赤平市議会 令和8年第1回定例会 2026年3月12日
市政執行方針について
2026年3月12日、赤平市議会の市政執行方針演説に対する一般質問で、丸山勝正議員が「市政執行方針について」質問し、市長 畠山渉が答弁しました。
- 質問者
- 丸山勝正 議員
- 答弁者
- 市長 畠山渉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
件名は、議員が最初の質問で述べた言葉から取ったものです。
質問 4番 丸山勝正
議席番号4番、公明党、丸山勝正です。通告に基づき、質問させていただきます。ご答弁よろしくお願いいたします。件名1、市政執行方針について、政策の考え方についてです。市長は、市政執行方針の冒頭で政策は空想や理念によって生まれるものではありませんと述べられましたが、私はとても違和感を覚えました。これだけだと今はやりの切取りになってしまいますので、その後の文脈に触れますと、地域の実情を把握し、正しく認識した上で決定されるべきものでありますというふうに述べられています。これは、確かにそうでありまして、異論はございません。私が市長に問いたいのは、第6次赤平市総合計画の基本構想で将来に向けて本市が目指す総合的かつ計画的なまちづくりの基本理念を示すものとして将来像、ひと、自然、産業が輝く協働と共創のまち赤平というものが示されているのに、この基本理念を否定するのか、はたまた諦めたのかと捉えかねない今回のこういう発言の真意はどこにあるのか、市長にお尋ねいたします。
答弁 市長 畠山渉
政策の真意についてでございますが、私は令和元年度所信表明の中では、いかなる政策であってもその立案作業の出発点は現況の調査であります。また、政策とは、空想や理念によって生まれるものではなく、社会の実態を把握し、これを正しく認識してこそ地に足のついた政策が生まれるものと考えておりますと申し上げております。また、令和3年12月の第4回定例会の中では、政策とは問題解決の手段、方法の体系であり、まず問題が存在して初めて政策立案する必要性が生まれるものと考えておりますと申し上げております。さらに、行政は事後的な対応だけではなく、将来発生し得る問題を予測し、未然に防ぐための予防的な政策も重要であると考えております。つまり私が申し上げました問題とは、必ずしも顕在化した問題に限定されるものではなく、将来に問題となることが予想される問題、つまり潜在的な問題も含まれるものと考えております。なお、総合計画の基本理念につきましては、本市が目指す将来像やまちづくりの方向性を示す重要なものであり、政策を検討する際の基本的な考え方となるものと認識しております。一方で、具体の政策につきましては、市民生活の中で生じている問題や将来的に予想される問題を踏まえながら検討していくものであると考えております。この考え方は、現在においても変わるものではありません。ご質問にありましたが、総合計画の基本理念から政策は生まれるのではないかと考えるとのご指摘のように、基本理念を踏まえた政策については様々な考え方があり得るものですから、議員のお考えも含め、今後の議論の中でさらに深めていければと考えております。
質問 4番 丸山勝正
今のご答弁で市長の言われる政策というのは地に足のついた政策なのだということは分かりました。そして、昨年の答弁で事後的な対応だけではなく、将来発生し得る問題を予測し、未然に防ぐための予防的な政策も重要だと考えていますし、将来的に問題となることが予測される問題、潜在的な問題も含まれていますというご答弁もありましたので、それも理解できました。その後総合計画の基本理念について触れていただきましたけれども、政策を検討する際の基本的な考え方になるものと認識しているということで分かりました。様々な考え方もありますよねということなのですけれども、そこでこの基本理念、ひと、自然、産業が輝く協働と共創のまち赤平と、この上といいますか、文章として将来像って書いているのです。将来像、ひと、自然、産業が輝く協働と共創のまち赤平を目指していきましょうというところが僕はすごく今回いろいろ読み返してみてこの将来像を示してほしいのだということだと思うのです。ですので、単純に基本理念とか理念とかという、言葉尻になってしまったらあれなのですけれども、将来像ってあって、ひと、自然、産業が輝く協働と共創のまち赤平なのだと、を目指していくのだと、ひとが輝き、自然が輝き、産業が輝くと、協働と共創、みんなで一生懸命頑張って共につくり上げていこうと、まちを。そういうところでこれを再確認したいなという思いで今回質問させていただきました。ですので、この基本理念の考え方というか、それを市長から再度確認させていただけたらなと思うのですが、いいですか。
答弁 市長 畠山渉
基本理念の考え方ということですけれども、基本的な理念でございますので、政策などを進めていく上での考え方の基本といいますか、根底にあるものというふうに思っております。今のお話にありましたひと、自然、産業が輝く協働と共創のまち赤平ということでテーマというふうになっていますから、目指すべき方向性を一言で申し上げますと、こういうことになるというようなもので、具体的な政策というのは載っていないと思うのですけれども、私は目指すべき方向性と、それは総合計画であったり、あとしごと・ひと・まち創生総合戦略といったものにもつながってくるのではないのかなというふうに考えております。
質問 4番 丸山勝正
一言で言えば、ビジョンかなと思うのです。ビジョンが足りないのかな、今と思っております。地に足のついた政策は、確かにしっかり本当に堅実にされているとは思うのですけれども、将来像、ビジョンがちょっと足りないのかなというふうなことで、何かちょっと言葉が引っかかったと言われたらあれなのですけれども、そのように私は考えました。ただ、答弁にもありましたけれども、様々な考え方があり得るというふうにおっしゃっていらっしゃいますので、僕もそれはそのとおりだなと。だから、僕の考えが全てではないと思います。ただ、それどういうふうに捉えるかということでありまして、繰り返しになりますけれども、この将来像、ひと、自然、産業が輝く協働と共創のまち赤平、非常にすばらしい基本理念だと思いますので、これを本当に再確認するためにも今回あえて質問させていただきましたので、この質問につきましては以上で終わらせていただきます。次の質問に移ります。項目の2です。健やかな暮らしをともに支え合うまち、地域福祉の充実で高齢者世帯等除雪費助成事業につき、冬期間の喫緊の課題である雪処理の支援についてと述べられました。この支援事業につきましては、私も過去数回質問し、昨年12月の定例会でも同僚議員が質問し、議論しております。上限2万円の補助について昨今の物価高を考慮いたしますと、見直しが必要な時期と考えるのですが、令和8年度予算に向けて見直しの検討を行ったのか伺いたいと思います。
答弁 市長 畠山渉
高齢者世帯等除雪費助成事業の見直しにつきましては、これまでも市議会でのご提言や本年町内会連合会からの再要望をいただいておりまして、その趣旨については十分に認識しているところでございます。議員ご質問の令和8年度に向けた見直しの検討についてでございますが、赤平市といたしましては昨年12月の定例会において申し上げましたとおり、本事業は新たな財政負担を伴うものでありますことから、現時点においてはこれまでの様々な角度から研究していくという基本的な考え方を維持し、令和8年度予算につきましても現行制度を継続することとしたところでございます。今後におきましては、制度の持続可能性や財政面への影響を十分に考慮しつつ、助成額の在り方に加え、対象要件なども含め、引き続き様々な角度から研究してまいりたいと考えております。
質問 4番 丸山勝正
ありがとうございます。今の答弁で本年1月には連合町内会からも再要望があったということです。それ以後見直しについて検討はしているけれども、当然のことながら新たな財政負担を伴うので、残念ながら8年度の予算については現行制度を継続するという結論に至ったということで納得いたしました。引き続きこの助成事業につきましてはさらなる研究をお願いしたいなというふうに思います。それをお願いしまして、次の質問に移ります。要旨の2です。高齢者福祉支援の充実。令和6年スタート、本年までの計画を網羅した第9期赤平市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画の中で令和7年頃の後期高齢者の増加に関して既に赤平市では始まっていて、そこに団塊の世代が追加される予定で人口減少も進んでいるため高齢化率は横ばい傾向、そうした中、着目すべきデータがありました。これは、全国推計による認知症推定有病率の割合というものなのですけれども、それを赤平市の高齢者推計人口に当てはめますと、現在の本市の認知症高齢者数、65歳以上の高齢者の中での認知症の推定有病率、認知症になって、そういう方が800人程度ということを推計されております。大変厳しい現実だなというふうにそれを見て思いました。認知症対策の推進として、市は新しい認知症観に基づく認知症施策推進計画を第10期赤平市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画と一体的に策定すると述べられていますが、その具体的な取組についてお伺いいたします。
答弁 市長 畠山渉
認知症施策推進計画でございますが、認知症施策の総合的かつ計画的な推進を図るために策定する市町村の任意計画となっております。赤平市といたしましては、新しい認知症観に立ち、認知症施策を進めることが重要との考えから、第10期赤平市高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画と一体的に計画を策定することといたしました。計画策定の具体的な取組についてでございますが、認知症当事者やその家族の声を施策に反映させるため、ワーキンググループ、認知症を共に考える会を設置いたします。そこでは、認知症の方やその家族の方の日常生活での思いや困り事、地域に望む支援などについて直接意見を伺う場として、認知症の方の支援に関わる専門職やほっかいどう希望大使の松本健太郎様にもメンバーとして参画していただきます。このほか、認知症初期集中支援チームや地域で活躍していただいておりますチームオレンジなどの関係者から現場で直面している課題や施策への意見を伺うことなどを予定しております。
質問 4番 丸山勝正
認知症施策推進計画というのは、あくまで任意計画なのだということが理解できました。具体的な取組としては、ワーキンググループの認知症を共に考える会を設置するということ、またほっかいどう希望大使である赤平出身の松本健太郎さんにもメンバーとして参画していただけると。また、認知症の初期集中支援チームですとかチームオレンジなどから課題、施策の意見を伺うことも予定しているということで本当に力が入っているなというふうに思いました。この中で新しい認知症観というのがあるのです。これは、厚生労働省の文書がありまして、認知症になったら何もできなくなるのではなく、認知症になってからも一人一人が個人としてできること、やりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間等とつながりながら希望を持って自分らしく暮らし続けることができるという考え方と、これが新しい認知症観と。これに基づいてこの推進計画をしていくということでございますので、本当にすばらしいなというふうに思っております。ですので、しっかり取り組んでいただいて成果を出していただけたらなということを申し述べまして、この質問終わります。項目の3、安全・安心で快適に暮らせるまち、上水道、下水道の保全、上水道については今後の運営体制について検討を重ねてまいりましたが、費用面から精査した結果、本市にとっては単独運営を継続することが財政面で有利であるとの判断に至り、今後の方向性が示されました。漏水事故の未然防止と管路の耐震化率向上に努めると述べられましたが、経営安定のためにも効率的に漏水を発見し、対策を行う漏水調査の必要性を感じますが、市長の考えを伺います。
答弁 市長 畠山渉
議員ご指摘のとおり、漏水対策は水資源の無駄を防ぐだけではなく、有収率の向上を通じた経営の安定化、さらには道路陥没等の事故を未然に防ぐ危機の未然防止の観点から極めて重要であると認識しております。本市では、限られた人員と予算の中で最大限の効果を上げるため、デジタル技術と専門業者の知見を組み合わせた漏水調査を展開しております。現在本市においては、音を感知するセンサー10基を賃貸借にて導入し、効率的な監視体制を構築しております。具体的には、センサーを固定せず、市内の水道管の附帯設備である仕切り弁等に対し、期間を定めて順次設置場所をローテーションさせております。これにより、少数のセンサーであっても計画的に市内の管路状況を網羅的に把握することが可能となっております。使用水量の少ない深夜時間帯の音圧を自動計測し、過去の同一地点のデータと比較、分析を行い、異常値が確認された場合には直ちに委託業者へ指示を出し、現地での音聴調査等を実施しております。これにより、地上に漏れ出してこない地下漏水を大規模な破損事故に至る前の段階で早期に特定し、修繕につなげております。このセンサーの巡回監視による予兆管理は、従来の広範囲をしらみ潰しに調査する手法に比べ、調査コストの大幅な削減と発見精度の向上を両立させるものであり、老朽管更新計画の優先順位づけにも活用しております。ICTを賢く活用した予防保全型の管理を徹底することで無駄な経費を抑制し、将来にわたって持続可能な水道事業の経営基盤を強固なものにしてまいりたいと考えております。
質問 4番 丸山勝正
もう既に漏水調査真剣に取り組まれているというのが分かりました。具体的には、センサーを固定せず、市内の水道管の附帯設備である仕切り弁に対し、期間を定めて順次設置場所をローテーションさせているということで、なるほどというところです。センサーの巡回監視による予兆管理というのは、非常に効率のいいものだというところも理解できました。ただ、現在やはり赤平の有収率は75%ぐらいということを伺っておりまして、これを本当に1%、2%上げるのも大変な労力、努力が必要かと思うのですけれども、本当に経営安定化を考えればそこをどうしていくかと、どう頑張るかというところかと思いますので、そのところは本当に限られた人員と予算というところで担当課も大変かと思うのですけれども、頑張っていただきたいなということを述べまして、この質問を終わらせていただきます。