みんなの議会

士別市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日

令和6年度市政執行方針について

2024年3月5日、士別市議会の大綱質疑で、中山義隆議員が「令和6年度市政執行方針について」質問し、市長 渡辺英次、経済部長 鴻野弘志、企画課長 増田昌彦、農業振興課長 藤田昌也、生涯学習部長 三上正洋が答弁しました。

質問者
中山義隆 議員
答弁者
市長 渡辺英次、経済部長 鴻野弘志、企画課長 増田昌彦、農業振興課長 藤田昌也、生涯学習部長 三上正洋

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 中山義隆

第1回定例会に当たり、通告のとおり大綱質疑を行いたいと思います。令和6年度市政執行方針について、行いたいと思います。まず最初に、提出しておりました、健やかで豊かな心育むまちづくりについては、文教厚生常任委員会の所管事務調査と重複いたしましたので取り下げていきたいと思います。それでは、2番目の魅力と活力あるまちづくりについて、農業・林業についての問題に行きたいと思います。肥料、飼料、燃料の価格高騰の中、畑作経営の安定と輪作体系維持のため、同じ内容計画で、本年、さらなるてん菜面積の減少、本市製糖工場の立地・雇用の場の確保や、運送業の関連産業に対して地域経済の考え方と、北海道てん菜振興自治体連絡協議会の会長としてのお考えをお聞きいたします。北海道の令和5年度てん菜作付面積は5万1,200ヘクタールで、4年度と比べて4,200ヘクタール、8%減少となっております。収穫量は340万3,000トンで、4年度に比べ14万2,000トン、4%減少となっております。反当当たり収量は6,650キロで、4年度より4%上回っております。しかし、持続的なてん菜生産に向けた今後の対応については、農水省の考え方としては、てん菜は、北海道畑作において輪作体系維持に重要な作物である。地域の雇用、経済を支える重要な役割を担っている。一方、砂糖の消費量が減少する中、てん菜糖業の在庫量が増大し、厳しい経営状況にある。糖価調整制度の調整金収支についても累積赤字が増大している中、このような状況を踏まえ、糖価調整制度の調整金の単年度収支が黒字化するよう、てん菜糖の国内産糖交付金の交付対象数量を調整する。農水省では、てん菜糖の在庫対策や、てん菜糖から作物への転換対策等を実施することを推進している。農家にとっては、本市の経済を考えなくてもよいとも思わせるような指導です。その中で、4点ほど挙げさせていただきます。令和8砂糖年度における交付対象数量は55万トンとし、令和5砂糖年度から令和7砂糖年度まで交付対象数量とする。ただし、令和7砂糖年度までにおいては、てん菜の作付面積が指標面積、つまり砂糖年度の交付対象数量を生産するために必要となる標準的なてん菜の作付面積としている。また、指標面積を下回る場合には、当初砂糖年度の交付対象数量は特別数量となる。また、令和8砂糖年度における特例数量については、今後検討するとされています。2番目に、てん菜糖の過剰在庫については、てん菜糖業の経営に著しく支障を来していることから、持続的なてん菜生産を図るためにも、輸入加糖調整品からの置き換えの促進など、てん菜糖の重要課題と拡大対策とを考えることになっている。てん菜糖から転換する作物、加工用バレイショや豆類をはじめとした需要のある作物については、生産者が意欲を持って転換に取り組むよう、必要な支援をするとされている。また、産地においても、指標面積に応じててん菜糖の作付の促進が図られるよう、てん菜の生産コストの削減等に必要な支援をするとされている。4番目として、糖価調整制度の持続的な運営を図るため、毎年度、調整収支の状況や、砂糖需給の動向をはじめ、てん菜の生産状況、てん菜糖業の経営状況等を踏まえ、食料・農業・農村政策審議会、甘味資源部会において、令和8砂糖年度までの交付対象数量及び指標面積について検討を行うとされている。このように、国、農水省が述べている中、本市製糖工場を抱える中、経済効果にかなりの影響を及ぼす。また、本市の令和6年度の甜菜作付振興事業について、新規として、甜菜肥料価格高騰対策事業での5,000円は貴重な補助金であることから、しかしてん菜は元肥として多くの費用を必要とします。圃場においては7袋から8袋必要となります。このままでは畑作地帯の輪作体系維持が困難になってまいります。作付減少とともに、本市の経済が難しくなると思いますが、お考えをお聞きしたいと思います。続いて、就農研修者についてです。士別市農業農村担い手支援規則に基づく施策の展開等は、どのような助成制度を活用し、担い手確保育成に努めていくのか。また、定着する地域おこし協力隊が少ないことで、担い手協議会、地区受入農家協議会の事務局との現在の活動、行動を具体的な内容の説明と、今後の対応、担い手育成への考え方をお聞きします。北海道農業・農村の概要によると、令和2年の農家戸数、個人経営体数、2年2月現在で、前年比8.2%減、基本的農業従事者数の65歳以上が占める割合は40.5%、高齢化が進んでいる。そんな中、担い手を少しでも確保しなければならない。また、いつも市長が挨拶の中で話されている、本市基幹産業農業は、農業が潤わなければならないと、市政、経済はよくならないのではないかと話されています。そんな中、農業人口が減少する現在、他からの受入れを、助成制度を増額してでも、今後の担い手確保対策に具体的な検討の考えをお聞きいたします。次に、まち・ひと・しごと創生総合戦略についてです。人口減少、少子高齢化、教育環境の変化などの問題、第2期 まち・ひと・しごと創生総合戦略の具体的な考え方や今後の戦略は、ということです。まち・ひと・しごと創生戦略についての本市ホームページ更新日が2023年2月15日と書かれていますが、資料については、平成27年、2015年の国勢調査を使用されているデータが少し古いのではないかと感じます。農業産出額のデータは、平成18年、2006年、さらに人口減少段階での分析を見ると、平成27年、2015年の人口を100とした場合、令和2年、2020年から令和7年、2025年度のデータで作られています。また、本市の高齢化の推移と長期的な見通しでは、2060年には57.38%までの上昇の見通しとされています。30年以上の見通しのデータとして近年でのデータでなければ、創生総合戦略を改善していけないのではないかと思いますが、長期的なデータだと、戦略の行動が遅れるのではないかと思いますが、お考えをお聞きいたします。また、総合戦略の計画期間が、令和2年から8年までの7年間とされていますが、中間地点での昨年までの過去のデータを分かる範囲で教えていただきたいと思います。また、7つのKの分野への波及効果について、先ほどと同じ中間報告を教えていただきたいと思います。

答弁 市長 渡辺英次

中山議員の大綱質疑のうち、北海道てん菜振興自治体連絡協議会の会長としての考え、それから本市製糖工場の立地、雇用の場の確保や、運送業に対しての地域経済の考え方について私から答弁申し上げます。まず、北海道てん菜振興自治体連絡協議会ですが、現段階で道内の88自治体が加入をしております。協議会の主な活動内容についてですが、製糖所を所在する8自治体で構成をしています幹事会により、活動内容の精査をまず行っております。また具体的な取組といたしましては、北海道、あるいは国などの関係省庁への要請活動と、それから組織のさらなる拡大、この2つを主な活動内容としているところです。中山議員お話のとおり、てん菜につきましては、これまでも何度か答弁をさせていただいておりますが、寒冷地作物の輪作体系には欠くことのできない重要な作物と考えているところであります。畑作経営の安定化、それから士別市内には製糖工場を置いておりますので、製糖工場の立地による地域経済の発展、これについても極めて重要な作物と考えているところです。お話のとおり現状で言いますと、てん菜などを原料とする国内産糖の消費量は、非常に減少しております。その理由といたしましては、人口減少、あるいはライフスタイルや食生活の変化、それからインバウンドが一時的に止まったことなどが理由と考えているところです。そういったことから、需要と供給のバランスが崩れ、砂糖の、余剰、在庫状態となっていることから、国のほうでも令和4年12月の段階で、8年までの作付指標面積が、質問にもありましたが、5万ヘクタールを目指すということになっているところです。ただ、お話のとおり、5年度につきましては5万1,000ヘクタールということで、4,000ヘクタールほど1年で減ったということでありますので、大変今危機感を持っているところであります。さらには、肥料の使用量が2倍も3倍もかかるということもあります。肥料も、大変、今高騰しておりますので、その辺りも今回、減少の原因になっていると考えているところです。そういったことから、6年度予算案につきましては、これまで取り組んでおりました、甜菜作付作業受委託促進事業、それから、生産確保支援事業対策事業のほかに、新たに肥料価格高騰対策といたしまして、新事業を御提案させていただいているところです。何としても、まずこの士別市内の作付面積を拡大できるように今後も取り組んでまいりたいと考えております。それから、先ほど申し上げました北海道てん菜振興自治体連絡協議会、さらなる加入促進も併せて、これまで以上に幹事会と加入自治体がしっかりと連携を取りながら、安定した作付面積の確保に取り組んでまいりたいと考えております。また併せまして、会長としてのお考えという質問でありましたが、これにつきましては、会長であってもなくても変わるものではございません。以上です。

答弁 経済部長 鴻野弘志(経済部長は2024年3月まで)

次に、私のほうから就農研修者について申し上げたいと思います。農業・農村担い手支援規則に基づく施策の展開、特に、どのような助成制度を活用しているかという、こういったことでありますが、本市独自の助成といたしましては、地域おこし協力隊員等を受け入れる各地区受入農家協議会に対し支援助成を行うほか、新規就農者等経営規模拡大助成、新規参入者経営安定化助成や、国の助成制度の活用も含め就農時の経営安定化を図るなど、地域農業を支える担い手確保・育成に努めているところでございます。次に、担い手支援協議会など事務局としての活動や具体的な内容についてであります。担い手支援協議会につきましては、年間複数回の協議会の開催や、普及センターをはじめとする関係機関との連携による主たる受入農家と協力隊員との面談の実施により、研修の進捗状況等を確認しているところです。そのほか、冬季学習会の開催や就農相談会への参加、またSNS等の活用により本市農業の魅力をPRしてきているところでもあります。今後についても、担い手支援協議会を通じて関係機関と連携を図り、担い手の育成に努めてまいる所存です。次に、助成制度の充実など担い手確保対策としての考え方についてでございます。このことに関しましては、さきの第4回定例会でも御意見を賜っておりますことを踏まえ、今後の担い手対策の推進や、次期総合計画を見据えて、新年度6年度には、農家人口減少対策における調査・研究事業を新規に実施することとしているところでございます。これらを踏まえ、関係機関との意見交換等により、有効な支援策について検討をしてまいる所存でございます。以上でございます。

答弁 企画課長 増田昌彦(企画課長は2024年3月まで)

私から、まち・ひと・しごと創生総合戦略に関する御質問についてお答えいたします。現在施行しております、第2期 まち・ひと・しごと創生総合戦略につきましては、本市の人口の将来展望を示す人口ビジョンと、本市の地方創生を進めるための総合戦略からなる2本立ての計画となっております。策定時期は、2020年3月であり、計画期間は、2020年度から2026年度の7年間となっております。総合戦略の中で使用しております各種データにつきましては、策定時に公表されていた最新のものを基本的には使用して利用しているところでございます。御質問にありました更新日につきましては、市のホームページに掲載した日が、基本的には載ることになりますが、2023年2月15日は市のホームページがリニューアルされた日にちということであり、この日が総合戦略の見直しを行った日ということではございませんので、更新日における戦略の見直しとはなっていないということになっております。次に、長期的なデータの活用についてでございます。人口ビジョンにつきましては、国の策定方針に基づき、本市の人口を長期的な視点から将来目指すべき将来への方向性を示し、2060年までの将来人口を展望しているところでございます。この2060年につきましては、国立社会保障・人口問題研究所、通称、社人研の人口ビジョンについても2026年を周期としていることから、こちらに合わせて本市における人口ビジョンについても策定しているところでございます。一方で、総合戦略につきましては、2026年までの7年間における具体的な地方創生に資する取組をまとめた上で、具体的な行動につなげていくということを目標に策定しているものでございます。総合戦略につきましては、長期である人口ビジョンを達成するために、総合戦略に基づく事業を中心に展開していくという構成になっておりまして、本市におきましては、3つのプロジェクトに関する事業についてKPIも設定しながら、現在取り組んでいるところでございます。そこで、中間地点における経過のデータということでございますが、総合戦略におきましては、まちの未らい創造、農業未来都市創造、合宿の聖地創造、この3つを重点プロジェクトに位置づけております。計画最終年であります2026年における数値目標、いわゆるKPIになりますが、これをそれぞれに設定しているところでございます。このKPIの達成状況につきましては、毎年、庁内及び有識者会議の中で点検・評価を行いながら、次年度以降の取組を必要に応じて改善しているところでございます。2022年、令和4年度末において2026年度の数値目標を上回っているものにつきましては、交流人口が、目標値46万人に対して約58万人、農家戸数が450戸に対し、4年度末で492戸となっております。一方で、目標値に達していない項目につきましては、成雌綿羊飼養頭数が、1,000頭に対して641頭、合宿者数が、延べ2万4,900人に対し1万6,271人、招致チーム数が、延べ500チームに対し380チームとなっております。コロナ禍の影響等により目標値を下回っているというところも当然ございますが、今後、目標到達に向けて、引き続き取組を行っていく所存でございます。最後に7つのKの波及効果についてでございます。総合戦略の中では、教育、子育て、健康、雇用、交流、観光、環境の分野、これをいわゆる7つのKと設定しまして、それぞれの波及効果を高めることを目標としているところでございます。この7つのKへの波及効果につきましては、中間での検証というところは、まだ現在行っておりませんが、計画最終年が2年後に控えておりますことから、今後、波及効果についての分析等も行っていきたいと考えております。以上でございます。

再質問 4番 中山義隆

何点か分からない点が、再度質問としてさせていただきたいと思います。肥料高騰対策、今年の補助金の算出の考え方をまずはお聞きしたいかなと思います。現場では、令和4年度、5年度での肥料については、パーセンテージも含めながらお話ししたいと思いますが、土改剤については、14%から37%は示されています。これは、ホクレンの肥料価格からちょっと聞いてみたものなんですけれども、シュガーエース、ビートに対しての肥料なんですけれども、これが4年から5年にかけて83.2%の高騰となっております。それから、農家ではちょっと考えながらBB肥料というものがあるんですが、BB肥料を使ってはどうかということで、みんな元肥にはシュガーエース、あとプランターの中に入れるときにはBBと、そういうようなコスト削減も考えて行っております。そのBB肥料についてでも82.9%、83%の高騰がありました。そして、平均してでも軒並み75%から84%の高騰です。また農薬についても、ビートは結構、昨年は褐斑病とかいろいろ病気がありますので、かなりの農薬も必要とされます。農薬についても10%から26%で高騰になっております。また先ほど、ビートから代わりの作物ということで国の中でもありました芋についてですけれども、芋も77%から82%の高騰で、肥料が販売されております。現在では現場として最低限コストを控える中、もう限界に達している感じでございます。そうした中、増反するにはかなりの無理が感じられます。そんな中、本市、本当に経済を考えるのであれば、もう少し現場を見ながら、増反への対策を考えていっていただければいいかなと思って、そのお考えをお聞きしたいと思います。また、担い手就農研修者についてなんですが、先ほど細かく回答いただきましてありがとうございます。また、地域おこし協力隊への教育の中でも、教育期間中に、実践できる学習、実践体験学習を取り入れてはどうかなという考えでは、自分では思っているんですけれども。例えば今回市のほうから別会社のところで勤めていた人が、協力隊として卒業という形の中でその使われているところに就職したということを新聞報道で見ました。そんな中、どうしても夢を持ってこうやりたいんだという、本市に来られる協力隊の方も数多くいると思いますが、そんな中、実践教育期間中に実践体験学習を取り入れる。そういうことになれば、もし3年間で卒業する中、羊であれば、3年たてば何頭か増えていると思うので、自分がもし自己経営に結びつくときに、その元手となることになるのではないかと思うんですが、いかがなものでしょうか。また、農業担い手確保についても、今外国人受入れということがかなりファクスと電話等々で私のほうでも確認できるんですが、農水省のほうの考え方が少し和らいだというか、考え方が変わったという中で、技能実習制度というのが今までは厳しい状況だったんですが、その中で、今回稲作もしくは肉用牛を含む畜産の耕種農家でも、技能実習ができる制度ができたということをお聞きしました。担い手不足の中で、本市としても外国人受入れに対しての教育、もしくはそういうことをどういうようにお考えなのか、再質問として聞きたいと思います。よろしくお願いします。

答弁 農業振興課長 藤田昌也

私のほうから、てん菜における肥料高騰対策のことについてお話をさせていただきます。中山議員のほうでもお話にありました、てん菜の肥料、反当当たり他作物と比べまして、2倍から3倍の肥料を使うということで、こちらについてはてん菜振興会、もしくは農業者の皆様に、いろいろとお話をお聞かせいただきまして、やはり今肥料がかなり高騰しているということでございますので、令和3年度と5年度の肥料価格について比べまして、大体10アール当たり1万円程度上昇しているといった結果でございました。それにつきまして市といたしましては、2分の1、5,000円を、10アール当たり交付するといった新メニューを新設して助成をしていきたいと考えているところでございます。以上でございます。

答弁 経済部長 鴻野弘志(経済部長は2024年3月まで)

私のほうからは、そのほかについて少し申し上げたいと思います。まず、てん菜作付を増やすということに対する対策、考え方でありますが、このことにつきましては、議員の御質問にもございますように、製糖所の立地自治体ということでかなり深刻なお話も私どももいただいているところでございます。そういった意味では、本年度、次年度に向けてということでありますが、何とか作付面積を増やしていただけないかということで、行政とそれから製糖所によって、いろいろな策を講じた中で各関係機関にお願いに行くだとか、そういった対策も取ってはいるところであります。今後についても、そういった取れる策について関係機関とも協議をしながらということで考えているところでございます。それから、地域おこし協力隊の在り方といいますか、その考え方で、議員からのお言葉で言うと、実践体験学習ということでございます。これについても先ほど答弁申し上げましたように、担い手支援協議会、あるいは受入れ各地区の受入農家協議会とやはり連携する中でどんなことが望ましいのか、この辺りは協議をしていくという考えでございます。それから、外国人労働者に関してでございますが、この地域での労働力不足は当然周知の事実でございますし、そういった意味では、これも先ほど答弁申し上げましたが、この担い手対策について先進的な取組をしている地域の視察、こういったことも今考えているところでございますから、そんな中でこの外国人に関してもその状況なんかが確認できればと、今現段階ではそのように考えているところでございます。以上です。

再質問 4番 中山義隆

それでは、次に行きたいと思います。令和6年度教育行政執行方針について、お伺いいたします。まず、学校教育、社会教育、教育、学習環境の整備について。昨年の定例会でも質疑させていただきましたが、改めてお聞きしたいと思います。義務教育課程において、現在の学習指導要領とは違いがあると思いますが、教育の基本は変わっていないかと思います。少し振り返ってみると、基本、授業は時代の流れによっての教育が必要と思います。学習指導についてもゆとり教育と言われる中、土曜日が休日になり、自宅学習や部活動などで当てられていたように記憶しております。そのゆとり教育時代以前、当時、地元中学校では、社会教育としてグラウンドの整備、生徒全員でのくわで草取りや鎌で草刈りなど、学校イベントが近くなると環境整備を行ったものです。また、校舎内整備として、生徒全員で窓拭きをしたものです。それ以外の土曜日は、普通授業と道徳の時間が組み込まれていました。現在、学習指導要領の中では環境整備や校内整備は、どこまで行われているのですか、お聞きいたしたいと思います。また、道徳授業では、現在の社会問題となっているいじめ問題、不登校問題など、人権教室や人権に関わる授業時間が多かったと当時は思います。現在も人権に関わる授業が行われていると思いますが、内容的にはどのような内容なのか、また何時間の授業なのか、差し支えなければ、学習指導要領の中でも指導されていると思いますので、お聞きいたしたいと思います。教育振興基本計画、2023年、2027年の中で、地域や学校でともに学び支え合う社会の実現に向けた教育の推進と誰一人取り残されず、全ての人の可能性を引き出す共生社会の実現に向けた教育の推進は、本市の地域コミュニティーを基盤とした地域での教育力、様々な体験を通じた人間力の向上だと思います。そこで、また社会教育で土曜子ども文化村から変更になった士別ふるさと体験広場の職場体験、文化芸術体験、自然活動や郷土の歴史を学ぶ学習体験で、その中で職業体験とはどのような体験を、さらなる充実を図るのかをお聞きしたいと思います。また、士別市は昔から職人のまちとも言われてきました。職人のまち士別の授業など、地元の就職活動にもつながると思いますが、体験学習などのお考えをお聞きいたします。

答弁 生涯学習部長 三上正洋(生涯学習部長は2025年3月まで)

それでは私のほうから、令和6年度教育行政執行方針、中でもまず1つ目につきましては、学習指導要領の中での環境整備や校内整備についてということでお答えいたします。学習指導要領は、文部科学省が定めているカリキュラムの基準であります。特別活動の分野としましては、学級活動、児童会活動、クラブ活動、学校行事などについての記載はございますが、環境整備や校内整備について明確には示されてございません。環境整備や校内整備については、基本的に学校業務技師が業務の中で作業しているほか、そのほかにはPTA活動の中での美化活動や企業による社会貢献などで実施をしているところです。児童・生徒の社会奉仕精神の涵養のため、校外清掃を行っている学校もございます。次に、道徳の教育についてです。道徳の授業については、小学校では平成30年度から、中学校では令和元年度から教科化され、年間35時間の授業を行っております。道徳科には、自分自身に関すること、人との関わりに関すること、集団や社会との関わりに関すること、生命や自然、崇高なものとの関わりに関すること、以上の4つの視点があり、公平・公正・社会正義や相互理解、寛容、命の貴さなどの内容項目のうち、小学校1年生と2年生は19項目、小学校3年生と4年生では20項目、小学校5年生から中学生は22項目について学んでいるところです。道徳教育の中でも人権に関わる事業としましては、道徳科以外にも社会科で基本的人権の尊重について学ぶほか、特別活動の時間を活用して人権擁護委員による人権教室を開催いただいている学校もございます。次に、士別ふるさと体験広場の職業体験を、どのような体験をさらなる活動の充実を図るのかという御質問でございます。職業体験コースの具体的な内容は、今年度、塗装業体験、販売業体験、郵便局体験、農業体験、図書館司書体験、青果店体験、高速道路工事現場見学会で、地元企業、あるいはゆかりのある企業との連携を図り実施しているところです。職業体験のメニューは、参加児童や保護者へのアンケートから希望する職業や家庭教育サポート企業などの情報を基に組立てをしているほか、新たに協力をしてくれる企業の発掘などを検討し、さらなる体験活動の充実を図っていきたいと今後も考えているところです。次に、この士別ふるさと体験広場の中で地元の職業活動につながる体験学習なのかという御質問でございます。本事業は、地域の特色を生かし、市内企業の協力による職業体験、ふだんは経験できない文化体験、市内の自然や歴史を肌で感じる自然歴史体験の機会を提供し、児童の故郷への郷土愛を育むことを目的とし、士別の子供たちが士別のことを知り様々なことを体験することで、ふるさとへの誇りや愛着を持つ心を育むことができると考えております。士別市での職種や企業を知るきっかけとなる職場見学、職場体験については、受入れが可能な企業一覧等を教育委員会で作成し、小・中・高校に情報提供をしており、学校はそれを参考に、職場見学、職場体験、インターンシップを実施しているところです。今後も地元の事業所の発掘に努めるとともに、各学校への情報提供を継続し、児童・生徒の職業体験等の選択の拡充を図ってまいる次第であります。以上申し上げ、答弁といたします。

出典:士別市議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日 議事録 PDF(3ページ) 間違いを知らせる