みんなの議会

下川町議会 令和8年3月会議 2026年3月11日

人口減少を見据えた持続可能なまちづくりについて

2026年3月11日、下川町議会の一般質問で、斉藤好信議員が「人口減少を見据えた持続可能なまちづくりについて」質問し、町長 田村泰司、町民生活課長 齋藤英夫が答弁しました。

質問者
斉藤好信 議員
答弁者
町長 田村泰司、町民生活課長 齋藤英夫

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 斉藤好信

おはようございます。質問に入る前に、今日 3 月 11 日、東日本大震災から 15 年の節目です。死者、そして行方不明者 2 万 2,000 人の日本史上最も悲惨な大震災でありました。現在も生活再建、そして復興に取り組んでいますが、これからもますます復興が進むことを祈念したいと思います。そして、私たちが大震災の中で災害に備える教訓を得たと思いますので、我が町においても災害に対する備えを万全に尽くしていきたいと思います。それでは、質問に移りたいと思います。人口減少を見据えた持続可能なまちづくりについて。将来に向けての取り組みに当たっては、人口の推移がまちづくりの大きなバロメーターであり、重要な要素であります。下川町は、様々な施策に取り組みながら、地域の衰退を食い止め、持続可能な地域社会の実現に向けてきました。しかし、町が効果的な対策を講じなかった場合とした社人研(国立社会保障・人口問題研究所)の人口推計値に迫る人口減少が進んでいる状況であります。人口減少が進むことで、事業承継者や労働力不足による事業継続困難、雇用の減少、消費者の減少による商店などの生活基盤の縮小、また、高齢化の進行に伴い、買物、住宅管理維持、除雪などの生活困難者の増加が顕著になっております。特に内需によって支えられている商店の廃業は、地域の魅力の低下につながり、人口減少の加速といった悪循環に陥る可能性も危惧されます。こうした様々な課題に直面している中、今後どのような構想を持たれ、持続可能なまちづくりに取り組んでいくのか、率直な町長の考えを伺いたいと思います。

答弁 町長 田村泰司

斉藤議員の「人口減少を見据えた持続可能なまちづくりについて」にお答えいたします。御質問にある「今後どのような構想を持ち、持続可能なまちづくりに取り組んでいくのか」についてでありますが、令和 8 年度町政執行方針の中で申し上げましたとおり、第 6期下川町総合計画の目指す将来像である「誰ひとり取り残されず、しなやかに強く、幸せに暮らせる持続可能なまち」を目指し、「2030 年における下川町のありたい姿 」の 7 つの目標が「構想」であり、この実現に向けて政策を実行していくことが「持続可能なまち」へとつながっていくと考えております。この実現に向け、町長就任以来の主な取り組みを幾つかお話しますと、産業基盤の安定と地域経済の活性化のため、総合的な施策展開を目的とした「産業振興基本条例」の制定、福祉施設及び医療施設の在り方を検討し、施設間連携を行い、必要な福祉医療サービスを提供していくことを目的とした「福祉医療連携会議」の拡充、未来を担う児童生徒への包括的かつ公平な質の高い教育の提供を目的とした「地域共育ビジョン」の推進、地域全体で脱炭素を目指す「地球温暖化対策実行計画(区域施策編)」の策定などに取り組んできたところであります。今後におきましては、こうした基本的な方針などに基づいた「連携」と「共創」による横断的な施策を推進していきたいと考えておりまして、令和 8 年度予算では、「産業間DXの推進」、市街地公共施設などの計画的配置と整備の検討を行う「都市計画マスタープランの改訂」、人手不足に対応するため「地域での外国人人材受入体制の調査研究」と「あけぼの園での外国人介護人材の配置」などに着手する予定であります。しかしながら、人口減少、少子高齢化に起因する課題は山積しており、この山積する課題を先送りすることなく施策を展開してまいりますが、将来人口推計なども見据えながら、未来志向で、次世代のことを考えながら「持続可能なまち」を目指し、取り組んでまいります。以上申し上げまして、答弁といたしますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。

質問 6番 斉藤好信

それでは、冒頭の質問にあったとおり、まず人口推移ということが非常に重要な一つの起点になると思いますので、そこから入りたいと思います。まず、最新の下川の人口は何人になっておりますか。

答弁 町長 田村泰司

御質問にお答えいたします。3 月 1 日現在の人口は 2,762 人でございます。以上です。

質問 6番 斉藤好信

そうですね…昨年度末で 2,792 人、それから比べると 30 人ぐらい減られてますけれども、例えば 2010 年から 2015 年の人口減が大体 6.7%ぐらい、2015 年から 2020 年が 7.2%…一桁ですね、それが 2020 年から 2025 年にかけては 13%ぐらいの減になっておりますが…もし間違っていたら言ってください、それで 2018 年の…これは社人研の推計ですけれども、2025 年で 2,836 人だと思いますが、もし間違っていたら言ってください。当時…下川が目標とした数値が、これは第 2 期の目標ですけれども…2,849人だと思うんです。それから比べると、様々な施策を打った中で…それでもやっぱり社人研推計の 2,789 人に近づく数値になっております。このように、ここ 10 年…下川は本当に様々な移住政策、定住政策を打ってきたわけですが、こういう形で進んだ場合、10 年先には 2,330 人というのが社人研の数値ですが、これでいくと下川は、なだらかな下り坂となり、おそらく 2,500 人を切って 2,443 人ぐらいになると思うんです。あくまでも推計値ですが…私の言った数字で間違っていませんか。

答弁 町長 田村泰司

推計は様々なデータを基にいたしますので、将来人口の推計については出生率、そして平均寿命、平均初婚年齢、生涯未婚率などの過去の傾向に基づいて推計するということで、5 年に 1 回…国勢調査が出ますから、それに基づいて社人研も推計していると思います。下川町では、さきに御議決いただきました総合計画、この中で人口規模の目標を掲げて、それに向けて様々な施策を打っているところでございまして、残念ながら人口減少は今後も進んでいくと思いますけれども、この人口規模の中でどのようなまちづくりを進めていくかということを日々検討し、調査研究し、進めているところでございまして、さきに策定いたしました総合計画…中期計画の中では、人口減少はこれからも進みますけれども、生産年齢人口 15 歳から 64 歳の割合を 50%で維持していくということを、まちづくりの規模の中で明示しまして、それに向けて今様々な施策を打っているところでございます。やはり人口が減れば様々な影響がございますし、今後それに見合った公共施設等の再編なども進めていかなければならないということは課題として持っておりますので、それに向けて、先ほどお話しました連携と共創を進めながら、施策を進めてまいりたいと思っております。以上でございます。

質問 6番 斉藤好信

今答弁があったとおり、人口減少に伴って、生産人口とか、それから高齢者の人口も大体 50%ぐらいで維持してるんですね。それで、なぜこの人口減少をまず質問したかというと、今年度から来年にかけて都市計画マスタープランが…これからやっていきますけども、その中で、将来的に公共施設等の新設、若しくは改修とか…いろいろなことがあるでしょう…それはこれからですけれども、そういうことを下川のまちをつくっていく中で、やはり人口減少が進んでいくと、例えば今 2,762 人ですけれども、それが 2,500 人、そして 10 年後に…例えば 2,000 人となった場合、当然ながら地方交付金がそれに伴って減っていくと、そうすると町の財政も…予算もそれなりに縮小されていくだろうと…当然のことですけども…そういうことを見据えて、今後、都市計画マスタープランも作成していかれると思いますが、町長として、そうした人口減少を見据えた、確かに社人研の推計値とか、それから昨年から始まった下川町独自の人口推計もありますけれども、そういうのをにらみながら、なるべくなだらかな減少に抑えていくという施策を打ちながらも、でも一方で、人口減少は下川だけではなくて、日本全国どこも止められない状態です。日本の人口が減っていってますから、それに伴って各地方自治体も減っていく。これはある意味しようがないことですけれども、要するにそこを見据えて、そうしたマスタープランの作成に伴った公共施設の在り方も当然念頭に置いてやらなくてはならないと思うんですね。それはなぜかというと、やはり基本計画から始まって…物をつくるときですよ…短くても 6 年、例えば名寄の中間処理施設の事業においても、令和 3 年から基本計画が始まって、令和 9 年 4 月が開始ですけれども、そういうのを見てもやっぱり 6 年ぐらいかかる、もしかしたら 7 年…8 年…かかるかもしれない。そうすると、一つのキャパとして 10 年ぐらいを見据えて、その時の人口を見据えた場合、次世代の方々に負担が及ぼすことのないように…将来負担が及ぼすことのないような考え方というのが私は非常に大事かなと思うのですが、いかがですか。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。斉藤議員の仰るとおりでございまして、やはり将来世代に過度な負担を残す、あるいは将来世代に解決しなければならない課題を全て先送りするということは、私はこれはやってはいけないことだと思っています。そういう状況ではございますけれども、そういった中で、公共施設の耐用年数、あるいは機能、そして防災非常時対応、そしてエネルギー、また交通対策含めて、トータルで今…全体の配置も含めた形を考えていて、方針、方向性をある程度固めた上で、今お話も…当然のことだと思いますけれど、財源、それから将来負担も踏まえた上で、同時に施設それぞれのライフサイクルコストということで、例えば改修してどれぐらいお金がかかるかと、建て直すとどれぐらいお金がかかるかというところも踏まえて、本当に必要かどうかというのも踏まえた上で、総合的に検討し、判断をする時期に来ているかなと。その後、計画的に、緊急的に進める必要があるところは、その中の全体的な考えに基づいて進めていく、あるいは先送りするものもあるでしょうし、できるところから進めていくための全体的な考え方をまとめる時期かなというふうに考えているところであります。やみくもに…例えば新しい施設を建てて、それをリニューアルしてやっていくという考えではありませんので、まず全体的なことを今回、都市計画マスタープランを軸に考える時期かなということで今進めていこうというところでございます。以上です。

質問 6番 斉藤好信

次にインフラ整備ですけれども、今一番…やはり上・下水道管、これが造られてから約 40 年、要するに耐用年数を過ぎているものが…これはうちだけではなくて全国的な問題です。それで、昭和 40 年から 50 年にかけて上・下水道管は整備されてきたので、下川もこれに当てはまるわけですけれども、これは町から出た資料ですけれども…例えば将来的に下川のまちをコンパクトシティというか…集住化を図った場合、やはり重要な病院とか、それから学校とか、そういう施設にいっている管を整備するとどのぐらいになるかということを書いていますよね。例えば重要施設…病院、これは災害時の避難所とか、その管路系が約 7 ㎞で、これを冒頭述べたとおり…耐震化を図るとか、それから耐用年数が過ぎた管の更新をした場合だと思うんですけれども、概算費用として 5 億 7,000 万円とか載っており、これを見ても下川町の耐用年数が超過したものを全部やるということは、まず不可能だと思うんですね。それで、町長も言われているとおり、やはり年次ごとに予算を決めて、これから進めていくと思うのですが、そういう考えでよろしいですか。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。斉藤議員の仰るとおり、一気にはなかなか解決できるところではないかなと思っています。それで、先ほど申し上げた…都市計画マスタープランの中で、必要な機能だとか配置だとか、そういったところも含めて検討しながら、それに見合った水道管、下水道管の更新を含めて、その配置に合わせて計画的に進めていく必要があるというふうに考えておりますし、まずは人口推計も含めた全体的な計画を立てて、あとは計画的に年次で進めていく必要があると考えているところでございます。以上です。

質問 6番 斉藤好信

ちょっとお聞きしたいのですが、昨年度ですね…今内閣が変わりましたけれども…今年度以降の国土強靱化に関する新たな実施中期計画というものが去年閣議決定されました。それで、2026 年度から 5 年間にかけて約 20 兆円ぐらいの予算が閣議決定されましたけれども、この中に上・下水道のインフラ対策…つまり老朽化への対策というのが入っているのですが、私は専門家ではないので…ちょっとお聞きしたいのですが、この中には各地方自治体にも配分される予算というのは組まれているのでしょうか。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。現在のところ、まだ詳しい情報が下りてきていないということは承知してますけれども、そういった有利な補助事業ですとか、あるいは有利な起債だとか、そういう制度をきちんと調査研究して、整備に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。以上です。

質問 6番 斉藤好信

もう一つですね…これは厚労省なのですが、「防災・減災、国土強靱化のための 5 か年加速化対策」ということで、例えば大規模かつ長期的な断水のリスクの軽減をすることを目的…とあるのですが、これも今言った国交省の国土強靱化と合わせた取り組みで、これもこれから地方自治体に配分されるか、それもまだ情報の…そういう過程でしょうか。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。事業に乗る乗らないの話のところでは、やはり全体的な計画があったり、事業のメニューに合致するかというところもありますので、そういったところではまだ…全体的な配置の計画も含めて、並行して進めなければならないところがあると思いますから、そういったところの情報収集をしながら計画的に進めるということで御理解いただければと思います。よろしくお願いします。

質問 6番 斉藤好信

前提として、下川町においては、まず、上・下水道の耐用年数を過ぎた更新に係る事業計画をきちんと出した上で、そして国の予算の方に申請するという形でしょうか。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。今現在、経営戦略というものを策定するために、委託も含めて対応しているところなんですけれども、そういった経営戦略がきちんとできて、その中で管路の更新をしていくというところをきちんと定めて、そして申請をしていくという流れになるかなと思っております。細かいところはいろいろ事業の中身がありますので、ここではちょっとお答えできないところもあるのですが、そういった流れかなと思っております。以上です。

質問 6番 斉藤好信

やはりそういう…上・下水道管並びにインフラの整備に関しては、早く…各自治体においては計画をきちんと作って、そして対応しなさいという…あれでしょうかね。つまり国としてはこういうふうに施策を出しましたよと…あとそれに合わせて、各自治体においても、自治体の内部において更新計画をきちんと出せということでしょうね。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。経営戦略ということであれば、工事ばかりではなくて、全体的な料金改定も含めて、それに見合った整備ということになりますので、経営戦略を定めた上で、事業メニューに合致するものに関しては補助が受けられるというような状況になると思いますので、それを今…策定を急いでおりますので、それが決まって、国の方の事業メニューと合わせて申請をしていくというような流れになるかなと思っております。以上です。

質問 6番 斉藤好信

分かりました。次に、先ほど言った人口減少を見据えてということで、いろいろな公共施設等のお話もありましたが、下川において高齢化率というのは約40%、これは一時…結構上昇しましたけれども、今はある程度…横線になったと思うんですね。それでも下川の人口の中で、生産人口も含めて、高齢者の人口…それから 18 歳以下とかありますけれども、やはり団塊世代の峠が過ぎたといえども、これからは高齢者が下川町においてはやはり増えていきますし、その中においてどういう課題が出てくるかというと、持家の方は住宅の維持管理が非常に難しくなってくるでしょうし、それから御夫婦でいる高齢者の方々、また単身でいられる方…独居老人の方もいます。そういう方が将来的に町を離れないで、住み慣れたこの町に住んでいただくためには、やはりそれなりの施策を打たなければならないと思うんですね。その中の一つとして、下川に在る施設…例えば「あけぼの園」とか「支援ハウス」とか、「ぬく森」もそうでしょうけれども、その中でやはり「あけぼの園」は常時待機者がいらっしゃいます。それから「支援ハウス」においても、年間 3 人を一つの基準として、出られた方がいたら随時そこに入ってもらう。「ぬく森」も…13 室ですか…そういう形で…。これは私も何回かここで…前町長も含めて言ったことがありますけれども、やはりこの施設の拡充というのが将来必要になるんじゃないかというお話をさせていただきました。それで、先ほどから述べたように、人口減少を見据えて、公共施設の統合とか、新設とか、改修とか…いろいろありますけれども、その中でもこういう施設というのは、将来的にやはり必要になってくるのではないかと思うんですね。確かに予算を考えると結構大きな額ですけれども、これも将来 10 年先、15 年先、20 年先を思ったら、例えば今 70 代の人が 10 年先は 80 代、80 代の人が 90 代になると、なかなか自分の生活をそのまま続けるということが難しくなってくると思うんですね。そうしたら、一つは地元の施設にお世話になる、それからもう一つは地方というか…札幌とか…そちらに行っている子供さんが引き取るとかですね、そういう意味でもやはり人口というのは少なくなってくると思うんですね。そういうことで、一つの対策として、今言った将来的なことを考えると、施設の拡充というのが…非常に重い決断にはなると思いますけれども…重要視されるのではないかと私は思うのですが、町長はいかがですか。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。高齢者施設の関係で、やはり施設拡充を望む声があるというのは私も承知しているところであります。そういった中で、現状をお話しますと、やはり介護が必要な皆さんと、そうでない皆さんがいらっしゃって、できるだけ介護予防を進めて、そういう施設介護にならないようにあらゆる取り組みを進めさせていただいているところであります。一方では、今お話ありましたとおり、いわゆる団塊世代の皆さんが 75 歳以上になられて、今後、後期高齢者の中で介護が必要な方が増えていくだろうというところがあります。一方では、また人口推計の話に戻りますけれども、率は上昇する可能性が高いかなと思いますけれども、高齢者人口…いわゆる 65 歳以上の人口については、これから減少傾向に転じるという推計も出ておりまして、そういう中で、できるだけそういった対応をしていきたいというのは私も思いますけれども、施設を設置することによって、やはり人材確保を含めて、経営するための資源…財源も含めた…そういったものも今後持続していく上で非常に重要な要素であると思っています。そういった状況を踏まえた中で、現状はやはり、今介護が必要な福祉医療施設…こちらの連携を図りながら、先ほども外国人の採用なども含めてお話させていただきましたけれども、そちらの充実に注力をしながら、既存の施設の中で対応をしていくというのが、今の段階でできることかなと思っています。施設を拡充すると、やはり人材、あるいは財源がまた必要になりますから、その財源を今重要なところに入れていくのが今は一番優先かなと思っておりますので、ただ、将来的には、そういった状況も踏まえながら、町全体の状況を確認しながら、例えば公営住宅の整備の中でそういう対応がある程度できないかとか…制度がいろいろありますので、そういったものも考えられますし、また公共施設再編の中で、遊休公共施設の中でそういうことが実現できないかとか、いろいろ今後調査研究していかなければならないと思っております。現状では、やはり高齢者の人口が…今減少局面に来る中で、新たな施設を建てる計画というのは今のところ持っておりませんので、御理解いただければと思います。

質問 6番 斉藤好信

今、町長が仰ったとおり、高齢化率は横ばいで、これからは若干減ってくるから、上昇傾向はないだろうというのが一般的な推計ですよね。それで私が言いたいのは、今いる町民…移住定住政策ももちろん大事ですけれども、やはり現在下川にいる町民の方に、福祉の向上の恩恵を与えていくことが非常に大事だと思うんですね。今回、物価高騰で重点支援地方交付金が出されて、町長はそれを活用されて、本当にいち早く全町民に商品券をお配りになった。これは物価高騰に対する町民の家計を助ける策だということで、本当に町民の声としてお礼申し上げたいと思います。多分北海道で一番早かったんじゃないかと思いますし、確かに人口規模が少ないから…それだけはできるだろうという話もありますけれども、それだけじゃなくて、やはりこれは決断されたことが非常に大きいなと思っています。それで、今、施設の話がありましたけれども、確かに増設とか拡充すると、それは非常に大きな予算…お金が掛かります。それに伴って人材の活用という…今お話ありました…これも当然です。その中で今…町としても人材登用の施策を打たれてるわけですけれども、ちょっと一つ聞きたいと思います。先ほど言った…高齢者の方が例えば夫婦二人でいた場合、持家で暮らしていましたが、片方が亡くなられて一人になった場合、これは二人でいるよりももっと住宅の維持管理というのは非常に難しくなってくると思うんですね。特に冬は除雪の関係もあります。そういう方が生活の不安を抱えられて、市街地…町の中の施設とか、公営住宅もそうかもしれませんけど、要するに住居を変えるに当たって、今の規定でいくと、持家を処分とか、例えば賃貸にするとか、いろいろありますけれども、そういう一つの条件がありますよね。そこはどうですか。

答弁 町民生活課長 齋藤英夫

お答えいたします。現状の公営住宅等に入居する場合については、自分の家がないということが基準となっておりますので、既存の住宅をお持ちになっている方は入居することは難しいということになってございます。以上です。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。公営住宅のところの補足も含めて…公営住宅は公共住宅ですので、住宅困窮者の対策ということで設置しているものですから、入る住宅がない…例えば古くてもう処分するというお話が前提で入っていただくということです。「ぬく森」の方は、家を処分していただければ、一番…空き家の流動化とか、そういうところにつながっていって、次の世代の方が使えるという考え方もありますけれども、基本的には、住宅に入ったり、食事をとるのが大変だとか、除雪が大変だということで希望される方が申し込まれて入る形にはなっていると思います。ただ、希望としては、その住宅が次の方に移るというのが理想的かなと思っておりますけれど…以上でございます。

質問 6番 斉藤好信

ちょっと細かくいきます…今、持家に住んでいて、そこが売買の可能な家だったらいいですよね…例えば賃貸とかでもいいですけれど、築年数が古くて売買もできない、あとはどうするかといったら…もう解体ですけれども、解体といっても…町の施策の中には解体の助成もありますが、非常に厳しい方も出てくる、これは農家関係もそうですが、地域によっては人に売れないというか…地域的に遠くてという方も出てくると思うんですね。私が何でこういう細かいことを言ってるかというと、なるべく住み慣れた町で…そのまま残っていただいて、住み続けていただくことが大事だと思って今お話してますけれども、そういう方で…住宅解体がきちんとできなければ、例えば施設の入居とか、公営住宅に入らせてもらうとか、それは非常に難しいでしょうか。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。斉藤議員が仰られた…できるだけ住み慣れた地域で住み続けていただくというのは、私も同じ思いでございます。それを前提にお話をさせていただきますけれども、下川町では空き家対策総合支援事業の方で 5 分の 4、それから快適住まいづくり促進事業の方で…50 万円が上限ですが…補助をして解体の方を進めていただくということでこれまでも進めていただいておりますし、一方では活用の方も進めていただいて、空き家対策、あるいはそういった住宅対策に関しては、非常に有効に利用していただいていると思います。そういった中で、壊してからでないと入れないという話ではなくて、住宅が古くて…このまま継続して住めないということで御相談いただいて、いずれかの時期に壊すとか、譲るとかというのがある程度見えた段階で、公営住宅ですとか、施設入居とか、そういう話に進んでいくかなと思っています。まずは相談をいただいた中で、解決策といいますか…それを進めていくことが重要かなと私は思っておりますので、そういった対応を担当の方でもある程度していると思いますので、家がなくなってから申し込んでくださいという話にはならないと思いますので、御理解をいただければと思います。

質問 6番 斉藤好信

本当に持家の処分というのが非常にネックであると思うんですね。それで、ちょっと先ほどの公共施設に戻りますが、今、公営住宅のお話が出たのであれですけども、下川の公共施設のパーセンテージでいくと、やはり一番多いのは公営住宅等の住宅ですよね。その次が…ちょっと低くなりますけども…例えば庁舎とか、公民館とか、そこの関連施設だと思うんですが、こういうふうにパーセンテージで大きい方を先に手を付けるとかありますけども、耐用年数で見た場合、やはり築年数が 50 年超えているところ、それから 50 年に迫るところ…こういうものは、先ほど言った基本計画が始まって 6 年…8 年…10 年ぐらいかかるというスパンから見たら、やはりこれは…先ほど町長が言われたとおり、次世代に残すようなことはしないで、迅速にそういうものに取り組んでいくというお話がありました。そういう話からすると、今私が言ったところは念頭に置いて、手を打っていかなければならないと思うのですが、町長はどうでしょうか。

答弁 町長 田村泰司

お答えいたします。やはり…先ほども答弁させていただきましたけれども、耐用年数あるいはその機能、そして非常時対応を含めて、エネルギー…そしてコンパクトシティと考えると交通のところも含めて考えていかなければならないなと思っております。ただ、必要な公共施設については、やはり維持・修繕をしながら残していかなければならないものもありますし、使える形で残していくものもあります。そういった中では、全体を市街地の中…コンパクトシティというコンセプトでいくと、全体を見て、真ん中に集めるという要素もありますし、例えば住居だと公営住宅…今、公営住宅マスタープランに基づいて、今、整備改修していますけれども、そこの部分ももう一度…コンパクトシティの考え方も含めて、それを考慮した上で今後の公営住宅の整備につなげていくということも考えていきたいと思っています。その公営住宅を建てる時に、例えば先ほどお話がありました、高齢者の率が上がっていく中で、バリアフリーであるとか、あるいはエネルギーのところをもっと使いやすくするとか、あとは中心部に…これは例ですけど…中心に近いところに持ってくるとか、いろいろな要素が考えられますので、いろいろな観点から進めていって、やはり全部が決まらないと全然手を付けられないというところもありますけれども、全体の方向性・方針が決まった中で、できるところからその方針に基づいて整備を進めていくというのも一つの考えですし、その中で必要がないとか、この場所じゃ駄目だということになれば、そこを廃止したり、譲渡したり、取り壊したり、そういったことにもなってくるかなと思っていますので、御理解いただければと思います。

質問 6番 斉藤好信

今、公共施設の話が出たので…やはり現在、空き家になっているところで、将来的に町の施設として活用できるとか、これから出てくると思うんですね。そういうのは一般的な空き家と同じで、手付かずで何年も放置すると、非常に傷みが早いというのは…なぜでしょうかね…不思議ですけれども…これあるんですね。そういうことも考えて、今町長が答弁されたとおり、本当に一つは、将来負担のことも…掛からないようにすぐ考える。それから、今現在は、例えば高齢者にとっての公営住宅の内部の在り方も…そこに寄り添ってやるということを今聞きました。そういうことも含めて、是非、先ほど言った都市計画マスタープランも…2 年計画でやりますけれども、その中に今町長のお話されたことも…非常に大事なことなので入れていただきながら、耐用年数が迫っているところも本当にあるし、ここはやっぱりトップとして…リーダーの決断というのが出てくると思うんですけれども、非常に大事になってきます。それと、あとは高齢者の方がやはり住み続けられるまちを是非目指して、施策に取り込んでいただきたいと思います。以上で私の質問を終わります。

出典:下川町議会 令和8年3月会議 2026年3月11日 議事録 PDF(1ページ) 間違いを知らせる