士別市議会 令和4年第1回定例会 2022年3月9日
市政執行方針について
2022年3月9日、士別市議会の大綱質疑で、中山義隆議員が「市政執行方針について」質問し、農業振興課長 藤田昌也、経済部長 鴻野弘志が答弁しました。
- 質問者
- 中山義隆 議員
- 答弁者
- 農業振興課長 藤田昌也、経済部長 鴻野弘志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 中山義隆
令和4年第1回定例会に当たり、通告に従い、大綱質疑を行いたいと思います。質疑前に、移住定住と広報・広聴については取下げをしたいと思っております。市政執行方針について、まず初めに寒冷作物と企業について、魅力と活力あふれるまちづくりの分野で、第4次農業・農村活性化計画に基づく施策の中で、着実な推進、持続可能な生産基盤の確立を図る本市農業の発展に寄与する政策提言を行う中で、本道には欠かせない、寒冷地域の転作体系にも欠かすことができない作物の一つであるてん菜の振興に向けては、生産確保支援対策事業とは、今までの第1次から第3次までの農業・農村活性化計画では、どのような施策の推進を行ってきたのか。また、第1次から第3次までの間の面積の変動、収量、糖度などは、どのようだったのかお聞きしたいと思います。また、生産確保支援対策事業では、第4次農業・農村活性化計画ではどのように変わったのかお聞きしたいと思います。また、生産者にとっては、春一番作業から遅れの取れない秋の収穫、小規模面積でも大規模面積でも遅れることができないことなどから、生産確保支援対策事業で農業機械の補助対策、真空播種機やビートハーベスターなどの補助事業を組み立て、小規模農家の生産者の生産面積の確保に地域ごとに予算の枠組み、機械台数の制限を求め、小規模農家の面積確保に結びつく事業として考えてはいかがでしょうか。また、本市市長は北海道てん菜振興自治体連絡協議会の会長を務める中で、本市の製糖工場がある中、作付面積や収量については水準より低くすることができない状況でもありますので、関係機関を含め加入自治体と連携を図りながら、国・道への助成金の推進を行っていただきたい。お考えをお聞きしたいと思います。次に、国営農地再編整備事業について、また担い手確保推進についてを議題にいたします。今年で上士別国営農地再編整備事業が終了し、また換地清算事業も終わり、関係機関では長きにわたりお世話になり、推進室には旭川開発局とのパイプ役として活躍していただき、誠にありがとうございました。当時、上士別地区では、道営土地改良事業として進められていました担い手育成基盤整備事業概念として、士別市作成の農業・農村活性化計画で市は農業振興計画等に従って、1から数集団を対象に農業構造改善の目標、農地流動化計画、農業・農村整備の目標等について策定し、これを地域の基本計画として位置づけている。このことについては、今も変わっていないと思います。その中で、1として、担い手育成基盤整備実施計画書の策定、ハード事業として担い手育成基盤整備事業の実施を予定している地域について、担い手に農地利用集積を促進し、併せて生産基盤の整備計画、生産環境の整備計画等を内容とする実施計画を策定する。2として、担い手育成基盤整備実施計画書の策定、ソフト事業として、将来地域の担い手として育成すると見込まれる担い手の経営する経営農地面積が対象事業終了5年後に実施前と比較して20%以上増加することを条件に、農家負担軽減の適用を受けることができる。その内容としては、1、無利子資金の貸付事業として、年度農家負担の6分の5が無利子資金適用となり、2として、高生産性農業集積事業利用検討加算促進費の6分の1が有利子、当時の補助率は国が50%、道が32.5%、受益者が17.5%。しかし、これでは地域担い手に対して、事業費の負担率が多過ぎることから国営農地再編整備事業、中山間地域型を平成7年度に創設。事業のいろいろな採択要件の中、国が75%、道が18%、地元が7%、うちガイドラインとして4%、農家負担率が3%で事業を進められてきました。国営事業の支払いについては、採択地域が事業終了後、換地清算終了後の支払い償還が始まります。しかし、今行われている中士別道営補助事業については、平成26年度期成会設立その後、調査設計第1地区から第4地区に分けられ、平成30年度より第1地区から工事が始まり、第2地区が昨年、第3地区が本年度、本年度事業が98ヘクタール行う計画になっている。この事業の負担率が、国が55%、道が32.5%、個人負担が12.5%。その個人負担の中で5%をパワーアップ事業として取り入れ、国が2.75%、道が1.125%、市が1.125%、農家負担率が7.5%になり、支払いについては3年据置きの12年払い、長期工事ではかなりの農家負担になる。国営事業から見ると、今後の農業経営や担い手に大きな負担をかけることになり、また事業採択までには時間がかかることなどから、今後、他地域での土地改良事業の推進では考えていかなければならないと思います。令和4年度の市政執行方針にも書かれている本市の農業が関係機関との連携で情報収集に努め、機会を捉えて本市農業の持続的な発展に向けた政策展開を求めるとは、どのような政策展開を求めているのか。また第4次農業・農村活性化計画に基づく施策の着実な推進とはどのような推進を計画しているのか。具体的にお聞きしたいと思います。また、本市農業の発展に寄与する政策提言の実施とは、どのようなことを実施したいのか、具体的にお聞きしたいと思います。また、国営事業には担い手によるIT農業や大型機械やGPSを活用した近代的農業を目指し、後継者や担い手の推進にもつながり、本市農業を守り夢ある未来をつくるために、大区画事業による生産コストの削減、労働時間の削減、大雨、洪水時でのミニため池の活用など、数多くのメリットが考えられると思います。本市農業に対する長期計画も重ねてお聞きしたいと思います。以上をもって、私からの質疑とさせていただきます。
答弁 農業振興課長 藤田昌也
寒冷作物と企業について、お答えいたします。初めに、生産確保支援対策事業とはについてでございます。生産確保支援対策事業とは、畑地におけるてん菜の作付面積10アール当たり3,000円を生産者に補助する事業となっております。次に、第1次から第3次までの農業・農村活性化計画ではどのような施策の推進を行ってきたのかについてでございます。寒冷地域で輪作体系に欠くことができない作物の一つでありますてん菜につきましては、第1次計画段階から施策の中に土づくりにおける輪作体系の確立の取組といたしまして、生産振興を図ってきております。次に、第1次から第3次までの間の面積の変動、収量、糖度はといったことについてでございますが、てん菜の作付面積につきましては、第1次計画策定時には、約500ヘクタールの作付面積でありましたが、継続的な生産振興を図ることによりまして、令和3年度実績では約670ヘクタールまで面積が拡大しているところです。収量、糖度につきましては、各年度の天候により差はありますが、平均して収量はヘクタール当たり55トン、糖度は16.3度で推移をしております。次に、生産確保支援対策事業は、第4次農業・農村活性化計画ではどのように変わったのかについてでございます。現計画同様、畑地におけます転作の作付面積10アール当たりに3,000円を生産者に補助しているところです。次に、生産確保支援対策事業で真空播種機やビートハーベスターなどの補助制度などの補助事業を組み立て、小規模生産者の生産面積の確保が見込まれる地域ごとに予算の範囲、機械台数の制限を決め、小規模農家の面積確保に結びつく事業として考えてはいかがでしょうかについてでございます。てん菜につきましては、てん菜作付振興事業によりまして、生産確保支援対策事業をはじめ、甜菜作付機械化促進事業、甜菜作付作業受委託促進事業などの5つの事業により生産振興を図ってきております。てん菜のみに使用するビートハーベスターや移植機については、甜菜作付機械化促進事業におきまして、面積要件を設定し、地域や台数の制限を設けず購入費の4分の1を5年に分けて補助をしております。小規模生産者におきましても、複数個で要件を満たす場合は補助をしております。真空播種機につきましては、播種板等の交換により大豆などの種子をまくことができますことから、補助の対象とはしておりません。ただし、真空播種機に使用いたしますてん菜に使用する播種板などにつきましては、てん菜用アタッチメントとして補助の対象としているところです。このことにつきましては、てん菜の生産振興に係る補助として、士別市甜菜振興会やJA、日甜など関係機関と協議をいたしまして、この内容を決定しているところでございます。次に、関係機関を含め、北海道てん菜振興自治体連絡協議会加入自治体と連携を図りながら国・道への助成金の推進を行っていただきたいについてでございます。てん菜につきましては、寒冷地域での輪作体系上、欠くことのできない作物であります。畑作経営の安定化、さらには製糖工場の立地によりまして、製糖機関におけます雇用の場の確保、運送業や機械設備の保守管理業などの関連産業への需要を含め、地域経済の発展において極めて重要な作物であると認識をしているところです。てん菜振興の継続実施や農業者の皆様やJA北ひびき、士別市甜菜振興会など関係機関の御協力により、面積確保拡大が図られてきたところです。今後におきましても、北海道てん菜振興自治体連絡協議会の加入団体と連携を図りながら、経営所得安定対策におけます畑作物の直接支払交付金等により農業者の所得が確保されるよう、国及び北海道に対しまして提案活動を行い、てん菜の振興を図ってまいりたいと考えております。次に、本市の農業が関係機関との連携で情報収集に努め、機会を捉えて本市農業の持続的な発展に向けた政策展開を求めるについてでございます。国内の農業情勢につきましては、TPPや日米貿易協定などの各協定の発行によりまして、長期的には食の安定や農作物への安定生産などの不安、様々な影響が懸念をされております。今後も農畜産物の輸入動向等注視していくとともに関係機関との連携により情報収集を行いまして、本市農業の現状を把握し、持続的発展に向け、国や道に対し市長会等を通じて政策展開を求めてまいります。次に、第4次農業・農村活性化計画に基づく施策の着実な推進とはどのような推進計画を立てているのかについてでございます。第4次士別市農業・農村活性化計画は、基本目標を持続可能な生産体制の確立といたしまして、第3次計画に引き続き、土づくり、収量アップ、人づくり、農村づくりを4つの柱に据えて、15項目の取組と推進事項を掲げ、関係機関との連携の下、各施策を展開してまいります。次に、本市農業の発展に寄与する政策提言の実施とはどのようなことを実施したいのかについてでございます。水田活用の直接支払交付金などの見直しについて、国の動向注視をしていくとともに、JA北ひびきをはじめ、各関係機関と連携し、地域の実情に即した総合的な対策を講じるよう国・道へ要請してまいりたいと考えております。以上でございます。
答弁 経済部長 鴻野弘志(経済部長は2024年3月まで)
私からは本市農業に対する長期的な計画、あるいは展望ということでお答えを申し上げます。まず、長期的な計画に関してでございますが、現在ローリング作業を進めております士別市まちづくり総合計画次期実行展望計画、これは2029年、令和11年度までの長期スパンの計画でございます。その分野別計画として、先ほど来申し上げてございます士別市農業・農村活性化条例に基づく士別市農業・農村活性化計画を策定して、総合的な農業・農政の推進を図ってまいるということでございます。一方、国営事業等に関する長期展望のようなものでございますが、国営事業は御案内のとおり北海道開発局がその事業主体でございます。これは全道各地からの要望を踏まえ、計画的に事業展開がなされているところでもございます。北海道開発局とは本市においても、年度替わりなど、都度、情報交換を行っているところでもございます。御案内のように、基盤整備事業に関しては、国営を含め十数年スパンという長期にわたるところでございます。本市農業の推進に当たりましては、地域の実情・要望を把握し、一方で、本市農業の持続的発展に寄与することを前提に北海道開発局とも相談、あるいは要請等を行いながら、長期的な展望に立ちたいというところで考えているところでございます。以上です。
再質問 2番 中山義隆
再質問ではございませんけれども、てん菜の件にしてでも、やはり数を集めることによって本市の全体の収量が上がるということになると思いますので、支援対策事業、機械支援や何かについてでも、秋はやはり天候が悪いということで集落単位ということではなく、チャンネル数を増やしながら、そういう支援を行っていただきたいと、これは一応要望なんですけれども。それと反当3,000円くらいでは、なかなか低い額かなと。これはずっと1次から4次まで変わっていないということに、ちょっと違和感を持つんですけれども。また、そんな中で、本当に本市が、てん菜の工場を持続可能としていくのであれば、もうちょっと角度を変えながら見ていただければという感じに思っております。答弁はいいんですが、そういうことを思いながら事業展開を進めていっていただきたいと思います。以上で終わります。