みんなの議会

足寄町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月12日

千島海溝地震への防災・減災・事前復興について

2026年3月12日、足寄町議会の一般質問で、細川勉議員が「千島海溝地震への防災・減災・事前復興について」質問し、町長 渡辺俊一、総務課長 佐々木康仁、こども・健康課長 石川建祐が答弁しました。

質問者
細川勉 議員
答弁者
町長 渡辺俊一、総務課長 佐々木康仁、こども・健康課長 石川建祐

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 8番 細川勉

議長のお許しを得ましたので、通告書に従い、一般質問をさせていただきます。件名、千島海溝地震への防災・減災・事前復興について。千島海溝沿いではマグニチュード9クラスの17世紀型と呼ばれる超巨大地震が、平均約340から380年周期で発生しているとされている。最後に起きたとされる約400年前の地震は、文書による災害の記録が乏しいため、歴史的事実としての大地震という認識が十分理解されていない状況である。想定されている地震の規模はマグニチュード9.1クラスであり、これは2003年の十勝沖地震(マグニチュード8.0)と比較すると、エネルギーにして約30倍以上とされ、震度6から7の強い揺れが長時間続くと予想されている。この強い揺れが長時間続くことによる家屋の倒壊の危険性については、政府の日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震対策計画の中でも言及されており、開町して118年の足寄町がこれまで経験したことのない規模の住居倒壊と、大多数の避難者の発生が起こる可能性が高いと考えられる。一方で、本町の地域防災計画(地震災害対策編)を見ると、日本海溝・千島海溝周辺海溝型地震に関する章は設けられているものの、災害関連死や避難所環境の改善など、長期の避難生活を見据えた具体的な記述は十分とは言えない。そこで、千島海溝地震を町民一人ひとりの問題として位置づけるために質問する。①本町として千島海溝地震に伴う揺れの特徴や発生確率などの地震像をどのように把握し、また、その地震像を踏まえて町内の家屋被害・倒壊リスクを現時点でどのように想定しているのか。②大規模地震災害が発生した場合、本町では多数の避難者が長時間にわたり避難生活を送ることが想定される。とりわけ、冬季の発災や高齢化の進行などを踏まえると、避難所の環境整備や要配慮者への支援の在り方が、災害関連死を左右する重要な要素になると考えられる。それらを念頭に置いたとき、本町としては、避難所の運営・備蓄・環境整備及び高齢者や障害者、子供、女性、ペットを含む要配慮者への支援について、現在どのような方針と体制で臨んでいるのか。③大規模災害が発生した場合、被災した住民の生活再建を支える上で、罹災証明書の迅速な発行や、外部からの支援を受け入れる体制の整備が極めて重要になる。また、事前にこうした仕組みを整えておくことが事前復興にもつながると考えられるが、国が想定する千島海溝地震級の災害が発生したとき、本町における罹災証明業務の体制や、他自治体・関係機関からの支援を受け入れる受援体制について、現状ではどのような準備、検討を行っているか。以上です。

答弁 町長 渡辺俊一

細川議員の千島海溝地震への防災・減災・事前復興についての一般質問にお答えいたします。1点目の、千島海溝地震に伴う揺れの特徴や発生確率などの地震像の把握と、家屋被害・倒壊リスクに関してですが、政府の地震調査委員会によると、今後30年以内に千島海溝でマグニチュード8.8程度以上の地震が発生する確率は、7%から40%と予想されています。国や北海道では千島海溝地震による自治体ごとの被害想定を公表していますが、その多くは沿岸部における津波被害を中心としたものであり、本町を含む内陸部に関する具体的な記載はありません。しかし、マグニチュード9程度の巨大地震が発生した場合、本町においても強い揺れが広い範囲で発生する可能性があります。繰り返し発生する余震による被害の拡大が懸念され、特に昭和56年以前の旧耐震基準に基づき建築された木造住宅等については、全壊、倒壊のリスクが高まるものと考えられています。2点目の、長期化する避難生活の支援についてですが、本町のような寒冷地において冬季に大規模地震が発生した場合、寒さによる低体温症の発症を防ぐなど、避難所の維持は重要な課題であると認識しています。そのため、町の備蓄品等につきましては、町防災備蓄計画に基づき、食料や防災資機材などの備えを行っており、冬季の発災に備え、ポータブル石油ストーブや発電機なども備蓄しているため、一定程度の対応は可能と考えています。また、高齢者や障害者など、一般の避難所での生活が困難な方への対応としましては、福祉施設等との福祉避難所の開設に関する協定を締結し、要配慮者の方が安心して避難生活を送ることができる体制を整えています。今後は、女性の視点を取り入れた運営方法や、ペット同行避難への対応、乳幼児向け物資の備蓄など、多様なニーズに配慮した避難所運営と環境整備についての検討も必要と考えています。3点目の、罹災証明業務の体制と受援体制についてですが、大規模災害時に町職員のみで全戸の家屋被害調査を行うことは、極めて困難であると考えています。本町は現在、北海道や道内市町村との間で災害時における相互応援協定を締結しており、広域的な支援協力体制の枠組みを構築していますが、甚大な被害が発生した場合の実務的な運用や具体的な対応等については、十分な検討が進んでいるとはいえません。今後は、内閣府の指針も踏まえ、被害調査の迅速化を図るための方策や、受援体制の整備を含めた事前復興の在り方等について、関係機関と連携しながら検討してまいります。千島海溝地震をはじめ、大規模自然災害はいつ発生してもおかしくありません。町といたしましても、防災・減災の取組を着実に進めてまいりますが、何より大切なのは、町民一人一人の災害に対する備えです。今後も、防災意識高揚のための普及啓発に努めてまいりますので、御理解を賜りますようお願い申し上げ、細川議員の一般質問に対する答弁とさせていただきます。

質問 8番 細川勉

今回この地震災害の件を質問する目的として、執行部と議員に共通する一番大事な仕事は、住民の福祉の増進であるという点です。とりわけ災害時に対策を講じていれば救えたはずの命を守り抜くことが、公務に携わる者の最大の責務になります。千島海溝地震特措法は、犠牲者を最小限に抑えることを目的として、対象自治体に単なる努力要請ではなく、計画の策定と実行の義務を課しています。その住民の命に直結する対策が今どこまで進み、何が課題になっているのかを確認することこそが、議員の重要な職責であり、執行部に対するチェック機能だと考えます。以上の点から、本質問では、具体的な対策の進捗について、必要な範囲で細部まで確認させていただきます。こうした議論を議場で公にすることが、住民の皆様に自らの身と地域をどう守るかを考えていただくきっかけとなり、それが真の住民自治の実現につながるものだと確信しております。それでは、再質問1個目で、2003年の十勝沖地震での足寄町での家屋の被害はどのくらいですか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

お答えいたします。2003年、平成15年9月26日、十勝沖地震が発生しております。足寄町は震度5でございましたが、主な被害状況としては、里見が丘公園親水広場水洗トイレの破損、あるいは野中温泉駐車場町営トイレの破損、総合体育館、生涯学習館、足寄中学校の建物の一部の被害発生ということで認識しております。民間住宅等の被害については把握しておりません。

質問 8番 細川勉

ただいま公共施設の被害状況は確認できたのですけれども、今回の千島海溝地震は十勝沖地震と比べて30倍と想定されています。そう考えた場合、今度の千島海溝地震の町内の全壊・半壊戸数を町としてはどの程度を見込んでいますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

お答えいたします。国や道による千島海溝地震による被害想定は公表されていないため、数値等は回答できません。ただ、北海道防災会議地震火山対策部部会地震専門委員会による地震被害想定調査結果、これは平成30年2月によるものですけれども、ここで公表されているものによりますと、十勝平野断層帯主部の地震、これは千島海溝地震とは直接は関係ないかもしれませんけれども、北海道として把握している想定としては、足寄町で最大震度7が発生した場合の想定につきましては、全壊が175棟、半壊が468棟ということで、あくまでも道が試算した設定ということになります。

質問 8番 細川勉

その数字は、今回の千島海溝沖地震で想定される長く揺れる長周期地震なのか、それともそうではないのかというのは、特に記載とかはないのですか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

ございません。

質問 8番 細川勉

今回の北海道千島海溝沖地震の防災計画、国が立てたものですと、減災というのを主な目的としていますので、それを目安として数値化したほうがいいのではないかなと思います。そのままその数字を使うということでしょうか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

現実には、この想定をどのように出すというのも、町単独でやるべきなのか、それは非常に難しいのではないかなというふうに思っています。例えば、本当に足寄町内だけでしか地震が起きないなどということはないではないですか。これはかなり広い範囲で地震というものは起きると思います。だとしたら、足寄町だけというのはなかなか想定しづらいということになりますので、現段階で町でそれらを想定する予定はございません。

質問 8番 細川勉

分かりました。次の質問で、足寄町の総人口の約4割が65歳以上で、1970年から90年代以降の建築や旧耐震基準の建物が多いと考えられますが、それを踏まえた上で、町の被害想定はどのように対策されていますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

平成19年度に町耐震改修促進計画を策定したときに、住宅総数は4,053戸となっております。うち、昭和55年以前の住宅につきましては2,300戸となっておりまして、割合としては56.7%でございます。これ以降、本調査は行っておりませんので、現段階で今はどうなのですかということに対してお答えすることはできません。

質問 8番 細川勉

熊本地震では、旧耐震の建物が28.2%倒壊しているので、そう考えると、足寄町も2,300戸で、これは今後、建物が倒壊するというのも想定して、避難所とかの計画にも当てはめていますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

千島海溝地震を想定して避難所を設定しているかといったら、そうではありません。足寄町の場合、地震以外にも過去に行くと大雨災害、あるいは千島海溝地震まで行かなくても地震、あるいは今そのようなことは多分ないだろうと思っておりますけれども、噴火とか、いろいろなことが想定されております。そういったことを踏まえた上で避難所を今設定しております。これ以上増やすとかいうような予定はございません。

質問 8番 細川勉

先ほどとちょっと関連するのですけれども、国、北海道は千島海溝地震の防災対策で2031年までに死者数8割減を目標としています。本町としては独自の減災目標を設定する考えはありますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

先ほどのとちょっとリンクするのですけれども、現在のところなかなか想定しづらいという部分もありますので、設定する状況にはないというふうに考えております。

質問 8番 細川勉

国の計画でもありますので、具体的な数値目標を示すことで、この規模の地震が起きればこれだけの被害が想定されているという、町の認識を住民と共有することで、住民や地域のコミュニティが自分事として考えて、防災意識を持つことができるので、やはり数値化したほうがいいのではないかとは思うのですけれども、どうですか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

先ほどとも重なる部分ではあるのですけれども、なかなか国、あるいは道なりが、先ほどの十勝平野断層帯主部の地震のように、ある程度想定していただければ、これは多分お金も相当かかっていると思うので、そういうのが出ていれば、私どもとしてはそれに基づいて、足寄町でこういう想定がされていますということは町民の皆さんに公表することは可能かと存じますけれども、私たちでそこまでの経費をかけて、どれくらいかかるか分からないのですけれども、設定するということは現状は考えておりません。

質問 8番 細川勉

分かりました。次の質問で、住宅公共施設の耐震化率について、千島海溝地震を念頭に置いた目標年度と目標値を設定していますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

千島海溝地震というようなことで目標設定はしておりません。

質問 8番 細川勉

足寄町地域防災計画の41ページ、第3、建物の安全化では、足寄町耐震改修促進計画において設定された建築物の耐震改修等の具体的な目標の達成のために、既存建築物の耐震診断・耐震改修を促進する施策を積極的に推進する、とされていますが、こうした規定や、千島海溝特措法で掲げる被害を8割減らすという趣旨を踏まえれば、まず現在の耐震化の進捗状況を把握し、耐震化率を数値として見える化することが不可欠と考えますが、この件についてどうお考えですか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

民間住宅の耐震化がどれくらい進んでいるかというのは、現実、これはまた調査しない限りは数値設定はできないのかなというふうに思っています。ただ、ここにも書いてありますように、耐震診断あるいは耐震改修工事につきましては、本町の住環境・店舗等整備補助金において耐震診断、耐震改修工事を伴う住宅改修工事も補助対象としているところでございますので、そちらで、なかなか民間住宅に役場がこういうことをやるから耐震しなさいということにはなりませんので、個人の申請に基づいて耐震化工事を行っていただくということになろうかと思います。

質問 8番 細川勉

耐震化を進める上で、何かを配布して防災の準備を促すような仕組みとかはやる予定はないですか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

現状そのようなことは考えておりませんが、議員のおっしゃるとおり、大きな地震が来たときには、少しでも耐震化、ただ、個々の住宅のことになります、経費のかかることになりますので、もし御案内できても、そういう地震に備えましょうというような形での御案内かなというふうに考えます。

再質問 8番 細川勉

分かりました。②の質問の再質問です。指定避難所、指定緊急避難所、一応パンフレットはあるのですけれども、膨大過ぎて具体的にあれなのですけれども、何か所で最大何人ぐらい収容できるのか、町民の何割ぐらいをカバーしていますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

指定避難所につきましては現在、福祉避難所を含めまして51か所設定しておりまして、定員ということで数値を重ねていきますと、収容可能人員は7,935人ということになっております。これはあくまでも定員ですので、概算値ということになろうかと思います。

再質問 8番 細川勉

指定避難所のうち、耐震化未完了または断水時や停電時のトイレ暖房に課題がある施設はどのくらいありますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

耐震診断が未実施の町有施設は9施設になります。自治会とか、民間所有している避難所にさせていただいているところは7か所になります。7か所につきましてはどのような問題があるのかは分かりません。耐震診断未実施の施設についても、具体的に旧施設のどこの何が悪いのかとか、何が足りないのかとかということは、全て今のところ把握しているわけではございませんが、耐震診断の未実施施設は、町有施設としては9施設ということになっております。

再質問 8番 細川勉

もし地震が起きて、その指定されている避難所が使用できなくなったときの流れといいますか、フローといいますか、そういうのは想定していますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

基本的にはその指定をさせていただいている避難所でというふうに考えておりますが、議員のおっしゃるとおり、どのような状況になるかというのは全く分かりません。避難所が使えないということになれば、まちなかの避難所に誘導する、もしくは車両が動く状態であれば、こちらに連れてくるというようなことも当然考えていかなければならないというふうに考えております。

再質問 8番 細川勉

関連でトイレの話なのですけれども、トイレの配管とかが破損して使えなくなった場合は、簡易トイレとかというのも想定していますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

当然、断水あるいは停電時にトイレや暖房が使用できないということが考えられます。それに対応するために、簡易トイレということで備蓄数としては500枚今のところ備蓄しております。今後は、いっぺんに全て買いそろえられないものですから、徐々にそろえていきながら、今は何とか2,500枚を目標値にしております。簡易トイレというのは、便器で使用ができなくなった場合に、便器に袋をかぶせて、一回したらそれをしまって捨てるというような形のものになります。

再質問 8番 細川勉

食糧、飲料水、簡易トイレなどは、避難所ごとの標準備蓄量と、あと、大規模の災害が起きて多数の避難者の発生と長期避難を踏まえた備蓄基準の見直しで、恐らく多分その計画の中で3日と、推奨は7日と書いてあったのですけれども、それは多分、千島海溝以前の防災計画で、千島海溝の地震規模の長期化が予想された場合、見直しは考えていますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

行政備蓄の目標数量につきましては、何に基づいて設定するかというのは非常に難しいところかと思いますが、本町の場合、平成28年度に多くの方々に避難をしていただきました大雨災害がございます。その大雨災害の避難者数を基に、避難者数400人を基本として食糧及び飲料水を3日分。3食で1日、1人1.5リットルの水ということで今備蓄を進めているところでございます。4日目以降になったらどうするのだということになりますが、例えば学校給食センターが使えるようであれば、そちらで炊き出しをしていただく、あるいは、これは熊本に総務産業常任委員会で行かせていただいたときにも学ばせていただいたのですが、おおむね3日ぐらいしたらもう救援物資が届き出すというようなことになっています。どこに届くかという問題はあろうかと思いますけれども、そういうようなことがございますので、救援物資が届けば、それをまた分配するという形になろうかと思います。

再質問 8番 細川勉

次の質問で、冬季長期避難時、避難所ごとの暖房燃料、発電機、毛布は、何日分ぐらいの備蓄になっていますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

お答えいたします。加圧発電機の台数は37台備蓄しております。10リットルの携行缶も同じく37缶備蓄しておりまして、稼働可能日数につきましては、満タン時で大体22時間稼働できるというふうに思っております。携行缶の給油を含めまして稼働可能日数は2日ぐらいかなというふうに思っています。それ以上置いておけないのは、御承知のとおり、燃料が揮発したり、よくなかったりもするので、今の段階では携行缶分と実際に発電機に入れている分というような形になります。また、非常用電源の設置施設につきましては、公共施設10施設、役場、給食センター、町民センター、足寄小学校、総合体育館、高齢者等複合施設、ケアハウス、こどもセンター、国民健康保険病院、特別養護老人ホームの10施設ということになっております。また、毛布についてでございますが、現在620枚を備蓄させていただいております。以上です。

再質問 8番 細川勉

要望なのですけれども、ここのところがすごく今回重要だと思って、低体温症や寒さによる血圧上昇が心筋梗塞や脳卒中といった急性の死亡要因になり得ますし、寒さによる免疫力の低下と避難所の乾燥、粉塵、密集による感染症が重なることで、肺炎が重症化しやすいと言われています。東日本大震災や能登半島地震でも、暖房用燃料が不足した避難所で体調を崩し、亡くなられた方が多く出たと指摘されています。こうした教訓を踏まえると、本町においても防寒対策、災害関連死を防ぐための重要管理事項として、暖房関係をもうちょっと手厚く備蓄したほうがいいのではないでしょうか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

先ほどもお答えいたしましたが、管理上の問題もやはりあろうかと思っております。そうなったときはどうするのだということになりますが、先ほど毛布という話もいたしましたけれども、そのほかに数量までは把握しておりませんけれども、寝袋、あるいはアルミマットというのですか、かけられるマットとかも、十分ではないかもしれませんけれども、備蓄しておりますので、それらで対応する、プラス、当然その暖房とかという部分については随時、救援物資などの中にもお願いしながら対応できないかなというふうに考えております。

再質問 8番 細川勉

分かりました。次の質問が一番聞きたかったことで、段ボールベッド等の整備状況はどのくらいになっているのかを教えてください。

答弁 総務課長 佐々木康仁

現在、段ボールベッドにつきましては50台用意させていただいております。また、ワンタッチ折り畳みベッドというのがございまして、これは200台用意しております。先ほども言いましたように、基本的には平成28年度の大雨災害を基にした備蓄ということで今のところ進めております。これが大規模な地震になったときにはこれで足りるのかという話に多分なろうかと思いますが、今はそこまでは想定していないというのが現状です。ベッドを使わなくても、ほかにも段ボールベッドの間仕切りとか、屋内用のテントなども今200張りを備蓄しておりますので、それらで何とか対応できないかなと、それ以上ということになれば当然、救援物資等々で賄わせていただくしかないのかなというふうに考えております。

再質問 8番 細川勉

平成28年の大雨災害を基準としているということですが、先ほどもおっしゃったように、旧耐震の数が2,300戸ですよね。熊本地震の際には旧耐震の100棟中28棟が倒壊しているということですから、これを踏まえるとやはり段ボールベッドはもうちょっと必要なのかと思います。あと、段ボールベッドが重要な理由として、雑魚寝の状態が続くと、床から30センチメートル以内に漂う埃や粉塵を吸い込みやすくなり感染症のリスクが高まると指摘されています。また、床に近い位置で長時間寝起きすることで、寒さにより体力を消耗しやすい面もあります。段ボールベッドは、利用すれば床よりも温度が高く保たれ、起き上がる動作もしやすくなるため、エコノミークラス症候群の予防にも一定の効果があるとされています。熊本地震では、ベッドを導入した避難所で血栓の発生率が低下したとの報告もあり、こうした点を踏まえると、本町としても段ボールベッドの導入を積極的に進めていくべきではないでしょうか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

おっしゃるとおりで、段ボールベッドが多ければ多いほどいいのだろうとは思いますけれども、実際段ボールベッドを置くとなると結構なスペースも取られますので、そういった部分では実際にどれくらいを置けるのかというのは、これはやはりそうなってみないとなかなか分からないのかなという思いと、あと、先ほどの感染症の部分でいくと、先ほどちらっとお話ししましたが、屋内用のテントを200張り用意しております。例えば、そういう弱い方、あるいはちょっと病気になっている方とかというのは、そういうようなテントに移動していただくとかいうようなことで対応させていただきたいと思っています。相対的に、議員のおっしゃるとおり少ないのではないかというようなお話はあるかと思いますが、そういった部分も含めていくと、ある程度の数は今のところ備えてはあるかなと。ただ、今後については再度検討する価値はあるかなというふうに思っております。

再質問 8番 細川勉

分かりました。今おっしゃった屋内用テントに関連して、恐らくパーテーションの整備状況を聞く予定だったのですけれども、その役割もその屋内テントは果たしているのですか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

そのとおりでございます。

再質問 8番 細川勉

屋内テントが200張りと伺いまして、それで、パーテーションの整備状況はどのくらいですか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

先ほどもちょっと申し上げましたけれども、段ボールベッドの間仕切り、これがまさしくパーテーションになるのですけれども、これは段ボールベッド50台に対応して50個ということになっております。

再質問 8番 細川勉

パーテーションやテントを設置することで、他人の視線や騒音からのストレスを軽減し、精神的な負担を和らげることができます。また、睡眠環境が改善されることで不眠や体力低下を防ぎ、性暴力、盗難などへの防犯上の不安を和らげられることから、避難生活の中で住民の体力と安心感を維持する上で大きな役割を果たすので、もう少し、できれば多く備蓄を望むのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

備蓄計画を見直す際に、その辺りも含めて検討したいというふうに考えております。

再質問 8番 細川勉

次に、要配慮者の避難手段なのですけれども、要配慮者名簿や個別避難計画の整備状況はどうなっていますか。

答弁 こども・健康課長 石川建祐

現在、制度の名称が変わりまして、以前は災害時要援護者支援制度となっていたのですけれども、要援護者というのが、要配慮者からさらに大きなくくりで一般的な高齢者、障害者、外国人、乳幼児、妊婦等が挙げられているのですけれども、その中で配慮が必要な者を要配慮者と言っています。そこからさらに、要配慮者の中から、自ら避難することが困難な者を名簿で抜き出しなさいというところで、当町では令和6年10月から避難行動要支援者避難支援制度というのを実施しております。その避難行動要支援者名簿なのですけれども、身体障害者の1級、2級とか療育手帳のAの判定を受けた者など、いろいろな基準があるのですけれども、その方を抜き出した名簿の人数が今72名となっております。そのうち、個別避難計画の策定をそれぞれその名簿に載っている方にお願いしているのですけれども、現在のところ10名の方が策定しております。72名のうち5名はつくらないということも出していますので、72名から5名を引いた方、67名のうち10名が策定しているということで、現在のところ約15%の方が策定していることになっております。以上です。

再質問 8番 細川勉

要配慮者というだけにやはり避難が難しいという方々なので、早急に計画は進めたほうがいいと思うのですけれども、例として大分県の別府市では、別府モデルとして、障害当事者が計画づくりに参画し、ケアマネジャーや相談支援専門員が日常のケアプラン作成と一体で個別避難計画を作成する仕組みを整えた結果、高い計画の実施率になっているとのことです。あと、鳥取県では、ケアマネジャーが個別避難計画を作成した際に独自の報酬を支払う制度を設け、ボランティア頼みではなく正式な業務として位置づけることで、作成スピードが大きく向上し、福祉と防災の連携が強まったそうですが、こういった事例とかも参考にして、その15%を上げるという予定はありますか。

答弁 こども・健康課長 石川建祐

当町の制度におきましては、この名簿に載っている方への周知を、関係者には7月から、町民の方には11月から広報あしょろに掲載して、本人に対しては12月から通知をしてやっております。その中で、福祉関係者が携わるケアマネジャーの方もそうなのですけれども、その方には直接その関係者にお願いしまして、今つくっている段階でもあります。12月から始めているものですから、まだつくり始めたばかりというところもありますので、2月、3月とかで今提出が始まっている段階ですので今は15%という段階なのですけれども、これから徐々に上がっていくと思われます。以上です。

再質問 8番 細川勉

分かりました。次に、千島海溝地震では、在宅避難や車中泊も相当数想定されます。トイレや物資配布、情報提供をどのように支えていきますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

災害といわれるものになったら、このどうやって情報を収集、周知するのかという部分はやはり大きな問題になるのかなと思っています。現状、町の公式LINE、あるいは防災無線等を活用して、在宅避難者とか車中泊者に物資配布に関する情報を提供する予定としております。

再質問 8番 細川勉

いろいろ調べてみて私もびっくりしたのですけれども、車中泊が結構危険なのです。熊本地震では、災害関連死の約200名のうち約3割の59名が車中泊を経験し、入院が必要なエコノミークラス症候群の52名のうち8割が車中泊だったので、車中泊の仕方も防災の点で何らかの周知が必要なのではないかなとは思うのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

車中泊が全て悪いというふうには私は思っておりませんが、ただ、たまたま小型車で車中泊をされた方が体調を崩したとか、こういうのはちょっとあろうかと思います。実際に平成28年の大雨災害のときに、私も避難所の担当をしていたのでいましたけれども、そのときも、ぜひ中の避難所を御利用くださいと言いましたけれども、いえ、私たちはいいですと、車中で過ごさせてもらいますというお話でした。ですから、こちらが車中泊はやめましょうとか、車中泊は危険ですとはなかなか言いづらいなというふうには思っています。ただ、そのときも、食事の準備ができたら車に連絡しに行って、そちらに持っていくのはなかなか大変なので、食事の準備ができましたと言って中に入ってきていただいて、中で食事していただくというようなことで対応しておりましたので、実際にすごい地震が来たときにそれがそこまでできるかというと非常に難しいところはあろうかと思いますが、ただ、車中泊をする方も個人の権利といいますか、私の考え方だということになると思いますので、そちらについては十分な配慮をしながら進めていきたいと思っております。

再質問 8番 細川勉

車中泊での問題も、何か解決する方法があるらしく、問題は膝を曲げた状態で長時間いることで足のほうに血液がたまって血栓ができてしまうということなので、フルフラットでの就寝とか、1時間に1回車外で運動するようにとか、あと、十分な水分補給でこのエコノミークラス症候群は随分数が減らせるみたいなので、車中泊が駄目ですと言うのではなくて、車中泊の正しい仕方というのを周知するためにも、何か周知させるための文章とかも配ったほうがいいのではないでしょうか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

今そういうお話を頂きましたので、検討したいと思います。

再質問 8番 細川勉

では次の質問で、学校教育や地域防災訓練で千島海溝地震を題材とした訓練をどの程度実施していますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

学校は学校で避難訓練をされていると思います。ただ、千島海溝自体を想定した避難訓練というのではなくて、基本的に考える、地震あるいは大雨災害ということで行っているかと思います。足寄町としたらどうなのかということですけれども、足寄町自体としても千島海溝地震に特化した避難訓練の実施はしておりません。

再質問 8番 細川勉

地域防災計画で千島海溝がプラスになった中でも、その防災訓練、これはまた別なあれですか、この千島海溝の章に入っているのですけれども、千島海溝地震を想定した訓練というわけではないのですか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

そのほかに対応した訓練となると、年間何回訓練するのだというような話にもなりますので、なかなかそういうような形ではできないかなと思っています。ただし、令和6年9月に本町としましても巨大地震、震度6強が発生したと想定いたしまして、避難訓練と災害対策本部の設置訓練を実施しているところです。このような形で、千島海溝地震というよりも、大きな地震が来たときの対応方法あるいは訓練等については、今後も行っていく必要があるかなというふうに思っています。また、新年度予算ということになりますので、そのときにまた可決になれば実施したいと思っておりますけれども、昨年、総務産業常任委員会の議員の皆さんと熊本県に行かせていただきました。そこでいろいろな話を聞かせていただきました。震度7の地震はどれくらいなのかというのを身をもって感じました。あそこに行かないと本当にすごかったのだなというのはなかなか実感できないかなというふうには思っておりますが、たまたまその中で最後に訪問させていただきました西原村というところがございます。そちらの防災担当の企画課長になりますけれども、その方の話が非常に議員の皆さんあるいは私たち随行させていただきました職員にも非常に大きな示唆を与えてくれておりますので、当然予算が議決になればということになりますが、来年度その方をお呼びして、町民を対象、あるいは役場職員、議員の皆さんを含めて、実際に体験してみてどのようなものだったのだろうかということを学んで、そして何が必要なのだろうということを学ぶ機会は令和8年度に実施したいなというふうに考えております。

再質問 8番 細川勉

千島海溝関係のサイトには、その対策について漫画も載っているのです。これの訓練、教育の重要なところは、先発地震とか後発地震とかがあって、この地域防災計画の中の昔の地震という概念ではなくて、先発地震の後に後発地震で大きいのが来るからこうしましょうという対策もその漫画で、ちょっと今出てこないのですけれども、載っているのですけれども、そういうのも一応周知させておくべきではないでしょうか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

多分、議員のおっしゃる漫画はこのような漫画かなというふうに思います。私も調べさせていただいております。熊本もまさしく今その前災、本災というようなことで、その西原村の課長に説明していただいた資料の中にも、4月14日にマグニチュード6.5の震度6弱の地震の後、2日後の4月16日の夜中の1時25分にマグニチュード7.3、震度7の地震が来たということです。普通に考えると、今まででいくと大きな地震があったら、余震が来るとは思っていましたが、その後にまたそれ以上の地震が来るというのは正直言って考えていなかったというようなお話もされていました。そういった部分では、今、議員が言われたように単発の地震ではないのだというようなことも含めて住民に周知していくということは必要だというふうには考えております。

再質問 8番 細川勉

では、通告書の③の質問の関連の質問です。千島海溝地震級の災害が起きた場合、罹災証明書の申請に一度に対応できる件数、職員体制はどの程度ですか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

災害の規模等によりその処理能力というのはかなり変動するのではないかなというふうに思いますので、現段階でしたらどれくらい来て、どれくらい対応できるのかというようなことについては、なかなか言及できないかなというふうに思っております。ただ、大規模地震に限らず大きな災害が発生したときには、なかなか町職員のみでは対応できないのではないかというふうには認識しております。その際は、ほかの市町村の職員の応援を受けると。これはどこの大きな地震、能登でも、熊本でも、東日本大震災でもそうだったように、全国各地から職員が協力に来ていただいて対応するというようなことになろうかと思っております。

再質問 8番 細川勉

足寄町地域防災計画の26ページに、総務課で罹災証明書に関することが書かれているのですけれども、これは恐らく千島海溝とかではなくて普通の令和2年の多分以前につくったものだと思うのですけれども、総務課だけでできるものなのですか、それとも、大規模な災害になって、それで罹災証明の業務が増える場合は、ほかの課が手伝うという形なのでしょうか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

本当に規模にもよるとは思うのですけれども、当然、総務課が窓口になるというふうに書いておりますので、総務課が担当したいと思っております。ただし、災害復興、防災担当も総務課が担当しているというようなことになると、災害復興の動きもしなければならない、災害に遭われた方々の罹災を含めて処理もしなければならない、これは大変だというようなお話を熊本の西原村の課長からもお話を頂いております。どれくらい来られるか分かりませんけれども、その際には、当然町長、副町長を中心に、多くの声をかけていただいて、全ての課の職員が罹災証明、当然罹災証明発行だけにはならないので、復興支援も含めて全庁を挙げて取り組むことになるというふうに考えております。

再質問 8番 細川勉

今の追加の質問なのですけれども、総務課で足りなかったら流動的に増やす、その後にほかの市町村から応援を呼ぶという形になるのですか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

現在、そういう大規模災害に対応するために、道内全市町村と災害時等における北海道及び市町村相互の応援等に関する協定を締結しております。ですから、まず道内であれば、北海道全体が全て大災害に遭うということは想定できないかなと思っておりますので、災害に遭っていないところから手伝ってくれる職員を派遣していただくというような形になろうかと思っております。

再質問 8番 細川勉

関連して、その罹災証明の業務なのですけれども、先ほど熊本地震の調査とかで参考になったことでもいいので、罹災証明書の申請、作成に関する調査員の不足と、調査、交付の時間差、窓口混雑の対策、これは熊本地震で問題となったとなっているのですけれども、これはどのように対策されますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

熊本地震でも、当然あれだけの大地震でしたので、なかなかすぐ対応し切れるということではやはりなかったと思っております。ただ、現状、先ほども申したように、なかなか規模を想定し切れていない部分もございますので、実際にそうなったときにどうなるのだろうとかという部分で、罹災証明を発行するためのマニュアルとかというのは、正直言って今のところは私たちはまだ作成しておりません。今後はそういうのも必要かなというふうに思っています。また、何度も西原村の課長のお話を例に出してしまいます。多分、課長も今頃くしゃみしているのではないかなというぐらい名前を出していますけれども、課長が復旧のときに初期課題として非常に大切なことということで、やはり罹災証明書の発行は非常に大変だったと。なぜかというとやはり職員が不足しているのだと。まずはライフラインを復活するためにどうするのだ、あるいはけがをされた人をどうするとかというほうにまずは行くと。その後に罹災証明書が来るのだけれども、すごい量の人が当然来るということになります。日常業務の従事と災害対応業務が非常に難しかったので、そういう状況の中で、ただ、派遣職員がいつ来てくれるのか。東日本大震災のときも全国各地から行きました。ただ、足寄町は残念ながらそちらで具体的な業務に当たった職員もあまり多くはありません。ですから、実体験をしていないものですから、先ほども言いましたけれども、熊本で被災に遭われた方々から実際に私たち職員がそういうことに対応していけるようにしっかりと学んで、今後対応していけないかなと考えております。

再質問 8番 細川勉

罹災証明書の関連ですけれども、熊本地震の教訓を踏まえ、国は調査支援システムの導入やマニュアル整備を進めていますが、本町としては、写真つき申請の活用やITツール導入、あと外部応援職員でも運用できる簡単なマニュアルなどの整備は、現在検討していますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

検討はまだできておりません。必要なことだとは思いますけれども、なかなかそこまでたどり着いていないのが現状です。今後、防災計画の中も含めて、そういうようなことがやはり必要なことは間違いないと思います。できていればいいなというふうには思いますけれども、そのような状況になれば検討させていただくということになろうかと思います。

再質問 8番 細川勉

私も実物は見たことがないのですけれども、罹災証明書は、住民によって自分で写真つきのものが、軽度な損壊だと自分でできるというふうに聞いたのですけれども、そうすることで、災害のときに重要なものに人を充てたいけれども、あまり重要ではないところに人を割かれるというのが無駄ではないけれども、もったいないので、この罹災証明書の写真つきの申請の仕方とかというのも、何かのために周知するべきではないのでしょうか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

詳細をまだ把握し切れておりませんので、内容を検討させていただきたいというふうに思います。

再質問 8番 細川勉

事前復興の件なのですけれども、支援金、応急仮設住宅、応急処理、税や公共料金の減免など、支援制度を一覧化した生活再建ガイドのようなものを事前に作成する考えはありますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

現段階ですぐにそこまでたどり着くかというと、ちょっと現実的ではないかなというふうに思っておりますが、必要なものではないかというふうに思っております。内容を含めて防災担当等で検討していくことになろうかと思っております。

再質問 8番 細川勉

チェックリストの内容として、個人向けには本人確認書類とか保険証券のコピー、あと保険の関係で住宅とか家財の写真撮影とか、避難の準備等をチェックリストでレ点とかをつけられるようにしたり、事業者向けには、顧客リストのバックアップ、会計データ、契約書とか、様々なものをチェックリストにしておくことで復旧が早まるというふうに思うのですけれども、多分、普通に生活していたら個人も法人もあまり地震の重要さというのをあまり考えていないと思うので、こういうのを一旦紙ベースでもいいので配ったり、そういうふうにする考えはありませんか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

内容等を十分検討していきたいというふうに思います。

再質問 8番 細川勉

先ほどもちょっとお話にあったのですけれども、まだほかの自治体から受援計画、何人受け入れるとかという、そういう絵はまだ全然できていないという形でしょうか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

現状できておりません。実際には近隣の町村ではほぼ同じような被災をしていると思います。ですから、近隣市町村からは来ることはほぼ厳しいのではないかというふうに言われております。ですから、離れた地区から応援をいただくということです。何人受けるとかいうことはもう全く考えておりません。来ていただけるに越したことはないとは思いますけれども、現実には、その町も被害に遭っていたり、あるいは日常業務、あるいは職員数が足りないとか、いろいろな問題があろうかと思います。もし来ていただける職員の方々がいらっしゃれば非常にありがたいなと思っております。

再質問 8番 細川勉

事前復興の件でライフライン復旧の件なのですけれども、千島海溝地震の発生の際に、町内の電力、上下水道などが止まってしまった場合、それが長期化した場合は、電気事業者や水道事業者との間でどのように優先的に復旧するかというような、順番とか事前協議はしていますか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

具体的にはしておりません。熊本の西原村の例でいきますと、実際に起きた後、ライフラインである電気は、北海道では北電、九州であれば九州電力と比較的電力会社が大きいので、意外と電気の復旧は早いです。ただし、水道の復旧がやはり遅れてしまっているというようなことが現実にあると思われます。町内でいくと、現状では水道関連の業者は何業者かありますけれども、その方々も被災をしているということで、被災しながら復旧作業にも当たるというようなことになると、本当に大変ではないかなと思います。そういうときには皆さんと協力しながら、できる範囲で早期にやっていけるようにしたいと思っています。具体的に業者とどのようにやっていくとか、どういうふうにするとかというお話は、現状はしておりません。

再質問 8番 細川勉

調べた感じでは、最初に最優先が命を守る施設、医療、福祉、避難所が最優先らしくて、その後に生活の維持の基盤、浄水場とか商業集積で、最後に一般住宅などが順番になっているらしいのですけれども、このようにできれば、これは場当たり的になりやすいというふうに、どこかが直ったりというふうになっているのですけれども、ちなみに、質問の予定ではなかったのですけれども、北海道のブラックアウトのときはどうだったのですか。

答弁 総務課長 佐々木康仁

議員のおっしゃるとおり、やはり重要箇所というのはあろうかと思います。病院、特別養護老人ホーム施設等、そういうところから当然復旧をお願いするというようなことになろうと思っております。当然、行政があれしますので、なるべく場当たり的にならないようにしたいと思っております。ブラックアウトのときの対応ですけれども、ブラックアウトのときもとにかく北電が動かなければなかなか駄目だったというようなことになっています。足寄町に来る電気網というのが2回線あって、何であそこだけ早くついたのかとかというのを当時も耳にした覚えがありますけれども、仕組みがそういうことになっておりますので、先に復旧するところ、遅くなってしまうところというのは出てきてしまうのかなと思います。ブラックアウトのときも、まさしくそのような感じで徐々に復旧していったというような形になります。

再質問 8番 細川勉

大体用意してきた再質問はほとんど終わったので、今回この質問するに至って、今、東北大学と北大で地震の観測で、既にプレートとプレートが100%固着していて、あとは弾けるだけという段階で、そういう周期も400年だから、それであと、震度6の地震が足寄町で数分間続くという。それで団塊の世代が建てた建物がもう旧耐震や築30年、40年たっている中で、そのような揺れに耐えられるかどうかというので物すごく心配で、今回質問させていただきました。いろいろとお答えいただいたのですけれども、お金の許す限り、できれば防災の備蓄等、対策をしていただければと思いますけれども、町長はいかがでしょうか。

答弁 町長 渡辺俊一

災害のときによく言われるのは自助、共助、公助という具合に言われています。まずは災害が起きたときに一番先に自分の命を守るというのがやはり一番大事なところなのかなというふうに思っています。特に千島海溝というようなことだけで町としては捉えておりませんので、大きな災害が起きたときにというようなところで、地震であったり、大雨であったり、そういったいろいろな災害に対しての備えをどうしていくのかという部分になるのかなというふうに思っています。そういった意味では、先ほど言いましたけれども、自助、共助、公助、やはり自分たちが自分たちの身を守らなければならないという部分もありますので、そういった部分で住民の皆さんが災害に対する認識といいますか、備えというのをやはりまずはそれぞれしていただかなければならないのかなというふうに思っていますし、また、共助、地域の中でみんなで助け合うという、そういったのも必要になりますし、そういう意味での最後に公助というのが来るのですけれども、やはり役場の職員も一定人数が限られていますので、全ての町民の皆さんたちに等しく助けの手を伸ばすとかというのはなかなか難しい状況なのかなというふうに思っています。そういった意味では、やはり自助、共助、公助、こういったところを十分に認識していただきながら、住民の皆さんも自分たちの身を守るためにどうしたらいいのかといった備えをしていただかなければならないのかなというふうに感じているところであります。また、雌阿寒岳は今レベル2にはなっていますけれども、こうやって災害が起きていない、こういう平時にやはりその非常時の準備をしなければならないとよく言われているのですが、なかなかその平時には非常時のことをよく思い浮かばないということがあって、本来は今の何も起きていない時期にきちんと災害の備えをしておかなければならないというふうには思うところでありますけれども、なかなかそういう状況になっていないというところで、今日、こうして質問していただいた中で、いろいろな気づきとかというのも出てくるのかなというふうに思っているところであります。全体的にいろいろなものに対して備えをしていくという部分でいくと、それは理想ではありますけれども、なかなかそこにはいろいろな障害もあるといいますか、財政もあったり、いろいろとあるので、やはり計画的にそういう災害に対する備えを進めていかなければならないと考えているところであります。いろいろな備蓄などもやはりいっぺんにそろえるというのはなかなか難しいですから、一定の備蓄等を、今までもそういう形でやってきていますけれども、計画的に進めていかなければならないと思いますし、災害の規模によってもどういうものが必要なのかというのもあるのですけれども、そういったところも十分検討しながら、果たして今の備えで十分なのか、もっと必要な部分はないのか、そういった部分を十分検討しながら、本当に何も起こらないうちに備えられたらいいなと考えているところであります。以上でございます。

出典:足寄町議会 令和8年第1回定例会 2026年3月12日 議事録 PDF(24ページ) 間違いを知らせる