士別市議会 令和4年第3回定例会 2022年9月13日
部活動の地域移行について
2022年9月13日、士別市議会の一般質問で、奥山かおり議員が「部活動の地域移行について」質問し、教育長 中峰寿彰が答弁しました。
- 質問者
- 奥山かおり 議員
- 答弁者
- 教育長 中峰寿彰
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 6番 奥山かおり
次の質問に移ります。部活動の地域移行についてであります。市民の方から子育て日本一を目指さなくなったのと、このような声が寄せられました。これまで士別市においてはこども・子育て応援室を設置し、市独自の子育て支援や児童・学生に関することについては教育委員会が行ってきていると承知をしておりますし、子供への投資、費用対効果は即効性のあるものばかりではなく、将来大人になってから出るものもあると考えております。兵庫県明石市での取組が令和4年6月7日参議院内閣委員会で取り上げられているように、先進的な取組として、子供施策で人口増、経済好循環を生み出していると認識をしております。国や道の施策や支援だけでは解決しない、この地域における課題について、士別市と他の自治体を比較しても人口規模、面積、地理的要因、様々違いはありますが、よい施策はお互い参考にしながらまちづくりを進めていけないものなのかと考えておりました。この後、予算編成に当たって子供に対しての予算を減らさないでほしいという思いもありますので、次世代を担う子供たちへの支援、とりわけ部活動に関する質問を最後にしたいと思います。行政報告4ページの中に高校生の活躍の記載がありました。学生たちの活躍はとてもうれしく明るいニュースの一つであります。子供自身の素質や努力だけではなくて、保護者の理解や協力、教員や地域の大人たち、指導者がいかに関わるかによっても影響を大きく与えることになるのではないかと考えております。士別で育ったからよかったと子供たちにとっても実感できることの一つに部活動への支援もあるのではないでしょうか。士別市児童・生徒大会参加交通費助成事業として、市内の小・中学生の文化、スポーツ活動を推進するため、士別市内を除く道内の各種大会等に出場する際、市が指定する業者の輸送車両を使用する場合に費用の一部を免除しておりますが、今回は人的支援という点で質問をしたいと思います。まず状況把握ということで、士別市の現状についてお伺いをいたします。中学生の部活動への加入率、令和5年度からの移行に当たって想定される課題、スケジュールなどについてお伺いをいたします。2点目といたしまして、士別市として今後の考え方についてお伺いをいたします。 (降壇)
答弁 教育長 中峰寿彰(教育長は2023年3月まで)
ただいまの御質問にお答えいたします。初めに、中学校における部活動加入率についてです。市内4校の生徒総数390人のうち、運動系・文化系を問わず、何らかの部活動に参加している生徒数は270人で、その加入率は約72%です。次に、休日における部活動の地域移行についてです。本年6月にはスポーツ庁によって設置された運動部活動の地域移行に関する検討会議から提言が取りまとめられ、同じく8月には文化庁が設置した、文化部活動の地域移行に関する検討会議から提言が示されました。それぞれ、令和5年度から7年度までの3年間を目途に、休日の部活動を段階的に地域に移行していくことが基本とされる中、本年度においては実態把握や関係者の意向調査のほか、教員の兼職兼務の許可や引率規定等の整備も進めることが予定されています。本市においても教育委員会事務局内の関係各課連携の下に、検討協議を進めているところですが、運動部活動、文化部活動ともに多様な形態で実施されており、これらをどのような形で調整していくのが望ましいのかをはじめ、具体的な人・場所・費用などの対応、さらには学校教育としての位置づけなど、様々な課題が山積しています。一方で、検討会議としての提言は示されたものの、それらを踏まえた具体的な制度設計や対応策、財源措置などについては国や道からの考えが示されていないことから、各自治体とも取組がなかなか進んでいない現状にあります。このような状況にある中で、まずは各学校の部活動の実態を確認・把握するとともに、教職員等を対象としたアンケートを実施するなどの下、大まかな方向性を検討していく考えです。その上でモデルケース的に運動部活動の一部種目をピックアップし、競技団体とともに地域移行に向けた検討を進めていきたいと考えています。部活動改革は学校における働き方改革とも相まって、大きな方向転換の過渡期にあり、活動機会の保障に関わっては、例えば指導者に対する報酬や活動場所の選定など、これまでの仕組みになかった発想や新たな形での学校との関わりについても検討を進めなければなりません。子供たちが夢や目標を抱き、楽しさを感じながら、それぞれの思いを大切にしたスポーツ活動や文化活動に打ち込むことができる環境を整備するため、学校や競技団体、スポーツ協会や文化団体などと十分協議を重ね、現在試行している拠点校方式や合同チーム形式、あるいはスポーツクラブなど様々な観点から今後の部活動の在り方を検討してまいります。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
再質問 6番 奥山かおり
再質問をさせていただきます。私が知る限りでもウエイトリフティングですとか、スキーなどの競技において、市の職員が指導に関わって大きな成果を上げている部活動もあるかと思います。今は土日という休日の設定が想定されているようですが、行く行くは平日の放課後と拡大していくことも予測されるかと思います。教職員の働き方改革だけではなくて、市の職員においても地域貢献という観点からも関わりがあろうかと思います。国からは何かにつけて地域の実情に応じてという示され方はするんですけれども、教育長の答弁にあったとおり、予算配分などが不明であったり、通知が来るのが年度末ぎりぎりであったり、職員の方も大変かとは思うのですが、ぜひ子供たちにやはり夢を与えてあげたいなというのと、ずっと予算の話になると、お金がない、お金がないという言葉が返ってきてしまうと、この地域の明るい展望が持てない、ちょっと今回は部活動の話ではありましたが、私はこの地域に住み続けたいと思っておりますので、何らかの形で自分なりにいろんなことを頑張りたいなという思いも含めて、ちょっとお話をいたしたところです。今後も引き続き教育委員会のみならずではありますが、一言コメントをいただけたらなと思います。
答弁 教育長 中峰寿彰(教育長は2023年3月まで)
再質問にお答えいたします。ただいま再質問として、競技の中でもウエイトリフティングやスキーなどについては市の職員の指導もあってというお話もありました。これ以外にも多くの種目、特にどうしても中学校だと中体連という種目がクローズアップされがちですけれども、中体連に限らない競技や、あるいは文化系の活動も含めて目標を持って取り組んでいる生徒も多くいます。あるいは、中体連があってもそちらを選択せずに、クラブチーム形式で進めている日本全体として進めている形式の競技を選択している生徒もいます。これの指導については、お話しにあった市職員もいますけれども、それ以外に多くの市民の皆様方が関わりを持っていただいていて、例えば休日に関して、これは一部の事例になりますけれども、野球なんかの試合についてはコロナ禍でなかなか当初予定している試合ですとか、練習試合、その他もろもろのものがない中で、新たな枠組みでの試合形式、あるいは練習の機会を求めていくということが行われておりまして、当然遠い距離、札幌ですとか、そういったところに出かけていくケースもあります。そういった場合には教員がそこに引率するのではなく、地域の方々、保護者の中での代表の方、そういった方も実は指導者として一部の場合については登録もしていただかなければならないわけですけれども、本当に多くの方々の力もあって、中体連競技もそうですし、中体連以外の競技も多くの子供たちが活躍できています。今後休日を中心とした部活動、お話があったように平日もということも考えられます。子供たちにとってはその時々、学校教育の一部であれば、先生方が日常の生活と連動して見ていくことも必要です。でも一方で、指導の一貫性ということになれば、やはり地域の中で指導体制がある程度統一的にできているということも大事ですから、それらをうまくリンクさせていくということが必要だと思っています。そんな中で、今後も指導者の確保という意味では、やはり日中勤務されている方がなかなか指導できない、一方で、既に退職されている方で指導されている方がいらっしゃってて、やはりその競技はかなり充実した練習ができているので成績も上がるという状況も生まれています。市職員に限らず、市民あるいは企業の皆さんの御理解も必要なんだと思いますけれども、土日等々もそうですし、例えば夕方の時間、可能であれば毎日というわけにいかないでしょうから、交代で部活動の時間に関わっていく、あるいは部活動そのものの練習時間も従前、今までのこの4時からの時間帯ということではない時間帯の設定ということも場合によっては考える必要があると思います。ただ、もちろん生活リズムということがありますから、遅い時間までにはならないわけですけれども、先ほど申し上げましたように、運動系、それから文化系それぞれ形態違いますので、それぞれの状況に応じて、そして、そのときにはやはり多くの地域の皆さんの力添えが必要です。文科省で示している部活動指導員の報酬を現状払えるほどの状況になかなかないのは、士別市だけではありません。どこも、なかなかそういう厳しい状況があって、その辺りについてはやはりいろんな形での理解・協力もいただかなければなりません。あるいは、保護者の負担をどうするのかということもありますので、できるだけ地域の中で先ほど申し上げたモデルケース的にまずやれるところからやりながらそこを参考に広げていくということが現実的なのかなと思っています。加えて一つの競技に特化せずに、幅広い競技ですとか活動に触れられるということもできれば考えていきたいと思っています。文化系を含めてそのような形で様々な御協力いただいて、知恵をいただいて、子供たちの夢や希望やそういった目標、そして仲間づくりそういったものにいい影響を与えられる位置づけに引き続きしていきたいと思っておりますので、ぜひ市民の皆様にも御理解・御協力いただきたいと思っています。以上です。────────────────────────────────────────