…魅力あるものにしていかなければ、移住の条件が揃っていかないんじゃないのかなと思うんですね…答弁でも言われてますけども、そのへん再確認という意味で、町独自の魅力的な生活基盤である、魅力的な福祉があると、魅力的な子育てがあると、そういうところをどう想像できるのかというところ…財政の問題を含めて、町長のお考えをお聞きしたいと思います。

答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)

幸せ日本一の町をつくろうと、これは大きな目標ではございますけれども、その積み重ねとしては安全安心なまちづくりをしっかりすると、犯罪が少なく、そして災害も少ない中でも…万が一災害が起きた時にはその対応が可能な…そういうまちづくりをしようという。それから条件不利地域として、平成元年にJRが廃止になりまして、30 年を超えての経過があったわけでありますが、それに伴っての代替として利便性のある公共交通の体系を作ろうということで、これは代替バスやあるいはまた地域内での乗り合いタクシー、コミュニティバスなどが設置されてきたわけであります。そして、住民が快適に暮らせる…そういう環境をつくろうということで、これはゴミの問題、あるいはまた様々な制度についてしっかりとこれまでの歴史の中でやってきたということです。そして、当然住居問題が出てまいります。この住居の水準度も公営住宅や町営住宅、あるいはまた一軒家に対しての支援など、こういう住居の水準も高めていくという、そういう受け皿づくりをしっかりしていこうと。そして最後は、やはり仕事があって、積雪寒冷地として非常に問題のある通年型の産業…ここを何とか克服して、年間を通して仕事のある…そういう環境づくりをしようと。こういうような基準を元に、下川町は 120 年余りの歴史の中で営々と続けてきたわけであります。しかし、その一方で財政面はどんどん交付税に依存していた中での下川町の自主財源が非常に厳しいものがあるということ、それで一定程度は制限をしながらこれから行政運営をしていかなければならないということであります。そのバランスを下川町としてはつくりながら進めていくわけでありますが、やはり町外の方々…町民も含めてでありますけども…下川町の魅力を発信することによって、今まで知らなかった人たちが下川町を知り得て、そしてファンになっていくと、そして訪れてみたくなって、もしかするとそこに定住するかもしれないと。正しく今、ふるさと納税のきっかけというのは、そういうところにあります。道内でもふるさと納税の高額な町村では、既に定住に結び付いているというところもあります。下川町はまだふるさと納税額が非常に少ないところがありますので、そこまで至っていないところがありますが、それは鋭意努力をしてまいりたいと思っているところであります。いずれにいたしましても、下川町はしっかりと発信をしながら、そして多くの方々に下川町を知っていただくということが不可欠ではないかと思っておりますし、幸せ日本一の町をつくるためには、先ほど言いましたように安全で快適で利便性のある、そして住居水準の高い…そういうようなところを一つ一つ進めていくことが大事なのかなと思っております。以上です。

質問 4番 春日隆司

仰るとおりだと思います。今、町長が言われたのは生活の基盤であって、それに魅力あるものをつくらないと…人口の奪い合いになっているから競争がいいのかどうかというのはありますけども…いかに魅力ある町独自のことをやっていかなければいけないのかなというふうに僕は思います。それから、総括させていただきますが、財政が厳しい厳しいってなったんですが、結果的に…地方財政法第 4 条の 2 項にございます…自治体は当該年度のみならず、翌年度以降も財政の状況も考慮して健全な運営を損なうことがないようにしなければならないと。ですから、今年になって住宅のお金が出ないとか、いわゆる計画性がないままに財政の状況に考慮しないままに行政運営がされたというのが今日だと思います…国の方からいうとですね。そういう現状を踏まえて、やはり財政が厳しいからできないというのはもちろんでございますけども、そこを何とか…先ほどもありましたとおり…クラウドファンディング…寄附とかあるけど、そこを何とか厳しい中にあっても前を向いて持続しながらやっていこうというのが…これが執行側であり、それを確認するのが議会であり、賛同を得て一緒にやりましょうというのが下川町だと思うんですね。ですから、そのへんやっぱり…繰り返しになりますけども…基金が…2,800 万円貯金を取り崩すというのもあるんですが、1 億円取り崩すという…計画に基づく 3 倍も 4 倍も基金を取り崩して今年やらなければいけないという計画が正しくなかったのか、実行が、予算が、選択と集中がされていなかったのか、どちらかですよね。ですから、しっかりここは共有して、次のSDGs…次につなげるためにも、やっぱりしっかり…無い袖は振れないではなくてですね、やっぱりしっかりやっていかなければ、将来に負荷をかけることになると思います。それから、先ほどあった住宅の関係なんですが、SDGsって結構お話が出ますけども、SDGsをいろいろやるのはいいです…皆さんが付けているバッジ…これ 17 の種類になって、一つも飛び出ないように一つも小さくならないようにってバランスのバッジなんですね。そういうことを言うと、先ほど言った不平等を無くそうということですね…住宅の話じゃないですけど…去年、私は壊して 50 万円貰ったけど、今年行ったら…もうお金が無いから 50 万円…私は家を壊せないのと…これが現実ですよ。先ほど言った期待とか法律からいうとこれは不平等ですよ。ですから、SDGsを進めるに当たって、大切な基盤である不平等を無くす、透明度を高める、質の高い自治体をつくる、先ほど同僚議員にもありましたとおり、生活の足元に目を向ける時にきているんだと思います…財政も厳しい中で。それと選択と集中。やっぱり考え方を変えてしっかりやらない限りは、本当に持続可能な地域はできないんでないかなと私は考えます。以上持ちまして、私の質問を終わらせていただきます。

出典:下川町議会 令和元年第3回定例会 2019年9月19日 議事録 PDF(58ページ) 間違いを知らせる