下川町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月17日
(1)雇用対策について/(2)高齢者の医療機関への受診時における付き添いを含めた移送サービス支援について/(3)主権者教育の今後の取り組みについて
2016年3月17日、下川町議会の一般質問で、斉藤好信議員が「雇用対策について」「高齢者の医療機関への受診時における付き添いを含めた移送サービス支援について」「主権者教育の今後の取り組みについて」について質問し、町長 谷一之、保健福祉課長 栗原一清、教育長 松野尾道雄が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤好信 議員
- 答弁者
- 町長 谷一之、保健福祉課長 栗原一清、教育長 松野尾道雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
会議録の目次の件名ではこの議員の件名が 3 件あります。1回の登壇で続けて質問しており、議事録の中に件名ごとの区切りが無いため、1件の中に並べています。件名は会議録の目次の件名の表記です。
質問 3番 斉藤好信
それでは、通告に基づいて一般質問をさせていただきます。雇用対策について。人手不足、労働力の不足は、町の 3 施設をはじめ基幹産業の農林商工の事業所の喫緊の問題である。従来の担い手対策だけではなく、新たな施策を進めるべきだと思う。今国会で職業安定法改正案が進められ、厚労省が所管する公共職業安定所とは別に、自治体が無料で職業紹介することが可能になりました。仮称「地方版ハローワーク」と言われています。自治体が行なうことで職探しから生活相談などのサービスを一貫して提供することで複数の機関に足を運ぶ必要がなくなり、利用者の利便性が高まり、また、担い手、就労者の確保促進のために、これまで以上に行政が関わることによって人材不足の解消を図ることができれば、各事業所の職場環境の改善、生産性の向上に繋がる施策と期待されるが、町長の見解を伺いたい。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
斉藤議員の「雇用対策について」の御質問にお答えしたいと思います。本町における事業者の求人とこれに対する求職者数は、名寄公共職業安定所の情報によりますと、今年度 4 月から 1 月までの新規求人数は 244 人であるのに対し、新規求職者数は 3 分の 1 以下の 71 名であり、3 月 8 日時点の求人につきましても、なお 12 件あるなど働き手が不足している状況でございます。本町におきましては、昨年 8 月から議論を重ねております「下川町産業連携会議」におきまして、人手不足、労働力不足は、各産業における共通の課題であることを確認したところであり、斉藤議員の質問のとおり産業全体の喫緊の課題であると認識しているところでございます。町では、このような状況を踏まえ、今年度から国の交付金を活用し、事業者と就業希望者双方のニーズを一か所に集約し整理・調整することにより、産業全体の人材確保を図るための基盤となる情報の収集、制度の検討を実施しているところでございます。今後におきましては、今年度、調査・検討した結果を基に、産業活性化支援機構において、地域における人材バンクの機能を構築し、事業者が求める人材と、地域住民や移住希望者が求める職を結びつけ、働き手、担い手の確保を実践するとともに、医療や福祉、教育などの分野も含め、一体的に取り組むことができるよう関係機関と連携を図りながら進めてまいりたいと思います。なお、この地域人材バンク機能は、現行制度では厚生労働大臣に対する届出が必要となりますが、御質問のとおり、国の法改正により、諸手続などの緩和が図られる見通しとなっているところであります。また、事業の実施に当たりましては、求職登録における個人情報の取り扱いや求人登録における雇用管理指導など、関連する法令を遵守しながら、名寄公共職業安定所との連携を進めてまいりたいと思います。以上申し上げまして答弁といたしますので、御理解を賜りますようお願い申し上げます。以上です。
質問 3番 斉藤好信
現在、全国に 544 か所の国の公共職業安定所…通称ハローワークですが…ありまして、今行われている、自治体が無料でですね職業紹介できるという法律が今、国会の中で審議されておりますが、これが通りますと厚労省の監督権が外されることになり、ある意味自由に自治体が行うことができます。今までは、厚労省の監督、届出の中で、全国の約 370 の自治体がこういう無料職業紹介を行っているわけです。主に、生活保護者の方に就労機会を与える、また、高齢者…60 歳で定年退職された方が、新たに就労するために、その相談に乗るという役割をされております。今回、私が提案した理由というのは、確かに今回、町であります…環境未来で行っている…あの件もですね、非常にいいと思うんですが、私はですね、もっと個別に就労希望者に対して、きめ細かな助言とか相談、または、一つは、労働条件が壁になっているんであれば、求人をされている各事業体にいろいろ相談というかですね協議をして、労働時間の変更、または年齢の関係もそうですね、例えば一週間に 3 日、4 日ないし、そういう日程で働けるかどうか、それから午前中または午後だけでもいいという、そういう複数の考え方を持ってやってみてはいかがかと思うんですね。僕も名寄のハローワークの所長ともいろいろ調べてきたわけですが、もしそれが下川の自治体でできるならば、ハローワークの方も助言、または指導をきちっと行うように通達がされているということで、その点は大丈夫なんですが、現在、下川には名寄から約 90名の方が通勤されているとのことで、下川から名寄、または風連、美深にですね、どのくらいの方が通われているか、それはちょっと把握していませんが、そういう方が就労のこともそうですが、住宅とかそういう面で条件が合えば下川に住むということも考えられるし、そういう意味で細やかなことを相談できる体制をつくるために、是非このやり方というか…名称はどういうふうになっても構いませんけども、要するに今下川でどのくらいの方が求職されて、ハローワークに通っておられるか、そのへんはちょっと分かりませんけども、そういう点で提案申し上げました。今、話した中で町長の答弁を求めます。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
ちょっと数字的なものは把握しておりませんので、失礼させていただきますけれども、いずれにしても今この法案がいろいろと協議されているということは非常に画期的なことではないかなと思っております。ただ、自治体がどこまでそこを踏み込んで、所掌事務としてやれるかどうかという…作業量の問題もございますし、情報発信の度合いもあるんではないかということで考えておりますけれども、いずれにいたしましても、そういうマッチングをできる、そういうようなところは少し研究していく必要があるんではないかなということで、私は考えているところであります。
質問 3番 斉藤好信
先ほどですね、下川の方で就職希望されている方の数字が出てましたが、私の調べでは、町の三施設を含めて、民間の工場辺りを全部合わせますと、大体64 人の方が求職活動をされているという私の調べでございます。そういう方が名寄に通って、ハローワークで就職を探すことも…これは今までのやり方ですが、なかなか…仕事を辞められて、それから大体 3 か月ぐらいが一つの目安の期間なんですね。それ以上過ぎてしまうとなかなか名寄に出向いてまで就職をするという意欲がだんだん薄れてくるという…これ 1 年経ってしまうと本当に大変だという…これも名寄の所長が話しておられました。その中で、下川でやる場合ですね、もちろん事業所の顔も見えるし、それから本人の顔もよく分かると、そういう中で、個別にきちっと相談に乗ってあげて、何とか就労の方に向かわせていくという、この作業が非常に大事なことで、是非ですねそういう意味で細やかな相談ができればいいと思うんですね。そしてもう一歩踏み込めば、わざわざ役場…役場に置くかどうか分かりませんけども…置いた中で、こちらからその家に…もしそちらの希望があれば出向いていって個別に相談に乗る、そして本人の希望を聞いて、本人の目的というか、こういうところがいいという企業があれば、そこに出向いてですね、こういう時間帯、こういう日数で希望を持って、それなら働けるという人がいるんですけどもどうでしょうかと、こういうやり方なんです。これはなかなか…ハローワークはそこまで踏み込んでしませんから、ただ単にこの企業と求人の仲を取り持つというかたちですけども、私の言っている提案はですね、この町の中で…限定するわけじゃないんですが、この橋渡し役をやる、そして町外に発信して、町外からもしそういう希望がある方の連絡が入った場合、住宅もそうですし、生活支援も含めて、もちろん職場も含めて相談に乗ってあげて、この町に定住できるような方向にもっていけるんではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
今回の地方創生の目玉というのは、仕事をつくって、安心して生活をしていくという四つのうちの一つがあるわけでして、そのへんは十分認識をしておりますし、当然、いろいろマッチングしていくというのは必要なことだと思ってます。その役割を行政として法律が出来上がった中でやっていく…ポジションをつくることができるのか、あるいはまた午前中の議論の中にもありましたけども、社会的企業というのが逆にそういうところをマッチングする、そのサポートを行政がやっていくとか、いろんな選択肢があるんでないかなということで考えております。現実に、全国の求人関係のやつを…私も経験してきたんですけども、大体 100%求人する場合の割合として、広告を出して求人するというのが約 35%ぐらいなんですね。二つ目ぐらいからは、要するに縁故関係…知り合いですとか、親戚ですとか、こういう方々で仕事を紹介してもらうというのが25%ぐらいですから、この一つ、二つでもう 6 割なんですね。ですから職安の…これ失礼な言い方ですけども、2 割職安という言葉…よくいわれるんですが、職安というのは 2 割ぐらいなんですね。それで 8 割ぐらいになるんです。あとはその他ということなんですが、いずれにしても求人広告と縁故関係というのが非常に求人する際にウエイトが大きいということでありますので、その中で町がどのぐらいの役割になっていくのかということは、今後やっぱり研究していく必要があるんじゃないかなと思っております。以上です。
質問 3番 斉藤好信
御存知だと思いますけども、来年の 1 月 1 日から、雇用保険が 65歳以上でも掛けられるということになっております。それで、先ほど話しましたけども、定年後に再就職するという方も…今は 65 歳までいることができますけども、一回リタイアしたことの…高齢者とはいいませんけども、60 歳以上の方が再就労をするのを若干抵抗を感じる方もいるんですけども、全部ではないですけども、その方々というのは今までいた職場の中で培われた技術力とか、そういう仕事の面の知識、そういうものは非常に大事だと思うんです。やはり企業としては、ある程度若い人を希望することは、これはもちろんですけども、そういう 60 歳以上の方でも、さっき言った労働条件さえ整えば、今までどおり 1 か月びっちりというわけにはいきませんけども、半月でも働けるのならば、そういう条件で入ったならば、町の工場…木工場、林産業関係は非常に僕は助かるんではないかと思うんですね。そういうマッチングを、今、町長の答弁の中で行いたいというお話がありましたけども、下川町産業活性化支援機構ですか…ここでいうと雇用対策は商工会になっていますね…一応。商工会でというお話もですね、いろいろ相談したんですが、やはりちょっと今の業務内容の中でこれを入れるということは、私の言った理想というか…そっちとはちょっと当てはまらなくなるんですね。そういうやり方でやっちゃうとハローワークの中でやるようなことになっちゃうんで、そうではなくてやっぱり中でですね…先ほどからくどいように言っている個別に細やかに相談に乗って、そして企業と条件が合うようにしてやっていく。今まで一人でできたものが二人かもしれませんけども、これでもですね木工場辺りは生産ラインというのは大体流れ作業的なものがあるんで、一人欠けても事務職の方がそこにその日一日ついてやらなければ、そこで止まってしまうような感じのことも多々あります。そういう中で、今までの職場でのノウハウを持っている方、それからそのぐらいの仕事ならこなせる方もたくさんいらっしゃるでしょう。そういう方を相談に乗ってあげて、そこに入れるといえば、これは企業としても、今までの雇用体制とは変わってきますけども、私は良いと思うんですね。何回もくどいようで、町長のいい答弁を聞きたいので、よろしくお願いします。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
職業というのは非常に難しくてですね、なかなか自分が必要とする…人材を求めていくというのは大変なわけなんですけども、去年の 8 月に産業連携会議というのを設置して開催させていただいたんですが、正しくその担い手対策というのが最優先課題ということで挙げられて議論されてきたわけです。その時に、実は企業間の連携というのも非常に大事だということもよく分かりました。いわゆる夏だけ働いて冬は仕事をしていないとか、冬は働いて夏は仕事がないとか…逆があるわけですね。それを業態間で情報交換をすることによって、その 1 年間が埋まっていく可能性もあるという。あるいはまた、必要としている農業に対して、建設業や重機を持っている人たちが対応していったり人材供給をしたりするという、こういうこともやっぱり同じステージに上がってですね、いろいろ情報交換をしていくということが大事だということはつくづく連携会議の中で承知したところであります。そういう中で、町として企業のいろんな状況を把握していく、その作業を果たして町が所掌事務としてやれるかどうかというのはこれから議論をしていく必要があると思うんですけども、現段階では、やろうということにはちょっと答えれませんので、少し研究をしてみたいなと思います。また、地域産業の支援機構の中でもそういうポジションがつくれるのか、あるいはまた、さっき答弁しましたけども社会的企業というところがそこを担ってやることができるのかと、そういうようなこともですね少し研究する必要があるんでないかと。最近はインターネットやメーリングリストを使っていろいろと情報を一元化できる方法もありますので、こういう手法も取り入れるのも選択肢の一つになるんではないかと考えてますので、いずれにいたしましてもそういう方法がいいのかどうかというのを少し模索してまいりたいなと思います。以上です。
質問 3番 斉藤好信
私が縷々述べました…発言した内容をですね、是非参考にしていただいて、一人でも多くの方が就労できるようなかたちで、また、一回リタイアした人も、また町のためにというか…もちろん自分の生活のためもありますけども、そこに自分が貢献できる、自分がまだまだ人のために役に立つ人間だということを…そういうためにもですね、先ほど言った課でやっているそういうネットワークもつくる、また福祉課でやろうとされている…何といいましたかちょっと忘れましたけども、そういう町外に向かって発信する行いも、それも大事だと思います。ですが、やっぱり下川町内にいる方、近郊にいる方も、是非町の企業の事業体がですね、円滑に生産性が上がるように、また 3 施設のことに関しても、なかなか人材が揃わなくて定員割れとかですね、それから今勤められている方々が本当に職場環境が悪くなるようなことが起きないように、答弁の中ではなかなか言えないのかもしれませんけども、もっともっとですね、スピード感を持ってですね、現場の職員の方がどのぐらい苦労しているかということをやはり町長はもっともっと分かるべきだと僕は思ってるんです。そういう意味で是非ですね、今回提案したことを参考にしてですね、就労支援に繋がるように期待しております。では続きまして、高齢者の医療機関への受診時における付き添いを含めた移送サービス支援について。これは 65 歳以上の高齢者等で、家族等による送迎が困難で、また自力で一般の交通機関を利用することも困難、もちろん自家用車もない方が、家族の付き添いで同乗し医療機関に受診を受けたいと希望する町民が非常に多いです。しかし、現行の外出支援サービスでは対応できません。何年も前からそうした方の要望が出ていたにも関わらず改善されていない状態です。町長は執行方針、それから 120 の約束でも、高齢者が安心して住み慣れた地域で、生きがいを持って生活することができるようにしたいと言われております。こうした切実な声に行政が応えることが大事ではないでしょうか。町長の見解を伺いたい。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
斉藤議員の「高齢者の移送サービス支援について」の御質問にお答えしたいと思います。現在、本町では、人口の約 4 割を高齢者が占めているところでありまして、私の町政執行方針におきましても、「住み慣れた地域で安心して生きがいを感じながら暮らせるまちづくり」を掲げ、様々な施策を展開しているところであります。高齢者の通院に係る移送サービスにつきましては、「下川町介護予防生活支援事業」における「外出支援サービス事業」として実施しており、「高齢者等で家族等による送迎が困難で、自力で一般の交通機関を利用することが困難な方」を対象といたしまして、委託先である下川町社会福祉協議会の移送用車両により、自宅から町内外の医療機関まで送迎しているところでございます。このうち、認知症の方を含め介護度の高い方につきましては、介護ヘルパーによる介助を伴った送迎を実施しております。この「外出支援サービス事業」は、道路運送法における自家用有償旅客運送に該当し、町内外の関係者による「下川町有償運送等運営協議会」において、運営方法や料金等について合意を得て実施しているものでございます。議員御指摘の、移送車両への家族の同乗につきましては、医療機関から家族の同席を求められる場合など、必要性が高い状況もあると認識しているところであり、委託先である社会福祉協議会の体制強化や町内タクシー事業者等との調整等が必要でありまして、内容によっては、有償運送協議会において承認も必要であることから、制度上の制約を踏まえた上で、今後、関係者と十分協議しながら、課題解決に向けた検討を進めてまいりたいと思います。今後におきましても、変化する社会情勢に臨機応変に対応し、町民の声を広く受け止め、質の高い福祉サービスの提供により、住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう施策を推進してまいりたいと思います。以上申し上げます。
質問 3番 斉藤好信
この通院時における家族、身内がなぜ必要かというと、一つは受診時におけるお医者さんとのお話がですね、本人だけでは上手く家族に伝わらないこともあるし、また、若干ですね認知症のような症状になってる方が、医者から指示があったことなどを全て覚えているということは…これは僕だって忘れますから、なかなか覚えていない、ということは薬一つとっても、家に帰って生活習慣の中で気を付けて良いことと悪いこと…そういう指示もなかなか伝わらない。ですから、下川の院長あたりもですね、身内が一緒に来て欲しいという希望があります。それからもう一つは、町外に行く場合、今言った社協…その中に家族は乗りませんから、受診を受ける方が一人、二人と乗って、そして時間の間はヘルパーさんが付いております。ですが、御存知のようにですね、名寄へ時間に合わせて行っても、大体 3 時間、多い人は 4 時間ぐらい待機しなくてはならない…最後の薬をもらうまでですけども。その間はヘルパーさんといえども他人ですから、やはり身内の方がいて、そして一緒にそこにいるということだけで、この受診を利用する方の精神的な不安度というのがかなり軽減される。そして、先ほどと重なりますが、在宅の中で健康な生活を行う、それから家族の負担も軽減するという、そういうふうに向いていくと私は思うんです。確かに、有償運送サービス業…これは陸運局…道路運送法のなかでですね、確かに決まりがあることは僕も知っています。それから関係機関があることも知っておりますけども、これはやはり町長の決断がなければ一歩も進まない。先ほど、何年も前から家族の中で要望があるというお話をしましたが、本当にですね、社協辺りにですね、手紙を出したり、直接面談してお話をしていてもなかなか通らない、そういう高齢者の声というものをですね、町長はやっぱり汲むべきではないかと思うんですがいかがですか。
答弁 保健福祉課長 栗原一清(保健福祉課長は2019年6月まで)
私の方からその実態を報告させていただきたいと思います。また、外出支援サービスの内容等もちょっと含めて実態、現況をお知らせしたいと思います。現状での外出支援サービスは、登録者がいてのものでございまして、登録者が今 114 名、そのうち要介護認定を受けている方が 80 名程度おります。そして町外利用…名寄の病院に通っている方が 69 名で、平成 27 年度では延べ 784 回。そして町内の利用者が 53 名で575 回となっているところでございます。今後、外出サービスを担っている関係団体と、この件につきましては協議を進めてまいりたいと考えております。ただ、受け入れる委託先の団体の介護職員の不足や、車両や人員の配置等の検討も含めて、これは早急に協議を進めてまいりたいと思っております。なお、どうしてもそこで担えないとなった時のためにも、その時は町内にある民間業者等も利用しながら、そういうことを可能であればやっていきたいなと。ただ、料金については、おそらく介護予防の料金、対価等でできるのが一番かなとは思っていますので、その交渉等も含めてやらなければならないと思っているところでございます。ただ、出来るんであれば外出支援の中で協議を上手く進めればということでございます。そして、この付き添い人を、改めて家族も含めて同乗できるようにするということになると、先ほど議員が仰いましたように有償運送協議会の中で、同意を得た中で進めるようなかたちになろうかと思います。ただ、今、付き添い人というのがヘルパーさんを付き添い人として認めておりまして、その運転手、ヘルパーのほかに複数で行く場合は最高で 7人の方が同乗できるようなシステムとなっておりますので、先ほど仰りましたように車両のやり繰り、運転手のやり繰りが、家族を含めることによってできるかどうか、そこももう一回、改めて協議をしなおすというかたちになろうかと思います。また、家族等の付き添い人の定義等も、その協議会の中で決めて、どういう場合に利用できるのか、そういうところも含めて検討しなければならないのかなと思っているところでございます。検討して実現に向けて取り組んでいく場合もですね、スケジュール感…そこを私の方から報告させていただくと、また取り組んでまいりたいのは課としては考えているところでございます。以上でございます。
質問 3番 斉藤好信
町長の 120 の約束の中にですね、福祉施策の中の 60 番に「在宅介護者が同居する家族の支援を図り、負担を軽減します」というのがありますね。それから 75 番には「通院に係る移動(移送サービスなどの交通機関)を充実します」という約束が入っています。これは是非ですね、町長も就任されて一年、やはり日本一幸せなまち下川ですか、その言葉だけが踊ってしまうようなことがないように、やっぱり町民が実感として受け止めてくれるようなまちづくりのためにも、是非良い方向に進めていただきたいと思います。今、課長の方から、今の外出支援サービス事業のお話があったんで、料金的になるとですね、例えば今、2 ㎞以内が 290 円、10 ㎞以内が 370 円、10 ㎞以上が 450 円、そして町外が 950 円という料金設定になっていますが、確かに私もですね、課題はですね…もしこれをやるとなると車両数の問題というのはよく分かります。それから現行の道路運送法ではやはりこれではできないと、それはよく分かります。ですが、今現実の問題として、全国で認知症の有病が想定される方というのは、今年度は約 520 万人に迫っている。そしてこれからの高齢者の 6 人に 1 人がですね認知症を発症する可能性があるというデータの中で、今この議場にいる我々もですね、他人事ではなくて、そういうことも家族の中に、また自分がですねそうなっていく。はじめの町長の答弁にあったとおり、下川が高齢者率40%近くなっている中でですね、これからもこういう家族の不安を持った人が増えることは当然考えられるし、そういう意味で早め早めにですね、町としての手立てを是非検討して、そして実現に向けて進むような方向でやっていただきたいと思います。続きまして、主権者教育の今後の取組についてということで、教育長に御質問いたします。昨年、公職選挙法が改正されて、選挙権年齢が「20 歳以上」から「18 歳以上」に引き下がりました。このことによって、今年の 6 月 19 日に施行されて、7 月の参議院選挙から実施されることになるわけですが、これに伴って、昨年の 12 月末ぐらいに文科省、また総務省から高校生向けの副教材を作成して、全国の国公私立高校に配布されています。町として、または教育行政として、主権者教育について、どのような取組を考えていらっしゃるか伺いたい。
答弁 教育長 松野尾道雄(教育長は2021年6月まで)
斉藤議員の「主権者教育の今後の取組」につきまして、お答えをさせていただきます。御案内いただきましたとおり、平成 28 年 6 月 19 日に「公職選挙法等の一部を改正する法律」が施行されまして、公職選挙法に定める選挙権年齢が満 20 歳以上から満 18 歳以上に引き下げられます。このような状況の中、小中学校におきましては、児童生徒の発達段階に応じて、主権者として社会に関心を持ち、政治に参加することの大切さを学んでおります。下川中学校におきましては、社会科の授業の中で、選挙や政治の仕組み、地方自治などについて学び、知識や考え方を深める学習を行っております。また、今年度から生徒会選挙において、選挙管理委員会から本物の投票箱を借り受け、投票を行っております。また、昨年 7 月 23 日には、谷町長が開催しました「ようこそ町長室」において、下川中学校の生徒会の代表が、町長、副町長にまちづくりについて自分たちの考えを述べております。このような取組が、主権者として自覚し、社会参画の力を育む教育の推進に役立ものと考えております。今後におきましても、子供たちが自らの力で明るい未来を切り開いて行けるように、選挙管理委員会・学校・家庭・地域が連携し、国家及び社会の形成者として必要とされる基本的な資質を養う教育の充実に努めてまいります。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。
質問 3番 斉藤好信
先ほど述べました文科省、総務省から配布された、題名が、私たちが拓く日本の未来という副教材ですが、これは三つの部門に分かれてまして、解説編、実践編、参考編に分かれております。例えば、解説編の中では、簡単にいいますと選挙の仕組みや投票の流れ、それから議員や政党の役割、それから若者の低投票率による影響がどのぐらいあるかと書いてあります。また、実践編…これは内容としては話し合い、それから討論の具体的な手法、その中で模擬選挙、それから模擬請願、模擬議会の方法などが書かれています。最後の参考編の中には投票や選挙運動に関するQ&Aという…質問して答えるような方式で書かれているそうです。全国の高校では、今までもこのようなことができるまでも、将来を見込む…18 歳選挙権というのは…これは 45 年ぐらい前から議論されていることで、それで今回なったということですが、例えばですね、岡山県のある高校では、地域や学校内の課題について投票するという、そういう取組も行ってます。また、面白いと思ったのは、県立岐阜高校ですけども、歴史上のいろんな出来事ありますね、それを参考にしながら、例えば関が原の戦いで…地元ですから、東西両軍のどちらに味方するのかというテーマに全校生徒が投票するという、そういう取組も行っています。私はですね、高校生からみた地域の課題、そしてそれに対する解決法などを話し合ったりする…討論するという、そういうのが望ましいかなと思うんですけども、要するにですね、早くから社会とか政治に関心を持つような取組も大事ではないかと思うんですね。例えば、今までは 20 歳からの投票権だったので、ある意味ですね、高校生が高校卒業されて社会で 2 年間ぐらいの社会の中で…出ていってですね、人生経験が 2 年ぐらいあるわけなんですね。そして 20 歳になって投票するという一つの政治参加をするわけですけども、今回の現行法の中では、18 歳ということで、遅生まれの方は在学中に 18 歳になる方もいる。早生まれの方は卒業間近になってしまう。そうするとそういう何もない方が政治参加するということは非常に厳しい。現状でも 20 歳代の投票率というのは非常に低くて、ちょうど同じ 20%台ということです。僕はですね、投票させるとかですね、そういうことが目的ではなくて、年が 10 代であってもですね社会情勢のことに関心を持つという取組が大事だと思うんですね。これは学校の中だけではできないと思うし、学校、地域、そして家庭の中でこういう取組というのがやっていければ一番いいんじゃないかと思うんですね。教育基本法という中に、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度を養うという、公共の精神というものがあるんですね。それで、この公共の精神を育てることが主権者教育ともいわれています。先ほどいった政治の基礎的な知識がなければ、18 歳になったからといって正しい選択はなかなか難しい。そしてこの主権者教育の充実というのは、本来の民主主義の強化に繋がることだと思うんですが、いかがでしょうか。
答弁 教育長 松野尾道雄(教育長は2021年6月まで)
ただ今、先進的な事例といいますか、全国各地で取り組んでおられるような内容についても御紹介いただいたところでございますが、小中におきましては、特にいかに政治の働きを身近に感じることができるか、こういったことが取組としては重要でないかなというふうに考えております。小学校、中学校の一端をちょっと御紹介させていただきたいと思いますが、学習指導要領の中でございますが、特に 3 年生の中においてはですね、私の町、みんなの町、働く人と私たちの暮らしですとか、そういったものを実際に本町の役場であるとか、この議場であるとか、そういったところを見学し、どういった場所なのかということを学んだりですとか、実際に商店を訪問したりですとか、工場の仕事を見学したりですとか、実際にはうどんを製造しているところを見たりですとか、そういった地域の中の状況というものを小学校 3 年で学ぶ機会を設定しているということでございます。それから、小学校 6 年生になりますと一歩進みまして、私たちの生活と政治ということで、三権分立であるとか、そういったことを学んで、社会というものが司法、行政、立法ですね、そういったもので形成されているということを学んだりですとか、具体的な学びがございます。また、中学校にいきましても、それぞれ学習指導要領の中で、私たちの暮らしと民主政治、民主政治と日本の暮らし、こういったものが 10 時間ほどあるそうですけども、そういった中で実際にその政治というのは大人だけのものでもなく、子供からですねやはりそういった意識を醸成していくということがやはり今後、先を見通したときに重要なことではないかなと思います。それから、御紹介をいただきました高校の副教材でございます。私も…これでございますけども…同じものかと思います。これについては 70 年振りにその公職選挙法の年齢が引き下げられたということを受けまして、昨年の 12 月に総務省、それと文科省、両省で作成して、副教材が全国の国公立、私立の高校に配布されております。また、指導者に対しては、活用のための資料が 12 月に配られたばかりということで、実際にこの副教材の運用は今年になってからスタートするというのが高校の実態ではないかなというふうに思っております。近隣の名寄高校においては、模擬投票なども行われておりまして、下川商業高校の先生たちもそういったものを見学に行くというようなことで、実際にこの有権者に求められている力をですね、高校生に指導すべく研修をしているというふうに承知をしているところでございます。抜けている部分もあるかもしれませんが、私の認識しているところは以上でございます。
質問 3番 斉藤好信
今、教育長からですねお話がありました。確かにですね、来月…4 月からの新入生を含めた、そこからの取組になると思います。ただ、今、改正になって、そして即 7 月の参議院選挙から実施されるということで、一つのいい時期、契機だと思うんで、そういう意味で、高校だけではなく、できれば何らかのかたちで小学生は小学生用に、中学生は校長先生のお話を伺うとですね、生徒会の投票の時に町の投票箱をお借りして行ったという事例もお聞きしました。ただですね、懸念がないわけでもなくて、そうした取組の一方で、教育現場に政治教育を持ち込むことに難色を示すという向きもあることも事実なんですね。それで、教育現場でどういうふうに政治的中立を担保するのかという、ここが一つの課題なんですが、これをあまり強調しちゃうと先生方が萎縮してしまう、そういうことも…これから取組ですから、懸念もあるということをお話しておきます。これからいろんな意味で、小学生だろうと中学生だろうと高校生だろうとですね、この小さな町が…町長が何をやっているんだろうかとか、私たち議員が何やっているとか、そういうある意味ですね、下川の町の社会…町を動かしているというそういうものに興味を持っていけば、子供たちというのは将来の宝ですから、立派な社会人に育つための一つの取組じゃないかと思うんですね。この主権者教育を通じて、子供たちというのは社会のプロセスを学び、そしていろんな取組の中の体験をすることによって、今までと違った政治に対する見方というものが変わってくる…成長してくるんではないかと思うんで、そのへんもですね教育現場ですからあまりあれですけども、是非良い成果が出るような取組ができるように期待したいと思います。町長何かありましたらお願いします。
答弁 町長 谷一之(町長は2023年3月まで)
日本国で初めての取組ですので、我が町でも慎重にやっていく必要があると思うんですけども、いずれにしても今日本で 20 歳から 18 歳に引き下げになることによって 240 万人ぐらいの対象者…有権者が出てくるということで、ただ、世界を見るともう既に 8 割以上、この 18 歳から 20 歳ぐらいの間に施行しているところがあるようでありますので、日本としてはある意味で遅きのところもあるんでないかと考えてます。ただ、一方で、今、議員が心配されるように、少年法との問題もありまして、例えば違反者が出た時にどういうようになるのか、実名はどうなるのかとか、こういう問題もいろいろあるんではないかと危惧されるところであります。さらに、小学校から教育をしっかり施していかなければ、18 歳になった年齢の中で、選挙日でやはり…選挙する人とできない人といることになりますので、そこが不公平感も出てくるわけですね。そのへんは小さいときから指導したり、教育をしたりするということが必要なんじゃないかと思っています。既にどの学校も児童会とか生徒会を決めるときには選挙で役員を決めているという、そういうルールもあるようでありますので、それを少し充実させて、18 歳からの選挙に向けて取り組んでいくことが必要なのではないかと思います。