士別市議会 令和7年第2回定例会 2025年6月17日
高等学校の存続に向けて
2025年6月17日、士別市議会の一般質問で、奥山かおり議員が「高等学校の存続に向けて」について質問し、教育長 泉山浩幸が答弁しました。
- 質問者
- 奥山かおり 議員
- 答弁者
- 教育長 泉山浩幸
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は市のサイトの一般質問の一覧の表記です。
質問 6番 奥山かおり
令和7年第2回定例会に当たり、通告に従いまして一般質問をいたします。まず初めに、高等学校の存続に向けてと題しまして質問をいたします。高等学校、とりわけ士別東高校に関して伺います。東高校に関しては、これまでも多くの議員の方々が質問として取り上げ、様々な視点から提言がされているところです。昭和34年に建てられ、築60年以上が経過、校内はきれいに使用されているとはいえ、必要となる修繕をしてきたとはいえ、やはり校舎の老朽化が顕著であります。市民の方から寄せられる声といたしまして、不登校だった子供が、学校に行くのが楽しいと言って通うようになってよかった、市の財源が決して潤沢ではないことから、現在閉校となっている学校を利活用できないものなのか、また、地域性を生かしていることから、上士別に残すとなればどうなるのかなど、これからも小規模校だからこそのメリットが生かされていくことを望む立場から質問をしております。まず1点目といたしましては、今後の校舎の在り方についてどのように考えているのか、また、今後予定されているスケジュールについてお伺いいたします。次に、ホームページを確認しますと、在校生は、1年生が7名、2年生が6名、3年生7名、計20名と分かりますが、現状把握のため、併せて令和3年度からの生徒数の推移についてもお聞かせ願います。最後になりますが、地域みらい留学についての考えについてもお伺いいたします。ちょうど地域みらい留学をコーディネートされている方とお話しする機会に恵まれました。この事業に関しては、国としても地方創生として力を入れていること、道内での成功事例のお話も聞かせていただきましたが、高校時代からそれぞれの自治体に高校生として移住をして、そのまま高校3年間を過ごして、就職先もその自治体を選んでくれて、定住にもつながったといったお話も聞きまして、メリットとしてもあるのではないかなと考えました。士別市として考えがあるのか、この点も伺い、質問を終えます。 (降壇)
答弁 教育長 泉山浩幸
奥山議員の御質問にお答えいたします。初めに、士別東高校校舎の老朽化についてです。東高校の校舎は築後60年以上が経過し、これまで幾多の修繕工事を繰り返しながら校舎機能の維持に努めてきました。しかしながら、現校舎における生徒の安全・安心かつ適切な教育環境、教育施設としての維持管理に限界が見受けられることから、数年先をも見通し、かつ、速やかな対応が必要であると認識しております。そこで、今後の校舎の在り方についてですが、現校舎の大規模改修については、校舎の現状から、また、校舎の新築については、多大な建設費用から大きな財政負担が想定され、現状の市の財政状況を鑑みると難しいものと考えています。そのため、現在進めている士別市公共施設マネジメント基本計画に基づき、既存施設の最適化の観点からも、市のストック財産である教育施設の活用も鑑みながら進めていくとともに、その間の現校舎の維持管理につきましては、これまで同様、生徒の安全・安心を踏まえた管理に努めてまいります。次に、今後のスケジュールについてです。今年度からの本格的な検討開始に当たり、現時点においてスケジュールの詳細についてはお示しできませんが、まずは学校内で教育課程や教育環境などについての方針をまとめ、地域の皆様との意見交換を丁寧に進めながら、生徒のよりよい教育環境の実現に向けて具体的な検討協議を進めてまいります。次に、生徒数の推移についてです。直近の5年間の生徒数の推移は、令和3年度25名、令和4年度25名、令和5年度25名、令和6年度16名となっており、今年度については新入生が7名入学し20名となっており、おおむね学年7、8名程度の生徒数で推移しているところです。最後に、地域みらい留学についてです。士別翔雲高等学校に対する地域みらい留学の活用については、令和6年第1回定例会の大綱質疑において真保議員にお答えしたとおりです。一方で、東高校においては現在、様々な事情で学校に通うことが難しかった生徒が多く在籍していることも踏まえ、社会から孤立しないように地域とつなげる移行支援や、生徒個々に合わせ、中学校から高校への学習を円滑につなげる学び直しなど、独自のカリキュラムに取り組んでいます。また、小規模校の特色を生かし、生徒一人一人の個性や特性に対応した指導の実践を心がけています。こうしたことから、全国から生徒を集める地域みらい留学については、学校の指導方針、教育方針にそぐわない部分だとか、それから施設環境の課題もあることから、現時点で活用することは考えていないところであります。東高校は、先ほど申し上げたとおり、様々な課題や環境の下で入学した生徒が多いことや、地域とのつながりといった教育資源が豊富であるといった特色があり、地域と連携し、学ぶ意欲にあふれ、地域活動に貢献することができる人材育成を目標に、生徒一人一人を大切にした教育活動、社会で生きていく力を育む教育活動をベースに、東高校だからこそできる教育、東高校にしかできない教育を実践しています。どんなときも生徒に寄り添い、地域とのつながりの中でふるさとに対する愛着や誇りを育んだり、社会性や望ましい勤労観、職業観を身につけさせたりするなど、自立した社会人として地域社会に貢献できる人材を育んでいます。小規模校ならではの生徒一人一人に適切な指導と必要な支援ができる東高校の存在は貴重であり、今後も多様化する社会において必要とされる教育施設であるものと考えているところです。以上申し上げ、答弁といたします。 (降壇)
再質問 6番 奥山かおり
確認もしたいので再質問をさせていただきたいと思います。小規模校という捉え方なんですけれども、生徒数としての具体の数字とかというのはどれくらいと思えばいいものなんでしょうかというのと、今後、地域の方々ともお話をしていく、意見交換をしていくというのがスケジュールとしてお示しをされたのですが、この地域が指すのは、上士別という地域だけではなくて、士別市内、もう少し広い範囲という意味の地域で捉えればよろしいのか、その点について教えていただきたいと思います。
答弁 教育長 泉山浩幸
奥山議員の再質問にお答えさせていただきます。まず、小規模校の定義なんですけれども、高校の場合、間口というものがあります。1クラス40人という間口、その間口が1間口であったり、今の高校の適配によると、入学者が9人を2年間下回ると募集停止になるだとか、そういった辺りで、一概にどの人数が小規模ということは私も押さえていないところでございます。そんな中で、教員数もその生徒数によって決まってきますので、そうなると生徒1人当たりの教育活動にどれだけ教員が関われるかというよさは、やはり小規模校のほうがより密度が濃いですし、東高校の場合はなかなか難しい子だとか、社会とのつながりに少し難を来している子がいるので、そういった辺りでサポートができているというところは議員御指摘のとおりだと思います。そういった形で、今、教育活動が進んでおります。それから、地域と一体となったという言葉は何度か答弁させていただきましたけれども、義務教育の場合であれば、入学通知書は近隣のところから来て、そこに通うというのが原則なんですけれども、高等学校の場合は一律、どこからでも通えるというところでございます。そんな中で今現在、上士別地区から通っている子供はいません。ですから、ここで言う地域と一体となったというところは、地域に学校がある、そして近隣の地域の教育活動、教育資源を生かした教育活動が展開できるという意味での地域、まずそこにあるというところです、校舎が。もう一つは、上士別地区は今いませんけれども、士別中央地区だとか、それから和寒、剣淵、近隣の市町から子供が来ておりますので、少し広域に考えて、義務教育よりもう少し広域に考えた中での地域ということで、二通りの地域という意味での関連した教育活動を展開しているということで私どもは押さえているところでございます。以上でございます。