下川町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月14日
(1)自主防災組織の育成と充実について/(2)行政改革大綱策定の進捗状況について
2016年9月14日、下川町議会の一般質問で、近藤八郎議員が「自主防災組織の育成と充実について」「行政改革大綱策定の進捗状況について」について質問し、町長 谷一之、税務住民課長 長岡哲郎、教育長 松野尾道雄が答弁しました。
- 質問者
- 近藤八郎 議員
- 答弁者
- 町長 谷一之、税務住民課長 長岡哲郎、教育長 松野尾道雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次の件名ではこの議員の件名が 2 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の件名の表記です。
質問 1番 近藤八郎
それでは早速トップバッターとして一般質問をさせていただきますが、今回は自主防災組織の育成、充実について質問をしておきたいと思いますが、近年、私ども国内で発生している自然災害は、想定外という言葉が通じなくなるぐらいひどいものとなっておりまして、本年に入っても熊本地方を中心とする大規模な地震、さらに追い打ちをかけるような大雨など、いわゆるゲリラ豪雨が全国各地で発生しております。北海道におきましても7月末の大雨、さらに8月には1週間の間に3つの台風が上陸、もしくは最接近を記録するなど、過去に例をみない災害に見舞われております。特に台風10号における大雨は、道内各地に大きな爪痕を残し、人的、物的被害は想像を超える甚大なものとなったことは記憶に新しいところでもございます。お亡くなりになられた方々の御冥福と被災地の方々に衷心から御見舞いを申し上げますとともに、一日も早く復旧、復興されますことをお祈りする次第でございます。本町でもこの度の台風では災害対策本部をいち早く立ち上げ、本部長の町長を先頭に職員一丸となって対応されましたことは敬意と感謝を申し上げるとともに、関係機関・団体との速やかな協力体制構築に、我々議会も住民も大変心強く思ったところでもございます。さて、本町も去る7月21日に、町民を対象に大掛かりな災害訓練を初めて実施されまして、100人を超える町民の参加を得て比較的円滑に行われたと伺っておりますが、地域住民の皆様にとっても貴重な体験であり、大変有意義であったんではないかというふうに推測されるところでもございます。そこで町長にお伺いいたします。災害対策基本法では市町村の責務が規定されておりまして、その責務を遂行するため自主防災組織の充実と住民の自発的な防災活動の促進を図るという、いわゆる努力規定が明記されております。さらに、住民の皆様に対しても、防災訓練その他の自発的な防災活動への参加の責務が、これも規定されているところでございまして、町長は地域住民が「自分達の地域は自分達で守る」という意識に基づき、自主的に結成する防災組織の育成を積極的に奨励する考えはないか。また、自主防災活動を促進するための組織の結成時、あるいは活動において、それぞれ必要な財政支援をして、その奨励を積極的に進めていくという考えはないか、お伺いしたいと思います。以上でございます。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
近藤議員の御質問「自主防災組織の育成と充実について」お答えをいたしたいと思います。御案内のとおり、北海道におきまして、8 月に入り台風 7 号、11 号、9 号の三度にわたる上陸と台風 10 号の急接近による大雨で、人身、農作物、道路や建物等に甚大な被害をもたらしました。北海道における被害は 1,200 億円を超えると推測されており、空知川の決壊により南富良野町の浸水害や農作物被害においては、十勝地方を中心に 6,300ha 余りに上っているところであります。本町におきましては、先の臨時会で御報告をしたとおり、道路の損壊や洗掘、農作物被害、排水路からの溢水などの被災が発生したところでございます。本町における防災対応でございますが、毎年、防災会議を開催し、各関係機関との連携を強化すると共に、防災組織体制の整備や防災に関する普及啓発並びに災害の予防対策・被災の応急対策などを総括する「下川町防災計画」に基づき、災害の未然防止や減災に努めているところでございます。阪神淡路大震災や東日本大震災の教訓では、災害の発生時において「自ら命を守ることや助け合い」が重要視されており、その様な観点から、自主防災組織につきましては生命・財産を災害から守るにも初動時や平常時の必要組織として大きな効果が期待されるものと認識をしております。現在、自主防災組織の組織化に向けた普及促進を図っており、公区長会議での普及をはじめとし、この 9 月 11 日には地域防災活動のリーダーを養成する「北海道地域防災マスター」の養成講習に 3 名の方々に御参加いただいたところでございます。また、自発的な防災活動を促進するためには、組織設立や活動しやすい環境づくりが必要であると認識をしており、財政的な支援について今年度制度化をしてまいりたいと思います。今後とも地域と密着した情報交換や連携を強化する中に、防災意識の高揚を図り、防災・減災に対する体制整備を進めてまいる所存でございます。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。以上です。
再質問 1番 近藤八郎
それでは再質問させていただきますけれども、町長の今の答弁で、自主防災組織の必要性を十分認識しているというところにつきましては、質問者の私も評価しておきたいところでございます。確かに個人や家族だけの力では限界がありますので、そういう意味では隣近所の人達が集まって互いに協力し合うという本当に身近な自主防災組織がこれから組織化されることを期待するところでもございますが、そこで改めてお伺いしますけれども、後段の方には制度化も図っていくという答弁もございますけれども、実際、組織の設立には、地域の住民の方がその結成に合意をし、例えば規約ですとか組織のあり方、活動内容を規定するということで整理するというふうに考えますが、それらの方法としては四点ほどあろうかと思いますが、それについてそれぞれ町長のコメントをいただきたいと思いますが、一つには、既存というか現況公区の組織をそのまま活用して、その中に防災部という新たな部署を設けながらやっていこうとするのか。あるいは地域の助け合いチームを活用するか。あるいは新たにまったく新しいメンバーで結成をしようとするのか。そしてさらには、結成を奨励するために…私も早くから言っておりますけども、自主防災組織結成のマニュアルの配布などを是非するということが挙げられると思いますが、実際に自主防災組織を行政として奨励していくためには、今の四点ほどに対してそれぞれどんなふうに考えられるか、簡単で結構ですのでお考えを聞かせていただきたいと思います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
近藤議員の再質問の四点ほどの考え方でございますけれども、今年制度化をしてまいるということで、先ほど答弁をさせていただきましたけれども、これにつきましてもまだちょっと発展途上のところがございますし、公区やあるいはまた住民の皆さん、それに関係する団体等との協議も必要になってくるんではないかと思っております。いずれにしても、公区行政…今18公区ございますので、その中での本当に設置が可能かどうか。さらに既存では助け合い隊の…いろんな組織化されている公区もございますので、ここの温度差をどうやって縮めていくことができるのかと、こういうことが少し時間が要するんではないかと考えております。ただ、災害については、いつ何時やってくるか分かりませんので、自主防災組織だけではなくてですね、しっかりと町としては情報発信や、あるいは一定程度共通するような防災の体制づくりというのをしっかりしてまいりたいなと思っているところであります。また、それに伴って、新しい組織はどうかということでございますけれども、これについても各公区も今、役員の担い手が非常にいないという厳しい状況もあるようでありますので、もしかしたらこの公区の中だけではなくて、新しい組織というのも必要なときがあるかもしれません。そのへんはまた町の方でもしっかりと判断をしながらですね、今後そういうようなかたちづくりをしていければいいなと思っている次第であります。それから、マニュアル等につきましても、これも少し時間を要するんではないかと思っておりますが、いずれにいたしましても、近隣市町村、あるいはまた先進的にやられている地域のところを少し参考にさせていただきながら、このマニュアル作成というのが必要かどうかというのも含めてですね、今後進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。
再質問 1番 近藤八郎
実際に既存の組織を活用するということについてはですね、あるいは新しいメンバーで結成するということについては、今、町長が答弁されましたように、そもそも公区の役員というのは、なかなか後継者が不足したり、それによって活動が停滞するというそういう状況は、下川の18公区全ての共通の課題ではないかというふうに私も承知をしているところでございます。しかし、災害対策基本法という中で、町の責務、あるいは防災活動を積極的に参加していくという住民の責務、これらをそれぞれ両立させていくためには、さらに一歩踏み込んだ奨励策を講じなければ、いつまでたっても近隣の様子を見るとか、進んでいる公区あるいは団体の成り行きを見るということでは進んでいかないんではないかと、このように思います。したがって、この自主組織につきましては、財政的な支援もするというふうに今年度制度化してまいりたいというふうに答弁がございましたけれども、実際にこれを制度化する場合に、通常、財政支援がどのようにされるかということについては、余り具体的に提言しないのが普通でしょうけれども、私はあえて具体的に提言をさせていただきたいと思うんですが、一つは、結成については、毎年のように何年もかかって18公区が全て結成するということは、これは不可能だと思います。したがって、ある一定期間…いわゆる時限的にこの奨励期間を設けて、その間に結成をする場合にはそれなりの財政支援をするという、結成時に対する財政支援。それから、結成された後の活動を助長していくという、この二本立て、ここをしっかりですね進めることによって、実のある財政支援に繋がっていくんではないかと。そのことが今、下川町の公区制度の内容が問われているときに、単なる防災活動ばかりでなくて、冬期間の除雪対策ですとか、高齢者の助け合いの運動ですとか、そういったことに繋がっていくと思いますので、決して新メンバーでは困難だということもここは余り思わずに、やっぱり公区の中でしっかりと検討されるように、その題材にやっぱり防災組織設立のマニュアルを配布して理解を深めていただくと、こんなことに是非していただければというふうに思って、具体的に提案をさせていただいたところでございます。そこで、続けさせてもらいますけども、現在の地域内の自主的な除雪支援を公区の事業として取り組む場合にですね、これも単に防災活動ばかりでなくて、特に夏の水害とか台風ばかりでなくて、下川の場合は積雪寒冷地でございます。冬期間の場合もですね、やっぱり大切な災害活動ではないかと思います。特に高齢者とか独居老人の世帯については、今、町の方も地域職員ですとか、職員挙げて点検をされているのが実態でございますけども、これもですね、やはり行政に頼ることなく地域の中でその問題を解決していけるような公区として発展することを期待できるような財政支援…いわゆる具体的に申し上げますと、現行の公区交付金の内容も踏み込んで検討されることによって、やはり公区活動のいろんな面が解決していくのではないかというふうに、私も数年間公区長をした立場で実感しておりますので、是非公区制度の改正と併せまして、この自主防災組織の設立に今一度真剣に取り組んでいただければと、こんなふうに思います。そこで、そういった部分について、改めて町長がどのように考えるかお聞きして、次の質問に移りたいと思います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
今年度、当初予算で備品を若干計上させていただいておりますので、そのへん詳細は担当課長から説明させていただきますが、いずれにしても洪水におけるハザードマップ等も既に過去に作成いたしておりますが、これは百年に一度という大洪水を想定してのものでありまして、住民の方々がどうしてもその意識がまだ低いところがあります。先ほど答弁でも申し上げましたけども、南富良野の大水害については、やはり対岸の火事ではないと、本当に起こり得るそういう状況にあるんではないかと考えています。下川町も降水量では200㎜強の降水量でありましたけれども、空知川の今回の決壊では500㎜を超えたということで、これも今後下川町も300、400ということも想定しながら、こういう防災対策というのをしっかりとやっていく必要があるんでないかと思ってございます。また、公区の中にいろいろと温度差はございますけれども、今申し上げましたように公区内にこういうチームを結成する際の支援とかですね、あるいはまた活動について、いろいろと希望、要望も聞きながら、今後そういうような体制づくりもしてまいりたいなと考えている次第でございます。いずれにいたしましても、百年に一度というそういう安閑な気持ちではなくて、常に問題意識と危機意識を持てる、そういう住民への啓発も今後さらに進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。備品関係については、担当の方から説明させていただきます。
答弁 税務住民課長 長岡哲郎(税務住民課長は2018年3月まで)
地域防災計画の中で第4節、住民組織等の活用という6号に、町民等による地区内の防災活動の推進というのが定められておりまして、防災力の向上を図るため協働し、防災訓練の実施、物資の備蓄等々を行いながら、自発的な防災活動の推進に努めるという項目がございます。これに基づきまして、現在、補助要綱を作成しているところでございますが、近藤議員仰るとおり、自主防災組織の設立時に関する助成、そして恒常的に行っていくために防災訓練ですとか防災備蓄品、そして研修参加等の啓発、こういったものの活動についても補助ができるようなかたちで今要領を検討してございます。あといろいろな…水害だけではなくて除雪等々…雪害等もございますので、そういったコミュニティ活動の活性化、そして自主的な取組を推進していくために、今、その推進をやっていこうということで、今年度、地域の皆さんにアンケート調査を行いながら、地域の課題を抽出して、それで地域担当職員にサポートしていただきながら、課題を洗い出しながら、役員さんだけではなくて若い人からお年寄りまでみんな参加していただいて、地域の将来ですとか課題だとかを話し合っていただく。今、公区の活動というのは活動計画がそれぞれ公区でもっておられますが、どうしても単年度…今年の計画ということになっていると思います。中期的な展望に立った中で…長期的な展望に立てればいいんですけども、中期的な展望も、地域どうしていこうか、人口もどうしていこうかというところまで踏み込んで、課題抽出しながら勉強会をしていきたいなと。こういった中にも、そのアンケート調査の中に防災対策ですとか、今の空き家対策ですとか、そういった項目も盛り込んでおりますので、今年度実施をしていただけるという…アンケートに協力していただけるというのが、上名寄の1公区、元町、三和と3公区やっていただけると。後、今検討していただいているところが、共栄、一の橋、中成北と三つございますので、6地区ぐらいでいろんな課題抽出をしながらコミュニティの活性化に努めていきたいというふうに、総体的に考えております。
再質問 1番 近藤八郎
担当課長からより詳しく説明していただきましたけれども、加えて申し上げるならばですね、下川町の18公区の中にはそれぞれ助け合いチームというのが…名前は助け合い隊であったり、あるいは違う名称がありますけども、18公区全てに設置されているというふうには認識しておりません。その中でも、どうしてもそういったとこに必要な場合に、助け合いチームという名称で設立されて、特に高齢者、障がい者、そういった方々を中心にいろんな活動をされているんですが、この活動を支援するのが実は社会福祉協議会からそれぞれの公区に3万円なり3万5,000円の交付金を支出して、そして支援をしていると、こういう実態もございます。是非、進んだ公区もございますし、まだ助け合いチームというものがなくても地域の中で十分…現行の公区体制の中でできるという公区もございますから一概には申し上げられませんけれども、そういったところの組織化をすることによって、自主防災組織の設立の気運が目覚めていくんではないかというふうに思いますので、是非その点も記憶をしていただきたいと思いますが、二つほど追加させてもらいますけども、一つは、既存の下川町の防災会議条例では、確か第3条ですけれども、自主防災組織がもしできていればですね、防災会議のメンバーに自主防災組織の構成員も入れると、こういうふうになっておりますが、現在は地元の公区長は防災会議のメンバーにはなり得ておりません。このことは地域を代表する公区長が防災会議のメンバーに入ってないということは、他の用務で町の方では委嘱している、あるいはお願いをしているという部分は承知しておりますけども、やはり下川町の防災会議、防災計画を検討する上では、地域の代表の方も全部といいませんけれども入れるような構成を考えるべきではないかと思いますし、加えて実際の災害が起きたときには、女性…御婦人の力が相当大きく影響いたします。そういう意味では下川の防災会議のメンバーには女性委員は入っておりません。是非こういったことも今後検討する場合に十分理解をしていただければと、こんなふうにも思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。最後に、こういった自主防災組織ができることによって、行政として非常に使って喜ばれている自助、公助、共助という部分を具体的に表していけるようにこれからも活躍を期待しておりますので、是非よろしくお願いしたいと思います。以上で自主防災組織については質問を終わらせていただきます。今の部分については答弁いりませんので、引き続いて、行政改革大綱策定の進捗状況についての質問に移らせていただきますが、下川町の行政改革の取組は、昭和61年度の第1次行革大綱を皮切りに平成26年度まで第7次の行革大綱を策定して、その実現のため取り組んでこられました。しかも実施期間もそれぞれの状況に応じて3年であったり、5年であったりと、こんなふうに設定しておりますが、その間、地域自律プラン、そして集中改革プラン、こういったものを経て、本年度第8次の行革大綱策定審議を前提とした当初予算が計上されておりますけれども、そこで次の二点についてお伺いしたいと思いますが、一点目は、職員定数と組織機構の見直し等について、第7次行政改革大綱推進項目では、適正な定員管理、組織機構の見直しが該当すると思われますけれども、次期行革大綱では引き続きこの項目を計上して見直していくのか。参考までにここ近年の…平成23年度から26年度…ということは第7次の行革大綱でございますけども、ここにおける職員採用の計画と実績、あるいは採用と退職別の内容について、参考までに示していただきたいと思います。二点目は、平成16年度に係制を廃止してグループ制を導入したが、この制度検証の結果、課の設置を含めた見直しを今後考えているのか。町長の考えを聞きたいと思います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
近藤議員の「行政改革大綱策定の進捗状況」について、御質問にお答えいたしたいと思います。御案内のとおり、本町は平成の大合併問題において、当分の間、合併せずに単独の町として引き続きまちづくりを進めていくことを決意し、今日に至ったところであります。また、地方を取り巻く状況が大変厳しさを増す中、持続可能な地域社会の構築に向け、自律プランに基づき様々な見直しを行い、歳出の抑制などを図ってまいりました。その一環として、機構の見直しによる課の統廃合や、職員数の見直しとして、平成 18年度までの間は退職者不補充、平成 19 年度以降は退職者補充率を原則 30%と定め、職員数の削減を行ってきているところであります。御質問の一点目の「職員定数、組織機構の見直し等について積極的に進める考えはあるか」についてでございますけれども、職員定数につきましては、平成 14 年に生活支援ハウス整備に伴いまして職員 2 人を追加し、全体で 235 人に増やした以降は定数自体の見直しは行っていないところであります。これまでの職員数のピークは、平成 11 年の 216 人となっており、自律プランを策定した平成 16 年は 195 人、採用抑制を続けた平成 22 年では 175 人まで減少しております。その後は退職者相当数を採用して実員数の維持を図ってまいりましたけれども、採用者数が採用予定数に満たない年もございまして、現時点では 174 人で、十分な職員数とは言えない状況と認識しており、また不補充期間の影響もございまして、年齢構成などの是正も必要と考えているところでございます。これまでの事務事業を継続しつつ、環境未来都市の具現化など新たな事業を展開していくために、業務量に対する適正な職員数が満たせるよう、社会人採用も含めて計画的に職員採用を進めていくとともに、その一方で職員数増加に伴う財政への影響なども十分考慮していきたいと考えてございます。また、組織機構の見直しにつきましては、今後も地域課題の解決や施策の推進に迅速に対応できるよう必要な見直しを行ってまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。次に二点目の「グループ制を見直しする考えはあるか」についてでございますけれども、地方交付税の削減、新規採用者抑制など厳しい行財政運営を強いられる状況下におきまして、限られた職員数で多様化する行政需要や地方分権、権限移譲などへ柔軟に対応するため、地域自律プランに基づきまして、平成 16 年 6 月にそれまでの係制を廃止し、グループ制を導入したところでございます。また、グループ制の検証を行うために職員アンケートを実施し、制度の理解度の把握や課題の洗い出しなどを行っており、その結果についてグループリーダー会議などを通じて共有してきております。しかしながら、OA化などにより業務の効率化が図られた一方で、職員採用の抑制や国の制度改正、地方分権に伴う業務の増加、環境モデル都市、環境未来都市など新たな施策の展開などにより、現在の体制では職員 1 人当たりの業務量が増加してきていることから、職員の適正配置も含め、改めてグループ制のあり方などについて検証を行い、住民サービスの向上に繋がるように努めてまいりたいと存じます。いずれにいたしましても、現在策定に向けた取組を進めております第 8 次行政改革大綱に位置付け、計画的な職員採用、組織機構、グループ制などの検証を進めてまいりたいと思います。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。以上です。
再質問 1番 近藤八郎
町長の答弁にございますように、市町村合併議論の結果、いわゆる単独の道を歩むことになったということで、平成 16 年度から 32 年度までの地域自律プラン…これを策定しておりまして、平成 17 年から 21 年度の 5 年間は、いわゆる国主導による集中改革プランを策定しなければならなくなり、その間に定員管理の適正化や職員の不補充、あるいは答弁にありました補充率を 30%に設定をしていると。その間、平成 16 年度には 32 の係を 14 グループに移行した経過があるという答弁でございますが、改めてお伺いしますけれども、こういった削減をしていった結果、定員管理上の採用計画や、あるいはその結果による実績に与えている影響を率直に表すとどんなふうに認識されているのか。改めて町長にお聞きしたいと思います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
答弁でも申し上げましたけど、やはり業務量が少なくなっていないというのが大きな課題でございまして、それについては国の政策に積極的に下川町として飛び込んでいっているということがあるんではないかと思っております。そういう意味では、業務量が多くなったわりには職員数が減少してまいっておりますので、非常に一人一人の業務量が増えているというのが実態でございまして、そのへんを今後はしっかりとカバーできる、補完できる、そういうような体制づくりというのをしてまいりたいなと考えている次第でございます。よろしくお願いします。
再質問 1番 近藤八郎
町長が的確にそういった現状を認識されているというふうに私も思います。そこで改めてお伺いしますけども、近年、不幸にして亡くなられた方…そういった職員もおられますし、定年退職以外での自己都合退職、平成 23 年度から 26 年度までをみましてもかなりの職員がおられます。そういった意味で、特に直近でも見受けられますけれども、この空席となった部署について、年度途中でもありまして大変影響が大きいと思ってみております。そういった部分については、特別な対応を取っているのか。あるいは次期の採用計画に欠員として単純に上乗せをして採用計画を立てていくのか。そのへんについて改めてお聞きしたいと思います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
近藤議員が仰るように、23 年度から 26 年度もおそらく…私は就任してございませんでしたけれども、議会当時もそういうようなことで議論したことがございます。そういう意味では、自己退職の補充をどうするかということでありますが、緊急の対応としては臨時を採用しながら、そして期間的に補完をしていくということが一つにはあるんではないかと思ってございます。それは現在も実施しているところでございます。さらに、途中での新採用でございますけども、これについては人材の問題もありますし、また募集してもかなわないということもございますので、そのへんは十分に検討しながらですね、そういう募集をするとよいのかどうかということはケースバイケースで図ってまいりたいなと思っています。いずれにいたしましても、今は基本的な新採用…公務員試験を受験していただいた方々を中心に採用してございますが、今後は社会人枠を少し増やしたりですね、また高卒の枠等も少し検討していく必要があるんではないかと思ってございますので、そのへんはまた行革の中、あるいはまた内部の会議等でいろいろと検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
再質問 1番 近藤八郎
実は年度途中で退職される方は最近でもおられるというふうに、つい最近それこそお聞きしましたけれども、来年度以降の職員採用計画は当然その部局で策定していると思われるんですが、最初の答弁にもありましたけれども、採用者数が採用予定者数に満たない年もあると、こういうことは現実にあったからこういう答弁があったと思うんですけども、そこで、現在の職員採用に至るやり方で引き続き…いわゆる上川町村会の共同試験に参加していくのか、そのへんについてもお伺いしたいし、後は近年、地元の高校生…下川商業ばかりではありません、名寄地区を含めた地元の高校の卒業生が準職員として採用されている実績は見受けられますけれども、正規職員として採用する機会が少ないように思われます。特に下川商業高校のいわゆる存続対策という部分も含めると、是非将来、希望にあふれる生徒を地元に残って活躍してもらえる、そういった働く場所としての下川町役場を紹介してはいかがかと、こんなふうに思いますが、この分については商業高校の存続対策の中心となっている教育長も大変苦慮していると思いますが、そのへんについては今回、現時点で下川商業高校生の就職率がどの程度になっているのか。あるいは来年度以降の地元に残っていただくような空気はないのか、そういったことも含めて町長と、できれば教育長からも少しお話いただきたいと思います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
これまでも上川町村会にいろいろお世話をいただきながら職員の採用試験を実施してまいりましたけど、このメリットはやはりスケールメリットにあるんではないかと考えています。下川町が単独でやる場合にはどうしても発信量が小さくなってしまいますので、これは引き続き優先をして進めてまいりたいと思いますが、その一方で近藤議員が仰られましたように地元枠をこれからつくっていく場合に、どういうような協議をしていったらいいのかと、このへんはしっかり議論をしてまいりたいと思っております。これは私個人に当初は来ていたものでありますが、インターンシップがこれまで 4 年から 5 年ぐらいの間で 45 人ぐらいインターンシップで来ておりまして、現在も役場の一応インターンシップということで年に 2 回ほど来ている学生がおりますけども、そういう中にもやはり下川町を一度みるとですね、下川町を受けてみたいというそういうような志のある若い方もいらっしゃいますので、引き続きこのインターンシップだけに限らず、下川町をみる機会をたくさんつくっていって、そして下川町の情報発信や啓発をこれからも進めてまいりたいなと考えているところでございます。また、商業高校につきましては、教育長に分かる範囲で答弁をお願いします。以上です。
答弁 教育長 松野尾道雄(教育長は2021年6月まで)
ただ今の御質問に対して、商業高校の関係を答えさせていただきます。下川商業高校、ここ 4 年間で概ね 100 名程度の卒業生を輩出しております。そのうち進学が大体 57 人でございますので、大体 6 割前後が進学、そして 4 割が就職というような状況にあります。本年度 3 月に卒業した生徒については、近年では大変多くて、確か私の記憶では 5 人程度町内にとどまったというような状況だと認識しております。先ほど近藤議員の方から御提示いただきました、下高の人材活用を町でもということなんですが、町内唯一の高等学校教育を提供している下川商業高校の維持存続発展のためにも、例えば入口の支援も町として行っております。また、在学中も支援を行っております。特に出口の部分、こういった出口をやはり確保するということが進路を選択する中で重要なファクターではないかなというふうに認識しておりますので、そのへんについては今後町として、教育委員会としても今のお話については十分認識した中で対応させていただきたいと考えております。以上でございます。
再質問 1番 近藤八郎
町長の答弁も理解できますし、是非積極的に採用していただければと思います。さらにまた教育長に…いわゆる言葉は悪いですが…ふったのは、ルール違反かもしれませんけれども、特別職の一人でございますから答えは十分できると思ってお聞きした次第でございますし、是非これからも地元高校生が下川に残るようにですね、そんなこともやっていただきたいと。ただ総体的には、やはり一度は札幌とか都会に出たいという、あるいは専門学校でも行きたいという希望が多いことは私も承知しております。特に教育長は大変大事なことを言われました。入口よりも在学、出口…これはですね私もまったく同感です。もちろん入口は大事なんですけども、やはり出口なんです。出口がしっかりしてないと、やはり親なり本人は安心して下川の学校に来ないというのは実態でないかと思ってますんで、是非学校関係者とも協議されて、入口にこだわらず、入口というのは地元の子供たちは名寄にいますから、入口ばかり重点を置かずに、在学中と出口に是非重点を置いた取組をしていただければなお充実するんではないかということを、ちょっと今回質問とは違いますけれども申し上げておきたいと思います。それで次のグループ制の関係で再質問させてもらいますけれども、昨年の第 3 回…9月ですね…定例会で、私がグループ制と機構改革に関連する一般質問をいたしました。この時に町長は、グループ制のメリット、デメリットをしっかり検証して、次の段階…いわゆる機構改革を含めて…次の段階を踏んでいきたいと、このように答弁されております。そこで、御承知のとおり今回 9 月です。1 年を経過して当然結果は出ていると思われますが、先ほどの答弁を聞きますと、またグループ制のあり方などについて検証したり、アンケートを取ったり、グループリーダー会議にかけているという答弁がありましたけれども、私の答弁からしてちょうど 1 年経過しておりますので、ある程度内容については出ているというふうに思って質問させていただいておりますので、今回それらに基づいて、このグループ制の見直し、課のあり方、これも併せて検討して機構改革まで踏み込んでいくという考えは現時点は持てないのか持てるのか、はっきりと御答弁を願いたいと思います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
昨年確かにグループ制の話を答弁でさせていただいたところでございますけれども、現実に事務事業がいろいろ先を行っていて、それを解決していかなければならないというのが優先しまして、どうしてもこのグループ制を検討するというのが遅れているのは否めないところでございます。私自身は今、グループ制のメリットとデメリットの一定程度…個人的には区分けをできるようになりましたので、今後そのへんの指示をしっかり出しながら、またもう一つは今の行政改革の関係もございますので、拙速なやり方をしてしまうと、例えば係に戻してしまうとそれに歪みが起きたりしてしまうとか、あるいはグループ制の中でのやり方を一気に変えてしまうと、またそこに障害が起きることも考えられますので、これ慎重にやっていきたいなと思っております。いずれにしてもグループ制の検証はどこかの時点できちっとやらなければならないというのは認識してございますし、私自身は一定程度区分けが出来上がってきましたので、そのへんはまた職員に示しながら進めてまいりたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。
再質問 1番 近藤八郎
できるだけやっていきたいという答弁でございますから、じゃあいつやるんだという話はいたしませんけれども、例えば部署によって当時の目玉政策というかそういったものがありましたけれども、私の印象としては課の名称等についてもなぜか内部組織も含めて屋上屋的な課もあるように私は見受けます。したがって、現行では課の名称、あるいは業務のボリュームなどはこの際スリム化を図る時期にきているんではないかというふうに思います。いたずらに職員を増やすこともできないでしょうし、職員が少ないからといって職員が手を抜くということは町民の方も許さないでしょうし、多くしなければ仕事ができないという甘えも絶対許してはくれないと思いますけれども、町長はこの役場のいわゆる世帯主でございますから、職員の士気にも影響することがございますので、現行の 7 課が適切なのかどうか、やはり自らしっかりと検討していっていただきたいなと、こんなふうに思います。先ほど町長が行政改革にも触れておりましたけども、昨年の 8 月にですね、地方行政サービス改革の推進に関する留意事項ということで、総務大臣が都道府県知事に通知を出して、それを管下の市町村長に周知するという内容の通知が出ていることは御承知だと思うんですけども、それによりますと職員の定数ですとかそういったものよりもですね、民間委託の推進ですとか、指定管理者制度の活用ですとか、あるいはICTを活用して窓口、庶務業務の見直し集約化を図ると。これで定員をしっかりとスリム化するんだというのが国の行革推進の留意事項として総務大臣通知にあります。ですから、行政改革をあまり意識して捉われますと、町長がやりたいと思うこともできなくなりますので、是非先ほどの答弁のように、現実に合った内容で検討していただければと思います。そういうことを加えて最後にこの際申し上げたいんですけども、第 8 次の行革大綱は本来、平成 27 年度から始まるということで、遡って言えば普通は計画的なものは平成26 年度中にできて、27 年度を初年度とするというのが私は一般的でないかというふうに思ってますが…それは私が思っているだけかもしれませんので…当然策定されているんではないかという部分が策定されていないこと、それからさらに遡って総合計画についても然りです。これもいかなる理由があってもですね、行政の継続性から考えるとやっぱり欠落してはいけないというふうに思います。こんなことも考えますと、町長はいろいろな町政課題に対して検証や検討を約束しておりますが、通常業務に支障がないように適切な指示を今一度、オーバーワークにならないように職員に指示をしていただければということを付け加えておきますけれども、最初に申し上げましたように、行政の継続性をしっかりと守っていただいて、特に町長は議会議員から町長にもなった人で、どちらにも精通している方ですので、敢えて最後に一言申し上げます。例えば、今日の質問、あるいはこの後の質問、今までの質問の中で、町長は随所に検討する、あるいは検証するという表現で答弁されておりますけれども、当然それは大事なことだと思います。巷にいう検討するということはノーだということではないと思ってますけれども、ある市町村では議会の質問、あるいは委員会等の審議で検討を約束した場合、内容がまとまり次第、年に 1 回文書で報告する…当然そのことは町民にも公開するということを積極的にやっている自治体もあるというふうに聞いておりますが、私ども議会の一員として検討、あるいは検証するといったことが、それを確かめるのが委員会審議とこのような一般質問で改めてもう一回しなければならないという矛盾した部分がございますので、経験者として町長はこの分について、町長になってむしろ積極的に検討した事項は公開するというような姿勢は持てるか持てないか、最後にお聞かせ願いまして私の質問は終わりたいと思います。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
私もようやく 1 年 4 か月経過しまして、議会とまた違った執行者としてのあり方というのが少しずつ段階を踏んできているところでございます。今、近藤議員が仰るように、他の議会の中で、その検討すべきという表現を使っていないと…これは私もそういうのを何回も調べたんですがケースバイケースで、なかなか簡単に断言して答弁するというのはこれ全てはできないんですね。おそらくその中で確約できるものについては強い意志を持って答弁をしていくという、そういう段階をおそらくほかの市町村ではやっていることが多くみられます。そういう意味では、自分が立てた公約というのがございますので、こういうところをしっかり打ち出してですね、しかしやっぱり研究調査というのはしっかりやっていかなければならないと。ただ、それを検証するという表現にしてしまうと何か曖昧になってしまうというのが一般的なみられ方だということで感じておりますので、そのへんはしっかり施策や、あるいはまた事務事業によっては、しっかり確約できる…そういう表現ができることを少しでも進めてまいりたいなと思います。それには私自身もまだトレーニングが必要なのかなと感じてございますので、さらに御指導いただければ幸いでございます。よろしくお願いします。